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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『黄金の日日』「大坂築城」その他

『黄金の日日』、第30回「大坂築城」。

いよいよ石山本願寺の跡に大坂城が築かれることになります。信長の安土城よりも壮麗な城をというのが秀吉の目論見で、これからも秀吉は、信長を超える存在になりたがっているのではないか、そういった姿勢が窺えます。その秀吉は、やはり堺の商人である山上宗二や兼久からは疎まれており、兼久は徳川に賭けようとしていました。

そして助左は呂宋から戻り、美緒も今井家に足を踏み入れて、兼久と梢の遺児である小太郎を、自分で育てる決意をします。また、かつてあれだけの繁栄を誇った安土の城下は寂れ、高山右近はセミナリオを高槻へ移すことにします-ついでながらこのセミナリオのセット、『軍師官兵衛』のそれと似ているような気がしますが、同じものでしょうか。

そして秀吉は堺の商人たちを、大坂城下に呼び寄せることにしますが、彼らが動くということは、その金品を狙う盗賊もまた動くということでした。かつて助左の友人だった五右衛門は、今は盗賊の頭となり、商人たちを襲っては財宝をせしめていました。そのような中、助左は堺に自分の店を出すも客が来ず、美緒が初めての客としてそこを訪れ、助左を励まします。

その後天正11年の秋、助左は秀吉から呼び出されて大坂へ向かい、その列を五右衛門たちが見つけるものの、かつての仲間の列であることを認めた五右衛門は、流石に手を出すのをためらいます。

これらの出来事はフロイスによってしたためられ、『日本史』となります。この点『信長 KING OF ZIPANGU』とちょっと似ています。

大坂城の普請にどれだけ金が必要かが描かれる一方で、どうも肝心の助左の方は、あまりぱっとしないようです。それから今井兼久、秀吉に仕えたともされていますが、徳川への肩入れはこの頃から始まっていたのでしょうか。『独眼竜政宗』にも登場していましたが、この時は明らかに徳川寄りの人物として描かれていました。しかし美緒がやけに助左を援護しているようですが、昔の大河の時代とされる70年代も、やはりオリキャラの力を借りてはいますね。

ちなみに70年代の大河で一番好きな作品と言えば、
国盗り物語
花神
この2作品です。両方とも司馬遼太郎原作、大野靖子脚本ですが、大野氏の群像劇仕立てがかなり功を奏していたと思います。どちらも総集編しかないのがもどかしいにはもどかしいです。『花神』なんて、唯一の幕末長州を舞台とした作品でしょう。『花燃ゆ』は、あれは長州大河とは呼べない部分がありますので。

飲み物-ショートカクテル

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[ 2021/10/25 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』キャスト予想2そして『風林火山』

『どうする家康』、未だ松本潤さん以外の出演者が決まっていないため、色々な人が様々な出演者を予想しているようです。ともあれ、この大河の家康はどこか弱々しいところがあるようなので、その主人公を盛り立てて行くような強い脇役が求められてくるでしょう。

ちなみに、脚本の古沢氏のTVドラマをざっと挙げてみると

相棒(特に杉下-亀山時代)
鈴木先生
リーガル・ハイ
デート~恋とはどんなものかしら~
コンフィデンスマンJP
ゴンゾウ 伝説の刑事

このようになります。

これから考えると、『リーガル・ハイ』で主演した堺雅人さんが、こちらの方にに出演する可能性がないとは言い切れません。同じ作品に出演している生瀬勝久さん、里見浩太朗さんなどもあるいは候補になるでしょうか。『相棒』絡みでは寺脇康文さんの出演もありえます。その他に『鈴木先生』『デート~恋とはどんなものかしら~』の長谷川博己さん、『麒麟がくる』から3年で再び大河復帰となりますかどうか。また後者で共演した杏さんも、3度目の大河出演が望めるかも知れません。

あと『ゴンゾウ 伝説の刑事』だと、久々に内野聖陽さん、高橋一生さんの出演も考えられるでしょうし、『コンフィデンスマンJP』だと長澤まさみさん、小日向文世さんが出ていますので、長澤さんがヒロインの線もあるでしょう。皮肉というか、『真田丸』に出た人たちの一部が、来年ではなくこちらの方で再び出演となる可能性もあります。無論これには制作統括の意向、出演者サイドのスケジュールの問題も関わってくるとは思いますが。

この大河が、所謂王道大河になるかどうかは無論わかりませんし、脚本の古沢良太氏も、大河はおろか時代劇の経験もない人ですが、出演者によっては意外と「骨太な」戦国大河になる可能性も捨てきれません。と言うより、2000年代に入ってから、私が考える骨太、あるいは男くさいイメージの戦国大河というのが
葵 徳川三代
風林火山
軍師官兵衛
この3作品くらいしかありませんので、そろそろまた、オーソドックスな男性主人公大河を観たいと思います。

しかし、やはり『風林火山』はよかったなと改めて思います。クライマックスが川中島の大河でありながら、武田と上杉のどちらも主人公でなく、山本勘助を持って来たことで、主人公を自由に動かせ、策略に長けた軍師として描けたのは大きかったでしょう。今後も大河が続くのなら、こういう第三者から見た大名たちの争いという構成もまたあるかと思います。と言うかもう、大名たちの合戦メインで描く時代ではなくなって来ているかと。

『風林火山』は、Gacktさん演じるエキセントリックな謙信が、琵琶を弾いていたのも見どころではありました。あのシーンは、流石ミュージシャンと思ったものです。琵琶と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期、2年目の地獄の四将編の最初のEDで、鬼太郎がギターのイントロに被せるように琵琶を弾くシーンがありましたね。

琵琶というのは元々宗教的な側面が強く、その意味であの謙信にも、また鬼太郎の地獄のイメージにも似合っていました。無論琵琶も徐々に俗化して行き、芸能の一部門となって行きます。大河の琵琶では、『西郷どん』で国父様こと島津久光が口ずさんでいた『迷悟もどき』も印象に残っています。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/09/24 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 28

前回の続きのようになりますが、『黄金の日日』に限らず、本能寺の変が登場する戦国大河の場合、備中高松城攻めもかなりの確率で登場します。(無論『真田丸』のように例外もあります)秀吉が本能寺の変の知らせを受け取ったのが、この高松城攻めの陣中とされているため、この2つがセットとなり、しかる後に山崎の合戦、清須会議、賤ケ岳の戦いという流れになることが多くなっています。そのせいもあって、『麒麟がくる』のラストシーンは、新鮮と言うよりはどこか不完全燃焼ではありました。

備中高松城といえば、最近の大河ではやはり『軍師官兵衛』を思い出します。実際どのように堤防を巡らすのか、陣中でジオラマを作ってましたが、小寺の殿の趣味の箱庭共々、官兵衛と言えばジオラマをついつい連想しがちです。この時の秀吉と官兵衛のタッグの凄さは、本能寺の件を悟られず、しかも如何に姫路に戻るかを第一目標とした点でしょう。

無論その後秀吉は、摂津方面の武将を味方につける必要もあったものの、ライバルの柴田勝家も滝川一益もおいそれとは駆け付けることができず、これ以上はありえないほど有利な状況下で、秀吉は山崎で光秀を追い詰め、光秀は近江に逃れる途中で落ち武者狩りに遭います。

それにしても織豊政権大河がなぜ多いのか、それは信長の上洛に始まり、室町幕府再興と朝倉・浅井攻め、将軍義昭の追放、石山本願寺との戦い、甲州征伐に加えて本能寺の変に毛利攻めと、戦闘シーンが多く飽きさせないという点が挙げられるかと思います。また秀吉の家臣たちをそれぞれ主人公、あるいは準主人公とすることで、多くの作品を作れるというメリットはあります。

しかしその反面、飽きられやすいというか、ワンパターンになりがちなのも確かでしょう。ならば同じ時代の東北や九州を描いた方が、馴染みはなくても新境地を切り開けるはずなのですが、どうもひところの夫婦大河同様、無難だけれど皆が知っている時代背景、人物の方が、リスクを冒すよりもいいとNHKが考えているふしもあります。

『独眼竜政宗』の時のような、ある意味殻を破った作品というのは、今後出て来るのでしょうか。実は『いだてん』の後の『麒麟がくる』が、そうなるかと思ってはいたのですが。

それから先日の『青天を衝け』、篤太夫=栄一が実家がある血洗島へ戻ります。実家のシーンは、この大河の評価すべき部分でしょう。家族が出て来るからとも言えますが、ただ私の場合、所謂ホームドラマ的、あるいは少女漫画のプロット的な要素は好きではありません。女性主人公の大河や朝ドラでは、一部例外もあるにせよ、この手の要素が多いようですが、私としては、こういうのは予定調和的で面白く感じられないのです。血洗島のシーンが好きなのは、実家を描くことで、様々な意味での主人公の原点が見えて来るためです。

あと、父の市郎右衛門を演じる小林薫さんが割と好きなせいもあるかと思います。最近マクドナルドのCMにも出演していますね。

飲み物-グラスに入ったビール
[ 2021/09/18 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

今後の大河の舞台予想と主演俳優の出演CM

ここのところ『鎌倉殿の13人』関連でいくつか投稿をして来ましたが、その翌年放送予定の『どうする家康』も、そろそろメインキャストが決まるのではないかと思います。しかし年明けと同時に2年後の作品を発表するというのは、この後も続くのでしょうか。私としては、その前年の年明けか、2年前の秋頃で十分かと思うのですが。

『青天を衝け』と『鎌倉殿の13人』が関東、そして『どうする家康』は東海メインになると考えられますので、2024年以降は、そろそろまた西日本か東北が舞台となるのではないでしょうか。それこそ南北朝なんて、近畿地方が主な舞台となるわけですし。また個人的に、東北か九州が舞台のを観てみたいものです。東北だと『八重の桜』以来、九州だと『軍師官兵衛』以来です。

ところで吉沢亮さんが、ロッテガーナのCMに出ているのはご存知でしょう。また来年の主演の小栗旬さんが味の素、再来年の主演の松本潤さんが、キッコーマンのCMにそれぞれ出演しているというのは、前にお知らせしていますが、チョコレートに関して言えば、松本さんも明治のCMに出演していますね。こうなると、吉沢さんか松本さんが、小栗さんのプレモルに対抗する形で、ビールのCMに出ても不思議ではありません。

と言うより、『龍馬伝』後に限れば、男性主人公の大河の主役を演じた俳優さんで、ビールのCMに出演した人は結構います。岡田准一さんと堺雅人さんは発泡酒ですが、あとは福山雅治さんも鈴木亮平さんも、そして長谷川博己さんも、出演中または出演後の違いこそあれ、ビールのCMに出ています。しかし吉沢さんとか松本さんの場合、あまりビールの印象ではないのですよね-松本さんは以前、嵐のメンバーとして出演したことはありましたが。

しかしこうなればなおさらのこと、受信料を使うのではなく、彼らが出演中のCMの企業に頭を下げて、スポンサー付きで大河を作るべきかとも思ってしまいます。問題は、人に頭を下げられるだけの腰の低さと交渉力とを、NHKが持ち合わせているか否かですが-難しいでしょうかね。


飲み物ーアイスカフェオレ


[ 2021/09/11 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』関連記事に対する疑問その1

青天を衝け』に関して、このような記事があります。

吉沢亮『青天を衝け』、成功のカギは大河ドラマの「朝ドラ化」にあった

個人的に現代ビジネスというのはあまり読まないのですが、ちょっと突っ込みどころがある記事なので、リンクを貼っておきます。まず、

吉沢亮の起用の成功は大河の朝ドラ化にあった

などとあるのですが、現時点で「成功」していると結論付けるべきなのかどうか不明です。こういうのは最終回の後に持って来るものではないでしょうか。

何よりもまず、大河と朝ドラとは根本的に異なるものです。そもそも「大河の朝ドラ化」というのは、かつての女性大河に対する意見に見られたように、批判でありこそすれ、評価とはなりえませんでした。

ただこの『青天を衝け』に関しては、私も血洗島のシーン関連で、朝ドラにすれば面白いと何度が指摘しています。なぜこのような表現をしたのかと言うと、この血洗島の家族や親戚の描写には、大河より朝ドラに向いていると思われる部分が多く、大森美香氏はやはり朝ドラ向きなのかなと思ったためです。また吉沢さんも、農家の息子で藍を商う内に、色々な可能性に目覚めて行くというキャラは向いていると思われます。

ですから、血洗島のシーンは朝ドラ向きという指摘なら、それはそれでうなずけます。しかしそうではなく、この大河は主人公の成長が見て取れるから、演技が自然になって来たから、正に男性版朝ドラだとあるのは、どうも無理やり感が強いし、筆者の独りよがりであると思います。仮に筆者がそう思っているのであれば、何も大河など作らなくても、朝ドラを男女それぞれの主人公で作ればすむ話です。また演技が自然になって来たというのは、こちらが見慣れたせいもあるのではないでしょうか。

また

これまでは経験も知名度もあるべテラン俳優が、主役を演じるのが既定路線だった

とありますが、「これまでは」がいつまでなのかの説明もなし。そもそもこの記事で指摘されるまでもなく、大河は以前から若手俳優の登竜門といった側面があり、2000年代に入ってからはそれが顕著になっています。吉沢さんのみならずとも、さほどの主演経験がないとか、大河に出る前はあまり知名度が高くなかったという人も多いのです。そのせいか最後の方で

ここ数年は、やはりドラマでの主演経験がなかった『西郷どん』の鈴木亮平や、ブレイク前だった岡田准一、綾瀬はるかなど、大抜擢に近いキャスティングが頻繁に見られるようになっている。

などとありますが、既にこの時点で
「これまでは経験も知名度もあるべテラン俳優が、主役を演じるのが既定路線だった」
との矛盾が生じているように見えるのですが。また綾瀬さんの『八重の桜』、岡田さんの『軍師官兵衛』は「ここ数年」ではちょっと無理がありますね。せめてここ10年程としておくべきでしょう。あと滝沢秀明さんと吉沢亮さんは、それぞれ主演が史上最年少(23歳)及び二番目(27歳)となっているのに、『篤姫』主演当時22歳だった宮崎あおいさんについては、何も触れられていませんね。彼女こそ大河主演の最年少記録保持者なのですが。

そしてこの部分

NHK大河ドラマの主演といえば、かつては上り詰めた者にのみ与えられる称号のような重みがあった。しかし昨今は、ドラマ離れの加速から大河でも高視聴率を獲得することが難しくなっている。そしてその責任は主演俳優一人が背負わされがちなのも、大河特有の現象だ。そのため実績のある俳優ほど、危険を冒して大河の主演という大役を引き受けることを避け始めている。

とありますが、実例が示されていません。実績のある俳優が辞退したのはどのような作品なのか、はっきりさせてほしいものです。

そして視聴率ですが、

折り返し地点を過ぎても序盤と変わらない視聴率を記録し続けている

とあります。ただこの大河は初回が20パーセントで、序盤は10パーセント台半ばから後半はあったはずです。寧ろなぜ、他の幕末大河とほぼ同じレベルまで落ちたのか、それに関する考察も見られません。そもそもこれは以前から書いていますが、関東が舞台である以上、元々関東の数字である視聴率が高めに出たとしても何の不思議もないと思われます。
(この項続く)

飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/09/03 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』の村重謀反

『黄金の日日』8月29日の放送分、「摂津動乱」なるサブタイを見て、恐らく荒木村重の謀反だろうと思っていたら、案の定でした。しかしこの場合、村重は突如として信長に盾突きます。その後黒田官兵衛が捕らえられたため、余命いくばくもない竹中半兵衛が、松寿丸を逃がすことになります。尚半兵衛が病気であるというのは、ナレーションで説明されています。

あとこちらも『国盗り物語』同様、明智光秀が交渉に赴きますが、村重ではなく、高山右近と話をするシーンが登場します。さらに助左も堺へ戻る途中、織田と毛利水軍との戦に巻き込まれる設定になっています。

無論助左が主人公であるから、それはそれでいいのですが、やはり『軍師官兵衛』を観てしまうと、あまりにも村重の謀反の描かれ方があっさりし過ぎに見えます。しかも竹中半兵衛は「ナレ死」ですし…。官兵衛の村重は、まだ牢人で出世を目論んでいた頃に官兵衛一行と会い、その後城主にまで上り詰めるものの、小寺の殿にそそのかされるという展開でしたね。

あの田中哲司さんが演じていた村重はよかったです。後に城を捨てた後道糞と名乗り、伊武雅刀さんが演じる千利休と再び登場するところが、『軍師官兵衛』の面白さであったとも言えます。

ところでこの当時の大河は、主にスタジオ内のセットで収録されており、恐らくは照明のせいもあってか、不自然に明るい印象があります。時代が時代であるため仕方ないとは思いますが、もう少し屋外での収録が多ければ、この大河の雰囲気ももう少し違ったものになったでしょう。それがちょっと残念です。

飲み物-冷えたビール2杯
[ 2021/09/01 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』の叡山焼き討ち

6月20日放送の『黄金の日日』には、叡山焼き討ちが出て来ます。『国盗り物語』同様、信長は僧たちのことをむじな呼ばわりし、山の者は皆殺しにせよと秀吉、そして光秀に命じます。この時の光秀を演じているのは内藤武敏さんですが、どこか『功名が辻』の、坂東三津五郎さんの光秀を思わせます。

一方堺の今井家に奉公している助左ですが、秀吉の妻、ねね(おね、寧)が横山城へ向かうため、同行するように言われます。この時杉谷善住坊は、信長を千種越で狙った犯人として追われており、叡山に身を隠すことを決めていて、近江に行くなら叡山に入って、自分の朋輩である法林坊と会って来てくれと頼まれます。信長も叡山には手を出せないと善住坊は言うのですが、さて。

尚この時、今井家の娘(養女)美緒を助左がきつね呼ばわりしますが、これも『国盗り物語』で、お万阿が有馬温泉で、庄九郎からきつね呼ばわりされたのを思い出します。そして助左は叡山へ向かうのですが、焼き討ちに遭い、この時初めて我が身を守るために、織田方の雑兵を殺めてしまいます。またこの時秀吉は、山から下りて来る者たちを逃がしてやります。この辺は『軍師官兵衛』でも同じことが描かれていました。

一方ねねは、その秀吉に会いに陣中へ行きますが、こういうことは当時できたのでしょうか。しかもこのねねは、当然と言うべきなのでしょうか、尾張弁丸出しで会話をしています。

それから助左の友人の五右衛門ですが、キリシタンである笛(モニカ)と2人切りの時に、きわどいことをしてしまいます。この当時の大河は、こんなことも結構描いていたのですね。


飲み物-グラスビール
[ 2021/06/24 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

秀吉を演じた俳優たち 続き

先日の続きです。秀吉を演じた俳優さんの中で、好演ではあったものの、ちょっと惜しかったなと思う人もいます。

1人は『信長 KING OF ZIPANGU』の仲村トオルさんです。この場合は、仲村さんの方が寧ろ背が高く、信長のように見えたためです。その意味では『麒麟がくる』にちょっと似ていますが、私の場合緒形直人さんの信長は、あの大河ほどの違和感はありませんでした。

そして『功名が辻』の柄本明さんです。こちらも『軍師官兵衛』の秀吉同様、年を取って行く中で見せる醜さが描かれていましたし、淀殿と石田三成の密通を窺わせる描写もありました。そういった点はよかったのですが、家康を演じたのが西田敏行さんだったため、どうもこちらが秀吉のように見えて仕方なく、それが多少マイナスになったかと思います。西田さんも色々な役を演じていますからね。

あと『麒麟がくる』の佐々木蔵之介さん。この大河に関してはすべてのエピを観てはいないのですが(録画はしています)、こちらも信長役の染谷将太さんの方が秀吉のように見えてしまい、どうも佐々木さんのイメージとはややずれた感もありました。制作サイドの思惑があっての起用なのでしょうが、やはり馴染めませんでしたね。

ちなみに『真田丸』放送時に、NHKの『スタジオパークからこんにちは』に出演していた浅利陽介さんが、やはり秀吉を演じてみたいと話していたことがあります。こちらも、ちょっと童顔ではありますが似合いそうです。ただ浅利さんといえば、小早川秀秋の印象が未だ抜けきらないのですが…。


飲み物-ビールと夜景

[ 2021/04/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『国盗り物語』に見る明智光秀 53

この頃、織田家の家臣の中に荒木摂津守村重という人物がいます。素性は色々言われていますが、この織田家家臣にまで上り詰めたのはかなりの出世と言うべきでした。その村重が謀反を企てているという知らせが届き、信長はあれこれ考えるものの、理由がよくわからず、京にいる宮内卿法印松井友閑と共に、村重の居城伊丹城へ向かいます。
元々村重は池田氏に仕えており、家老になって茨木、尼崎の城をそれぞれ奪うという功績を立てます。また池田氏は足利将軍家と縁があり、そのため村重も幕臣となったその後、信長からその才を認められ、摂津一国を任されていました。

さらに伊丹氏をも追って、その居城伊丹城をもわが物としますが、光秀はこれを高く評価します。さらに村重の家臣団には、高山右近、中川清秀などの人材がいました。仮に謀反が事実であった場合、光秀が攻めている丹波も、秀吉が攻め込んでいる中国地方も、また佐久間信盛が指揮を執っている大阪本願寺も摂津と隣り合っており、これらの作戦に何らかの支障が出るのは明らかでした。
しかもこの場合の謀反とは、つまり毛利氏に寝返ることを意味しており、摂津が毛利軍の最前線となるのみならず、本願寺との連携で毛利軍はさらに巨大になります。

伊丹城は有岡山と呼ばれる丘陵の上にありました。光秀が対面した時の村重はやつれており、かなり苦悩しているように見えました。とはいえ謀反を決意したのであれば、そこまで悩む必要もなく、実際どうするか決めかねているといったところでした。
光秀は長女を村重の嫡男村次に嫁がせており、娘を敵として攻めるのを避けるためにも、村重の説得に当たります。村重は自分に関する風説が色々出ており、そのために鬱屈しているようです。しかし光秀は信長は何とも思わぬこと、以前秀吉が同じような目に遭ったが、直にその風説もやんだことを話して聞かせます。

やがて村重は風説は身に覚えがございませぬ、逆心のお疑い心外に存じますと、信長に伝えてくれと頼みます。信長はそれを聞いて
「祝着」
と笑顔になりますが、実は信長に取ってはすべてが計算済みでした。
村重はいつかは「退治」しようと考えていたものの、今はまだつなぎとめておく必要があり、下手に怒れば村重が態度を硬化させることも見抜いていました。名代として光秀を派遣したのも、必ずや謀反を止めるであろうことも織り込み済みだったのです。

やがて母を人質に差しだすように命じられた村重が、伊丹を出て茨木まで来た時、その決意が揺らぎます。家臣の中川清秀が、一旦疑いを持たれた以上、信長は許さないと言い出し、やがて他の重臣である池田久右衛門、藤井加賀守、高山右近らもこれに賛同して、結局村重は籠城の支度に取り掛かります。
尚この時村重は、自分を説得してくれた光秀への好意として、嫡男の嫁である光秀の娘を離縁して坂本城まで返しています。光秀はなおも、村重の謀反が不可解に感じられましたが、この村重は存外気が小さいということは理解していました。

そのため風説に神経をすり減らし、譜代の家臣や子飼いの秀吉のように信長に甘えられなかった(これは光秀も同じ)のが、このような行動に村重を走らせたとも取れます。しかし信長は尚村重を慰留するように秀吉に命じ、秀吉は黒田官兵衛を送るものの、逆に官兵衛は城内の牢に監禁されます。
ついに信長は立ち上がりますが。みだりに武力を使うことは、かえって敵を利することになりかねず、家臣を懐柔することにし、特にキリシタンの右近には宣教師を遣って説得させます。これにより家臣に見捨てられた村重は単身城を出て、最終的に毛利氏に身を寄せ、親族は悉く処刑されます。

荒木村重と言えば、『軍師官兵衛』の村重を思い出す方も多いでしょう。この中では村重は一介の牢人の時に官兵衛主従と出会い、後に信長に仕えることになります。この時は、妻でキリシタンのだしが、夫の謀反に心を痛め、官兵衛に寄り添う姿が描かれていました。
軍略家でもありましたが、この時の謀反がもとで信長からいわば見捨てられ、単身城を抜け出すことになります。元々信長は、この時点では村重を必要としており、そのため徒に彼を敵に回すような真似はしませんでした。

村重が寝返ろうとしたのは、中国の毛利氏でした。摂津のような地域は、毛利に付くだけでその最前線が東に移動し、信長にはかなりの脅威となったわけです。本願寺攻めの真っ最中の信長には、これはかなり痛いことでした。そしてその後、これは信長の本性と言うべきでしょうか、村重の一族は皆殺しにされますが、籠城の前に実家の明智氏に戻された光秀の娘、静は無事でした。
光秀はこの娘を、重臣で、しかも親族でもある弥平次光春に嫁がせます。時と場合によっては、静も処刑されていたかも知れず、光秀は信長の狂気を改めて感じます。弥平次も、光秀のその気持ちは十分承知していました。


飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/04/10 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-51(戦国大河の低迷と今年のアンコール放送)

それとこれも先日書いた、戦国大河の低迷についての続きです。特に2000年代に入ってからは、男性主人公を泥臭く描く作品よりも、夫婦大河の方が視聴率が高いというのは前にも書きました。どちらかと言えば奥さんが旦那さんの背中を推し、内助の功という形で物語を展開した方が、好感を持たれるのかも知れません。またこの場合の男性主人公は、側室を持たなかったとされる人が多く選ばれています。その方が話を作りやすいのでしょう。
無論王道的な大河であっても夫婦関係は描かれるのですが、それがさらに強くなっていったというところでしょうか。特に『利家とまつ』、『功名が辻』そして『天地人』には何かしら似たものがありますが、その中でも『天地人』はちょっと異色過ぎたようです。それとは別に、戦国というのは幕末と違って色々創作を入れられる時代でもあり、それもまた多くの作品制作に踏み切った一因と言えるでしょう。もちろん原作がある場合、その原作自体に既に創作が入ってはいますが。

その戦国大河にもう一つ関することとして、今月から日曜日早朝の大河アンコール放送(BSプレミアム)では、『黄金の日日』をやっています。しかし今年の大河は幕末であり、なぜ戦国?とつい考えてしまいます。時代的に似たような背景なら、本来は『徳川慶喜』辺りの方がふさわしいでしょう。恐らくは今年の主人公が武士でなく農民であり、後に実業家になる人物であることから、敢えてこの作品を選んだとも考えられます。
本放送とアンコールの時代が異なるのは意外と多く、たとえば『西郷どん』の時は『軍師官兵衛』でしたし、『いだてん』放送時も『葵 徳川三代』、『麒麟がくる』の時も『太平記』でした-尤もこの場合は脚本家つながりともいえます。ただ武士でないところは共通していますが、やはり戦国から江戸時代初期と、幕末から近代という2つの時期はかなり異なる点があり、必ずしも共通点を見出せるとは言えないかも知れません。また、この『黄金の日日』もかなり創作は入っていそうです。

ところで『青天を衝け』はツイッターとインスタが開設されていますが、インスタの方はかなりの画像がアップされています。家康公と幕末期の子供のツーショットもあったりでなかなか楽しめます。インスタによる展開はいつからかはわかりませんが、『真田丸』の頃はまだフェイスブックだったように記憶しています。
それにしても思うのが、『麒麟がくる』のインスタの画像の少なさです。全部で20点ほどしかなく、しかも収録の合間を縫っての様々なショットがあまりアップされていませんでした。半分ほどがクランクアップや出演者の誕生日関係にとどまており、本編の展開のみならず、こちらにもちょっと興を削がれました。休止の影響もあったのでしょう。しかしせっかくアカウントを作っている以上、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

飲み物-パブのビール2
[ 2021/04/06 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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