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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  青天を衝け

大河の視聴率について少しばかり

『青天を衝け』関連投稿、今回も週後半になることをまずお断りしておきます。

ところでまた数字の話を出すようで何ですが、『青天を衝け』の第2回の視聴率は16.9パーセントでした。第1回の20パーセントはやはりご祝儀であったと言えるでしょう。無論関東が舞台であるとは言え(つまり地元の数字がそのまま公式発表されるとは言え)、幕末から近代にかけての大河としてはいい方です。しかし、第1回から3.1パーセント落ちたというのは、かなり下げ幅が大きいのではないかと思います。

一応2010年以後の大河を例に取ってみますが、これ以外に第1回と第2回で3パーセント以上の差がついたのは

花燃ゆ(第1回16.7、第2回13.4で-3.3)
いだてん(第1回15.5、第2回12.0で-3.5)

この2つだけです。どうもこの2作の平均視聴率が芳しくなかっただけに、今後がやや心配ですが、無論これからどのようになるかはまだわかりません。(それでも『花燃ゆ』の場合、面白いシーンもいくつかはありました)

また第1回と第2回のギャップだけでなく、最終回とその1つ前との差が大きな作品もあります。
『龍馬伝』、『江』、『八重の桜』、そして昨年の『麒麟がくる』がそれに該当します-ところで『麒麟がくる』の総集編をやっていたようですが、生憎観ていません。

龍馬伝(第47回17.6、第48回21.3で+3.7)
江(第45回15.6、第46回19.1で+3.5)
八重の桜(第49回12.2、第50回16.6で+4.4)
麒麟がくる(第43回13.9、第18.4で+4.5)

尚『龍馬伝』と『江』は、12月に『坂の上の雲』が放送されたため放送日程は短く、また『江』は3月13日の放送が休止となったので、さらに短くなっています。『麒麟がくる』は最早言うまでもありません。

これらの作品の数字を見て思うのは、最終回の少し前まではやや落ちていたのが、恐らくは最終回だからということもあって、数字が跳ね上がっていることです。特に『龍馬伝』や『麒麟がくる』は、最終回の内容はほぼわかっているわけですから、この時だけリアルタイムで視聴した人もいるでしょう。ただし『龍馬伝』で、テロップでニュースが流れたのは興ざめでした。

大体において最終回の数字は高めに出るものですが、『花燃ゆ』や『真田丸』の場合は低くなっています。特に『真田丸』は、第49回と第50回が14パーセント台となっています。明らかに昌幸が退場してから数字が落ちた印象があり、その意味であれはやはり『大河真田昌幸』でした。

飲み物-ホットワイン2
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[ 2021/02/24 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第1回に関して少々

『青天を衝け』、第1回のあらすじと感想を書くべきかで迷いましたが、今回は手短に、それも部分的な感想だけ書いておきます。

まず例の「蚕のダンス」ですが、あれは無理やり感がありますね。そもそも桑の葉をやっているシーンだけでいいはずなのですが…先日書いたように、話題作りというか受け狙い的な意味合いがあったのかも知れませんが、どうも見当違いのように思えます。それなら他にも話題性を盛り込むことはできるでしょう。

それと最後の方で、千代の櫛が川に流されて栄一が拾ってあげようとします。しかも流れが速くてついて行けず、危ないからよせと言われるのですが、そこで櫛を拾ってくれていたのが、先ほど見た「罪人」の高島秋帆でした。こういう人物と子供時代の主人公を会わせるのは、過去の大河でももちろんありました。

しかし子供たちが牢を覗きに行って当の罪人と出会うのは、かなり大胆だなと思います。『西郷どん』で、吉之助が牢にぶち込まれてジョン万次郎と出会うシーンがありますが、あれは殿の差し金でしたからね。

それにしても秋帆先生、牢の中でオランダ語を唱えるところが、何やら野山獄の吉田松陰のようです。

あとこの大河は深谷(血洗島)と江戸または水戸パートに分かれているわけですが、江戸の描写がいささか端折り過ぎなように見えます、もう少し詳しく描けないものでしょうか。

飲み物-ロックグラスカクテル

[ 2021/02/21 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河が内包する矛盾点

先日、黒柳徹子さんの番組について書いています。TVの黎明期にNBCのプロデューサー、アグレッティー氏のコメントを引用したコメントについては、どうにも引いてしまいますが、当時の人々はTVにかなりの夢、過剰ともいえる期待を抱いていたようです。
しかし時は進み、世は移ろいます。TVというシステムが、必ずしも人類の未来への光明たりえていないこと、寧ろそれに逆行しがちであり、健康に悪影響を与えていたり、その結果TV離れが起きるようになっています。なのにTVのメリットのみを声高に言うのは、過去美化バイアスに囚われているように見えて仕方ありません。

ところでそもそも、TV番組と言うのは
「家族で楽しむ」
ことが前提とされていたようです。今時どのくらいの家庭が、家族で同じ番組を楽しんでいるのかはわかりませんが、中にはR12やR15的な番組もあるかと思われます。また年齢が高くなるほどTV視聴時間が長いことから、一部の番組を除き、比較的年配の人向けの番組が多くなってもいます。
朝ドラもかつては家庭の主婦層がターゲットでした。しかし今は女性の就業人口が増えたことから、ヒロインの設定も多少の様変わりをするようにはなっています。では、大河ドラマはどうなのでしょうか。

基本的には、昔から観ている高齢者層がメインターゲットであるかと思われます。しかし必ずしもそうとは言えないようです。
NHKプラスの、『青天を衝け』の見逃し配信関連記事にはこうあります。

NHKプラスでいま配信中のもの、おすすめします!

そして記事中に

歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか! いや、ない(と思う)! 遊び心満載の演出に、今後の期待値がバク上がりしました。
もちろん「これぞ大河!」という場面もきっちり盛り込まれています。特に序盤、草彅 剛さん演じる徳川慶喜を追いかけて、吉沢 亮さん演じる栄一と高良健吾さん演じる喜作がは、大迫力なうえに美しかった〜。吉沢さんの、真っ直ぐでエネルギッシュな視線に、がっちりハートをつかまれました。

とあるのですが、この2つのシーンの違いが、今の大河を象徴しているように見えます。
まず

「歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか!」 

個人的に、どう見てもこれは受け狙いの要素が強く、つまりはSNSなどで話題になってほしいという気持ちの表れのように見えます。多分、SNSを主に使う層向けのための描写と言っていいかも知れません。
その一方で、

「もちろん『これぞ大河!』という場面もきっちり盛り込まれています」

とあるのを見ると、やはり高齢者層を手放したくはないのだなと思います。
ただ、何もこの2つの相反するシーンだけが問題なのではありません。

少し前にサブカル層関連で取り上げていますが、個人的に面白く観た分も含めて、今までの大河のどこかおかしな演出、場違いと思われる描写というのは、高齢者と若年層両方を相手にするために、八方美人的になっていると言えるのかも知れません。
このどっちつかずな態度が、結局は大河の矛盾を生み出しており、今後前進も後退することもできない、何やら閉塞的な妥協の産物と化しているように見えます。
何せ本来大河が競合するべき民放時代劇も今はなく、なのに未だに、昭和の頃からさほど変わらないシステム(これがあるいは一番の問題)で続けていて、またすべての年齢層を対象にするのはかなり難しくもなっている以上、大河そのものが矛盾を抱え込んでしまっても当然です。
NHKは受信料を貰っている以上(何度も書くようですが)、この状況を打開してしかるべきでしょう。


飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/02/19 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

NHKの2つの番組にそれぞれ思ったこと

まず朝ドラ関連です。2021年上半期の朝ドラ『おかえりモネ』の放送開始日が、5月17日に決まりました。
しかしちょっと不思議に思うのですが、今放送中の『おちょやん』は5月まで放送されるのですね、色々事情はあるでしょうが、このパターンをどこかで軌道修正して行かないと、

朝ドラとは5月に始まり、11月に終わるもの
(もしくは11月に始まり、5月に終わるもの)

というイメージが定着しないかと思うのですが。
大河は『青天を衝け』を12月で終わらせて、来年の『鎌倉殿の13人』からは通常の放送にする予定なので、朝ドラがあまり変則的な日程を引きずるのは如何かと思います。
尚、脚本担当の安達奈緒子さんのコメントはうなずけます。
少なくとも、昨年今年と大河の脚本家が、今の時代をとかくネガティブに捉えるような発言をしているのに比べると、

自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら「わからないもの」とずっと向き合ってきて、その最たるものが『自然』だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました。

こちらの方が素直に受け入れられます。普段あまり朝ドラを観ない私ですが、これは観てみようかと考えています。何よりも内野さんと西島さんの存在が大きいし、そう言えば『きのう何食べた?』の劇場版公開は、あるいはこの放送期間とかぶるのではないでしょうか。

それとは反対に、同じNHKの番組でちょっと物申したいことが一つ。まあ大河を始め、このブログではNHKに対してあれこれ言って来てはいますが(ところで例の職員、当然ですが実名で報道されましたね)、今回は朝ドラ記事の下、NHKの番組紹介の、黒柳徹子さんの「らじるラボ」関連記事についてです。
黒柳さんは、TVの草創期からNHK放送劇団の一員でTV黎明期の人ということもあり、この記事によれば
「テレビ・ラジオがあることで昔に比べればずっと、政治に関心を持つようになったでしょ」
とのことで、またその少し前に、
「アメリカのNBCのプロデューサー、テッド・アグレッティーさんが、養成期間中にNHKで講演をしてくださいました。『テレビは、今世紀最も大きいメディアになるだろう。テレビを通して世界の風俗や習慣、戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできると思う』とおっしゃったんです」
とも語っていますが、この「今世紀」と言うのは20世紀のことですね。
第一NBCの関係者なら、自分の業界をPRしたいわけですから、当然このように言うでしょう。
それに今の時代、この「テレビ」はネットに置き換えるべきではないでしょうか。
そもそもTVもかなり恣意的かつ誤った報道もやっていますし、何よりもTVドラマの黎明期を知っている=TVの恩恵を受けている人が、だからTVは素晴らしいとドヤる、もとい発言をするというのは身びいきもしくは自画自賛にしか見えません。どうもこういうのは苦手ですね、何かずれたものを感じてしまいます。
かてて加えて「テレビを通じて戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできる」云々、ぶっ飛んでますね。逆に戦争ビジネスを生み出すように思えるのですが。

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/02/18 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-44(奇を衒う演出に対する疑問)

『青天を衝け』の初回視聴率が20パーセントということです。これに関しては、いくつか理由が挙げられます。

  • 基本的に視聴率は関東の数字であり、『青天を衝け』の舞台は関東(深谷、水戸)である
  • 初回、第2回位まではご祝儀的な意味もあって、数字が高く出る
  • 北大路欣也さんや小林薫さんなどのベテラン俳優が目当てで観た人もいる

一方で蚕のCGによる描写が不気味だといった声もあるようですが、これは今後どう影響するのでしょうか。言っては何ですが、あまり奇を衒いすぎた演出は、そのドラマの評価にも関わりかねないかと思います。

この手の奇を衒った演出は、たとえば『おんな城主 直虎』、『いだてん』そして『麒麟がくる』でも見られました。『麒麟がくる』の場合、初回でいきなり「母上に尻をぶたれる」意味で、後ろ向きに屋敷に入るシーンがありましたが、いくら何でもあれはないでしょうね。親に尻を向けるのかと言われるのが落ちではないでしょうか。
『直虎』も例のエクセルまがいの計算や草履投げ、さらにはヒロイン自身の
「女子は血を見慣れておる」
などのセリフは如何なものかと思いました。別に女性の生理を描くなとは言いませんが、あのように直截な言い方をさせる必要もないでしょう。
『いだてん』に至っては冷水浴の「ひゃ~」に始まり、わざわざ主人公に立小便をさせてみたり、バゲットとバケツを間違えさせたりで、こうなるとちょっと痛いなという印象を受けてしまいます。無論、昔の大河も総集編を含めていくつか観た結果、それなりにおかしな部分はありますが。

ところでネットの某女性週刊誌記事で、大河平均視聴率ワースト15なるものをやっていましたが、これは先日投稿したように、最近の大河の低視聴率は、BS先行放送によるところも大きいと思います。かてて加えて、低視聴率でも内容が良ければいいという意見もあるようですが、どれがいいかよくないかは、きわめて主観的なものです。
特に、所謂サブカル層に受ける大河が、そのような評価を受ける傾向が高いようです。これは大河ドラマ雑考-29で、このように書いています。

話が戻りますが、『いだてん』と『おんな城主 直虎』にはどこか似通ったものがあります。出演者も一部ダブっていますが、演出方法がどうも奇を衒いすぎたように見える点です。こういうサブカル好きな層が好みそうな演出方法が、本来の大河視聴者の嗜好とどこか反りが合わないと考えられます。そして『直虎』を支持したコアなファンが、『いだてん』の支持層となっているようにも感じられます。

『平清盛』もそうであると言えるかもしれません。私も清盛は割と好きー但しリアルタイムで観ていないーなのですが、それ以外の『直虎』や『いだてん』などは、やはり馴染めなかったと言えます。要は、サブカル好きな大河というのは、私には今一つで、逆に演出や構成に疑問を持つ大河と言えるのでしょう。
私見ではありますが、こういう大河はしばしばネット上、特にSNSなどで盛り上がる傾向も高いようです。以前はツイッターで、そういうアカウントをフォローしたり、またフォローせずともチェックしたりもしていましたが、最近はそういうこともなくなりました。

その理由として、恐らくは当該作品を盛り上げるためなのでしょう。すべてに於いて肯定的な意見が強く、それが作品への一方的な、しばしば思考停止的な賛美に映ったせいです。無論その作品を好きであれば、それに越したことはないのですが、1年間観ていると当然おかしな点、批判すべき点も出て来て然るべきなのに、それがまず見られない。
また、私にしてみれば奇を衒うような演出が「刺さる」ように感じられもするのでしょう。結果それがエコーチェンバーとなり、特定の好意的な意見が増幅されてしまうと思われます。同調圧力と言うのは不適切かも知れませんが、こういう人たちからは、これだけ支持されていますよということですね。一種のバンドワゴン効果なのかも知れません。

私の場合、『直虎』でツイッターの大河チェックをやめましたが、公式アカウントは『西郷どん』まで続けていました。これは単純に、好きな大河だったということが挙げられます。これも視聴率は高くないものの内容は好きで、この大河の場合、多少奇を衒うような演出もあるにはあったのですが、気になるほどではありませんでした-岩倉具視役の笑福亭鶴瓶さんが、少々アクが強くはありましたが。また、2007年当時の戦国大河としては低視聴率ながら、『風林火山』も好きな作品でした。

そのため「低視聴率でも内容がいい」という意見には同意できます。ただこの表現が、数字はよくないけど、サブカル層に受ける、もっと言えばSNSで話題になる作品のことのみを指すのであれば、それは如何なものかとは思います。何よりも、マスコミや当のNHK自身の評価が、
「ツイッターではこう言っていた」
的な、エコーチェンバーの上澄み部分のみを見ている点が気になります。ツイッターすなわち世論とは必ずしも言えないし、マスコミはともかくNHKはもっと冷静に分析するべきかと思うのですが。

飲み物-アイリッシュコーヒー

[ 2021/02/16 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』ニッコームックのガイドブックを読んでみて 続き

まず、地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
そして先日の続きです。

先日の続きといっても、『青天を衝け』のストーリー展開についてです。
このニッコームックのガイドブックを見る限り、「その後の渋沢栄一」として掲載されている後編の展開(編集部独自の構成)では、明治30年頃までの栄一の功績が描かれた後はかなりあっさりめで、昭和6(1931)年に没することのみが記されています。
また制作統括の菓子浩プロデューサーによれば、

渋沢栄一の「青春記」をしっかり描く今作

となっており、その意味でもドラマのメインは、青年期から壮年期頃まででしょう。後の時代は出て来たとしても、ナレーション中心の展開となることも考えられます。老けメークをするにも限度があるかとは思いますので。
しかも今年の大河は、『麒麟がくる』が2月にまでずれ込んだことに加え、オリンピック放送による回数削減などで、全体のエピ数はかなり少なめになっています。かてて加えてドラマの第16回で、長州藩士の暴走と池田屋事件が描かれるようで、これでは恐らく半分近くが幕末に割かれることになりそうです。

ところで第1回を、序盤と後半部分中心に観た感想としては

のっけから北大路欣也さんの家康が出て来てびっくり
竹中直人さんはやはり竹中直人さん
小林薫さんが子供たちの父親というより祖父
高島秋帆役の玉木宏さんのぼろぼろの格好は、『功名が辻』と『篤姫』を思わせる
牢のシーンが『西郷どん』のジョン万次郎の投獄シーンに似ている

こういうところでしょうか。

一応最初の方はあらすじと感想の投稿を予定しています。
しかし、一昨年昨年と途中でやめてしまったこともあり、今年も展開次第ではどうなるか不明です。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/02/15 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』ニッコームックのガイドブックを読んでみて

『青天を衝け』の、ニッコームックのガイドブック(産経新聞出版)を買ってみました。
例によって、松平定知氏がドラマの舞台(今回は深谷、水戸、京都)を訪れるコーナーがあり、出演者の紹介とインタビュー、主人公を知る10のキーワード、ストーリーダイジェスト、おもしろエピソードやゆかりの地、地元(埼北)の名物紹介なども載っています。ちなみにこの名物の中に行田足袋の画像があり、小説(生憎ドラマではありません)の『陸王』が、キャプションで紹介されています。

尚ストーリーダイジェストの最初の部分に
「物語の序盤は渋沢栄一たちの暮らす『血洗島』パートと
徳川慶喜を中心に幕府の世界を描く『江戸パート』が
交互に入れ替わりながら展開していきます」
とあります。
恐らく渋沢栄一を主人公としてのみ描くには、あるいは知名度が低いと思われることもあり、こういう形での展開になっているのでしょう。同じ時代だからまあいいのですが、『いだてん』の、明治と昭和が行き来するような形にはなってほしくないものです。というか、最初から
血洗島
幕府
薩長
それぞれの方面の中心人物を出し、群像劇にするという手もあるのではないでしょうか。

それから表紙にでかでかと
「新一万円札の肖像 渋沢栄一の劇的な物語」
と書かれています。
制作発表の時からそうでしたが、一万円札の顔になるから大河化するという企画意図が見え隠れします。
しかしながら脚本担当の大森美香氏は
「幕末を描いてみたい」
「誰を主人公にするかは決まっていなかったが、多くの人物を調べ、渋沢栄一の経歴に惹かれ、幕府側の要人とも接点があるから彼に決めた」
とコメントしています。

また制作統括の菓子浩氏のコメントにも
「私たちの暮らしの基盤をつくった人なのに、意外と知られていない人物だからです。さらに栄一が農民の出身で、決して順風満帆な人生を送った人ではないことに、脚本の大森美香さんも僕も強く興味をひかれました」
とあり、どうも
「一万円」
と、多少ずれた印象があるにはあるのですが、結局どうなのでしょうね。一万円人気にいくらかあやかっているのは、否定できないのではと思いますが。

あと大森氏のコメントで
「栄一が日本に元気をあたえます」
「先行きが見通せない現代は、幕末とリンクしている気がします」
とあります。
大河が日本に元気を与えるのかどうかはともかく、先行きが見通せない云々、これは池端俊策氏の、『麒麟がくる』の発表時点の発言と似たような内容ですね。毎度毎度似たようなコメントというのも、どうかとは思うのですが…三谷氏の「この大河(鎌倉殿の13人)は本当に面白いです」にインパクトの大きさを感じる所以です。

それと美術チームのコメントで少々疑問があります。これまではオープンセットは城などが多かったが、今回は農家や商家が多いとあり、これに関しては
「史実をなぞる再現ドラマをつくるわけではないので、セットは当時をそのまま表現すればいいというわけではありません」
というのがその理由のようです。しかし、今まで恐らく
「史実をなぞる再現ドラマ」
としての大河はなかったかと思います。また主人公の立ち位置により、セットというのは大きく変わるものです。大名が主人公なら、当然城をメインにすることになります。
「幕末の豪農や下級武士がメインなので、農家や商家が多いです」
とでも言っておいた方が、この場合当たっているのではないでしょうか。『西郷どん』も半農半武のようなものでしたし、こういう過去の同じような時代、同じような境遇の主人公の大河との接点にも、言及してしかるべきかとは思いますね。
(2021年2月14日加筆修正)


飲み物-ビールと夜景
[ 2021/02/14 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』新キャストの2人が決定

『青天を衝け』の出演者情報、北大路欣也さんに続いて、ディーン・フジオカさんと町田啓太さんの出演が決定しました。

栄一の人生に影響を与える、二人の盟友が決定!
(NHK ONLINE)

まず『あさが来た』の五代様こと五代友厚、再びディーン・フジオカさんが演じることになりました。しかし五代というと、最近観た『天外者』の、三浦春馬さんのイメージがまだ強いです。
この『あさが来た』では、『新選組!』で土方歳三を演じた山本耕史さんが、再び土方を演じたので話題になりましたが、今回はこの時の五代様が、再び五代様として大河に登場です。そして『西郷どん』で小松帯刀を演じた町田さんが、こちらでは土方を演じることになります。そういえば『西郷どん』主役の鈴木亮平さんも、今年10月公開が決定した『燃えよ剣』で、近藤勇の役を演じていますね。
小松帯刀といえば、この大河には登場しないのでしょうか、幕末の薩摩には最早不可欠な人物と言ってもいいのですが。

それから第1回はTVerでも配信されます。
(青天を衝け公式サイト)

ぶっちゃけた話、
もう第1回といわず全話TVerでもいいかと思います。
NHKプラスでもやりますなどともありますが、今後はTVerやどーがレージなどで、見逃し配信をやれば済むのではないでしょうか。もう再放送もやめて、こういったところから徐々に変化させて行けばいいのです。大河の視聴層には高齢者も多く、ネットを日常的に使わない人もいるでしょうから、おいそれとは行かないかも知れませんが、若い層を取り込みたいのなら、こういう発想こそが求められてしかるべきでしょう。

ついでに、1つ前の投稿でも触れていますが、大河もスポンサー付きでよし。
最近NHKについての投稿では、二言目には受信料がどうこうと書いておりますが、実際視聴者の懐を当てにし過ぎるのは止めるべきでしょう。無論この場合、大河=1年の発想は捨てざるを得なくなるかも知れません。

飲み物ーホットワイン
[ 2021/02/11 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』が終わって-3

すみません、先日の投稿分に「この項続く」を入れ忘れておりました。一応今回が最後となります。

この大河の時代背景や登場人物は、『国盗り物語』のそれと共通するものがあり、いくつかのシーンを比較したこともありますが、やはり違うなと思いました。無論作られた時代も違えば、スタッフもキャストも違うのですから当然ですし、向こうは斎藤道三と織田信長が主役であるのに対して、こちらは明智光秀が主役です。
ですから必ずしも同じ設定である必要はないのですが、どう見ても主人公が、誰かの使い走りといった印象が少なからずありました。光秀が主役であるのなら、彼自身をもっと押し出してほしかったです。あとやはり演出が奇を衒い過ぎで、観ていて不自然さを感じることが多々ありました。

また個人的な感想として、信長や秀吉のイメージも今一つな感がありました。特に信長は過去の信長像と違い過ぎでした。染谷さんは演技はうまいと思いますが、第一印象があまりにも他の大河の信長と異なるのは、デメリットと言えるでしょう。斬新さを出すのであれば、過去のイメージを踏まえつつ、それまでとは違った印象で持って来てもよかったのではないでしょうか-たとえば、『真田丸』の家康のように。

それと、長谷川さんはやはり武将の雰囲気ではなかったと思います。『八重の桜』の川崎尚之助、『まんぷく』の立花萬平で見せた長谷川さんならではの、ストイックで学者肌的なイメージを活かせる役の方がよかったでしょう。
何よりも多くの人がそう感じていると思いますが、オリキャラが出過ぎで、肝心の実在人物が彼らのせいで割を食ったようにも見えます。池端氏は庶民の目線ということでオリキャラを入れたようですが、それなら光秀が主役でなく、彼らを主人公にしたドラマを土曜時代ドラマで作るという方法もあったでしょう。
あと沢尻エリカさんの降板で、白羽の矢が立った川口春奈さん、一生懸命やっていたとは思います。しかし彼女も、それから駒役の門脇麦さんも、やはり今時の若い女性という印象は拭えませんでした。

それと本能寺後を描かなかったことで、光秀がこの「大事業」を成し遂げたことへの満足感、それに伴うやり場のなさといったものが感じられず、如何にも勿体なく感じられました。あの時の光秀自身、そして大名たちの心情はきちんと描かれてしかるべきでした。

そもそも『炎立つ』以外の源平大河では、義経はすべて平泉で討死しているし、幕末大河でも西郷隆盛は西南戦争で散っています。『炎立つ』では義経は行方をくらませていますが、それでも彼がジンギスカンになったのを仄めかす描写はなく、また幕末大河で西郷がロシアに渡ったなどという設定にももちろんなっていません。
なのにここで「光秀=天海」説とも取れるような展開にしたのは、どうかと思います。敢えて山崎の合戦を描かなかったというよりは、ちょっと最期が投げやりになったような印象を受けます。

そしてもう1つ、衣装や風景の色彩が鮮やかすぎて、時に毒々しく感じられたのは、やはりマイナス要因だったと思います。黒澤和子さんのデザインは、『西郷どん』や『青天を衝け』などではかなりまともなのですが、戦国時代を担当させるとああなってしまうようですね。恐らくクレームもかなり来たのではないでしょうか。

それからこれはちょっと目にしたツイートなのですが、恐らく大河を観ている人なのでしょう。NHKは解体してもドラマ部門は残してほしいといった意味のツイがありました。しかしNHKは公共放送であり、公共放送としてまず残すべきは報道、気象そして災害情報です。その意味でこの意見は、失礼ながら本末転倒です。
恐らくこの人は、報道は偏っているから潰してほしい、でもドラマはいいと言いたかったのかも知れません。確かに私も、NHKは偏っているとは思うし、NHKのみならず多くのマスコミ、さらには海外のマスコミも何かしら偏っていると思います。しかしそれでも、公共放送として残しておくべきは報道関係なのです。どうしても大河のような時代劇が観たいのであれば、それとは別にチャンネルを作り、スポンサー付きで制作するべきでしょう。
(この項終わり)

飲み物-ウイスキーストレート
[ 2021/02/11 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』が終わって-2

先日の続きです。

まず『麒麟がくる』の最終回、最後の方だけちらりと観たのですが、案の定というか、本能寺の変の後がすべて省略されていました。本来光秀を主人公にするのであれば、本能寺の変の後にもうひとつのドラマがあるわけです。言うまでもなく山崎の戦いです。ただ戦いのみならずそれに至るまでの過程、中国大返しに始まり、細川や筒井順慶の裏切りなどを如何に描くかが脚本家の腕の見せ所でもあるわけですが、その部分が思い切り端折られていましたね。

ならばそのまま終わったかと言うと、さにあらず。これも予想しえたことですが、オリキャラの3人をやはり入れて来ましたか。どうにもこうにもこの大河は、この3人を見せるためのものだったのではないかと、そう邪推したくもなりますし、これが、如何にもファンタジー的に映るわけです。同じ脚本家の『太平記』では、ここまでオリキャラが出て来ることはまずなかったのですが…。『麒麟がくる』が、『太平記』の劣化コピーのようにも感じられる所以です。

あと、これも初めの方から感じてはいたことですが、やはり戦闘場面が取ってつけた感じがあります。これに関しては第2回の『道三の罠』の感想で、こう書いています。

それと思うのですが、殺陣がどうも今一つです。そもそも雑兵の着物はまだしも、甲冑もやけに華々しいイメージがあるのですが、光秀や伝吾、さらにはその雑兵たちがいとも軽々と刀や槍を振り回していたり(そこまで軽いものではないと思いますが)、斬るというよりは刀を当ててみる感じだったり、一斉に矢を放ったところで相手にすべて当たったりと、ちょっとありえないような描かれ方になっています。何やら刀や槍を使ったアトラクション、あるいは懸り太鼓のBGVのようにも見えてしまいます。懸り太鼓や退き鉦などが出て来るのはいいのですが、そういう部分と、この戦闘シーンのいわば軽さとが、どうも噛み合っていない感もあります。ああいうのも、受信料でやっているのですけどね。

この最終回に関しては賞賛の声もありましたが、もちろん批判的な声も見られました。
本能寺後のシーンのカットの是非、内容が薄っぺらい、さらにはプロデューサーと脚本家の自己満足で終わった大河という声もあり、私もこれらの意見に同意です。誰でも今一つ馴染めなかった、好きになれなかった大河の場合は、制作陣の自己満足に終わったという印象を抱きがちですが、この作品はそれに加えて、戦国らしさがあまり感じられませんでした。

尚先日、視聴率についても書いています。
2000年代と比べてみると、戦国大河は5パーセントほど下がっています。余談になりますが、2000年代でもあまり数字を取れていない作品はあり、『風林火山』などはその一例です。私としては、この作品は登場人物のキャラが立っていてかなり面白く、その数字の低さはちょっと意外でしたが、こういう戦国らしさを生々しく感じさせる作品より、多少無難な感じの夫婦大河の方が、やはり数字を取れるのでしょうか。

それとやはり先日ですが、録画がない時代の大河についてこう書いています。

かなり前のは映像そのものが殆どない、またビデオが普及していないなどで、同じ大河をリピートして観ることができず、それも評価に影響しているのではないでしょうか。

要は映像を繰り返し観ていると、素人でもドラマの掘り下げ方がかなり理解できるようになるのですが、録画やVHS、DVDが存在しない時代は、そういう観方は不可能です。その当時を知る人の話によると、その頃は観方ももう少し緩かったようで、史実に関してもそううるさくなかったようです。
無論歴史に詳しい人はその当時もいたと思われますが、恐らく多くの視聴者は、原作となっている小説と照らし合わせていたのでしょう。本来フィクションであるはずの小説、そしてそれをベースにした大河を、ある程度は事実と受け止めていた人もいたのかもしれません。
ちなみに、ガイドブックが登場したのは1970年代後半のようで、その頃から徐々にビデオデッキも普及するようになり、大河を様々な視点から、多角的に捉えるようになったと言えそうです。

それから『青天を衝け』ですが、
『あさが来た』の五代様
『西郷どん』の小松様
この両名の出演が決まりました。
詳しくは明日アップする予定です。
(この項続く)

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2021/02/10 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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