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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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白鵬引退と相撲界がやるべきこと

横綱白鵬が引退しました。名古屋場所後に横綱に昇進した照ノ富士の、優勝を見届けてからの引退発表でした。朝青龍引退後、稀勢の里も横綱に昇進したものの休場が多く、事実上の一人横綱が長かっただけに、かなりプレッシャーもあったでしょう。お疲れさまでしたと言いたいです。

ところで大相撲中継や関連番組は、私が知る限り、今はNHKのみとなっています。昔はJSPORTSでもやっていて、デーモン閣下が解説したり、各部屋のちゃんこ作りなどが紹介されていたりしたのですけどね。「国技」ゆえということもありますが、プロの大相撲のみならず、相撲そのものがもっとPRの場を設けてしかるべきかとは思います。

そもそも海外出身の力士が多くなっているとはいえ、柔道などの他の武道に比べると、その独自性の強さゆえに、なかなか国際的とならないのが長所でもあり短所でもあります。無論オリンピックやワールドカップなどの世界選手権があるわけでもありません。相撲の魅力をどのようにアピールするかが当然求められます。本当はNHK頼みではなく、他のチャンネルなり、動画配信サイトなりで情報を発信するのも、一つの方法であるかとは思うのですが。

飲み物ーアイスカフェオレ

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[ 2021/09/28 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大相撲そしてオリンピック関連

先日オリンピック関連投稿で、大相撲についてもちょっと触れましたが、その大相撲関係で今日、十両の貴源治が大麻を使用していたこと、正確には大麻煙草を吸っていたことが判明しています。大麻問題は2008年にも起こっており、その時は露鵬や白露山、若ノ鵬など多くの力士が解雇されましたが、今回はやはり同じ処分が下されるでしょうか。あと、この人の双子の兄弟の貴ノ富士も、暴行問題で引退しており、現在は総合格闘家になっています。

それから、日本で仕事がしたいという書置きを残して、宿舎から姿を消したウガンダのオリンピック代表選手ですが、四日市市で保護されました。名古屋に向かっているという情報があったようですが、三重にいたのですね。ちなみにウガンダ選手団は、20日に東京の選手村に入っています。

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[ 2021/07/21 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

オリンピック雑考続きそして大相撲

先日も書いたオリンピックに関してのあれこれ、その続きです。と言うか、これはラグビー好きからの視点から見たよしなしごとではありますが、オリンピックにしてもサッカーのワールドカップにしても、うちが開催をと望む声は多いようです。スポーツ大会はビジネスであり、様々な事情はあると思いますが、逆に特定の国だけで回すと言うわけにも行かないものでしょうか。

これも先日、夏季五輪はアメリカだけにとしては書いていますが、冬季オリンピックにしてもサッカーのワールドカップにしても、特定の国や地域を定めて、そこでやってはどうかとさえ思ってしまいます。それで思うのが、ラグビーのワールドカップです。基本的にラグビーのワールドカップは、ヨーロッパ(英4か国あるいはフランス)と、豪州またはNZで行われ、その間に南ア(1995)と日本(2019)でも行われています。

つまり、ある程度ラグビー人気が見込める国または地域でないと、行われないと言った方が正しいでしょう。無論将来的にどうなるかはわかりませんが、現時点ではその路線を踏まえており、2023年もフランスで行われる予定です。無論これには、ラグビーよりサッカー、あるいはその他のフットボールが盛んな国が多いという事情も絡んではいるでしょうが、これもまた1つの在り方かとは思います-しかし、やはり難しいでしょうか。

それから相撲に関して。先日の名古屋場所千秋楽では、白鵬が照ノ富士に対して勝利を決めた際にガッツポーズをしたこと、張り手を使ったことなどを問題視する向きもありました。確かに、横綱としてはあまり見かけないことであり、これを容認するべきかとは思いましたが、同時に、今までのプレッシャーから解放されたかのようにも見えました。

相撲の場合、国際競技でない(と言っていいでしょう)こともあり、ルールはかなり独自色が強くなっています。前出の白鵬の態度が云々されるのも、横綱がかくかくしかじかのことをしてはいけないという不文律があるためです。また、日本人横綱をと望む声も依然として根強いですが、もしこれが相撲以外の場合だと、逆に外国人差別だと言われかねないでしょう。その意味で、相撲と言うのは技も運営のされ方も、極めて特殊な競技であると言えるのかも知れません。

一方で相撲は競技でもスポーツでもないという見方もあります。無論突き詰めれば最終的には神事ですが、新聞のスポーツ欄で扱われ、また十両からの取組をNHKがすべて放送している以上、せめて柔道や剣道と同様に、武道と見るべきでしょう。何よりも、取組をNHKで放送して貰うというのは、最早プロスポーツとしての待遇と言っていいわけです。国技だからとも言えますが、国技と言うのは本来その国を代表するスポーツである以上、相撲とは結局どのような概念のものなのか、相撲協会もはっきりさせていいのではないでしょうか。


飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/07/20 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

スポーツと脳震盪

本当は『応天の門』を投稿しようと考えていたのですが、すみません、それはまた改めて。大相撲の三段目力士の響流さんが、28日に呼吸不全で亡くなったと報道されました。ご冥福をお祈りします。何でもこの人は、春場所の13日目に土俵に頭を打ちつけて動かなくなり、病院に搬送されて闘病生活を送っていたとのことです。頭を打ったことと、今回の死亡についての因果関係ははっきりしていませんが、頭を打ったまま5分間以上動かなかったそうで、脳震盪の疑いもあるし、もっと重篤な外傷性脳挫傷だったのかも知れません。これは脳の内部に血種ができ、呼吸障害が起こることもあります。

相撲というのは日本の国技とされています。ただスポーツと言うよりは武道です。いずれにしても国技である以上、こういう競技者の身体管理、健康維持のための提案が、相撲界からももっとなされていいと思うのですが、現実はどのようになっているのでしょう。相撲以外の格闘技もそうでしょうし、格闘技的要素を含むスポーツ(ラグビー、アメフトなど)、そしてサッカーも脳震盪や頭部外傷の対策は行われています。ラグビーの場合、脳震盪による一時退出を認めたHIAというシステムが試合に採り入れられており、NFLもかなり厳しい脳震盪対策を採っているようです。

あくまでも個人的な考えではありますが、相撲の場合は国際大会、特にワールドカップや国際選手権的な大会がありません。ルール改正とか、競技者自身をどのように守るかのノウハウは、国際大会や国際試合などを通じて議題となり、どのように改善するべきかがも話し合われる側面もあります。なかなか相撲自体、海外に波及しにくい競技ではあり、従って国際大会というのも実現できるか否かという問題もありますが、ならば一層のこと専門家と共に、如何にこういう事態を避けて行くか議論されてしかるべきでしょう。

飲み物-白いカップの紅茶
[ 2021/04/30 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

2021年1月ラグビー情報その2

まず高校と大学の決勝についてごく簡単に。
高校大会は桐蔭学園が優勝しました。京都成章、残念でした。この試合もさることながら、感染者を出さずに終わったことにややほっとしています。
それから大学選手権は、天理が早稲田を下して初優勝です。関西勢の優勝は、かつて故・平尾誠二氏が率いた同志社がV3を達成して以来、実に36シーズンぶりでした。36年前ということは、この年も今年と同じ干支で、丑年だったのですね。

そして今週末からのトップリーグですが、第1節の2試合が、選手の新型コロナウイルス感染により中止となりました。

「ジャパンラグビー トップリーグ2021」第1節 2試合開催中止のお知らせ
https://www.top-league.jp/2021/01/12/w1-canceled-match/
(トップリーグ公式サイト)

中止になったのは
トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs サントリーサンゴリアス
リコーブラックラムズ vs キヤノンイーグルス
の2試合です。
チケットを入手していた人も残念だし、そして何よりも選手自身も残念でしょう。この場合再試合は行われず、双方に勝ち点2が与えられます。

チームスポーツの場合、やはり感染の確率は高いと思われますし、そして何よりも、季節的に風邪やインフルエンザが流行しやすい冬であり、感染者数の増加も、それが一因ではないかと思われます。

それからチームスポーツではありませんが、大相撲の力士もかなり感染しています。相撲の場合、部屋での共同生活ですからどうしてもリスクが高くなるでしょう。しかし関取16人休場ですか、取組編成はどうなるのでしょうね。

飲み物-タンブラーの白ビール
[ 2021/01/12 23:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2020年12月ラグビー情報その2

気温が下がって来て、大学やトップリーグのチームでもコロナウイルス感染者が出ています。全国大会を控えた高校チームも気になります。一方で、ボーデン・バレット選手がサントリーサンゴリアスに合流です。

バレット選手プロフィール
(サントリーサンゴリアス公式サイト)

それから14日に、2023年ワールドカップの組み分けが発表され、日本はプールDに入ることになりました。このプールで現在出場が決まっているのは、日本の他にイングランドとアルゼンチンです。他の2チームは予選の結果を待ってからになりますが、記事中にもあるように、サモアかトンガ、そしてカナダかウルグアイとなりそうです。尚日本に取って、ワールドカップでイングランド、そしてアルゼンチンと当たるのは、いずれも2度目となります。記事はnikkei.com(一部ワールドラグビー公式サイト)より。

日本、強豪イングランド・アルゼンチンと同組 ラグビーW杯

ジョセフHC「大きな挑戦」 ラグビーW杯抽選から一夜明け
https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20117_V11C20A2000000

このコメントに関しては、上記日経の記事よりも、もう少し詳しい記事が「ワールドラグビー」の日本語サイトにありますので、こちらも置いておきます。

日本代表ジョセフHC、RWC 2大会連続8強入りへ「大きなチャレンジになる」

記事中のジョセフ氏の言葉が、一つ一つ頼もしいです。そしてリーチ選手。

リーチ「優勝するつもりで」 ラグビー23年W杯へ意気込み

特にイングランドは、かつて日本代表HCを務めたエディー・ジョーンズ氏が率いていることから、何かと話題になるかも知れません。本番に備え、まずは来年のブリティッシュ・ライオンズ戦で自分たちのプレイをアピールしてほしいものです。

一方リーチ選手、アジアラグビーの発展のために、モンゴルの高校生の日本留学を支援しています。モンゴルと言えば相撲が定番でしたが、今後ラグビー留学生が増える可能性もありそうです。

日本代表リーチ選手がモンゴル人高校生の日本留学を支援、アジアラグビー発展へ新たな試み
(ワールドラグビー日本語公式サイト)

飲み物-バーのビール
[ 2020/12/16 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2020年9月ラグビー情報その3

ラグビー関連情報ですが、今日もまた訃報からです。かつての日本代表で、東芝ブレイブルーパスのFWコーチに就任したばかりの湯原祐希氏が、9月29日に36歳で亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

(東芝ブレイブルーパス公式サイト)

それからパナソニック・ワイルドナイツですが、チーム運営をより強化すると発表しています。

パナソニックがワイルドナイツを含むスポーツマネジメント事業を強化
(ラグビーリパブリック)

こういうのを見ると、いよいよ新リーグも間近に迫って来たことを実感するのですが、その新リーグの前の最後のトップリーグ、と言うか、プレ新リーグは2021年1月16日に開幕です。

「ジャパンラグビー トップリーグ 2021」大会概要およびファーストステージ日程決定のお知らせ
(トップリーグ公式サイト)

今回は、トップリーグの下部組織であるトップチャレンジリーグも参加するため、ファーストステージ、セカンドステージそしてプレイオフが行われることになります。

その他、松島幸太郎選手の所属するクレルモンは、欧州チャンピオンズカップでラシン92と対戦し、試合は負けましたが、松島選手が移籍後初のトライを挙げています。

また、今年で100回目を迎える高校ラグビーですが、開会式はコロナウイルス感染拡大防止のため中止となっています。他にもU18レベルの参加が中止になるなど、記念すべき大会なのに、ちょっともったいないような気がします。

ツール・ド・フランスの次はテニスの全仏オープンが行われていますが、いずれも初夏から夏にかけて行われる大会なだけに、木々が色づく中での開催はかなり珍しいものではあります。

それと大相撲、正代関優勝及び大関昇進おめでとうございます。

飲み物-バーのビール
[ 2020/10/01 00:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』足利義輝の直垂と『陸王』坂本太郎のコーディネーション

またも『麒麟がくる』の衣裳関連です。何日か前に、谷原章介さん演じる三淵藤英の衣裳(公式サイト「衣裳の世界」)について、この柄は確か安土桃山時代以後の物であることに触れ、また青海波についても書いています。今回は公式サイトでは、その1つ前に当たる、向井理さん演じる足利義輝の直垂に関してです。
この義輝の直垂、サイトではこのようになっています。
義輝直垂1

実はこの袴の足元の部分、生地の説明のために赤丸がつけられていますが、その少し下に白の括り紐があります。

義輝直垂2
(直垂関係の2点はNHK ONLINE『麒麟がくる』サイトより)

実はこの括り紐なのですが、装束関係に詳しい人物によると、室町後期の直垂の袴は切袴であり、括り紐はありませんでした。元々直垂のように垂首(今の着物の打ち合わせのようなVネック式の襟)の衣服は庶民の物であり、動きやすさを重視されたため、袖口や袴の裾には括るための紐が付けられていましたが、それも鎌倉時代の頃まででした。その後武士の礼服となるにつれて、裾の括り紐は付けられなくなります。その意味で、これはちょっと奇妙に感じられます。また足袋を履いていますが、これも直垂着用時は裸足であったとも言われています。

無論室町、戦国時代でも括り紐が裾についた直垂はあります。それは鎧直垂です。これは読んで字の如く、鎧の下に着るわけですから活動的でなくてはいけません。そのため袖口の括り紐は言うに及ばず、袴の裾も括り紐が付いています。しかしこの義輝の直垂は、特に鎧直垂ではなさそうです。スケッチのところにある走り書き風のメモを見ても、特にそう書かれてはいません。また、大相撲の行司が来ている直垂で、裾に紐がついたのがありますが、行司装束は鎧直垂に近いと、確か以前高砂部屋のホームページで見たことがあり、それだと納得できます。実際幕下以下の取組の場合、行司さんが裾を括って裁いていることもありますね。

それにしてもこのページ、「禁色」などといきなり出て来ますが、こういうのは説明をきちんとすべきでしょう。すべての人がこれを知っているとは必ずしも言えないでしょうし、外国の人も見ているかもしれません。一定の地位のある人、官位を持つ人にのみ許された色のことです。時代によって様々ですが、所謂
黄櫨染
黄丹
は皇族方のみの色で、それ以外の人物が使うことはできません。昨年の即位の礼で、天皇陛下が黄櫨染の方を着用しておられたのを、見たことのある人も多いでしょう。なお黄丹は皇太子の色で、昨年は秋篠宮殿下がこの色の袍を着ておられました。

それから装束関係ではありませんが、以前大河ドラマでの風間俊介さんの衣裳、すなわち『麒麟がくる』の松平元康と、『西郷どん』の橋本左内の画像を比較して、橋本左内が着ている寒色の衣裳の方が似合っていると書いたことがあります。
無論大河ではなく、現代ドラマでも同じことが言えるかと思います。こちらは『陸王』で、銀行員(後に東京キャピタルに転職)の坂本太郎を演じる風間さんです。ニューイヤー駅伝で、ダイワ食品の茂木裕人が陸王を履いて完走したことを記念し、恐らくは新年会を兼ねた飲み会で、乾杯の音頭を取っています。

陸王坂本太郎
(『陸王』DVDシリーズより)

チェックのシャツに白っぽいニット、グレーのジャケットですが、こういうコーディネーションがこの人には似合いますね。

[ 2020/07/20 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ワールドカップ代表発表とその他関連ニュース

まず、先日分(大河ドラマ雑考-30)の投稿分の、主人公と恋仲の人物の描写の部分を一部修正しています。

そしてラグビー代表関連です。本日8月29日、ワールドカップ代表が発表されました。メンバーは以下の通りです。

日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ
(日本ラグビーフットボール協会)

ほぼ予想通りですが、とりわけ目を引くのはトモさんことトンプソン ルーク選手です。自身4度目のワールドカップのベテランです。なお選考から外れたメンバーは、バックアップメンバーとなって、選手がケガなどで出場できない時に登録されます。ケガといえば、姫野選手がねんざで南アフリカ戦は出場できないようです。本大会には間に合いそうですが。代表選出に関してはこちらの記事もどうぞ。

日本代表、ワールドカップ最終登録メンバーを発表。ラグビーワールドカップ
(JSPORTS公式サイト)

それからワールドカップ関連のニュースをいくつか。(いずれも産経ニュースより)

「ラグビー神社」登場 W杯盛り上がりを祈願

かつてプロ野球関連でこういう「神社」ができたことはありますが、ラグビー関連でできるとは予想外でした。下鴨神社ゆかりの神といえば、玉依姫命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)ですが、一説によれば、サッカー代表のエンブレムになっている八咫烏は、賀茂建角身命の化身です。

ラグビーW杯、8強で報奨金100万円 日本協会決定

無論1人辺り100万円です。ちなみにベスト4で300万円、優勝で500万円となっています。『ノーサイド・ゲーム』に登場する日本蹴球協会の木戸専務理事は、ラグビーはアマチュアリズム云々と言っていますが、実際は既にワールドカップの成績によって、報奨金が支払われる「プロ」競技となっています。日本代表はどこまで行けるでしょうか。

白鵬、ラグビー日本代表にエール

白鵬関はリーチ選手と親交があるそうですが、以前付き人と一緒に、秩父宮ラグビー場にテストマッチを観戦しているのをTVで観たことがあります。しかし、モンゴルからラグビー選手を呼び寄せているとは初耳でした。

[ 2019/08/29 22:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ノーサイド・ゲーム第3回あらすじと感想

柴門が監督に決まり、アストロズの強化がスタートします。一方で君嶋は地元に密着しようと、選手にボランティアを勧めますが、これに関して選手間で意見が割れます。そして肩を亜脱臼した岸和田は、病院で思いがけない経験をします。

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アストロズは三保ヶ関部屋部屋に出稽古に行った。力士たちを相手に選手はよく奮闘するが、唯一ラグビー経験のないGMの君嶋隼人まで、まわしを締めて土俵に上がることになる。幕内力士になすすべもない君嶋だが、攻撃ラグビーを目標に掲げる、柴門琢磨を監督に迎えて新しいスタートを切る。その柴門の監督就任を、サイクロンズの首脳部は苦々しく思っていた。そして君嶋の息子博人は、かつて自分をいじめていた龍一という少年と共にラグビーをやろうと決心し、アストロズでラグビーを教わることになる。しかし人数のあまりの少なさに、龍一、そして博人もグラウンドを離れて行った。

ノーサイド・ゲーム第3回出稽古
君嶋隼人(大泉洋、中央)はアストロズのメンバーと三保ヶ関部屋を訪れ、自らも土俵に立つことになる

一方柴門のアドバイスで、アストロズはGPSを使った練習を行い、選手個々のプレイを把握することにした。君嶋が不思議に思ったのは、日本のラグビーが2015年のワールドカップ後、世界で注目されているのに、なぜ国内では低迷しているかということだった。アストロズの昨シーズンの平均観客数は2500人、しかもその多くはタダ同然のチケットで入場した人々だった。その収益は日本蹴球協会に入っていた。君嶋は日本蹴球協会でのプラチナリーグのGM会議で、集客のための努力について意見するものの、OBが殆どのラグビー界は閉鎖的であり、専務理事の木戸は規模はともかく、金銭面に関してはラグビーはアマチュアであると、すげなく断られる。

しかも君嶋の家族、真希や博人や尚人は皆、サッカーのファンクラブの方に心が傾いていた。そこで君嶋は、アストロズにも同じ物を作ろうとする。地域貢献のための清掃や施設訪問などのボランティアで、選手たちはオフの時間をそれに割き、さらに柴門は選手の一体感を図るために合宿を前倒しして、クラブハウスで寝泊まりをさせていた。選手たちは仕事以外はラグビーとボランティアに集中するようになっていた。しかも柴門はボールを多量に買い込み、地元の小学校の子供たちに配ってアストロズをPRした。その子供たちを博人と龍一が、離れた所から見ていた。

ノーサイド・ゲーム第3回ボランティア
岸和田徹(高橋光臣、左から2人目)をはじめアストロズの選手は、ボランティアで小学校を訪れる

アストロズは入院中の子供たちもボールを配り、ホームページも起ち上げていた。これらの経費のため、予算は修正を余儀なくされた。しかもこの最中にも滝川桂一郎はカザマ商事買収を進め、社長の座を狙っていた。2000万の追加予算の要請で、君嶋は批判され、滝川からはプレッシャーをかけられるが、社長の島本はそれを受け入れた。そんな君嶋に柴門は声をかける。

俺は優勝争いをする、お前は黒字にする。お互いの仕事を果たすまでだろう。

その日、トキワ自動車では第二新卒の面接が行われていた。それにはニュージーランド帰りの七尾圭太も顔を見せていた。城南大が遠征でニュージーランドを訪ねた際、顔見知りになった七尾は、かつての膝の負傷は癒えていたが、リスクの多いプロよりも、一般社員として仕事をする道を選んでいた。

ファンクラブには125人の申し込みがあった。しかしボランティアに時間を取られ、優勝を狙うはずなのに、練習ができないことに選手は不満を感じていた。このためボランティアに顔を出す選手は限られて行った。しかも練習中に岸和田徹が肩を負傷してしまう。

君嶋は岸和田にすべてを押し付けた責任を感じた。さらに選手の間でも、ボランティアを巡って対立が生まれる。しかも真希がFC東京のファンクラブに入ると言い出し、ならば名前だけでいいから、アストロズのファンクラブに入ってくれと君嶋は頼み込む。しかし真希は名前だけというのは嫌だとパンフレットを丸めてしまい、ラグビーのどこが面白いのかを説明してくれ言う。シーズン開幕を控えた週末、練習を見ていた君嶋に、佐倉多英は現時点で登録したのは184人だと伝える。君嶋はボランティアの効果を話し、諦めずにやろうと言った後、退院する君嶋を迎えに行く。

ノーサイド・ゲーム第3回博人
母親の真希がくしゃくしゃにしたパンフレットを拾う博人(市川右近)
(画像はTBS公式サイトより)

岸和田はボールで遊ぶ子供たちを眺めていた。その中には、かつて自分がボールを贈った少年もいた。その子は翌日に心臓の手術を控えていたが、ボールに書かれた「勇気」の文字のお蔭で、怖がらずに手術に臨めたと母親は話した。ボランティアは自分のためにある、あの子から自分は勇気を貰ったと岸和田は君嶋に話す。

君嶋はある日ミーティングをキャンセルし、選手たちを行きつけの店「多むら」での飲み会に誘った。その場で君嶋は、練習もボランティアも頑張ってくれと話す。既にボランティアをやめる選手も多く異論も出るが、君嶋はアストロズを強くするには収益のため、そして次世代を担う子供たちに、ラグビーを知ってもらうためだと力説する。また岸和田も病院で経験したことを話す。選手たちは次第に耳を傾けるようになった。柴門は、ラグビー経験のないお前が役に立つとはこういうことなのだなと言い、選手たちはその後両方に精を出すようになる。

やがてシーズンが開幕し、アストロズのファン登録は5000人を超え、チケットは1万2000枚の売れ行きを見せた。当初は空席が目立ったスタジアムだが、その後スタンドには人々が集まり、選手たちがグラウンドに呼ばれた。その人々が、かつてボランティアで触れ合った人々であることに選手たちは感動する。その中には、岸和田がボールを渡した少年や、君嶋の息子博人、そして龍一をはじめとする友達もいた。やがてキックオフの笛が吹かれる。

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この中で柴門がしきりに「家族」という言葉を使います。実際ラグビー選手の一体感というのはかなりのものです。逆にそうならないと、プレイに影響が出かねません。そのための合宿でもあるわけです。実はこれは、日本代表のジョセフHCも口にしたことがあります。それと君嶋隼人が選手たちを前に、会社の予算に頼っている社会人ラグビーに言及するシーンがありますが、これと、先日の清宮克幸氏のプロリーグ構想を一緒に考えると、興味深いものがあります。尚柴門の「ラグビーを知らない云々」は、GM会議関連で、お前は素人だ、ラグビー界の常識がお前には非常識だと言うのが伏線となっているようです。

ところで君嶋家の長男の博人ですが、この子は友達となった龍一の意見に多少なびくところがあるものの、本当はラグビー好きなのでしょう。実際母親の真希がくしゃくしゃにしたアストロズのパンフレットを、じっと見てからファンクラブに入りたいと言う辺り、大人しいけど芯のある子のように見えます。結局FC東京のファンクラブよりもこちらを選んで、その結果龍一やその家族も入ることになったと考えられます。

それから、イングランド代表相手に日本が健闘したことを話すシーンがあります。ただこの時点では2017年の設定で、イングランド戦は2018年ですね。2017年はフランスに引き分けていますが、ドラマでのプラチナリーグの開幕よりも数か月後ですから、時系列的には前年2016年の、ウェールズに僅差で敗れた試合を話題にした方が、よかったのではと思います-あくまでも個人的見解ですが。

そして、これはまた改めて投稿しますが、パシフィック・ネーションズカップ(PNC)のトンガ戦、日本は41-7で快勝しました。次はフィジーのスバでアメリカとの試合ですが、このアメリカもサモアに勝っています。この『ノーサイド・ゲーム』のプラチナリーグ初戦も、アストロズ勝利となりそうです。ところでNHK『みんなのうた』でも米津玄師さんの曲が採り上げられていますが、私としてはこの方は、やはりこのドラマのOPのイメージです。

[ 2019/08/04 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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