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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  西郷どんその他

西郷どん復習編9-薩摩へ戻る吉之助と寺田屋事件

『青天を衝け』に行く前に、久々に『西郷どん』の復習です。約1年半ぶりでしょうか。

吉之助が奄美に流され、とぅま(愛加那)と結婚して穏やかな日々を送っていた頃、薩摩から大久保正助(一蔵)がやって来ます。一蔵と名を改めた彼は、吉之助に薩摩に戻ってほしいと頼みます。吉之助は悩みますが、最終的に藩が自分を必要としていることを理解した彼は、薩摩へ戻ることを決意します。

愛加那も薩摩に行きたいと、叔父の佐民に告げるものの、それでは吉之助を苦しめるだけだと諭されます。この時愛加那は、吉之助の2人目の子供を身籠っていました。吉之助は愛加那に、家と畑を残して薩摩へ戻ります。

西郷どん21薩摩へ戻る吉之助と子供たち
吉之助(中央)は薩摩へ戻ることになる

大島三右衛門と名乗ることになった吉之助ですが、国父である久光と自分が相性がよくないことに気づきます。兄斉彬と違い、薩摩を一歩も出たことがない久光が天下に号令をかけるのは難しかったのですが、久光は京で孝明天皇から詔を賜り、江戸へ向かうつもりでした。吉之助はその先発隊として、まず下関まで行きます。

しかし有馬新七らを中心とする急進派が、京で倒幕に踏み切ろうとしていました。しかも吉之助は、下関で弟の信吾が、30両もの大金を預かって京へ向かったことを知ります。穏やかならぬものを感じた吉之助は、下関で久光を出迎えるという仕事を放り出して、京へ向かいます。京の繁の家に行った吉之助は信吾、そして芸妓のおゆうに会い、有馬らの潜伏先もわかります。

西郷どん23立腹する有馬
血気にはやる有馬(向かって左から2番目)は京で倒幕の狼煙を上げようとしていた

吉之助が有馬を説得する一方で、その吉之助がいないことに腹を立てた久光は、中山尚之助の入れ知恵もあって、吉之助に切腹を命じます。一蔵は吉之助と刺し違えようとしますが、ここで小松帯刀と堀次郎が、
「この男を使いこなせるかどうかで、主君の器量がわかる」
と進言し、結局吉之助、そして行動を共にした村田新八は島送りとなります。

その後孝明天皇から、近衛忠房を通じて、薩摩の急進派を鎮撫してほしいと言われ、大山格之助らを鎮撫使として、有馬たちがいる寺田屋に向かわせます。しかしその後、信吾が仲裁に入ろうとしたことが逆に双方の対立を煽り、急進派は斬られてしまいます。有馬は鎮撫使の道島五郎部絵を抑え込み、「オイ(俺)ごと突け」と命じ、橋口吉之丞の剣によって2人は絶命します。文久2(1862)年4月23日のことでした。

西郷どん23悲しむ大山
斬られた有馬(下)にとりすがる大山格之助

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[ 2021/06/04 00:00 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

幕末大河に求められる人物とは

最近の幕末大河は、それまで埋もれていた感のある人にスポットライトを当てているところがあります。かてて加えて、従来とは描かれ方が違って来た人物もいるというのは、前にも書いていますが、ここでちょっとおさらいをしておきます。

前者に該当する人物は、主に次のような人たちです。

篤姫-小松帯刀
龍馬伝-岩崎弥太郎
八重の桜-山本覚馬
花燃ゆ-小田村伊之助(楫取素彦)
西郷どん-小松帯刀(特に御花畑屋敷での薩長同盟関連)、愛加那
青天を衝け-平岡円四郎、尾高惇忠

小松帯刀は『篤姫』で存在感を示し、『西郷どん』で、ヒロインの初恋の人ではない人物として描かれることで、重みをより増したように見えます。だからこそ、今回も出て来てほしかったのですけどね…。

無論それぞれの人物や出来事に関する資料が見つかったとか、その作品の中で、その人物が重要視されたなどにより、特に注目されることもあります。その一方で、従来の、特に90年代ごろまでは当たり前とされていた人物が、描かれなくなることもあります。

その代表格が、何度か書いていますが坂本龍馬でしょう。この人物は『西郷どん』では、かなり薩摩との距離が近くなっています。今回はまだ登場もしていないし、登場するかどうかも不明(キャストが発表されていない)ですが、そもそも渋沢栄一(篤太夫)視点で見た場合、薩長同盟は描かれるかどうかわかりませんし、また薩長同盟の場に龍馬本人がいたかどうかもわからないため、恐らくは出て来ないのではないでしょうか。

今後の幕末、あるいは幕末が時代背景の一部となる大河は、西国雄藩関係者でいえば
桂小五郎
小松帯刀
西郷隆盛
大久保利通
この4人は外せないと思います。
それに加えて
岩倉具視
三条実美
島津久光
伊藤博文(俊輔)
中岡慎太郎
坂本龍馬
といった人たちになるのでしょう。

中岡慎太郎は西郷とのやり取りもあり、その意味で「龍馬の友人」だけで済ませず、彼自身をもう少し前に出していいかと思います。

飲み物-アイスコーヒーブラック








[ 2021/06/03 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第15回に関して

今回の徳川家康公、元治改元、参与会議崩壊に加えて、一橋慶喜と平岡円四郎の名声の高まり、そして、篤太夫が「我がファミリーに入って来た」との説明です。

*********************

一橋家に仕えるようになった栄一と喜作は、初めての俸禄を受け取る。酒でも飲むかと言う喜作に、まず25両の借金を返すほうが先だと栄一。また2人は、一橋家の家来になったことを受けて、岡部藩の領民ではなくなった。さらに平岡円四郎は、栄一には篤(とく)太夫、喜作には成一郎という名前をつけてやる。この頃文久4年は元治と改元されており、朝議参与が勢いを失うと同時に、慶喜に対する期待が高まるようになって行った。

この一橋家では様々な身分の者を抱えており、猪飼勝三郎を除けば、原市之進は水戸藩出身、川村恵十郎は小仏関所の関守、そして黒川嘉兵衛は旗本といった具合だった。猪飼は元は小姓の出で、二度にわたる自分の過失を慶喜が責めなかったことで、生涯この主君について行く覚悟でいた。また一橋家に新しく抱えられた者たちは、攘夷にはまず日本国を強くすると決意していた。しかし篤太夫と成一郎は、薩摩は攘夷を捨てたが、自分たちは攘夷の志を捨てるまいと誓い、慶喜や平四郎を立てて攘夷を決行する機会を窺う。また長屋暮らしにもなれ、飯もうまく炊けるようになっていた。

そして篤太夫は、薩摩藩の折田要蔵の調査を任される。一種の隠密で、この折田は摂海防禦砲台築造御用掛で、天子の膝元である摂海(大坂湾)を守る役目だった。家茂が19歳になったこともあって、慶喜は近々将軍後見職を下り、禁裏や京の守りに専念しようとしていた。円四郎は、もし折田が有能な人間であれば、引き抜こうと決めていたのである。篤太夫はまず折田の塾へ入るが、真っ先に言いつけられたのは部屋の掃除であり、さらに絵図と本の写しを作ることだった。

傍ら塾で学ぶ篤太夫だが、折田は大風呂敷を広げたがるため、あまり信用されていなかった。また薩摩弁が他の藩士たちにわからず、ある程度薩摩藩士との接触があった篤太夫が、彼らに通訳をするはめになっていた。そのような折、篤太夫は西郷吉之助と席を共にする機会に恵まれる。西郷は折田が、大坂で旗本気取りでいることを見抜いていた。しかし西郷への接近は、三島通庸や川村純義、中原猶介らの薩摩藩士の警戒を強めることになった。

その一方で、なおも板橋宿に囚われになっている長七郎は、兄惇忠との再会を果たす。長七郎は自分が無実の者を殺めたことを後悔していたが、簡単に赦免される可能性は低かった。また市郎右衛門は、一橋家からの掛け合いで、栄一と喜作が岡部領から外れたことを話し、代官が二度と2人を領内に入れるなと言っていたと伝える。そんな頃、惇忠の弟平九郎は、兄長七郎のようになりたいと思いつつ、油売りに精を出していた。その平九郎は渋沢家のていに心を寄せていた。

その後京へ戻った篤太夫は、折田が評判ほどの人物ではないと円四郎に打ち明ける。また折田は山階宮家にも出入りしているが、あまり信用を得られていないようだった。また篤太夫は、折田に命じられた図や書の写しを持参していた。これに円四郎は満足し、それを目にした篤太夫は、関東から人材を連れてくることを提案する。この時期薩摩の勢いを恐れ、将軍後見職を退いた慶喜は禁裏御守衛総督となって、会津藩主の松平容保、桑名藩主で容保の弟の松平定敬共々、所謂一会桑政権を始めようとしていた。そして武田耕雲斎宛に、薩摩に対抗するべく300人ほどの兵を要請する。しかし水戸は藤田小四郎率いる天狗党が筑波山で兵を挙げ、混沌としていた。

やがて折田の塾を辞し、大坂を去ることになった篤太夫は、薩摩言葉の覚書を置き土産に残す。そして西郷から豚鍋を振舞われ、今後の政権について語り合うが、篤太夫は最早幕府ではなく、強い豪族が支配すると口にする。西郷は、薩摩ではいけないのかと問うが、篤太夫はこう言った。
「今の薩摩の殿様に徳がおありですか。ありならばそれもいいと思います。某は徳のあるお方に才ある者を用いて、国をひとつにまとめていただきたい」
西郷は篤太夫に感心しつつ、また彼を取り立てた円四郎にも感服する。しかし西郷は言う。
「あまりに先んこつが見えすぎる人間は、往々にして非業ん最期を遂げてしまう」

京に戻って来た篤太夫と成一郎は、一橋の屋敷の近くを、怪しげな者たちがうろついているのを見かける。そんな中、彼らは関東へ向かおうとしていた。

***********************

栄一が武士らしく篤太夫と名乗るようになり、一方で喜作は成一郎となります。無論2人のこういう待遇を血洗島の家族は知らず、ただ岡部の領民でなくなったことのみを聞かされます。その頃長七郎はまだ板橋宿の牢から出られず(その割に髪があまり伸びていませんが)、惇忠がやっと面会できたのみでした。その惇忠のもう1人の弟、平九郎は家業の油売りをしていました。

そして薩摩との関係ができてきます。篤太夫は大坂で、折田要蔵の塾に入りますが、何かと言えば「摂海防禦砲台築造御用掛」の肩書を口にする折田は、噂ほどではないことを見抜き、円四郎から命じられていた、この人物の調査を無事務めあげます。しかしこの篤太夫が、西郷吉之助と親しくしていたため、他の薩摩藩士たちの反発を買うことになります。ところでこの大河、小松帯刀の存在もそうですが(そもそも豚肉を差し入れたのはこの人ではないでしょうか)、島津久光の描き方もちょっと気になります。

そもそも横浜鎖港というのに久光は危機感を覚えており、これでは列強との戦争になると主張するのですが、この辺の彼の考え方がきちんと描かれず、ただ慶喜に反対する人物といった感じになっています。慶喜も前回でしたか、半年前まではあなたは攘夷と言っていたと反論しますが、列強の恐ろしさを実感している以上、考えを改めるのも当然ではあるでしょう。

制作サイドがよく知らないのか、あるいは敢えてそう描こうとしているのかはともかく、どうにも物足りなさが感じられます。あと西郷は軍賦役兼諸藩応接係となっているのに、この大河ではこの役職名が出て来ませんね。

何となく、『西郷どん』の吉之助とヒー様が懐かしく思えます。あと草彅さん、役作りのためかとは思いますが、セリフ回しが少し硬いようです。それから天狗党の蜂起ですが、水戸藩が幕末に於ける雄藩になれなかった、その一因とも言えます。

さて次回は円四郎暗殺です。これも『西郷どん』では、確か慶喜の身代わりになって斬られ、しかも長州の仕業とされたのみならず、中村半次郎までが疑われますが、実は斬ったのは水戸浪士でした。これを知ったヒー様こと慶喜は、怒りを通り越して笑ってしまいますが、今回はどうなるのでしょう。


飲み物-ウイスキーロック
[ 2021/05/29 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』明治維新編キャスト発表

『青天を衝け』の新キャストが発表されました。いよいよ明治維新編のキャストとなります。

渋沢栄一がさらなる転身を遂げる明治維新 
大転換期のステージで新風を吹き込む、新たな出演者が決定!
(NHK ONLINE)

出演者は以下の3名、カッコ内は役名です(敬称略)。

武田真治(小栗忠順)
大倉孝二(大隈重信)
山崎育三郎(伊藤博文)

流石に今回は、伊藤博文は浜野健太さん(『西郷どん』、『いだてん』での伊藤役)ではなかったようです。しかしこの山崎育三郎さん、何かで大河に出ていたと思っていたら、『西郷どん』の「紀行」の音楽担当でした。そして筋肉質でアクション系のイメージが強い武田真治さんですが、小栗上野介の役なのですね。

ところでこの3人、いずれも渋沢栄一に大きな影響を与えるであろう人物ですが、そしてこの大河に限ったことではありませんが、大河の登場人物の中にはモブでもなく、また特別出演的な役割でもないのに、1回きりの登場という人もいました。今回も始めの方の幕府関係者は、そもそも尺があまりなかった割に、登場する人物がやや多すぎたのではないかとも思われます。無論その逆もありますが。


飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2021/05/27 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第14回に関して

前回お休みだった家康公、今回は朝議参与に関しての説明です。

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栄一と喜作は、平岡円四郎から一橋家に仕えるように打診されるが、一旦返事を保留する。そんな二人に円四郎は本物のバカだと思うものの、あの小さいほう(栄一)は見所があると思ってもいた。彼らは旅籠へ戻り、栄一は世の中の役に立たないうちに一生を終えたくない、生きてさえいれば何とかなるし、一橋家に奉公すれば幕府からの嫌疑も消え、長七郎を助けられるかも知れないと、前向きに仕官を考えるようになっていた。栄一はこの時の状況を、円四郎の言葉を借りて「おかしれえ」と表現する。その後二人はまたも円四郎に会いに行き、建白書を渡す。

本当は慶喜に直に意見を具申したいのだが、この当時の慶喜は、雄藩の藩主たちである朝議と、江戸からやって来た老中たちとの板挟みで多忙だった。この頃の一大問題は横浜鎖港であり、薩摩から攘夷、ひいては鎖港もやめるようにともちかけられる。このような事態を幕閣は憂えていた。薩摩の国父久光は慶喜を、朝廷に気に入られることのみを考えているとみなし、慶喜は攘夷を早々にひっこめた久光に対して、反感を募らせる。

円四郎は、二人の拝謁の前に、松ヶ崎での馬駆けがあるから、その時に現れて名乗りを上げるようにと言う。当日栄一と喜作は、やってくる慶喜とその側近に対して。徳川の命は尽きている、もし天下に何か起こった場合は、自分を取り立ててくれと馬を追いかけ、声を限りに訴える。慶喜は側近の一人である円四郎に目をやり、彼の仕業だと見抜く。そし2人は若州屋敷に赴いて目通りを許され、栄一は乗り切るためにも、天下の志士を集めるべし、国の手綱が緩むと、天下を乱す者が現れると訴える。

さらに栄一は、天下の志士が集まると一橋家が活気づくと言い、結果として幕府が倒れようとも、衰えた日本を盛りあげるきっかけになると拳を振り上げ、その後
「…と、こういう私どもの建白を深慮っていただきたいのです」
と口にする。水戸烈公の子である一橋様に何とぞと訴えるその姿に、慶喜は初めて出会った頃の、給仕の仕方が如何にも無作法だった円四郎を重ね合わせていた。

その後慶喜は、一橋家の番頭である猪飼勝三郎と二条城に戻り、円四郎は栄一と喜作に、孝明天皇が再び政をゆだねるつもりでおり、また横浜鎖港談判使節団を送ったことなどを教える。円四郎は
「幕府の直参なめんなよ」
と言い、慶喜は立場の異なる者たちを相手に一歩も引かない剛情者で、それゆえに力を持ちすぎるとみなされ、動きが取れない状態なのだと教え、2人を武士として待遇するために刀を渡す。

こうやって一橋家の者となった栄一と喜作だが、あてがわれたのは狭い長屋で、しかも無一文であるため、猪飼から借金をして食料や鍋を買い、初めて炊いた飯は粥になってしまっていた。また慣れない仕事にも戸惑っていた。同じ頃血洗島では、惇忠が板橋宿で囚われている長七郎について役人と掛け合うもうまく行かず、栄一たちから文も来ず困惑していた。

参与会議の諸侯らは、政ができないことにしびれを切らし、薩摩国父の島津久光は中川宮朝彦親王に、横浜の鎖港を撤回するよう取り入っていた。また松平春嶽も、諸侯を老中の上に置くべきと考えていた。その後、諸侯らが政に参加することが決まり、京に滞在中の家茂が彼らをもてなしていることで、慶喜は危機感を覚え、中川宮に直談判して薩摩の奸計を知り、朝廷は薩摩の言いなりかと語気を強め、久光、春嶽、宇和島藩の伊達宗城を天下の大愚物とまで断罪する。そして中川宮を自分の側に引っ張り込む。

さらに慶喜は、政権の返上などありえないと言い、参与会議は事実上幕を閉じて、政は幕府のものとなる、慶喜は家臣たちに酒を振舞い、長屋の栄一たちにも酒が許された。一方久光は煙草をふかしながら、面白くなさそうな表情だった。

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所謂参与会議の顛末が描かれますが、この大河、政治関係になるとやはりどこかダイジェスト的になるようです。円四郎は慶喜を「剛情」だと言いますが、これは中の人が「剛」さんだからでしょうか。それはともかく、栄一たちが如何にも粗末な格好で目通りし、このままでいけないとあれこれ話すうちに、あるいはその前に松ヶ崎で出会う時に(ロケの最初はこのシーンだったようです)幕府は終わるといったことを盛んに口にしていますが、あれはあの当時としては、どこか微妙な感じでもあります。しかも若州屋敷では、タメ口になってしまっていますね。

その栄一たち、一橋家に仕えるに当たって、草履取りに言及していますが、この辺り豊臣秀吉をイメージしているのでしょうか。草履取りといえば『おんな城主 直虎』ですが、あれは正しくは草履投げでした。それと栄一は、元々血洗島にいた時は、武士との身分の違いを少なからず実感しているはずです。自分たちが武士になると決めた時、それを回想するシーンがあってもよさそうなものですが…それはなかったようです。

そして血洗島では、尾高惇忠が長七郎に会うこともかなわず、また栄一たちも音沙汰なしということで、かなり不安を募らせます。その栄一たちはと言えば、一橋家の使用人となって、狭くて汚い長屋で、肩寄せ合って暮らしているのですが、そういうこととは夢にも思ってはいないでしょう。しかも2人は、血洗島では厨房になど入ったことがないでしょうし、ご飯がお粥になってしまうのも当然ではあります。

しかし思うのですが、この『青天を衝け』、血洗島メインで朝ドラにしてもよかったのではないでしょうか。千代を主人公にして、夫不在の家を切り盛りした様子を描くと、それはそれで説得力があるかと思います。と言うか、文久3年までの長州が描かれない状態で、幕末の京を描くのもいささか無理があるようですし、久光に従っている大久保も、本来であれば(何度も言いますが)小松帯刀でしょう。

しかも大久保もあまり存在感がなく、『花燃ゆ』の幕末期の桂小五郎とどこか似たものを感じます。『西郷どん』を補完的に観ることになる所以です。土方歳三を演じている町田啓太さん、小松と一人二役で出て貰えないものでしょうか。

ちょっと尾篭な話ですが、この頃慶喜はストレスと飲酒のせいで、便秘がちであったとも言われています。『胡蝶の夢』の中で、松本良順がその慶喜のために、アヘンを処方して熟睡させる場面が登場します。この時代まだアヘンは薬として使われており、今でも鎮痛や鎮静、あるいは咳を鎮めるための薬として使われ、日本薬局方では「アヘン散」となっています。

しかしストレスも大酒を飲むのも、あまり体にいいことではありません。『はたらく細胞BLACK』の世界です。そもそもストレスが多いと消化機能が抑えられますし、飲酒は消化器の水分を奪うので、お通じが悪くなるのも無理からぬ話ですね。


飲み物-白いカップの紅茶
[ 2021/05/21 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第13回に関して

第13回に関してです。

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栄一と喜作は京を目指して旅立つ。途中熊谷宿で、薩摩言葉の浪人が碁を打っているのを見かけるが、この人物こそ五代才助(友厚)だった。その時役人たちがやって来たため、2人は慌ててそっぽを向き、知らぬふりを装う。その後平岡家に向かった2人は、円四郎は不在であると言われる。しかし渋沢という苗字を聞いたやすは、平岡家家臣であるという証文を渡す。夫を守るようにとやすは2人に念を押すが、彼女自身、円四郎から最高の妻であると言われたのを思い出し、思わず笑みがこぼれるのだった。晴れて「武士」となった栄一たちは、身なりをそれらしく整えて京へ向かった。

11月、京に着いた彼らは、その華やかさに驚く。しかし京では新選組が幅を利かせ、副長の土方歳三に率いられた隊士が偵察を行っていた。そこにいた長州藩士が、新選組は元々浪士集団で、一橋慶喜の陰謀であると言う。しかも諸悪の根源は、平岡円四郎とまで言われていた。栄一たちは、自分たちは一橋家の威光にすがったわけではなく、あくまでも円四郎との男の約束で、助けてもらっただけだと自らを説得し、その後若州屋敷へ向かうが、円四郎は多忙で会うことはかなわなかった。そんな中、尾高惇忠は計画の後始末に追われていた。

同じ頃、渋沢宗助とまさは栄一たちの事情を知らないため、働き盛りの2人がお伊勢参りに行ったことに呆れていた。まさはていと、家をしっかり守れる者と縁組みさせようとしていたが、ていは尾高家の末弟である平九郎を密かに思っていた。そして長七郎は、再び江戸に出たいと言う。田舎でくすぶっていることに我慢できない様子だったが、惇忠は、栄一たちの報告を待つように諭す。この頃長七郎は悪夢でうなされたり、キツネが見えたりするなどと言い始めており、尾高家の人々は不安を抱いていた。

栄一たちは京に滞在するが、上等な旅館暮らしを続けており、また遊びもしたため懐が寂しくなっていた。そして年が明けた文久4=元治元(1864)年、慶喜、松平春嶽、松平容保、そして薩摩藩主の父である島津久光が朝議参与となっていた。久光は朝廷の要望である横浜港の鎖港と、長州の処分を検討すべきと主張したものの、なぜ京でも政をしなければならないのか、慶喜や幕府側の人間は不満だった。松平春嶽は、最早江戸だけでは処理できない、今までの考えは捨てて新しい世を作るべき、朝廷がこれからも横浜鎖港などと言ってくるのなら、幕府は政を返上すべきとまで慶喜に進言する。

円四郎は一橋家の用人、黒川嘉兵衛に対し、この参与会議を仕掛けた薩摩は信用できないと言う。薩摩は薩英戦争後、イギリスから武器を買って兵力を増強していた。さらに慶喜の実家である水戸から、原市之進が家臣に加わった。水戸は家中が分裂しており、藤田東湖の子小四郎は徒党を組んで攘夷を全うしようとしていた。同じ京では栄一たちが、借金まみれの生活をしており、すっかり里心がついていた。また攘夷を叫ぶ志士たちは行動しようとせず、栄一は故郷に文を送ることにする。その中には「横浜焼き打ち」や「眠る志士たちの目を覚まし」などという文句もしたためられていた。

この文には、長七郎の上洛を促す記述もあり、この弟の言動を心配していた惇忠は、中村三平と共に上洛させることにした。道中、長七郎は下野国吉田村で、河野顕三の墓参りをし、忠義の血を流せない自らの境遇を嘆く。しかしその頃から、長七郎には錫杖の音が聞こえるようになっていた。その後三平が宿を探している間、長七郎はキツネの嫁入りの幻を見て斬りかかるが、実際に斬ったのは飛脚だった。これがもとで、長七郎と三平は捕縛されて牢に入れられ、惇忠はそのことを栄一と喜作に書き送る。

早飛脚でのこの文を見た2人は唖然とする。長七郎が持っていた栄一たちの手紙、例の、横浜焼き打ちや志士について書いた手紙も没収され、身の危険を感じた2人は戸惑う。そこへ円四郎の部下である川村恵十郎がやって来て、彼らを円四郎の宿へ連れて行った。円四郎は彼等への取り締まりが京まで来ているが、平岡家家来ということで手を出せずにいると説明し、一体何が起こったのかと尋ねる。栄一たちはこの件に関して包み隠さずに話し、さらに、幕府にはもう頼れないので、一刻も早く倒すべきと悲憤慷慨していると打ち明ける。

円四郎は半ば呆れつつも、この両名が人の道理に外れてはいないことから、一橋家に仕えるように勧める。2人は驚くが、円四郎はこう言い聞かせる。
「いたすらに幕府を倒すために命を投げ出したところで、それが本当に国のためになるのかどうか、お前たちはまだ、そこんとこをわかっちゃいねえ」
円四郎は自らの立場はさておき、悪運も強そうな栄一と喜作を気に入っていたのである。

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今回は、栄一が幕府を転覆させるなどと明言したためか、家康公の登場はお休みでした。そして栄一と喜作は、円四郎のはからいで一橋家に仕えるように勧められます。江戸を発つ頃は、まだ武士の格好が如何にもそぐわなかった2人ですが、いよいよ本物の武士になる日がやって来たのです。

ところで栄一が、京で攘夷を叫ぶ武士は幕府への不満しか言わないと不満げですが、この当時はまだそのようなものだったでしょう。また元々武士でなく、雄藩の藩士や脱藩浪人などでない限り、伝手を作るのも難しかったのではないかと思います。

さて元治と改元されるこの文久4年は、この後池田谷事件が起き、長州が暴走して禁門の変が起きたしかる後に、時勢が変化して行くことになります。一方で参与会議。この大河で物足りない点として今までも書いて来ましたが、どうも政治が絡むと、いささか通り一遍な印象があります。松平春嶽の新しい世云々も、もう少し言い方があったのではないかと思うのですが…。あと大久保利通(一蔵)がちょっとしか出て来ないのも残念と言えば残念です。本来この人は、慶喜をつなぎ止める役割もあったはずなので。

それと何かにつけて書いている小松帯刀、本来久光が出て来るからには、この人物も出て来て然るべきかと思います。ところで今回、『西郷どん』で小松を演じた町田啓太さんが、土方副長となって登場していましたが、この人物がクローズアップされたのは『篤姫』からでした。その篤姫の小松は『西郷どん』の大久保、『西郷どん』の小松は前出のように、『青天を衝け』の土方なのですが、では『龍馬伝』の小松はというと、こちらは『麒麟がくる』の足利義昭です。

それと長七郎が何とも奇妙な行動に出ます。元々一本気なところがある人物のようですが、何かに取りつかれてしまったようですね。ただ彼のザンバラな髷が気になるのですが、血洗島を出る時に結い直せなかったのでしょうか。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/05/15 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』新キャスト発表

『青天を衝け』新キャストの発表です。しかし最近新キャスト発表とあると、今年なのか来年なのかしばし迷います。ちょど今から秋ごろまでの間は、両者がダブりますからね。

物語の舞台は、海を越えた華の都・パリへ!
一方、日本では倒幕の機運がます諦ます高まり…
(NHK ONLINE)

新キャストは以下の通りです。(敬称略)

杉浦愛蔵(譲)-志尊淳
栗本鋤雲-池内万作
田辺太一-山中聡
向山一履-岡森諦
福地源一郎-犬養貴丈
高松凌雲-細田善彦
黒川嘉兵衛-みのすけ
原市之進-尾上寛之
松平容保-小日向星一
松平定敬-小日向春平
井上聞多(馨)-福士誠治

今回は男性ばかりのキャストです。登場人物も俳優さんも、良く知っている人、あまり知らない人様々というかたも多いでしょう。岡森さんは『八重の桜』以来とコメントしていますが、私としては『風林火山』の矢崎十吾郎を思い出します。細田さんは『真田丸』以来ですね。『相棒』のシーズン18に、ヒロコママの彼の役でも出演していました。2人の小日向さんは兄弟で、小日向文世さんの息子さんたちです。兄弟が兄弟を演じるのですね。あと志尊さんに福士さん、大河はこれが初めてというのがちょっと意外でした。

しかし、一部ツイートで言われていますが、今回は小松帯刀は登場しないのでしょうか。『篤姫』以来、『龍馬伝』と『西郷どん』でも登場していますし、薩摩関連の人物が出るなら、当然出してしかるべきかと思われます。地元薩摩の豚肉を、「豚一様」慶喜に献上してもいたりして、その意味で慶喜とも交流があった人物なのですが。


飲み物-エスプレッソ2
[ 2021/05/11 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第12回に関して

第12回に関して。今回の家康公は、終盤に登場です。

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世直しをしたいと考えた栄一は、自分の勘当を父市郎右衛門に申し出る。市郎右衛門は、自分は百姓としての分を守りとおすが、お前はお前の道を行けと勧める。その市郎右衛門は、かつて武士を夢見たことがあった。しかしゑいの家である中の家(なかんち)には女子しかおらず、婿入りして農業に励み、家を大きくした。ゑいは一度だけ、市郎右衛門に武家にならなくて後悔したかと訊いたところ、武士になっても才覚だけでは出世できず、その点百姓は自分の腕で世を渡っていける利点があった。市郎右衛門が栄一に理解を示したのは、それも一因だった。

千代は、娘のうたを抱いてやってくれと栄一に頼むが、栄一はそのまま布団をかぶって寝てしまう。そして喜作と共に再び江戸を訪れるが、同心たちに捕まりそうになり、居酒屋に逃げ込む。そこにいたのは平岡円四郎だった。なぜ追われているのかを聞かれた栄一は、日本の為にこの世をぶっ潰すと言い、武士でなくても志のある者はいると思いのたけをぶちまける。そこへ喜作も、こちらは一橋家の用人川村恵十郎に連れられてやってくる。

円四郎は二人に武士になるように促し、しかも幕府をつぶしたいのなら、自分の殿は江戸城の中心にいる人物だから、もってこいだと哄笑する。栄一たちはあまりに思いがけないこの申し出を、一旦は断る。その後両者は自己紹介をするが、栄一は円四郎が一橋家の家臣だと知って驚く。円四郎は家に戻り、やすに栄一たちのことを話して、2人が心配だと言うが、折しも来訪していた川路聖謨が円四郎こそ気を付けろと言う。水戸の過激派が、斉昭のような攘夷を慶喜がしないのは、側近の入れ知恵だと考えているのだった。円四郎は一笑に付すが、川路は、攘夷が時と共に流行り病のようになってしまっており、一旦それに罹ると熱がなかなか治まらないと諭す。

冬が訪れる頃、栄一たちは決行の準備に追われていた。そこへ長七郎が戻って来て、栄一や喜作、惇忠たちに向かって、決起を思いとどまらせようとする。京にいた長七郎は、既に薩摩は薩英戦争で攘夷を捨てたこと、また長州藩士や長州派の公家たちが都を追われたこと、さらに大和国で蜂起した天誅組が惨敗に終わったことなどを話して聞かせる。しかも長州勢の都落ちを命じたのは孝明天皇であり、天皇が幕府寄りな姿勢を取ったことで、今までの攘夷とされて来た行動は如何にも報われず、長七郎は空しさを覚えていた。そのような中、真田範之助と長七郎は対立し、長七郎は焼き打ちを実行するなら自分を斬れとまで言う。ここで真田と惇忠たちは袂を分かち、決行のための準備はすべて白紙に戻された。

家へ戻って来た栄一は、千代に、今まで信じて来た道が間違っていたこと、それをなかなか受け入れられなかったことを伝え、今までうたの顔も満足に見られなかった臆病者であると自嘲する。栄一は既に市太郎を失っており、これ以上うたを失うのが怖かったのである。そして自分は父親の役目も放棄しようとしていた、しかしもう命を投げ出すことはないとうたを抱きかかえる。そんな夫に千代は、道はまっすぐではないと言い、孔子の言葉である
「過ちて改めざる、これを過ちという」
を引用する。

その夜、栄一は市郎右衛門に、自分たちがやろうとしていたことを洗いざらい話す。また売上金160両をくすねたこと、その金で武器を買い込んだこと、またそのために、八州廻りに目を付けられていることを打ち明け、さらに自分がここにいるのは迷惑になると言って、京へ行くこと決意を固めていた。市郎右衛門は、自分が信じたことなら何をしてもいいが、人としての道理を踏み外さないようにと言い、支度金として100両を与える。孝行とは子が親にするものだと思っていたが、親が子にするものとはなと笑う市郎右衛門。そして栄一と喜作は、家族に別れを告げて血洗島を後にする。

一方徳川慶喜も、天皇を輔弼するべく京へ上る。この時は蒸気船順道丸での船旅だった。このため円四郎も京へ行くことになる。美賀君は、最早慶喜の子は望めなくなったと言うが、徳信院はそんな彼女に、自分も世継を産めなかったが、一橋家を守るという勤めは変わらないと励ます。

ここで徳川家康が登場し、いよいよ舞台は京へ移り、江戸幕府の終焉が近づいたと語り掛ける。

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今回は血洗島と平岡円四郎がメインだったこともあって楽しめました。相変わらず、円四郎以外の慶喜関係はかなりあっさり目ではありましたが…。ところで平四郎の妻のやす、どうも武家の奥方には今一つ見えないのですが、根っからの武家の奥方でないところが、彼女の魅力でもあります。円四郎は慶喜について京へ行き、恐らくやすとはこれが今生の別れとなったはずです。ちなみに『西郷どん』の第26回で、大久保一蔵が畳まわしをするシーンがありますが、この一蔵の渾身の芸は、円四郎や後藤象二郎、中根雪江をもてなすためのものでした。

それと長七郎が戻って来て、攘夷を止めろと言うのはいいのですが、これまでのことが無駄になったと話すシーンに、もう少し尺を割いてよかったかと思います。河野の死の空しさについても語っているわけですが、実際この中に、あの坂下門外にいた人物はいませんし、栄一も喜作も大橋訥庵の塾にはいたものの、彼が経験した空しさを一同が分かち合うには、ちょっとそれぞれの温度差があるようにも取れます。ここはとにかく攘夷をしても、一文の得にもならないし、天皇や慶喜を敵に回すくらいの言い方でもよかったのではないでしょうか。それにしても「キツネが見える」は、一体何の伏線なのでしょうね。

また川路聖謨が、攘夷とは流行り病のようなもので、一旦罹ると熱が冷めないと言ったことを話していますが、どうやらこれは麻疹に例えているように思えます。麻疹は一度罹ったら二度と罹らないため、特に若い時にする通過儀礼的な経験のことを、麻疹になぞらえたものですが、正に攘夷もそれに似たものがあったようです。しかし、所謂破約攘夷的な攘夷は姿を消しつつありました。この翌年、長州が京での失地回復を図ろうとして、暴走することになります。所謂禁門の変ですが、その前に池田屋事件があり、京での一大クーデターを企てていた一味が、新選組により斬られることになります。そろそろ町田啓太さんの土方歳三も登場のようです。


飲み物-ビールと夜景

[ 2021/05/08 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマの制度疲労

しかし繰り返すようですが、大河ドラマそのものは昭和のビジネスモデルだなと思います。「ビジネスとしての『昭和』」でもちょっと触れましたが、今の地上波TV自体にそういう部分があり、それがTVすなわち、高齢者の娯楽もしくは情報源と化していると言っていいでしょう。

最近、有名な俳優さんと脚本家の方が相次いで亡くなられました。無論ご本人たちの努力もあったとは思いますが、少なくともお二人が脚光を浴びたのは、青年期から壮年期にTVの黄金時代を迎えたのも一因ではないでしょうか。現時点ではその黄金期の価値をまだ引きずっていると思いますが、今後もこのままでは、特に地上波は衰退すると思います。地上波でなくても、ドラマとか昔の番組メインの局は、何らかの形で方針を変えざるを得なくなるでしょう。

何度も引き合いに出すようで恐縮ですが、三谷幸喜氏が大河をアピールする際、家族で観てくれといったことを口にしていたと思いますが、これにも似たような印象を受けます。恐らくご自分の子供時代を重ね合わせているのでしょうが、今の時代それはどうかなと思わずにもいられません。ある意味高齢者に向けたメッセージなのかも知れませんが、何かあの『サザエさん』と似た物を感じます。

仮に民放が大河をやっていたとしたら、とうに消えてしまっているでしょう。無論これはNHKが素晴らしいと言うのではなく、受信料を徴収しているからできることであり、仮に視聴者の半分が受信料を払わなくなった場合は、大河をやめざるをえなくなる可能性があります。以前から大河が面白くない、打ち切りにしろという声がネット中心に見られましたが、NHKが本当に今後のことを考えているのなら、実験的にやめるか、あるいは編成を変えるかしたのではないでしょうか。それがないということは、何だかんだ言われつつも、「打ち切り」などというのはマスコミが半ば脅かしに使うフレーズであり、当のNHKはそのようなことは、微塵も考えていないと言っていいかと思います。

ところでひところ、大河ドラマの主役同士のバトンタッチというのがありました。最初は『風林火山』の山本勘助役の内野聖陽さんと、『篤姫』の主役の宮崎あおいさんだったかと思います。その後2010年代に入り、女性主人公の大河が隔年で作られていた時期は、この手のバトンタッチが行われ、それぞれの舞台となった地域の名物などを交換していたようです。ただ『西郷どん』の鈴木亮平さんと、『いだてん』の中村勘九郎さん&阿部サダヲさんのみ男性同士でしたが、その後このセレモニーもなくなりました。

元々これは朝ドラのヒロイン同士が行っていたものです。こちらのほうは女性同士ということもあり、和気藹々とした雰囲気は、確かにしっくり来ました。しかし大河は朝ドラとは違います。結局男女の主人公同士が顔を合わせなくなって以来、自然消滅してしまったようです。

それと、大河は別に特別ではないと先日書きましたが、実際殊更に意味を持たせる必要もないと思います。別に教養番組でもないし、歴史の勉強になるわけでもありません。それならドキュメンタリーの方がまだいいでしょう。それと本編の後の「紀行」、あれももう見直していいのではないでしょうか。戦国と幕末のヘビロテのせいもあるのでしょうが、似たような名所旧跡の紹介が多すぎです。こういうのは、今まであまり紹介されていないスポットを、特番などでやった方が興味をかき立てられるのですが。巡回展とかイベントなども、もっとビジネスライクにやる方法があると思われますが、NHKはやはり「ビジネス」に関心がないのだなと考えざるを得ません。あと大河ドラマ館もしかりです。

飲み物-アイリッシュコーヒー
[ 2021/04/21 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第二次キャストの発表

第二次キャストが発表されました。
以下の3名です。(敬称略)

八重(義時の初恋の相手、頼朝の最初の妻)-新垣結衣
上総広常-佐藤浩市
後白河法皇-西田敏行

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
第二次出演者発表!
(NHK ONLINE)

ガッキーこと新垣結衣さん、大河初出演です。三谷作品も初登場ですね。それから佐藤さんは、『新選組!』以来の大河出演とのこと。佐藤さんと言えば、『炎立つ』の源義家も印象に残っています。コメントの
「特に今回は三谷さんが書かれているので、上総についても一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはずです」
確かに。

この上総広常は元々平氏なのですが、清盛との折り合いが悪く源氏につき、石橋山の戦いで敗れた頼朝を支援しています。その後も富士川の戦いなどに参戦するものの、謀反の疑いで暗殺されるのですが、これはどうも濡れ衣だったようです。ただ『吾妻鏡』によると、かなり尊大に構えた人物とされています。この辺りは、『新選組!』の芹沢鴨とやはりダブりますね。

しかし佐藤さんと、頼朝役の大泉洋さん、『騙し絵の牙』でも共演でした。もし松岡茉優さんが出演すれば、この映画の主演トリオの揃い踏みとなるのですが。

そして、『新・平家物語』で北条義時を演じている西田敏行さん。リンク先にもありますが、大河出演14回です。無論脇役などで出演が多い俳優さんもいますが、主役・準主役レベルでこの回数は、最多記録ではないでしょうか。
西田さんも
「三谷さん流のアイデアと独特のユーモアセンス、歴史観、人生観が相まった脚本になってくると思います」
とのことで。どんな脚本になるのやら。
尚私としては、この人は今も
「西郷どん、チェスト、気張れぃ」
のイメージではありますが…。

あとは後鳥羽上皇と源実朝に加えて、後白河法皇の寵姫丹後局も登場と思われます。これは夏頃の発表になるのでしょう。と言うか、今年の大河もまだキャスト未発表分がありますので。
(2021年4月17日一部修正)


飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2021/04/17 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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