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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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2022年度後期朝ドラ『舞いあがれ!』

次の朝ドラ『舞いあがれ!』関連で少し書いておきます。
この朝ドラ、主な舞台は東大阪と五島で、ヒロインの舞が五島の祖母を訪れた際に、ばらもん凧に魅せられ、それがきっかけでパイロットを目指すことになります。

ちなみにこのばらもん凧というのは、五島の伝統工芸品でもあり、こちらのお店のサイトに詳しく紹介されています。

五島ばらもん凧販売店 五島民芸
https://www.gotomingei.com/

一方舞が住んでいるのは東大阪ですが、「聖地」花園ラグビー場のおひざ元ということもあり、「ノーサイド」なるカフェが登場するようです。舞はドラマの中で浪速大学に進学しますが、『芋たこなんきん』には浪速大学医学部が出て来ますね。

音楽は富貴晴美さんですが、この方は『西郷どん』の音楽も手掛けていました。尚、この『西郷どん』で徳川家定を演じた又吉直樹さんが、こちらの朝ドラでは古本屋の店主を演じています。

そして公式サイトです。こちらはリンクを貼っておきます。

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』


飲み物-アイスコーヒー
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[ 2022/09/18 23:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

来年の大河のタイトルロゴ、小檜山氏ツイと『ちむどんどん』関連色々

まず大河関連ですが、『どうする家康』のタイトルロゴが決定しました。大河としてはかなり異色なロゴではあります。

2023年 大河ドラマ「どうする家康」ロゴ発表!

それとこちらは昨年の大河関連と言うべきでしょう、小檜山氏のツイにこういうのがありました。

https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1566589595021520897
そこは慎重なのに、なぜ天狗党処刑を命じたのは慶喜じゃないとか、そういう雑なことをするんだろう…といつもの脱線を。

慶喜は天狗党の処刑には関わっていないはずなのですが…。しかし、なぜここまで昨年のを引っ張るのでしょうか。

さて『ちむどんどん』、あと3週間となりました。しかし現時点で主人公の暢子は20代半ばであり、ネタバレになりますが、恐らく金曜日(16日)に出産です。1人の50年を描くと脚本の羽原氏は言っていたのですが、本当に50年を描くのであれば、あとはかなり急ピッチでストーリーを進めないと、尺が足りなくなりそうなのですが。

それとこのドラマ、こちらも多くの方から、料理がメインのドラマなのに、料理がおいしそうに見えないと指摘されています。照明とか盛り付けの仕方などで、如何にもおいしそうに見せることは可能でしょう。あとこれは前に書いていますが、食事の残りや食べかけをアップで撮影したり、料理を落としたり、また腐った料理を、特に必要ないと思われるのにわざわざ見せるような点も批判されています。言うまいと思えど、『芋たこなんきん』の鯛のアラ炊きはおいしそうなのに…。

ちなみに料理監修の「オカズデザイン」ですが、ここは元々グラフィックデザインのユニットで、その後料理も手掛けるようになったらしいのです。あるいは、そういう事情も関係しているのでしょうか。それから沖縄独自の事物の中には、視聴者の中にはなじみのない人もいますし、そういうのを番組中、あるいは公式サイトやツイなどでもっと詳しく説明していいかとも思います。

例えばこれは料理ではないのですが、スイジガイがちむどんどんの入り口につるされているシーンがあります。こういうのもなぜなのか、説明してしかるべきでしょう。元々これは沖縄や南西諸島で、火事をはじめとする厄をよけるためのものです。

スイジガイと言えば、『西郷どん』の吉之助が奄美に流される回で、愛加那(とぅま)の家にこれがあったのを思い出します。その時は公式ツイートでちゃんと説明されていました。

あと、こちらも黒島さん関係になりますが、マスクで顔の見分けがつかないからと、手書きでそれぞれの名札を作ったとのこと。それはいいのですが、やはりもう少し包丁さばきをマスターしてほしかったなと、私としては思います。

それと暢子の相手は矢作の方がふさわしいということ、これも書いてはいますが、この方も同じことを考えているようです。

https://twitter.com/shinyamada2022/status/1568240699560308737

尚この画像は、公式サイトのあらすじのページにあります。


飲み物-アイスココア2
[ 2022/09/12 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 71その1

『武将ジャパン』大河コラムへの疑問点前半部分です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第34回「理想の結婚」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)


1.泰時はめんどくさい性格です。『鬼滅の刃』の炭治郎と同系統ですね。
『麒麟がくる』の光秀もそうでした。彼も放送時に空気が読めないだの、態度が悪いだの、言われていたものです。
現代で言えば、接待カラオケができないタイプと申しましょうか。坂口健太郎さんの端正な個性にもピッタリ。

なぜここで『鬼滅の刃』だの『麒麟がくる』だの出て来るのでしょうね。お気に入りだから無理やり出して来ている感もありますし、泰時と光秀は人間性がいくらか異なるとは思いますが。
それと「端正な個性」と言うでしょうか。「端正な振る舞い」とか「端正なたたずまい」などとは言いますが。

2.癒し系であり、ネタバレしますと、彼は物語の最後まで滅亡or失脚をしません。
時房ファンの皆さまご安心ください。

承久の乱にも参加して、義時が亡くなった後も生きるのですから当然のことと思われます。

3.三代目鎌倉殿・源実朝――。
実朝の隣には、実衣がいて頭を下げています。乳母はそれほどまでに実権を握っているのですね。

「乳母はそれほどまでに実権を握っているのですね」
非常に今更感があります。武者さんは比企尼や能員の妻道を、どのように見ていたのでしょうか。

4.薙刀のような長柄武器は実践的で、中国ではむしろこちらが主流になりました。

このドラマの舞台は中国ではなく、鎌倉時代初期の日本です。
薙刀は平安時代から用いられていましたが、大型化したのは鎌倉時代末期、南北朝の頃だと言われていますね。弁慶が持っていたのも、薙刀とされています。

5.しかし語りばかりで退屈なのか、実朝も居眠りをしてしまいます。扇をパンと打ちつけ、実朝を起こす広元。

個人的には、薙刀と弓矢の稽古の後で体力を使ったのかと思いますが…。

そして
「漢籍教養の豊かな人ですので、ここで『論語』「衛霊公」でも。
子曰く、無為にして治まる者は、其れ舜か。夫れ何をか為すや。己を恭しくし、正しく南面するのみ、と。
【意訳】孔子は言った。何もせずともうまく天下を治めたのは舜か。何をなされたのだろうか? 謙虚な態度で、君主として正々堂々振る舞っていたのだ」
などとありますが、別に出さなくてもいいとは思います。武者さん自身はこれを書きたくてたまらないのかも知れませんが。

6.とても綺麗な和紙ですね。当時は貴重な和紙をこれほど大量に入手することは、彼女が若い頃にはできなかったのでしょう。紙の質が格段に上がっています。

例の和歌を書き写した冊子のことですが、彼女(政子)が若い頃にと言うより、今は尼御台という地位があるからこそ、こういう高価な紙をふんだんに使えるのではないでしょうか。それ以前から、それこそ武者さんが好きな大陸・半島由来の紙は存在していたはずですが、それらを日常的に使う人々はかなり限定されていたでしょうから。

7.今度の裁きは俺がうまくやるとノリノリ。相手が泣き寝入りするようなことはしねえ、安心して待ってろってよ。
なんなんでしょう、この清々しいまでの贈収賄は。ダメだという理念が1ミリもねぇ!
殺人や暴力への罪悪感がない坂東武者です。
当然ながら、贈収賄ぐらいでは全く良心も痛まない、絶望的なまでに道義心がない連中が楽しそうに生きています。
娘婿の平賀朝雅にしても「舅殿を頼りにしている」とホクホク顔。
りくと時政の愛息子である北条政範が勧めるままに、何ら遠慮もなく土産を受け取っています。

贈収賄と書かれていますが、その当時と今の概念とでは同一視はできないのではないでしょうか。その後の時代でも、このようなことは続きますし、そもそも付け届けと、「殺人や暴力が好きな坂東武者」とはどのような関連性があるのでしょうか。それを言うなら、義時の「不正」を責め立てる泰時も「坂東武者」なのですが。

それから朝雅が「何ら遠慮もなく土産を受け取っている」と言うよりは、「御家人たちが時政に献上した土産の中から、好きな物を持ち出している」でしょうね。

8.にしても、この場面はどうでしょうか。
政範は決して悪い少年ではありません。親のすることに疑念はない。
しかしこれが泰時なら「間違っている! 下劣です!」と訴えているのでは?
彼は自然と、贈収賄が悪であり、裁判をそんなことで変えるなんてありえないという結論に達するでしょう。

1つ前にも書いていますが、その当時と今とではこのような付け届けそのものの概念も違いますし、それを裁く法もまだありませんでした。半ば公然と行われていても、そのような時代であったとこの場合は取るべきでしょう。

そしてこの泰時のキャラ設定が少々鬱陶しく感じられるようになったのは、あらすじと感想でも書いています。今が6月くらいであれば、あるいは視聴を止めたかも知れませんが、あと10回ちょっとなので最後まで観ようとは思います。それとこの作品は三谷大河の中でも、一番現代に寄せているようにも思われ、部分的に現代ドラマのような印象があります。

9.そんな時政の前に、畠山重忠と足立遠元――武蔵の御家人が座っていました。
「比企がいなくなって武蔵が空いちまった」
そう告げる時政は、続けて俺がもらうと宣言します。

これは前にもこのコラム関連で書いていますが、北条は畠山や三浦と比べると小勢力であり、武蔵が欲しかったとしても特に不自然ではありません。

10.かつて平家方に茄子を届けていた時政が、鮎を届けられて喜ぶようになっている。堕落とはまさにこのことでしょう。

届けることの意味が違うかと思います。国衙に野菜を持って行って散々に扱われたのは、あくまでも挨拶のための訪問であり、しかも飢饉で食べる物がない時期でした。この鮎の場合は、別に数が少ないのを無理して送り届けたわけでもなさそうですし、何よりも訴訟の判決を自らに有利にするためで、単純に比較はできないと思います。

11.それにしても今年の大河は本当に教育上良いと思います。子供ではなく、大人の教育です。
ここ数年の駄作大河では美化してやりがちな悪弊があった。
それは「職務上の権利を振りかざすこと」であり、自分の贔屓する相手にだけ情けを掛けることを美談扱いするシーンが多々ありました。
(中略)
感動、美談に仕立て上げ、倫理観の欠如した大河ドラマなど、誰が見たいのでしょう。
その点、今年は愛嬌のある北条時政が、最低最悪の贈収賄を強行し、それが悪しき様で描かれていて実に気持ちがいい。
すべて感情で動くのは危険である。今年はその弊害を描いてくれて、実に爽快です。

よくこんなこと書けるなと正直言って思います(苦笑)。この中略の部分には、いずれも『西郷どん』、『いだてん』、そして『青天を衝け』に対してネガティブなことが書かれていますが、この指摘がまず変です。

『西郷どん』では、
「西郷隆盛が権力を使ったうえで、我が子に海外留学させることを美談扱いしていた。税金を流用して自分の贔屓する学校に金を回すことをよいことのように扱っていた」
とありますが、隆盛が菊次郎を海外留学させるのはその前からの考えであり、しかも東京滞在時の隆盛は長屋住まいでした。それと「贔屓する学校」とは私学校のことでしょうか。これは税金と言うよりは、明治維新に功労があった人々に贈られる賞典禄によって作られています。
『いだてん』に関しては観ていないので何とも言えませんが、『青天を衝け』の場合は、
「『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一が明治以降に大商人として成功できたのも、長州閥とのテロリスト人脈で結ばれていたから。ビジネスにおいて適切な競争原理が働いていない」
なのだそうです。「長州閥とのテロリスト人脈」などという表現もどうかと思いますし、「ビジネスにおいて適切な競争原理が働いていない」にしても栄一のビジネスは多岐にわたっており、具体的にどのような部分で競争原理が働いていないか、それを指摘してほしいものです。

それとここでは「主人公の父」の時政が、武者さんが叩いている大河の「主人公」と比較されており、それもまた妙なものです。義時が付け届けを貰ってにんまりしているのなら、まだわかりますが。今までも書いていますが比較対象がおかしいです。

12.そんな政子を無視するかのように、りくと実衣は軽やかに宣言。結果として女性三人が賛同したことになりますが、むろん真意には大きな差があります。
りくと実衣はステータスに目が眩んでいる。
政子は過去の過ちから学ぼうとしている。

実朝の結婚話ですが、りくは京育ちですから当然でしょうし、実衣も、乳母である以上同意は当然のことでしょう。そして何よりも政子が本当に同意するか否かより、この場合は形式上であっても
「尼御台の決断」
が、皆欲しかったのではないでしょうか。

政略結婚の典型ではありますが、この当時の高位の人々などこのようなものでしょう。

あと過去のあやまちと言うのは大姫のことでしょうが、大姫のキャラ設定(私は正直馴染めませんでした)と実朝のそれとはまた違うし、将軍の娘が入内するのと、公家の姫君が輿入れするのもまたいくらか異なるかとは思います。


飲み物-ポーターとクルミ
[ 2022/09/07 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと―持ち上げる今年そして叩く昨年

『武将ジャパン』大河コラム続きというか、まず三谷さん脱稿関係です。そしてそれに絡めるようにして、まあ例によって例の如くと言いますか、『青天を衝け』をかなり叩いています。

朗報です。
まだ8月末なのに、脱稿したそうです。
(注・関連記事リンクがありますがここでは省いています)
決定稿にするまで手を入れるから、そのせいでギリギリまでかかるのだろうけれど、プロットの仕上げそのものはそう遅くないだろうと。
これはドラマを見ていればわかります。

三谷さんにしては早い方なのだろうと思います。しかし何度も書くようですが、これがガイドブックの発売に影響している印象もありますし、早い人は、放送開始後間もなく脱稿ということもあるようです。

今回は頼家の暗殺が、風呂場でなく猿楽の舞台でした。
あの猿楽は手間と時間がかかるため、いきなり決めてできるものとは思えないのです。
本作は作りに時間がかかるような場面が多い。
小道具や衣装も手間暇かけています。時間にある程度余裕がなければできないはず。

猿楽のシーンはあらすじと感想でも書いていますが、『太平記』で、柳営(将軍-この大河では執権-の館)に招かれた猿楽衆の中に、刺客が入り込んでいたのをベースにしているように見えます。武者さんがこれを観ているかどうかはわかりませんが。しかし猿楽だけでなく、他にもある程度の時間を見て取りかかるべきシーンというのはあります。武者さんがなぜここで『麒麟がくる』の能のシーンを持ち出さないのか、それがよくわかりません。『平清盛』の舞楽のシーンなども同じでしょう。

そして、

ですので、こういういい加減な報道に私は割と苛立っていました。
「三谷幸喜の『Nキャス』MC就任に大河スタッフが顔面蒼白!脚本が間に合わない!?」(注・本文は記事へのリンクあり)
三谷さんご本人の怒りは、私どころじゃないでしょうけれど……代わりに憤りをぶつけさせていただきます。
そもそも、そこまで脚本が決定的に遅い人が、三度も大河に起用されるものでしょうか?

別に武者さんが、代わりに怒っても仕方がないと思うのですが…。しかしこれも嫌いな大河だったら、我が意を得たりとばかりに紹介するのではないのでしょうか。何せ今までがそうでしたし。それと三谷さんの起用、本人の意向もあるいはあったかも知れませんし、『真田丸』が割とよかったから、もう一度となったのかも知れません。ファンからの要望もあったでしょう。

それと好きな大河の割に、こういうツイをするのですね。歴史系ライターを名乗っていて、大河コラムを有料で書いている人が、これはどうかと思います。

小檜山氏ツイ義時関連

そして嫌いな大河に関しては、武者さんはこの通りです。

近年で脚本が遅れていると判明したのは『青天を衝け』です。脚本家が歴史に馴染みがないか、好きでなかったのだろうと感じました。
大河にはガイドブックがあり、おおまかなプロットが放送前にわかります。
そのプロットから根本的な部分が変わっているとなると、あまりに時代考証がおかしいと判定されたため、その後に修正されたと想像できます。
去年はそういう妙な変更やカットが多かったんですね。

昨年でなくても、ガイドブックと実際のドラマとのギャップは何度か見られました。嫌いな大河だから騒いでいるのでしょうが、今年もガイドブックと、実際のドラマのギャップはありますけどね。

ともあれ、まず2021年という年を考えてみたいと思います。

前年の2020年に行われるはずだった東京オリンピックとパラリンピックが1年延期され、この年の夏に行われることになりました。当然NHKも放映権を持っているわけで、中継に当たって大河ドラマの放送をいくつか削らざるを得なくなります。恐らくはそのせいで、脚本にいくらか変更を加えざるを得なくなったのも一因でしょう。かてて加えて、コロナ禍で収録と放送の休止を余儀なくされた『麒麟がくる』が、翌年にまで放送がずれ込んだため、当初の予定とはかなり違ってしまったのではないかと思われます。

事前にガイドを読んで「これをそのまま放送したらまずいだろう」と思っていると、実際の放送ではカットされて、どうでもいいシーンが追加されていた。
一例として、長州征伐の西郷隆盛です。
天狗党を大量処刑したことと比較して、流血を回避した西郷隆盛を褒めるニュアンスのプロットがありました。
しかし、戊辰戦争と西南戦争を引き起こした西郷が流血を避けるなんて、まずありえない話。
幕末史の基礎でしょう。

ちょっとわからないのですが、武者さんは、第一次長州征伐が武力衝突なしで終わったのをご存知ないのでしょうか。
『西郷どん』でもこの時は、西郷吉之助が徳川慶勝に直訴して平和的解決に持ち込んでいます。またこれに対する条件として、禁門の変を京で指揮した長州藩の三家老の切腹や、藩主父子の謝罪、さらには五卿の筑前への移転などが行われています。

そもそも武者さんは、自分が好きな大河の描写に沿っていないと気が済まないようですね。『八重の桜』、『西郷どん』そして『青天を衝け』、それぞれの西郷の描き方があるはずです。それを言うのなら『麒麟がくる』の光秀も、私は今一つ納得できないところがありました。

ゆえに、放送時はそうしたニュアンスの誘導はバッサリ消えていました。
小道具、衣装、VFXの処理もおかしかった。
店のインテリアとして「風神雷神図」の屏風があった。
本物のわけがありませんし、偽物にせよ店にあんなものは置かないでしょう。質感からして大型プリンタで印刷して貼り付けたようなのっぺりとしたものでした。
書状や書籍も、きちんと筆で書いたものではなく、印刷したのでは?と思えるものがしばしば見えた。

「そうしたニュアンスの誘導」とは何でしょうか。「これをこのまま放送したらまずい」ということでしょうか。何だか意味が通じにくいですね。

そしてあれがおかしい、これがおかしいとありますが、ならばもう少し客観的な説明をつけてほしいものです。あのパリの風景などは割とよかったと思いますし。『風神雷神図』がおかしいのなら、画像を貼ってどことどこがおかしいくらいに指摘するのなら、それはそれで納得できるのですが。あと「印刷したのでは」と言うのは、具体的にどんな書状や書物でしょうか。近代日本であれば、もう印刷された書物が出て来てもおかしくないでしょう。

そういう細部に宿る混乱で、脚本のペースは浮かんできます。
昨年は、ただの手抜きではない、不吉な予兆がいくつもありました。
そういう細部を見ていれば、今年はやはり盤石。
来週以降も期待して待っています。

「そういう細部に宿る混乱で、脚本のペースは浮かんできます」
これもどういう意味なのか不明。
そして
「ただの手抜きではない、不吉な予兆」
これも何のことやら。そしてさらにおかしいのが、
「そういう細部を見ていれば、今年はやはり盤石」
なぜ『青天を衝け』の脚本の細部を見ていれば、今年は盤石になるのでしょうか。

この部分、要は
「こういう細かい部分がおかしいと、脚本の進み方にも乱れが出て来そうです。単に手を抜いたとかでなく、もっと失敗しそうな何かを感じずにはいられません。こういう細部への詰めの点では、今年のは昨年よりまともです」
こう言いたいのでしょうか。しかしもう少しわかりやすい日本語で書いて貰えないものでしょうか。無論私は、昨年のが今年より劣っているとは思わないし、最初の方で書いたように、放送日程の急な変更でやむを得ない部分もあったかと思います。寧ろ昨年に比べた場合、今年はやはり如何にも三谷さん的展開で、やや食傷気味に感じられることもあります。

そしてこの「今年はやはり盤石」、「来週以降も期待して待っています」なのですが、ちょっと無理が感じられます。本当に面白ければ、わざわざ昨年の作品と、何かにつけて比較する必要もないわけです。『青天を衝け』を、未だにかなり意識しているのだろうとは思いますが。


飲み物-パブのビール2
[ 2022/09/03 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 67その2

『武将ジャパン』大河コラム、後半部分の疑問に思われる点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第30回「全成の確率」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/08/08/170161


1.御所では、またもや所領の揉め事が持ち込まれていました。
あまりにこの手の訴えが多いのでしょう。皆うんざりした顔をしています。

と言うより、この所領の揉め事が多いのが、宿老たちの合議が始まった一因と言うべきでしょう。

2.三浦一族の佐原義連から「連」をもらったけど「つら」ってなんだ――そう思ってたってよ。

佐原(三浦)義連が烏帽子親となって、連の字を与えたことは事実ですが、ただそのシーン、あるいは佐原(三浦)義連の名前はドラマ本編には登場していませんね。

3.全成の流刑先に向かい、鎌倉に戻りたいだろうと告げます。戻してやってもいいと思っているとか。
そのうえで、鎌倉殿のやり方に不満が募っているという。実衣が危ういという。
そして人形の入った包みを投げてきます。

ここのところ、かなり省かれていますね。
まず「鎌倉殿のやり方に不満が募っている」というセリフは出て来ません。
能員は
「かわいそうだがお許しいただける日が来ると思うな」
「あの方のお怒りはそれほど大きかったということだ」
と言い、全成にプレッシャーをかけて来ます。
その上で実衣が危うい、なぜならば鎌倉殿は、実衣がそそのかしたと疑っているとさらにプレッシャーをかけ、然る後に包みを投げるわけです。またこの包みですが人形ではなく、人形を作るための道具が入っているようですね。

4.全成は縄を打たれ、読経しながら引き立てられてきます。

この場合は真言を唱えているかと思います。真言は一種の呪文とされており、私は自分の投稿では呪文と一応書いています。

5.そして刀が振り上げられたところ、なんと雷が落ちて致命傷にはなりません。

ここもちょっとわかりづらい。つまり雷が落ちて執行人の手元が狂い、全成は致命傷を負わなかったわけです。

6.日蓮の「龍ノ口法難」とは異なり、全成は落命してしまいました。
でも、最期に奇跡を起こしたことで、最愛の妻の信愛はより強くなりました。
全成の祈祷は、命を守れなくても、愛は守った。
半分失敗で、半分成功といえるのかもしれない。そんな最期でした。

私もこのシーン、日蓮を思い出しました。
それから実衣の全成への愛ですが、この部分よりも、寧ろ全成が危険だとわかりつつ呪詛を再び行おうとするシーンに、実衣への愛を感じたと言っておきます。

しかし実衣は割と利用されやすい人物ですね。彼女の立ち位置も関係しているのかも知れません。

7.米の収穫を木簡で数えることが好きだった、あの伊豆の青年が、苦難というのみで削られ、仕上がってゆきます。

好きだったと言うより、それが仕事だったからです。そしてそういう実務に向いていた若者が、頼朝の側近となるにつれ、勢い現実と向き合わなければならなくなりました。

で、ここでまた『麒麟がくる』です。

「『麒麟がくる』の明智光秀も、どんどん時間の経過とともに削られてゆきました。
光秀とこの義時の違いは、どこへ向かうのか、ビジョンがないところ。火の粉を振り払ううちに、何かが変わってゆきます」

別に『麒麟がくる』のみならず、武者さんの嫌いな『西郷どん』も『青天を衝け』も、主人公がも否応なしに現実に向き合い、己の行く道を模索することになるわけですが、こういう作品の主人公は出てこないのですね。

8.義時は変わる一方で、政子は何か変わらない、北極星のような不動のものを感じます。
この姉の周りを回るのが、弟の義時であると。

「周りを回る」という表現なら、太陽とその周りを回る惑星の関係がふさわしいかと思うのですが。
あと政子が「私も考えます」と1人つぶやくところから、彼女も何かを決意したのではないでしょうか。

9.父である頼朝は、義経の首桶にしがみつき泣き叫んでいました。頼家はそんな風にストレス発散できることもなく、毒として体内に溜まっているように思えます。

頼朝と義経の関係と、全成と頼家の関係では大きく異なりますね。頼家にしてみれば、舅でもある能員が仕組んだことであり、何かとばっちりを受けたように感じたかも知れません。

10.この二人は理想的であるし、義時も比奈も賢くて優しい。けれども、何かしっくりこないものがあるように思えます。義時は八重の時ほど開けっぴろげに妻を愛せないのかもしれない。
家の都合で妻すら愛せない義時。圧倒的な孤独を感じます。

賢くて優しいと言うか、北条と比企の関係である以上、どこか他人行儀的なものを私は感じます。そしてここまで北条と比企が対立した以上、義時もほぞを固めたと言うべきでしょうか。寧ろ義時が感じたのは、そのような関係である以上、自分が幕府の中でより重要な存在になるに連れて、普通の夫婦関係でいられなくなるその辛さではないでしょうか。これも一種の政略結婚ではありますし。

11.比企能員を廊下で呼び止める義時。
全成に呪詛を唆したのではないかと問い詰めます。

義時は「全成に呪詛を唆したのではないか」とは言っていませんね。
まず呪詛の道具を全成に渡した者がいると言い、その次に鎌倉を離れましたねと言っています。武者さん、この部分の少し前で、
「三谷さんが元々好きで大得意の、ミステリ劇の手法をふんだんに使っています」
と書くのであれば、こういうミステリ的な問い詰め方をできるだけ略せずに書いてください。

12.ふてぶてしい能員。佐藤二朗さんがあらん限りの憎々しさを出してきました。
このドラマを見ていると、半分本気で彼に憎しみを覚える人もいるかもしれない。

実際演じている俳優さんが、その役にダブってしまうということはよくあります。
これとはまた別ですが、『ちむどんどん』関連で、これと似た意見を目にしたことがあります。

13.ここが当時らしい価値観といえるのが、忠誠心が感じられないところです。
こういうことを言われたら、忠義を疑うのか!と、後世の武士ならば怒り出しそうではある。幕末なら確実にそうなりそうだ。
しかし、よくも悪くも当時の武士は利益がないと動かず、やりがい搾取は通じません。

所謂後世の武士道的なものはまだないのだから当然です。
と言うより、戦国時代頃まではこういうものでしょう。戦闘員であったからこそ、損得勘定にも聡くなければならなかったはずですから。無論御恩と奉公という概念はありましたが。

14.「ようやく分かったのです。このようなことを二度と起こさぬために何をなすべきか。鎌倉殿のもとで悪い根を断ち切る、この私が!」
大河主人公が、怒涛の敵抹殺宣言しましたのぅ。

別に、他の大河主人公でも似たようなことを口にしていると言うか、この手の見得を切っていることは多いものですが。多少意味合いが異なりますが、『軍師官兵衛』の「御武運が開けた」などもこれに類したものでしょう。

15.若き鎌倉殿は、病に冒されていたのでしょうか。

不摂生がたたったという見方もありますし、この当時の高位の人々の病気はわかりにくいですね。診断書があるわけでもありませんから。

続きはまた改めて。

飲み物-ビールと夕日2
[ 2022/08/11 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第29回「ままならぬ玉」あらすじと感想-1

第29回「ままならぬ玉」前半部分です。

梶原景時が討たれ、北条と比企の対立は避けられなくなり、仲介役の義時の役目は重要になった。頼時は父は鎌倉に不可欠な存在になったと言い、比奈は自分が義時に嫁いだ時の起請文を見せ、自分を比企に返すなどと言わないようにと念を押す。そして義時に呼ばれた善児は、義時から袋を手渡される。

中を改めた善児は、中身を見たかと義時に尋ね、義時が否定すると
「試されたのですよ、わしの天運を」
と答える。中にあったのは、宗時を殺めた際に持ち去った物だった。そして自分も年齢だからと、トウと言う若い女性の武芸者を連れて来る。彼女の太刀さばき、身のこなしは完璧だった。

宿老たちの評議が始まる。しかし時政の隣に座るべき三浦義澄は体調を崩しており、時政は義盛を呼んで隣に座るように言う。比企能員があまりよくないと聞いたがと言うも、幼馴染である時政は心配ないときっぱり言う。しかし義澄の余命はいくばくもなく、先のことは案じないでくれ、守ってみせると言う義村や甥の義盛の言葉にも、死んだ後のことはどうでもいいと弱々しく答える。

そこへ時政がやって来る。待っておったと義澄は言い、身を起こして一緒に行こうと時政にしがみつくが、それが彼のいまわの言葉となった。梶原景時死去から3日後のことだった。号泣する時政。そして流人時代から仕え、他の誰よりも長く頼朝に侍した安達盛長は、頼朝のそばに小指の先だけでも骨を埋めてくれと遺言し、そのまま瞑想するかのように、座ったまま目を閉じた。

能員は頼家に、奸賊梶原景時が去り、義澄と盛長もいなくなって、宿老たちの評議はあってないようなものだと言う。頼家はこれからは好きにやらせて貰うと言い、能員はそれに同意して自分が支えると言うものの、頼家はそれを拒む。しかし能員は自分に万事お任せあれ、その上で好きになさるがよろしいと頼家を牽制する。そして正治2(1200)年春、時政は従五位下、遠江守に任命される。

源氏以外の御家人の国守就任は初めてのことであった。時政は政子に、色々口を利いてくれたことに感謝するが、政子は、おじじ様の喜ぶ顔が見たくないのかと、頼家ににじり寄っただけだと答える。りくはこれで比企に一矢報いることができると言うが、この国守就任の目的は、御家人に範を示し、この鎌倉を守っていただきたいからであることを口にする。政子も比企がどうこう言うのをやめてほしいと言うが、りくは戯言だと言い、時政もそうだと哄笑するのだった。

畠山重忠が、自分の統治下にある陸奥国葛岡の新熊野社(いまくまのしゃ)の僧たちが、所領争いをしている件で裁決を依頼する。この社は藤原秀衡の頃からの、由緒正しい社であると三善康信。そこへ頼家が現れる。義時が取次はまだであると言うものの、頼家は意に介さず、能員は康信を押しのけて頼家の席を作ろうとする。

重忠が続きを述べようとすると、頼家はいきなり絵図を奪い取り、祐筆の筆を取り上げて真ん中に一本線を引く。頼家は、所領の狭い広いなどは所詮運、僧の身で欲深いとは片腹痛いと言い、重忠が神仏に仕える者の訴えをぞんざいにすると、天の怒りを買いかねないと注意するも、頼家は開き直ったかのように、望むところよと大口を叩く。

さらに今後所領のことは、自分が調べて処断すると言い、しかも能員には「好きにさせて貰ったぞ」と言い捨てて去って行く。その年頼家の正室つつじに子が生まれ、善哉(ぜんざい)と名付けられ、義村は望み通り乳母夫の地位を手に入れる。これが能員には面白くなかった。義時にはわざとらしく祝意を述べつつも、嫡男は一幡であると念を押す。しかし頼朝は、正室の男児を嫡男とする意向だった。しかし文書には記載されておらぬと、受け入れられないと能員は言う。

このままでは鎌倉が比企の思うがままになると、りくは懸念する。しかし善哉が嫡男となったところで、時政とりくには得るものはなく、千幡を嫡男とすることに決める。この年9歳の千幡は頼家の弟で、身内も乳母夫も北条一族だった。りくは少々乱暴な手を使ってでもと言い、何だと尋ねる夫に察するようにと言う。そして呼ばれたのは全成だった。

鎌倉がここまで大きくなれたのは、北条が真ん中にいたからだと時政が話を切り出し、でも今はそうではないとりくが続ける。彼らの要求は呪詛であった。時政は能員をと言うがりくはそれを遮り、鎌倉殿をと明言する。りくは命を取るのではなく、しばらく病で臥せってくれればそれでいいと言い、全成がためらうのも無視して、先代の跡を継いで随分苦労しているようだから、重荷を取り除いてあげて何が悪いのだと全成に問いかける。

時政は全成に近づき、跡を継ぐのは千幡じゃと言う。全成は千幡の乳母夫であった。一方妻の実衣は、結城朝光が下総に戻ったため琵琶の稽古も休んでおり、退屈そうにしていた。その実衣は、京で僧の修行にいそしむ子の頼全から文が届いたと言う。文を読み始めた実衣が、百檀大威徳法の業と口にした時、全成はもうそこにはいなかった。そして全成は部屋に籠って、呪詛のための人形を作り始める。

頼家は相変わらず、近習たちと蹴鞠をやっていた。しかしこの年坂東を台風が襲い、農作物に被害が出ていた。頼時は、今は蹴鞠に興じるのではなく、他にやることがあるのではと頼家に直言する。しかし頼家は蹴鞠は遊びではないと言い、如何に鞠を落とさずに蹴り続けられるかを、平知康の指導のもとで行っていた。

義時は頼時を伊豆に行かせることにする。百姓たちは食べるだけの米がなく、借りた米も返せずにいた。土地を捨てて逃げ出す者もおり、これを収めて来いと言う父義時に、頼時は自信なさげであった。そこへ同席していた時連は、何とかしろと言われたら何とかする、お前の父上もそうやって何とかして来たと口添えする。頼時は何とかしてみると受け入れざるを得なかった。

時連は、頼時は鎌倉殿の側にいない方がいいと言い、義時も、小さい頃は仲が良かったのにと昔を思い出す。お前は大丈夫なのかと問う義時に、時連は、鎌倉殿に蹴鞠の才を見出していただいたと答え、そんなことは望んでおらぬと義時が言うも、蹴鞠は遊びではない、京へ上った時に公家と渉りあうためのものと時連は答え、(頼家を)諫めるだけではなく、分かって差し上げること必要であると義時に話す。

伊豆へ発つ頼時は頑張ってくると言うが、初は、そういう真面目なところが息が詰まると言う。同行する鶴丸は、いつも肩に力が入っているのが悪い所だと言い、初は面白くないとまで言う。その頃義時と義村は、2人を結婚させようと話し合っていた。初は頼時にはもったいないが、お前の息子ならと義村。そもそもこうなったのは、義村が初を八重のところへ連れて行ったためで、八重が結び付けてくれたかと義時。



景時、義澄、盛長と御家人たちが次々と世を去ります。このうち景時は討ち取られたわけですが、後の2人は年齢によるものであり、御家人たちも世代交代の時を迎えたと言えるでしょう。その世代交代の代表格のような頼家ですが、宿老たちがいなくなったこと、能員がおだてたことで、自分の思うがままに振舞うようになります。

例の絵図の件はかなり有名ですが、こういうやり方で裁決を下されてはたまったものではありません。一方で頼家とつつじの間に男児が生まれ、次の世代が続々と誕生しています。しかし能員は、一幡が嫡男である、頼朝が正室の子を嫡男にする意向があったとしても、文書に記載されていないと、一幡の後継を正当化しようとします。これがまた新たな火種となります。

元々比企には対抗意識を持っていたりくですが、このままでは比企に鎌倉を、いわば乗っ取られると思ったのでしょう。全成を呼んで呪詛を依頼します。しかし比企の誰かではなく、頼家を呪詛の対象にと言います。無論これは呪殺ではないものの、いつもながらのりくの思い切ったやり方に、時政も全成も驚きます。その全成、妻の実衣は、朝光が去ってから意気消沈したようになり、自分も重責を伴う仕事を任されて、自分の子のことも上の空のようです。その子頼全の文に遭った百檀大威徳法ですが、大威徳明王は呪法と関連がありますね。

そしてこれも関連しますが、乳母夫が3人登場します。まず比企能員です。そして三浦義村、さらに全成です。この時代の乳母制度の縮図のような感じです。しかしこの全成と実衣、先日も書いていますが、どうも千幡の影が薄く感じられます。数えで9歳にもなっていれば、兄との違いを見せるためにも、そろそろ登場させてもいいのではないでしょうか。

時政は相変わらず、北条あっての鎌倉と思っており、常にりくの言うことを受け入れています-但しこの夫婦の場合、こういうやり方の方が、寧ろバランスが取れているように感じられます。あと善児、こちらも二代目を連れて来ましたが、あのトウは、範頼暗殺時の女の子が成長した姿でしょうか。

そして百姓が土地を捨てて逃げ出す、所謂逃散が『おんな城主 直虎』、『西郷どん』に続いてここでも登場します。これは、一種の抵抗手段でもありました。


飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2022/08/01 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』キャスト第4弾が発表

『どうする家康』新キャスト(第4弾)が発表されています。

【第4弾】2023年 大河ドラマ「どうする家康」新たな出演者発表!──戦国サバイバル 大変なのは家康だけじゃない みんな“どうする?”
(NHK ONLINE)

キャスト(発表順、出演者敬称略)
お市-北川景子
織田信秀-藤岡弘、
柴田勝家-吉原光夫
山県昌景-橋本さとし
水野信元-寺島進
久松長家-リリー・フランキー
松平昌久-角田晃広(東京03)
今川氏真-溝畑淳平
糸(氏真の妻)-志田未来
関口氏純(瀬名の父)-渡部篤郎
巴(瀬名の母)-真矢ミキ
たね(瀬名の侍女)-豊嶋花
お田鶴-関水渚
鵜殿長照-野間口徹

今回お田鶴の方は出ますが、直虎は出ないのでしょうか。

藤岡さん、寺島さんは『真田丸』以来、北川さんは『西郷どん』以来の大河出演になります。また音楽は稲本響さんです。

ところでお市は発表されましたが、浅井長政はどの俳優さんが演じることになるのでしょうか。あと明智光秀は今回は誰なのでしょうね。


飲み物-注がれるビール
[ 2022/07/16 01:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

小檜山氏note記事とツイへの疑問点

まず小檜山氏のnote記事です。

プロパガンダとしての大河と朝ドラ
https://note.com/54seikobi85/n/ne33a063b5e34

しかし思うのですが、その「プロパガンダ」である大河と朝ドラのレビューを書いて報酬を得ているのは、他ならぬ小檜山氏=武者さん自身だと思うのですが。要は、自分が嫌いな大河と朝ドラはプロパガンダであると言いたいのかも知れません。ならばそういう作品の時は、レビューを書かないというのも一つの方法でしょう。

では一部抜粋します。

大河についていえば、2015年と2018年は流石に露骨すぎたのか、いわゆる大河クラスタでも感づいた層が多いのか、駄作枠とされました。
 不可解なのは2015、2018とできの上ででは大差がないにもかかわらず、なぜか熱狂的な一部支持を集めていた2019と2021です(といってもあくまでネット観測値であり、実数は取れてませんが)。

まず何が具体的に「露骨」なのか不明です。そしてこのブログでも書いていますが、私は2015年の『花燃ゆ』は、主人公のおにぎり作りや、椋梨藤太邸前での号泣、奥女中のシーンなどは馴染めませんでしたが、一部の男性パート、あるいは多少メロドラマ的ではありましたが、群馬編などはよかったと思います。

2018年の『西郷どん』は、全く疑問がないわけではないもののかなり好きでしたし、実際周囲に面白いと言う人もいました。特に奄美大島編などは評価されていましたね。

そして2021年の『青天を衝け』、これも一部疑問はありましたが、血洗島の藍農家のシーンや、天狗党関連で栄一が彼らを諫めるところなどは好きでした。最後の方が年表風になったのは残念ですが、オリンピックがこの年に決まった以上、やむを得ない部分もありました。また栄一の女性遍歴も、逐一描くわけには行かなかったでしょうし。2015年や2018年、特に2018年と大差がないというのは私も感じますが、それは寧ろ肯定的な意味での話で、特に主人公の生家や仲間の描写などは、両作品ともかなり受け入れられるものでした。

ただ小檜山氏に取っては、自分が嫌いなものは、皆も嫌いでないと嫌なのでしょうね。尚2019年の『いだてん』は、第6回までしか観ていないので何とも言えません。

また小檜山氏の場合、幕末から近代物、特に西国諸藩や徳川慶喜絡みが気に入らず、そういうのはすべてプロパガンダだと決めつけているふしはあります。好きな人も嫌いな人もいる、人それぞれと思っていればいいのではないかとは思いますが。一方で好きな作品に対しては基本的に無批判なのですね。

あと朝ドラでは、案の定と言うべきなのか『マッサン』、『あさが来た』、『わろてんか』、『エール』そして『まんぷく』などがやり玉に挙げられています。

では『ちむどんどん』関連です。例の、智が農家で野菜の買い付けをしているシーンですが、小檜山氏のnote記事にはこのように書かれています。

『ちむどんどん』第64回 歌子は歌いたい
https://note.com/54seikobi85/n/n9b78b7bda019

智は沖縄に仕事で出張し、できる仕事人ぶりを見せつけます。賢秀と大違いだな、おい。沖縄食材を仕入れて東京で売るだけでビジネスチャンスなんだぞ、にーにー。でもヒントではある。特質のある豚肉でビジネスだ!

とあるのですが、
「沖縄食材を仕入れて東京で売るだけ」
先日の投稿でも書いていますが、この当時沖縄や南西諸島でウリミバエの被害があり、植物防疫法によって農作物を持ち込むのは不可能だったはずです。これが解禁されるのが1993年ですからかなり先です。なのに、なぜそれに関する考察がないのだろうと思います。

それと小檜山氏ツイでこういうのもありました。

自分の意見が言えてスキルのある若い女が嫌いだ!ちむどんヒロインむかつく!って素直にいえばよいのでは?

「自分の意見が言えてスキルのある若い女」とは、暢子のことだと言いたいのでしょう。しかし私の場合、これに当てはまるのは暢子でなくて愛ですし、愛はあの中では好感が持てるキャラです。

あと

ちむどんアンチタグや記事、沖縄出身の貧困家庭からきた若い女は何をしてでもぶん殴りたい、そんな心性は観察できて興味深い。

ちむどんアンチが勢い余って沖縄差別をフルスイングしている点こそ、むしろルール違反で不正義だと思いますが。沖縄への知識なしで叩いていたりして、指摘されると怒り出す。

などともありますが、アンチタグのツイで、沖縄差別などというのは殆ど見たことがありません。あくまでも人物描写がおかしいとか暢子が料理人らしくない、あるいは暢子と和彦や智の関係の描写について行けないといったツイが、私が見る限りではメインになっています。

それと「沖縄への知識なしで」などとありますが、小檜山氏は前出のように、植物防疫法の存在に作品内で言及しておらず、あたかも農作物を持ち込めたような展開になっている点に何の疑問も呈していません。寧ろ小檜山氏にこそ、「沖縄への知識」を持ってほしいです。

ところで『ちむどんどん』、料理関係の考証をしているシェフの室井氏が、助言はしているとコメントしていたらしいのですが、制作陣がそれを無視しているのでしょうか。

これで思い出すのが『江~姫たちの戦国~』です。これも考証の小和田哲男氏が助言したことと、実際の作品とが異なっていたようで、それを考えると、制作統括の責任は大きいと言うべきでしょう。


飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2022/07/11 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 54

『武将ジャパン』大河コラム続きに行く前に、『鎌倉殿の13人』出演者情報です。

【第七次】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」新たな出演者決定!
(NHK ONLINE)

詳しくはまた後で投稿しますが、関智一さん、山寺宏一さんも出演ですね。

さてコラムの後の方ですが

久々のギャグがあって爆笑回だな〜!……と思えたかというと、そうでもない。
随所に不吉なフラグが立ちました。
範頼も、全成も、破滅への道のりがうっすらと見えてきます。
彼ら自身が迂闊というよりも、懲りずに企む坂東武者が悪いとも思えてくる。上総広常の死を教訓にできていないんだなぁ。

私が観た限り、ギャグらしきものはこの回はなかったのですが、どこのシーンでしょうね。全成と実衣の会話でしょうか、あるいは政子が飛び跳ねるシーンでしょうか。そして坂東武者、特に年配の豪族は、頼朝に不満があるわけですから、揺さぶりをかけてもおかしくありません-当然ながら失敗しますが。

善児が怖いと言われますが、私は人間よりも権力のありようが怖いと思いますよ。
比企能員と道の夫妻なんて、権力をとりにいくことを楽しみすぎていて危険です。
しかも彼らは一族の女を駒にするからたちが悪い。比企に関わると滅びるという意味では、源行家に匹敵するほどの死神かもしれない。

権力を取るというのは、乳母制度というのも関係しているかと思います。手塩にかけた若君が将軍ともなれば、一族が出世してもおかしくないでしょう。それとこの当時、あるいはそれより後になっても、女性を権力者に嫁がせる、あるいは側女にするというのはよくあることでしたが。

そして、このような記事のリンクがコラム内に貼られています。尚私はタイトルをコピーして検索したので、このメディアの記事であるかどうかは不明であるとお断りしておきます。

「鎌倉殿の13人」風雲急 ついに“三谷流”曽我事件!善児も暗躍?ネット興奮「もうミステリードラマ」
(スポニチ)

しかしこの冒頭に
「稀代の喜劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目」
などとありますが、昨年がこうだったら、武者さんは提灯記事だ何だと叩いたでしょうね。

あと『シャーロック・ホームズ』に登場する仮設形成(アブダクション)を、この大河に当てはめたらどうなるかなどと書かれていますが、どうも武者さんの独りよがりと思われるところもあるし、何よりも長くなるので省略します。それにしても今回も、それから少し前にもホームズの『緋色の研究』で、ワトソンが軍医であると言い当てる場面ばかり出て来ます。他の場面、あるいは他の作家の作品は引用しないのでしょうか。

さらに

なんだか最近「伏線回収!」という言葉でドラマを評価することが流行しているように思えますが、三谷さんのようなミステリ大好きな作家ならばそれはむしろ当然のこと。
(中略)
それにそうすることで話を動かせる中世と相性が良いのだと思えます。

とありますが、
「そうすることで話を動かせる中世」、仮設形成によって話を動かせると言いたいのでしょうが、例えばどのようなものかを挙げてほしいものです。また『孫子』の「行軍」では戦場でのこの適用法があるとして、その部分が引用されていますが、これも長いのでここでは紹介しません。そもそも大河コラムで、なぜこういうのを持ち出すのかそちらの方が不思議なのですが、いつもの漢籍自慢なのでしょう。

そして最後に「『鎌倉殿の13人』の進む道」という小見出しで、以下のようなことが成功する要素とされています。

・Twitterでトレンドを獲得する
→これは保留。Twitterのアルゴリズムを理解していれば、ノイジーマイノリティ(声の大きい少数者)が活発化するとトレンドは取りやすいため。
・関連番組が多い
・ネットニュースの本数が多い
・関連書籍も多く出てくる
・関連イベントが多い
・歴史雑誌が、夏になっても関連ネタを取り上げている。昨年は夏にはもう下火になっていた
・ファン層の空気に余裕がある。心底好きか、義務感から好きと言っているのか。その違いはファン層の空気に反映される

トレンドの件、保留するのであれば外せばいいと思うのですが…。ともかく関連番組やネットニュース、関連書籍に関しては、昨年もあまり変わらなかったと思います。書籍は結構多かったですし。イベントは、コロナ禍でできなかったものもあるかも知れません。それから歴史雑誌の件ですが、渋沢栄一という人は歴史雑誌というより、経済関連のメディアなどと親和性が高いのではないでしょうか。
そして
「ファン層の空気に余裕がある」
とは一体何でしょうか。これを見る限り、心底好きなのが今年で、義務感から好きというのが昨年だと言わんばかりですが、もちろん昨年でも本当に好きだとか面白いと言っている人は、ネット上でも結構見かけました。この最後の部分は、武者さんの希望的観測でしょう。

こうもネット配信が発達した現在、視聴率だけでの判断は時代遅れになりつつあります。NHKもそこはふまえてNHKプラス再生数を気にしている。そこでよい結果が出ているのでしょう。

確か昨年、『麒麟がくる』で上げた視聴率を『青天を衝け』は落としたといった記述が、この大河コラムにありました。こういう場合は
「視聴率だけでの判断は時代遅れ」
とはならないのでしょうか。そもそもここまで書くのなら、数字をきちんと出さないと説得力がないかと思います。

NHKは中世大河という賭けに勝った。
ゆえに再来年も『光る君へ』にしたのではないでしょうか。

「賭けに勝った」も何も、まだ放送が終わってもいないのに、そういうことを言うのは時期尚早かと思います。『青天を衝け』とは視聴率は拮抗している(というか現時点では『青天を衝け』の方が数字がいい)けど、でも武者さんは勝ったのだと思っていたいのでしょうか。
あと『光る君へ』ですが、平安京1230年と何か関連があるのではないでしょうか。そして平安時代は、日本史の時代区分上では中世ではなく古代に入りますね。

来週日曜、6月12日、伊豆の国市の江間公園で「第1回義時・江間祭り」をあげておきます。
こういう行事があることが、大河の持つ力でしょう。

それはいいのですが、好きな大河の時にはイベントをアピールするのに、そうでない大河になると見向きもしないのも、武者さんのコラムの特徴と言えます。何度も言いますが、『西郷どん』放送年の11月に、メインキャストが鹿児島市を訪れた時、多くの人々が出迎えたことが公式のSNSでも採り上げられ、糸を演じた黒木華さんもそのことを語っていました。しかし武者さんがこの大河を好きでなかったせいか、このコラムでそのことが紹介された記憶はありません。

飲み物-アイスカフェラテ
[ 2022/06/10 00:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 49

『武将ジャパン』大河コラムに関する疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第21回「仏の眼差し」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

1.奥州で取れる砂金はいつの時代も貴重でしたが、特にこの時代には価値がありました。というのも、お隣の中国で宋が滅ぶと、国土の北半分は金王朝(王朝としての金)に支配され、南半分となった南宋王朝は日宋貿易で砂金を調達するようになったのです。それゆえ奥州平泉がなくては貿易が成立しませんでした。

2.「これから大事になるのは忠義の心だ。あのような男を二度と出してはならん。ついに日本全てを平らげた」
この場面、この台詞は大事ですよね。【石橋山の戦い】で、北条時政と大庭景親が言い争う場面があり(中略)許してくれてよくしてくれた平家が大事だ。そんな風に時政は言いくるめられていたものです。
要は、忠義よりも欲得が重視されました。
しかし、それではいかんと頼朝は考えている。

3.「御恩と奉公」と言われるように、鎌倉幕府は御家人を恩賞で繋ぎ止めていた。そこへ「忠義」という道徳概念を提示したんですね。
おおよその出どころは推察はできます。大江広元あたりでしょう。
彼は大学寮でも専門は明経道。要するに中国思想専攻でした。

4.先ほど指摘したように、大庭景親は損得で道を選ぶことを当然だと思っていました。
山内首藤経俊も露骨に命乞いをしていた。
それがだんだんと、武士は名誉を重んじるようになります。

5.もちろん良い話ばかりでもなく、哀しい一例を挙げると、徳川慶喜でしょうか。家臣たちには戦争をけしかけておいて、自分だけは大坂から愛妾同伴で江戸へ逃げるなど、不誠実なことを平気でしてしまう慶喜。それでも幕臣は、主君を討たれたら恥だから慶喜のことを守りました。
あるいは西郷隆盛も島津久光とは犬猿の仲でしたが、それでも山岡鉄舟に「主君の首を取られたらどうするのか?」と問われ、慶喜の助命を認めています。

1.武者さん、過去に2回ほどこのコラムで同じようなことをに書いていますが、砂金が絡むのは南宋との日宋貿易ではなく、奥州藤原氏が行っていた北方貿易の方ですね。これだと奥州と南宋の貿易のように見えてしまいます。

2.そもそも鎌倉幕府が本格始動しようというわけですから、御家人たちに造反されては困ると言いたいわけでしょう。平家も滅んだし、主を選ぶなら源氏一択なのですから。

3.大江広元は明法博士、つまり明法道(律令学)の人物なのですが。

4.武士の時代が安定するにつれ、忠義が求められてくるのは当然のことでしょう。これが再び混乱するのが戦国時代になるわけですが。それと山内首藤経俊は、父と兄が平治の乱で義朝に従い、戦死したこともあるのではないでしょうか。

5.ここに来てまた『青天を衝け』(あるいは『西郷どん』も)批判ですか。武者さんのよくないところと言うべきでしょうか、『鎌倉殿』ならそのレビューに徹すればいいのに、何かにかこつけて嫌いな大河を持ち出し、叩いていますね。レビューを書きたいのか、嫌いな大河批判をしたいのかわからなくなります。


6.そう褒める法皇と丹後局。褒めているのか、馬鹿にしているのかわからないのですが、時政には嫌味が通じません。
ぶぶ漬けを薦められて(京都人の「帰れ」と言う意味)、笑顔で食べてきてしまうタイプだ。

7.「みんな院が望んだこと……」
そう“飼い犬”である平知康から事実を陳列され、法皇はキレだしました。

8.こうしてわけのわからん八つ当たりをされ、平知康が追い出されますが、この場にいないあの人ならば、解説できるかもしれません。九条兼実です。彼は摂関家のエリートであり、とても理想が高く、教養も溢れていました。あるいは大江広元もそうでしょう。
(中略)
院が選んだ結果でしょうよ!
九条兼実なら、強烈にそう毒づくことでしょう。

9.気を利かせた政子が話を逸らし、預かっている孤児の数を訪ねます。
11人からまた増え、徳のある行いだと政子が感心する。
これも意識の変革ですね。
鎌倉時代には「三つ子が生まれた!」という記録が出てきます。不吉とも思わず、むしろ珍しく、慈しむものとして書かれました。人に対して情けをかけることは、素晴らしいことである。そういう温かい慈悲深さを評価するようになっていったのです。政子は、八重がそんな時代を先取りしていると感心しているように思えます。

10.頼朝よ……おまえは本当にどうしようもない男だな!
八重が幸せそうなことに気づき、えっ、それって小四郎とラブラブってこと? ワシよりええのか? というマウント心理でも働かせたのでしょう。
(中略)
血液型照合もDNA鑑定もできない時代ですから、「父親が俺かもしれない」と匂わせること自体が極悪非道です。なまじ八重のように、頼朝と子がいたとなれば余計に生々しい。

6.時政は大番役で京にいたこともありますし、壇ノ浦後の何年かは京都守護として京に赴いており、朝廷のこともある程度把握していて、そのせいか、態度も落ち着いていますね。奥さんのりくも京は熟知していますし。それとここで「ぶぶ漬け」をまた持ち出してくるのも、ワンパターンだなと思います。

7.これは知康ではなく、丹後局が言ったのではないでしょうか。知康は頼朝の文を読んだ後、頼朝追討の宣旨を出したことを怒っているのではと言っただけです。それと「事実を陳列」て何でしょうね。「開陳」の間違いでしょうか。

8.実際兼実と折り合いが悪かった後白河法皇ですが、法皇のみが悪であると書きたがるのもどうかと思います。尤もこの九条兼実は、法皇の後継者である後鳥羽天皇とも不仲だったと言われていますし、丹後局から失脚させられています。
あと
「院が選んだ結果でしょうよ!」
繰り返すようですが、院が望まれたことと丹後局が言っていますね。

9.その鎌倉時代の慈悲深さ云々ですが、例を挙げて説明して貰えないでしょうか、このコラムでは、この時代はああだったこうだったと書かれてはいるものの、それを裏付ける事実があまりにも乏しく、信憑性を欠いているように見えます。しかし時代の先取りだ何だより、こういう手のかかることをして、金剛も育てて感心ですねと、政子は同じ母親として言いたかったのではないでしょうか。
あと三つ子の話、残念ながら翌日三人とも亡くなったとされています。

10.そしてここで頼朝批判。思うのですが、武者さんは褒めているより批判している、叩いている方が生き生きしてみえます(それがいいことであるとは思いませんが)。しかしこれも、頼朝を最初から批判する方向ですね。無論どうかとは思いますが、そういう人物なのだから仕方ありません。極悪非道は言いすぎでしょう。ただ頼朝の言動自体、ちょっと企み臭いとは思いますが。

11.(注・頼朝が金剛は自分の子だと言いたげなシーン)単に劇中のヤリトリだけでなく、もしかしたら大河ドラマ『草燃える』を意識しているかもしれません。あのドラマでは、金剛こと北条泰時が、義時か、頼朝か、どちらの子か確定できないという設定だったのです。昔から大河は自由な枠でしたが、現在であれば、あの設定は通らないでしょう。
頼朝のしょうもなさは、女の幸せは男由来だと決めてかかっているところですね。八重が千鶴丸と鶴丸を重ねて幸せなのだと知ったら、どんな気持ちになることやら。

11.10年ルールと言いながら、43年前の『草燃える』をなぜ出してくるのでしょうか。過去の大河作品でこれしか『鎌倉殿』と同時代を描いていないのなら、いつかも書きましたが、源平大河の10年ルールは外してはどうでしょう。
それと
「頼朝のしょうもなさは、女の幸せは男由来だと決めてかかっているところですね」
ですが、あのやり取りだけでそこまで思いませんでしたね。
あと八重が鶴丸に千鶴丸をダブらせるシーンは、この後で出て来るのではないでしょうか。

飲み物-スノーアンドテル
[ 2022/06/01 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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