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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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大河ドラマ雑考-53

『どうする家康』のキャスト予想関連で、長澤まさみさんの出演もあり得ると書いていますが、そもそも長澤さんの大河での役どころというのは、これまでの半分以上が忍びの役です(『功名が辻』の小りん、『天地人』の初音)。『真田丸』でやっと忍び以外の役を演じることになりましたが、この時もネット上で、「きり」の名前が、霧隠才蔵を暗示しているとコメントされていたことがあります。

しかしきりの役どころ、大坂の陣まではそれなりに理解できたのですが、最後の最後で、彼女は結局どういう役割で、その後どのような人生を送ったのかが見えにくくなりました。千姫を送り届けた後、急にいなくなってしまいましたからね。ありきたりな手法ではありますが、たとえばあの後、出家したことを窺わせるなどの描写があってもよかったと思います。三谷さんの敗者を描くやり方には、生き残った人々への救済措置を窺わせる描写が感じられないのがやはり残念です。

この『真田丸』、終了後にスピンオフができるのではと、ネット上、特にSNS上で騒がれたこともあります。きりのその後もさることながら、上杉景勝と直江兼続主従のその後なども、視聴者は関心を示したのではないかと思いますし、実は信繁は生きていた的展開を望む人もいたかも知れません。しかし『新選組!』のようなスピンオフが作られることはありませんでした。

その三谷さん、来年は「大河好きがニヤリとする」キャスティングを考えているとコメントしたことについて。前の方にも書いていますが、やり過ぎると視聴者の離脱を招くことにもなりかねません。あまりマニアック路線を行くと、うざいと取られても仕方ありませんし、大河好き=お得意様へのサービスのみならず、新規に観る人々のことを考えてこそのものでもあるわけですし-無論、すべてを初心者向け説明路線にする必要はありませんが。

先日の『天地人』関連で、『独眼竜政宗』を引き合いに出しています。ちなみに政宗に上杉景勝は出て来ませんが、天地人には政宗が登場します。時代的にも地域的にもほぼ似ており、政宗が生まれた米沢は、景勝が最終的に藩主となっています。このような共通性があるだけに、やはり政宗に対抗しうるだけの作品にしてしかるべきではあったでしょう。この天地人路線がその後『江~姫たちの戦国~』や『花燃ゆ』へと継承されて行った感はあります。

しかし政宗は、1980年代半ばの近現代3部作が振るわなかった(1986年の『いのち』を除く)ことから、起死回生策として打ち出されたようですが、そもそもなぜ数字が取れなさそうな近現代物を、それも3年もやろうと思ったのでしょうね。最初から無理があるような企画を打ち出しては、振るわなかったことの責任を取ろうともせず、次の作品にばかり目を向けさせる姿勢というのは、特殊法人という殿様商売だからこそできるというのを、もう少し自覚してほしいものです。


飲み物-ブロンドのエール
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[ 2021/09/26 11:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 28-続き

最近前日の投稿の続きが多くなっていますが、これもまた「気づいたことあれこれ28」の続きとなります。それから投稿分の文章がおかしい部分、変換ミスなどは随時直しています。

先日分で、『独眼竜政宗』が殻を破った作品と書いていますが、これは
近代三部作の直後の戦国大河
ジェームス三木氏の脚本
キャスティングが斬新
という条件下のもとでこそ、成り立ったかと思われます。
平均視聴率が30パーセント台というのも、大河の中ではかなり高いと言えます。しかも、家庭用のビデオが普及し始めた頃にこの数字ですから、今でいう総合視聴率を出せば、40パーセント以上行った可能性もあるでしょう。つまりこの作品のヒットは、単に面白い面白くないだけの問題ではなく、それが成立しうる条件を満たしてこそのものだったのでしょう。

この翌年、こちらは比較的オーソドックスな『武田信玄』がまた高視聴率を記録し、この後1996-97、2006-07、そして2016-17年と、時代背景や登場人物がそれぞれ異なる戦国大河が、2年続くことになります。ただし、2016年の『真田丸』と2017年の『おんな城主 直虎』になると、流石にちょっと陰りが見えるようになります。

両者の場合、確かに背景も人物も違う作品ではありましたが、一方が如何にも骨太な印象の大河というわけではなく、その意味で、全く趣の違う作品を連続して放送するという意味合いは薄れました。『秀吉』と『毛利元就』にもそれが言えるかも知れませんが、『毛利元就』には三英傑が出て来ず、しかも大河で初めて取り上げた人物であり、その意味では『秀吉』との差別化が図れたかとは思います。

それから女性主人公大河が、ホームドラマ的または朝ドラ的で、本人の原点が見えにくいと思われる点ですが、特にと言うかやはりと言うか、『江~姫たちの戦国~』と、『花燃ゆ』にはそれを感じざるを得ませんでした。前者はのっけから唖然とするようなシーンが出て来たり、また江があっちこっちに出没したりで、なぜそのような人物にせざるを得なかったのが見えにくく、後者では本来、主人公の文は読書好きな少女という設定だったはずなのですが、それがあまり活かされず、出番を増やすために、おにぎり作りをやっている印象が強くなってしまったものです。

最終的には江は3人目、文は2人目の夫と幸せな人生を歩むわけですが、これなら『直虎』の方が、本人の原点はしっかり描かれていると思いました。この大河も後になるにつれて、受け入れられなくなって行きましたが、最初の頃、おとわが子供時代に何をしたかは、無論創作であるとは言え、その後の彼女を形作るうえで大きな役割を果たしていたと思います。ただ、ちょっとやり過ぎかなと思われる部分はありましたが。

それと漫画ベースで大河を作る件。これに関しては以前、やはり視聴者からの反発もあるだろうといったことを書いています。特に今の高齢者層は、昔の作品を知っていることもあり、その多くが反発することは予想されます。しかし一方で、NHKは今後の視聴者を開拓しなければなりません。

無論これには今後の課題として、受信料不払いと引き換えに電波を止めるとか、スクランブル化するといったことも含まれますが、大河を若年層に親しみやすい方向に持って行くこともまた、考えられてしかるべきと思うからで、その意味でどのように仕掛けるか、その一環としてこういう方法もあり得るかとは思います。確かにこれだと「お年寄りの大河離れ」が進むかも知れませんが。

飲み物-ブランデーグラスのビール

[ 2021/09/19 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』徒然その12

またもや訂正です、すみません。先日のあらすじと感想で、「加賀屋」と書いていましたが、もちろん「加島屋」の間違いです。『あさが来た』の加野屋のモデルとなった豪商ですね。

さてこの大河、歴史上の出来事の描写については、色々と書いて来ました。こういうのはやはりドラマに盛り込んで然るべきであり、それができないのであれば、脚本家を変えるべきでしょう。ただ今までの放送分を観た限りでは、どうもわざと曖昧にして、後でツイッターで説明するという方法を今回は採っているように見えます。

史実を史実として伝えたいのかも知れません。しかしそれは、ドラマの中の描写から読み取るべきではないかと思うのですが…。NHKのツイッター好きはわかりますが、どうも二度手間に感じられます。

あと天璋院、静寛院宮、そして美賀君と言った高位の女性のキャスティング。これは放送が始まって間もない頃から指摘して来ましたが、そしてその役を演じている俳優さんたちには失礼かと思いますが、どうも地位にふさわしい威厳や気品があまり感じられないのです。彼女たちもそう出番があるわけではないのですが、その数少ない登場シーンを盛り上げるために、それなりのオーラがある人でよかったでしょう。しかし最近、美賀君は出て来なくなりましたね。

そしてやはり思うのが、
「武士が不在の時代を生きる、武士でなかった人物の物語」
を、大河化するべきか否かということです。これなら他のジャンルのドラマでも十分だと思います。確かに栄一が篤太夫となり、幕府の直参となって欧州にまで赴く、それくらいまでは見ごたえがあったのです。

無論今までも『八重の桜』や『花燃ゆ』などは、似たような時代背景でしたが、この2つは女性が主人公でした。しかし今度の主人公は男性で、近代の実業家としての道を歩むため、この2つとは異なった視点、描写が必要とされるのですが、具体的にどのように描くのでしょう。それがつかみにくいのが、この大河の今後にもやっとしたものを感じる一因となっています。『いだてん』の時とちょっと似ています。

あとキャスティング関連ですが、やはり草彅さんは慶喜といったイメージではなさそうです。そして町田啓太さんも、やはり『西郷どん』の小松帯刀のイメージが強いせいか、土方歳三の雰囲気を感じ取りにくいのです。前にも書きましたが、寧ろ高良健吾さんが土方でよかったと思います。町田さんには、多少気の早い話ではありますが、『どうする家康』で井伊直政を演じてほしいです。

それとやはり、ガイドブックの後編を出版しているのはNHK出版だけのようです。後編の予告をしていた産経新聞出版も、東京ニュース通信社も見送った格好になります。完結編が10月発売予定ですが、最早それを待たずして、『鎌倉殿の13人』の関連本が店頭に並ぼうとしていますし。

飲み物-ジョッキのビール
[ 2021/08/28 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第25回に関して

第25回関連です。久々に家康公登場。
「幕府はまだ終わらない、新政府の問題は山積」
と言うか、そもそもそうすぐ終わるわけもなく…廃藩置県も版籍奉還もまだですから。それでも明治政府は、列強と並ぶ必要もあってか、比較的早く政府(かつての幕府を含む)の体裁を整えた方だとは思いますが。

***********************

1868年9月8日、明治と改元された日本。その年の11月3日に篤太夫たちは日本に戻った。昭武は用心のため小舟に乗り換えて品川へ向かった。そして一行は、慶喜が大坂から江戸へ密かに戻ったこと、そして城内の者が初めて敗戦を知ったことを伝えられる。徹底抗戦を唱えた小栗らは罷免され、その後官軍総督府によって上野で斬首され、川地聖謨も自害する。また新政府軍は錦の御旗を掲げており、慶喜が抗戦をためらった一因となった。

その慶喜は天璋院から、切腹を勧められ、さらに天璋院はこの件で、西郷吉之助に文を送っていた。成一郎は江戸へ戻り、その後彰義隊に加わる。平九郎や惇忠もそれに加わった。そして慶喜が蟄居している寛永寺のある上野に本拠地を移すが、慶喜は恭順を貫き、その後水戸で謹慎生活を送ることになる。彰義隊も分裂し、成一郎、平九郎、惇忠そして虎之助(伝蔵)らは振武軍を結成し、飯能へ行くが、新政府軍との戦いで逃走し、平九郎の行方が知れなくなる。

平九郎は足を負傷し、民家で手当てを受ける。この家の当主である山口常左衛門は、この地が一橋の領地でもあることから、幕府に恩義を感じており、平九郎に秩父へ逃げるように勧める。しかし平九郎は血洗島を目指し、越生で新政府軍の兵と出くわして負傷し、自害する。平九郎の首は梟首され、さらにその首を犬が持ち去ったということで、これは篤太夫に少なからぬ衝撃を与えた。

成一郎と惇忠は新政府軍から逃れ、成一郎は箱館にいた。榎本武揚や土方歳三もこの地に上陸し、蝦夷地を徳川の新天地とすべく奮戦した。このため箱館に向かう者も多かった。虎之助も篤太夫に箱館行きを勧めるが、篤太夫は行こうとしなかった。篤太夫は、成一郎との再会を楽しみにしていたもののそれもかなわず、烏合の衆が騒いだところで勝てない、さらに最早生きて会うことはかなわぬと彼に手紙を書き送る。一方慶喜は、家達の統治下の駿河にいた。

篤太夫は今回の欧州訪問の残務を済ませ、血洗島に戻る予定だった。共にいた杉浦愛蔵は駿府に戻るというが、徳川家は六を減らされ、多くの旗本や御家人が禄を失っていた。篤太夫は慶喜の恩に報えなかったことを悔やむ。その後小石川の水戸藩邸に昭武を訪ねた篤太夫だが、新政府から出兵の要請を受けていた昭武はそのことで悩んでいた。これに対し篤太夫は、まず慶喜に会うべく、昭武の書状を携えて、駿府を訪れることにする。

同じ頃血洗島には帰国を知らせる篤太夫の手紙が届き、家族を喜ばせる。しかし尾高家の長七郎は、妹のお千代から励まされるも、何のために自分は生まれて来たのかと自問自答していた。

***********************

久々の日本、しかしその母国の様相は一変していました。無論その前から不穏な動きはあったのですが、それが目に見える形で現れたと言うべきでしょう。一行は正に浦島太郎の如き心境であり、今後は何をするにも、まだ政府としては成り立っていないものの、取りあえず権力は握った薩長主体の新政府の目を、気にしなければならなくなったのです。

ところで血洗島、さらに惇忠や成一郎中心の振武軍、この2つが絡むシーンはまあいいでしょう。しかしそれ以外のシーンが、どうも疑問に感じられてしまいます。取りあえずリストアップすると

  • 慶喜のフランスの軍服姿がやけに多い、まるで普段着である
  • さらにやつれた印象を出すためか、安政の大獄後の蟄居時同様、髪がほつれて髭を伸ばしっぱなしの状態。これが如何にも薄汚く見える
  • 天璋院が久々に登場するが、正直言ってというかやはりと言うべきか、あまり威厳が感じられない
  • また天璋院の文が西郷吉之助に渡っているが、当然ながら無血開城のシーンは描かれていない
  • さらに東北諸藩の決起のシーンも出てこない
  • 上野戦争のシーンもない

こうなるでしょうか。まず軍服姿の慶喜が、あまり威厳が感じられない天璋院と対面するところ、率直に言わせてもらいますが、お笑い番組のコントのように見えてしまいます。あとこの大河のディレクターの好みなのか、慶喜の鬢がほつれて髭が伸びるシーン、多いですね。

そして薩摩が江戸を焼き打ちにしようとしていて、西郷と勝の会談が行われ、無血開城に至ったシーンもありません。主人公に直接関係ないのは事実ですが、幕末史として、仮にセリフでの説明であっても入れてしかるべきでしょう。

それから彰義隊が出て来る割に上野戦争がないのですが、実際はこれで新政府軍に敗れたことが、隊の分裂のきっかけになっています。さらに振武隊を結成した成一郎や惇忠が、永井尚志らと共に突然蝦夷地=北海道に現れますが、これはやはり東北諸藩の決起を描くべきですね。そもそも榎本武揚が幕臣を連れて、仙台まで行ったのが発端なのですから。

それにしても、幕末史のいわば一番注目すべき出来事が、殆どと言って登場していません。歴史の描写に関して、ここまで手抜きの大河というのもちょっと例がないと思います。やはりツイッターでの説明なのでしょうが、だとしたら、何とも横着な印象を受けてしまいます。その一方で加島屋だけはしっかりと出て来ますね(苦笑)。大森さんが一番描きたかったのは、あの太政官札のシーンだったのかも知れませんね。

既に『花燃ゆ』の時から書いていますが、大河とは史実と創作をどうコラボさせるかのものであり、史実関連がここまで端折られるとうま味はなくなります。あと明治編に関しては、前から視聴をどうするかとは書いていますし、結論をそろそろ出そうかと思います-家康公登場のシーンだけは観るかも知れませんが。

しかし『西郷どん』が懐かしいです。

飲み物-クラフトビール
[ 2021/08/27 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『江』のこれじゃない感と『篤姫』 その2

大河関連投稿、回り回って再び『江~姫たちの戦国~』関連です。(『青天を衝け』のあらすじと感想は、明日投稿予定です)

この『江』、ファンタジーとして観ると面白いという意見を、目にしたことについて前に書いています。実は、下記のこの記事にも同じことが書かれています。

上野樹里、NHK大河「江」はファンタジーとして見れば楽しめる
(zakzak)

この中でペリー荻野氏(大河御用コラムニストと言うべきでしょうか)のコメントとして、こうあります。

「いまの江は、例えるなら、ピーターパンに出てくるティンカーベル。いろいろな場面に姿を現す妖精なんですよ。江が信長や光秀と話し合ったり、家康と伊賀越えをするなど史実と違うところが結構あると批判を浴びてますが、ストーリーに主役を何としてでも、のっけないといけない。特に史実では(行動が)明らかではない女性を主人公にするときはそう。江がずっと部屋にいてはドラマにならない。でもティンカーベルならそれが許される。“ファンタジー大河”と思ってみれば、楽しめますよ」

無論これには異議ありです。ティンカーベルは明らかに脇役です。しかしこの大河ではは江が主人公であるため、寧ろピーターパンになぞらえるべきでしょう。加えて
「ストーリーに主役を何としてでものっけないといけない」
「特に史実では(行動が)明らかではない女性を主人公にするときはそう」
「江がずっと部屋にいてはドラマにならない」
とのことですが、そこまで無理して、女性を主人公に据える必要はありません。また江をあちこちに出さないとストーリーを作れないのは、制作サイドにも責任がありました。

しかも、放送が始まって1か月あまり経った時点で、
「いろいろな場面に姿を現す妖精なんですよ」
「“ファンタジー大河”と思ってみれば、楽しめますよ」
などと、明らかに視聴者の不満への弁解のような形でコメントするのは、単なる後出しじゃんけんではないでしょうか。ならば、放送前にこれこれこういうドラマであり、こういうつもりで観てほしいと、制作統括がきちんとコメントしておくべきでしょう。恐らく制作側としても、目論見が外れたと思ったのかも知れません。

あと、この『江』に関して、やはり批判的なブログを見つけましたので、その中から要点だけピックアップしておきます。この大河が面白く感じられなかった、その理由として

登場人物に魅力がない
江の行動や秀吉のキャラ設定がよくなく、また主人公である江に感情移入しにくい
実在人物の登場の仕方が唐突である
未来からの逆算的な描写が目立つ
茶々のパートはよかった

こういう点が挙げられると書かれています。またこの記事でも『篤姫』との関連に言及されており、やはりと言うか、『篤姫』の方が遥かによかったととのこと。秀吉のキャラ設定に関しては、この人物は確かに主人公の敵だが、あまりにも小物感漂ういやらしい人物として描かれており、その設定が如何にも不快だったと指摘されています。実際私もそう思います。

前出の記事の、ペリー荻野氏によるファンタジー大河云々は、こういう描写の反省の上に立ったものではなく、江やその他の登場人物の描写の稚拙さを、ファンタジーという言葉でごまかしているようにしか見えません。

残念なことにその後の『花燃ゆ』、『おんな城主 直虎』でも、この時と似たような描写は繰り返されました。『直虎』で主人公の直虎(おとわ)が、直政に徳川に仕えるように言うところなどは、正に、徳川幕府の創設を知っているが如き物言いでしたね。

飲み物-緑とグラスビール

[ 2021/08/20 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河の「これじゃない」感は制作陣の自己満足なのか

先日、そしてその前にも、『天地人』や『江~姫たちの戦国~』から、時代劇としての大河がおかしくなったことについて書いています。そして直近の作品でも、『麒麟がくる』で、ジャンプしながら相手を斬るといった何やらおかしな演出があったり、オリキャラや創作パートが多くなったりということもありました。

女性主人公の場合、特に『花燃ゆ』や『おんな城主 直虎』も創作が多く、そのため朝ドラ的な乗りを感じたものですが、特に有名でもなく、功績も少ない主人公の場合はそれもやむなしとは思いました。ただ、そのような主人公で1年持たせるのはやはり難しいから、もう女性主人公はやめるべきだろうと思い、NHKにメールを送ったりもしましたし、このブログでもあれこれ書いたこともあります。恐らく他にもクレームが多かったのでしょう、2017年を持って女性主人公大河は姿を消しました。

但しその後、男性主人公大河にもおかしな演出、あるいはおかしな構成が見られるようになりました。前出の『麒麟がくる』のみならず、『いだてん』で2つの時代が行き来したこと、『青天を衝け』で、歴史上の出来事が端折られる点などなど。2つの時代を行き来させるのはあまりにも舞台的で、TVでやっても内容がわかりにくくなるだけの話ですし、大河が娯楽であるのなら、避けてしかるべきことでした。また歴史上の出来事を描かないというのは、いくら主人公目線であるとは言え、本来の大河のやり方ではないでしょう。

来年の『鎌倉殿の13人』も、何やら英語のサブタイトルがついていますが、こういうのは本当に視聴者が求めていることなのでしょうか。受信料で作る、つまりスポンサーに売り込む必要がないのをいいことに、制作陣の自己満足で終わってやしないでしょうか。大河新時代という言葉は勇ましいながら、具体的に何が「新しい」のかも明確にされていません。

結局この「新しさ」とは、2000年代に始まった、「らしからぬ」雰囲気をさらにエスカレートさせるための、いわば言い訳のようにも受け取れます。しかしそれをしたところで、結局誰得なのでしょうか。大河がますますマニアックな物となり、限られた人しか観なくなるのではないでしょうか。無論、大河やその他のNHKの番組が、PPV的な課金制度で、観たい人のみがお金を払うのであれば、それもまたありかとは思うのですが。

飲み物-アイスコーヒー2

[ 2021/08/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『江』のこれじゃない感と『篤姫』

少し前に「『江』に見る大河のバランス感覚の欠如」という投稿をしています。この大河は色々不思議なことだらけで、そのためファンタジーとして観ると面白いという意見を、目にしたこともあります。しかしやはり、それだけでは大河を観た充実感、満足感からは程遠い物があります。

また主人公である江のパートはよくないが、茶々のパートは比較的いいとは思いました。これに関しても、茶々のパートを書いたのは、脚本担当の田渕久美子氏ではなくお兄さんであるとか、色々噂が流れたようです。ともあれここで言えるのは、『花燃ゆ』や『おんな城主 直虎』と比べた場合、題材としては悪くないのに、なぜこのようなドラマになったかです。

逆の見方をすれば、浅井三姉妹は今まで多くの大河に登場しているのだから、一つくらいこのような、方向性の違った、もっと言えば「緩い」感じの作品を作ろうと思ったのかもしれません。しかしその割には、歴史上の出来事をねじ込もうともしているため、無理やりな印象のシーンが多くなったとも言えます。

それとやはり『篤姫』のイメージに引きずられた感もあります。どちらも屋敷陽太郎氏が制作に関わっていましたが、これと浅井三姉妹とでは、時代背景も、主人公が辿った道も違います。また『篤姫』の場合、主人公の初恋の相手という設定ではありましたが、それまであまり描かれなかった小松帯刀が登場しており、どのような人物で、どのような功績を残したか、その描写も注目すべきものでした。残念ながら『江』に、そのような存在はいませんでした。

NHK大河のいわば「これじゃない」感はその後も続いています。女性主人公大河のみならず、令和に入ってからの3作品も、やはりちょっと似たものを感じてはいます。理由は色々あるのでしょうが、民放の時代劇が平成で姿を消し、ライバル不在となったことが、大河をどこか違う方向に向かわせたようにも取れます。

飲み物-アイスティーとグリーン

[ 2021/08/18 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『江』に見る大河のバランス感覚の欠如

以前から、大河が面白くなくなり始めたことについて何度か書いています。無論大河初期の頃から、作品にもよりますが、視聴者からのクレームもついたりしたとは思います。そもそも昔の大河(70年代以降)でも面白くない作品はありますし。そして1990年代頃からは、何がしかの路線変更も見られ、それもまた大河そのものの変化のきっかけにはなったでしょう。

しかし実際に観て、何かこれは違うと思うようになったのは、2000年代からです。それまで内容への関心のあるなしは別として、何とか歴史ドラマとして体裁を繕っていた、それなりの形を保とうとしていた大河が、あからさまに現代ドラマ化して行ったと言うべきでしょうか。

最初は『天地人』だったかと思います。大人になってからの兼続が、未だに前髪をつけているのに始まり、演出がそれまでに比べて、何となく安っぽくなった印象がありました。あれはどう考えても、武将である男性主人公の大河ではなく、武将でとその妻をメインにした夫婦大河でした。

しかも同じ夫婦大河にしても、『利家とまつ』や『功名が辻』といった、同じ2000年代に放送された夫婦大河とはまた違った印象でした。その反動か、『龍馬伝』は『天地人』に比べると、いくらか突っ込みどころはあったにせよ、そこまで不自然な演出はありませんでした。

これが再び蘇るのが『江~姫たちの戦国~』です。実は私はこれと翌年の『平清盛』はリアルタイムで観ていないので、後でDVDで観ています-正確に言えば、『平清盛』は途中で1,2回観ているので、全く観ていないという訳ではありません。しかし『江』の場合、事前の予告などを観てあまり食指を動かされず、大河としては2度目(最初は『武蔵 MUSASHI』の0話切りとなりました。

最終的には面白くなかった大河であっても、最初の方は面白く感じられるものです。『花燃ゆ』しかり、『おんな城主 直虎』しかりです。『麒麟がくる』も第1回時点で、衣装に違和感ありでしたが、戦国で男性主人公(実質的に駒も主人公)であったため、何とか折り返しの回までは観たわけです。

しかし『江』の場合、最初から引いてしまうシーンが続出で、リアルタイムで観ていても途中で切っただろうなと思います。最初から違和感を覚えたのは、これと『いだてん』位でしょう。ここで以前投稿した分に書いた、DVD第一巻でのおかしな部分をいくつか挙げておきます。この他でも、長政に隠し事をするなとお市が詰め寄ったりしますし、何と言っても例の伊賀越えも後で出て来るし、不自然なシーンが多すぎです。

  • お市と長政が婚礼前なのに2人きりで話している
  • 信長が小谷城に来た時、お市が意見しまくる
  • 物見櫓にお市が灯りを持って上って来る
  • 足利義昭が小谷城にいるという設定だが、あまりにもお馬鹿すぎ
  • お市がお腹の子(実はそれが江)を流そうとしているのを茶々が知っている。しかもそのための薬を飲もうとしている時に、茶々が初や侍女たちと部屋に入って来てそれを制し、さらに赤ん坊を流すのなら、自分も初も死ぬと言って妹の首に刀を押し当てる
  • 江が生まれた時点で、父の長政が江を抱いて物見櫓に上る。その時織田と浅井の両軍に赤ん坊の声が聞こえ、自然に休戦状態になる
  • 第2話で、幼い江が秀吉に突っかかるシーンが出て来る。しかし童女ならともかく、既に大人の女優が演じているため、痴話喧嘩に見えてしまう
  • いくら戦国時代、しかも織田信長の城といえども、信長が畳にいきなり刀を突き刺したり、また突然槍が突き刺さったりする

よくこういうのを作ったなと思います。この頃からどこかバランスが狂って行った感もありますが、2010年代には比較的まともな大河もあったわけですから、NHK内部に何らかの思惑があり、それがこのような形で露呈されたしまったようにも見えます。

しかしこのようなやり方は、看板番組であるはずの大河から、みすみす視聴者を遠ざけているとも言えるのですが、内部の人はどう思っているのでしょうね。ちなみに、この大河の平均視聴率は17.7パーセントで、それまで低いとされていた『風林火山』を、さらに下回りました。

飲み物-ビールと夜景
[ 2021/08/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第23回に関して

第23回です。今回は大政奉還回ということもあり、家康公も途中での登場でしかも言葉少なです。

**********************

血洗島にパリからの手紙が届く。その手紙には、篤太夫の写真が同封されていた。お千代は、それを誇らしげに娘のうたに見せる。一方借款がちゃらになったことから、篤太夫たち民部公子(徳川昭武)の随行員は金策を練ることになり、田辺太一の提案で、昭武の名で為替を発行して買い取らせることにした。その後昭武は条約を結んだ国を歴訪することになったが、そこへ栗本鋤雲がやって来る。栗本は幕府の名誉回復に努め、借款をやり直す方針だった。そして小栗からの為替を渡し、簡素な旅を続けるようにと命じる。

この年の8月6日、杉浦愛蔵は、幕府の指示を仰ぐため帰国の途に就く。篤太夫はその杉浦に家族や成一郎宛ての手紙を託した。また平九郎のことも気になっていた。杉浦は、今後書記や会計を篤太夫に一任することになると言い、2人はウイスキーで乾杯する。その同じ日の朝、京では本圀寺遊撃隊なる者が原市之進を尋ねて来た。彼らはそのまま上がり込み、問答無用で原を斬ってしまう。原を狙ったのは直参の鈴木豊太郎、依田雄太郎らであった。慶喜は、側近がまたも幕臣に殺されたことに言いようのない複雑さを覚えていた。

血洗島では、見立て養子となった平九郎が正式に渋沢を名乗り、幕臣の身分となっていた。異国と交わることで進んだ技を身に着ければ、国の為にもなると惇忠。義姉として今後のことを言って聞かせるお千代。しかしていはその場を離れ、様子を見に来た平九郎に守袋を渡す。平九郎はそんなていを抱きしめ、栄一が無事に帰ってきたら、夫婦になろうと言うのだった。その頃京では、大久保一蔵が岩倉具視の寓居を訪ねていた。岩倉は錦旗の意匠を考え、早く王政復古すべしと息巻いていた。

その頃西郷吉之助は、伏見の薩摩藩邸で戦支度をしており、天璋院様御守衛という名目で浪士を集めていた。一方慶喜は借款もままならず、軍の整備もおぼつかなく、追いつめられていた。このまま薩摩と戦となれば、長州征討の二の舞になるのは目に見えており、慶喜は政権を朝廷に返上する決意を固める。そうすれば薩摩も振り上げたこぶしを下ろせず、しかも朝廷は長年政権から離れており、幕府を維持するだけの見込みはあった。しかし側近と呼べる者もいない今、慶喜は一人で悩まなければならなかった。

そして慶応3(1867)年10月12日、慶喜は政権を返上する旨を公表する。この後は広く公平な議論を尽くして帝の決断を仰ぎ、同心協力してこの国を守りたい、されば海外万国と同じ位置に立つと言い、さらに天子様の御心を安んじ奉るということは、護身君からの偉業を引き継ぐことであるが、しかし意見のある者は、遠慮なく言上せよとも口にする。

ここで家康、無念の表情で登場。

しかし幕臣たちの気持ちは収まらなかった。大政奉還は幕府の滅亡を急がせると小栗は言い、ともかく政を取り戻すべきと、挙兵して京に向かわせることにする。一方大奥では歌橋が自刃しようとしていた。天璋院は止めようとするが、歌橋は言った。
「慶喜が徳川を殺したのです」
京では松平春嶽が、なぜ大政奉還をしたのか問うが、今ああしなければ京は戦火に見舞われていた、今後は天子様のもと諸侯が力を合わせる手伝いをしたいと言う。謀ではないという慶喜に春嶽は感銘を受けるが、岩倉具視は倒幕の密勅が無駄になったことに腹を立てていた。将軍職も廃止とはならず、面白くなさそうな岩倉に赦免の知らせが届く。これで洛中に戻れると岩倉は喜ぶ。

パリでは栗本が、歴訪が終わった昭武のためにヴィレットと言う教師を連れて来ていた。ヴィレットは一同に、髷を落として洋装するようにと言う。まず篤太夫が髷を落とし、他の者たちも西洋人のような身なりになった。水戸藩士たちは、涙を浮かべつつ歌を詠んで髷を落とした。そして篤太夫は、ヴィレットと話していたエラールと言う人物に、役人かと訊いたところ、銀行家、つまり日本の両替商のようなものだとわかる。ヴィレットは高位の身分であり、その人物と両替商が親しく口を利くなどとは信じられなかった。

ベルギーでも国王が自国の鉄を勧めたりと、まるで商人のような口を利いていたのを篤太夫は思い出していた。鉄道や水道やガスやニュースペイパー同様に、身分などに関わりなく、人々が同じ立場で国のために励むことこそ、日本に持ち込むべきだと篤太夫は上機嫌で話し、エラールを喜ばせる。しかし水戸藩士たちは最早断髪に耐えられぬと言い、向山一履や田辺と共に帰国した。そして同じ年の12月9日、御所を固めていた薩摩藩士は中川宮らを通そうとせず、逆に岩倉は衣冠姿で入り、明治天皇に拝謁する。

その後小御所会議が開かれ、王政復古の宣言がなされる。しかし山内容堂は慶喜がいないと反発、明らかに薩摩に対して当てつけているように見えた。また松平春嶽や、尾張藩主徳川義勝も同意する。西郷はこの件で、戦をするべきかと考えていた。その後江戸城二の丸が放火され、さらに庄内藩の藩士が薩摩討つべしと、薩摩藩邸を焼き払う事態に発展する。しかも次の間に控えていた家臣たちも、次々に薩摩討つべしを連発していた。その頃パリには、大名たちの合議制による新しい政権を知らせる電報が届いたが、篤太夫たちには当然何のことやらわからなかった。

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パリにいて西洋の文明を肌で感じる昭武一行ですが、日本ではいよいよ幕府がその終焉を迎えようとしていました。借款が白紙撤回されたこともあり、また軍備もおぼつかず、薩摩の計略をかわすために、慶喜は大政奉還を決意します。しかしこれが幕府内部に波紋を呼ぶことになります。

しかも薩摩の計略をかわすためであったとは言え、薩摩がこのままで終わるとは到底思えませんでした。さらにこれを受けて、岩倉具視が蟄居生活から解放されることになり、薩摩と結んで、自分で思い描いた通りの王政復古を実行に移して行きます。

そして篤太夫関連。初めて見る写真に驚く渋沢家の人々ですが、その渋沢家では見立て養子となった平九郎が、渋沢姓を名乗ります。その平九郎は栄一(篤太夫)が戻って来たら、晴れてていと夫婦になろうと考えていました-長年互いに思ってはいたようですが、なかなか一緒になれませんでしたからね。

さらに西洋の自由さに篤太夫は驚きます。無論、実際にはそこまできれいなものでもなかったでしょうが、彼らに取って「先進国」の魅力は如何ばかりであったでしょうか。無論鉄道、水道やガスなども日本にもたらされるべきものでしたが、「ニュースペイパー」は最近需要をなくしつつありますね。尤もフランス語だから「ジュルナル(journal)」と言うべきでしょうか。

しかし、これは前回の洋食関連でも書いたことですが、彼らに取って初めての洋服であるにもかかわらず、いとも着慣れているが如きなのがちょっと気になります。また何かと面倒くさい水戸藩士ですが、髷を切る時歌を詠むシーンに、かつて長州から英国に送られた青年たちが、断髪の際に歌を詠んだのがダブります。

そしてこれはまた徒然で書きますが、幕末史の描き方はどうにかならないものでしょうか。今までのどのような幕末大河と比べても、こんな荒っぽい描き方は初めてです(『花燃ゆ』の方がましでした)。恐らくツイッターで補足しているのかも知れませんが、ドラマに盛り込めないのなら、脚本を変えてほしいと、最近は思うようになっています。制作サイドの怠慢とも言ってもいいでしょうか。大政奉還のシーンなどは、幕末史好きの人たちから物足りないの声が上がっていました。実はこの大政奉還、小松帯刀もかなり関与しているのですけどね。


飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/07/23 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』徒然その8続き

徒然8の続きです。前の分の投稿からの続きということで、一応このようにしています。この『青天を衝け』の中で、かなり幕末史が端折られているのは、ある意味前代未聞といえます。かの『花燃ゆ』でさえ、制作サイドが盛り込もうとしている史実はドラマの中で描かれていました。

先日も書いたことですが、脚本に盛り込めないのであれば、最初から描かない方がいいかと思います。四侯会議の描かれ方にしても、どうもおざなりな感じがする上に、議題として出て来る長州に関しての描写はわずかで、しかもいくら対抗する側とは言え、島津久光の描かれ方も如何なものかとは思いました。

それと率直に言って、草彅剛さんの徳川(一橋)慶喜に関しては、やはりどこか華がなく、本来この人物が持っていたであろうカリスマ性に乏しい印象があります。主人公に対しての善良な殿様のイメージだけでなく、どこか策士的な一面を持たせてほしかったです。

平岡円四郎をあれだけ個性豊かな人物として描いた割には、他の多くの幕府や徳川関係者の描写が、今一つといった感が少なからずあります。大森氏自身、家族の描写が得意と思われるところもあり、やはり血洗島メインの朝ドラに持って行った方がよかったのではないでしょうか。

どう考えても栄一(篤太夫)と慶喜、それぞれの物語を並行して進めようとすると、慶喜の方に尺を割かざるを得なくなりますが、主人公は栄一なのでそれは不可能です。結果、短い尺に多くの出来事を押し込むことになります。また篤太夫が慶喜に仕えるようになってからも、この両者の主従としての部分が必然的に多くなり、こういった事情から幕末史の描写にしわ寄せがきてしまった、そのように受け止めざるを得ないのです。ただこの端折り方は、如何にもまずいなとも思います。

やはり慶喜を描くのであれば、薩長土とも関係を持たせることになりますし、その場合どうすれば効果的であるのか、それが制作統括の腕の見せ所でもあるはずです。しかし今まで観た限りでは、これら西国雄藩との絡みの描き方が、どうにも不完全燃焼といった感があります。

飲み物-ブロンドのエール
[ 2021/07/17 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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