FC2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  篤姫

『青天を衝け』第10回に関して

第10回です。いよいよ栄一が8年ぶりに江戸へ出て、草莽の志士たちの仲間に加わることになります。

*************************

栄一は日本国がどうなっているのか、江戸に行って自分で確かめたかった。実際開国以来、物の値段は上がり続けており、大老井伊直弼も暗殺された。井伊の跡を継いだのは安藤対馬守信正で、孝明天皇の妹和宮を降嫁させ、公武合体を目論んでいたが、和宮はもののふの頭領に嫁ぐことを嫌がっていた。栄一は仕事のない一月だけという条件で江戸を訪れるが、町は荒れ、8年前に父に連れられてきた時とはまるで違っていた。喜作と共に大橋訥庵の思誠塾を訪れた栄一は、地震にしろ大老暗殺にしろ天罰であるという言葉を聞き、なぜ神風が吹いて異人や病を吹き飛ばさないかと尋ねるが、塾生の一人校の顕三が神を冒涜するかと怒りをあらわにする。

訥庵は、既に神も助けを出す力がなく、水戸の慶喜が将軍になっていなければ、こうはならなかったはずだとまで言う。そして栄一にこう言葉を掛ける。
「よいか減らず口よ、われらが神風を起こすのじゃ」
そこへ長七郎がやってくるが、長七郎の件の腕には訥庵も一目置いていた。その後栄一は長七郎と喜作に血洗島のことを話し、お千代が喜作の妻、およしに教わって作ってくれたと守袋を見せる。確かにそれと喜作の物と色違いだった。ただ栄一は、子供がなかなか授からないのが悩みだった。

一方長七郎は幕吏(異国のイエスマンと化した幕僚のこと)の中で、今一番斬るべきは安藤対馬守信正だと口にする。水戸と長州が手を組んでその暗殺を企てていたが、どの藩も内紛を抱えていた。特に水戸は荒れており、それを考えれば草莽の志士である方が動きやすかった。河野は百姓である栄一を蔑むが、栄一はお前の言葉には胸を打たれた、俺も草莽の志士になると言う。その栄一は人を斬る稽古をさせられ、初めて真剣で人に見立てたわら束を切り刻む。その頃血洗島では、一月経っても栄一が戻らないことを案じ、まさは、早く子供でも生まれればいいのにと、細身の千代に当てつけるように漏らす。しかし千代は働きぶりがよく、市郎右衛門もゑいも感心していた。

そこへ栄一が帰って来る。江戸は物価の上昇がすごいこと、いい友ができたことなどを話し、ていへ土産を渡す。その後久々に千代と話し、ここと江戸の風があまりに違うと言って千代を背後から抱きしめる。しかし野良仕事をしている栄一の脳裏を、江戸で河野顕三が投げつけた侮蔑の言葉が掠めていた。
「百姓は鋤や鍬で土でも掘っていろ」
またこの頃から血洗島には、志士や脱藩浪士が立ち寄るようになって行った。惇忠もこのままでは、日ノ本は食い物にされると警鐘を鳴らす。

ここで家康公が登場。和宮降嫁に関して、婚姻さえうまく行けばと幕府は企んだこと、またいえやす自身も、かつて自分の娘である和(まさ)子を入内させたことの解説。当時の降嫁の行列は中山道を通り、全長50キロにも及んだ。

この降嫁の行列をもてなすため、血洗島でも人足を出すことになる。栄一はこれは幕吏の謀だと言うが、父市郎右衛門からこれは百姓の務めだと諭され、それが如何にも空しく感じられた。折しも千代が悪阻の症状を示し、子供ができたことがわかって、渋沢家の人々は喜ぶ。千代に取っても、栄一が喜ぶ顔を見るのは嬉しかった。自分はそんなに険しい顔をしているのかと栄一は尋ね、世の中を動かすのは武士だけではない、今の日の本にいは納得が行かないと言いつつも、それは身重の妻に言うことではないと悟る。千代は夫に、その考えも、また市郎右衛門が村や家族を思うことも、同じように尊いと言う。

文久元(1862)年10月20日、皇女和宮は江戸へ旅立った。篤君(篤姫)は家茂に、自分は一橋様を将軍にするために輿入れしたこと、家定はそれを理解したうえで慈しんでくれたこと、さらにこの和宮とのご縁は一橋様であればかなわなかったことを言って聞かせ、「お力になりもす」と家茂を励ます。片や血洗島では、役人たちの命令のもと、降嫁の行列のもてなしの準備に追われており、女たちは嫁入りと言うより戦だ、うちらの方が幸せだにと言葉を交わしていた。そして11月15日、和宮は江戸城へ入って家茂と初めて顔を合わせた。このことは思誠塾の面々を怒らせることになり、ついに安藤信正暗殺が計画されて、一橋慶喜を擁しようとするが、慶喜は動かなかった。

安藤暗殺に指名されたのは長七郎だった。その長七郎は血洗島へ向かい、その後ろ姿を千代が目撃する。長七郎は計画を惇忠や栄一に打ち明け、安藤を殺した後は自分も切腹する、自分は武士になると話すが、惇忠はそれは無駄死にであると指摘する。栄一もそれに同意し、幕府をどうにかしない限り何も変わらないと、長七郎を思いとどまらせる。そして惇忠も幕府転覆の行動を起こすが、それと呼応するかのように、怪しげな行商人が血洗島をうろつくようになっていた。どうやら隠し目付のようだった。長七郎は上州に逃げ、やがて安藤暗殺未遂事件(坂下門外の変)が起こるが、河野をはじめ何名かの塾生が死亡、訥庵は捕らえられた。そしてある夜、栄一は村の者から、長七郎が江戸へと向かったことを聞かされる。

************************

幕府の仕組みに憤りを感じる栄一が、江戸で長七郎や喜作のいる思誠塾に入門します。そこで目にしたのはかなり急進的な、ある意味カルト的ともいえる尊王攘夷思想でした。しかしどう考えても、老中を斬ったところで何かが変わるわけでもなく、逆に日本に不利になる可能性も高いのですが、この後の倒幕、明治維新に至るまでには、こういう劇薬的な要素もまた必要ではあったでしょう。しかもこの当時水戸は分裂、薩摩も急進派がクーデター計画を起こして頓挫(寺田屋事件)していました。後に長州も急進派が暴走し、禁門(蛤御門の変)を起こすことになり、日本のあちこちで不穏な空気が漂っていました。

栄一も幕府をどうにかしたいとは考えたものの、江戸で所謂志士たちの心意気と同時に、その志士と呼ばれる武士たちから、自分が百姓の身分であることを実感させられます。そして、大橋訥庵から目を掛けられていた長七郎もまた、武士の身分に憧れており、安藤信正を斬って自分も腹を切ると豪語します。しかし威勢はいいものの、それでは無駄死にであると惇忠は諭します。流石にこの人はその辺りはわかっていたようです。捨て駒になるのではなく、ますは上州に行かせた惇忠の選択は、坂下門外の変が未遂に終わったことから見ても正しかったと言えますが、その長七郎はしばらく潜伏した後、また江戸に出ようとしていました。

そして和宮降嫁です。この大河で毎度のように感じることですが、こういう皇族や将軍家の描き方が、やはりちょっとどうかと思います。これが慶喜が主人公であったのなら、篤君(篤姫)にしても和宮にしても、もう少しキャラが立った描き方になると思うのですが、栄一が主人公ということもあってか、あるいは庶民層がメインになる朝ドラ的構成(血洗島の描き方はこれでいいのですが)のためか、どこかぼやけた感があります。それと篤姫が全くイメージが変わらないのが残念。既に天璋院となっているのですが…。篤姫といえば、栄一と喜作が色違いの守袋を持っているのは、『篤姫』へのオマージュなのでしょうか。

飲み物-パブのビール2


スポンサーサイト



[ 2021/04/24 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマの制度疲労

しかし繰り返すようですが、大河ドラマそのものは昭和のビジネスモデルだなと思います。「ビジネスとしての『昭和』」でもちょっと触れましたが、今の地上波TV自体にそういう部分があり、それがTVすなわち、高齢者の娯楽もしくは情報源と化していると言っていいでしょう。

最近、有名な俳優さんと脚本家の方が相次いで亡くなられました。無論ご本人たちの努力もあったとは思いますが、少なくともお二人が脚光を浴びたのは、青年期から壮年期にTVの黄金時代を迎えたのも一因ではないでしょうか。現時点ではその黄金期の価値をまだ引きずっていると思いますが、今後もこのままでは、特に地上波は衰退すると思います。地上波でなくても、ドラマとか昔の番組メインの局は、何らかの形で方針を変えざるを得なくなるでしょう。

何度も引き合いに出すようで恐縮ですが、三谷幸喜氏が大河をアピールする際、家族で観てくれといったことを口にしていたと思いますが、これにも似たような印象を受けます。恐らくご自分の子供時代を重ね合わせているのでしょうが、今の時代それはどうかなと思わずにもいられません。ある意味高齢者に向けたメッセージなのかも知れませんが、何かあの『サザエさん』と似た物を感じます。

仮に民放が大河をやっていたとしたら、とうに消えてしまっているでしょう。無論これはNHKが素晴らしいと言うのではなく、受信料を徴収しているからできることであり、仮に視聴者の半分が受信料を払わなくなった場合は、大河をやめざるをえなくなる可能性があります。以前から大河が面白くない、打ち切りにしろという声がネット中心に見られましたが、NHKが本当に今後のことを考えているのなら、実験的にやめるか、あるいは編成を変えるかしたのではないでしょうか。それがないということは、何だかんだ言われつつも、「打ち切り」などというのはマスコミが半ば脅かしに使うフレーズであり、当のNHKはそのようなことは、微塵も考えていないと言っていいかと思います。

ところでひところ、大河ドラマの主役同士のバトンタッチというのがありました。最初は『風林火山』の山本勘助役の内野聖陽さんと、『篤姫』の主役の宮崎あおいさんだったかと思います。その後2010年代に入り、女性主人公の大河が隔年で作られていた時期は、この手のバトンタッチが行われ、それぞれの舞台となった地域の名物などを交換していたようです。ただ『西郷どん』の鈴木亮平さんと、『いだてん』の中村勘九郎さん&阿部サダヲさんのみ男性同士でしたが、その後このセレモニーもなくなりました。

元々これは朝ドラのヒロイン同士が行っていたものです。こちらのほうは女性同士ということもあり、和気藹々とした雰囲気は、確かにしっくり来ました。しかし大河は朝ドラとは違います。結局男女の主人公同士が顔を合わせなくなって以来、自然消滅してしまったようです。

それと、大河は別に特別ではないと先日書きましたが、実際殊更に意味を持たせる必要もないと思います。別に教養番組でもないし、歴史の勉強になるわけでもありません。それならドキュメンタリーの方がまだいいでしょう。それと本編の後の「紀行」、あれももう見直していいのではないでしょうか。戦国と幕末のヘビロテのせいもあるのでしょうが、似たような名所旧跡の紹介が多すぎです。こういうのは、今まであまり紹介されていないスポットを、特番などでやった方が興味をかき立てられるのですが。巡回展とかイベントなども、もっとビジネスライクにやる方法があると思われますが、NHKはやはり「ビジネス」に関心がないのだなと考えざるを得ません。あと大河ドラマ館もしかりです。

飲み物-アイリッシュコーヒー
[ 2021/04/21 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-50(幕末大河の明治後の存在及び戦国大河の低迷)

少し前に、三谷幸喜氏の大河の「問題点」について書きましたが、その時「よくも悪くも三谷さんらしい」という表現をしています(これは以前にも、三谷さん関連で書いた記憶があります)。
つまりこの人の場合、大河としては明らかに異質ではあるが、三谷作品として観た場合は許容範囲であるということです。『新選組!』の描写しかり、『真田丸』の描写(きりの言動を含む)しかりです。「三谷大河」というジャンルで括りたくなる所以です。無論それが、ファンに取ってはえもいわれぬ魅力となってはいるでしょう。

この『新選組!』の描写について書いた時、『八重の桜』にも多少言及しています。この時『八重の桜』の方が、同じ賊軍とされた立場でありながら、もう少し繊細な描き方であるといったことを書いています。
無論主人公が違うからと言えばそれまでですが、新選組が関東の泥臭い、半農半武も含めた若者たちを集めた京都治安維持部隊であるのに比べると、会津は1つの藩であり、その中に生きる人々の様々な思惑が描かれるという点で異なります。さらに幕府をも描く以上、『新選組!』とは違ったマクロな視点を当然求められることになります。
大河の中に明治後が存在するか、あるいはしないかの違いももちろんあります。戦国大河の幕引きを関ヶ原より前でやるか、あるいは大坂の陣まで持って行くかで与える印象に違いがあるように、幕末大河を戊辰戦争で終わらせるか、明治まで持って行くかによって、描写方法は異なって来るかと思います。

三谷さんが、『新選組!』で敗れて行った者たちの潔さと美学を描きたいと語ったのに対し、山本むつみさんは、結束力で乗り越える会津に言及しつつも、「不運だが不幸ではない」とコメントし、敗れはしたものの、明治後の社会に貢献した山本覚馬について触れています。
戊辰戦争で散った新選組(生き残った人ももちろんいます)とはまた違い、『八重の桜』では明治以降、それまでとはかなり異なる立場に置かれた人々を描いた点も、両者が維新までは似た立場でありながら、違って見える一因ではあるでしょう。無論三谷作品か否かという点も挙げられます。
今、この両作品でどちらを選ぶかと言われれば、私は後者の方でしょう。ちなみに明治維新後と言えば、『新選組!』の総集編で、沢口靖子さんが演じる沖田総司の姉、みつが明治後の社会に芽生えた変化を語るシーンが出て来ますが、あれを本編に入れた方がよかったかも知れません。土方歳三が主人公のスピンオフはありましたが、あの部分は、若干ながら『八重の桜』に通じるものがあり、彼女を主役にした短編があってもよかったかと思います。
無論今までの幕末大河、それも明治維新を経た幕末大河というのは、似たようなものです。『篤姫』にしても『西郷どん』にしても、勝った側、負けた側それぞれの立場なり痛みなりは描かれていますし、主人公ではありませんが、『龍馬伝』の岩崎弥太郎にも似たものがあります。

ところで以前からそれらしきことを書いてはいましたが、ここのところ戦国大河は低迷している感があります。男性主人公の戦国大河は、数字を取れる大河の代表格であったはずです。しかし『麒麟がくる』は、それまで最低とされた『軍師官兵衛』を下回っています。
最近と言うよりは、合戦の多い戦国大河と言えども、以前からそう数字が取れたわけではないのかも知れません。無論、それ以外の時代よりは高かったかも知れませんが、歴代の大河作品の中で、30パーセント台後半という突出した数字が取れたのは、80年代半ばの近現代大河三部作の後の「政宗」と「信玄」のみでした。そして2000年代半ば以降、男性主人公の大河でも、視聴者数の減少もあってか、平均視聴率は20パーセントを割り込むようになっています。
王道と言っていい『風林火山』しかり、『軍師官兵衛』しかりでした。『天地人』は比較的高い視聴率でしたが、これは王道大河ではありませんでしたし(石田三成の髪型には正直引きました)、『真田丸』が2010年代としては高かったものの、これも三谷さんの大河です。男性戦国大河を切り札に使えなくなると、さてどの時代、どの主人公を売り物にするのでしょうか。

それと武者さんの『武将ジャパン』、先日久々にこのコラムに関してあれこれ書きましたが、これが個人ブログであれば無論あそこまでは言いません。ポータルサイトのコラムで、しかも報酬を得ているのではないかと思われるからこそ、最初に批判(あるいは賞賛)ありきの姿勢、文章のわかりづらさ、大河関連であるはずなのに、なぜか、海外ドラマに話が飛びがちなことなどなど、首をかしげたくなることが多いためです。
あとやけにこれはおかしい、これは正しいなどと断言口調の文章も目に付きますが、これがおかしいなどと指摘した事柄が、しばしば史実であったりもするのです。それを調べることもなく、大河コラムを名乗るのもどうかとは思うのですが…。

そもそもこの断言癖自体、ネット上に多く見られるものですが、これについてはまた書きたいと思います。

飲み物-ホットワイン2
[ 2021/04/05 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河の問題点その2

再び三谷大河の問題点(というか、三谷さんのを観て気づいた点)に関して。

私としては『新選組!』は比較的楽しめた方ですし、特にこの作品では、池田屋事件とか禁門(蛤御門)の変などはそこそこ尺を割いていたと思います。しかし一方で、坂本龍馬と新選組が親しいといったような設定は、ちょっと作り過ぎているように思いましたし、桂小五郎が、最終回で幾松の手料理と思しき洋食を食べたりしているシーンなども、よくも悪くも三谷さんらしいなとも感じました。

その後何作か幕末大河が作られます。と言うよりも、それまで4年に1本程度だった幕末大河が、2008年の『篤姫』を皮切りに、女性主人公大河が作られたこともあり、ほぼ隔年で放送されるようになります。また東日本大震災のため『八重の桜』が作られ、2000年代後半から2010年代半ばにかけては、大河史上まれに見る幕末大河の多い時期となりました。


特に『花燃ゆ』が期待外れな所が多かったせいか、『龍馬伝』や『八重の桜』、そして『新選組!』を比較のために観ていました。(『篤姫』もDVDをレンタルしましたが、こちらは主に『西郷どん』との比較で観ていました)それに関しては、過去の大河観連投稿(花燃ゆタグ)で書いています。しかしその後『花燃ゆ』、『新選組!』それぞれの観方が若干変わって行ったことを、ここでお伝えしておこうと思います。その一因として、三谷大河への視点の変化があります。


2016年に『真田丸』が放送されて、三谷大河の作品数は2本となりました。幕末と戦国という、大河としてはメジャーな時代の作品が作られ、それぞれがそれぞれの比較対象となったわけです。もちろん登場人物も違いますし、時代背景も異なりますが、脚本家が同じという共通点があるため、様々な形で比較が可能になりました。


一言で言えば、主に『新選組!』は粗削りだが「熱さ」があった、『真田丸』は昌幸の腹芸と、それに翻弄される信之(幸)と信繁の姿が描かれている、こういうところでしょう。つまり、この両者は同じ敗者を描きながらも、『真田丸』で昌幸がメインの展開が多かったせいか、「熱さと純粋さ」VS「表裏比興」の構図となってしまった感があります。またそういう『真田丸』に慣れたせいもあり、『新選組!』に熱さを感じつつも、隊士たちへの感情移入に対してやや違和感を覚えたこと、出演者の一部への見方が変わったことなどから、前に述べたように、観方そのものが変わって行くもとにもなりました。

(この項続く)


飲み物-レッドビール

[ 2021/03/30 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第6回に関して

『青天を衝け』第6回です。

今回は家康公、水戸家とその尊王思想、そして藤田東湖の『常陸帯』についてです。この水戸家の祖、頼房は『葵 徳川三代』にももちろん登場していました。

***********************

藤田東湖の死により、血洗島の尾高惇忠も、面識はないながらも大いに気落ちしていたが、この世に立ち向かわなければと前向きな考えを示す。一方で栄一と喜作は、惇忠の弟長七郎に剣の稽古をつけて貰うが、なかなか上達せず、栄一の体は痣だらけだった。惇忠は、実戦はいつ始まるかわからない、天を仰ぎ地の理を知れと口にし、栄一は稽古に励むが、百姓の剣術だと言われてしまう。その栄一は、千代に密かに恋心を抱いていた。

江戸の水戸藩小石川藩邸では、慶喜が今出川家の姫である美賀君と婚約した。元々婚約者は別にいたのだが病となり、急遽美賀君と婚礼を挙げることになったのである。しかも地震によりこの婚儀は遅れていた。その頃老中阿部正弘は堀田正睦に老中首座を譲ろうとしていたが、この人物は斉昭と対立していた。そんな父を見ながら、慶喜は自分は飾り物だと自嘲するが、側近の平岡半四郎は、慶喜が将軍の器であることを見抜いていた。

美賀君は慶喜の正室となったものの、慶喜が徳信院と親し気にしているのを見て自暴自棄になってしまう。また同じ頃、やはり地震で将軍家定との婚儀が遅れた篤君が、養父である島津斉彬から、慶喜を将軍にするべく後押しをするように依頼される。さらにアメリカの総領事ハリスが通商条約の締結を迫り、阿部は日本が植民地化するのを恐れて通商に同意するが、斉昭は断固反対する。

血洗島では、17歳の栄一が得意先を回り、力石を持ち上げたりして、立派な青年となっていた。その頃尾高家の道場に、道場破りの真田範之助がやってくる。最初は喜作、次いで栄一が相手をする者の歯が立たず、長七郎がこの千葉道場の門下生で、北辰一刀流の使い手をねじ伏せた。その後範之助をまじえての酒宴で、幕府の弱腰や尊王攘夷の思想が話題となる。また千代も話題に上るが、惇忠は、長七郎に勝った者にしかやれぬと言い、さらに栄一は千代の手から酒を受け取ろうとして、ひどくどぎまぎしてしまう。

斉昭は体調を崩しており、慶喜と兄の実篤から海防参与の辞任を勧められる。お前が将軍になるのなら辞めると慶喜に言う斉昭だが、息子たちには尊王を厳しく教え、天皇に弓を引いてはならぬと言って聞かせていた。そして尾高家の長七郎は、武者修行のため江戸へ発ち、栄一はそれを羨ましがりながら家の用で出かけて行く。しかし道中尿意を催し、途中で用を足していた栄一の側に、狩装束姿の大身の侍がやって来て一緒に用を足す。その人物こそ慶喜であった。その直後、江戸から帰ったら手合わせをして、千代を嫁にほしいと迫る喜作を見て栄一は驚く。

そして幕府では、阿部正弘が心労のため倒れてしまう。

*********************

まず、やはりと言うべきなのでしょうが、江戸パートがどうも端折った感があるにはあります。斉昭の尊王攘夷思想はきちんと描いてはいますが、やや唐突感がありますし、美賀君が激高して部屋に入ったり、短刀を振り回したりするところも、もう少し描きようがあったのではないでしょうか。また篤君(篤姫)の家定との婚礼を前に、斉彬が諭すシーンも、正直言ってあれだけ?とも思えました。

無論この大河では水戸中心に描かれているから仕方ないとは言えますが、特に篤姫の輿入れなどは慶喜自身にも関わってくる以上、もう少し尺を取ってほしくはありました。あと、それぞれの役を演じている女優さんには悪いのですが、今一つ正室、御台所といった雰囲気を感じにくくはあります。

血洗島の人間模様はよく描けていると思われるし、力石を持ち上げるのには、スコットランドのハイランドゲームズの石投げをちょっと連想しました。どこの国でも、男性の力自慢というのは一人前の証なのでしょう。あと千代への恋心、剣術がうまくならないと思いつつもうまくなれない、百姓だけど国のことも考えよう、道場破りの男と意気投合する話などは、ちょっと詰め込み過ぎかなと思われる部分もありますが、割と楽しめます。

この血洗島の部分だけを、土曜時代ドラマにしてもよかったかと思う所以です。しかし最後で思わぬ相手と「雉撃ち」をしたり、喜作が意外な注文を長七郎につけていたり、栄一も穏やかではありません。ところで、栄一たちがはははと哄笑するのは、黄門様に倣ってのことでしょうか。

それから先日書いていた、『武将ジャパン』での幕末大河の比較についてです。『西郷どん』と『八重の桜』の描写が違っているのがおかしいのであれば、『八重の桜』と『篤姫』、『龍馬伝』の描写がそれぞれ異なっているのも、おかしいということになるでしょう。

そもそも『西郷どん』は薩摩が舞台ですから、既にその時点で描写が違っていて当然なのです。無論今回の『青天を衝け』も描写は違っています。こちらは水戸がまず絡んで来ますから、前述のように江戸パートは当然水戸中心、幕府中心になりますし、篤姫のシーンがあっさりめなのもそのためではあるでしょう。それにしても、斉彬公が新納さんとは驚きでした。

飲み物-グラスに入ったビール

[ 2021/03/24 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-49

大河と言いつつ、のっけから『きのう何食べた?』関連ですが、この原作の5巻、ドラマの第7回で、筧史朗が同居中の矢吹賢二と、小日向大策&ジルベールこと井上航に初めて会うことになります。
この時、小日向が元アイドルで女優の三谷まみのマネージメントをしていたのを知った史朗が、彼女についてあれこれしゃべった後「大河ドラマ(の三谷まみ)もよかったなあ」と満足そうにしています。つまり、シロさんは大河を観ているのですね。

この作品が『モーニング』に掲載されたのが2010年の暮れであり、原作では「お姫様役すげえよかったなあ」などと言っています。このことから考えるに、2008年の『篤姫』を作者のよしながふみ氏は意識していたのでしょうか。
ただし、三谷まみを演じた宮沢りえさんはこの作品には出ておらず、翌年の『江~姫たちの戦国~』で淀殿を演じています。この淀殿パートは、『江』の中で一番まともだったパートです。ちなみに宮沢さん、来年の『鎌倉殿の13人』にも牧の方役で出演ですね。

その宮沢さんの旦那様でもある、森田剛さんがジャニーズ退所です。のみならず、Ⅴ6の11月での解散も発表されています。
ファンの方には悪いのですが、個人的にV6はこの森田さんと井ノ原さん、そして岡田准一さんが印象に残っているくらいなので、解散と言われてもああそうなのかと思った程度です。嵐の解散に続いてV6も解散、これも時代の流れということでしょうか。無論、若手を今後育てるという意味合いもあるでしょう。

岡田さんといえば、映画『燃えよ剣』の公開が今年の秋に決定しています。他に鈴木亮平さん、柴咲コウさんといった、大河主演俳優の揃い踏みともいえるこの作品ですが、他にも時代劇映画として『峠』があり、また市川海老蔵さんの団十郎襲名記念作品として、3月26日にフジテレビ系列で『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』が放送されます。

(フジテレビ公式サイト)

桶狭間が舞台ということもあり、こちらは『敦盛』を舞うシーンが出て来るようです。脚本は『風林火山』の大森寿美男氏です。

しかしNHKを除けば、民放から時代劇は姿を消しているため、こういうスペシャル、あるいは映画でない限り、そうそうお目にかかれなくなりました。元々お金がかかる上に、TVに企業があまりお金を落とさなくなった以上、致し方ないともいえます。
一方でNHKですが、ドラマ1本が、8000万近い制作費がかかっているという報道がありました。しかも紅白の制作費に至っては、公表されていないようです。

NHKドラマ1本7900万円、紅白は非公表…問われる改革・公共性
(読売新聞オンライン)

何が何でも受信料を集めたがる「みなさまのNHK」ですが、肝心の「みなさま」の知りたがっていることに関しては、口をつぐんでいるようです。
しかしかなりのお金のかけ方です。大河が何十億もかかるわけです。それで思ったのですが、来年の大河は一部スポンサーを導入してみてはどうかと思います。主演の小栗旬さんがCM出演している味の素、源頼朝役の大泉洋さんが出ているヤクルトとダイハツから投資してもらい、そのうえで制作してはどうでしょうか。無論企業名もちゃんとクレジット表記することになるでしょう。その反面大河だからプロダクトプレイスメント、つまりスポンサー企業の商品を出す必要はありません。

しかし大河といえば、何度も書いていますが、戦国なら最上、伊達、上杉の奥羽太平記か、島津、大友、加藤、立花の九州太平記をやってほしいものです。幕末なら小松帯刀と桂小五郎で。

飲み物-ポーターとクルミ
[ 2021/03/17 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』ニッコームックのガイドブックを読んでみて 続き

まず、地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
そして先日の続きです。

先日の続きといっても、『青天を衝け』のストーリー展開についてです。
このニッコームックのガイドブックを見る限り、「その後の渋沢栄一」として掲載されている後編の展開(編集部独自の構成)では、明治30年頃までの栄一の功績が描かれた後はかなりあっさりめで、昭和6(1931)年に没することのみが記されています。
また制作統括の菓子浩プロデューサーによれば、

渋沢栄一の「青春記」をしっかり描く今作

となっており、その意味でもドラマのメインは、青年期から壮年期頃まででしょう。後の時代は出て来たとしても、ナレーション中心の展開となることも考えられます。老けメークをするにも限度があるかとは思いますので。
しかも今年の大河は、『麒麟がくる』が2月にまでずれ込んだことに加え、オリンピック放送による回数削減などで、全体のエピ数はかなり少なめになっています。かてて加えてドラマの第16回で、長州藩士の暴走と池田屋事件が描かれるようで、これでは恐らく半分近くが幕末に割かれることになりそうです。

ところで第1回を、序盤と後半部分中心に観た感想としては

のっけから北大路欣也さんの家康が出て来てびっくり
竹中直人さんはやはり竹中直人さん
小林薫さんが子供たちの父親というより祖父
高島秋帆役の玉木宏さんのぼろぼろの格好は、『功名が辻』と『篤姫』を思わせる
牢のシーンが『西郷どん』のジョン万次郎の投獄シーンに似ている

こういうところでしょうか。

一応最初の方はあらすじと感想の投稿を予定しています。
しかし、一昨年昨年と途中でやめてしまったこともあり、今年も展開次第ではどうなるか不明です。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/02/15 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』は『太平記』の戦国版なのか

大河の制作統括とそのコメントについて、先日から何やらぐだぐだと書いております。特に『麒麟がくる』に関して、新しさが強調された結果、いたずらに今までの戦国大河を否定する方向に走ったと書いていますが、無論それまでにも、新説の登場などでそれまでとは違った描写というのはありました。また時代により戦国大河の描き方も様々で、たとえば私が映像を観たことのある「最古の」大河、『国盗り物語』と今回とでは、似たような時代ながら主人公が異なるせいもあり、かなり違った描写になっています。しかし男性の主人公であれば、もっと本人が前面に出て来てもいいはずです。

池端俊策氏脚本のこの大河は、どう見ても『太平記』を戦国大河化したものに見えます。架空の人物の関わり方、公家や大名の関わり方、そして帝が介入してくるところなどはそっくりです。但し『太平記』でも、架空の人物はここまで出て来ることはなかったし、仮に出て来たとしても、花夜叉などは楠木正成の妹という設定だったので、それはそれで納得が行きました。ちなみに今回の信長と光秀の関係は、正成と高氏のそれをいくらか思わせるものがあります。また公家や大名の描かれ方も、私としては『太平記』の方がまだ受け入れられましたし、後醍醐帝の介入は、南北朝時代であれば当然のものでした。

今までも複数の大河の脚本を手掛け、似たような描写が多い人はいました。ジェームス三木氏なども独特の描き方をしており、当然ながらどこか共通点が見られはするものの、1つの大河を、異なる時代に置き換えるようなやり方はしなかったと思います。『太平記』と『麒麟がくる』の関係は、こう例えては何ですが、『篤姫』と『江~姫たちの戦国~』の関係にどこか似ています。同じ脚本家であることに加え、一方が原作付きであり、さらに『江』も『篤姫』の大奥的世界を採り入れた感がありましたが、生憎こちらは『篤姫』ほどにはぱっとしなかったというのも、やはりどこか似ていると言わざるを得ないのです。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2021/01/19 23:30 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

大河はオリジナルにするべきか?+『新解釈・三國志』

まず先日のクリスマス関連投稿で、「冬至」が「当時」となっていましたので修正しています。他にも文章の何か所かを直しています。

この話ばかりするのも何ですが、先日のビデオリサーチのサイトでは、『麒麟がくる』の総合視聴率は17パーセント台でした。かつて『おんな城主 直虎』や『西郷どん』でも、17パーセント台というのはありましたが、やはり男性主人公の戦国大河としては低いかなと思います。『真田丸』の放送当時は、総合視聴率はまだ発表されておらず、従って録画視聴率がどの位なのかはわかりませんが、リアルタイムとBS視聴率を合わせた数字だけで、多くの場合18パーセントから20パーセントほど行っていましたし、リアルタイムだけで17パーセント超えというのも半分近くありました。

ところで昨年の『いだてん』は、史実を基にしたフィクションであると断っていましたが、どうも大河は「史実ベースのフィクション」さえも通り越して、「オリジナル」となりつつあるのではないかと思われます。そもそも昔から小説という「フィクション」をベースにしている以上、何らかの形でオリジナルにならざるを得ないわけですし、『竜馬がゆく』などは、原作はかなり司馬氏が創作したと思われる部分もあります。

最近は幕末史の研究も進み、薩長同盟の場に龍馬はいなかったとも言われていてます。一方で、それまで目立たなかった人物にスポットライトを当てるようになっています。賛否両論あるかとは思いますが、最近の幕末大河は、以下のような点では評価できます。
篤姫-小松帯刀の業績の描写(ただ篤姫との初恋設定は不要)
龍馬伝-岩崎弥太郎の業績の描写
八重の桜-山本覚馬の業績の描写
花燃ゆ-楫取素彦(小田村伊之助)の描写(ただ文=美和と殊更に絡ませたのはマイナス)
西郷どん-薩長同盟の締結が御花畑屋敷で行われたことの描写

ところで先日、『新解釈 三國志』を観て参りました。この映画に関してですが、実際に観た方はおわかりでしょうが、結構緩めで適当な、いわば
なんちゃって三國志
です。無論制作側も、それを売り物にしていますし、実際この作品のチラシを見ると、『新解釈・三國志』とは、
「超有名歴史エンターテインメント『三國志』を
"福田雄一流の新たな解釈"で描く、完全オリジナル映画でございます」
と明言されています。尚「完全オリジナル映画」の箇所は、チラシでも強調フォントになっています。これから考えるに、大河も
「プロデューサーの新たな解釈で描く、完全オリジナル作品」とした方がいいのかも知れません。無論赤壁の戦いなどは描かれているので、全くの史実無視というわけではありません。

ところでこの映画、主役はもちろん大泉洋さん演じる劉備と、小栗旬さんの曹操です。この2人、どこかで見たことがあると思ったら、『鎌倉殿の13人』の源頼朝と北条義時ですね。比企能員役の佐藤二朗さんも董卓の役で出演していますし、他にはムロツヨシさんや賀来賢人さん、磯村勇斗さんといった俳優さんたちも出演しています。あるいはこの中からあと何人か、大河出演となるかもしれません…あくまでも希望ではありますが。それから作品の最後の方で曹操の兵が病気になり、撤退を余儀なくされるのですが、このシーンはコロナ禍をいくらか連想させます。

飲み物-冬のティータイム
[ 2020/12/26 13:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河と視聴率

「困った時の戦国頼み」に関して、あまり数字だけで判断するのも何ですが、視聴率と絡めてもう少し。1967年と68年に幕末大河を放送(恐らく明治維新から100年というのを踏まえて)したものの、68年の『竜馬がゆく』でそれほど数字が取れず、翌年から連続して戦国~江戸初期が舞台の大河を放送したことは、前にも書きました。しかしながら、そこまで視聴率が上がったのかというと、そうでもなさそうです。ビデオが普及していない時代ですが、この頃から民放が、大河を意識した番組を流すようになったせいもあるのでしょうか。ちなみにウィキによれば、平均視聴率は

天と地と 25パーセント
樅ノ木は残った 21パーセント
春の坂道 不明

となっています。25パーセントと言えば、幕末物ですが『篤姫』とそう変わりませんし、21パーセントと言えば、『功名が辻』とあまり変わらず、また『利家とまつ』より低いです。これから見るに、NHKは戦国大河にいくらか活路を見出していたものの、まだそこまで数字が取れていたわけではなく、無論大河を観ていない層も多かったかと思われます。

戦国大河のブレイクと言えば、やはりバブル期の『政宗』と『信玄』で、NHKが戦国頼みになるのは、やはりこの頃からではないでしょうか。そのせいか、『秀吉』も30パーセント台を記録したとされています。逆の見方をすれば、大河は20パーセント台が普通であり、30パーセント台後半と言うのは、時期限定の特殊な現象であったとも考えられます。『秀吉』後は、戦国といえども30パーセント台の視聴率は影を潜めるようになりますが、ある意味元に戻ったとも言えますし、この頃からTVに代わる娯楽が登場し始めたせいもあるかも知れません。

その後戦国大河は、2000年代は20パーセント台を記録しますが、2010年代になると20パーセント割れを起こすようになります。個人的には楽しめる作品もあったのですが、大河を観ない、あるいは8時からの本放送を観ないという傾向が反映されているようです。そのため頼みの綱の戦国も、『軍師官兵衛』で15パーセント台、『真田丸』で16パーセント台となり、『おんな城主 直虎』に至っては12パーセント台と、戦国大河最低記録となりました。『麒麟がくる』も現時点の平均視聴率が14パーセント台と、戦国大河としては苦戦が続いています。色々事情はあるにせよ、切り札と言うべき戦国も数字を取れなくなっているわけで、NHKの今後の出方が注目されます。無論総合視聴率をチェックすれば、場合によっては20パーセント台と、過去の大河に引けを取らない数字ということもあるのですが、如何せんこれがNHKから発表されることはありません。しかし本当に数字を意識しているのであれば、リアルタイムでなく総合視聴率を発表するという手もあるでしょう。

ところで『春の坂道』で、原作者の山岡荘八氏が主演として、中村錦之助(萬屋錦之介)さんを指名したとのことですが、その当時は原作者の権限がそこまで強かったのでしょうか。近年も原作がある場合は、原作者がコメントすることはありますが、流石にキャスティングにまでは口出ししないでしょうね。こういう部分にも時代の流れを感じます-無論、作家がそこまで関与することがいいという意味ではありません。

飲み物-ホットココア
[ 2020/11/26 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud