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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』第35回「苦い盃」あらすじと感想-2

第35回後半部分です。


実朝は泰時に、妻の初について尋ねる。気の強い女子で叱られてばかりですと答える泰時に、実朝は、文句を言っているのにのろけにしか聞こえないと言い、久々に表を歩きたいから供をするように命じる。

政子はりくと話をする。りくは政範の死は悲しいが、あまり急で身に沁みないと話し、自分の中で政範は生きていると言う。それならよいのだがと言う政子。りくはその政子にこう答える。
「3人もお子を亡くされたあなたの前で、つらい顔をしていたら罰が当たります」
政子は話題を変え、重忠は頼朝が大事にしていたこと、そしてちえの夫であると話しかける。さらに畠山を討つなどとんでもないと言うが、りくは何のことだか分からないと話をはぐらかす。

政子は尚も、畠山が政範の一件に関わっているように見えないと言うが、そんな噂があるのかと、りくは初めて聞いたかのような顔をし、政範は急病で死んだのであると言い、畠山を討つなど心外と言った感じだった。政子は、義時がそう伝えたと言うものの、りくはこの話には乗らず
「なぜ畠山と戦わなければならないのです」
と述べる。政子もこれには同意だった。りくは、もう御家人同士が殺し合うのはたくさんだと言いつつ、仏壇に供える花に容赦なく鋏を入れる。

重保は自分が毒を盛ったとされたことに憤り、毒を盛ったのは平賀殿ですと主張する。その息子は重忠は制し、朝雅と重保を並べて詮議をと義時に依頼する。しかし朝雅は京に戻ってしまっていた。重忠はそれが嘘をついている、後ろめたさの証拠であると言い、すぐに連れ戻して討ち取りたい考えだった。しかし朝雅が上皇の近臣である以上、それは不可能だった。
京を敵に回すことになると言う義時に、重忠は
「我らがいわれなき罪で責められてもよいのか」
と言葉を荒げ、床を叩く。

重忠は執権殿(時政)の狙いはそこであり、畠山を滅ぼして武蔵をわがものにする考えであると、義時に詰め寄る。そして義時が父親を庇う気持ちは分かるがと言い、答えようとする義時にうむをいわせず、武蔵に戻ると言う。この先は一手誤れば戦になると義時は注意するが、念のために戦支度はさせて貰う、自分も鎌倉を灰にしたくはないと言い捨てて重忠は出て行った。義時は所在なげに、重忠がつけた床の傷に目をやる。

実朝はまたも和田義盛邸を訪れていた、ここに来ると気持ちが落ち着くと実朝は言い、楽しそうに食事をしていた。実朝は義盛とは気兼ねなく話ができるようで、義盛もよくそう言われると答える。泰時は義盛の子供について尋ねるが、義盛は飯を書き込みながら言った。
「みんなでかくなっちまって、俺に寄り付かねえんだよ」
巴は将軍職について尋ねるが、実朝は黙ってしまう。すこしは羽目を外した方がいい、息苦しい所に年がら年中いたら息が詰まっちまうと義盛。

食事が終わり、義盛は面白い所にお連れすると言って、館の庭に設けられた天幕に実朝一行を連れて行く。そこには「おばば」と義盛が呼ぶ、年老いた歩き巫女がいた。このおばばは占い師でもあり、義盛は一行を甥っ子たちだと紹介する。おばばは義盛が一月体を洗っていないこと、泰時が双六が苦手なことを当て、そして実朝には、雪の日に出歩くな、災いが舞っていると告げる。

義時は時房を連れて時政に会い、重忠は頼朝に救われて幕府に忠義を尽くして来た、すべては畠山に罪を押し付けたい奸臣の讒言であると言う。誰かと時政は尋ね、例えば平賀朝雅であると義時は答える。時政は動機がないと言うが、朝雅は政範を亡き者にして次の執権を目論んでいる、真偽をただすこともなく重忠を罰すれば、後悔することになると父に迫る。

畠山討伐を待つようにとの義時の言葉に、時政はうなずく。しかしりくはそれに不満で、畠山は討たなければならないと時政を煽り、梶原と比企の例を挙げ、より多くの御家人を従えなければすぐに滅びる、力を持つとはそういうことであると言う。畠山と足立を退け、北条が武蔵国のすべてを治めると主張するりくに対し、わしらは無理のし過ぎではないかなと時政は言い聞かせる。

しかしりくは、政範だけではすまないと言い、今度は私の番かも知れない、そういうところまで来ているとりくは夫を焚きっける。ただ兵を動かすには、鎌倉殿の花押のある下文が必要であり、ならばすぐ御所へとりくは夫をけしかける。時政は御所へ向かうが、実衣は鎌倉殿は休んでおられる、父上と言えども従うわけには行かないと通させない。しかしそれは嘘で、実朝はまだ戻っていなかったのだった。

皆を集めるようにと実衣は康信に言う。広元はなぜ黙っていたのかと康信の責任を問い、行政は賊にでも襲われたらえらいことだと言う。近習たちが探すことになったが、文官たちも動き出した。このため御所の中は慌ただしくなっており、時房は遠元から、実朝がいなくなったことを知らされる。一方当の実朝はまだ和田館にいた。義盛と鶴丸が相撲を取り、泰時が行司を務めている間、実朝はおばばに妻を娶ったが、自分の知らない所ですべてが決まったと打ち明ける。

おばばは何か察するところがあったようだが、素知らぬ顔で、悩みは誰にでもある、自分も年齢のせいで体が硬くなったと言う。そして実朝には、お前の悩みはお前だけのものではない、遙か昔から同じことで悩んで来た者がいる、この先もお前と同じことで悩む者がいることを忘れるなと告げ、悩みとはそういうものじゃと言う。実朝は涙しながらも、どこかすっきりした表情だった。

実朝の行方は知れず、康信は自ら責めを負う覚悟だった。一方時房は姉たちに時政のことを打ち明け、実衣は政子に、時政が鎌倉殿に会いたがっていたことを伝える。畠山討伐の許可がほしいのだろうと時房。政子も鎌倉殿はおとなしいから、強く出られたら従ってしまうと案じる。時政より早く実朝を見つけ出そうとする時房に政子は、身内である重忠となぜ戦うのかと不満を洩らす。

広元は、自分達が見つけられていないということは、執権殿(時政)も見つけられていない、よい方に考えるようにと忠告する。あなたに言われると心が落ち着くと政子。そこへ犬の鳴き声が聞こえ、誰かが来たことを皆察して、政子は急に話題を変える。案の定そこへ時政が現れ、鎌倉殿は見つかったか、ここに隠れてんじゃねえのかと軽口を叩き、その場に腰を下ろす。

時房は見つかったらすぐ伝えると言い、政子も実衣も帰館するように促す。時政は席を立つが、実は帰らずに廊下に立ったまま、実朝の帰りを待っていた。その実朝は和田館で泰時、鶴丸と酒を飲み、義盛は泰時が苦手な双六をやろうと言い出す。しかしそこへ八田知家が現れる。そして康信がうろたえていた御所へ、実朝一行が戻ってくる。

時政は廊下でそれを立ち聞きしていた。実朝は心配をかけたことを康信に詫びる。その後例の和歌の冊子を手に取るが、そこへ時政がやって来て、花押をいただきたい文書があると言い、内容を見せずに文書を机の上に広げる。そして武蔵では畠山の館で、義時が重忠と酒を酌み交わしていた。父は分かってくれたと義時は言い、重忠がなすべきは、鎌倉殿に会って、潔白を誓う起請文を提出することだと言う。義時は父の気持ちが変わる前に、早めに伝えておく必要があった。

重忠は自分を呼び寄せて討ち取るつもりではないだろう、いざとなれば容赦はしない、相手が如何に多かろうが自分なりの戦い方をすると言うが、義時も畠山の強さは理解していた。重忠はさらに、もし時政軍と戦うことになったら、義時にどちらにつくつもりかと尋ね、執権殿であろう、鎌倉を守るためにはそれでいいと言う。だからこそ義時は戦にしたくはないのだが、重忠は、北条の邪魔になる者は必ず退けられる、鎌倉の為とは便利な言葉だが、本当にそうなのだろうかと、疑問を投げかける。

本当に鎌倉のためを思うなら、あなたが戦うべき相手はと言いかける重忠に、それ以上は言うなと義時。しかし重忠はなおも、あなたは分かっていると口にする。


実朝が行方をくらます一方で、時政が畠山討伐に乗り出します。尤も時政も、身の丈に合わないことをしているのではと感付いており、主にりくの思惑によるところが大きかったと言えます。りくは北条の一員であると強く意識しており、だからこそ比企の時も、率先して敵対するようなそぶりを見せたわけで、ある意味元々の北条の人物ではないからこそ、このような行動に出たと取れます。無論時期執権にと思っていた、一人息子を失った恨みもあったでしょう。しかし真犯人と言うべき朝雅に言いくるめられ、矛先は畠山に向けられることになりました。

無論北条が武蔵をほしいと思っていたのも事実でしょうし、そこで荘園の監督職に就いている畠山と言うのは、いわば邪魔な存在でもありました。重忠が、北条に邪魔になる存在は退けられると言ったのも、それを踏まえてのことと思われます。またこの場合、畠山の兵の強さが、北条に危機意識を持たせてしまったとも取れるでしょう。

それと朝雅が毒を盛った件が、意外とストレートな展開だと前の分に書いています。もう少しひねった形、たとえば本当は時政あるいはりくに言われ、畠山重保を亡き者にしようとして誤って政範を殺したとか、そういう形に持ってくるかなとも思ったのですが、あまりひねると今度は朝雅の野心が見えにくくなり、北条に利用されたことになりそうです。

一方実朝。またもお忍びで和田館です。子供たちが独立したこともあり、義盛も寧ろこの来訪を喜んでいるように見えます。そして義盛は、館の片隅で暮らす歩き巫女に彼らを会わせます。いくら何でも、一月体を洗っていないと言うのは、単に体臭からそう判断したと思われますが、いくら冬場とは言えちょっと汚すぎでしょう。無論義盛のような人物が、こまめに入浴して清潔を保つと言うのも、ちょっと似合わないかと思います。そして泰時は双六が苦手だと言い、実朝には雪の日に出歩くと、災いがあると告げます。この人物の最期を見通しているかのようです。

尚泰時が双六を苦手とすることについて、双六の途中に殺された、上総広常の生まれ変わりだからという意見が、ネット上にもあるようです。それはともかく、双六というのはボードゲームであり、相手の心理を読むことも大事なのですが、どうも泰時はそれが苦手だったのではないかとも思われます。少なくともこの当時の双六に似たバックギャモンは、心理戦の要素が大きいとされています。

またおばばは実朝の悩み、つまり知らないところで縁談が成立したことについて、昔も、これからも同じことで悩む者がいると告げたため、実朝はかなり気が晴れます。しかしどう考えても、こんなに遅くまで和田館にいたら、御所でも皆騒ぐのは当然のことですが、義盛はそろそろ帰宅をと勧めるふうでもなく、こういうことに関して嗅覚が利く知家が現れます。そして、この人物の帰館を心待ちにしている人物がいました。それは時政です。義時は父の気が変わらないうちにと、武蔵の畠山館(今の深谷市の辺り)まで重忠に会いに行くものの、時政はもはや最初から畠山を討つもりで、そのための準備を進めていました。

ところでおばば役の大竹しのぶさん、事前のキャスト発表に名前はなかったと思われます。サプライズ出演でしょうか。それはそうと、あの扮装に『義経』のお徳を連想してしまいます。

飲み物-ビールと夜景
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[ 2022/09/14 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』の大姫のキャラ設定その2

『鎌倉殿の13人』以外にも、大姫が登場する大河はあります。1つは『草燃える』、もう1つは『義経』で、いずれも大姫は義高を殺されたショックで、体や精神を病むような設定になっています。しかし今回の大姫は、気がふさいでしまうことはあったものの、義高のことが原因で体を悪くしたわけではありません。

こういう設定がどこか中途半端に感じられるし、彼女が頼朝や北条家のシーンの中で、「点」としてのみ存在しているような存在感の薄さを感じさせもします。だからと言って、彼女が全く存在感を見せていないかと言うとそうでもありません。りくが出産し、子供のお披露目に北条家の関係者が集まるシーン、あの時の彼女のちょっと場違いとも思える振舞いは、いわば存在感を示しているとも取れるでしょう。

ただしこれは、りくと時政を中心としたその場の雰囲気をどこか破壊しているようにも取れます。本人に悪気はなくても、何とも違和感を感じさせますし、だからと言って彼女がなぜそういう行動を取るのか、明確な理由があるようにも見えないのです。たとえばりくと時政の間に子が生まれた、そのことに対する反発でもなさそうですし、スピリチュアルなものが好きという設定にしても、この時代は全般にそういう雰囲気があったわけだし、それならそれで、彼女のエキセントリックな部分をもっと掘り下げてほしかったですね。

しかしこのエキセントリックさはその後鳴りを潜め、大姫は自分には婚約者がいるからと、一条高能との縁談を断ったり、全成のコント的な義高の芝居に嫌気がさし、果ては巴に話を聞いて貰い、入内の決心を固めるという展開になっています。見方によっては過去の縛りをほどき、新しい人生を歩もうとする女性への変貌ですが、あの不思議キャラは結局何だったのだろうと思ってしまいます。最初からこちらの方の設定で行くことはできなかったのでしょうか。

しかし京で丹後局に圧倒され、結局このことに嫌悪感を抱いた大姫は京の屋敷から抜け出し、廃屋で雨宿りをしていて三浦義村に出会い、無理しない方がいいと諭されるに至ります。そして病を得て鎌倉に戻った後、再び義高のことを口にするようになります。その後呆気ない速さで2年間が流れ、大姫死去となるのですが、どうも彼女のキャラの一貫性のなさが気になります。

同じテーマで1週間前に、三谷さんはこの大姫を当初入れるつもりだったのか、あるいは脚本に変更があったのかといったことを書いていますが、あるいは先に大姫抜きの脚本があって、後で彼女の出番を任意で入れたのではとも思えてしまいます。


飲み物-ショートカクテル
[ 2022/07/11 00:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 43(那須与一関連)

今回は『武将ジャパン』大河コラムのこの箇所に関してです。

◆【鎌倉殿の13人】屋島の戦いは“ナレ終”「香川県民涙目」「那須与一ガン無視」の声【ネタバレあり】(→link)
こういうネットでSNSの声を拾って、ニュースにすること――これには疑念しかありませんし、屋島を省略した理由はわかるかと思いますが。
要するに、戦と同じで、ここを攻めると絞った方がよいということ。

元記事はこちらです。
【鎌倉殿の13人】屋島の戦いは“ナレ終”「香川県民涙目」「那須与一ガン無視」の声【ネタバレあり】
https://www.oricon.co.jp/news/2233990/full/

しかし
「屋島を省略した理由はわかるかと思いますが」
この書き方はないでしょうね、随分高飛車な気がします。これも嫌いな大河なら、視聴者の批判ももっともだという論調になりそうです。ともあれ『吾妻鏡』にも桜庭良遠の城を攻めたこと、寡兵であることを知られないために、民家に火をかけて、あたかも大軍が攻めて来たように見せたこと、汀(波打ち際)で平家軍と応戦したことなども書かれています。省略する理由はなさそうです。
しいて言えば、那須与一が『吾妻鏡』には出て来ない(元々は弓流し同様『平家物語』が出典)ということでしょうが、三谷さんの脚本も、必ずしも『吾妻鏡』に準拠しているとも言えませんし、結局いたずらに視聴者の不満を招いたようにも取れます。
以前私は『鎌倉殿の13人』今後の登場人物続きという投稿でこのように書いています。

尤も三谷さんの脚本ですから、一般的な源平大河のように、二位尼が安徳天皇と共に入水などという描写はなしということもあり得ます。その代わりに義経の八艘飛びとか、那須与一の扇の的などが出て来るのでしょうか。

これに関しては、『吾妻鏡』ベースということもあり、二位尼ではなく、按察局が安徳天皇と入水しましたが、入水のシーンは一応ありました。また義経の八艘飛びも登場しました。ある意味見せ場と言ってよかったかと思います。しかし扇の的は出て来ませんでしたね。八艘飛び同様、アトラクション要素が強いものであるため、登場させてもよかったかと思いますが。

またこの扇の的ですが、与一が扇を落とした後、平家方の伊賀十郎兵衛家員が踊り始めます。この辺、如何にも公家化した平家らしいと言えますが、義経はこの人物をも射殺してしまいます。こういうところが、壇ノ浦の漕ぎ手殺しを思わせもします。

尚その後の武者さんの文章ですが

那須与一は知名度が高いからこういうことを言われるのでしょう。しかし今までも省略はありました。三浦義明や熊谷直実。私としてはせっかく出しておきながら、平知盛が壇ノ浦にいないことも惜しまれるところであります。

三浦義明はわずかなシーンとはいえ登場していますが。
そして知盛ですが、そもそもの登場シーンがあまりなかったかと思います。知盛と言えば『義経』の阿部寛さんのイメージが強いのですが、その人物がある程度本編に出て来てこそ、その最期も尺を取って描かれるのでしょう。

絞った範囲を迫力たっぷりに描くこと。これが何より重要なことでしょう。
具体的に言えば義経の八艘飛び。
それと漕ぎ手を射殺することで動揺する畠山重忠の態度。
そういうところに気合を入れているのでしょうね。
海上戦闘はともかく金がかかります。壇ノ浦だけに絞ったことは正解だと思います。
今回の壇ノ浦は、今後の大河の浮沈を決めるほどの気合を感じました。
当時の日本の海上戦闘としての特徴が出ていて、素晴らしいと思います。

と言うより、義経の見せ場と言った方が正しいかと思います。
それに扇の的のシーンであれば、戦闘ではないのだから、スタジオ撮影ができないわけではないでしょう。予算の関係で屋島を省略したと言いたいのなら、前出の
「屋島を省略した理由はわかるかと思いますが」
などという書き方をせず、予算の都合もあったのだろうと書いてもいいのではないでしょうか。
あと
今回の壇ノ浦は、今後の大河の浮沈を決めるほどの気合を感じました
当時の日本の海上戦闘としての特徴が出ていて、素晴らしいと思います
とありますが、さてどうでしょうか。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2022/05/13 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 35

『武将ジャパン』の大河コラム、第15回関連で疑問に思う点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第15回「足固めの儀式」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

1.戦に赴く義経は、猫が動く獲物を見つけたような獰猛さがある(中略)この先、義経は大勢を殺すのですが、その中には幼い安徳天皇もいる
2.武士は天皇を都合よく使う。平家は安徳天皇を抱えていき、そして義仲は後白河法皇を捕える
3.時政は「立派な北条の後継ぎを産んでもらいたい」と微笑んでいますが……(中略)りくが産んだ子を北条の後継にする。それが彼女の思惑のはずであり、少しばかり怪訝な表情を浮かべている
4.千葉常胤は頼朝の首とまで息巻いている。そもそも生首をお土産に頼朝陣営へ駆けつけたぐらい気が荒い方ので、前向きである
5.義高は御家人を掌握して頼朝を打ち果たし、そのまま京都に向かうほど、あくどいことは思い付かない。(中略)そんなことをしたら大姫を悲しませてしまう。

1、確かに戦モードになると、人が変わったかのように生き生きする義経ですし、この先安徳天皇も彼の犠牲者になるのですが(『義経』では、壇ノ浦はやり過ぎだったと反省していましたが)、しかしこの大河では安徳天皇、ひいては平家のシーンが少ないので、今一つ実感がわきません。
2、これは何度も書いていますが、朝敵認定されないというのが理由の一つとしてあります。何かにつけて『麒麟がくる』を引き合いに出す武者さんですが、これに関しては同じ脚本家の『太平記』を観てはどうでしょうか。個人的にはこちらの方が面白かったです。
3.この時点での話ですが、りくはまだ男児(後の北条政範)を産んではいません。ですから「りくが産んだ子」ではなく、「これから産まれるであろう男児」と書いてしかるべきかと。
4.千葉常胤が生首を持って来たのは、頼朝に臣従するための証でした。そして今回その頼朝本人の首を取りたいというところに、彼の意識の変化が見て取れるはずなのですが…相変わらず生首を野蛮とか、遺体損壊という目でしか見られない武者さんらしいとはいえます。
5.これも先ほどの平家のシーンと同様で、義高と大姫がむつまじくしているシーンが意外に出て来ないので、「大姫を悲しませる」というのがあまり実感を伴いません。そもそもあくどいより何より、現実的に不可能です。彼らに乗せられて頼朝を討つなど、無謀だとわかっているでしょうし、そうなれば人質としての自分の立場もなくなるでしょう。

6.雑な計画は察知されるもので、安達盛長が、三浦義澄開催の鹿狩りがあることを頼朝らに告げている。(中略)『麒麟がくる』では、連歌会で暗殺計画が練られてた。連歌会に武器を持ち込む人がいたら「どういうことでしょうか?」と察知される
7.味方をすれば助けてやると言われ、能員はこうだ。「わしも頼朝はどうかと思ったのだ! 力になりましょう」(中略)「素直な男は損得で動く」もちろん義時にはバレバレ。(中略)すでに寝返っていた能員は「殺気だった様子はなかった」と火消ししようとする
8.(景時と重忠の会話)使われることと、従うことはちがう
9.同時に木曽義高も「万寿様を守る、主に対し逆らうものは許さぬ」と言い切る、これに重忠が感動する
10.重忠は当初は平家につき、和田義盛の祖父であり、自身の祖父でもある三浦義明を攻め滅ぼした

6、ここでまた『麒麟がくる』。他の大河に似たようなシーンはないのでしょうか。
7、この比企能員ですが、どこか中途半端です。あの場を切り抜けるためあのように言い、しかも相手の忠告を聞き入れてしまったように見えます。万寿の乳母であることを思えば、そうたやすく裏切りもできなかったでしょう。それと「火消し」という言葉の使われ方もちょっと引っ掛かります。
8、録画を観ましたが、「従う」ではなく「頼りにされる」と言っていますね。
9、これも先ほど同様、義高の立場を考えればこうなるでしょう。そもそもこの件、頼朝が目立っていますが、万寿もまたターゲットではあるのです。
10、平家につくも何も重忠は元々は平氏で、義朝死後は平家の家人となっています。

あと、これは個人の方のツイートでも指摘されていましたが、下記の部分はいつもの武者さんのやり方に見えて仕方ありません。このコラムの最初の方で「本音が出ちゃいましたか?」とありますが、その言葉はこの部分にも当てはまりそうです。

笑いで誤魔化そうとする文覚は、架空の儀式を持ち上げるなら、もっとディテールにこだわりを入れた方がいいですね。嘘をつくときは、少し真実を混ぜるとよいと言いますし。


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[ 2022/04/21 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に求めたいこと

詳しくはまたあらすじと感想で書きますが、17日の『鎌倉殿の13人』、義経が出て来て、やっと戦のシーンかと思っていたのですが…残念でした。

無論この場合、鎌倉に於ける御家人たちの動向も描かなければならない、少なくとも三谷さんがそうしたいと考えているせいもあるでしょう。そして義時が主人公である以上、彼に焦点を当てなければならないというのも理解できます。

しかし幕府を創設する条件の一つである、不可欠であるはずの平家討伐が、あまりにも描かれていないというのも事実です。今後一ノ谷とか屋島とか、壇ノ浦はどのくらい登場するのでしょうか。特に夏頃は頼朝退場で、その後頼家、実朝と北条家が中心になる以上、奥州藤原氏との戦いなども、5月頃までに出てくる必要があるのですが。

それにしても上総広常が暗殺されるシーン、既視感があるなと思っていたら、『新選組!』の芹沢鴨が暗殺されるシーンでした。ところで双六を準備する梶原景季、小栗旬さんが『義経』で演じた役でしたね。

それから実衣、ここ何回か、ずっとあの赤い着物ばかり着ているように見えます。赤がラッキーカラーというのはわかるとしても、もう少し色や柄を変えてもいいのではないかと。


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[ 2022/04/18 00:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』の2つのコラムその他

『どうする家康』の新しいキャストが発表されていますが、それはまた次回に書く予定です。

今年の大河も1クールが終わり、『武将ジャパン』の大河コラムも1回を除き毎回見て来ましたが、やはり
漢籍マウント
嫌いな大河(特に『青天を衝け』)との比較
大河本編にさほど関係のない話(含中国史関連)が延々と続く
このパターンは変わらないようです。

また小檜山氏のツイートを見ていても、『カムカムエヴリバディ』のような嫌いな朝ドラはオカルト呼ばわり、嫌いな大河には厳しい意見が多いと言う割に、『麒麟がくる』のような、好きな大河への厳しい意見はスルーしています。好き嫌いだけで物事を決めると、白黒つけたがるため論調が極端になりかねません。というか好き嫌いは表裏一体でもあり、どのような形であれ、常に意識しているという点では同じなのですが。

ところで大河以外の直近のコラムで、直江状のものと、弓矢についてのものを見たのでざっと書いておきます。リンクは張りませんが、URLは置いておきます。

家康激怒!『直江状』には何が書かれてた?関ヶ原を引き起こした手紙 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) 
https://bushoojapan.com/bushoo/takeda/2022/04/14/47411

まず直江状、何でも慶長5(1600)年の4月14日に送付されたからとのことで、堀秀治と伊達政宗を出して来たのはわかるとしても、西笑承兌についても書いているわけですから、この人のことをもうちょっと紹介してほしかったですね。興味がある方は、『鹿苑日録』がネットで読めるのでお勧めです。
後半部分は直江兼続と政宗関連のエピソード中心で、顔文字(絵文字ではありません)などを使っているせいもあり、歴史コラムというより柔らかめのブログ記事といった感じです。あと伊達が上杉を脅かしているとあるのに、最上義光のことが書かれていませんね。

それと弓矢に関して。

なぜ鎌倉武士は弓矢をそこまで重視したか?鎌倉殿の13人ギモン解決 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/jphistory/middle/2022/04/14/167678

最初の方は弓そして矢の紹介ですが、2ページ目にこのようにあります。

源平合戦の時代が終わり、世の中が平和になると、文化、芸術、娯楽が発達します。
和歌を詠み、蹴鞠を楽しみ、読経に勤しむ。
かつて軟弱とされていた技能が重視され、武士たちの憧れる技能も変化していきました。
結果、鍛錬に時間のかかる弓術はどうしても疎遠になる。
太平の世が終わり、再び乱世が訪れた南北朝時代では、弓術の技術が低下していました。
代わりに長柄武器、槍、長巻、打物(打撃武器)で敵を倒すことが発達します。

これ、ちょっとおかしいですね。
鎌倉時代には、騎射三物と呼ばれる犬追物、笠懸、そして流鏑馬が盛んに行われています。騎射、つまり馬上から矢を射る技を磨くためのもので、「鍛錬に時間のかかる弓術」が「疎遠に」なったりはしていません。源平合戦が終わって太平の世とありますが、その後承久の乱も起きていますし、さらに三浦一族を滅ぼした宝治合戦や元寇もありました。江戸時代と勘違いしていないでしょうか。無論南北朝時代を舞台とした『太平記』でも、弓矢が使われています。

そしてその後の部分。

時代が降った戦闘技術を、大河ドラマで振り返ってみましょう。
『麒麟がくる』の序盤、明智光秀と細川藤孝が剣術で対峙する場面がありました。
一方、松永久秀や斎藤道三、織田信長たちは鉄砲に興味を抱くことで、それが物語の鍵ともなります。
技能は剣術。
合戦での遠距離武器は鉄砲。
弓術の重要性が低くなっているのが一目瞭然です。

「大河ドラマで振り返ってみましょう」とありながら、『麒麟がくる』しか引き合いに出されていませんが、これで鉄砲が出て来るのは当然としても、それより前の戦国時代を描いた『風林火山』には弓矢での戦闘も登場し、甘利虎泰が敵の矢を受けて戦死するシーンもあります。しかもこのコラムの1ページ目に、戦国時代に作られた弓が紹介されているのですが。
また弓術の小笠原流は、鎌倉時代以降に成立しています。鉄砲が登場した後一時衰退するも、武芸として江戸時代にも行われていました。そういう点も書いてほしいものです。

たしかに今川義元と徳川家康の異名「海道一の弓取り」という言葉には、その名残もありますが、実際に彼らが弓の使い手であったかどうかは別の話。

この弓取りというのは武士をほめていう言葉であり、戦国時代には領国を持つ大名のこともこう言いましたからそちらの意味に取るべきでしょう。こういうコラムを読んでみると、やはりどこかもの足りなく思う部分はあり、それが大河のコラムにも共通すると言えるのかも知れません。

それから大河関連のコラムの方で、『義経』の六韜三略について触れられており、『鎌倉殿の13人』では、こういう伝統的な義経のイメージを覆したといったことも書かれていました。しかしそもそも『義経』の場合は主人公であり、それにふさわしい設定になっていたからではないかと思います-いくら何でも、主人公で今回のような設定の義経はちょっと考えられないでしょう。ところでこちらは17年前の大河なのですが、10年ルールは結局どうなったのでしょうね。

それと北条家は宗時、政子、義時、実衣の下にまだ妹や弟がいたはずですが、彼らのその後が描かれていません。

あと個人的に、八重が「駒」化しているように見えてしまいます。八重はオリキャラではないからまだわかるにせよ、あまりにも出番が多くないかと思いますが、武者さんが八重を好きなのもそれが理由の一つなのでしょうか。そういえば、義仲の幼名は「駒王丸」なのですが、武者さんが大河コラムでひどく義仲に肩入れしているように見える(確かにいい奴ではあるかも知れません)のは、この名もやはり関係しているのでしょうか。


飲み物-暖炉の前のウイスキー
[ 2022/04/16 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第13回「幼なじみの絆」あらすじと感想-1

今回も前半と後半に分けて投稿します。


時政は伊豆へ戻ると言い出し、政子や義時ら家族を巻き込んでの騒ぎとなる。しかし頼朝は、自分がそもそもの発端であることを認め、義時までが伊豆に帰るのでないかと気にする。そして新宮十郎行家がまた姿を現わす。

行家は頼朝に、自分に所領を与えるのが筋と言うが、実際の戦績はさほどのものでもなかった。無理難題を吹っ掛けてくる叔父に頼朝は、義円を死なせたのは貴方だと言い、ついに行家は木曾義仲の所へ行こうとする。頼朝はさして意に介さずにもいたが、大江広元が言うには、義仲は未だ信濃に留まったままだった。北陸からの食糧を抑え、平家を干上がらせるつもりで、その意味ではなかなかの強者だった。

鎌倉にどのくらいの兵糧があるのか訊かれた義時は、京に上るまでの蓄えはあるが、その先が難しいと答える。しかも藤原秀衡が会津まで攻め込んでいるとかで、どう考えても頼朝が鎌倉を離れるわけには行かなかった。頼朝は誰かが秀衡を呪殺することを期待し、全成も江島弁財天で祈祷をしていたが、そんな頼朝に広元が、清盛を呪殺した男のことを教える。

この時行家は信濃にいて、頼朝に勝るとも劣らない勢力を従える義仲の力を借りようとしていた。そして伊豆の北条館を三浦義澄と義村の父子が訪れ、義澄は頼朝に直言したことで時政が評価されていること、そして頼朝は亀の件で味噌をつけたと話す。そして畑仕事をしていたりくも、義村の前で亀のことを教えるように言うが、義村はりくが政子に告げ口することはわかっていた。

義澄は、義時が江間に来ていたことも話す。色恋がわかっていないと言う時政。その義時は大量の魚や海老を八重に届けるが、八重はそんな義時を不審に思う。その後鎌倉を武田信義が訪ね、行家は義仲の許におり、その義仲は平家と接近して鎌倉に攻め込んで来るとか来ないとか、曖昧な物言いをして義仲を討つことをほのめかす。その信義は東海道で平家の残党が暴れて、動きが取れなかったのである。

信義の土産の鹿皮を見る頼朝に広元は、信義は一門の姫を義仲の息子に嫁がせようとして断られ、その腹いせであろうと言う。そして広元は頼朝に、ことの真偽を確かめるため信濃に軍勢を送り、平家とのことが事実でなければ人質を差し出すように迫るよう勧める。もし事実であれば、その場で義仲の首を取ればよかった。その時都から客人がやって来る。

その客人とは、緋の衣に身を包んだ文覚だった。法皇に気に入られ、今は神護寺の再興を任されていると言う。そして全成の許へ行った文覚は、競い合うようにして祈祷を行う。一方で御家人たちは、信濃行きを不満としていた。これは形ばかりのものだと言われても、畠山重忠までもが、源氏同士の争いにならないとも限らないと言い出し、結局使者を送ることにする。その訳目には身内の範頼が選ばれた。

上総広常は義時に、頼朝が力を持たないため、御家人に対して弱腰である点がいけないと指摘する。度胸がある人物でないとダメだと言い、自分は武衛のそういうところに惚れたのだとも言う。このままじゃ鎌倉は真っ二つだと言う広常に、義時はもしそうなった場合、広常がどちらに付くかを尋ねるが、広常は言葉を濁す。

義時が戻ると、義経が出陣だと嬉しそうな顔をしていた。義時は、義仲の考えを聞いてくるだけだと言うが、義経は範頼だけでは不安だと言い、挙句の果ては、謹慎中であるのに護衛してやる、連れて行けと言い出して地団太を踏む。そんな義経に義時は、明後日の朝発つことを伝える。

義時は今度は山菜を八重の許へ持って行くが、八重は正直うんざりしていた。しかし義時は八重の笑顔を見たい、笑いながらお帰りなさいと言ってほしいと言い、また信濃に発つことを伝えて、また来ると言う。しかし、この館は無論義時自身のものだった。一方比企能員と道は、時政がいなくなったことで北条は軽んじられる、自分たちの出番だと言い、北条がそうしたように、源氏と娘たちを縁組みさせることにする。


木曽義仲、そしてその義仲を巡る憶測が出て来ます。また軍の派遣を御家人たちがよく思っておらず、そのため使者を送ることになりますが、白羽の矢が立ったのが範頼でした。しかし義経が謹慎中であるにも関わらず、自分も行きたいとせがみます。あの地団太を踏むシーン、何やら禁断症状のようですが、実際戦がないとあのようになってしまうのでしょう。一方で比企家では、自分たちも源氏との縁組みを目論み、範頼と義経がその候補となります。

一方で、藤原秀衡を調伏するべく呼び寄せられたのは、他ならぬ文覚でした。実際この人は神護寺の再興に携わっていますが、緋の衣などを着る身分になっているのですね。あの色の衣は、そもそも大僧正が着る物なのですが、かなりの出世のようです。しかし祈祷シーンがコント化しているようでもあり。

それから行家叔父さん、どうもこの人は恩着せがましいところがあり、お邪魔虫化している感があります。信濃に行くのはある意味正解だったでしょう。しかしこの義仲の妻の巴ですが、眉毛がつながっているのですね。何だかゲームのキャラクターのようです。そういえば小池栄子さんは『義経』の巴でしたね。

あと武田信義がどうもいかがわしいです。実際この武田の姫を義仲が断ったため、義高が鎌倉に人質にやられたとも言われています。鹿の皮のシーンに、『真田丸』で熊の皮を大坂への土産としたのが思い出されます。無論鹿皮の場合は、行縢や敷物としての利用価値はあるでしょう。

りく。畑仕事をするのはいいのですが、この当時化学肥料などないのですから、当然堆肥を使って野菜作りをすることになります。どうしても臭いが気になりますね。しかしこの人も、義村に馴れ馴れしく亀のことを尋ねてみたり、やはり隅に置けない人物です。一方で食料をあれこれ八重に届ける義時ですが、八重は戸惑っているようです。

飲み物-ボトルとコルクとワイン
[ 2022/04/05 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿』と『義経』を観比べる

先日書いていた『鎌倉殿の13人』、例のカメラを持った男性が映り込んでいた件ですが、再放送ではカットされていたようです。しかし編集の段階で気づかなかったのでしょうか。あるいはそれと知りながら、そのまま流していたのでしょうか。

ところでこの『鎌倉殿の13人』、同じ源氏からの視点で描かれた『義経』と一部観比べてみようかと思います。無論主人公が違いますし、脚本やスタッフも違いますから、全く同じ条件でとはなりません。というか寧ろ朝廷の描き方、平家の描き方がどのように異なるのかを確かめてみたいなと思います。ちなみにこちらは主人公が義経ですから、前半は牛若丸時代、鞍馬での遮那王時代、その後鞍馬を抜けて平泉へ向かうといった展開となっています。

それにしても、今後やはり大河は続けるのでしょうか。今までも幾度となく同じことを書いていますが、かつては民放で毎日のように放送されていた時代劇との差別化もあったでしょうし、NHKだからこそと一目置かれもしたでしょうが、今は受信料で作るにしては、ちょっと負担が大きすぎると思われますし、どこか昭和のビジネスモデルのように見えます。再来年の大河がなかなか発表されないのは、こういうことも関係しているのでしょうか。

飲み物-アイリッシュコーヒー2
[ 2022/03/20 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』公式サイトの3名のインタビューを読んで

リーグワン情報です。本来7日に行われるはずだったリーグワン開幕宣言、8日のサンゴリアスとブレイブルーパスの試合の前に、味スタで行われるとの由。また大雪に見舞われた秩父宮ラグビー場では、今日雪かきが行われたようです。この悪天候のために首都への物流も滞り、改めて大雪の影響を見せつけられた気がします。

そして『鎌倉殿の13人』の公式サイトより。年末に三谷さんについてあれこれ書いていましたが、実は公式サイトにあまりアクセスしていないため、ご本人のインタビューがアップされていたのに気づきませんでした。恐らくガイドブックに掲載されているのと同じものでしょう。

脚本・三谷幸喜さんインタビュー

で、やはり以下のようなコメントが出て来ます。

世間からはなんだか好き放題書いてると思われているみたい。史実無視とか荒唐無稽とか言われまくり。それは、いつになっても貫禄がない僕自身の軽さのせいで、不徳の致すところではあるんですけど、実際は「新選組!」(2004年)も「真田丸」(2016年)も、基本的に史実に忠実なんです。史実ではっきりしない部分を想像力でまかなう。

割と几帳面なタイプなので、その辺(注・史実の重視)はちゃんとやってはいるのですが、その一方で、なんで史実に沿ってなきゃいけないのかな、という思いもまたある。完璧に史実に沿ったつまらないドラマと、多少史実から離れた、でも最高におもしろいドラマと、みんなどっちが観たいのか、と。僕はドラマ作家なので、当然後者を支持したいです。「この年、誰々は何々をしました」みたいなナレーションが続く年表ドラマ、観たいと思わないんだよなあ。

僕は歴史上の人物でいうと、最初から目的に向かってまい進して最終的にそれをつかむ人ではなく、まったく想像もしていなかった人生にどんどん巻き込まれていくようなタイプが好き。近藤勇もそうだし真田信繁も。

もちろん笑いもあります。だって僕は喜劇作家ですから。でも僕の目指す大河の笑いって、決してギャグではない。パロディーでもない。ふだんの中で自然に生まれてくる笑い。

やはり日曜の夜8時に家族で楽しめるものにしたいじゃないですか。

年末のガイドブック関連投稿で書いた

「三谷さんが言う『史料どおり』と、『史料に沿っていない部分』なのですが、どうもこの両者の差がかなり大きく、それが批判、あるいは否定的な意見のもとにもなっていますし、また三谷さんが本当に書きたいのは、本当は後者の方ではないかとも思ってしまいます。」

が、奇しくも裏付けられたように思えます。しかし三谷さん本人も「多少史実から離れた、でも面白いドラマ」を目指すのであれば、そこまで史実にこだわらなくても、そのドラマの流れとしてふさわしいシーンを、多少の嘘を交えて作り出すという方法もあるかとは思うのですが。
この間も書いていますが、『風林火山』などはフィクションがかなり入っていると思われますが、それはそれで1つの歴史を紡ぎ出していました。こういう言い方が適切かどうかはわかりませんが、ジェームス三木氏との違いはやはりその部分なのでしょう。しかしここでいう年表ドラマというのは、具体的にどの作品を指すのでしょうね。

それと今回は「敗者」ではなく、「想像もしていなかった人生に巻き込まれて行く」という表現になっています。「運命のいたずら」とでも呼ぶべきでしょうか。しかしそれを考えると、かなり多くの人物がこれに該当するのではないかと思います。無論一方的に巻き込まれたわけではなく、その中で最終的に己がたどるべき道を選択したわけではありますが。
後述しますが、来年の徳川家康でさえ、最初から天下人になることを考えてはいなかったでしょう。あと笑い関連ですが、過去の三谷大河を観ても、「自然に生まれてくる笑い」というよりは、やはり何か仕掛けた感が強いという印象を受けます。

それと今の大河は、「日曜の夜に家族で楽しめる」ものではなくなっているような気がします。だからこそ個人視聴率が意味を持ったりするわけですし。この発想自体昭和的だなと思いますが、三谷さんに取っては大河の存在意義とは即ちこれなのでしょうね。

それからインタビューの中で、三谷さんはこうも語っています。

例えば、鎌倉幕府をつくった頼朝と江戸幕府をつくった徳川家康とでは背負っているものが全然違う。頼朝が最初に兵をあげたときには信頼できる家臣がほとんどいなかったのに対し、家康にはたくさんいた。家康に関しては次の大河の「どうする家康」で詳しく描かれると思うので、どうぞお楽しみに。

後半部分に『どうする家康』が出て来ますが、この大河と来年のはあるいはタイアップしているのでしょうか。つまり鎌倉を描いたから、次は家康の戦国ですよということなのでしょうか。ならば益々その次は幕末、場合によっては南北朝かと思われてしまいます。ちなみに今年の主演は「しゅん」さん、次は「じゅん」さんで、この辺も似通ったものを感じさせます。

そして制作統括の清水氏のインタビュー。


辺境の地に住む若者が、落ちぶれた貴公子と出会い、王都を支配する冷酷な大臣に戦いを挑む物語です。若者にはつつましくも温かい家族がいて、切ない恋心を抱く幼なじみもいます。無謀な反乱には頼れる仲間たちが加わります。暗い牢では王が救出を待っています。

流石に制作統括らしくそつのない受け答えですが、この箇所だけを見ていると、なんだか韓流時代劇みたいだなと思ってしまいます。ちなみに韓国ドラマは殆ど観ませんが、昔ちょっとだけ観たことがあるので。

最後に時代考証の坂井氏のインタビューです。


大河ドラマでは戦国時代や幕末がよく取り上げられますよね。なので戦国時代のさまざまな大名や天下人の生きざまというのはよく知られていると思うんです。ところが今回描かれる鎌倉時代の武士たちの生きざまは、戦国時代とはだいぶ違うんですよ。

これ、三谷さんのインタビューにも出て来ますが、何せ貨幣経済が発達していない時代です。一般の人々が歴史の表舞台に出て来るのは室町以降ですから、その意味でもあまり馴染みのない時代ではありますが、『義経』や『平清盛』を観ていた方であれば、大体察しがつくかも知れません。

何よりも、戦国と幕末に偏っているのは、結局その知名度が高いためで、そうでない時代はいつまでもよく知られないという矛盾を、未だ抱えたままになっているのが今の大河ではないかと思います。


飲み物-エールと暖炉の火
[ 2022/01/08 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』ガイドブックを見て感じたこと その2(+正月時代劇)

まず、先日投稿した分で、三谷幸喜氏のインタビューからの引用部分を泡めのブルー系にしていたのですが、色が薄く見づらいため、やや濃い目の色に変更しています。それから弁慶を演じる佳久創さんの敬称を落としていました。いやはや大変失礼。

今回はその続きになります。三谷さんが言う「史料どおり」と、「史料に沿っていない部分」なのですが、どうもこの両者の差がかなり大きく、それが批判、あるいは否定的な意見のもとにもなっていますし、また三谷さんが本当に書きたいのは、本当は後者の方ではないかとも思ってしまいます。以前『真田丸』の時の実況ツイを見て思ったのですが、少なくとも私が目にした中では、史料そのものの指摘よりも、三谷さん特有の小ネタやキャラ設定に言及したものが多いように感じられました。

大河だから史料を重視したいという気持ちはわかります。ただこう言っては何ですが、視聴者が重視するのは史料通りにきちんと描かれているか否かより、ドラマとしての面白さだと思われます。そして三谷大河の面白さは、小ネタの多さやキャラ設定の意外性などであると思われてもいるわけです。

確かに『吾妻鏡』は、異論もあるものの、鎌倉期の史料として有名です。今回の大河の場合は、吾妻鏡そのものをベースにしているのはわかりましたが、やはり、必ずしもその通りに描くべきなのかという点には、やや疑問があります。無論ドラマとして面白ければそれで問題はないのですが、そして今回に限らずですが、大河とは本来どのようにあるべきか、これが抜け落ちている感があります。

そもそも史実は盛り込むべきなのか、フィクションで行くべきなのか、本来看板番組である大河にも関わらず、こういった点がNHKトップの総意ではなく、脚本家、あるいはプロデューサーの裁量にまかされてしまっているという点は、如何なものでしょうか。そのため作品によって、史実の盛り込み方にかなり差が出てしまってもいます。

『おんな城主 直虎』の脚本を担当した森下佳子さんは、大河は史実に縛られ過ぎ、史料だってどこまで本当だかわからないとコメントしていたこともあります。無論井伊直虎自身、あまり史料がないということもありましたが、ならば史料のない人物を、なぜ主人公にするのかという疑問にもつながります。ある作品では史料重視、別の作品では史料が殆どなくフィクションが多いというのは、どこかポリシー不在の、出たとこ勝負的な印象を受けてしまいます。

あと最近のNHK出版のガイドブックは、必ず過去の同時代の大河を紹介しています。今発売中の前編では、『草燃える』が紹介されていて、北条政子を演じた岩下志麻さんのコメントがあります。実際これは、北条政子が実質的な主人公であり、またこの作品で義時を演じたのが、今回平清盛を演じる松平健さんでした。恐らく今後は『義経』や『平清盛』なども出て来るかと思います。

過去の大河を持ち出すのはいいのですが、そして繰り返すようですが、それらの作品は受信料で作られています。ならば、大河60年は視聴者の皆様のおかげですと、これまたNHKトップ自らが、もっと口にしてよさそうなものなのですが。

その受信料に関することでひとつ。NHK出版のガイドブックは、毎号の裏表紙がもみじ饅頭のにしき堂の広告になっています。これは最早長年の提携関係にあるといってもいいでしょう。その一方で、今回のニッコームックの裏表紙は、主演の小栗さんが出ているプレモルの広告です。

この2つを比較すると、どちらが出演者を強力にアピールしているかは一目瞭然です。無論NHKとしては、色々やりたくてもできないという事情があるでしょう。しかし私としては、ここはやはり主演の小栗さんの、文字通り「旬」の広告を使っている方が、惹きつけられるものがあります。

以前、大河を作るのであれば、主演俳優の出演CMの企業に、スポンサーとなっていくらか出資して貰ってはどうかと書いたことがありますが、今回両方の裏表紙を見て、改めてそれを思い出しました。サントリーからいくらかお金を出して貰えれば、受信料を何十億も使わずに済ませることもできるはずなのですが。尤もサントリーも、リーグワンで出費が多少はあるかとは思います。

三谷大河のみならず、大河についての疑問点は多々ありますが、年が改まって来年の放送が始まる前に、ガイドブック関連でもう一度投稿できたらと思います。年を跨ぐ格好になりますね。

それと正月時代劇『幕末相棒伝』ですが、今は正月時代劇のサイトはもう作られていないようです。かろうじて掲示板はあるようなので、この掲示板、そして紹介ページのURLだけを一応貼っておきます。

https://www.nhk.or.jp/drama/bbs/(掲示板)
https://www.nhk.jp/p/ts/3K4QPLPQRV/(紹介ページ)

しかし杉本哲太さんと浅利陽介さんが出ているのは、タイトルに「相棒」が入っているからでしょうか。


飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/12/31 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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