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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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戦国大河の家康の登場回数

『どうする家康』が始まってふと思ったのですが、徳川家康という人は、戦国大河の大半に登場しているのではないかと思います。少なくとも近畿地方や東海地方が主な舞台の場合は、殆どと言っていいほど出て来ているのではないでしょうか。今再放送中の『おんな太閤記』にも出て来ていますし。

また近畿や東海がメインでなくても、武田信玄が主役の大河の場合、三方ヶ原の戦いで比較的若い家康が登場しています。それぞれの作品に於ける立ち位置をざっと分けると、以下のようになりそうです。

主役
準主役、身内を含め主人公に比較的近い存在
主人公の主君、同僚またはそれに近い存在
主人公と直接関係はないが、何らかの形で巡り合う、または知り合いになる
時代設定が違う大河に、いくらか縁のある人物として登場

言うまでもないことですが、一番最後に該当するのは『青天を衝け』と『鎌倉殿の13人』のみです。『おんな太閤記』は上から2番目のパターンでしょう。戦国大名が主人公の場合、最初は上司的存在で後に主君となるケースが多そうです。無論秀吉の登場回数も多いのですが、『葵 徳川三代』は秀吉薨去後から始まるため、この大河では登場していません。

それから信長ですが、大河では18回登場(2020年時点、NHKアーカイブス)となっています。しかし2022年放送のスペシャルで、確か「19人」とあったのですが…『風林火山』に登場したモブ的な信長も含めてのことでしょうか。しかし信長が登場しない戦国大河(『春の坂道』、『独眼竜政宗』、『葵 徳川三代』など)でも家康は登場していますので、やはり戦国大河では断トツの登場回数と思われます。

なお前出の『風林火山』では、松平元康もわずかながら登場します。これは今川家が出て来るためです。

飲み物-テーブル上のマグのビール
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[ 2023/01/14 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 87その2

『武将ジャパン』大河コラム、あらすじレビュー総論まとめについての疑問点その2です。本題に入る前に、先日投稿分でもう少し。まず武者さんは、視聴率下落の原因として

・そもそも主人公の知名度が低い
・舞台が人気の戦国や幕末ではなく、馴染みの薄い平安末期から鎌倉時代前期だった
・実質的にR18指定がふさわしいと思えるほど、陰湿で残虐な描写が続き、大泉洋さんですら「娘には見せたくない」ほどであった
・プロットが複雑で、伏線を引っ張り、難易度が高い。しかも主人公はじめ登場人物に共感しにくい
・ワールドカップと重なって極端に低くなった第45話6.2%がある
・NHKプラスによる配信視聴が増えた

こういった点を挙げています。この中で時代設定や、サッカーワールドカップのコスタリカ戦(と書いてほしいです、他競技にもワールドカップはありますし)が裏に来て、数字が一桁台に落ちたのは理解できます。ただ元からそう数字が高いわけではありませんでした。
そして「主人公の知名度が低い」とは必ずしも言えないし、実質的にR18指定というのもどうかと思います。頼朝の愛人などが出て来たのは事実ですが、そこまで陰湿で残虐だったでしょうか。確かに上総広常の暗殺などは、かなり陰謀めいたものはありましたが。それとプロットが複雑云々、これは先日書きましたが、三谷さんらしい小ネタとコント展開が多かったとは思います。あとNHKプラスも、再生回数がはっきりしない限り何とも言えません。ただリアルタイム視聴より、こちらを利用する人が増えた可能性はあります。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー総論まとめ第49回「傑作か否か」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/12/26/172629


では本題です。

どれだけ美辞麗句が並べられていても、大河ドラマの制作現場がギリギリでは……?と心配してしまうと、それだけで不信感は募ってしまいます。
具体的な例を挙げると2021年です。
事前にある程度プロットが発表されて出版されているガイドから、変わっている回がありました。しかも、余った時間を補うように、さして意味のない場面が加えられていた。
直前になって「さすがに曲解が酷い」と修正が入ったのではないかと私は感じました。
それだけでなく、小道具やVFXの作り込みが甘く、出演者が疲れているのでは?と伝わってくることも。

また『青天を衝け』叩きですね。本当に懲りませんね(苦笑)。
今後『青天』以上に嫌いな大河が登場するまで、この傾向は続くのではないかと思われます。
そして
「事前にある程度プロットが発表されて出版されているガイドから、変わっている回がありました。しかも、余った時間を補うように、さして意味のない場面が加えられていた」
ですが、これは2021年の大河です。それで思い当たることがないでしょうか。

すばり「東京オリンピック・パラリンピックの延期」です。元々2020年に開催されるはずで、そのため『麒麟がくる』は中継を挟むことを考慮に入れ、回数が少なめに設定されていました。しかしコロナ禍で1年延期、大河も出演者の麻薬所持による逮捕、コロナ禍による収録の休止などで放送そのものが予定よりかなり遅れ、『青天を衝け』は2月開始、しかもオリ・パラ中継を挟む格好になったのです。それを考えると、プロットが少々変更されてもおかしくはなかったでしょう。
尤もオリンピック嫌いの武者さんは、そういう思考をする以前に、オリンピックなどけしからんと、別の意味で騒ぎそうです(これをストローマン話法と言います)。
それと「小道具やVFXの作り込みが甘い」(パリの風景はやはりVFXだなとは思いましたが)と、「出演者が疲れている」
のとどう関係があるのでしょうか。

日本版『ゲーム・オブ・スローンズ』を大河で作る(小見出し)
『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下GoT)とは何か?
2010年代にテレビドラマ、特に歴史ものを変えたアメリカHBO制作のシリーズ作品です。
歴史観まで変えてしまったとされ、海外の歴史をテーマとした書物にはこんなことまで書かれていることがあります。
「最近の読者は、GoTの影響で、誰もが陰謀を企んでいたものだとみなすものだが……」
というように、それほどまでに影響が大きい。

またですか。
何と言うか、ゲースロ狂信者と言っていい武者さんらしいですね。
そしてその後で、それを追い求めて行ったのが『鎌倉殿』であるとされていますが、それはあくまでも武者さんの主観であり、そもそもゲースロを知らない、あるいは観ない人に取っては何のこっちゃと思うわけです。

ロゴが毛筆ではなく明朝体のフォント。「十三」ではなく「13」がタイトルに入る。メインビジュアルの鮮やかな色合い。
このドラマではクラシックの名曲がサウンドトラックに使われていました。
エバン・コールさん本人のアイデアではなく、依頼されてのことです。
オープニングはVFXで作った石像を用いています。
写実的な石像は日本では珍しく、むしろギリシャやローマ、ルネサンス彫刻を連想させます。

この「13」は、やはりちょっと違和感がありました。
あとクラシックも使う必要があったかどうかは疑問です。劇伴がちゃんとしていればそれでいいわけですし、何かこういう、ちょっと変わったことをやろうという考えが、裏目に出てやしないかと思ったこともあります。
そして石像ですが、これは初回のあらすじと感想に書いていますが、私には兵馬俑に見えて仕方ありませんでした。

『鎌倉殿の13人』は日本らしさが確固たる前の世界を意識していると思えました。
出演者も「いろんな国の人に見て欲しい」と語っています。
「日本らしさ」が定着する前、国民性が確固たるものとなる前。道徳心がまだ成熟されておらず、迷信や不合理が通る。
日本らしさよりも「中世の人類」であることを強調しているように思えたのです。

「日本らしさが確固たる前の世界」て何ですか?
既にその前の平安時代に、和の文化の原型はできているのですが。日本らしさと日本という国家の確立とは別のものでしょう。
そもそも、日本という近代国家の成り立ちは明治からですし、道徳心というか倫理観は江戸時代を待つ必要があります。その割に武者さんは忠義がどうのこうのと、きわめて江戸時代的な倫理観に基づくことを書いていたと思いますが。

稗史(はいし)という言葉があります。
正史に対するものであり、民衆の目線や伝承によって伝えられる歴史のこと。
GoTの場合、原作を読むとより顕著であり、戦乱に巻き込まれていく子どもの視点から歴史的な出来事をみる視点がありました。
大河ドラマの場合、歴史に名を残していない人物の目線で見ることが稗史に該当します。
かつては『三姉妹』や『獅子の時代』のように、大河は主人公が架空の人物であることもありました。
近年は「オリキャラ」と呼ばれる人物も、大河には欠かせなかったものです。
『鎌倉殿の13人』では、善児とトウが稗史目線の登場人物に該当しますね。
最終回までトウが登場しており、民衆目線で歴史を見ることはできていました。
ただ、若干弱かったとも思います。
これは主人公である北条義時が民衆に目線をあまり向けていなかったことも反映されているのでしょう。
姉の北条政子と息子の豊穣泰時は、民衆を労る「撫民政治」の観点がありました。

稗史というのは民間目線の他に、小説とかフィクションという意味もありますから、大河の場合は「歴史に名を残していない」云々より、最初からフィクション、オリキャラでもいいでしょう(実在の人物がモデルという可能性もあり)。あと「欠かせなかったものです」て、もう大河そのものが過去のものになったような言い方ですね。

そして善児とトウですが、殺し屋である彼らが必ずしも一般民衆と同じ視点かどうかは疑問です。亀とか、和田義盛と一緒になった後の巴なら、いくらかそういう目線を持ち得るかとも思いますが。それと『三姉妹』だの『獅子の時代』だの、10年ルールはもうやらないのでしょうか。ならば『太平記』と『葵 徳川三代』くらいは、きちんと観ておいてください。

それと「豊穣泰時」て誰ですか?(苦笑)

マイノリティ役を、当事者が演じること。
これにより誤解やステレオタイプを防ぎ、かつマイノリティの当事者に配役の機会を増やす効果があります。
海外では当たり前のことで、歴史劇の場合は民族が特に重視されます。
『鎌倉殿の13人』では、宋人の陳和卿をテイ龍進さんが演じ、この点において進歩しました。
過去の大河を見てみますと、『春の坂道』では明人の陳元贇(ちんげんひん)を倉田保昭さんが演じています。彼は香港や台湾で活躍していたため、日本では中国人をしばしば演じていました。

まず陳和卿ですが、彼の場合は寧ろ「外国人」ではないかと思われます。
あと過去の大河で日本人が外国人を演じた件ですが、『黄金の日日』で、明の瓦職人・一観を三国一朗さんが演じていたこともあります。なぜ『春の坂道』だけなのでしょうか。

ジェンダー観の更新:トウの場合(小見出し)
(中略)
男女平等を論ずる上で、お約束の問題提起があります。
「男女平等というのならば、男性的な加害行為や従軍も平等とすべきなのか?」
これについては議論はまだ進んでいる段階であり、簡単な答えが出る問題でもありません。
ましてやテレビドラマが解決する問題でもない。
一石投じることが重要です。
アリア(私注・ゲースロの登場人物)にせよ、トウにせよ、女性でありながら良妻賢母以外、しかも殺し屋である人物が登場しただけでも、重要な問題提起となります。

このトウですが、殺し屋とかスパイは普段それとは気づかれない格好をしています。一般人に紛れ込むためです。しかし彼女の場合は常に男装で、あれだと一目で普通の女ではないだろうと思われる服装をしていました。あれが善児なら男性だからいいでしょう。しかしトウの場合、普段は当たり前の女の身なりで、いざ「仕事」と言う時だけ男装をする方が、それらしさが出ていいと思います。

しかしこのコラム、今回に限ったことではありませんが、この大河は素晴らしいのだと強調したいがあまり、何とも不自然になっている、そういう印象がありますね。それと先日も書いた「新基準」ですが、これは「ゴールポストを動かす」にどこか通じるものがあります。

飲み物-ボトルとコルクとワイン
[ 2022/12/29 07:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 65その3

『武将ジャパン』大河コラム後半部分続き(その2)です。


1.「一幡をお助けください!」
そう言われる義時ですが……この構図がゾッとしてしまう。後に酷い展開が待ち受けていますので覚えておくことオススメです。

景時が比企館に立てこもるシーンですが、「後に酷い展開が待ち受けています」て、具体的に何のことでしょうね。

2.そう言いながら、差し出したのは、なんと善児!
義時にとっては兄・宗時だけでなく、舅であり祖父である祐親とその子の祐清、八重の子である千鶴丸の仇になるのですが、それを忘れて使いこなすということでしょうか。
もはや人間というより、何かの象徴のように思えてきます。

「何かの象徴」というのもよくわからないのですが…つまり善児は「人間」ではなく「殺人のための道具」とでも武者さんは言いたいのでしょうか。実際道具と言っていいところはあります。但し義時にしてみれば、単に仇だけではなく、奥州に行った際に同行し、自分を藤原国衡から守ってくれてもいますから、余計複雑な心境でしょう。

3.死後もそうでして、義経を陥れる悪党としてさんざん悪役にされてきました。
それをどう落とし込むのか?
考え抜いた果ての、三谷氏ならではの解釈を見た気がします。
この作品の景時は優れていた。戦略家としては義経より合理的なこともしばしばあった。
景時が嫌われたのは、時代の先を行き過ぎていたのかと思えました。別の時代ならば、ここまで嫌われなかったかもしれない。

この景時ですが、近年は特に「義経を陥れる悪党」という見方は影を潜めています。別に三谷さんだからこういう解釈をしたと言うわけではありません。それと「時代の先を行き過ぎていた」とか「別の時代ならば」とありますが、景時が特に時代の先を行く優れた才能を持っていたのでしょうか。ならばそれをはっきり書いてほしいものです。私としては、彼の性格やものの考えに於いて、他の御家人たちとそりが合わなかっただろうとは思っています。

4.景時はなぜ嫌われたのか? その美点は何か?
そう考えるだけで頭をものすごく使う。それが歴史を学ぶおもしろさだと思える。
そういう歴史を学ぶ醍醐味がみっちり詰まった人物像でした。

「そう考えるだけで頭をものすごく使う」て、他の人物や時代背景に着いても、色々考えることはあると思いますが…。そしてそういう醍醐味は、他の大河でも同じことです。武者さんの嫌いな大河であっても。

5.でも、もっと見たいというのとは違う。
完成度が高いから、これで充分満足です。
すごいものを見られました。大河はこういうものかと圧倒されました。

「なぜ」完成度が高いと感じるのかも、「どのように」すごいのかも書かれていないのですね。特にこのコラムでは、「すごい」という表現がやけに使われますが、何とも幼稚な気がします。

6.今回登場した安達景盛は、頼家と不仲とされます。
その背景として、頼朝落胤説があります。頼家からすれば異母兄にあたるゆえ、対立が激化したというのです。
(中略)
こう考えているのは、実は当時の人々もそうでした。
景盛の孫の代、泰盛のとき、源氏の血を引くとアピールするようなことをして、【霜月騒動】につながり、安達家が破滅する一因となっています。
死後も祟る頼朝の女遊び。

ちなみに、結城朝光も頼朝の子であるという説がありますね。
あと「霜月騒動」といえば、何と言っても『太平記』の最初の方で登場しますが、1991年の大河だから武者さんは観ていないでしょうか。『麒麟がくる』の池端俊策氏の脚本で、個人的にはこちらの方が優れていると思います。

7.えげつない。なんていやらしくてけしからんのだ!
そう呻きたくなるほどの妖艶さが先週からありましたね。
いやらしいというのは、誰かが裸で登場すればいいってもんじゃない。露出度より心の問題で、恋に落ちる瞬間がいやらしいのです。

妖艶かどうかはともかく、ここでこのように書かれている以上、下ネタ的な「いやらしい」と違うことは察しがつきます。ただそこまで「恋に落ちる」瞬間が素晴らしいとは、私は思いませんでしたが。

8.それが爛れていて崩れているからこそ、どうしようもなかったのが、先週からの実衣ですわ。
既婚者が琵琶を習って心惹かれる。そんなけしからんことがあっていいものか?
いやらしい、なんということかと戸惑いました。
けだるげに琵琶の弦を鳴らす実衣なんてもう、触れたら花びらがホロホロとくずれてきた花のようで。こういう人妻を倫落だのなんだの言うのです。ものすごいエロスがありました。

このシーン、実衣が琵琶を朝光に習っており、その「師匠」である朝光に憎からぬ思いを抱き、それを夫全成が恨めしそうに見ているわけですが、生憎そこまで「エロス」を感じませんでした。朝光を失いたくない実衣の気持ちは寧ろ、例の訴状の陰謀を義村が企てる、そのシーンの方に現れていたように思います。
それと
「触れたら花びらがホロホロとくずれてきた花のよう」
好きな大河ならこういう表現をするものの、嫌いな大河だと一言もこういう表現は使いませんね。昨年のお千代にも、こういう表現をしてほしかったなあ…尤もお千代は実衣よりもっと凛としていますが。
あと琵琶の弾き方と恋心、シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』に、そういうシーンがなかったでしょうか。もちろんあちらの方はリュートです。元々リュートと琵琶は同じですけどね。

9.いま、東洋の伝統楽器を弾く美男はちょっとしたブーム。華流の『陳情令』が代表例です。
そういう流れに乗ったというわけではないでしょう。ともあれ、伝統楽器を奏でる人は美しく魅力的だと示しました。このドラマに琵琶が出て本当によかったと思います。
このドラマには歴史を学ぶ醍醐味を思い出させる要素があまりに多い。
そこがいやらしくて、けしからんのかもしれない。
はっきり言って、今年の大河は面白いのです。

すみません、この『陳情令』、華流ドラマを観ないので何のことだかわかりませんでした。
そして
「このドラマには歴史を学ぶ醍醐味を思い出させる要素があまりに多い」
いやこのドラマだけでなく、昨年のを含め武者さんが嫌いな作品であっても、「歴史を学ぶ醍醐味を思い出させる」作品はあるのですが、それに気づいていないか敢えて書かないかだけでしょう。あと「醍醐味」は一般には「感じる」または「味わう」ものかと思います。
それと
「はっきり言って、今年の大河は面白いのです」
面白ければ、別にここまで強調する必要もないかと思うのですが。こう書くところにちょっと不自然さを感じてしまいます。

あと三浦義村関連でもうひとつ。

10.『麒麟がくる』の織田信長は、プレゼント感覚で生首を箱詰めにしていました。それとは異なるカジュアルな残酷さが三浦義村にはあります。

この生首は、第43回の「闇に光る樹」で登場するものでしょうか。あの生首ですが、箱ではなく、壺に入っていなかったでしょうか。
そして「それとは異なるカジュアルな残酷さ」とは何のことでしょうか。要は、信長は自己顕示欲丸出しといった感じで、光秀と藤孝に相手方の首を見せたわけですが、義村の方は、寧ろそれとは反対に、ひたすら黒子に徹することで、自分の存在が知られることなしに、景時を追い出すことに成功したのだと思いますが。


それからこのコラムで、やけに「政略結婚」的な表現が使われていますが、身分が高い武家の場合は至極当たり前に行われていました。『葵 徳川三代』に関しては先日も書きましたが、まだ年端もゆかぬ娘たちが縁組みさせられ、両親と別れています。無論この鎌倉時代も、他の御家人や公家に嫁ぐということはありましたし、義時も娘を公卿と結婚させています。


飲み物-マグとビール
[ 2022/07/30 00:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 65その1

『武将ジャパン』大河コラムへの疑問点、前半部分です。今回より疑問点を、原文の次に持って来るスタイルに改めています(度々変わってすみません)

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第28回「名刀の主」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)


1.視聴者の皆様は、まさか十三人の合議制を参考にしたビジネスなんて考えていませんよね? 崩壊しますよ!13人をモチーフにした、大河土産のお菓子などもありますが、思わず「滅びる順に食べるのか?」と突っ込んでしまいますよ。

正直言って大きなお世話だと思います。誰がどういうビジネスを考えようが、13人をモチーフにしたお菓子を食べようがそれぞれの勝手であり、これでは業者や、果ては番組そのものへの誹謗中傷となりかねません。

2.北条頼時が考えすぎだと困惑し、北条時連が止めています。
どうやら頼時は直言する傾向があるようですね。時連は調和タイプ。今後、頼時は父・義時ともぶつかるかもしれません。
源頼家は、風紀を乱す者を取り締まるため、腕の立つものを選んだと言い出します。
そして時連を気遣い、誰よりも若いが臆するなと励まします。存分に暴れていいってよ。
「かしこまりました」
そう返す時連。頼家側近の中ではちょっと歳上だと語っていたのに、最年少扱いをされております。
童顔だからさ。
いや、そんなことより、側近の特徴すら把握していない頼家のヤバさが浮かび上がってきますね。

ここのところですが、まず「さっそく仕事に取りかかってもらう、まずは見回りだ」と言っていますし、彼らに「しっかりやってこい」とも言っていて、頼家は頼家なりに「仕事」に取りかかっている、あるいは取りかかっていると思っていたいのでしょう。それと側近の特徴すら把握していないとありますが、特徴と年齢は違うのではないかと。
あと時連の方が頼時より若く見えるのは事実です。実際は時連の方が8歳上でした。また、瀬戸さんは坂口さんより実年齢では3歳年上です。

3.道を掃除して、迷い犬の飼い主を探すなどをしているようです。当時の野犬は弓の練習台とされ、射殺されかねませんので、まぁ人道的ではありますね。

犬追物のことでしょうか。この場合は、犬を傷つけないために特殊な矢を用いて行われていました。寧ろ、飼い主がいなくて野犬化する方が問題だったとも思えます。

4.源頼家と政子の二女である三幡が亡くなりました。
ショックが大き過ぎたのか。乳母夫であった中原親能は出家し、そのまま鎌倉を離脱。13人のうち早くも一人が脱落してしまいます。

まず「頼家と政子」ではなく、「頼朝と政子」ですね。
そして中原親能ですが、この当時乳母夫、あるいは家人として仕えていた主君(この場合は姫君)が亡くなると、出家することも珍しくなかったのではないでしょうか。安達盛長もその一例かと。

5.政子は、頼朝が亡くなってからどのくらい経過したのか尋ね、義時が半年だというと、(頼朝が三幡を)連れて行かれたのかと言い出します。
そんなふうに考えるのはよしましょうと告げるしかない義時。
中世は迷信が強い時代ですので、下手をすれば大事になってしまいます。

身内を立て続けに失っているわけですから、政子もそう思ってはいるでしょう。それと
「中世は迷信が強い時代ですので、下手をすれば大事になってしまいます」
何が、どのように「大事」になるのでしょうか。

6.頼家は妹を入内させられなかったことを残念がり、自ら朝廷との結びつきを強くすると約束します。
しかし、それは母が欲しかった言葉なのか?
大姫の時点で、政子は入内のことにもう疲れ果てていた。政略結婚の道具にすることに嫌気がさしていた。
そういう気持ちに寄り添わず、政治のことばかりを口にする頼家。
頼家はズレてしまってます。
情理という要素を履き違えている。理屈で考えるべきどころで、感情をむき出しにする。感情を見せるなり、相手の感情に寄り添うべきところで、道理を説く。
不幸なボタンの掛け違えが起きているのです。どうして妹の死を労わる言葉が出てこないのでしょうか。

頼家は「ズレて」いるでしょうか?この場合、三幡を入内させられなかった、兄として、将軍としてすまなかったというのが、彼に取って妹を弔う言葉ではなかったのでしょうか。そして政略結婚云々と言っても、公家や征夷大将軍の娘に取って、それは宿命と言うべきものでした。『葵 徳川三代』の秀忠の娘たちを見れば、とてもそんなことを言ってはいられないのですが、武者さんは10年ルールがあるから観ていないかも知れません。
(その割に、40年ほど前の大河をいきなり引き合いに出したりしていますが)

それから、この部分でひとつ言いたいことがあります。
「情理という要素を履き違えている。理屈で考えるべきどころで、感情をむき出しにする。感情を見せるなり、相手の感情に寄り添うべきところで、道理を説く」
とあるのですが、
「幸せという要素を履き違えている。理屈で考えるべきところで、感情をむき出しにする。感情を見せるなり、相手の感情に寄り添うべきところで、自分を優先させたがる」
のが今の朝ドラの主人公のように見えます。

7.忠常はまだまだ若い鎌倉殿である頼家に期待を寄せるものの

「まだまだ若い鎌倉殿に期待」ではなく、「これからです。鎌倉殿はまだお若い」と言い、もっと長い目で見てあげようというのが忠常の考えのようです。

8.弓を射ながら、そう口にする朝光。それをじっと善児が聞いていました。

「じっと善児が聞いていました」だと、あたかもかなり前から善児が控えている、あるいは隠れているように見えますが、実際のところ画面には不意に登場して、朝光に矢を渡しています。無論景時に言われてのことでしょう。

9.忠臣は二君に仕えず――この言葉は昨年の大河でも聞きたかった。
明治になったぞ、さあ維新政府に仕えよう!
と、幕臣たちがそう簡単にホイホイできなかったのは、こういう道徳規範が叩き込まれていたからです。
せめて渋沢栄一が眉をしかめ、苦渋の決断の末、そう言いながら自分の道を進めばよかった。
「胸がぐるぐるする!」とか「おかしれぇ!」を行動原理にしてしまうと、幼稚な青少年を見ているようで、恥ずかしい気持ちにさせられてしまったものです。

武者さん、この言葉に反応してくるだろうなと思っていました。
この栄一観
「『胸がぐるぐるする!』とか『おかしれぇ!』を行動原理にしてしまうと、幼稚な青少年を見ているようで、恥ずかしい気持ちにさせられてしまったものです」
にももちろん疑問ありですが、今回はもう1度、これを引き合いに出させていただきます。
「『アキサミヨー」とか『まさかやー」ばかりで行動してしまうと、幼稚な女の子を見ているようで、恥ずかしいというよりは、苛々した気持ちにさせられます」

10.「鎌倉殿はご存じなのか」と聞き、最後に「冷めてから食べると気持ち悪くならない」と一応の助言はします。今週もマウンティングに忙しい正室と側室ですのぅ。

せつのセリフですが、ここでも先輩風を吹かせると同時に、もし子供が男だったらと思ったかも知れませんね。あと正室のつつじの方は、別にマウンティングはしていないと思います。

11.義経が政子の膝枕をしていた時とはワケが違います。
相手は人妻。狩りは武士の力を示す機会と言いつつ、人妻の膝枕とはいったい何事なんでしょうか。
頼家は武士としてのふるまいという理論武装だけはしているけれども、自分の感情にひきずられて女とこうしています。本音と建前の薄寒い使い分けが露わになっていてきついものがある。
むしろ頼家がわかりやすく人妻に襲い掛かっている方が、愚かだと強調できます。

「狩りは武士の力を示す機会と言いつつ、人妻の膝枕とはいったい何事なんでしょうか。
頼家は武士としてのふるまいという理論武装だけはしているけれども、自分の感情にひきずられて女とこうしています」
とありますが、この当時ある程度権力のある武士なら、そこまでおかしな行動にも見えません。
そして頼家としては、例の宿老=13人に仕事を取られたようで、やり場のなさをこういう形で埋めているとも考えられます。あとこのゆうは、ここで既に安達景盛の妻と紹介されていますね。

12.義時は、八重への思いを秘めたまま、持ち続けていた。義時ならば、思うだけで実力行使はしない。
義村は、さっさと切り替えができる。義村ならばこんなめんどくさいことになったら諦めるでしょう。

頼家は征夷大将軍です。彼ら御家人とはまた立場が違うし、寧ろ将軍だからこそ面倒なことにもなりつつあるのでしょう。やり方はよくないとは思いますが。

13.いずれにせよ「大事にするから譲れ」と頼む頼家。時連は傍観するだけ。頼時とは違うようです。
「できませぬ!」
そう断られた頼家は、外堀を埋めるために父・盛長に頼み込みます。
盛長は自分が伊豆に頼朝が来てから仕えていることを淡々と語り、鎌倉殿に異を唱えることはないと言います。
「しかしながらこればかりは、承服するわけには参りません!」
「わしに背くは父に背くことぞ!」
そう脅す頼家に、力づくで人妻を奪うことの不利を諭す盛長。
(後略)

「外堀を埋める」とありますが、これは目標達成のために周辺の問題から片付けるという意味で、この場合ちょっと意味が違うように思えます。父頼朝の腹心であった盛長に、弁護を願い出たというところでしょう。しかし盛長は、これだけは承服しなかったわけですね。

14.ちなみに『御成敗式目』では不倫が禁止されます。まだそのあたりは明文化されていないのがそれ以前の坂東なのでしょう。

この後でも
「坂東武者にルールを教えた『御成敗式目』の制定って、実に偉大なことだとわかります」
とあります。武者さんの「御成敗式目」好きはわかりますが、このドラマに出て来る時代は生憎それ以前の時代です。それが冒頭の13人の合議の紛糾にもつながっているとも言えますし、御成敗式目について書くなら、まず冒頭の部分で出してもいいかと思うのですが。

15.頼朝の女遊びは確かにひどい。
けれども夫が生きている人妻は選んでいなかった。しかも忠臣親子の妻と知った上で奪い取るような真似などしていない。
たしかに亀は夫が生きておりましたが、関係を持った当初は頼朝本人も知りませんでした。亀は漁民の娘ですので、身辺事情など知らなくて当然ですし。
さらに、思いを遂げられなかった比奈については、比企側が選んで差し出そうとしていたほどで、鎌倉殿の相手としては安全です。

逆に言えば、頼朝はまだ将軍になる以前、どころか挙兵の初期の段階で亀の前と関係を持ったわけです。身分も低いし、そこまで騒がれることもありませんでした。また挙兵がこの先どうなるかもわからず、自分の子を残したいという思いもあったかも知れません。それぞれの立場の違いが、女性に対して同じように接する(これは頼朝が言っていましたね)父子でありながら、咎められるかそうでないかが、かなりはっきりと分かれてしまいます。
そして
「これは来年の大河でも覚えておきたいところでしょう。
秀吉と家康を比較すると、どちらも女性関係は派手に見えます」
とあり、
「しかし家康は、手をつけても問題ない安全な相手を選んでいる。
秀吉は伝説化している部分もあるとはいえ、大名の夫人や姫に手出ししようとした話がいくつもあります」
とも書かれていますが、家康は未亡人で経産婦を主に選んでいます。これは子供を残すことと大きな関連があります。逆に秀吉は、自分に箔をつけるため、高位の女性に接したという見方がされていますね。

あと「夫が生きている人妻」とはちょっと妙です。夫と死別した場合は寧ろ、後家とか未亡人という呼び方になるのではないでしょうか。

16.英雄色を好むだの、女遊びは本能だの、とは言われますが、理性でコントロールできる部分もあるわけです。
そういうことを踏まえてか、景時は「困ったお人よ」とこぼすのでした。

景時が「困ったお人よ」と言ったのは、頼家が景盛の妻を奪い取ろうとした件ばかりではなく、自分が「覚えておきまする」と言って去ろうとした際、近習たちに当たり散らした(部下を大事にしない)ことで、上に立つ者の器でないと考えたせいもあるかと思われます。

続きは次の投稿にて。

飲み物-テーブル上のマグのビール
[ 2022/07/28 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 64その2

まず、先日投稿分で意味が通りにくい箇所と、後述しますが、あらすじと感想2に誤りと思われる点があったので、修正しています。それと「平均」がなぜか「平家院」となっていました。失礼いたしました。

では『武将ジャパン』大河コラムに関する疑問点、後半部分(+MVP)です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第27回「鎌倉殿と十三人」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/07/18/169673


1.子供を産んで、手間ひまかかると愛おしさが増す!
子供は日に日に顔が変わる!
まるで自分がすべて面倒を見ているようで、実際は、誰かに子供を任せているからこそ、ここへも来れるワケで。

2.かといって、つつじはどうか?
義母の言うことを聞く優等生で、これまた子を欲しがる始末。
こんな調子じゃ恋も楽しめず、いずれ、日が沈んだらいそいそと、愛する女の元へ通い始めるかもしれませんね。

3.梶原景時が入っていることは気に入らないから、自分も入れて“6”人衆にしろと言い出します。

4.それでも引き受けて“10”人衆となり、さらに畠山重忠の名が挙がると、義盛がやめておけと言います。重忠が祖父の三浦義明を攻め殺して以来、反発心がある義盛です。

5.なんでも武蔵の者同士として事前に比企から釘を刺されていたとか。
時政は娘婿に断られてオロオロし、りくは重忠が他のことで北条に協力すると言っても「結構だわ!」と冷たい態度を取っています。
りくって、自分が軽んじられたとなると怒りと恨みを募らせる性格のようですね。

1、「まるで自分がすべて面倒を見ているようで、実際は、誰かに子供を任せているからこそ、ここへも来れるワケで」
この当時、将軍の側室などそういうものでしょう。それにしても、日に日に顔が変わるのセリフがあるのに、武者さんは、義時も八重も引き合いに出さないのですね。

2、「これまた子を欲しがる始末」
これが意味不明なのですが。側室であるせつに男児が生まれている以上、御台所である自分も男児を産まないわけにはわけでしょう。そのへんの気持ちをわかっているのでしょうか。

3、能員は「梶原が入っているのに、なぜ比企が入っていないのだ」と言ってはいますが、気に入らないとは言っていません。気に入らないのならまず景時排除を考えるでしょう。そしてこの時も「さもなくば比企は今後一切力を貸さぬ」と言っており、比企に連なる人物は幕府に加担しないぞといった意味のことをつけ加えていますね。

4、義盛はやめときましょうとは言っていますが、祖父を殺された件は言っていません。

5、と言うより、りくの今までの比企への対抗姿勢を見ていると、重忠が比企に釘を刺されたことがいまいましく、また情なく思われたのではないのでしょうか。


6.義村が「もう爺さんは止めとけ!」と言い切りました。それはそうだけど、義村って敬老精神ってもんを取り繕うことすらしませんよね。

7.鎌倉時代の書籍を読んでいると、武士の姿が脳裏にパーッと浮かぶことがあります。
日々の風景の中に田んぼがあるのが当然だと思って私たちは生きていますが、そもそもは誰かが開拓したからこその景色です。

8.比企はシンプルな手を使いますので、文官には美女にお酌をさせた宴会三昧をしているようです。大江広元は全く嬉しそうではありませんが。
広元が上機嫌で酒を飲んでいた宴会は、上洛を果たした時のこと。
なぜ上機嫌だったか?
というと己の策が当たったからでした。関東の暴れ馬のような武士を手懐け、自分を見下してきた京都の連中の鼻をあかせた。

9.政子もリストを見ます。
そして足立遠元もいると告げられ、どこか誇らしげな遠元。
武蔵ならば畠山重忠が載りそうなのに、あえて自分が載っていることが嬉しいようです。
政子が一徹なところがよかったのではないかというと、誇らしげにこう言います。
「一徹。よく、言われます」
ほんとにぃ?
安達盛長とセットにして、比企を多くしたいから選ばれたのでは?

10.逃げ出せないように外堀を埋められ、引き受けるしかない義時。
こんな役目からスルッと逃げた義村。
キッパリ断った重忠にはなれない。
しかし、こんな後ろ向きな大河主人公ってありですか? いいですね、ありです!

6、なぜここで「敬老精神」?そして昔からの御家人が幕府のシステム、ましてや訴訟の判決という仕事に馴染みにくいからということはあるでしょう。

7、「開拓した誰か」のことを書きたいのであれば、まず荘園の話、そして武装農民→武士のことを書かないと意味が通じにくいと思います。元々開墾された農地が荘園となって行き、それが貴族のものとなり、有力者が武士団を統率するようになったわけですね。で、平安時代半ばには、既にこの組織は存在していました。

8、能員が文官たちの接待作戦に出たことと、広元が面白くなさそうのは理解できますが、それから後の部分はこの回と直接関係ないと思われます。

9、この足立遠元、安達盛長と血縁関係にあると言われてはいますが、比企と直接関係はなさそうです。寧ろ遠元の娘が、重忠の側室となっています。あと「比企を多くしたい」とありますが、遠元は「北条殿に呼ばれた」と言っていますね。

10、後ろ向きより何より、北条の人間で頼家にも近い以上引き受けざるを得なかったでしょう。実姉政子の推薦もありますし。それに立場上役目から逃げられない大河の主人公なら、『峠の群像』の大石内蔵助とか、『葵 徳川三代』の徳川秀忠などは正にそれかと思いますが、10年ルールがあるから武者さんは観ていないでしょうか。


11.尼御台(政子)の考えだと言っても、聞く耳を持ちそうにない。
義時が粘り強く新しい鎌倉を築いていこうと語りかけ、13人まで増えたけど、少数に力が集中するよりはよいかもしれないとフォローします。頼朝もそこを心配していたと。
頼家は、景時から聞いていた話と違うと察知。
つまりは、どちらかが嘘をついている。
もう誰も信じられなくなりそうで、実際、情で丸め込んだつもりでもほだされぬと突っぱねる頼家です。

12.ちなみにこれは不思議な面子とされます。
『吾妻鏡』では“5”人とされるのに、名前は“4”人しか載っていない。このリストで言うと、上から4番目までで、5人目が不明なのです。
本当に5人か? 5人目は誰か? 実はもう一人いたかも……でも『吾妻鏡』は意図的に減らした。
そんな時代考証をふまえた想像力で上記の6人になっていると。
ともかく劇中の時政は、それでも息子の時連と孫の頼時がいるから、ホッとしています。
って、そういう問題でしょうか。
義時と頼時父子は、“北条”ではなく“江間”として扱われます。

それからMVPが頼家となっており

13.彼にはビジョンがない。
それこそ『貞観政要』でも熟読していれば違ったかもしれない。

14.中途半端にやる気を出す頼家を見ているとそう思えてきます。
彼は非効率的で、わざと相手の神経を逆撫でするようなこともしてしまう。ピュアなところが全部跳ね返るようになっていて、肝心の中身がない。

15.『麒麟がくる』の光秀と比較してみましょう。
光秀は「こんなことでは麒麟はこない!」と初回からずっと絶望を繰り返していました。
彼の中にある「麒麟とは?」という発想は、儒教の教えがあればこそ。
朱子学を熱心に学び、どういう世の中がよいのか、光秀にはビジョンがありました。


11、ここのところですが、順番がおかしいです。
まず頼家が、景時から5人と聞いていたが何人になったかと尋ねる
13人になりましたと義時が答える
不満そうな頼家に、鎌倉殿がやりやすい形を探っていると説明する義時
お前はその中には入っていないのだなと頼家は訊くが、義時の態度ですべてを察する。義時は尼御台の考えであることを話す
頼家は怒りをぶちまけるが、お父上もそうやって支えて来た、我ら御家人をお信じくださいと義時は言い、さらにその後、少ない者に力が集まればよからぬことが起きるとも言う

録画を観る限り、この順番です。従って「どちらかが嘘をついている」のではないし、また「情で丸め込んだつもりでもほだされぬ」は、13人のお披露目の時に口にしています。この、義時と2人きりでの会話の時ではありません。

あと冒頭で書いていますように、この会話の部分で私もミスっていたところがあります。頼家は、義時だけは13人に加わらずに、自分の側にいてほしいと言ったわけですが、その意味を取り違えていました。あらすじと感想2の当該部分、書き直しています。

12、4人しか載っていないとありますが、『吾妻鏡』建久十年(1199)の、頼家の近習に関する記述では「小笠原弥太郎、比企三郎、同弥四郎、中野五郎等從類者」とあり、その後で「且彼五人之外」とあり、この近習が5人であったと書かれています。尚上記4人以外には、和田義盛の子朝盛や細野四郎が入っていたとされています。
あと時政は、時連と頼時がいるからホッとしているわけではなさそうですが…ただ能員が比企が2人入っておったと言ったから、北条だって(2人だ)と言っています。

13、また『貞観政要』ですか…武者さんらしいですね。

14、最初の方で頼家は「父を超える」と言っている以上、頼朝を超えたい気持ちはかなりあったようです。ただ経験不足のため空回りしてしまったということでしょう。

15、また『麒麟がくる』。これも武者さんらしいことです。第一戦国時代と、鎌倉時代を同列に論じてどうなるのでしょうね。それと他の戦国大河の主人公でも、信長などはビジョンを持っており、何と言っても自分が覇者となっていますが。


この後はまた次の投稿にて。しかし一度、武者さんがこの大河を叩くところを見てみたいです。そっちの方が似合う作品ではないか、そう思いますので。

飲み物-海とビール
[ 2022/07/22 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』新キャスト第2弾発表

『どうする家康』新キャストの発表です。

【第2弾】2023年 大河ドラマ「どうする家康」新たな出演者発表!「チーム家康」──家康とともに“どうする?”と考え、困難を乗り越える!
(NHK ONLINE)

ベテランの俳優さんもいる一方で、家康の比較的若い時メイン(多分)のせいか、若手の俳優さん、大河が初めてという人もいます。今回発表のキャストは以下の通りです。(敬称略)

坂井忠次-大森南朋
本多忠勝-山田裕貴
榊原康政-杉野遥亮
井伊直政-板垣李光人
鳥居元忠-音尾琢真
大久保忠世-小手伸也
平岩親吉-岡部大
鳥居忠吉-イッセー尾形
於愛の方-広瀬アリス
服部半蔵/正成-山田孝之
石川数正-松重豊

井伊直政は「民部公子様」ですね。「女城主直虎によって大切に育てられた」とありますが、直虎はこの大河も登場するのでしょうか。それはいいのですが、もう草履投げのシーンはなくていいです。無論あれはあの大河の創作ですが、あのシーンのせいもあって、直政登場後は録画視聴になってしまったのですから。あと大森さんはやはり『龍馬伝』、松重さんは『八重の桜』のイメージが未だに強いです。松重さんの戦国大河出演は『毛利元就』以来ですね。

ところで若手中心というと、『花燃ゆ』とか『青天を衝け』のイメージがどうもダブります。ただ『青天を衝け』はいざ観てみるとそこそこ面白かったので、現時点では期待しています。こちらは主人公が家康なので、ナビゲーターとして徳川慶喜が登場するというのはありでしょうか。『葵 徳川三代』では、中村梅雀さんが扮する光圀公が狂言回し的な役どころでしたね。

ただあまり若い家康と家臣団メインだと、これは昨年もそうでしたが、老けメイクを工夫することになるでしょう。それと松平→徳川に絡んでくる他の大名家、側室たち、あるいは石田三成などのキャストはどうなるのでしょう。

あとやはり脚本が古沢氏なので、『ゴンゾウ 伝説の刑事』、『コンフィデンスマンJP』の出演者のキャスティングもありかも知れません。小手さんは、後者の方にレギュラーで出ていましたが。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2022/04/17 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマの可能性を探ってみると

少し前に、『天地人』と『真田丸』の上杉攻め、そして『天地人』の長谷堂城の戦いについての投稿で、コメントをいただいたことがあります。この長谷堂城の戦い、所謂「北の関ヶ原」(上杉VS最上・伊達)の戦いの一つで、最上と上杉との合戦です。

しかしかの『天地人』でさえというか。『天地人』だからというべきなのか、この戦いのあまり詳しく採り上げられておらず、最上軍がモブだったのは残念でした。また『独眼竜政宗』の場合は、最上は出て来たものの、上杉景勝が出て来ませんでした。

戦国で最上、上杉、伊達を揃い踏みさせると、こういうのもきちんと描かれるわけです。また九州を舞台にした場合は、島津の九州征服メインで、秀吉と黒田官兵衛に敵対させる形でいいかと思います。少なくとも地元では、それなりの数字が取れるでしょう。そろそろこういう大河が実現してもいいはずなのですが、依然としてその気配は窺えません。

それから江戸時代が舞台の大河、これも、最近は川中島大河同様に作られなくなっていますが、こちらも家光から吉宗の時代を中心にすればいいと、少し前に書いています。でなければ、吉宗から黒船来航までを舞台にするといいでしょう。

こういうのを1年でなく、2クールで2年に渡って描けば、そこそこ関心を集めるのではないかと思われます。無論ゴールは黒船来航ではなく、桜田門外の変でもいいし、江戸無血開城という選択肢もあります。

たとえば、『どうする家康』で織豊政権から江戸初期を描いたら、その翌年は秀忠、家光経由で(『葵 徳川三代』の時代背景)赤穂浪士から吉宗までを描き、その後ま幕末までを描くようにすれば、時代的にもつながります。またその当時の様々な人々、たとえば松尾芭蕉とか、伊能忠敬なども登場可能です。

大河は元からそうでしたが、特に最近は観光とタイアップしてしまったこともあり、1年単位で主人公も舞台も、時代背景もくるくる変わってしまいがちです。いっそのこと、このくらいの連続性を持たせてもいいかと思います。

江戸時代はとにかく、時代の変革というのはないわけですから、著名な将軍の時代をスタートまたはゴールに設定して、その間の物語を描くといいでしょう。またこれとは別に、室町時代中期という舞台設定も残されています。

この時代も一般にはあまり知られておらず、それゆえドラマ化されてしかるべきかとは思います。ただ多少分かりづらいので、こちらもまず足利尊氏の晩年期から始めて(『太平記』の終盤)、足利義満の時代の北山文化、嘉吉の乱や足利義教暗殺を持ってくるといいでしょう。部分的には『花の乱』と重なることになりそうです。

話は変わりますが、『鎌倉殿の13人』で、大姫の描写がどのようになるのかに興味があります。これも前に触れましたが、父頼朝との対立から御所を出て行って遊女となり、義経の郎党だった男の子供を宿し、ついには自殺するという設定にならないかと勝手に思っています。

義高を思い続けたあまり亡くなるというパターンではなく、自分でその仇を討とうとし、ついに実の父親に刃を向けるという、恐ろしくかつ悲しい設定でもいいかも知れません。無論彼女は頼朝の前に亡くなっていますから、その思いを家臣に託し、それがもとで、義時による頼朝「暗殺」が実現するという描き方もあるでしょう。無論、すべては三谷さん次第ですが。

飲み物-カウンターとカクテル
[ 2021/12/24 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷幸喜氏とジェームス三木氏の違いとは

今まで、三谷大河はなぜ批判されるのか-1三谷大河の問題点でいくらか触れてはいますが、三谷幸喜氏とジェームス三木氏の大河の描き方について、改めて。

まず前者の投稿の方では、このように書いています。

いずれにしてもこの人(注・三谷氏)の場合、たとえばジェームス三木氏などよりも、「個人的な趣味嗜好」が反映される部分は大きいでしょう。ちょっとばかりこだわり過ぎかなと思われるところもありますが、それと物足りなさとがうまく補完し合うというわけでもなさそうです。

また後者でも

また三谷色が強く、王道大河にならないということは、大河の視聴にある程度制約がかかるということでもあります-これに関してはやはり独自性が強いものの、ジェームス三木氏の方がまだ王道的な部分もありました。

と書いています(いずれも原文ママ)。特に今回、英語のサブタイトルをつけたりしている点などもそうですが、三谷氏の場合、「視聴者がどう考えているか」よりも、「自分がやりたいこと」を優先しているのではないか、そのようにも取れます-英語に関しては、『真田丸』の時に英文サイトなどを作っていましたが、正直疑問も感じました。

ジェームス氏の場合、近代三部作で数字が多少落ちたこともあり、それまでとは違った(と思われる)路線で、しかも大河の主人公としては初めての伊達政宗を描くことで、成功したと言えるでしょう。無論これは今よりTVの視聴者数が多く、裏番組も今ほどではなかった時代の話ではありますが。

その後『八代将軍吉宗』(これも90年代前半のフォーマット変更が軌道に乗らず、再び脚本を依頼されたと思われます)でナビゲーターを使い、多少独自色を出すようになります。そしてハイビジョン放送を迎えた年は、集大成というべき『葵 徳川三代』でした。従来の大河の路線も踏まえつつ、しかも独自色を出せた、今までの脚本家の中でも珍しい存在です。

無論これは、大河が昔のそれではなく、より新しいものを目指す方向に向かうという時代の要望に、うまく応えたからとも言えそうです。しかし単にラッキーだっただけとも言えないでしょう。ジェームス氏は元々TVドラマを書いており、戦国物の場合は、戦闘シーンなどもきちんと描かれていました。

この点、三谷氏は明らかに「舞台関係者としての」本人がやりたいことを前面に押し出していると取れます。確かに三谷氏はファンサービスは旺盛であるかと思います。この辺りが、三谷氏はファンに取っては受けがいいと言えますし、どちらかと言えば三谷大河は、ファンに向けられたものであると言えるでしょう。

しかしこう言っては何ですが、そのやり方を通す限りアンチもまた存在し続けるかと思います。どの作家にもファン、アンチはそれぞれいるものですが、この人の場合特にはっきりしている感もあります。(ちなみに私はどちらでもありません)

『いだてん』の時もそうでしたが、舞台関係者の場合、舞台を見に来てくれる人、特に常連客が対象になりがちです。ただTVの視聴者は不特定多数で、舞台とは明らかに違っており、中にはその独自色を好ましく思わず、途中で視聴を止める人も出て来ることになります。大河が1年物を今後も続ける-個人的にその必要はないと思いますが-のであれば特に、舞台の脚本家を今後使うべきかどうか、検討する必要もあるようです。無論これは、『鎌倉殿の13人』の総合的な評価が出てからの話になるとは思いますが。

飲み物-黄金色のビール
[ 2021/10/22 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河に思うことあれこれそして『天地人』

先日投稿分で『風林火山』にも触れていますが、この武田-上杉に限らず、織田信長の一連の戦であろうが関ヶ原であろうが、合戦というものは多分に損得勘定であり駆け引きです。戦闘シーンを描けばいいというものでもないし、逆にそれに至るまでのあれやこれやを多めにし、多角的に捉えるのが今の傾向ではあるでしょう。そもそも戦闘シーンそのものも少なくなってはいますし。

『葵 徳川三代』の関ヶ原のような、これぞ合戦というシーンをまたリアルタイムで観たいとも思いますが、予算の関係もありますかね。スポンサーをつければいいのにと、またしても言いたくなってしまいます。無論、それに伴うだけの内容が必要ですが。

また昔の戦国大河と言っても、せいぜい総集編くらいしか観たことがない(完全版がないからすべてを観られない)のも多いのですが、戦国物も作品によっては、合戦+ホームドラマ的な印象の作品もあります。これは昭和の映像作品の多くに言えることではありますし、2009年放送ながら、『天地人』などもその印象が強かったとも言えます。

その『天地人』、『風林火山』の武田家に対抗してか、上杉家が舞台でしたが、謙信ではなく景勝の代で、しかも主人公は直江兼続でした。それはいいのですが、事あるごとに「愛と義」を連呼したのはマイナスでしたね。そもそも「義」だけであればまだわからなくもないのですが、それに直江兼続の兜の「愛」をくっつけるから何だかおかしなことになる。あれは愛染明王の愛のはずなのですが…。

しかし武田信玄も上杉謙信も、後継者には禍根を残してしまいました。武田はそれが一因で勝頼の代で滅びたし、上杉は後継者未定のままだったため、景勝と景虎の間で御館の乱が起きてしまい、しかも景勝は家督を継いだものの、その後柴田勝家の軍に越中まで攻め込まれたこともあって求心力が低下したうえに、新発田重家との戦いに負けたりもしています。

それと思うのですが、天下の覇権を目論む信長の脅威は、彼ら東国の武将も十分感じてはいたでしょう。しかしながら、信長が本能寺で横死した後に、事実上後継者となった秀吉については、得るところは少なかったと思われます。『真田丸』で昌幸が、高梨内記にでしたか、秀吉とはどんな男なのかと問いかけるシーンがありますが、信濃の国衆である彼の許には、そこまで情報も入って来ていなかったでしょうね。そして上杉景勝は、この秀吉に下ったことで会津に転封され、関ヶ原後は石高を減らされて、米沢の藩主となるに至ります。

飲み物-ボトルとコルクとワイン

[ 2021/09/25 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』キャスト予想2そして『風林火山』

『どうする家康』、未だ松本潤さん以外の出演者が決まっていないため、色々な人が様々な出演者を予想しているようです。ともあれ、この大河の家康はどこか弱々しいところがあるようなので、その主人公を盛り立てて行くような強い脇役が求められてくるでしょう。

ちなみに、脚本の古沢氏のTVドラマをざっと挙げてみると

相棒(特に杉下-亀山時代)
鈴木先生
リーガル・ハイ
デート~恋とはどんなものかしら~
コンフィデンスマンJP
ゴンゾウ 伝説の刑事

このようになります。

これから考えると、『リーガル・ハイ』で主演した堺雅人さんが、こちらの方にに出演する可能性がないとは言い切れません。同じ作品に出演している生瀬勝久さん、里見浩太朗さんなどもあるいは候補になるでしょうか。『相棒』絡みでは寺脇康文さんの出演もありえます。その他に『鈴木先生』『デート~恋とはどんなものかしら~』の長谷川博己さん、『麒麟がくる』から3年で再び大河復帰となりますかどうか。また後者で共演した杏さんも、3度目の大河出演が望めるかも知れません。

あと『ゴンゾウ 伝説の刑事』だと、久々に内野聖陽さん、高橋一生さんの出演も考えられるでしょうし、『コンフィデンスマンJP』だと長澤まさみさん、小日向文世さんが出ていますので、長澤さんがヒロインの線もあるでしょう。皮肉というか、『真田丸』に出た人たちの一部が、来年ではなくこちらの方で再び出演となる可能性もあります。無論これには制作統括の意向、出演者サイドのスケジュールの問題も関わってくるとは思いますが。

この大河が、所謂王道大河になるかどうかは無論わかりませんし、脚本の古沢良太氏も、大河はおろか時代劇の経験もない人ですが、出演者によっては意外と「骨太な」戦国大河になる可能性も捨てきれません。と言うより、2000年代に入ってから、私が考える骨太、あるいは男くさいイメージの戦国大河というのが
葵 徳川三代
風林火山
軍師官兵衛
この3作品くらいしかありませんので、そろそろまた、オーソドックスな男性主人公大河を観たいと思います。

しかし、やはり『風林火山』はよかったなと改めて思います。クライマックスが川中島の大河でありながら、武田と上杉のどちらも主人公でなく、山本勘助を持って来たことで、主人公を自由に動かせ、策略に長けた軍師として描けたのは大きかったでしょう。今後も大河が続くのなら、こういう第三者から見た大名たちの争いという構成もまたあるかと思います。と言うかもう、大名たちの合戦メインで描く時代ではなくなって来ているかと。

『風林火山』は、Gacktさん演じるエキセントリックな謙信が、琵琶を弾いていたのも見どころではありました。あのシーンは、流石ミュージシャンと思ったものです。琵琶と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期、2年目の地獄の四将編の最初のEDで、鬼太郎がギターのイントロに被せるように琵琶を弾くシーンがありましたね。

琵琶というのは元々宗教的な側面が強く、その意味であの謙信にも、また鬼太郎の地獄のイメージにも似合っていました。無論琵琶も徐々に俗化して行き、芸能の一部門となって行きます。大河の琵琶では、『西郷どん』で国父様こと島津久光が口ずさんでいた『迷悟もどき』も印象に残っています。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/09/24 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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