fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  雑誌

NHKの大河本に思うこと

先日書店に立ち寄った時、大河ドラマのガイドブックが出ていないかどうか探してみました。生憎少しばかり早かったのですが、その代わりと言うべきか、『プレイバックNHK大河ドラマ』なるムックが数冊ありました。

この本は昨年の11月に発売されたもので、立ち読みでぱらぱらとめくってみた限りでは、高橋英樹さんとさだまさしさんの対談とか、テーマ・時代別の深堀りなどもありますが、正直言ってそこまで新鮮さは感じられず、過去のガイドブックや『ステラ』の記事の焼き直しのように見えました(楽しんで読んでいる方がおられたらすみません)。

無論過去作の主演の俳優さんのインタビューもあります。こちらは2000年代の大河と『いだてん』のみで、あとストーリーと名場面のダイジェストも、『平清盛』以降となっています。そもそもが2011年に出た『NHK大河ドラマ大全 50作品徹底ガイド完全保存版 』の続編といった位置づけのため、こうなっているようです。

個人的には、2000年代の大河を中心に持って来るのは必ずしも悪いとは言いません。寧ろ何十年も前の作品ばかりを持って来られるよりもいいと思います。

ただ、何かしらNHKの自己満足といった印象が感じられます。しかし言うまでもなく、大河というコンテンツは受信料によって支えられています。ならば受信料を払っている視聴者の声も、もう少し反映されていいかと思います。無論人気投票などではなく、舞台となった土地の声とか、視聴者の評価や批判も入れるとか、そういうのはありではないでしょうか。

それからこの本は「教養・文化シリーズ」ムックとなっています。但し私としては、大河というのは教養または文化というよりは、娯楽であると思います。『歴史探偵』とか、もっと言えば『ダーウィンが来た!』の方がよほど教養・文化であるかとも思います。

NHKは大河は教養だと言いたいのかもしれません。しかし基本的にはドラマであり、ドラマだからこそ創作も許されるわけです。大河の立ち位置が今一つあやふやで、史実に沿うかそうでないかという論争が毎年のように引き起こされるのは、NHKのこういう姿勢も一因なのかも知れません。

ちなみに大河のガイドブック後編は、5月27日発売予定(首都圏)ですが、地方だともう少し日数がかかることがあるので、ネット利用の方が、次の放送に間に合うでしょう。


飲み物-アイスコーヒー2
スポンサーサイト



[ 2022/05/22 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河と紅白に思うNHKの姿勢 2

先日、5年前の『ステラ』が出て来ました。恐らく『真田丸』関係で購入したものと思われますが、それまで放送された大河ドラマが、ごく簡単な説明付きで紹介されていました。好きな作品、そうでない作品、あるいは殆ど知らない作品など様々ですが、しかしよく60年も続いたものです。

NHKが全く努力しなかったとは言いませんが、これは受信料の賜物でもあるわけですし。しかもNHKは観ない(民放は観る)世帯から、強制的に徴収したりもしています。受信料が欲しいのなら完全義務化し、また視聴を望まない世帯には、電波を止める代わりに受信料は免除するとはっきり規定すればいいのですが。それを考えると、やはり大河60年などとドヤ顔をされても、もとい得意げに語られても、何となくすっきりしないものではあります。

それと、度々大河と並んで批判している『紅白歌合戦』ですが、こちらは今年の出場者が決まりました。とはいえ、知らない出場者もいるにはいますが…。それと今回は、17年ぶりですが、あの松平健さんが再登場です。紅白を盛り上げる目的もあるのでしょうが、来年の『鎌倉殿の13人』に、平清盛役で出演するというのも大きいのではないでしょうか。

ちなみに紅白は、某タブロイド紙によると「オワコン」などともいわれています。別にそのタブロイド紙に共感するわけではありませんが、私も同じようなことを考えています。昭和の時代はお茶の間、後にはリビングのTVで歌番組が流れ、家族でそれを観ていたわけで、紅白もそれなりの意義があったのですが、最早そうではないにも関わらず、その時と同じようなことを今なおやっています。

確かに先日書いたように、「紅組」「白組」それぞれの司会は廃止されたようですが、ならば紅白に分けるのもやめたらいいし、出場者の顔ぶれを変えるだけでなく、番組そのものも大きく変えていいでしょう。しかし根底にあるものはそう変わらないようです。TV視聴時間が長い、高齢の視聴者ばかり意識しない方がいいかとは思うのですが。そもそもこの番組も大河同様、いつまで引っ張るのでしょうか。紅白は好きな人だけにとどめ、あとは『孤独のグルメ』を観たくなる所以です。

飲み物-コーヒーとケーキ

[ 2021/11/25 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ガイドブックに対する疑問

大河ドラマのガイドブックは、通常
放送開始前(前編)
5月から6月にかけて(後編)
の年2回、NHK出版から発行の場合は、さらに
9月頃(完結編)
の年3回発売されています。

しかしながら前にお伝えした通り、今年の『青天を衝け』は2月放送開始ということもあり、まず前編が1月末に発売されています。そして6月頃後編発売なのですが、この後編はNHK出版のみとなっています。つまり、他にガイドブックを発売していた産経新聞出版や、東京ニュース通信社は、後編を発売しなかったわけです。

これに関しては、直接両社に問い合わせてみたのですが、やはりその予定はないということで、結局『いだてん』の時同様、NHK出版のみがすべてのガイドブックを出すことになりました。

全く個人的な考えではありますが、大河のガイドブックというのは、あまり元が取れないということなのでしょうか。実際大手の書店でも、放送終了時点で何冊も残っているのは珍しいことではありません。そのためか、バックナンバーとして別の書棚に並べられているのを見たこともあります。

ちなみにNHK出版の完結編ですが、今月、つまり2021年10月末発売予定のようです。ちょっと遅くないかとも思いますが、最終回である第41回が年末ぎりぎりなので、妥当であると見るべきかも知れません。しかしそれにしても、実際のオンエアの日程とうまく噛み合っておらず、数話分はガイドブックがない状態で視聴せざるを得ないのも、どうにかならないかと思います。ならば『ステラ』のように紙媒体をやめて、ネットのみに特化するという方法もあるのですが。かなりクレームも来ているのではとも思われます。

そうこうするうちに、『どうする家康』のキャストも発表となるのかも知れません。今年の大河放送中とはいえ、来年のもそろそろ話題になり、そして再来年のキャスト発表とは実にカオスな状況ではありますね。


飲み物-ブロンドのエール
[ 2021/10/14 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

TVと煙草の共通点とは

先日来、眞子様の結婚発表や自民党総裁選で、少々ツイッター上が荒れ気味でした。しかしツイッターのみならずSNS、ひいてはネット上のコメントとは、そもそもエゴが入りやすく、そのため荒れることもありますし、最初から荒らし目的のリプがつくこともあります。そういうのはスルーするに越したことはありません。

中にはTV番組とか、芸能人関連のアカウントももちろんあります。その中には、やはり昔のスターはよかった、昔のTVはよかったという意見もありますが、これもやはり一種の過去美化バイアスかなと思います。これもその人がどう思うかは自由ですし、意見が合わないと思ったらスルーしていればいいのですが、多少昭和を知っている身としては、その当時も不人気な売れっ子芸能人もいたし、面白くない番組もあったことはいくらか覚えています。

それとは別に、たまたま昔のアイドルを最近発掘し、似たようなことをコメントしている人もいます。この場合は当時を知っているわけではないので、そういうアイドルがいた時代は素敵だといった、未知の世界への憧れに近いものが感じられます。いずれにせよ、これも一種の認知バイアスなのかなとは思いますが。

ところで先日、『グラフNHK』というNHKの番組紹介雑誌と、昭和40年代後半頃の物価について投稿しています。この時、お酒は酒税法改正で当時より安くなったが、煙草は高くなったと書いています。このNHKの番組関連雑誌も同様で、半世紀ほど前は20円、今の価格は当時の4倍とされていすので、単純計算しても100円もしないほどですが、今の『ステラ』は300円を超えています。

何となくNHKのTV情報誌、ひいてはTVそのものと、煙草とがダブって見えます。1970年代頃は、煙草は頻繁に吸われており、私が観た範囲内では、その当時のドラマなどは、国内でも海外でも喫煙シーンだらけです。実際、『刑事コロンボ』をDVDで観た時、あのアメリカでこんなに煙草を吸っていたのかと驚いたものです。

その当時は当たり前だったものが、段々と当たり前でなくなって行き、やがて値段も上がって行き、それを楽しむ人は、昔に比べて数が少なくなって行ったという点では、やはり似ています。無論昔から煙草が嫌いな人もいたでしょうし、昔のTV番組も(大河を含め)面白くないものもあったし、TVが嫌いと言う人もいたでしょう。

私自身昔も面白くない番組はあったと思うし、実際自分で観てみて面白くなかった、あるいは周囲の大人が、今度のシリーズは面白くないと言っているのを耳にしたこともあります。そして今でも面白いのはある、これは何度か書いて来たことであり、別に「今の」TVがすべて面白くないわけではありません。

ただネットの普及、それに先立つデフレの影響もあってか、スポンサーからのお金も少なくなるし、TVそのものがいくらか飽きられて来てもいるととは思います。『ステラ』休刊関連投稿でも書きましたが、やはりこの時が来たのかと思いましたし、TVならず紙媒体もまた、今後のことを考えるべき時期に入ってはいるでしょう。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2021/10/06 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『ステラ』休刊と『グラフNHK』そして昭和40年代の物価

少し前に、『ステラ』の休刊について書いていますが、NHKに限らず、紙媒体でのTVメディアは、今後衰退することになるかも知れません。ネット展開を考えておくべきでしょう。そもそも私はTVをあまり観ないし、観るにしてもEPGがあればいいし、これだと番組変更の際はアップデートされるので、その点では紙媒体より便利なのです。寧ろTV雑誌は、一種の芸能雑誌扱いされていると見るべきでしょう。

またドラマ関連のガイドブック、あるいは大河ドラマのガイドブックなども、今後見直しが迫られる可能性もあります。何よりかにより、TVそのものが今後を考えるべき時でもありますが。

ところでこの『ステラ』の前身は『グラフNHK』でした。まだBS放送がない頃、地上波番組紹介のための、20ページ程度の雑誌というか冊子といった感じのもので、定価は20円となっています。ちなみにこの20円とは、『国盗り物語』関連でバックナンバーを購入した際に、本体に記されていた価格です。しかも発行は月2回でした。

内容にいくらか違いがあるとは言え、『ステラ』は毎週発行で1冊360円です。その当時の物価を少し調べたところ、概して今の4分の1程度とされていますが、今時この手のメディアが80円というのは考えられず、その意味で『ステラ』の価格設定は高いと言えます。無論4分の1程度と言っても、商品によってかなり違いがあり、生鮮食品などには当てはまりますが、カップ麺とかハンバーガーなどは、そこまで跳ね上がってはいません。またお酒はその後の酒税法改正もあって逆に安くなっているし、煙草は高くなっています。

喫茶店で飲むコーヒーは、当時150円ほどだったそうです。無論今の喫茶店-というのも、そうそう見かけなくなっていますが-のコーヒーは、やはりその4倍程度はするようですが、逆にセルフサービスのコーヒーチェーンの場合は、当時より100円ほど高いくらいです。ベローチェのコーヒーが比較的安い(230円)のですが、実はベローチェは全国的ではないので、ドトールを例にとってみると、Sサイズが224円でMサイズが275円です。

セルフか否かの違い、あるいは店内の雰囲気の違いなどはあるにせよ、価格だけを見る限りそう高くなってはいません。その他にも当時の方が安い、あるいはそう安くない、逆に今の方が安いなど様々ですが、無論PCとかスマホなど、その頃存在しなかったものについては、比較のしようがありません。

しかしその当時でも20円と言うのは安い方に入ります。要はそれだけTVを観る人が多く、その人数に支えられた発行部数があったからこそ、単価を抑えるのもまた、可能だったのでしょう。


飲み物-アイスラテとエスプレッソキューブ
[ 2021/10/05 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

演技力の基準と『ステラ』休刊

先日の『どうする家康』予想キャスト関連で、キムタクは誰を演じてもキムタクと書いています。ファンの方には悪いのですが-ちなみに私の場合、木村拓哉さんは好きでも嫌いでもありませんー、イメージを損ねないためなのか、私が今まで観た限りでは、あまりにもイメージが変わってしまうような役があまりなく、いつも本人のイメージそのままのような役が多い、そのため本人と役とのギャップがさほどに感じられないためです。

地で演技をする傾向がある人と、役になりきれる人の違いというのは何だろうなと思います。無論今までも、それまでと違う役に挑戦した、殻を破ったと言われた人もいるでしょうが、たとえば香川照之さんが『龍馬伝』で見せた岩崎弥太郎のような役は、誰でもができるわけではありません。『半沢直樹』の大和田暁もそうでしょう。

また内野聖陽さんの『風林火山』の山本勘助、『真田丸』の徳川家康、さらに『きのう何食べた?』の矢吹賢二なども、それぞれ異なった役を演じ分けています。カメレオン役者などという言葉もありますが、私に取って俳優さんの演技力というのは、やはりどのように「化ける」ことができるかが基準となっています。

ところでNHKの『ステラ』が、2022年3月末を以て休刊することになりました。つまり2021年度を以て終わりを迎えるわけです。

NHKウィークリー『ステラ』休刊のお知らせ

やはりこの時が来たかと思います。私としては、もう少し早くてもよかったかと思いますが、定期購読者もいたようですし、なかなか踏み切れなかったのでしょう。やはり紙媒体を購入する人の減少、そして受信料収入の減少なども関係しているのかも知れません。

それにしても「インターネットを利用したきめ細かな情報発信」とありますが、それとは別にツイッターアカウントが多すぎると思われるので、それを整理してしかるべきでしょう。それから大河や朝ドラを看板番組ととらえているのなら、公式サイトをすぐに削除するのはやめた方がいいと思います。大河の場合1年物であることから情報量が多く、それがサーバ負担となり、そのため翌年の1月末の削除を余儀なくされているのでしょうが、ならば1年間の放送そのものを考えてしかるべきではないでしょうか。

それと以前、『ステラ』のページの多くが広告であると書いたかと思いますが、現在手持ちの分を見る限り、そこまで多くの広告は見られなかったので、あるいは他のメディアと勘違いしたのかも知れません。この点はお詫びいたします。ただ広告に所謂レディースアデランスがあったりするのを見ると、やはり年配層向けであり、若者はあまり購入しないのでしょう。ステラのネット版を作るようですが、それと共に内容も再検討し、TVを観ない若年層向けに発想を変えて行く必要がありそうです。

飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2021/09/23 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』関連記事続きそして出版社の今後の在り方

先日、先々日の2度に分けて、『現代ビジネス』の大河関連記事について投稿していますが、出演者の年齢関連で、またおかしな点がありました。既に書いていますように、この記事では、23歳で『義経』の主演を務めた滝沢秀明さんに続き、吉沢亮さんは27歳で、史上二番目の若さと書かれています。これだと最年少記録は滝沢さんになりますが、実際は『篤姫』で主役を演じた宮崎あおいさんが、放送開始時22歳で最年少記録です。

しかもその後放送された『江~姫たちの戦国~』の場合、これはその当時報道されたので覚えていますが、主演の上野樹里さんは24歳でした。さらに香取慎吾さんも、『新選組!』放送開始時は27歳そこそこで、吉沢さんとどっこいです。この記事の「史上二番目の若さ」とは、何を基準にしているのでしょうか。

このウェブメディアの発行元は、言うまでもなく講談社です。『週刊現代』と『FRIDAY』を発行している出版社ですね。但しこのメディアはあまり読まないと私は書いています。ビジネスと謳っている割には、普通の週刊誌程度の内容の記事が多いと思われるためです。

今の週刊誌は、明らかに高齢者向けメディアとなっています。無論普通の書籍も出版されてはいますが、何よりも講談社と言えば、漫画とアニメを思い出す人も多いでしょう。収益もそこそこあるでしょうし、今後の読者層を考えた場合、そちらにシフトするという方法もあるのではないでしょうか(但し『鬼滅の刃』は集英社ですが)。

それから1990年代頃ですが、この会社の一部書籍で、スポーツをビジネスにリンクさせるやり方が、ファンの不評を買ったこともありました。組織論や経営戦略で、スポーツとビジネスをダブらせるのは今もあると思いますし、すべてが無意味とは言えないかも知れませんが、あくまでもスポーツはスポーツです。寧ろ「スポーツビジネス」に着眼した書籍であるのなら、それはそれで理解できるのですが。

飲み物-パブのビール1
[ 2021/09/05 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

テレビスターとインターネットとトヨタ自動車 その2

先日の続きです。TVといえば芸能人というのが、お約束のようになっています。歌手やミュージシャン、俳優や女優、そして所謂TVタレントやお笑い芸人といった人々を総称して、こう呼ぶことが多いようです。彼らもまたTVの初期の頃から活躍し、音楽番組やドラマ、ドキュメンタリー、さらにはそのスポンサーの企業のCMなどで活躍して来ました。その人たちもまた、新聞や週刊誌、雑誌などで紹介され、あるいは本人や出演番組が特集され、注目の的となって行ったわけです。

多くの場合、こういうメディアの記事は、彼らを好意的に紹介するものでした。そのため恐らくは多少誇張した表現、実際よりよく見せるための印象作りも少なからずあったでしょう。また彼ら自身も、容姿を売り物にする以上、如何によく見せるかが求められるし、場合によっては多少の「修正」を施したこともあったかと思われます。それやこれやで、TVに出演する芸能人、TVスターと言い換えてもいいのですが、彼らは一般人のアイドルとなって行きました。

もちろんメディア、あるいは取材対象によっては、必要以上に悪意を込めた記事や、根拠があまりないスキャンダルもあったわけです。しかしネットが普及すると、いい面と悪い面の二元論ではなく、もっと見方が多角化して行きます。それに連れてメディアそのものの欠点、意図的な情報操作を指摘する声も出始め、メディアの独りよがりにブレーキを掛けるようになります。特に最近では、ファクトチェックなども行われるようになっています。

これと同時に、特定の人物に対するメディアの持ち上げ、あるいは批判に対して、異議を唱える声もまた出て来ます。加えて、メディアによる一種の同調圧力、つまりメディアが褒めた人物を評価せざるを得ない雰囲気というのも、当然ながら薄れて行きます。権力化した(と言っていい)メディアの力が少しずつ削がれている感もあり、これはやはり大きな変化と言っていいでしょう。

またTVの在り方の変化により、芸能人というジャンルもいくらかの変化が起きているようにも見えます。中学生の人気職業の場合、上位にユーチューバーや声優が入っており、ひところであれば上位であったであろう歌手は、かなり後退しています。ユーチューブが今後どのくらい隆盛を極めるかはともかく、ゲームやアニメに不可欠な声優はかなり多くなっているでしょうし、今もそういう人はいますが、声優が俳優や女優を兼任したとしてもおかしくはありません。

変化に如何に対応できるかは、その組織や業界の将来にも大きく関わって来ます。ここでトヨタ自動車ですが、商用車の改革に加え、既存マスコミに依存しないという点で、期待する人も多いのではないかと思われます。そしてこのトヨタですが、カローラクロスを200万ほどで売り出すようです。一方ライバル社の日産も、かつて一世を風靡したフェアレディZを発売しますが、こちらはカローラの2倍ほどの値段で減税対象ではなく、昔からの車好き向けといった感じです。


飲み物-注がれるビール
[ 2021/08/23 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

テレビスターとインターネットとトヨタ自動車

俳優の千葉真一さんが、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなられました。ご冥福をお祈りします。ワクチン接種、しておられなかったのですね。様々なアクション物や時代劇に出演していた方ですが、私としては、『風林火山』の板垣信方の印象が強いです。

ところでテレビスターなる言葉があります。この千葉さんもその一人なのでしょうが、今はあまり使われなくなっているようです。恐らくはTVの普及に合わせて、映画スターに対抗する意味合いで使われたのでしょう。そう言えばこの「スター」なる言葉も、最近はそう使われなくなっていますね。セレブとかアイドルといった言葉の方をよく目にするせいかも。

それはともかくとして、映画とTVとではやはり違いがあると思います。映画は非日常、TVは日常と言えばいいでしょうか。「スター」という、ある意味日常の世界を抜け出した華やかさを連想させる言葉は、非日常の世界にこそふさわしいと言えるかも知れません。一方TVは、以前(または今も)は毎日のように観られたこともあり、この場合の「スター」はよりアイドル的な、映画とは違った意味合いに取れます。

ところで、TVと親和性の高いメディアとして週刊誌があります。どちらも昭和30年代頃に普及し始め、共に仲良く?歳を取って行っているようです。そのせいか、どちらも高齢者向けメディアと化している感もあります。かつてTVに登場するタレントは、出演番組のみならず、週刊誌やそれに類する雑誌メディアの援護射撃を受けて知名度を上げ、ファンを増やして行きました。

その後、若い層がネットの方に関心を向けるようになったため、ネット向け広告が幅を利かせるようになって行きます。これによってCMが減り、番組のための資金が減少するという現象が起きるようになります。ネットの場合はTVに比べるとやや不安定ですが、今後の可能性があり、またTVは視聴者は減少しつつも安定性があるということで、どちらにCMを打つと考える企業も少なくないと思われます。

こう書いていて思い出すのは、トヨタ自動車が、オリンピック向けCMのTV放送を見送った件です。ご存知の方もいるでしょうが、実はトヨタは他にも、商用車の電動化技術開発を手掛ける会社を立ち上げ、いすゞや日野自動車、ダイハツやスズキなどと提携しています。こういう姿勢は如何にも示唆的かつ画期的であり、何やらTVからネットへの流れとだぶるものがあります。
(この項続く)

飲み物-ジョッキのビール

[ 2021/08/21 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

オリンピックあれやこれや-5

23日に開会式が行われ、7月末で前半と後半の折り返し地点に差しかかっています。

これまでお家芸の柔道、水泳をはじめ、サーフィンやスケートボード、バドミントン、卓球にアーチェリーなどでもメダルを獲得している日本ですが、柔道の新種目、混合団体は銀に終わりました。

但し相手がフランスとなれば納得です。元々柔道は日本や韓国を除けば、かつての共産圏や中東などが強いのですが、実はフランスも、かなりの柔道大国と言われています。

実は私は、かなり前にフランスのラグビー専門紙、”MIDI OLYMPIQUE”(ミディ・オランピク)を読んでいたことがあります。読んでいたなどと言うと聞こえはいいのですが、2部形式のこの専門紙のごく一部を、辞書を引きつつ何とか「解読」していたと言う方がふさわしいでしょう。

この中に、かの国の有名代表選手の友人である、柔道選手絡みの写真が掲載されていたことがあるのですが、キャプションに”judoka”、”ippon”とあったのを覚えています。

日本人である以上、柔道で金というのは当然期待したくはなりますが、考えてみれば、日本も本来ヨーロッパ優勢だったフェンシングのエペ団体で金ですから、そもそもが柔道大国であるフランスが、団体戦で優勝してもそう不思議ではないわけです。

あと七人制ラグビーですが、日本は男女とも結果を残せず、今後の強化のあり方が議論されそうです。女子のトップ3は

金-NZ
銀-フランス
銅-フィジー

となっています。やはりNZとフィジーは不動と言っていいでしょう。

そのNZの男子サッカー代表、日本との対戦でPK戦で敗れています。このチームのユニフォームは白で、ラグビーのオールブラックスに対抗して、オールホワイツと呼ばれています。

後半はやはり日本がメダルを狙うレスリングもありますが、一方で陸上も控えています。ところで陸上と言えば、ドーピングで出場資格を失った選手がいました。ことの良し悪しはともかく、タイムを競う競技である以上、どうしてもこうなってしまうのでしょうね。

飲み物-パブのビール2
[ 2021/08/01 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud