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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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2つの人形劇

あちこちで梅雨明けしていますが、一方で東北地方では雨の被害も出ているようです。暑さも雨もどちらもお気をつけください。日本は面積自体はそう広くなくても、山の存在や四方を海に囲まれているための海流の影響、緯度の関係などでかなり気候に多様性がありますからね。

で今回は人形劇関連です。三谷幸喜氏の『新・三銃士』とパペットホームズ(『シャーロックホームズ』)、どちらも観ましたが、そろそろ第3弾をやってほしいと思ってはいます。舞台でのホームズはあるのですけどね。なかなか人形劇は人形のキャラデザインと作成、操演などもあるため、人手がかかるのは確かですが、アニメにないものがあるのも事実です。

どちらも、あ、これは如何にも三谷さんらしいと思われる場面が登場します。たとえば『新・三銃士』で、バッキンガム公爵がジョギング中にサソリに刺されて死ぬとか、オライリーが公爵を蘇生させるとか、ダルタニアンがリシュリュー枢機卿の護衛士になってしまうなどなど。あとパペットホームズのハドソン夫人のキャラとか、ステイプルトンのモンスターバナナなどもまた然りでしょう。

このステイプルトンのモンスターバナナ、この回は『バスカヴィル家の犬』を原作にしており、ステイプルトンが幼馴染のメアリーを取られまいと、彼女に近づく男子(このシリーズは全寮制の学校が舞台)に嫌がらせをし、最後にメアリーと親しくしているワトソンが邪魔なので、彼が嫌いなバナナの着ぐるみというかかぶり物的なものを作って、怖がらせて引き離そうというものでした。結局失敗しましたが。

あと『真田丸』に、このパペットホームズと、あるいは重なるのではと思われるシーンが登場していました。真田信繁が上杉に人質に行く時、矢沢三十郎が、源次郎様の行くところ三十郎ありですと言っていましたが、これもパペットホームズ中の「ホームズ行くところワトソンありだ」と似ていましたし、聚楽第の落書の件も、推理の仕方がどこか似通っており、「真田丸とホームズ」というタグを作ったことがあります。

あとパペットホームズのホームズとワトソン、『新・三銃士』のアトスとポルトスの声がそれぞれ山寺宏一さん、高木渉さんで、いずれも声優さんではありますが三谷大河に出演しています。それとパペットホームズのべインズ、ちょっとしつこくて敵か味方かわからないキャラは浅利陽介さんで、こちらも『真田丸』の小早川秀秋でしたが、『相棒』の青木年男のイメージでもありました。これに関してはこちらに書いています→https://bakerhouse221b.blog.fc2.com/blog-entry-2148.html


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[ 2023/07/22 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

古沢良太氏とキャラ設定

『どうする家康』の作者(脚本家)の古沢良太氏ですが、『リーガル・ハイ』や『相棒』の脚本家でもあることは、ご存じの方も多いでしょう。生憎私は『リーガル・ハイ』は殆ど観ていない(観ようと思いつつ未だに実現していない)のですあが、『相棒』の方はいくつか観ています。尤もこちらも今は観なくなりましたが、それはさておくとして。

『相棒』の脚本担当はかなりいますが、古沢氏の場合は、月本幸子というキャラを作り出したと言えばわかりやすいでしょう。この佐知子は

ついてない女
ついている女
つきすぎている女

以上の3つの作品で、自分を情婦にしていた男を撃って、杉下・亀山に追われる容疑者、脱獄騒動に巻き込まれる受刑囚、そして出所後に、食品会社の社長宅の家政婦としての姿がそれぞれ描かれています。このうち「ついてない女」関連ではhttps://bakerhouse221b.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
「つきすぎている女」は
で、それぞれ書いています。

この3つの作品中の幸子は事件の当事者となって焦ったり、運の悪さを嘆いたり、自分で想像を膨らませて不安に陥ったりします。この辺は、どことなく家康と似ています。元々彼女は「ついてない女」で杉下に、自分は運が悪いと自ら語っており、逮捕されたのも、それが原因だと思っていたようです。

しかし人生に立ち向かうように杉下に言われ、脱獄騒動後は刑務所に戻って刑期を務め上げ、出所後に食品会社の社長宅で家政婦として働くことになるのですが、ここで妄想を拗らせて、あらぬ疑いを社長に抱いてしまいます-このエピソードは特に、ホームズの『ブナ屋敷』を思わせます。このような妄想癖に加え、多少ドジっ子なところがあったりもします。幸子はその後花の里の女将となるものの、何かで追いつめられると、思わぬ行動に出たりもしています。

さて大河の場合、家康のキャラ設定に比べると、信長や藤吉郎のキャラ設定はいささかクセが強いものとなっています。見方を変えれば、家康をちょっと頼りない、しかし真面目なキャラとして描いた場合、こうならざるを得ないかなとも思います。信長は最後まであれで行くのでしょうが、藤吉郎が羽柴秀吉となり、さらに豊臣秀吉となった時、いくらかのキャラ変はあるのでしょうか。

さらに家康の家臣団などは個性派ぞろいであり、それぞれのキャラ設定がうまく活かされているなと思います。何せ彼らは終生家康と運命を共にする、ある意味家康に一番近い存在人物であるため、それぞれをどう描くかはかなり重要になって来ます。また何よりもこの大河自体が、それまでの戦国大河を、事件や主人公のピンチをメインにして再構築したようなところがあり、様々な意味で今までといくらか趣は異なっているとも言えます。


飲み物-ミルクティ2
[ 2023/04/30 01:00 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 86その4

『武将ジャパン』大河コラム、第48回関連記述への疑問その4(その3の続き及びMVPと総評について)です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー最終回「報いの時」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/12/20/172578

それから書きそびれていた分をここで書いておきます。このコラムの1ページ目で、

「19万など、どうせまやかしに決まっている!」
そう毒づく後白河院ですが、確かにこの数字は誇張であり、信憑性は薄いとされますね。
問題はそこじゃないでしょう。

とありますが、後白河院がこの当時まで生きているわけもなく。

1.しかも泰時の治世の間、御家人の粛清は起こらないと語られます。
そう、あくまで泰時の間の話で、三浦と北条は結局、衝突してしまう。
初も味わうことになる【宝治合戦】がそれで、泰時の死後に勃発しました。

結局衝突してしまうのは誰が執権の時か、初はどのようにかかわったのかがこのコラムに出て来ませんね。執権は泰時の孫である時頼、そして初(矢部禅尼)は、この宝治合戦で滅びた三浦氏の宗家を継いだ三浦(佐原)盛時の母親です。つまり初は何かで離縁し、盛時の父佐原義連と再婚していたのですが、ドラマにはこのことは描かれていませんでした。

2.それは言い過ぎだと指摘されても、政子はそれでいいと言います。
頼朝から受け継いだ鎌倉を次に繋いだ。これからは争いのない世がやってくる。だからどう思われようが気にしない。

これ、あらすじと感想でも書いたと思いますが、なぜ
「これからは争いのない世がやってくる」
と政子が決めつけたのでしょうか。江戸時代のように官僚化したわけでもないのに、武士がいて争いが全くないというのもちょっと妙なものです。無用な争いは避けるといった程度であれば、わからなくもないのですが。

3.源氏将軍三代は、文覚が持ってきた義朝の偽頭蓋骨を手にしてきました。血塗られた権力でした。
一方、北条は頼朝から慈愛の観音像を受け継ぎ、果たしてそれを手にしていいのか迷いつつ、託していくことになったのです。

慈愛と書かれていますが、この観音像がきっかけで宗時が北条屋敷に本尊を取りに行かされ、善児に仕留められたことを考えれば、この観音像も慈愛と言うよりは、人間世界の生臭さに関わったと言えるでしょう。

4.MVP:北条義時と彼に精神的拷問を加えた皆さん
二人目はのえでした。
妻であるのえは、麻の毒を盛り続けました。
遅効性です。東洋医学で義時の体質を解析し、負担をかけるものを選んだのでしょう。
即効性の強い毒は、誰にでもだいたい効きます。
しかし、こういう体質に合わせた毒は生活習慣を熟知していなければ難しい。のえは夫を殺すべく、観察の成果を活かしたのでしょう。

あらすじの方では薬とあり、ここで麻の毒とあるのはちょっと変な感じです。それとこの「薬」は京都から貰ったにせよ、あるいは義村から貰ったにせよ、貰い物であることに変わりはないわけで、なぜ
「東洋医学で義時の体質を解析し、負担をかけるものを選んだのでしょう」
と、のえ自身が薬を選んだようになっているのでしょうか。

5.現代人ならば由比ヶ浜でヨットでも楽しめばいいのでしょうが、そこは坂東武者なのでそうもいかない。

このコラムには、時々こういう、やけに現代に寄せたような文章が出て来ますね。私としては、あまり感心しませんが。

6.政子は頼家の仇討ちをしたかったのか?
それでも慈愛はありました。最終的に薬を拭い取らせたのは、義時が幼い帝を殺そうとしていたからだと思えます。
ここの心理状態は『麒麟がくる』の光秀を思い出しました。
あれも天皇の困惑と信長の不穏な動きを知り、更なる罪を犯すことを止めるため本能寺へ向かったように思えたのです。
とはいえ、引き金は頼家だとも思えることで、政子は彼女自身の汚名を薄くしたようにも思えます。
政子は頼家を見殺しにしたということが、悪女の根拠として言われます。
しかしそんな頼家の死に怒り、仇討ちをしたように思わせることで、その印象を薄めることができたのです。

政子が江戸時代に悪女となったのは、前にも書きましたが、婚家の源氏でなく実家の北条氏を優先するような態度を取ったこと、夫の愛人に嫉妬したことなども理由とされています。それと、執権たる弟の悪行を戒めるため薬を与えなかったのではなく、もう長くはないのだから、薬で誤魔化すよりはもうあの世へ行きなさいと、そういう意味にどうも取れてしまうのですが。

そしてまた『麒麟がくる』ですが、信長に比べると義時が仲恭天皇を殺そうとしたことの方が、どこか見えにくい部分があります。元々この仲恭天皇は鎌倉幕府の介入により退位させられたとはなっており、皇位継承の決定権が幕府に移ったのを窺わせるものもあります。

7.八重が救った鶴丸――盛綱は泰時のために尽くしている。
死にそうになっても守られるようにして、生きている。まるで八重が見守っているように思える。

武者さんがどう思おうがそれは武者さんの勝手ですが、こういうのはせめて個人サイトなどで書いてほしいものです。
それに「守られる」を強調したいのなら、ああいう目に遭わせず、大けがを負いながらも泰時のそばを離れなかったという描写でもいいはずなのですが。ついでに義村をじじい呼ばわりする朝時も諫めてよかったでしょう。

8.歴史を学ぶ意義とは何か?
そこまで改めて考えさせられる傑作でした。
小学生がこのドラマの最終回を楽しみにしていると答えているニュースを見ました。
子どもにこんなものを見せていいのか?と疑念に思いつつも、きっとこうした子たちの中から将来日本史を学ぶ人がでるだろうとも思います。

「小学生がこのドラマの最終回を楽しみにしていると答えているニュースを見ました」
ならばそのニュースのリンクを貼ってほしかったと思います。

9.頼朝の死から、この言葉がずっと脳裏にありました。
天地は仁ならず、万物を持って芻狗と為す。『老子』
天地に仁はない。ありとあらゆるものを藁の犬にしてしまう。
頼朝の死により、チリンチリンと流れていた鈴の音。
それを聞いた義時は天命に選ばれ、高みに上り詰める。
しかし後鳥羽院を島流しにし、武士の世を確立するという天命を果たした後、藁の犬は燃やされます。
よってたかって心をへし折られ、這いつくばって死ぬ。天命に捨てられた藁の細工が横たわっている、圧倒的な虚無がそこにはありました。

何か長々と書かれていますが、この天地と藁の犬については、少し前にコメント欄でも指摘がありました。この場合義時は、後鳥羽上皇と張り合ったという点から見ても、そもそも高みに上り詰めたという点から見ても、藁の犬ではなく天地としての存在の方でしょう。仮に義時を藁の犬とするなら、この場合の天地は何になるのでしょうか。

余談ながら、チリンチリンという鈴の音、かなり前の『相棒』(今はもう観なくなりました)で、ある人物が即身仏になるため鈴を鳴らすという描写がありました。鈴の音が止まった時が、その人物が息絶えた時となるわけですが、何かそれを思い出してしまいます。

10.そして、この大傑作は大河ドラマの天命をも変えたかもしれません。
三谷さんにも天命はある。
もう大河はいいと思っているかもしれない。
しかし気がつけばドラマや映画を見ながら、大河でこういう描き方はできるなと思うようになります。
そうしているうちに、NHKの誰かからメールが届く。
「大河を書きませんか?」
それはきっと天命なのでしょう。
その日は来る! 必ず来る!

とりあえず、武者さんはこのような展開を望んでいるというのはわかりました。
「「大河を書きませんか?」
それはきっと天命なのでしょう。
その日は来る! 必ず来る!」
あと、天命という言葉が好きなことも。

私は既に何度か書いていますが、これで一旦三谷さんの大河は終わり、それより下の世代の人々に書かせていいかと思っています。ただ大河は1年物で史実と創作の兼ね合いなどもあり、必ずしも歓迎する人たちばかりではないかも知れません。何よりも、1年物というのをもう見直していいかとも思います。
三谷さんは正月時代劇とか、フィクション主体でコントを交えた、1クールほどのものの方がいいのではないかとも思えるのですが。

それから三谷さんの人形劇『新・三銃士』を観ていて思ったのですが、この大河の和田義盛は『ヘンリー五世』のフォルスタッフと言うよりは、あの人形劇のポルトスのような印象も受けます。

飲み物-トディ2
[ 2022/12/24 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-56 時代の移り変わりと大河

冬季オリンピック北京大会は20日で閉幕です。その20日は大河ドラマの放送日でもありますが、『鎌倉殿の13人』の公式サイトには、このようなお断りがあります。

しかし思うのですが、「放送時間変更の可能性あり」なら、20日は放送休止という方法もあったはずです。無論今現在、コロナ禍がなおも続いているだけに、いつ放送できなくなるかわからない、放送できる内にしておこうということなのでしょうか。

鎌倉殿放送時間


それにしても再来年の大河が発表されませんね。もう2月もそろそろ下旬です。1月発表を2年連続でやっておいて、その後はまた3月か4月頃となるのでしょうか。あまりころころ変えるのではなく、たとえば2年前の4月から5月に発表と決め、遅れそうな時には、その旨をお知らせすれば済む話です。大体クランクインの1年ほど前がいいかとは思います。

あまり発表されないと、そろそろ大河も終わりかと思ってしまうものです。この終わりが完全な終焉を意味するのか、放送形態そのものが変わるのかどうかはともかく、一度仕切り直しをしてもいいかとは思います。それが如何に面白いものであっても、続き過ぎると段々精彩を欠くようにはなります。私が『相棒』を観なくなり、代わりに『刑事7人』を観るようになったのも一つはそのためです。『相棒』は今振り返れば、杉下-神戸編が一番面白かったです。

あるいは本命の俳優さんに、主役のオファーをなかなか受けて貰えないのかも知れません。しかしそれならそれで、1年間拘束することのリスクをもまた考えてしかるべきでしょう。以前大河関連で
「家庭で日常的に映像を観る手段がTVしかなかった、初期の頃の大河の路線を、今なお引きずっていると思われるところにNHKの誤算があるとは思われます」
と書いています。

TVドラマというのが軌道に乗り始めた当時、やはり週一回の、それも民放の時代劇(が、昔はあったのですね)とは違うドラマを観たいと思った人も多かったでしょう。しかしDVDであれサブスクであれ、リアルタイムでない時間帯に、個別に映像が観られるようになった今、どのように競合して行くかのノウハウが、大河制作現場にもっとあっていいかとは思います。

DVDといえば、レンタルビデオも姿を消しつつあります。ある程度年配の人が観る番組などは、今もDVDがあるにはあります。しかしそれよりもネットの動画配信の方が、TVの放送時間に縛られないのはもちろん、繰り返して観ることもできるわけです。またDVDをレンタルしていて、返却し忘れたということもありません。こういうのも時代の必然ですね。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2022/02/20 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』ガイドブックを見て感じたこと その2(+正月時代劇)

まず、先日投稿した分で、三谷幸喜氏のインタビューからの引用部分を泡めのブルー系にしていたのですが、色が薄く見づらいため、やや濃い目の色に変更しています。それから弁慶を演じる佳久創さんの敬称を落としていました。いやはや大変失礼。

今回はその続きになります。三谷さんが言う「史料どおり」と、「史料に沿っていない部分」なのですが、どうもこの両者の差がかなり大きく、それが批判、あるいは否定的な意見のもとにもなっていますし、また三谷さんが本当に書きたいのは、本当は後者の方ではないかとも思ってしまいます。以前『真田丸』の時の実況ツイを見て思ったのですが、少なくとも私が目にした中では、史料そのものの指摘よりも、三谷さん特有の小ネタやキャラ設定に言及したものが多いように感じられました。

大河だから史料を重視したいという気持ちはわかります。ただこう言っては何ですが、視聴者が重視するのは史料通りにきちんと描かれているか否かより、ドラマとしての面白さだと思われます。そして三谷大河の面白さは、小ネタの多さやキャラ設定の意外性などであると思われてもいるわけです。

確かに『吾妻鏡』は、異論もあるものの、鎌倉期の史料として有名です。今回の大河の場合は、吾妻鏡そのものをベースにしているのはわかりましたが、やはり、必ずしもその通りに描くべきなのかという点には、やや疑問があります。無論ドラマとして面白ければそれで問題はないのですが、そして今回に限らずですが、大河とは本来どのようにあるべきか、これが抜け落ちている感があります。

そもそも史実は盛り込むべきなのか、フィクションで行くべきなのか、本来看板番組である大河にも関わらず、こういった点がNHKトップの総意ではなく、脚本家、あるいはプロデューサーの裁量にまかされてしまっているという点は、如何なものでしょうか。そのため作品によって、史実の盛り込み方にかなり差が出てしまってもいます。

『おんな城主 直虎』の脚本を担当した森下佳子さんは、大河は史実に縛られ過ぎ、史料だってどこまで本当だかわからないとコメントしていたこともあります。無論井伊直虎自身、あまり史料がないということもありましたが、ならば史料のない人物を、なぜ主人公にするのかという疑問にもつながります。ある作品では史料重視、別の作品では史料が殆どなくフィクションが多いというのは、どこかポリシー不在の、出たとこ勝負的な印象を受けてしまいます。

あと最近のNHK出版のガイドブックは、必ず過去の同時代の大河を紹介しています。今発売中の前編では、『草燃える』が紹介されていて、北条政子を演じた岩下志麻さんのコメントがあります。実際これは、北条政子が実質的な主人公であり、またこの作品で義時を演じたのが、今回平清盛を演じる松平健さんでした。恐らく今後は『義経』や『平清盛』なども出て来るかと思います。

過去の大河を持ち出すのはいいのですが、そして繰り返すようですが、それらの作品は受信料で作られています。ならば、大河60年は視聴者の皆様のおかげですと、これまたNHKトップ自らが、もっと口にしてよさそうなものなのですが。

その受信料に関することでひとつ。NHK出版のガイドブックは、毎号の裏表紙がもみじ饅頭のにしき堂の広告になっています。これは最早長年の提携関係にあるといってもいいでしょう。その一方で、今回のニッコームックの裏表紙は、主演の小栗さんが出ているプレモルの広告です。

この2つを比較すると、どちらが出演者を強力にアピールしているかは一目瞭然です。無論NHKとしては、色々やりたくてもできないという事情があるでしょう。しかし私としては、ここはやはり主演の小栗さんの、文字通り「旬」の広告を使っている方が、惹きつけられるものがあります。

以前、大河を作るのであれば、主演俳優の出演CMの企業に、スポンサーとなっていくらか出資して貰ってはどうかと書いたことがありますが、今回両方の裏表紙を見て、改めてそれを思い出しました。サントリーからいくらかお金を出して貰えれば、受信料を何十億も使わずに済ませることもできるはずなのですが。尤もサントリーも、リーグワンで出費が多少はあるかとは思います。

三谷大河のみならず、大河についての疑問点は多々ありますが、年が改まって来年の放送が始まる前に、ガイドブック関連でもう一度投稿できたらと思います。年を跨ぐ格好になりますね。

それと正月時代劇『幕末相棒伝』ですが、今は正月時代劇のサイトはもう作られていないようです。かろうじて掲示板はあるようなので、この掲示板、そして紹介ページのURLだけを一応貼っておきます。

https://www.nhk.or.jp/drama/bbs/(掲示板)
https://www.nhk.jp/p/ts/3K4QPLPQRV/(紹介ページ)

しかし杉本哲太さんと浅利陽介さんが出ているのは、タイトルに「相棒」が入っているからでしょうか。


飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/12/31 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

NHKの遅疑逡巡

先日も書きましたが、再来年の大河のキャスト発表に関して、まだ公式サイトで関連情報は見つかりません。昨年が11月だったから今年もそろそろ…とはならないようですね。

で、この大河も朝ドラも今まで散々書いて来ましたが、改善策のひとつとして、放送期間とか放送時間を少しずつ変えて行けばいいのです。一気に変えるとどこかにしわ寄せがくるし、NHKとしてもそれが嫌なのだろうとは思いますが、但し、今のNHKは放送時間を思い切って変更して、多少ダメージを受けるくらいの方が、組織自体の改善にもつながるのではないかと思います。

これはNHKのみならず、あるいは大河朝ドラのみならず、すべての局の番組にいえるかと思います。いくら人気があっても数字を取れても、長期間続くことによるデメリット、あるいはどこかマンネリ化するというのは、最近は『相棒』関連でも書いていますが、いくらそれが面白くて数字が取れても、また多少はキャストの変更があっても、似たような顔ぶれがあまりにも多いとなると、視聴者からの批判も出て来るかと思われます。やはり新陳代謝は必要ですし、マイナーチェンジが難しいなら、いっそのことリセットする方法もあるでしょう。

無論民放の場合、仮にマンネリであろうとも、長年観ていた視聴者が離れることで、数字が下がる、スポンサー離れにつながるというデメリットも考えられます。それを考えると、やはりなかなか思い切れないという事情もあるでしょう。片やNHKはスポンサーがないし、もっと言えば視聴者がスポンサーであり、その視聴者からNHKの変化を望む声も多い(たとえばスクランブル化など)以上、思い切って変えてもおかしくはないはずです-無論、方向性を誤るとまた批判となってしまいますし、高齢の視聴者からは反対されるのでしょうが。

しかし動画やツイッターでキャスト発表というのは、なかなか面白いやり方であり、だからこそ今年も期待したのですが…こういう方法を採ること自体、前例がないということで、局内で問題となったのでしょうか。仮にそうだとしたら、NHKはやはり今後も変われないし、先日も書いたように、攻めた番組がバラエティなど、ごく一部に限られるわけだなと思ってしまいます。本当は予算がかかる番組にこそ、メスを入れてしかるべきなのでしょうけどね。


飲み物-ラテアート

[ 2021/11/10 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

目玉番組の「やめ時」とは

先日、テレ朝系『科捜研の女』が打ち切りかという記事を目にしました。公式は特に言及していないようで、恐らくは現行のドラマシリーズで最長寿であることも、このような記事が書かれた一因かと思います。

私は特にこのシリーズを観ていないし、内容もあまりよく知らないので、仮にそうなったとしても、正直言って残念という気持ちはありませんでした。ただテレ朝としても、看板番組の1つではあるだけに、この後何を持ってくるかを考えておく必要はありそうです。

しかし1999年からの放送ですから、長いと言えば長いです。私としては、10シーズンをめどにその後のことを決めていいかと思います。また『相棒』-今シーズンはグラナダホームズと被ること、またちょっとマンネリ化している、SPが馴染めないなどの理由から観ていませんが-も既に20年目に入っています。

国内ドラマの場合、長寿番組はやはりマンネリ化していると受け取られることが多いようです。ならば、不定期で1シーズンに2,3回ほどやるといった方法もあるのですが、どうも刑事ドラマの場合は特に継続性、安定性を求めることになるのでしょうか。

あと『科捜研の女』は、京都府警が舞台となっており、経費がかさむという点もあるかも知れません。しかし私の場合、京都府警ものは割と好きです。こちらは日テレ系列ですが、2016年と2019年に、京都を舞台にして『臨床犯罪学者 火村英生の推理』が放送されています。実際すべてを警視庁と東京に限定する必要もないと思いますし、数回程度で、地方の警察署を舞台にした作品を作るという方法もありそうです。

海外ドラマでも、かなり長寿番組はあります。そして、それに伴うデメリットもあるようです。私もかつて『ER』と『ザ・ホワイトハウス』を観ていましたが、途中でギブアップしています。この場合はキャストがくるくる変わり、それによって構成が変わって来るため、どことなく面白く感じられなくなりました。それぞれ事情は異なりますが、続けば続くだけ、あれこれデメリットも出て来るものです。

そう言えば大河ドラマも60年だ何だと言ってはいますが
  • 受信料で作られている割に、制作費がかかる
  • 基本的に時代劇が中心
  • 1年物という長期であり、内容によっては途中で視聴を止める人も多い
などなど、前出の民放の現代ドラマとは明らかに違うドラマシリーズであり、こういう独自性が、逆に視聴者の不満となっているとも考えられます。これが『日曜劇場』並みに1クールで、作品がそれぞれ違ったコンセプトで、何と言っても受信料なしで観られるのであれば、まだ納得はできるのですが…。

それから朝ドラも来週から新しくなるようですが、こちらも何となくネタ切れの感はあります。朝ドラをやめて夜に持って来て、たとえば45分間1クールで放送してもいいでしょう。またドラマはすべてスクランブルを掛けて、課金してほしいですね。
(2021年10月30日一部修正)


飲み物-コーヒーとチョコレート

[ 2021/10/30 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 30

先日NHKの受信料について、『ブラタモリ』と衆院選絡みでちょっと書きましたが、NHKの訪問があまりしつこい時には、警察を呼ぶという方法もあるようです。そもそも訪問で勝手に入って来たり、ドアの前から立ち去らないといったこと自体、違法行為となるわけですが…。
それに支払いは実は義務ではないし、また放送法そのものに罰則規定がないので、仮に払わなかった場合でも、何らお咎めはないはずです。ただ訪問に来るのが鬱陶しいだけです。そんなに受信料がほしいのなら、もうスクランブル化するのが一番いいのではないでしょうか。どこかこの方法、合理性を欠いているのですね。

それから先日「ハロー効果」について書いています。要は自分のアイドル的存在のすべてを肯定し、ポジティブに捉えることです。それに加えて同一視というのもあり、これもまた自分が好きな対象に共感することですが、この場合はそうすることによって、自己評価を高めたり、安定感を得たりしようという目的があります。
この心理関連はまた時間がある時に書きたいと思いますが、アイドルや自分が好きな対象への共感と言うのは、度が過ぎると盲信ともなりかねず、それはそれで厄介です。

あと、こちらも前には書いていましたが、今シーズンの『相棒』は観ないことにしました。やはり近年のスペシャルにいくらか違和感があるのと、どこかマンネリ化して来た印象は否定できません。今回は和製ホームズの杉下右京ではなく、同じ水曜21時に本物のホームズをやっているので、そちら優先です。あと『刑事7人』をはじめから見ています。
私としては杉下-神戸の頃が好きだったので、視聴しない理由はそれかと思っていたのですが、その他に鑑識官の米沢守の退場なども関係しているかと思います-実際、米沢さんがいた頃は観ていたという人もいます。あと小野田官房長や当時の捜一トリオも好きで、その影響も恐らくはあるでしょう。長年続くということは、それはそれで大変ではあるようですね。


飲み物-ティーカップと紅茶
[ 2021/10/18 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』キャスト予想2そして『風林火山』

『どうする家康』、未だ松本潤さん以外の出演者が決まっていないため、色々な人が様々な出演者を予想しているようです。ともあれ、この大河の家康はどこか弱々しいところがあるようなので、その主人公を盛り立てて行くような強い脇役が求められてくるでしょう。

ちなみに、脚本の古沢氏のTVドラマをざっと挙げてみると

相棒(特に杉下-亀山時代)
鈴木先生
リーガル・ハイ
デート~恋とはどんなものかしら~
コンフィデンスマンJP
ゴンゾウ 伝説の刑事

このようになります。

これから考えると、『リーガル・ハイ』で主演した堺雅人さんが、こちらの方にに出演する可能性がないとは言い切れません。同じ作品に出演している生瀬勝久さん、里見浩太朗さんなどもあるいは候補になるでしょうか。『相棒』絡みでは寺脇康文さんの出演もありえます。その他に『鈴木先生』『デート~恋とはどんなものかしら~』の長谷川博己さん、『麒麟がくる』から3年で再び大河復帰となりますかどうか。また後者で共演した杏さんも、3度目の大河出演が望めるかも知れません。

あと『ゴンゾウ 伝説の刑事』だと、久々に内野聖陽さん、高橋一生さんの出演も考えられるでしょうし、『コンフィデンスマンJP』だと長澤まさみさん、小日向文世さんが出ていますので、長澤さんがヒロインの線もあるでしょう。皮肉というか、『真田丸』に出た人たちの一部が、来年ではなくこちらの方で再び出演となる可能性もあります。無論これには制作統括の意向、出演者サイドのスケジュールの問題も関わってくるとは思いますが。

この大河が、所謂王道大河になるかどうかは無論わかりませんし、脚本の古沢良太氏も、大河はおろか時代劇の経験もない人ですが、出演者によっては意外と「骨太な」戦国大河になる可能性も捨てきれません。と言うより、2000年代に入ってから、私が考える骨太、あるいは男くさいイメージの戦国大河というのが
葵 徳川三代
風林火山
軍師官兵衛
この3作品くらいしかありませんので、そろそろまた、オーソドックスな男性主人公大河を観たいと思います。

しかし、やはり『風林火山』はよかったなと改めて思います。クライマックスが川中島の大河でありながら、武田と上杉のどちらも主人公でなく、山本勘助を持って来たことで、主人公を自由に動かせ、策略に長けた軍師として描けたのは大きかったでしょう。今後も大河が続くのなら、こういう第三者から見た大名たちの争いという構成もまたあるかと思います。と言うかもう、大名たちの合戦メインで描く時代ではなくなって来ているかと。

『風林火山』は、Gacktさん演じるエキセントリックな謙信が、琵琶を弾いていたのも見どころではありました。あのシーンは、流石ミュージシャンと思ったものです。琵琶と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期、2年目の地獄の四将編の最初のEDで、鬼太郎がギターのイントロに被せるように琵琶を弾くシーンがありましたね。

琵琶というのは元々宗教的な側面が強く、その意味であの謙信にも、また鬼太郎の地獄のイメージにも似合っていました。無論琵琶も徐々に俗化して行き、芸能の一部門となって行きます。大河の琵琶では、『西郷どん』で国父様こと島津久光が口ずさんでいた『迷悟もどき』も印象に残っています。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/09/24 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河はなぜ批判されるのか-2

先日の投稿の続きです。あれやこれやと書いていますが、あくまでも私の視点で捉えているものであり、無論三谷さんの脚本をどうとらえるかはその人次第です。見方を変えれば、結局のところ映像作品と言うのは、誰が脚本を書くのか、出ている俳優さんは誰なのか、どのようなテーマなのかといった諸々のことを始め、主観が大きく影響するものです。ですから人によって面白い面白くないかの評価の違いは当然あるわけで、高評価を得た作品であっても、すべての人がそれに賛同しているわけではありません。

ところで1つ前の投稿では

「個人的な趣味嗜好」が反映される部分は大きいでしょう。ちょっとばかりこだわり過ぎかなと思われるところもありますが、それと物足りなさとがうまく補完し合うというわけでもなさそうです。

と書いています。『鎌倉殿の13人』で、大河好きがニヤリとするキャスティングもあるといったコメントが紹介されています。無論これがどのような形のキャスティングになるのか、こちらは勝手に予想するしかないのですが、かつて『『新選組!』で、『新選組血風録』(1965年の時代劇)及び『燃えよ剣』(岡田准一さん主演の映画ではなく、1970年制作の時代劇)で、土方と沖田を演じた栗塚旭さん、島田順司さんをそれぞれ、別の役でゲスト的に出演させていたのを思い起こさせたりもします。

こういうのは確かにこだわりを感じさせるのですが、妙にマニアックで、何もそこまでやらなくてもいい、何か空回りしているといった一面もあります。そう言えば『真田丸』のラストシーンも、クランクアップ時はまだ未公開ですなどと言われていて、これも一種のこだわりとも取れますが、今となっては、やはりあれは未公開でいた方がよかったかと思っています。安居神社の信繁終焉のシーンがよくなかったので。

逆にこういうのにこだわるよりも、残された人々のその後の生活を描いてもよかったのではないかと思うのですが、やはり三谷さんの大河にそれは望めないでしょうか。

それと主人公の描き方について。確かに新選組や真田信繁に対し、新しい見方で描きました、史実も再考証をしましたというのはいいでしょう。ただそれにこだわりすぎるあまり、人物の描写が、どこかおちゃらけた感じになってしまってもいるわけです。細かい部分にこだわるのはともかく、その当時の人々にしては、妙に現代劇的な設定になりがちで、こうなるとやはり時代劇としての旨味は失われ、この点が、三谷さんの脚本が小劇場的だと批判される一因ともなってはいるでしょう。

私も『真田丸』の放送前まではかなり期待もしたのですが、実際あの大河の終盤は如何にも物足りなさを覚えました。大坂の陣もですが、小野お通の描き方も、あれはないだろうとは思いましたね。そもそも信之がお通のところに通うのに、奥さんがついて来たりはまずしないでしょうし。ただパペットホームズとの共通点がかなり見られたのは、面白かったと言えます。これに関しての投稿は「真田丸とホームズ」でまとめています。

上記三谷大河もそうかも知れませんが、平成の頃は面白いともてはやされたものが、そろそろ節目を迎えている感もあります。『鎌倉殿』も最初の一月二月は観るかも知れません。しかし観ていてあまり面白くないと、視聴を止める可能性もあるでしょう。始まる前からこう言うのも何ですが、最近大河の視聴と言うのにそこまで情熱を傾けられなくなっているせいもあります。現時点で、すべてを完走したのは『西郷どん』が最後ですから。意外と『どうする家康』が面白くなるかも知れません、断言はできませんが。

それと余談になりますが、今年は水曜の21時にグラナダ版ホームズが放送されていることもあり、『相棒』の視聴はお休みしようかと思っています。数年前からいくらかその傾向はあったのですが、スペシャルに多少違和感を覚えるようになりましたので。このシリーズもやはり、平成に隆盛を極めた作品ですね。一方で、『刑事7人』が割と面白く感じられたので、こちらを最初から観てみようと思います。刑事ものでは、京都府警が舞台の作品も結構好きです。


飲み物-ブロンドのエール


[ 2021/09/13 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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