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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『舞いあがれ!』第9週「私らはチームや」第5話

第9週第5話(第45回)です。

舞は何かを考えていたが、思い切って大河内に、なぜ柏木が急にロストポジションするようになったのかを尋ねる。しかし大河内は言う。
「君のその質問は、本人が直接聞きに来なければ意味がない」

チームメイトが困っているのを放っておけないと舞は言うが、大河内はこう答える。
「自分の何が問題だったのか、向き合うことを恐れているうちは何も解決できない」
さらに大河内は言う。
「それに、全てを一人で抱え込むことが正しいと考えているとすれば、彼はパイロットの本質を理解していない」

しかも水島は自分の荷物を中澤と吉田の部屋に持ち込み、そこで寝るつもりだった。こんな時にケンカて子供かと中澤。寝るだけのスペースはないと中澤は言うが、ならば吉田っちと寝ると水島。こういう時こそ一緒にいてあげた方がいいと吉田は言うが、水島は柏木といることに息苦しさを感じていた。

舞は倫子に相談してみる。倫子は自分はわかる、うまく行かない時ほど自分でどにかできるはずと思うからだと言う。そして自分で乗り越えるしかない、ロストポジションがトラウマになっているから、成功体験重ねて自信を取り戻すしかないと意見する。舞は地図を見ていて、あることを思いつく。

舞はもう一度話がしたいと柏木の部屋へ行き、一緒に地図確認の練習をしないかと持ちかける。岩倉は舞と一緒にやっても何か変わるとは思えないと否定的だった。やってみないと分からへんやないですかと言う舞に、これは俺1人で解決するべき問題、1人にしてくれと突っぱねる柏木。さらに、何百人もの命を預かるプレッシャーに勝てる人間しか機長にはなれない、ミスは許されないとも言う。

舞はパイロットは1人で空を飛ぶわけではない、客室乗務員、管制官、整備士といった人々もいると言うが、そんなことは分かっている、でも機長は1人ですべての責任を背負って判断して弱みを見せない、父もそうだったと柏木は主張する。それに対して舞は、自分たちは訓練中だし、失敗や弱いとこを見せてもええと思うと異を唱える。1人で飛べるように、もっと強くなれるように私らチームになったんやないかと。

そして舞は柏木を体育館へ連れて行く。そこには椅子やコーン、ロープを使って地図が再現されていた。柏は戸惑うが、舞は頭だけでなく体も使った方が、具体的にイメージできると思っていた。倫子は、やらないって言うならやらないよ、どうすると問いかける。舞は言う。
「私たち、飛ぶためにここに来たんですよね?」

柏木の体を使ったイメトレが始まる。ロストポジションしたと想定して、目標物が何か、どこに川があるかを辿って行くうちに、柏木は勘を取り戻して行き、実際に飛行中の彼にオーバーラップする。そして舞も、着陸のこつを掴みつつあった。

中間審査(プリソロチェック)が翌日に迫っていた。談話室で倫子、吉田と話していた中澤に封書が渡される。それは中澤の妻からだった。一方柏木は、ベッドに寝転がって携帯を見ている水島に、ATC(航空管制交信)の練習をしなくていいのかと訊くが、水島は親指を上げてみせる。余裕だなと言う柏木に、俺も正直すっげえ不安、落ちたら群馬に帰ってミズシマストアの店長だと水島。

水島は言う。昔から何やっても長続きしないから、ほらやっぱりかて親父から言われるんだろうけどと。そして舞は、自分の体を使った着陸のイメトレをやっていた。その舞の所へ柏木が、紙袋を持ってやって来て舞にアドバイスを与える。うまく着陸できましたかねと尋ねる舞に、大丈夫だと答える柏木。水島はもう寝てしまっており、柏木さんはイメトレはと尋ねる舞に、柏木は紙袋の中の物を取り出す。

それは例の模型だった。壊れたのを柏木が直したのである。例を言う舞に、岩倉なら大丈夫だと柏木は、そして舞も言う。
「柏木さんも絶対大丈夫です」
私に言われても説得力ないやろけどと言う舞に、そんなことはないと柏木はこうも言う。
「岩倉の言葉にはその…強さがある」

柏木はその後も何か言おうと言葉を探しているように見えた。そして口を開く。
「俺…お前のこと…」


柏木が1人でロストポジションの責めを背負い込みます。舞が大河内にこれに関して尋ねますが、当然と言うか大河内は、柏木が自分で聞きに来なければ意味がないと言います。柏木のいくらか依怙地とも取れる態度に、倫子は理解を示しつつも、成功体験を積んで自信を取り戻すしかないと言い、結局舞たちは柏木に、頭だけでなく体を使ったイメトレをやらせることにします。

最初部屋に入って来た舞が喋るシーン、それで柏木が考え直すのかと思いもしましたが、あのイメトレにつなげるためのものだったようです。しかしああいうのを見ると、空を飛ぶ場合は道路も軌道もなく、空中で自分の位置確認をしなければならないわけで、実際大変だろうなとは思います。そして何とか柏木も自信を取り戻せたようで、舞も課題の着陸を自分でコントロールできるようになります。ところであの"Power idle"ですが、着陸態勢の時、エンジンはアイドリング状態になっているのですね。

中間審査の前日も舞はイメトレをやっていました。そこへ柏木が壊れた模型を修理して持って来てくれます。互いに明日の審査は大丈夫だと言い、ちょっといい雰囲気です。しかし「俺…お前のこと…」は何を意味しているのでしょう。この2人、男女の仲と言うよりは、互いに頼れるチームメイトといった雰囲気ではあるのですが。それから水島君。審査に落ちたら群馬の実家に帰って、ミズシマストアの店長となるようですが、この人の場合人当たりがよさそうで、それはそれで似合っていると思います。


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[ 2022/12/04 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第9週「私らはチームや」第4話

今回は第9週第4回(第44回)のみです。


舞はイメトレをやっていた。目を瞑ってイメージしながらやってみろと柏木。そして水島はその隣室で、壁に耳をつけて中の物音を聞こうとしており、倫子を呆れさせる。その倫子から、明日の空域を決めようと言われていた中澤は、自分に送られて来た、子供が描いた絵を眺めていた。

舞のイメトレは続いていた。しかしいざ着陸をイメージし、コックピット模型の操縦桿を引いた時、中澤がまだ早いとその手を抑える。期せずして、2人の手が重なってしまう。一方中澤は、1週間ほど妻と連絡が取れていないことを気にしていた。浮気とか怒られるようなことをしていないかと訊く水島に、断じてないと中澤。家事も育児も任せっきりで、でも応援してくれると言ったと言う中澤に、本当におめでたいよねと倫子。

水島は倫子に彼氏がいないのかと訊き、いない、いらないと言われて自分が立候補すると言う、相変わらずのおちゃらけぶりだった。その隣室で葉、柏木は左にずれて来ていると注意し、センターライン、間もなくスレッシュホールド(滑走路末端部分)と口にし、舞の脳裏に滑走路が浮かび上がる。イメトレの着陸は無事成功し、気づいた2人はあわてて手を離すが、柏木は、この模型は本当よくできてるなと言う。

舞は礼を言い、父も手伝ってくれた、こういうのが得意な人手と言い、柏木の父親がパイロットだったとことにも触れる。柏木は国際線の機長をやっていた父は、殆ど家にいなかったけど、帰ったら行った国の話をしてくれて、それが楽しみだった。そしてあわてたように、練習終わったのならさっさと帰れと言う。

訓練空域が変更になった。使っていたHK2-11を、北海道警のヘリが試験で使うことになり、HK2-2に変更されたのである。舞も水島もその空域を飛ぶ自信がなかったが、柏木は予習もしており、自分から操縦することを買って出る。流石柏木さんですねと舞、羨ましいよと水島。やがて柏木は、本別の町をインサイト(視認)して帯広に戻ると言うが、そこは本別ではないと水島。柏木も地図を出して確認するが、そのままでは訓練空域を出てしまうと大河内が注意する。

さらに大河内は、現在位置が分からないなら正直に言えと注意し、柏木は分かりませんと答える。その後のデブリーフィングで大河内は、なぜロストポジションしたのか、思い込みで目標物を間違えたからだと指摘する。さらに間違いを指摘され、それをすぐ認めなかったのも一因だった。
大河内はまたもこう言った。
「自分を過信する人間はパイロットに向いていない」

その夜、倫子は食堂で「え、迷子、柏木が?」と言って、声が大きいと注意される。柏木は1人離れて食事をしていた。訓練空域が変わったからしゃあないですよ、完璧王子柏木君も人の子だったってことよと声が飛び交う。これまでノーミスだった分、捉え方が大きいと倫子。

その後の訓練で、柏木はアプローチストールを終了するが、今どこへ向かっているかと大河内に訊かれ、清水だと答える。しかし向かっているのは御影だった、位置を見失ったのならそう言えと大河内。その後柏木はリカバリーに入ろうともせずまた注意され、大河内の言葉が頭の中を駆け巡る。

格納庫の近くにいた柏木を舞が見つける。話を聞くだけだったらできるかなと舞は言うが、君に話して何が解決するのかと柏木は言い、第一俺は悩んでいない、君らと一緒にしないでくれと言って去る。そして中間審査まで5フライトとなった。しかしその日舞は柏木に、今日のフライトは中止した方がいいと言う、柏木は納得が行かないが、その日気象解析をした舞の意見を聞くべきと水島。

そこへ大河内もやって来る。舞は大河内に、その日のショワルター安定指数(大気の安定度を評価するための指数)によれば、訓練時間中に十勝エリアで雷雲が発生する予測ができるから、今日のフライトは中止するべきと意見する。しかし柏木は、海に近いエリアなら、内陸部に雲がずれる可能性を考えると可能だと言う。舞は、風向きを考えたら無理しない方がいいと言い、水島も舞に同意だった。柏木は飛行を主張したが、大河内は言う。
「意見をまとめられないようなチームに、安全なフライトができるわけがない」

部屋にもどった柏木は、尚も飛ぶことにこだわっていた。自分のフライトがうまく行かないからと言って、八つ当たりはやめろと柏木。しかし柏木は、うまく行ってないのはお前たちだ、訓練中止も本当はサボりたかっただけなんじゃないのかと不満そうだった。倫子の班だって飛ばないと言う水島に、飛ぶと決めた班もあると反論するが、舞は、自分の判断は間違っていないと言い、俺がおかしいと言うのか、お前たちで勝手にやってろと出て行こうとする柏木を、水島は冷静になれと止めようとする。

しかし柏木は、毎回操縦席でパニックになるやつが偉そうにと水島につかみかかり、水島が転んだ拍子に、舞が作った装置が壊れてしまう。柏木はきまり悪そうに部屋を出て行く。


前半、「父親」の存在を窺わせるシーンが出て来ます。中澤と子供の絵、舞のお父ちゃんとコックピットの模型、国際線の機長をしていた柏木の父親。そして大河内教官がまた、舞、柏木、水島の父親的存在であると言えそうです。

そして今までそつなくやって来た柏木が、ロストポジション、つまり自分が今どこを飛んでいるのかがわからなくなってしまいます。分からないのならそう言えと大河内は注意しますが、柏木にしてみれば、自分よりも飛べない(と思っている)舞と水島の前で、弱みをさらけ出したくないというプライドがあるようです。

しかも訓練空域が変わっても、いつも通りフライトできるという自信ももちろんあったのでしょう。なまじそういう意識があるために、分からないというその一言が言えず、またフライト中止にしても、舞の気象予測も聞こうとせず自分の主張を通したがり、お前たちがサボりたかったんじゃないのかと、客観的な気象予測ではなく他人のせいにしてしまいます。

そして格納庫のそばで舞と話した時、君らと一緒にするなと言ってしまいます。柏木らしいと言えばそうですが、同じチームの仲間を明らかに見下していたわけです。彼がここで一度失敗することで、その後の物の見方は変わるのでしょうか。さらに水島ともみ合った時、舞の模型を壊しているのですが、謝りもせずそのまま出て行ってしまいます。

あとアプローチストールと言っていますが、これは着陸態勢に入る時の失速のことと思われます。失速するためリカバリを行うわけですが、柏木はそれもやっておらず、自分の位置情報を把握できていないことがかなりショックではあったのでしょう。あの柏木がということで、皆もこのことを話題に取り上げており、正に倫子が言う
「これまでノーミスだった分、捉え方が大きい」
ということのようです。


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[ 2022/12/03 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第9週「私らはチームや」第3話

第9週第3話(第43回)です。

出勤前、久留美はノーサイドで舞からのメールを見ていた。毎日のフライト訓練は大変そうだと言う久留美に、「フライドポテトよりは大変」とダジャレを飛ばす道子。そろそろ出勤時間となり、席を立った久留美は、店に入って来た男とすれちがいざま、持っていた本とノートを落としてしまう。謝りながらその男を見た久留美は驚く。舞の兄の悠人だったのである。

雰囲気変わったなと悠人。今東京で働いてはるんですよね、IMORI電機でしたっけと言う久留美に、あそこは辞めて今は投資をしていると悠人は言う。久留美が花園総合医療センターで看護師の仕事をしていることを知った悠人は、きっつい仕事選んでんなあ、給料安いんちゃうのとずけずけと言い、俺に金預けたら何倍にもすんでとまで言ったため、久留美は嫌悪感を覚える。悠人はそんな久留美にはお構いなしにオムライスを注文する。

その後舞の携帯に久留美からのメールが入る。悠人が会社を辞めたとの知らせに舞は驚き、その夜悠人に電話を入れる。悠人は両親にもこのことを話しておらず、大阪にいるならちゃんと話をと言う舞に、大したことちゃうしと平然と答える。また投資家になるのかと訊かれ、悠人はヘッジファンドと答える。舞には分からん思うけど、でかい仕事してんねん、前よりもっと稼いでるから心配せんでええと言う悠人に、お母ちゃんらに連絡するようにと念を押す舞。

悠人はええ感じに空飛んでんのかと尋ね、舞はちゃんと飛んでると答える。しかしフライトの訓練は厳しく、しかも難易度は日々上がって行く。それは倫子たちのチームも同じだった。倫子は目標設定をし、スティープターン(急旋回)を開始するが、こちらも山下教官からバンク(横傾斜)が足りないと言われ、ピッチを上げるように言われる。中澤は空酔いし、遠くの方を見るように言われた。

操縦と同時にプロシージャ―、チェックリストの確認も求められる。柏木は難なくこなすも、水島は管制官の言葉を復唱せず、単にラジャー(了解)とだけ口にして注意される。そして舞が何よりも手こずったのは着陸だった。この時も大河内の容赦ないチェックがあり、操縦桿の引き方が早いと注意が飛ぶ。

その後デブリーフィングで、水島は復唱しなかったことを注意され、なぜ復唱できないのかを考えろと大河内に言われる。柏木は、ターンのバンクコントロールが課題であると言う。他にはと訊かれ、特にないかとと答える柏木に大河内は、最も事故を起こすパイロットの特徴について尋ねる。集中力が続かない人間でしょうかと言う柏木に大河内は、自分を過信する人間だと言う。

そして舞もフライトの課題について訊かれ、着陸がと答える舞に、大河内は具体的にはと問いかける。舞の場合は着陸態勢でエアスピード(対気速度)が速く、パス(経路)が高すぎた。滑走路に寄せて行く感覚も読めていない、一つ一つに慎重で動作が遅い、早く操作感覚を覚えろと大河内。フライト訓練は1日1時間で、中間審査があった。それまでの訓練で技術をマスターし、審査を突破しないと退学になるのである。

舞は部屋でプロシージャ―のチェックをしながら、「慎重になりすぎて捜査が遅い」という大河内の言葉を思い出していた。そしてチームで解析をしている最中も、そのことを気に掛けるようになる。柏木は落ち込む暇があったら打開策を考えろと言う。水島はもう少し優しく言えないのかと言うが、舞は自分が弱気になっていたことを謝る。

舞の着陸はなかなか改善されず、大河内はやり直しを命じる。中間審査まで残り9フライトとなっていた。今日も怖かったね~鬼河内などと水島は言い、そう呼んでるのお前だけだぞと柏木に注意される。その2人に倫子も混じって軽口をたたき合うが、やはり舞はぼんやりしていた。一方中澤も食事が喉を通らないようだった。

私の操縦でまた空酔いしたとか言いたいわけと倫子は突っ込み、あっちもこっちも元気ないわねと言う。そんな舞に柏木は、食べ終わったら部屋へ来い、着陸のイメトレをつきあってやると言う。吉田は複雑そうな表情をし、水島は何やら楽しげだった。ミニチュアの飛行機を使い、勝負はダウンウィンドからだとシミュレートしてみせる。エアスピード90、降下もずれているのはなぜだ、慎重になり過ぎて積極的に機体をコントロールしていないからだと柏木。

外も滑走路も見えていない、自分の姿勢もわかっていない、修正も駄目と柏木も厳しい指摘をする。その後舞は柏木に立ち会って貰い、現場を想定してランディングプロシージャ―(着陸手順)を始める。


訓練の行方、どのようになるのでしょうか。あと吉田君が、舞と柏木君のイメトレと聞いて、ちょっと複雑そうですね。この人は、水島君みたいに軽口を叩けるタイプでもないし。

さて訓練飛行、中間審査が迫って来ています。舞のチーム、柏木はかなり飛行をこなせて、しかも自分の問題点もわかっているようです。水島は管制官の言ったことを復唱せずに注意されます。この水島の「ラジャー」、ネットスラングにもなりましたが、元々は無線用語の「了解」です。そして舞は着陸に問題があるようで、大河内からやり直しを命じられてしまいます。大河内の注意が気になる舞に、柏木がイメトレを買って出、舞の何がいけないのかを指摘します。

この舞の慎重になり過ぎると言うか、気にしてしまう性格と言うのは、やはり変わっていないようです。それでも人力飛行機のパイロットを務めた時は、かなり積極的にもなっていたわけですが、今回は本物の飛行機、しかも教官の注意が飛ぶ中とあって、ちょっと委縮しているようにも見えます。

その大河内教官、柏木に最も事故を起こすパイロットの特徴について尋ね、それは自分を過信する人間だと言います。何となく舞の兄悠人が、これに似たタイプのように思えます。しかしあのお兄ちゃん、ノーサイドで久々に久留美に会ったのなら、頑張ってるねの一言くらいかけてもよさそうなのですが…何か人をお金で見ているようですね。

それから柏木が「ダウンウインド」と言っていますが、これは恐らくはダウンウィンド・レグのことと思われます。トラフィック・パターン(場周経路、滑走路を含む直線を一辺とする周回経路)のコースの1つで、滑走路に対して並行でしかも逆向きに飛行するコースで、追い風(ダウンウィンド)を受けるためこう呼ばれています。この朝ドラ、こういう専門用語がかなり出て来ますが、覚えて行くのは楽しいですね。


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[ 2022/11/30 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第9週「私らはチームや」第1話&第2話

第9週第1話(第41回)と第2話(第42回)です。

第41回
2007年4月、北海道帯広。航空学校のフライト課程が始まる。その頃貴司から舞に絵ハガキが届き、福井の港で働いていること、もう少し色んな場所で自分の言葉を探すつもりであることが書かれており、さらに、帯広で飛行機に乗るんやろ、楽しみやねとも付け加えられていた。また裏面の写真の部分には貴司自作の短歌が添えられていた。
「トビウオが飛ぶとき他の魚は知る 水の外にも世界があると」

食事中、舞は自衛隊出身の鬼教官のことを知る。中澤曰く元は戦闘機のパイロットで、情け容赦なく学生をフェイル(退学)にしてしまうらしい。能力がないなら当然と言う柏木に、自分はそうならないという自信があることねと言葉を挟む。舞は担当教官がその日発表されることを思い出し、その教官の名前を尋ねる。中澤は最もらしい口調で答える。
「人呼んで帯広の雷様、サンダー大河内」

その後主席教官からの訓示が行われ、さらにその後チームの発表があった。フライト課程では3人が1チームで担当教官の指導を受け、舞は水島、柏木と同じチームになる。「足を引っ張らないでくれよ」と柏木。倫子は中澤、吉田と同じチームだった。倫子たちのチームの教官は山下と言い、そして舞たちの教官はあの大河内だった。大河内は3人のプロシージャ―(飛行手順)の最終確認をチェックし、緊張した舞は一部を飛ばしてしまう。

岩倉学生は、プロシージャ―を覚えていないのかと大河内。覚えてたつもりという舞に、明日までに完璧にできるようにしろと大河内。次は柏木の番で、こちらは難なく終わった。空では一刻一刻状況が変わる、シミュレーターとは違うぞと大河内。次いで水島の番となる。水島は出だしはよかったが、その次の段階で早くも忘れてしまっていた。その後学生たちは談話室で、明日のフライトに向けて気象データの解析をしていた。

舞や柏木はそれぞれ解析にいそしむが、明日の予報はどれも晴れだし、フライト可能ということでOKっしょと水島は言い、柏木に注意される。一方倫子は訓練空域を提案するが、ここも中澤との意見が噛み合わない。中澤はここは女性にゆするとしようと言うが、倫子はそれが面白くなかった。部屋でも倫子は中澤はむかつく、教官も変な人だと不満をぶちまける。山下教官は、やたらに横文字を使いたがる一癖ある人物だった。

そんな倫子に舞は、寝る前にプロシージャ―をやらないと持ちかける。しかし倫子はもう遅いし、なるようになるってと言い、舞は仕方なく水島と柏木の部屋に行って水島とプロシージャ―を行う。そこへ柏木が戻って来る。事情を説明する水島。しかも舞は自分で作った、コックピットを模した装置を傍らに置いていた。お前は暇なのかと言う柏木に、もっと優しい言い方できないのかと水島。

彼女にもそんな態度なのと訊かれ、彼女はいないと柏木。その時水島の携帯に、彼女からの連絡が入る。舞は1人で、小声で復習を始める。すると柏木が、水島が戻ってくるまで付き合うと横に座る。舞のやり方は合ってはいたが、大分遅いと柏木は言い、最終的にOKを出すものの舞は不安だった。そんな舞を見ながら柏木は、明日のフライト、俺は楽しみだけどなと口にしてさらにこう言う。
「だって、飛ぶために来たんだろ?」

水島が振られたと戻って来るが、既にチェックは終わってしまっていた。話を聞いてほしそうな水島と、相変わらず我関せずといった感じの柏木に舞は言う。
「明日のフライト、3人で頑張りましょ」

第42回
初フライトの日がやってくる。最新のノータム(航空情報)を「メモして来たと舞。資料が全部そろい、大河内もやって来て互いに挨拶をかわす。

フライト前には、訓練計画の説明であるブリ―フィングが行われる。安全にフライトが行えるかを判断して、教官に説明するのである。やがて舞たちは練習機に乗り込むが、その前に、エルロン(補助翼)、エレベータ(昇降舵)のチェックなどの外部点検を行う。そして大河内はこう尋ねる。
「岩倉学生は、プロシージャ―はできるようになったのか」

はいと返事をする舞は、最初に操縦をすることになった。舞は緊張した面持ちでプロシージャ―を行う。やがてプロペラが回り始め、運行管理室に連絡が入り、練習機が滑走を始めた。舞は落ち着いてプロシージャ―を行い、大河内に注意されながらも慎重に操縦し、機体は空中に浮上する。無論浮上した後も、大河内の厳しい指摘が待っていた。

この練習機では、そばにいる教官の席にも操縦桿があり、学生を補助しながら指導できるようになっていた。大河内は舞の操縦を助けつつ、この上昇姿勢を目に焼き付けろと大河内。そして英語で、管制圏を出たら報告するようにとの連絡が入るが、舞はそれへの反応が遅れ、またも注意される。その後水平飛行に入り、舞は心の内で「飛べた…」と口にするが、その喜びに浸る間もなく、左へ360度旋回との大河内の指示が出る。

しかし機体がピッチダウンし、舞は操縦桿を引くことでその場に対処する。飛行機を思い通りに飛ばすのは難しかった。そして舞は水島との交代となるが、水島は空酔いのため柏木が代わることになる。舞は多少しくじりながらも無事交代し、柏木はクルーズプロシージャ―(巡行中手順)から開始する。最初のフライトは終了し、その後デブリーフィング(反省会)が行われる。

ピッチが何度なのか即座にわかるようになれと大河内。その後食事となるが、舞は食欲がなくサラダだけを手に取る。しかしそれは他の仲間たちも同じだった。皆疲れ果てたような表情で、柏木でさえ
「ちゃんと乗れるようになるのかな」
と口にする有様だった。

その頃東大阪では、浩太とめぐみがうめづで食事をしていた。舞が初めて操縦するのに、連絡が何も来ないのをめぐみは気にしていた。めぐみは舞に電話をしようと携帯を手に取るが、雪乃は便りがないのがええ便りやろと言う。しかしその雪乃も、貴司からハガキが来ていないか、しょっちゅうポストを見に行っていると勝。ポストが照れてまっかっかやとの勝の言葉に、浩太もめぐみも大笑いする。めぐみはメールを送ることにし、浩太は、新しい工場の建設も進んでいると知らせといてくれと頼む。

舞は寮の部屋でめぐみに返信メールを送る。しかし食事をあまり摂っておらず空腹であり、談話室でこっそりカップ麺を食べようとする。すると吉田もカップ麺を持って入って来る。ちょうどその時、柏木もカップ麺を持って来るが、2人が室内にいるのを見て入るのをためらう。その吉田は初めて操縦して楽しかったらしい。舞も一瞬やったけど楽しいて思た、この景色が観たかったんやてと言う。吉田は舞に、宮崎で諦めてたら飛べなかったと言って舞に礼を述べ、岩倉さんも困ったことがあったら言ってくれと舞に言う。柏木はそっとその場を立ち去る。


いよいよフライト訓練が始まります。舞は貴司から絵葉書を貰います。やはり行く先々で仕事をしながら、自分の言葉を探しているようです。その舞はフライトチームで柏木、水島と一緒になりますが、担当教官はサンダー大河内こと大河内守でした。そして舞はプロシージャ―の確認のため、かつて倫子がやっていたように、男子寮の部屋を訪れます。その時水島に電話がかかって来たため、柏木が代わりに相手をしてくれますが、その時柏木はフライトが楽しみだと言い、こう付け加えます。
「だって、飛ぶために来たんだろ?」

この「飛ぶために」と言うのは、かなり言いえて妙です。そして翌日大河内の指導のもと、3人は練習機を飛ばすことになります。舞はまだまだ不十分と思われるところはあるものの、何とかこなします。柏木は楽しみと言っていただけに、落ち着きもあって隙のない操縦です。水島は空酔いで最初から無理でした。個人的にこの水島君がどうなるのか気になります。一方浩太とめぐみも、このことを気にしていたようで、メールを舞に送ったようです。

その舞は、フライト後ろくに食事をしていなかったこともあり、カップ麺を作って談話室で食べようとします。と言うか、そういうことができるのですね。そしてそれは他の仲間も然りでした。吉田もあまり食事をしていなかったせいか、カップみそラーメンを持ってやって来ます。そして舞に、宮崎での特別テストを都築教官に掛け合ってくれたことへのお礼を言います。そしてこちらもカップ麺を持ってやって来た柏木ですが、2人の様子を見てそのまま入室せずに去って行きます。

この吉田君ですが、実際成績はいいし、パイロットになる夢は人一倍でもあり、フライトが楽しかったというのもうなずけます。どちらかと言えば、あまり自己主張するタイプではなさそうですが、やるべきことはきちんとやっているのでしょう。倫子が中澤はいやだとか、教官は変わった人だなどと言いつつも、吉田には何も言及しないことからもそれは窺えます。先週の総集編はそのせいもあってか、彼が比較的多く登場していました。

それとこのドラマの主人公舞は、どちらかと言えば自分で作る、自分で動くあるいは動かすと言ったことが得意で、模型飛行機や人力飛行機のシーンにもそれが見て取れました。ですから第8週のように、待機とか座学などといったいわば受け身のシーンは、彼女の本領発揮とは言えないのではと思われました。実際こういうのは、どのようにドラマとして描くかちょっと難しそうで、それが先週ちょっと変わったかなと思った一因でもあり、だからこそパーティーとか、周囲の人々を目立たせることで話題を作ったとも言えそうです。

あと先日も書いていますが、第8週の演出の野田ディレクターは、第2週の五島編も担当しています。この週で、脚本と演出がそれまでと一変したわけではなさそうです。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2022/11/30 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

確証バイアスとエコーチェンバー

まず、『舞いあがれ!』のあらすじは次回になります。それと前の録画を観ていて気付いたのですが、第8週の演出の野田雄介ディレクターは、第2週の五島編も担当していますね。

で、何を書きたいのかと言うと、エコーチェンバーについてです。これについては今までも書いて来ていますし、直近ではつい先日、小檜山氏=武者さんが、ネット上のファンコミュニティで、大河などであれこれ視聴者がタグ付きで騒ぐのがけしからんと書いていたことに触れています。その時も少し書いていますが、武者さんのコラムにも確証バイアス的なものが散見されます。

この確証バイアス、恐らく人間であれば誰しも持ちうるもので、自分の思い込みを支持する情報ばかりに目が行く、あるいはそれを正しいと信じ込むことです。ただライターと言うのはどのような立場であれ、その人が書く対象にできるだけ中立であることが望ましいわけではあるのですが…。しかもこの確証バイアス、特定の考えを正しいと思い込む、あるいは思い込ませるという意味では、エコーチェンバーに共通するものがあります。

実は先日、ツイッターをログアウトした際に、トレンドの1つを好奇心からのぞいてみたことがあるのですが、上から10番目ほどまではほぼ同じ内容のツイでした。これも一種のエコーチェンバーかなと思った次第です。しかもトレンドは、同じテーマに関心を寄せる人々がタグをつけるわけですから、その意味でもエコーチェンバーになりやすいとは言われています。

無論テーマによって大きな違いがあり、比較的幅の広いテーマであれば、様々な意見が飛び交っていて、煽りがちな意見がある一方で、建設的な意見があったりもします。しかしテーマがより細分化されると、似たような考えの人々が似たような内容のツイを交換し、さらにRTやファボでシェアするようになり、比較的先鋭化しやすいとは言えそうです。しかも自分達だけで楽しむのであればいいのですが、人命にかかわることや陰謀論めいたことが拡散されると、ちょっと厄介なことになってしまいます。

ネットはそれまでマスコミが一手に握っていた情報を、個人が可視化する形で共有できるようにしたわけで、それはプラス面と言うべきですが、可視化されたがゆえにその影響もまた大きく、さらにツイッターの場合上限が140文字ですから、つい簡略化された情報を流しがちで、それが誤った情報となってしまうこともまたあるでしょう。利便性が高いゆえにリスクもまた高くなることもあり、その点にはやはり気を付けたいものです。

ところでその中にサッカー関連のトレンドで「手のひらがえし」というものもありました。ドイツ戦で代表をほめたファンが、コスタリカに負けると急に批判を始めたということから、このタグができたようです。ドイツに勝っただけに期待も大きかったことの表れとも言えそうです。しかし次のスペイン戦では勝たないと決勝Tに進めないようなので、何とか白星をもぎ取ってほしいですね。

飲み物-注がれる紅茶
[ 2022/11/29 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

今後の『武将ジャパン』関連の投稿について

まず『武将ジャパン』の大河コラム関連の投稿、今年いっぱいはやりますが、今後はもうコラム自体を見るのをやめようかと考えています。

断続的に8年ほど見て来ましたが、相変わらず好きな物は持ち上げ、嫌いな物はちゃんと観ようともしない点、好きな作品を時代背景や舞台もろくに考えずに、嫌いな作品と比較しなおかつ叩き棒にしたがる点、言葉遣いがどうかと思われる点などなど、正直言って改善されているようには見えません。

あとこれは先日の投稿でも触れましたが、漢籍などを引用する割に意味を把握していない点、背景をきちんと調べない点なども如何なものかと思いますので。炎上狙いと指摘する方もいますが、炎上させるならもう少し工夫があってもいいかと思うのですが。実は夏頃もう止めようかと思ったのですが、結局ここまで何とか続けて来ました。

嫌いな作品は特に、あることないことあれこれ書かれる傾向がありますが、それは「辛口な意見」であると言うのを目にしたことがあります。しかし批判するべき点を厳しく批判するのと、ほぼ全面否定するのとでは自ずから意味が異なるはずです。無論どの部分を批判するかは、その人の見方にもよります。

で、取りあえずnote記事のこの部分を引用しておきます。

『天地人』の織田信長以来の……
吉川晃司さん、痛恨のNHKドラマ選択ミス。予告の時点でつらい。何がサンダーだ! 戦闘機乗りと旅客機乗りは違うわ!

『舞いあがれ!』の大河内教官のことですが、まだ本格的に登場してもいないのに、「ドラマ選択ミス」と言うのもどうかと思います。そしてこの大河内教官、自衛隊出身の教官とのことですが、戦闘機に乗って退官した後、民間のパイロットのライセンスを取ったということではないのでしょうか。

そして『天地人』の信長役ですが、あの作品ではヒール的存在なのですから、こういう強面な雰囲気の人が求められたでしょうし、実際ご本人もガイドブックでそう言っており、あの役には嵌っていたと思います。

ただやけに初音がそばにいるのとか、本能寺の爆発はいただけませんでしたが。私としては、『八重の桜』の西郷吉之助の出て来方もちょっと微妙かなとは思いました。あの作品は女性主人公の中では一番好きですが、無論疑問点もないわけではありません。

『天地人』、あまり馴染めない大河ではありましたが、以前禅宗の寺院と武将の学問という投稿で書いているように、武士の子弟が寺院に寄宿して学ぶというのを、きちんと描いていた点などはよかったと思います。

あと吉川さんは、この作品との間に『精霊の守り人』にも出演しているのですが、そちらの方は観ていないので何とも言えません。

それからエコーチェンバーについて、以前書いたことがありますが、また書こうと思っています。小檜山氏=武者さんが、大河コラムで、ネット上のファンのコミュニティがそうだと言って、かなり嫌っているようなのですが、武者さん自身もどこか似たような印象があるにはあります、こちらは確証バイアスと呼ぶべきかも知れません。あとエコーチェンバーと言うのは、多分に同調圧力も絡んでいるとは思います。

飲み物-アイリッシュコーヒー
[ 2022/11/28 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(4)

『舞いあがれ!』第8週「いざ、航空学校へ!」第5話

第8週第6話(第40回)です。


都築は特別テストの件を会議にかけてみると約束する。しかし吉田がまとめたものを、Aチームのレポートとすることは認められなかった。もちろんですと舞、その傍らでラッキーだったのになと小声でつぶやき、倫子に一発見舞われる水島。都築はバラバラだった君たちがここまでまとまるとは、そっちの方が驚きだと笑う。そして特別テスト、レポート共々合格となり、都築は例のノートにひときわ大きく書き記す。
「岩倉学生はチームをまとめるのがうまい」

その後宮崎座学過程での最終テストが行われるため、皆は最後の追い込みに入っていた。テストの結果は18名皆合格で、帯広のフライト過程に進むことになった。宮崎本校で記念撮影を行うAチームだが、柏木は相変わらず不愛想だった。学校上空を飛ぶ飛行機を見て、みんなで空飛びましょと舞は言うが、皆三々五々荷物を持って出て行き、舞は遅れそうになる。

舞は東大阪に一旦帰省する。浩太は落ち着かない様子で舞の帰りを待つ。その時玄関のチャイムが鳴るが、舞ではなく、悠人からの荷物が届いたのである。その時舞も戻って来る。ちらし寿司や刺身をはじめ、めぐみの心づくしのご馳走が食卓に並び、舞は嬉しそうにそれを味わう。

飛行機に乗れたのかと浩太は尋ねるが、まだいっぺんもと舞は答える。ただし帯広のフライト過程ではいっぱい乗れると言い、いよいよ空かと浩太。舞にゆっくり食べさしたげてとめぐみが口を挟む。その後浩太は舞の操縦練習許可証を見て満足げであり、舞は浩太の工場について尋ねる。まだ建て始めたばかりだが、年内にはできると浩太。

めぐみは最早これについて怒ってはいなかったが、工場ができて行くのを見てもう引き返されへんなあと思い、ホンマに借金返せんねやろかてドキドキして来たと言う。大丈夫やて、新しい工場で自動車部品バンバン作って、借金なんかあっちゅう間やと浩太は楽観的だった。舞は悠人にそのことを言ったのか訊いてみるが、相変わらず電話に出ないらしい。

浩太はそれでさっきの荷物を思い出し、中身の黒い箱をテーブルの上に乗せる。中には金の人形が入っていた。ビリケンさんかと舞は言うが、顔が違っていた。舞は悠人に電話をし、この金の宇宙人みたいなのは何かと尋ねる。うちに飾ろう思うてんけど、ミスって2個買うてもうてん、2個は要らんな思て送ったと悠人。うちも要らんわと舞。質屋に売ったら高ぅ売れるかも知れんでと言い、今から人と会うと電話を切る。

悠人は仕事で新規の客に会い、売り込みに余念がなかった。一方ノーサイドでは、久留美が写真を見ながら楽しそうやんかと言い、道子も舞ちゃんモテモテやったんとちゃうんと言う。皆勉強で必死だったと答える舞に、久留美は気になる人がいなかったのかと言い、道子はこの人だと柏木を指さす。舞はこの人は感じが悪いと言い、例の面接の時一緒だった人物だと説明すると、久留美は納得した顔をする。

しかし道子は、面接の時から一緒とは運命だとはしゃいでみせる。そこへ佳晴が現れる。舞にひさしぶりと挨拶をした佳晴は驚く久留美に、娘の顔見に来ただけやと言い、久留美はどうせお金やろと言う。実際佳晴は久留美からお金を借りるつもりで、すぐ返すと言うが、道子はあんたもうええ加減にしいや、ドーベルマン望月どこに行ってしもたんやと注意する。佳晴はいつの話しとんねんと、久留美から数千円を受け取って仕事に行く。久留美は舞に、結婚相手は選んだ方がいいと言う。しかし道子は柏木にご執心だった。

そして帯広分校では、教官の大河内が都築からの電話を受けていた。例のノート、通称「黒いノート」が届いたかと訊かれて、大河内は受け取ったと答える。今回もなかなか面白い子たちですよと都築。しかし大河内はパイロットに面白さは不要であると言い、みっちり指導してやってくださいと言われてこう返す。
「分かりました。ただし、指導に値する人間なら…ですが」

舞にはまだ試練が待ち受けていた。


吉田の特別テスト受験が決まり、それとは別にAチームの他の5人もレポートを提出するのですが、もちろん吉田のをそのまま使うことはできず、水島は何やら残念そうです。その後、座学の総仕上げとも言うべき試験が行われ、舞たち18名はすべて合格して、帯広のフライト課程に進むことになります。この帯広は、航空大学校サイトによると、単発機操縦の演習が行われるようです。しかも鬼教官とも言うべき大河内が、舞たちを待っています。

その宮崎での座学の総仕上げ。談話室で受験勉強にいそしむ学生たちですが、コーラがペットボトルになっているのがこの時代らしいと言えます。水島君が頭を下げた時、コーラのボトルを引っくり返すのではないかと瞬間思いましたが、流石にそれはありませんでしたね。

一方で、座学課程が終わって東大阪に帰省した舞は、操縦練習許可証を浩太に見せ、工場のことについて尋ねます。年内にはできると言う浩太ですが、めぐみは不安なようです。そして舞の帰省とほぼ同時に、奇妙な人形が悠人から送られて来ます。金色の、宇宙人がUFOの上に座っているようなその人形は、悠人が間違えて2個買い、1個を実家に送り付けたらしいのですが、実際のところどうなのでしょう。

ノーサイド。宮崎での記念撮影を久留美に見せる舞は、面接で一緒の感じ悪かった人はこの人と、柏木を指します。しかし道子は、柏木こそ舞のお相手としてにぴったりと思っているようです。そこへ佳晴がやって来ます。今は仕事をしているようですが、既に看護師になっているであろう久留美から当座のお金を借りる辺り、やはり定職についてはいないのでしょうか。

久留美と言えば、第7週の5日目(第35回)で、福岡で会った母の久子に佳晴のことを打ち明けています。このままでは幸せになれそうもないとも言っていましたが、やはり経済的に安定しているようには見えません。道子もその点が気になっているようです。

ところで、嶋田うれ葉さんの脚本の最初の週(いつまでの担当なのかはわかりませんが)が終わりました。色々言われているようで、都築教官のノートのシーンでヒロインが目立ちすぎるとか、道子がやけに恋愛話をしたがるとか、佳晴は娘にお金を借りるような人でなかったという指摘も目にしました。

私としては、嶋田さんをよく知らない(『エール』で脚本を書いていたことを知っている程度)こともあって特に先入観はなく、また今週のストーリーで、かなり違和感を覚えたということもありません。

確かに航空学校編になって、いくらか変わったなと思うことはあっても、今までとはドラマの舞台が違う以上、ある意味当然とも言えそうです。寧ろ水島が実家からの手紙を見てうんざりするようなシーン、柏木のちょっと当惑したような表情などはなかなかいいなと思いますし。

都築教官も、舞が吉田の特別テストを後押しした以上、あのように書いても無理はないかと思うし、道子もかつてバイトをしていた子で、しかも頑張って航空学校に入学し、しばらく離れていた以上何かと気になるでしょう。

佳晴も何の仕事をしているかはよくわかりませんが、何かでお金が必要であり、娘も働いている以上ちょっと貸してくれと言ったところでしょう。しかし、あのお父さんは色々な意味であまり変わっていませんね。

そして今回も、小檜山氏のnote記事から一部。

飛行機事故は命に関わるものですが、それをあの過保護な親すら「実地まだなの?」と把握していない始末。航空学校は座学だけということすら把握できてない

航空学校は座学だけでなく、これから帯広でフライトの演習が始まります。「宮崎の学科過程」が座学のみと言うだけの話で、宮崎は帯広の次にフライトの演習が行われ、さらに仙台でもフライトの演習が行われた後、2年間の教育期間が修了となります。これ航空大学校のサイトにちゃんとあるのですが。

飲み物-白いカップの紅茶
[ 2022/11/25 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第8週「いざ、航空学校へ!」第4話

先日の『舞いあがれ!』ナンバリングが違っていたので訂正しています。尚それ以外の投稿も一部手を加えています。


航空学校の座学過程も半分が終わり、残り2か月となっていた。ある日空中航法の小テストが行われ、舞は75点と前よりも点数を上げたが、Aチームの学生は高得点が多く、柏木は
「その点でよく喜べるな。この回期の平均点を一人で下げてることに変わりはない」
とあけすけな物言いをする。倫子は舞を風呂に誘うが、あの人に負けてられないからもう少し勉強すると舞。

ほどほどにしないとお肌に悪いわよと倫子は部屋を出ようとする。すると廊下で声が聞こえ、中澤が吉田を追いかけているのが2人の目に入る。吉田の母がパート先で倒れて入院したらしく、吉田は故郷の金沢へ帰ると言う。こんな時間に飛行機はないと中澤。しかし倫子は最終の羽田便があるから、明日羽田から小松まで行くのが一番早いと言い、3人は吉田を見送る。

中澤曰く、吉田の家は母子家庭で頼れる親戚もいないらしい。教官には俺から話しとくと言い、舞は部屋に戻る。その時携帯が鳴った。それは浩太の工場の番号だった。新しいこと山ほど覚えなあかんねんと言う舞に、新しいことっちゅうんは大変やなと浩太もうなずく。しかし舞は、いつもの浩太とどこか違うことに気づく。浩太は自動車向けの新しい仕事を引き受けようとしていたが、これにはかなりの投資が必要だった。

しかし舞は、どんだけ大変やってもうやりたいことやるお父ちゃん、私はええと思うよと言う。浩太は満足そうに電話を切るが、めぐみにその話を聞かれており、一部始終を打ち明けることになる。浩太は名神プレスティックという大手メーカーに勤める友達から、自動車の部品を勧められたのである。今のうちでは無理だとめぐみ。

浩太も、設備投資と従業員増員のため新しい工場を建てようとし、それにはざっと3億円が必要だった。浩太はできるめどがついてから話をしようとしていたと言うが、もう決めてんでしょとめぐみに言われてしまう。今のIWAKURAやったら、自動車部品かてやれると浩太は自信ありげだった。

1か月後。各チームはグループ課題をやることになるが、Aチームのは難易度が高かった。その頃吉田が戻ってくる。は親がやっと退院でき、学校に戻ったが、1か月のブランクは大きく、次の期からやり直した方がいいと都築に言われる。しかし吉田の家は経済的余裕がなく、最早退学するしかなかった。

残念だなと皆は言うが、舞は吉田がやめずに済む方法を考えようと仲間を促す。しかし1か月授業に出られず、最近習ったことを元にした課題について来るのは難しそうだった。

吉田はやめる決意をしていた。パイロットになり、飛行機に乗ったことのない母親を、海外旅行に連れて行くのが夢だったと言う。舞は吉田のために何もできなかったことを詫びるが、気にすることはないと言い、寧ろ自分が迷惑をかけたことを詫びる。そして3冊のノートを手渡す。それには、先輩から過去の課題を聞いて、母親の看病の合間にまとめたものだった。

舞はそのノートをAチームのみんなに見せ、吉田君やったら、今からでも遅れた分取り戻せると思うと言い、授業に遅れていないことの証明として、ノートを都築に見せる。無論それで1か月の穴が埋まるわけではないものの、舞は吉田のパイロットへの情熱を都築に話してフォローしようとする。しかし都築は必要な知識を身に着けている必要があると言う。

そこへ倫子が、遅れていないということを証明できればいいわけですねと言い、柏木は特別テストを受けさせて貰えないかと頼む。1か月の空白分のテストと中澤。同室の中澤は吉田がずっと予習をしていたことを打ち明け、吉田自身も直訴し、一同は都築に頭を下げる。


座学が後半に入ったところで、吉田が1か月休んでしまいます。母親の急病で故郷へ戻ったためでした。一方舞の父浩太は、自動車部品の仕事を手がけようとします。しかしそのためには工場の建設と従業員の雇用が不可欠で、3億ほどはかかるものでした。めぐみは驚きますが、浩太が既に心を決めているのがわかります。ただこの年からほどなくして、例のリーマンショックとなるのですが…ここで悠人が出て来るのでしょうか。

吉田はその後学校に戻って来ますが、1か月休んだ穴を埋めるには、次の期から出直す必要がありました。しかし吉田の実家はそこまでの経済的余裕がなく、退学を決意します。しかし舞は、吉田が渡してくれた3冊のノートに、課題がすべてまとめられているのに気づき、これだけやってみれば、ブランクを取り戻せると都築に皆で掛け合うことにします。彼が教官の質問に見事に答えたのも納得です。しかし、無論都築はあまり乗り気ではありませんでした。

この吉田は地味な学生で、他の学生たちとは違い、母一人子一人の家庭で育ったのが明らかになります。パイロットになって母親を海外旅行に行かせたいと言うのも、母親に苦労をさせたという思いがあってのものでしょう。一方で柏木は、相変わらず口が悪いと言うか、思ったことをすぐ口に出すタイプのようですが、吉田の退学と、課題をノートにまとめていたことを知り、自分も吉田の力になろうとします。

この吉田が帰る時、どうやって帰るべきかを倫子が説明します。まず宮崎から羽田まで行き、翌日羽田から小松まで飛ぶというもので、飛行機がテーマと言うこともあるのでしょうが、こういうことがきちんと描かれているのはいいですね。

それと、先日のお好み焼きに関して、ある方のツイートをご紹介しておきます。個人のアカウントなので名前は出しませんが、ざっと以下のような意味です。

「食べ物をダメにするシーンが登場すると荒れがちになるが、ちょっとダメ出しをし過ぎではないか。あまり出すのもよくないが、ダメにしてしまうというのは失敗というのを意味する表現方法で、絶対使ってはいけないものではない」

まして舞の場合、プロの料理人でもありません。またこのドラマは過程をきちんと描いていますが、この場合も焦げて行く過程、なぜそのようになってしまったのが描かれていて、これなら特に問題はない、寧ろやむを得ないと思われます。あまりこのことを引きずるのもどうかと思いますが、たまたま見つけたツイをご紹介しがてら、書かせていただきました。

そしてこのお好み焼きに関して、小檜山氏のnote記事より。

舞がお好み焼きを焼く時点で、こいつはパイロット適性もないし、正真正銘愚かでどうしようもないとわかりました。竪子ともに謀るに足らずってやつ。

お好み焼きを焼くと、パイロットの適性がないのでしょうか。随分と失礼な言い方ですね。お好み焼きが好きとか、自分で作りたいと言うパイロットの方も、世の中にはいるのではないでしょうか。それと
「竪子ともに謀るに足らず」
小檜山氏=武者さんはとにかく漢籍がお好きなようですが、これは「小僧と共にはかりごとなどはできない」と、『鴻門之会』で、亜父(范増)が嘆く言葉です。それとこのシーンとどういう関係があるのでしょうか。舞は何か陰謀でも企てているのでしょうか。


飲み物-コーヒーと砂糖とミルク

[ 2022/11/25 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第8週「いざ、航空学校へ!」第2話&第3話

第8週第2話(第37回)と第8週第3話(第38回)です。


第37回
航空学校に入学した舞は女子寮の部屋に行き、同室の矢野倫子(りんこ)に挨拶をする。てきぱきと荷物の整理をする自分を見ている舞に、矢野は怪訝そうな顔をする。男子ばかりと思っていたので安心したと舞は言うが、倫子は意に介してなさそうだった。その矢野の服や私物、本なども、舞が恐らくは初めて目にするものであり、舞はいささか気おくれしながらも自分の荷物の整理をする。そしてベッドと棚の間に持って来たばらもん凧を取り付ける。

授業が始まった。舞と共に学ぶのは18名の学生で、宮崎で510時間の基礎知識の講義を受けることになる。その後は帯広のフライト過程が待っていた。クラスの担当は面接官を務めていた都築英二だった。都築は6人ずつの3つのチームを作る。そして食事もその6人で摂ることになる。6人の中で、真っ先に自己紹介をしたのは舞だった。大阪出身と訊いて、チームの1人水島祐樹が何か面白いこと言ってよとからかい、矢野がそれを窘める。

ついで矢野、眼鏡をかけた中澤真一、吉田大誠と自己紹介を終える。この吉田は声が小さかった。最後は例の柏木弘明が、不愛想に自己紹介をして終わる。舞は皆がどこから来たのかと尋ねるが、それは意味あるのかと柏木。一緒に勉強するから知っていた方がいいと舞は言うが、慣れ合う必要はないと柏木は素っ気ない。

授業中舞はうまく答えられず、柏木がフォローする。舞以外の学生は専門用語や質問の意味をきちんと理解しており、的確な回答をしていた。舞は柏木に礼を述べるも、柏木は例によってポーカーフェースだった。後れを取り戻そうと勉強する舞を尻目に、矢野はどこかへ出かけて行った。しかし矢野は座席位置の調整の手順について、よどみなく回答して舞を驚かせる。

舞は1人部屋で勉強に励むものの、矢野はその後も出て行き、気になった舞は後をつけてみる。倫子は男子寮のある部屋に入る。その後も倫子は、コックピットのやり取りで完璧とも言える英語での会話をこなし、都築はノートに何やらメモっていた。その後も倫子の男子寮行きは続き、舞はドアに耳を付けて何が行われているか知ろうとする。そこへ吉田が現れて不思議そうな顔をし、舞がドアに体をぶつけたため倫子が中から現れ、つけてきたのと問いただす。

倫子は舞を連れて部屋へ戻る。実は倫子は勉強しに男子寮に行っていたと答える。ここでやったらええやないですかと舞は言うが、勉強できない人とやっても成績上がんないでしょと倫子は言い、すぐにその言葉を詫びる。着替えてメークしているのはなぜかと舞は尋ねるが、この方が気合が入る、すっぴんで部屋着だと緊張感でないと倫子。

自分の言葉に素直にうなずく舞に、倫子はこう言う。
「あなた、もっと要領よくやらないとやっていけないわよ」
倫子は舞の素直さに呆れつつも、一緒に行くかと誘う。先輩に聞いたほうが早いとの言葉にうなずく舞。その後食事のカレーを美味しそうに頬張る舞に、分かりやすい顔しているねと矢野は言い、そして自分を呼ぶときは倫子でいいと言う。

そこへ水島と中澤も合流するが、同じ頃都築が食事を済ませて立ち上がる。都築は例のノートをまたも手にしていた。中澤はそれに目をやりつつ、食事中も気が抜けないと言う。都築は学生たちの日常生活をもこまめにチェックし、それを都築ポイントと呼ぶらしかった。

第38回
中澤も実際、この都築ポイントの詳しいことは知らなかった。しかしそのメモが、帯広でのフライト過程に引き継がれるらしいから、要注意だと言う。舞は急に不安になる。その後授業で、日本からアメリカへの飛行経路を巡って、倫子と柏木は意見をぶつけ合うが、その間も都築はメモを取っていた。そして、次回までにグループの意見をまとめておくことになる。

クリスマスも間近で、舞と吉田は談話室でクリスマスツリーを飾っていた。舞は倫子が、柏木の意見は通したくないと言っていたことを話す。吉田は最短距離を取る柏木、遠回りでも安全安心な飛行をしたい倫子、形は違えどどちらも志の高いパイロットを目指していると言い、舞はその言葉に感心する。

しかしどうにかうして意見をまとめなければならず、舞はクリスマスパーティーを提案し、舞は土曜日にパーティーをやろうと決め、まず倫子に話すが、柏木がいると嫌だと倫子はにべもない。中澤は、土曜日は妻子が来ることになっていた。この時舞は中澤が既婚であることを知る。そして水島は合コンを理由に断り、柏木はやはりこの話に乗ろうとしなかった。

柏木が来ないなら行ってもいいと倫子。しかしそれではこのパーティーの意味がないと舞は迷う。食べ物を用意しなければと言う倫子に、自分が作ると舞は言い、お好み焼きを準備する。クリスマスらしく帽子やトナカイの角をつけたAチームのメンバー3人が談話室に集まる。何でお好み焼きと尋ねる吉田に、実家の隣がお好み焼き屋さんだと答える舞。

クリスマスはチキンでしょと言いつつ倫子はお好み焼きを口にし、一言美味しいと言う。吉田も嬉しそうに頬張るが、その時合コンをキャンセルした水島が実家からの差し入れだと言って、ダンボールを持って来る。水島の実家は、北関東のスーパーマーケットチェーンで、中にはスナック菓子やラーメンが入っていた。大阪育ちの舞はミズシマストアについて吉田に尋ね、水島は食料と一緒に入っていた母からの手紙を見る。それにはこう書かれていた。
「気が済んだら帰ってこいとお父さんが言っています」

そこへ都築もやって来てあとの2人はと尋ねる。その頃中澤は妻に電話をし、何やら言い争う。部屋を出た中澤は偶然会った舞からパーティーのことを知り、飲みたい気分だと談話室に向かう。その舞は柏木を呼びに行き、都築が来ていること、協調性があるところを見せないと、何を書かれるかわからないと談話室に彼を連れて行く。また舞は倫子に、柏木が謝っていたと嘘を言い、柏木もばつを合わせる。

お好み焼きを平らげた柏木は、もう一枚焼いてくれと言う。舞が作るお好み焼きを、興味深そうに見つめる柏木は、これがお好み焼き初体験だった。まさか御曹司か、そう言えば特技が乗馬だったという声が飛び交い、水島は彼の父が元パイロット、母が元CAの航空エリートであることを明かす。

道理でいつも自信満々なわけねと倫子は言い、自覚のないところが如何にもエリートと言う。彼女はかつて商社にいて、そういう男たちを見てきた、ここにいる男たちだって、大した苦労もしていないのに自信だけは一人前と言い、場の空気が悪くなりかける。舞はそちらの方に気を取られ、柏木のために焼いていたお好み焼きを焦がしてしまう。


舞が初めて家族や身内から離れ、寮生活を始めます。同室の矢野倫子は5歳年上で、さばけた感じの人物でした。舞にはかつての吉良冬子同様、何か憧れを感じさせる人物でもあるようです。その倫子は毎晩のように出かけて行き、気になった舞は後をつけて、先輩の部屋で勉強していることを知り、倫子ももう少し要領よくしなきゃと舞を誘います。自分でこつこつ努力することに慣れていた舞には、新たな体験でした。

一方で都築教官は、学生たちの日常の行動をメモしているようです。しかも授業中にも、学生の態度をチェックしているようで、都築のいる場所では気を抜けなくなっていました。一方舞が所属するAチームでは、柏木と倫子がそれぞれの主張を巡って対立するようになり、舞は親睦の意味でパーティーを開こうとします。しかし案の定柏木は来ようとせず、倫子は柏木が来ないなら行こうと言い出します。

舞が準備したのはお好み焼きで、あのうめづのメニューも入っていました。倫子も吉田も美味しそうにお好み焼きを食べ、そして都築もやって来ます。舞は都築が来ていることを理由に、柏木を談話室に連れて来ます。その柏木は初めてお好み焼きを食べ、舞におかわりを注文します。彼は元パイロットの父と元CAの母を持つ、いわば航空エリートでした。しかし倫子はかつて商社に勤めており、そういうエリートたちを嫌っていました。

一方水島も、大手スーパーチェーンの経営者の息子で、母は本当は父の跡を継いでほしいようです。中澤も本当は妻と折り合いがよくないようで、チームのメンバーの人となり、家庭環境が明らかになって行きます。そして舞、柏木が謝っていたと倫子に言って取り繕う辺り、彼女も成長しつつあるようです。

ところで先日のコーヒーをこぼしそうになるシーン、そしてお好み焼きを焦がすシーンが、『ちむどんどん』にそっくりだと批判する声もあるようです。見方は様々ですが、私はそうは思いません。確かに両者に共通するシーンはありますが、描かれ方やそれまでのいきさつがかなり異なるからです。

あと倫子を演じる山崎紘菜さん、かつてラグビーのアンバサダーを務めていましたね。


飲み物-冬のティータイム
[ 2022/11/24 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

朝ドラと小檜山氏note記事 6

第37回のあらすじ関係は次回になります、今回は小檜山氏のnote記事に関してです。

と言いつつドラマ本編で少々。舞が同室になった矢野倫子は、吉良先輩をいくらかダブらせているのでしょうか。仲間たちもいくらかなにわバードマンの面影がありますし。あの倫子、25歳という年齢からしても、社会人経験があるのではと思われますし、それが私物とか、平気で男子寮に行って一緒に勉強をする姿勢に現れているように見えますね。彼女に比べると、舞は如何にもおぼこい感じです。

ではnoteの方ですが、どうも連日似たような論調ばかりが目立ちますね。それとやはりドラマ本編をちゃんと観ていないのだろうと思われます。これは第36回の分ですが、航空学校(航空大学校)の試験の様子なども書かれていませんね。

大学の単位を取得しないと説明されて、だったら中退を止めた親が正しかったのではないかと思えましたよ。バイト先でも心配されておりましたが、自分の都合だけで勤務先でも迷惑かけるってどういうことなのか。しかもこのバイトはロードバイク代を返すためのものでもあり、もっと悲壮感があってもよさそうなものですが。

「大学の単位を取得しないと説明されて」
2年以上の在籍、62単位以上の取得は調べればわかることですが、それをご存知なかったのでしょうか。それと中退して行った方が、年齢的に若い時期にライセンスを取れるという点で、キャリアに有利に働くでしょうし。
「勤務先でも迷惑かける」
迷惑かけると言うより、ノーサイドの店主の道子は舞のことを心配しているのですね。
「しかもこのバイトはロードバイク代を返すためのものでもあり、もっと悲壮感があってもよさそうなものですが」
ロードバイク代と学費を自分でどうにかしたいと舞は考えていますね。そのためシフトを多くしていて、それで疲れてもいるのでしょう。それとこの場合、わざわざ悲壮感を入れる必要もないと思うのですが…それがないのが小檜山氏は気に入らないのでしょうか。

舞の無茶苦茶さは、親ガチャ当たりだからできる。こうして勉強するのだってただではできません。(中略)このあたり、『ちむどんどん』の暢子とそもそもの難易度が違うわけです。『おちょやん』や『スカーレット』ともそりゃね。ここ数作朝ドラでは最も甘ったれた環境で、まさに親ガチャあたりといったところ。

甘ったれてなどとありますが、一時は浩太の工場も倒産し兼ねない状況にありました。悠人の中学受験も危ぶまれたほどで、それぞれ事情は違っても、その時々の悩みと言うのはあるものです。そして暢子ですが、資格を持っていない(調理師免許を取ったという描写もない)割に、随分ととんとん拍子に行っていたと思うのですが。しかもオーナーの房子と対決めいたことまでやっていますし。

たかしもそうです。なぜ、俳句を詠むようになったら仕事もせず島根に何週間も旅行に行けるのか。

まず「貴司」と書きましょうよ。その貴司は仕事で行き詰まり、退職後自分の居場所を求めようとしたわけで、これは五島で舞と久留美に話していました。恐らくバイトか何かはやっているのかも知れません。

パイロットになりたいとゆるふわなことを言うわりに、理論は語らない。とってつけたようなお勉強の場面だけでなんとかなっています。

ゆるふわではなく、なぜパイロットになりたいのかを、五島で浩太とめぐみに話していますけどね。そもそもなりたいと言う動機と、パイロットとしての理論は同じものではないでしょう。具体的にどう言ってほしかったのでしょうか。

学校で出会うただの感じ悪いやつはなんなのか。一方でこいつは、いちいち「クールにしゃべるぞ!」と気合を入れて、キメキメにそれっぽく作って話しているのがわかってわけがわからない。しかも悠人とキャラがかぶっている。

柏木君のことでしょうか。感じが悪いと言うより、刈谷先輩同様に理屈っぽくて愛想がないから、ぱっと見あまり好感を持たれるイメージではないのでしょう。

「いちいち『クールにしゃべるぞ!』と気合を入れて、キメキメにそれっぽく作って話しているのがわかってわけがわからない」
「キメキメにそれっぽく作って話しているのがわかってわけがわからない」
わかってわけがわからない、てどういうことでしょうか。「それっぽく作って話しているのがわかって鬱陶しい」とか、そういう形に持って行きたいのでしょうか。私が観た限りでは、「それが俺に何の関係があるのか」と言いたげな、つまり舞から何か愛想めいたことを言われるのが苦手そうな、そういう口調だったとは思います。


飲み物-温かいカフェオレ
[ 2022/11/23 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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