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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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バーバリアンズ戦中止及びユールについて

まず、先日お知らせしたバーバリアンズとサモア代表の試合ですが、選手に新型コロナの陽性者が出たため、中止となりました。実に残念です。

コロナ禍といえば、南アでも変異株が発見されたとの由。今後どうなるかはまだ不明ですが、日本を始め北半球は冬の時期に入ることもあり、第6波は避けたいところではあります。無論個々がやるべきことをきちんとやる、これに尽きるわけですが。

ところでユール関連で少々。ユール、つまり北欧のクリスマス関連で、ユールボックというのがあります。藁でできた、ちょっと木曽馬を連想させるヤギで、確かイケアで取り扱いがあったのですが、今はどうなのでしょう。ちなみにこのボックとは雄ヤギのことで、英語のbuck(草食獣のオス)に当たります。

実はこのヤギは、キリスト教世界では邪悪なるものの代表として考えられています。この点ヒツジと対照的です。元々ユールというのは、キリスト教が伝わる前の異教が大きく絡んでおり、ヤギも「異教」である北欧神話の、トール(ソー)の馬車を引く動物であるため、そのシンボル的存在となったとも考えられます。

それからサンタクロースも、北欧では多少事情が異なります。こういう国のサンタは基本的には妖精で、国によってユール・トムテとか、ユール・ニッセなどと呼ばれています。彼らは家を守り、家畜の世話をする存在とされており、ユールには感謝の意を込めて、お粥を置いておくならわしがありました。

そもそもユール自体、かつての北欧の祖霊を祀る行事であり、彼らがオーディンに導かれてやってくると考えられていました。また冬至を境に、再び日が長くなって行くことから、太陽が再び力を得る、その象徴の日でもありました。

元々夏の生まれとされるイエス・キリストの祝日を、12月25日に持って来たのは、このユール、あるいはローマのサトゥルナリア祭りと結びついたからだともいわれています。このサトゥルナリア祭は、農耕の神であるサトゥルヌス神に捧げられたものでした。

尚クリスマスツリーが一般的になるのは、19世紀からになります。ところで以前映画『艦長ホレーショ』について、少しだけ触れていますが、この中にツリーが飾られたシーンが出て来ます。しかしこの当時は18世紀ですから、この習慣はまだなかったはずなのですが…他の部分はまずまずなだけに惜しいです。

飲み物-ワインと暖炉の火

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[ 2021/11/28 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ブラックフライデーとは

11月26日はブラックフライデーです。アメリカでは11月25日の感謝祭が終わり、この日からクリスマス商戦に突入します。またこの日は、感謝祭関連グッズの在庫一掃の日でもあります。法定休日ではないものの、事実上の休日ということも多く、買い出しをする人も多いです。ちなみにこのブラックは黒字を意味します。

無論感謝祭は毎年11月第4木曜日と決められているため、年によって日付も移動します。それはともかく、日本でもブラックフライデーは最近増えています。本国アメリカよりやや早く行われることも多く、特にアマゾンのが有名ですが、大手スーパーや家電量販店なども、ブラックフライデーのセールを売り物にするようになっています。

今年はブラックフライデーの2日後が、アドベントの第1主日となりますが、無論これも年によって日付が異なります。夜の長い季節、クリスマスらしいイルミネーションの灯るこの時期は、慌ただしいながらも、華やいだものを感じさせます。

飲み物-ホットワイン2

[ 2021/11/26 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

「西洋魔術博物館」ツイートと北米秋冬の祝祭

以前、西洋魔術博物館さんの、ハロウィンとソウルケーキ関連のツイートをご紹介しますが、今回もう一つご紹介しておきます。


このツイも、西洋の民間伝承的なものが紹介されていて楽しめますが、ここで注目したいのはリプ欄です。かつての少女漫画に言及されていて、

日本では一時期の少女マンガが「バレエ、まま母、松葉杖」で溢れていたとのこと。

とありますが、1年ほど前に投稿した、飛鳥幸子さんのバレエ漫画関連ツイートを思い出します。この中では、かつてのバレエ漫画について書いており、まま母は出て来ませんが、両親を失った幼い姉妹が、老夫婦に母屋を貸すという設定になっています。創作物にも、それぞれの時代のトレンドがあるということでしょう。

本題に戻ります。アメリカに於いてはハロウィンの次は感謝祭、そしてクリスマスとなるのですが、日本も今では、単にクリスマスやバレンタインデーのみならず、ハロウィン、果ては復活祭までがイベント化する気配を見せています。

しかしキリスト教色の薄いハロウィンはともかく、復活祭は如何かと思います。これほどキリスト教と密接な行事はそうありませんし、クリスマスにそう熱心でない教派も、復活祭は祝うほどです。

何よりも復活祭は、その前のレント(受難節、四旬節)と結びついていますから、レントに節制を行って、しかる後に復活祭を祝うことになるわけですし、クリスマスも、本来はアドベント込みのはずなのですが…。でも最近は、アドベントカレンダーをあちこちで見かけるようになってはいます。

ちなみに、かつてイラクがクウェートに侵攻した際、多国籍軍が派遣されましたが、この当時のアメリカのブッシュ(父)大統領夫妻は、感謝祭に、兵士たちの激励のために現地を訪れています。クリスマスだと宗教色が強いこともあり、湾岸のイスラム教諸国に配慮して、感謝祭に日程を組んだといわれていますが、この時は当然というべきか、夫妻をはじめ、将官や兵士たちに七面鳥が振舞われています。

しかし七面鳥の肉は、割と癖が強く、ソースをかけないとちょっとパサついた感じがします。アメリカでは結構、サンドイッチに挟んで食べたりもしていますけどね。その代わり低カロリー高タンパクです。

民間伝承といえば、6年前にユールとワイルドハントについて投稿していますが、そろそろまたこのテーマで書こうかなと思っています。ワイルドハントも、西洋版百鬼夜行のようなもので、こちらは空を駆け巡って来ます。ハロウィン前に、まねきケチャの『あるわけないのその奥に』をご紹介していますが、こちらも正に
「そこのけそこのけもののけが通る」
です。元々は、オーディンが連れて来る祖霊たちだったのですけどね。

飲み物-ブランデー2
[ 2021/11/23 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

スターアップ・サンデー

11月21日は、王であるキリストの主日でした。この日は、アドベント(待降節)の第1主日の直前の日曜日のことで、元々は社会の世俗化と共に神への信仰が薄れた、1925年に制定されたものでした。つまり、次の日曜日はもうアドベントの第1主日ということです。

それと同時に、イギリスでは「スターアップ・サンデー」としても知られています。このスターアップ(stir up)には、人を励ますという意味があり、この日は聖公会の礼拝の祈祷に、「主よ、願わくは御民の心を励まし」とあることから、この名がつきました。しかしこのスターアップには、もう一つ別の意味があります。

この言葉のもう一つの意味は「かき混ぜる」です。ちょうど時期的にクリスマスの準備を始める頃でもあり、イギリスではクリスマス・プディングを作る際に、願い事をしながら種をかき混ぜることから、こちらの意味をも兼ねた主日となりました。尚イギリスではこの日となっていますが、アメリカの聖公会では、アドベントの第3節がこの主日となっています。第4節が終わるとじきにクリスマス当日なので、もしイギリス同様にこの主日にプディングの種をかき混ぜた場合、種を寝かせておく期間が、やや短くなりそうです。

飲み物-グラスに入ったビール
[ 2021/11/22 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

感謝祭と『少女レベッカ』

先日11月11日は聖マルチノの日と書いていますが、わが国ではこれ以外にも
箸の日
ポッキー&プリッツの日
きりたんぽの日
ピーナッツの日
麺の日
鮭の日
など様々です。

箸とかポッキーなどは、11という数字が棒状または線状の物を連想させるためでしょう。ピーナッツは、11がセットになっているのにちなむからと思われますし、鮭の日も、鮭の字の構成が魚+十一+十一となっているからといわれています。あとチーズの日にもなっていますが、日本史上でチーズが初めて作られたのが飛鳥時代の700年、文武天皇の時代の10月であり、その後グレゴリオ暦採用時に11月11日とされたようです。この時代、もちろんチーズという言葉はなく、蘇と呼ばれていました。

ところで、過去何度か『少女レベッカ』という小説について書いています。この作品はアメリカを舞台にしているため、もちろん感謝祭の描写が出て来ます。この中でレベッカと親友のエンマは、シンプソン家の子供たちが、石鹸を売ることで、賞品のランプを手に入れようとしているのを知り、自分たちも協力しようと、2人で馬車を借りて行商することにします。(子供たちだけで大丈夫だったのでしょうか)

ちなみにこのシンプソン家というのは、レベッカたちと同じ町に住む一家で、父親がちょっとだらしなく、よその物をくすねては物々交換をするという有様で、当然一家は貧しく、子供たちはよその家で夕食をご馳走になったりもしていました。

レベッカとエンマは行商の途中で、ある家に入ります。そこではアダムという青年が留守番をしていました。彼はレベッカに、このお金を何に使うのか尋ね、レベッカはお金目当てではなく、シンプソン家の子供たちのために、ランプを貰うのだと答えるのですが、それを聞いたアダムは、石鹸を全部買ってあげようと言い出します。実はこの青年とは、後にレベッカが高等学院に進んだ際に思わぬ再会をすることになります。

尚この時、レベッカが着ていたのは、彼女のお気に入りのピンクのギンガムの服でした。ミランダ伯母さんから与えられた茶色の生地で服を縫うのににうんざりし、レベッカは別の色の服がほしいと言い出します。ミランダ伯母さんは不満そうですが、もう一人の伯母さん、ジェーンが助け舟を出してくれて、レベッカはこのピンクの服を縫いあげることになります。あるいは、そのお気に入りの服を着ていたのも、石鹸を売るうえでのプラス要因になったと言えそうです。

努力の甲斐あって、念願のランプを手に入れたシンプソン家の子供たちは、感謝祭の夜にそれを灯して大喜びです。レベッカやエンマたちは、様々な食品を持ち寄ってパーティーを開きます。しかし問題は油でした。するとどこからか油が届けられていることがわかります。実はその油を贈ったのは、アダムだったのです。

しかしながら、シンプソン家の子供の一人であるサミュエル、ちょっと鈍そうな子としてこの中に登場しますが、その彼が、お父さんがこれを知ったら早速交換してしまうと、かなり鋭いことを言い出します。そして残念ながらその言葉通り、年が明けて早々に、このランプがどこかの教会にあることを知らされたレベッカとエンマは、シンプソン家の子供たちが憐れで涙ぐみます。

ところでこのレベッカ、フルネームはレベッカ・ローウィーナ・ランダルです。レベッカとローウィーナ、どこかで見聞きしたことがある人もいるかも知れません。これは『アイヴァンホー』に出て来る女性2人の名前で、彼女の両親は子供たちの名前をつけるのに、小説の登場人物や歌手、ダンサーの名前を参考にしていました。実際これはレベッカ自身が、自分の名は『アイヴァンホー』から取ったのだと言っています。

以上、感謝祭絡みでちょっと書いてみました。ちなみにこの作品と構成上似ている『赤毛のアン』ですが、こちらはカナダが舞台であるため、もちろん感謝祭は登場しません。10月になってダイアナを招いてお茶をする場面が出て来ますが、実は果実酒を飲ませて酔わせてしまったため、ダイアナとの仲が一時疎遠になってしまいます。


飲み物-注がれる紅茶
[ 2021/11/12 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

聖マルチノそして感謝祭

11月11日は聖マルチノの日で、この日はガチョウを食べる習慣があります。そもそもこれは、トゥールの司教を依頼されたマルチノ(マルティウス)が、身を隠していたところ、ガチョウの鳴き声で居所が見つかったという故事にちなむのですが、冬の近いこの時期、脂の乗ったガチョウを食べるというのは、理にかなっていると言えるでしょう。

一方で、11月第4木曜日は、アメリカでは感謝祭の日でもあります-他の国でも感謝祭はありますが、11月の第4木曜をこの日に定めているのは、アメリカのみです。この日のご馳走は七面鳥のローストという家庭が多いです。元々アメリカ大陸には野生七面鳥が沢山いて、手近に入る食材でもあったため、この日やクリスマスに七面鳥を食べる習慣ができたともいわれてます。

『ER』でしたか、この感謝祭の日に、当直の医師や看護師たちが、やはり七面鳥をローストして、空き時間に食べるというシーンがありましたが、それだけアメリカ人の生活には、クリスマスや復活祭同様に根付いたものであるといえます。

ところで『ピーナツ』、スヌーピーやチャーリー・ブラウンを主人公としたあのシリーズですが、この中にも感謝祭は出て来ます。子供たちも、新天地アメリカに渡って来た当時の、清教徒の格好をしていたりします。しかしながら、今一つ馴染みが薄く感じられます。

カボチャ大王とかサンタクロースのように、象徴的な人物が出てこないせいかも知れません。ちなみにカボチャ大王の存在を信じるのはライナスのみですが、サンタクロースは他の子供たちにも人気で、チャーリー・ブラウンがサンタクロースに手紙を書く場面なども登場します。


飲み物-冬のティータイム
[ 2021/11/11 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ガイ・フォークス・ナイト

11月5日、イギリスでは「ガイ・フォークス・ナイト」を迎えます。ご存知のように、このガイ・フォークスは、国王ジェームズ一世を殺害する目的で、議会に対してテロを起こそうとしたものの、事前に国王宛てに匿名の手紙が届き、計画が発覚したため逮捕され、絞首刑に処せられています。このテロが計画されたのは1605年、日本では江戸時代が始まった頃です。

この事件は、形を変えた宗教戦争の意味合いもあります。当時イギリスというかイングランドでは、国教会(日本でいう聖公会)とカトリックの対立が激しく、ジェームズ一世は母親と王妃がカトリックであったことから、カトリックを擁護すると期待されていました。

しかし彼らの期待も空しく、ジェームズ一世は親国教会路線を取り、これがカトリック教徒の怒りを招いて、この犯行に及んだとされています。しかしこのため、イングランドに於けるカトリックへの不信感は決定的なものとなりました。この日にはガイの人形を燃やす習慣がありますが、流石に彼の出身地では行われていないようです。

その後しばらくは国教会の信徒が優遇されるようになり、カトリックが再び社会に受け入れられるようになったのは、ヴィクトリア女王の時代でした。またカトリックのみならず、ピューリタンも冷遇され、彼らの多くが世界中の新天地を目指すようになります。

ところで先ほどイングランドと書いたのは、この時代のイングランドとスコットランドは、同じ君主を戴く同君連合ではありましたが、まだ同じ国家ではなかったためです。その後1世紀を経てグレートブリテン王国、さらにまたその後アイルランドを領土に加えますが、アイルランドの南部は共和国として第一次大戦後に独立します。またウェールズはかなり早い時期に、イングランドと同じ国家となっていました。

飲み物-ブロンドのエール

[ 2021/11/06 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ハロウィンとソウルケーキ

まず、京王線の事件で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。最近こんなのが多いですね。

ハロウィンの夜です。かぼちゃコロコロ、お菓子くれなきゃ悪戯するぞ+コスプレで、わが国でも有名になりましたが、元々はケルトのお祭りで、妖怪魔物たちが人間世界にやってくるというのは前にも書きました。特にヨーロッパでは昔からの年中行事と言ってよく、この日にちなんだ食べ物もあります。

その1つがソウルケーキで、ケーキよりビスケットと言った方がいいかも知れません。こちらの、西洋魔術博物館さんのツイートにもありますので、リンクを貼っておきます。クックパッドをはじめレシピもネット上にありますので、興味のある方は検索してみられるといいでしょう。


他にもアイルランドのバームブラックというのもあり、ソウルケーキ同様スパイスとドライフルーツを使うのが特徴です。ジェイムズ・ジョイスの短編『土くれ』に、洗濯工場で働いているマライアがハロウィンの夜、かつて奉公していた家に、このバームブラックを持って行くものの、電車の中に置き忘れてしまう場面があります。

ハロウィンと言えばアップル・ボビングというのもあります。大きなたらいのような容器に水を張ってリンゴを浮かべ、手を使わず口だけで取るゲームです。またヤドリギの下にいる女性にはキスをしていいとも言われています。

このヤドリギ、クリスマスツリーが一般的になる前は、クリスマスも飾られていたようで、キリスト教伝来以前の土着の習慣を、こういったものに垣間見ることができます。

尚このハロウィン(10月31日)の次は、万聖節(諸聖人の日)、万霊節(死者の日)と続きます。万聖節は聖人や天国にいる人々のために祈る日、万霊節は地獄にいるかも知れない人々を含めて、亡くなった人々のために祈る日となっています。元々万聖節はオール・ハロウズ・デイ(All Hallow’s Day)と呼ばれており、その前夜であるハロウ・イヴが訛って、ハロウィンという呼び名となったとも言われています。


ハロウィン2

[ 2021/11/01 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

リベラル・アーツ・カレッジとは

少し前に『あしながおじさん』について書いていますが、この作品に出て来る「女子大学」、恐らく作者のジーン・ウェブスターの母校である、ヴァッサー大がモデルになっていると思われます。このヴァッサー大は元々女子大で、東部の名門女子大、セブン・シスターズの一因でした。これらの女子大は、所謂リベラル・アーツ・カレッジとして有名です。

リベラル・アーツと言うと、一般教養科目のイメージがありますが、元々は科学系でない学問、つまりアートという言葉から連想される芸術だけではなく、文学、哲学、建築学、史学なども含まれます。すべての基本、ベースになる学問と言えるでしょう。これを一定期間習得したうえで、その後専門分野へ進むことになるわけですが、これらのリベラル・アーツ・カレッジは、4年間リベラル・アーツのみを学びます。

アイビー・リーグやスタンフォードなどとは異なり、研究を行う大学ではないため、大学院がありません。このような事情から、大学のランキングの対象にはなっていなかったのですが、最近ではいくつかの指標が設けられたうえで、ランキングが発表されています。特にアマースト、ウィリアムズ、ポモナなどのカレッジは有名です。このアマースト・カレッジからは、同志社の創立者である新島襄や、文学者で伝道者でもある内村鑑三が巣立っています。

飲み物-アイリッシュコーヒー

[ 2021/10/28 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『ピノキオの冒険』と『白雪姫』~学ばない主人公たち3

学ばない主人公たちに関する投稿も大詰めです。『白雪姫』は元々民話であったわけですが、『ピノキオの冒険』(以下、『ピノキオ』)は当時のイタリアの子供向けの物語でした。そのせいもあって、最終的には改心していい子となる設定になっています。しかしそれに至るまでには、当然物語を面白くする目的もあるにはあったにせよ、多少引き伸ばし過ぎな印象はやはり拭えません。

特に鯨に飲まれて、ジェペット爺さんと再会した後、彼は今度こそ自力で人間の子供になるべく努力します。その一方で、かつての悪友でロバに変えられたロメオの死を偶然目の当たりにし、また、かつて彼を騙した狐と猫の落ちぶれた姿をも目にします。この狐と猫は物乞いをしているわけですが、ピノキオは如何にも教訓めいた言葉をかけて去って行きます。

しかし、ここで彼がそれを言うかとも思います。実際かつて彼はこの両名に騙されて金貨を巻き上げられており、ならば、自らの愚行をもまた、改めて省みる必要があったのではないでしょうか。無論これは、当時のイタリアの社会に身を置いてみないと詳しいことはわからないわけで、当時の社会と言えば、やはり鯨の中で遭遇したマグロの「すべての意見は尊重されるべき」といった、統一国家としての黎明期らしい言葉にも、そういう時代の空気が窺えます。

それはともかくとして、やはりこのピノキオの言葉、あるいは『白雪姫』で、最終的に王妃に焼けた靴を履かせて殺す場面などは、本来自分自身を最も省みるべき状況にありながら、何やら「復讐」のような形になってしまっているのには、どこか解せないものがあります。特に白雪姫の場合、王子に出会ったことによって、それまでの自分を省みることもなく結婚し、元の贅沢な暮らしに戻ったわけですから、その後の彼女についても何となく想像がつきます。恐らく王子との間に子供が生まれ、そのうちの王女、あるいは王子の妃が自分より美しかった場合、彼女は自分を殺そうとした継母(あるいは実母)と同じ手段を取るのではないか、そのような気がします。

この場合、未熟さ故の無防備さが発端であるとは言え、自らの失敗を反省することなく、ただ何度も危ない目に遭ったその代償が、ハッピーエンドということになってしまうのでしょうか。一方で『眠れる森の美女』なども、王女自身の多少軽率な行動が、すべての原因になってはいますが、これはある意味運命づけられたものであり、しかも一度で終わっているわけで、その意味ではまだ救いようがあるかと思われます。

3回にわたって長々と書いて来ましたが、子供の頃に見えなかったものも、大人になると見えてくるものです。名作とされているおとぎ話の類にしても、実はかなり矛盾もあるわけで、その意味では子供の頃に読んだ「名作」を、大人になって改めてフルバージョンで読んでみることにより、成立した時代や、その国の習慣または宗教など、色々と考えさせられるものもまた色々と出て来るし、それに込められた寓意、あるいは主人公が、主人公であるが故のある種の「あざとさ」をまた読み取ることにはなるのでしょう。
(この項終わり)


飲み物-ホットココア

[ 2021/10/22 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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