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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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昭和の大河は本当によかったのか? 続き

先日の続きになります。過去の大河はすべてよかったのかという疑問に関しては、今までもかなり投稿して来ており、先日投稿分も、いわばその焼き直しのようなところがあります。

別に昔の大河がよくない、今のがいいというわけでもなく、無論その反対でもありません。但し、昔のだから名作であるという意見がもしあるのなら、それにはやはり同意はできないと言っておきます。また映像作品というのは、その当時の社会情勢を反映していることもあります。ですから昔の作品が、今観ても面白いとは一概に言えないのです。

これは大河も同じです。ゆえに、いつ誰が観ても面白い作品というのは存在しえないし、もし面白さを感じるとすれば、構成や脚本が好きであるとか、あるいは出演者のファンであるとかといった点も影響しているでしょう。名作か駄作かの判定基準には、こういう部分もかなり関与していると思われます-ただ私としては、特定の作品をあまり名作だ、あるいは駄作だと断定したくはありませんが。

あと、これも先日のに書いていますが、同じ時代背景、同じ登場人物であったとしても、その時々のスタッフや出演者によってかなり作風が異なるものです。似たような設定であっても、同じ視点からの比較は難しいと思われる所以です。無論、双方の作品を観比べて、描写の違いを楽しむのであれば構わないと思います。こういう場合、意外にそれぞれが相互補完をしていることもあるものです。

ですから、たとえば『翔ぶが如く』と『西郷どん』なども、それぞれが補完し合うという意味で観るのであれば、別の面白さがあるかと思います。『翔ぶが如く』の場合は、江戸での新門辰五郎との出会いと交流が描かれていますが、奄美大島の描写などは『西郷どん』のほうが詳しいので、その辺りを観比べるという方法はあるでしょう。以前『花燃ゆ』が面白く感じられなかった時も、『八重の桜』を一緒に観ることで見えて来たものがあります。前者が主人公の身の回りの描写が中心となっていて、京の情勢などが今一つわかりにくかったためです。

それで思い出すのが、以前何度か投稿していた『武将ジャパン』の武者震之助さんのコラムです。この人は『八重の桜』は好きと言う一方で、『西郷どん』はかなりディスっていて、放送されていた当時、『八重の桜』とはあの部分が違う、これがおかしいと書いていましたが、そもそも主人公の設定や立ち位置からして違うのだから、完全に同じ描写になるわけがありません。コラムであるのなら、会津の立場と薩長の立場の違いを客観的に見たうえで書くべきでしたが、正直な話、このコラムにそういう期待はできなさそうです。同様に、この2つと『青天を衝け』の比較もまた難しいと思われますが、これは関連投稿にて。


飲み物ーホットワインとくるみ

[ 2021/03/23 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河の視聴率について少しばかり

『青天を衝け』関連投稿、今回も週後半になることをまずお断りしておきます。

ところでまた数字の話を出すようで何ですが、『青天を衝け』の第2回の視聴率は16.9パーセントでした。第1回の20パーセントはやはりご祝儀であったと言えるでしょう。無論関東が舞台であるとは言え(つまり地元の数字がそのまま公式発表されるとは言え)、幕末から近代にかけての大河としてはいい方です。しかし、第1回から3.1パーセント落ちたというのは、かなり下げ幅が大きいのではないかと思います。

一応2010年以後の大河を例に取ってみますが、これ以外に第1回と第2回で3パーセント以上の差がついたのは

花燃ゆ(第1回16.7、第2回13.4で-3.3)
いだてん(第1回15.5、第2回12.0で-3.5)

この2つだけです。どうもこの2作の平均視聴率が芳しくなかっただけに、今後がやや心配ですが、無論これからどのようになるかはまだわかりません。(それでも『花燃ゆ』の場合、面白いシーンもいくつかはありました)

また第1回と第2回のギャップだけでなく、最終回とその1つ前との差が大きな作品もあります。
『龍馬伝』、『江』、『八重の桜』、そして昨年の『麒麟がくる』がそれに該当します-ところで『麒麟がくる』の総集編をやっていたようですが、生憎観ていません。

龍馬伝(第47回17.6、第48回21.3で+3.7)
江(第45回15.6、第46回19.1で+3.5)
八重の桜(第49回12.2、第50回16.6で+4.4)
麒麟がくる(第43回13.9、第18.4で+4.5)

尚『龍馬伝』と『江』は、12月に『坂の上の雲』が放送されたため放送日程は短く、また『江』は3月13日の放送が休止となったので、さらに短くなっています。『麒麟がくる』は最早言うまでもありません。

これらの作品の数字を見て思うのは、最終回の少し前まではやや落ちていたのが、恐らくは最終回だからということもあって、数字が跳ね上がっていることです。特に『龍馬伝』や『麒麟がくる』は、最終回の内容はほぼわかっているわけですから、この時だけリアルタイムで視聴した人もいるでしょう。ただし『龍馬伝』で、テロップでニュースが流れたのは興ざめでした。

大体において最終回の数字は高めに出るものですが、『花燃ゆ』や『真田丸』の場合は低くなっています。特に『真田丸』は、第49回と第50回が14パーセント台となっています。明らかに昌幸が退場してから数字が落ちた印象があり、その意味であれはやはり『大河真田昌幸』でした。

飲み物-ホットワイン2
[ 2021/02/24 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』に北大路欣也さんが出演

『青天を衝け』の新キャスト発表です。
北大路欣也さんが徳川家康役で出演することになりました。

【新たな出演者発表】
北大路欣也さん演じる「徳川家康」が登場します!
(NHK ONLINE)

こうして見ると、流石にベテランの、しかも時代劇俳優としての貫禄が漂います。
最近は『半沢直樹』の中野渡頭取や、『三津屋清左衛門残日録』の主人公清左衛門の役のイメージが強い北大路さん、『花燃ゆ』の毛利敬親以来6年ぶりの大河出演ですね。松本白鷗さんが、かつて『黄金の日日』で呂宋助左衛門を演じ、同じ役で今度は『真田丸』に登場したのを思い出します。
ちなみに『三津屋清左衛門残日録』は、第5作の制作が発表されています。

しかし、なぜ「幕末大河」のはずの『青天を衝け』に、家康が登場するのでしょう。
ご本人のコメントにある、「僕にとってまったく経験したことのない挑戦」とは何なのでしょうか。
まさかのタイムスリップ展開なのか、あるいは、いずれかの将軍(恐らく慶喜)の夢枕に立つとか、そのような設定なのか。
詳しくは観てからのお楽しみということでしょう。

ところで今回も衣装は黒澤さんですが、この人はやはり江戸時代に限定していただきたい。流石にこの時代、特に幕末だと、真っ赤とかショッキングピンクの衣装を目にせずに済みそうです。

あと10日で『青天を衝け』スタートです。

飲み物-冬のティータイム
[ 2021/02/03 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第3次キャスト発表

今回は『どうする家康』コメントへの突っ込みはお休みです-あまり連日突っ込むのもどうかと思いますので。その代わりと言っては何ですが、26日に発表された、『青天を衝け』の第3次キャストをご紹介したいと思います。

様々な俳優さん、タレントさんが紹介されています。
生憎、私もすべての人をよく知っているわけではありませんので、取りあえず知っている人を中心にざざっと。
板垣李光人さんや石丸幹二さんは、『花燃ゆ』にも出演していますね。石丸さんの周布政之助は好きでした。そして博多華丸さん(あさイチ枠?)が「西郷どん」ですか。
私に取っての西郷といえば、やはり鈴木亮平さんです。華丸さんの場合、現存の肖像画(本人であるという確証はない)をベースにした、ちょっとベタな西郷さんのイメージです。
『西郷どん』といえば、あの中では山田為久役で、殿の写真を取っていた徳井優さん、今度も同じ薩摩藩士ではありますが、こちらは兵学専門の折田要蔵の役ですね。

しかしこの中で一番目を引いたのは、トップに登場する磯村勇斗さんです。
あの「ジルベール」が、徳川家茂?
残念だなあ…「大ちゃん」は『鎌倉殿の13人』の三浦義村なのですよね。
こうなったら磯村さん、2作品連続して出演してほしいです。
無論内野聖陽さん、西島秀俊さんも「鎌倉殿」に出演してもらえたらなおよし。

あとこちらも『きのう何食べた?』にゲスト出演していた菅原大吉さん、『おんな城主 直虎』に井伊谷三人衆の一人で登場していました。この三人衆がそれほど描かれなかったのが残念でしたが、今回は伊達宗城公ですか。確か蒸気船を作った殿様ですね。
しかし考えてみると、『きのう何食べた?』はテレ東の深夜30分ドラマとはいえ、キャストは大河レベル、かなり豪華だったのだなと改めて思います。
それと言っては何ですが、あの渡辺徹さんが出演とはかなり意外でした。

飲み物-クリームとココア
[ 2021/01/27 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その3

『どうする家康』への突っ込みその3です-毎日似たような内容ですみません。それから、先日投稿分のタイトルで、「コメントへの突っ込み」の「コメント」の部分が落ちていました。失礼いたしました。

今回は脚本担当の古沢良太氏に関してです。この人は『リーガル・ハイ』や『相棒』シリーズ、そして松本潤さん主演の『花より男子』など数多くの作品を手がけています。ですから、脚本家としてのキャリアはそこそこであるはずなのですが、今回のコメントに関しては、やはりこれはどうかと首をかしげたくなる点もあるので、該当部分をいくつかご紹介しておきます。

1. 今さら大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいくらいの超ベタな偉人。なのに信長や秀吉に比べてなぜか人気がないような。ずるがしこく立ち回ったあげく棚ぼたで天下が転がり込んできたイメージだから?

「大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいくらい」なら、もうやらない方がいいのではないかと思います。無論NHKの意向としては、先日も書いたように
「新時代を切り開いた人物だからやりたい」
ということなのでしょうが。
また、「というイメージだから?」と一言断っているとはいえ、
「ずるがしこく立ち回ったあげく棚ぼたで天下が転がり込んできた」
とは如何なものかと思います。この人は秀吉没後、大名たちを自分の側に引き付けるのにかなり苦労しているでしょうし、関ヶ原で勝ちはしたものの、その後がまた大変だったはずです。家康という人物への敬意があまり感じられませんね。

2. カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない、ひとりの弱く繊細な若者が、ただ大名の子に生まれついた宿命ゆえに、いやが応にも心に鎧よろいをまとわされ、必死に悩み、もがき(中略)命からがら乱世を生き延びてゆく。それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか。

まず気になるのは、
「カリスマでも天才でもなく」
「天下取りのロマンあふれる野心家でもない」
などと、のっけから過去の家康像の否定に入っていることです。
無論家康という人物に対しては、人それぞれの考えがあり、古沢氏にも古沢氏なりの発想があるでしょう。しかし家康は、本当にカリスマでも天才でもないのでしょうか。戦国時代のサバイバルから天下取り、さらには徳川体制のおおもとを作り上げるに至っては、ある程度の才能と、運をチャンスに変える力がないとできないのではないかと思いますし、カリスマであるか、天才であるかは別としても(信長は天才肌だと思いますが)、無能で凡庸な人間であるのなら、江戸幕府を築くなどはっきり言って無理でしょう。
また
「天下取りのロマンあふれる野心家でもない」
と言うよりは、家康も最初から天下を取ろうと思っていたかどうか疑問ですし、『真田丸』の時の三谷氏(すみません、また引き合いに出させていただきます)によれば、「『天下取り』とは実は後付け理論で、武将たちは参日を必死に生きていた」などとも言われているのです。
それから「誰もが共感しうる現代的なヒーロー」などとありますが、乱世を生き延びるのは「現代的な」ヒーローなのでしょうかね…無理やり現代にリンクさせている印象をぬぐい切れません。

3. 主演の松本 潤さんは、華やかさと親しみやすさを持ち合わせ、私の描きたい主人公像「ナイーブで頼りないプリンス」にまさにピッタリ。

この箇所を見ていると、あの『花燃ゆ』の
「幕末男子の育て方」ならぬ、
「戦国男子の育て方」というフレーズが頭に浮かんできます。
何かこう、お花畑な大河になりはしないか、それが気になりますね。
私としては、そのナイーブで頼りない家康に、オリキャラの女性があれこれ絡む、そのような展開をつい思い描いてしまいますし、同時に『麒麟がくる』で母親の許へ戻りたがっていた、ピンクの水干を着た竹千代を思い出します。あの竹千代は子供というのを差し引いても、農民である菊丸と農民に扮した光秀に気軽に口を利いたり、あまりそれらしくない雰囲気でした。
この大河、まだどちらも始まっていないのにこう書くのも何ですが、何か『青天を衝け』と相通じる物があるように見えますし、一方で戦国という時代背景が共通するせいもあってか、『麒麟がくる』ともどこか似ているようです。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2021/01/26 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

個人的雑考-1

まずお断りしておきますが、今回のこの投稿に関してはこの後何回か続く予定で、テーマも1つに留まらないためこのようなタイトルとなっています。

1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日(とされている)のため、ツイッター界隈でもホームズ関連の投稿が目立ちました。というか、このブログはそもそもホームズ関連の投稿中心だったはずなのに、いつの間にか大河とラグビー中心になっている感があります。ホームズ関連の記事も、もう少し増やすべきかと思ってはいます。一応、ブログ内にリンクしている『保室の事件帳』で、「江戸時代のホームズ」を描くには描いていますが。

もちろん他にも大河ブログ(含他のドラマブログ)は多いですし、以前そういったブログをいくつかブックマークしていたこともあります。それぞれのブログ主さんの視点の違いもありますし、もちろん作品や放送回によっては、肯定もあれば否定もありです。また中には、本当にそのドラマが好きなブログ主さんが、作品を強く肯定していることもあります。無論個人ブログであるのなら、それは特に問題はありません。その一方で、何度もこのブログに書いたことのある『武将ジャパン』の武者さんのコラム、最近は見ていませんが、やはりこれには違和感を覚えます。

過去において、特に『花燃ゆ』や『真田丸』などは、この武者さんと似たような見方をしていたこともあります。しかし如何せん、嫌いなドラマに対する叩き方がすさまじく、一方で好きなドラマはべた褒めするという両極端の姿勢が見られ、その点に関して馴染めないままになっています。嫌いな大河でも評価すべき点はあり、その反対に、好きな作品であっても批判すべき点もあると思うのですが、全面的に好きか嫌いかのどちらかの選択肢しかないようです。

以前この人の大河観を、確証バイアスだと書いたことがありますが、とりわけその中でもチェリー・ピッキングと言って、自分に有利な情報しか集めない傾向が強いと思います。いささかおかしいと思われる記事であっても、自分の主張に沿ったものであれば、堂々とコラム内にリンクを貼ってしまったりもするわけで、個人ブログではないにも関わらず、そういう部分がかなり目立ちます。また真剣に大河のレビューを書いていると言うよりも、何らかの理由で大河はよくないと結論付け、海外の動画配信のPRに持って行きたがっているようにも見えます。

あと朝ドラでも、女性の内助の功を描いた作品は嫌いなようで、特に『マッサン』と『まんぷく』はお気に召さないようです(実は私はこの2つは結構好きです)。何かにつけて、女性が表に立たなければ気が済まないようにも取れます。それで思ったのですが、この人がたとえば『アンサング・シンデレラ』などを観たら、どのように思うのでしょうか。この主人公を礼賛しまくる可能性も考えられます。尚このドラマ、概略しか知らないのであまり大きなことも言えませんが、要は薬剤師である主人公が、本来は医師や看護師の領域に入り込むため、ありえないという声もある一方で、ドラマなのだから構わないという意見も見られたようです。

この見方は、大河にも当てはまるなと思います。ドラマだからいいという声と、やはり史実としてこれはありえないという声があり、要はそれぞれのバランスの問題になりそうです。『アンサング・シンデレラ』の場合、原作の漫画に比べ、多少盛っているとも言われていたようですが、ドラマ化する以上、原作と全く同じというのはありえません(これは小説も同じ)。ただこのドラマのテーマが医療であり、人命にかかわることであるため、医師の領域にまで踏み込む主人公無双が、奇妙に映った人もいるかと思われます。

大河から多少逸れましたが、主人公が無双すればそれでいいというわけでもなさそうですし、現実(または史実)を採るべきか、あるいはフィクションの部分を楽しむべきかで、それぞれの意見は分かれるようです。これがドラマの難しいところでもあり、どのように描いても賛否両論は出て来そうです。アニメが脚光を浴びるのもその辺りに一因があるのでしょう、アニメの世界は異次元であり、現実と必ずしもそぐわなくても、それはそれで許される部分があるからです。
(この項続く)

飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2021/01/08 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河はオリジナルにするべきか?+『新解釈・三國志』

まず先日のクリスマス関連投稿で、「冬至」が「当時」となっていましたので修正しています。他にも文章の何か所かを直しています。

この話ばかりするのも何ですが、先日のビデオリサーチのサイトでは、『麒麟がくる』の総合視聴率は17パーセント台でした。かつて『おんな城主 直虎』や『西郷どん』でも、17パーセント台というのはありましたが、やはり男性主人公の戦国大河としては低いかなと思います。『真田丸』の放送当時は、総合視聴率はまだ発表されておらず、従って録画視聴率がどの位なのかはわかりませんが、リアルタイムとBS視聴率を合わせた数字だけで、多くの場合18パーセントから20パーセントほど行っていましたし、リアルタイムだけで17パーセント超えというのも半分近くありました。

ところで昨年の『いだてん』は、史実を基にしたフィクションであると断っていましたが、どうも大河は「史実ベースのフィクション」さえも通り越して、「オリジナル」となりつつあるのではないかと思われます。そもそも昔から小説という「フィクション」をベースにしている以上、何らかの形でオリジナルにならざるを得ないわけですし、『竜馬がゆく』などは、原作はかなり司馬氏が創作したと思われる部分もあります。

最近は幕末史の研究も進み、薩長同盟の場に龍馬はいなかったとも言われていてます。一方で、それまで目立たなかった人物にスポットライトを当てるようになっています。賛否両論あるかとは思いますが、最近の幕末大河は、以下のような点では評価できます。
篤姫-小松帯刀の業績の描写(ただ篤姫との初恋設定は不要)
龍馬伝-岩崎弥太郎の業績の描写
八重の桜-山本覚馬の業績の描写
花燃ゆ-楫取素彦(小田村伊之助)の描写(ただ文=美和と殊更に絡ませたのはマイナス)
西郷どん-薩長同盟の締結が御花畑屋敷で行われたことの描写

ところで先日、『新解釈 三國志』を観て参りました。この映画に関してですが、実際に観た方はおわかりでしょうが、結構緩めで適当な、いわば
なんちゃって三國志
です。無論制作側も、それを売り物にしていますし、実際この作品のチラシを見ると、『新解釈・三國志』とは、
「超有名歴史エンターテインメント『三國志』を
"福田雄一流の新たな解釈"で描く、完全オリジナル映画でございます」
と明言されています。尚「完全オリジナル映画」の箇所は、チラシでも強調フォントになっています。これから考えるに、大河も
「プロデューサーの新たな解釈で描く、完全オリジナル作品」とした方がいいのかも知れません。無論赤壁の戦いなどは描かれているので、全くの史実無視というわけではありません。

ところでこの映画、主役はもちろん大泉洋さん演じる劉備と、小栗旬さんの曹操です。この2人、どこかで見たことがあると思ったら、『鎌倉殿の13人』の源頼朝と北条義時ですね。比企能員役の佐藤二朗さんも董卓の役で出演していますし、他にはムロツヨシさんや賀来賢人さん、磯村勇斗さんといった俳優さんたちも出演しています。あるいはこの中からあと何人か、大河出演となるかもしれません…あくまでも希望ではありますが。それから作品の最後の方で曹操の兵が病気になり、撤退を余儀なくされるのですが、このシーンはコロナ禍をいくらか連想させます。

飲み物-冬のティータイム
[ 2020/12/26 13:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』続きと大河の転換期に関して

先日の武者さんのコラム関連で、このようなものもありました(2019年4月5日投稿分より)。オールドファンの手垢のついた論調として

・女子供を喜ばせるイケメンが主演では、俺たち真の大河主張者である男性様は喜ばないぞ!
・イケメンでないところを証明できたからこそ、主演をやらせてやる
・女は良妻賢母以外認めないぞ!

こういった形で紹介されているのですが、このような意見が本当にあったのでしょうか。どう考えても武者さんの妄想のように見えます。もし本当にあるのなら、その出典をはっきりさせてほしいものです。仮にそのような意見があったとしても、その人たちが支持した大河を否定するということは、自分が賞賛した過去の大河も否定するということにつながりかねないと思うのですが。

それからこのコラムについてですが、たとえば同じ女性大河でも温度差があることがわかります。コラム自体は『八重の桜』の終わりの頃から始まっており、その『八重の桜』については肯定しています。しかし『花燃ゆ』は否定しており、『おんな城主 直虎』に関してはまた肯定的な論調でした。私にしてみれば、『花燃ゆ』と『直虎』にはどこか似通った部分もあり、そのため武者さんが『花燃ゆ』のみを批判するのは、ちょっと奇妙に感じられました。しかしその後、何かにつけて『八重の桜』を引き合いに出すのを見て、要は幕末の薩長大河が嫌いなのだなということがわかりました。だからどこか共通点があるヒロインなのに、幕末長州はダメ、戦国はOKとなったとも考えられます。

それと自分が好きな作品が低視聴率だった場合は、視聴率など関係ないと言い、嫌いな作品が低視聴率の場合は、批判の材料にするというのも随分都合がいいなと思います。実際『直虎』は戦国大河で最も視聴率が低く、総合視聴率は『西郷どん』より低かったのですが、なぜ戦国物なのに視聴率が低かったのか、自分なりの考察をしてしかるべきでした。また『西郷どん』が関東では低いものの、西日本では高く出たことも無視していました。

先日ご紹介したまとめサイトにもこのようにあります。
「好みに合わないドラマなら脚本家・スタッフ・出演者・作品関連企業への誹謗中傷・名誉毀損・罵詈雑言。逆に好きな作品ならなんでもベタ褒めするためダブスタなんて朝飯前」
しかも文章がとかく感情的になりがちであるため、読む側としては同意するせざるにかかわらず、何かしら不愉快な気分にならざるをえないのです。

それから、90年代から大河の傾向が変わったように思われるその理由としては、『信長 KING OF ZIPANGU』のような宣教師目線の大河が作られるようになったほか、
  • 琉球や東北といった地域をメインにした大河が作られた
  • それに伴い、放送フォーマットの変更も検討された(ただしこれはうまく行かず元に戻している)
  • 所謂時代劇やTVドラマでお馴染みの人たちではなく、舞台出身の俳優の起用が多くなった。特に『毛利元就』
  • 東山紀之さん(琉球の風)、本木雅弘さん(太平記、徳川慶喜)といった、ジャニーズ事務所のアイドルが主役、またはそれに近い役を演じるようになった
  • 赤穂大河がこの年代最後の99年を以て姿を消した
こういった点も挙げられるかも知れません。

大河が今後どうなるのか予測はつきませんが、NHKへの批判が強くなっているようにも見えますし、NHKそのものが改革を余儀なくされる可能性はありそうです。大河をやめた方が、合理的な経営ができるようにも思えますし、今年のコロナ禍が、大河と観光のタイアップに影響を与えた可能性も否定できません。今後NHKは大河を「捨てる」のでしょうか、それとも今後の運営形態に合わせて「調整」して行くのでしょうか。

飲み物ーホットワインとくるみ
[ 2020/12/20 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』と『麒麟がくる』の終盤に思うことその3

先日投稿分での武者震之助さんですが、ご本人のコラムがアップされている『武将ジャパン』で検索していたところ、この人物についてのまとめサイトを見つけたのでご紹介しておきます。

まず上の方です。こちらは某掲示板の、武者さん関連スレのテンプレと思しきものもありますし、記事の魚拓も紹介されています。そのため、過去記事も閲覧できるようです。また2番目の「小檜山」とあるのは、『武将ジャパン』のライターである小檜山青氏という人物で、このまとめサイトによれば、武者さんと同一人物ではないかとされています。この小檜山氏の記事も読んだことがありますが、実際武者さんと似たような論調です。ただ如何せん分量が多いので、読まれる際はブックマークすることをお勧めします。

武将ジャパンの武者震之助データ
https://seesaawiki.jp/w/amamasa/
d/%C9%F0%BE%AD%A5%B8%A5%E3%A5%D1%A5%F3%A4%CE%C9%
F0%BC%D4%BF%CC%C7%B7%BD%F5%A5%C7%A1%BC%A5%BF


『武者震之助用語辞典』with 小檜山
https://seesaawiki.jp/w/amamasa/
d/%A1%D8%C9%F0%BC%D4%BF%CC%C7%B7%BD%F5%CD%D1%B8%
EC%BC%AD%C5%B5%A1%D9with%20%BE%AE%DB%D8%BB%B3

この小檜山氏によれば、2010年代大河はおかしいということで、それは同意できます。ただ何も2010年代に入ってから急におかしくなったのではなく、それ以前、恐らく90年代頃にはその萌芽があったのではないかと思われます。この頃から放送フォーマットが変わったり、『信長 KING OF ZIPANGU』など、それまでの大河とは違った方向性の作品も作られたりするようになっています。若者向け路線にシフトし始めたと言うべきでしょうか。またこれは他のドラマにも言えますが、必ずしも昔がよくて今が悪いとは一概に言えません。今の大河でも十分に鑑賞に耐えうる物はありますし、昔のでも面白くないのもあります。従って、2010年代大河のすべてを云々するより、創作が過剰ともいえる女性主人公大河、あるいは『いだてん』の制作面での特徴(2つの時代の行き来や落語の存在)が視聴者に与えた影響について指摘するべきではないかと思います。

しかしこの場合、小檜山氏であれ武者さんであれ、
花燃ゆ
西郷どん
いだてん
がおかしいと断定しています。『いだてん』に関しては、私は途中までしか観ていない(あまりにも演出が受け入れられなくてギブアップした)ので、コメントはできません。『花燃ゆ』は正直言ってあまり面白いとは感じませんでしたが、その中でも見るべきところはありました。『おんな城主 直虎』よりも観られる部分もあったほどです-この場合ヒロインよりも、それ以外の人物が関わっているシーンがメインであると言っておきます。『西郷どん』は好きな大河の1つで、前にも何度か書いていますが、スーパーヒーローでない西郷隆盛を描いたのは評価できます。どうもこの『武将ジャパン』の特徴として、作品を客観的に見るよりも、最初から批判すべき作品を決め、ネガティブな方向へ誘導する傾向があると思われます。無論その逆もありますが、大河コラムとしてはさて如何なものでしょうか。

また前出小檜山氏によれば、大河をシーズン制にしてはどうかと言うことです。さらにそのシーズン制に関して、これまたこのサイトの特徴として、『ゲーム・オブ・スローンズ』が引き合いに出されています。なぜドラマという点以外に共通項がない作品を持ち出すのか不明ですが、よほどこの作品がお気に入りなのでしょう。尤も私のアメリカ人の友人は、これは好きではないと言ってはいましたが。あと武者さんの場合10年ルールといって、10年以上前に制作された作品の議論はしないということですが、大河について書こうと思うのであれば、せめてDVDが出ている作品を、総集編でもいいから観ておいた方がいいかとは思います。

ところで武将ジャパンについて書いてまいりましたが、もう一つ書きたいこととして、『麒麟がくる』の最終パートがあります。そもそも明智光秀を主人公にしている以上、当然ですが本能寺の変は避けられません。そしてその後秀吉に追討され、山崎の合戦後に落命することになります。大河の主人公の多くは、所謂主人公補正もあるのでしょうが、その最期の迎え方はそれなりに絵になるものとして描かれています。ところが光秀の場合はそれがありません。光秀の最期を劇的なものとするには、結局信長をどのようにして敵視するようになるのかが重視されます。今まで光秀を主人公にした作品がなかったのは、こういう主人公の最期の描き方の難しさも関係していたのでしょうか。

飲み物-ホットウイスキー
[ 2020/12/20 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

確証バイアスと朝ドラ/大河コラム

以前、確証バイアスについて確証バイアス昨日の続き及び大河共同制作案という、2つの投稿で触れています。いずれも武者震之助さんの、主に朝ドラと大河のコラムの記事について書いたものでした。

ここでまた改めて書きますが、この人のコラムの場合、自分の好みに合った作品は何かの如く持ち上げ、嫌いな作品は叩きまくるという傾向があります。個人ブログならそれでいいかも知れません。しかし個人レベルでも殊更にべたぼめしたり、あるいはこきおろしたりというのは、ちょっと如何なものかと思います。ましてこのコラムは(多分)有料サイトのものです。好き嫌いだけを基準にできるわけではないはずなのですが、私が以前見た限りでは、往々にしてその傾向が強いものでした。

確証バイアスについては、上記の投稿でも触れていますが、自分の先入観で対象となる人物や事物を観察し、都合のいい情報を集めたうえでその先入観を補強することで、先日書いた過去美化バイアス同様、認知バイアスの一種です。一方で、それに反する場合は無視するという傾向もあります。例えば『まんぷく』の場合、武者さんがこの作品をあまり好きでないこともあり、かなり批判的な内容になっていましたし、添付されている記事もまたこの作品に批判的なものでした。チキンラーメンの売り上げに貢献したというニュースもあったのですが、その手の記事は無視されていました。

『まんぷく』のみならず『西郷どん』、『軍師官兵衛』も同様でした。この2つの大河も、要は女性が裏方に回るような描写があり、それが多分お気に召さなかったのでしょう。しかしあまりにも批判だらけで、なぜこのような点まで一々指摘するのか、よくわからない点も多々ありました。またこれは『まんぷく』でもそうでしたが、きちんと作品内容をチェックしていないのか、実際の展開とはかなり異なった記述が、あまりにも多いのも気になりました。

もちろんこの2つの大河もいい部分は無視されまくりでした。『西郷どん』の場合、メインキャストが収録終了直後に行われた鹿児島おはらまつりに登場し、地元の人たちから大きな声援を受けたことが、番組のSNSにアップされていたのですが、それについてはついぞ触れられずじまいでした。また『軍師官兵衛』も、話題になった部分があったにもかかわらず、出演者の粗を探すような部分が目につき、如何なものかと思ったものです。

その反対もまたしかりです。自分が好きな作品、特に女性があれこれ行動する作品というのは、ほめまくる傾向がありました-ただ『江』や『花燃ゆ』はダメだったようです。またやたらと『八重の桜』と『西郷どん』や『花燃ゆ』を比較するのもどうかと思いました。舞台も主人公も違うのだから、単純比較はできないはずなのですが…。さらに、嫌いな作品であれば提灯記事とけなす肯定的な記事も、好きな作品のコラムにはやけに貼られていました。

何のことはない、結局は表裏一体なわけです。加えてやはり非常に偏っているなと思います。実はこのコラム、昨年までの記事はサイト上からは削除されてしまい、今見ることができません。私もいくつかキャプチャしたのはありますが、もちろんすべてではありません。どのような理由なのかは知りませんが、別に削除する必要もなかったかとは思いますが。

実際確証バイアスというのは誰にでもあるものです。これも過去美化バイアスと同じで、ストレスから身を守るための自己防御システムといえます。しかし、本来公平を期するはずのTV番組のコラムで、あからさまと言っていいほどに好き嫌いをはっきりさせ、それを強調するような展開に持ち込むのはやはりどうかと思います。尚この確証バイアスに関しては、もう一度別ジャンルで書く予定でいます。

飲み物-冬のティータイム
[ 2020/12/19 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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