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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  独眼竜政宗

『黄金の日日』に思うこと

『黄金の日日』のアンコール放送については、以前も明智光秀関連で書いたことがあります。商人が主人公で、その意味では今年の『青天を衝け』と似た部分があります。とはいえ時代背景も、また主人公の境遇も大きく異なりますので、同列には論じるのは難しいでしょう。

この大河が面白いと感じる人はかなりいるようです-三谷幸喜氏もそう語っています。実際キャストも豪華だなと思いますし、その当時としては珍しく海外ロケも行われており、予算もかなりの額ではなかったかと思われます。またそれまで武士の視点からだった大河を、商人の視点からにしたという斬新さもあるでしょう。ただそこまで面白い大河であるかと言われると、正直な話何とも言えません。描写やキャラ設定などはいいと思います。

ただ私としては、同じ戦国時代を舞台にした『風林火山』、あるいは『独眼竜政宗』などの方が、題材としてはオーソドックスながら、かなり面白い大河であるかと思います。確かに1978年当時は、かなり攻めた大河ではあったのでしょう。しかし2021年の今観た場合、面白くはあるけれど、ずば抜けて面白いかと言うと、残念ながらそうでもない。少なくとも私はそう感じてはいます。

飲み物-黄金色のビール
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[ 2021/07/15 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第2回に関して

今回も、ナビゲーター?家康公からスタートです。そういえば北大路さん、『神様のカルテ』では大狸先生と、まるで家康のような呼ばれ方をされていますね。ちなみに、天皇陛下と同じお誕生日だそうです。

さて栄一は9歳になったとありますが、演じているのは前回と同じ子役さんですね。ともあれ多少は大人になっているわけです。
村祭りが近づいて来ましたが、村の男たちは藩命で人足に駆り出されてしまいます。これでは祭りができません-この「祭りができない」という設定に、何やら昨今の事情とだぶるものがあります。しかし栄一は一計を案じ、父たちが戻って来た後に、自分たちで祭りの獅子舞を披露します。

栄一が踊っている内に、いつの間にか吉沢亮さん演じる青年期の栄一となって行くのですが、子役が出る大河の場合、この子供→大人への移り変わりをどうするか、今まで多くの作品で様々な趣向が凝らされて来たと思います。個人的には『独眼竜政宗』の、部屋に入ったら大人になるシーンとか、『おんな城主 直虎』で、子供と大人のおとわ(次郎法師)がすれ違うシーンなどは面白いなと思いました。

一方七郎麻呂こと慶喜は、水戸から御三卿の一橋家に養子として迎えられますが、本人はどうやら水戸の方がいいようです。尚こちらも能を演じていて、面を外すと草彅剛さん演じる大人の慶喜が現れるのですが、願わくば少年時代の慶喜が舞っていて、面を外すと草彅さんだったという設定にしてほしかったですね。

また役人に対して低姿勢の父に栄一は怒るものの、農民だから仕方ないと諭されますが、『龍馬伝』の上士と下士の関係や『西郷どん』のふきの身売りなど、身分制度に疑問を持つ描写がなされ、それが明治への原動力となるというのは幕末物にありがちですね。

それからこの大河ですが、

いだてん
麒麟がくる

に比べると、まず現時点では時代劇らしさはあります。演出への疑問も、今のところあのCGの蚕のみです。

サブタイも恐らくは「栄一、○○する」といった形でまとめられるのでしょう、過去の映像作品のタイトルを使ったりしないのには好感が持てます。そして、何よりも着物がやたら派手派手しくないのには救われます。栄一が来ている着物には麻の葉の刺繍がされていますが、子供の着物によく使われる図柄ですね。『鬼滅の刃』の禰豆子も、麻の葉模様の着物です。

一方で、江戸の描写が今の所幕府と水戸家、一橋家に限定されているふしがありますが、今後のことを見据えて、薩摩や長州、越前などもそろそろ出していいのではと思います。それと、やはり小松帯刀を出してほしいです。
(2021年2月26日一部加筆修正)

飲み物-冬のティータイム
[ 2021/02/25 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-43(『青天を衝け』ガイドブックを見て思ったこととは)

まず、先日の『どうする家康』関係投稿で、徳川家康の嫡男の信康を、信勝としていました。失礼いたしました。訂正しています。

まだ放送にはもう少し間がありますが、「今年の」大河ドラマ『青天を衝け』のガイドブックが書店の店頭に並んでいます。構成としては、まあ従来通りではあります。それとこの大河、やはり過去の幕末大河の出演者が結構多いですね。
ところで『麒麟がくる』もそうでしたが、NHK出版のガイドブックには「大河プレイバック」なるページがあります。『麒麟がくる』のNHK出版の分は、『国盗り物語』が紹介されていました(ちなみにNHK出版の分は前編しか購入していないので、後の2つは生憎見ておりません)。
この大河プレイバック、要するに、その年の大河と同じ時代背景の作品を紹介しているわけで、この前編の分は『獅子の時代』が紹介されています。この他にも大河ドラマ年表などもあり、つまるところプレイバック共々、大河はこれだけ歴史があるのですよと言いたいのかも知れません。

しかし見方を変えれば、大河は一部の作品を除けば、かなりの作品が同じような時代に集中しており、同じ時代の同じような人物を何度もなぞって来た経緯があります。戦乱や歴史上の大きな出来事がドラマの中心になるためです。これは一巡目か二巡目まではいいのですが、それ以上になるといくら手法を変えてみても、どことなく似た印象になりがちです。また前の同時代の作品との比較もされるようになります-無論、前の作品の方がいいとは必ずしも言えないでしょうが。それを意識してのことなのか、近現代物を入れたり、放送フォーマットを変えたりという試みもなされましたが、あまりうまく行きませんでした。
そもそも過去を振り返るということ自体、方向性としてあまり前向きとはいえません。逆にこのような企画を始めたということは、やはり大河も、あと何作かで終わらせるのかと思われても不思議ではないでしょう。その場合、今まで描いてない人物や時代を中心にやることも考えられます。

しかしその「歴史のある」大河、その制作を支えてきたのは、言うまでもなく視聴者の受信料です。これも先日の『どうする家康』絡みの投稿で触れましたが、制作統括や脚本がこうしたい、ああしたいと言っていても、とどのつまり、何十億もの受信料があるからこそそれが実現可能なのです。にもかかわらず、NHKの制作サイドは、視聴者の受信料のおかげで大河が作れていますなどと、しおらしいことを言ってくれたためしがありません。
元々公共放送の目的は、一般人を利するための報道であり放送であって、ドラマ制作ではないというのは前にも書きました。今NHKのスリム化、受信料の値下げが叫ばれていますが、公共放送としてやって行くのであれば、1世帯500円程度でいいのではないでしょうか。2020年の日本の世帯数は約5700万ですが、仮に受信料を500円としても285億円は確保できるのです。ニュース、気象と災害のみであればそれで十分でしょうし、それより安くする(職員を減らす)こともできるでしょう。
ドラマはスポンサーを付けて作ればいいだけの話です。もちろんNHKの職員が、スポンサーに頭を下げてお金を出してもらうことになりますし、数字が悪ければ打ち切りの可能性もあります。

数字と言えば、これも以前書いたことではありますが、『独眼竜政宗』と『武田信玄』は双璧です。一方で『独眼竜政宗』、『武田信玄』の舞台は出羽と甲斐という「東国」であり、それも数字に大きく影響しています。一般に公表される視聴率は関東の数字だからです。寧ろこの場合、関西はどの位だったのかを知りたいとも思います。無論『麒麟がくる』も、東海地方であればもう少し高くはあるでしょう。そもそも地元、あるいはそれに近い地域では高く出るからです。
このようなことから、せめて大河は東西の数字を公表するべきではないかと思われます。しかしそうなると、今年の大河は関東ですから、それなりに高い数字が出てしかるべきとはなるわけですが。

飲み物-ワインと暖炉
[ 2021/01/31 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その2

突っ込みその2です。再び磯智明氏のコメントからです。

単独主役では1983年 滝田 栄さん主演「徳川家康」以来40年ぶり、家康役は「麒麟がくる」まで多くの方が演じています。タヌキ親父とか策略家、最近ではボスキャラとしての登場が多い家康ですが(後略)

この滝田さんの家康はいわば「きれいな家康」であり、その17年後、『葵 徳川三代』で津川雅彦さんが演じた主人公の一人である家康は、如何にも策士でタヌキ親父といったイメージでした。ですからこの次の家康像は、この2つのイメージからは外すことになるわけで、だからこそ
「若くて頼りなくて信長に兄事する家康」
が、松本潤さん主演で描かれるのでしょう。
しかし思うのですが、「多くの方が演じている」家康であり、しかも『麒麟がくる』にまで登場しているわけですから、また家康かとうんざりする人も多いのではないでしょうか。

戦国大河の主人公になりそうな人物は、他にも大勢います。島津義久や長宗我部元親、加藤清正などでも十分主人公たり得るでしょう。また以前に大河化された『独眼竜政宗』や『天地人』をアレンジし、戦国期の東北地方を描いてもいいのです-この場合、最上義光や堀直政を是非加えてほしいところです。なのになぜまたもや家康なのでしょうか。

NHK公式サイトの紹介ページでは「ねらい」としてこうあります。

乱世を生きる運命を受け入れ、未来を切り開いた男・徳川家康。
彼の生涯を、脚本家・古沢良太の手により、歴史ファンから少年少女まで、幅広い世代が楽しめるエンターテインメント大作として、令和の時代によみがえらせます。
家康が生きたのは戦乱の世、まさに予期せぬことが次々に起きる時代。
彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」
判断ミスで苦杯をなめ、ピンチも招きましたが、決して逃げず、答えを出し続け、乱世を終わらせました。
先行きの見えないのは現代も同じ。家康を現代に通ずるリーダー像として描いていきます。

乱世を終わらせたから、とNHKは言いたいのかもしれません。
しかし日本史に於いて、乱世を終わらせることができた人など限られています。そういう人を何度も出すよりは、今まで大河化すらされていなかった人物の方が、新鮮味があるのではないでしょうか。それよりも、なぜ今この時点で
「乱世を終わらせた」人物でなければならないのか。問題はそこでしょう。
「先行きが見えないのは現代も同じ」だからと言いたいのかもしれません。
しかしこれも前に書きましたが、現代も同じだからという前提のもと、新時代を切り開いた人物を主人公にした大河ばかりが企画されている感は否めません。
NHKも受信料で大河を作っているのなら、もう少し考えてみてはどうでしょうか。この意味では『鎌倉殿の13人』も新時代の幕開けではあるのですが、
  • 制作側がその点を強調しない
  • 鎌倉幕府の要人でいながら、実際には執権としての北条氏を打ち立てた人物が主人公
ということで、多少趣が異なっています。
というか、2020年以降の大河の制作統括や脚本家の中で、本当に歴史が好きなのは、三谷氏だけではないかと思います。でなければ、13人の合議制をメインに持ってくることなどないでしょうから。

あとこの「どうする家康」なるタイトルもちょっと抵抗があります。
大河のシリーズとしてのタイトルと言うよりは、1つのエピにつけられるサブタイのようです。何らかの理由で家康が窮地に陥った放送回のサブタイ、そのような印象を受けるのですね。もう少し工夫できなかったのでしょうか。尚、上記の引用部分に

彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」

とありますが、これもくどいというか、そうまでしてこのタイトルにしたかったのかと、何やら疑問ばかりが湧いてきてしまうのです。

次は、脚本家の古沢氏について書きたいと思います。

(この項続く)

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2021/01/25 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河と視聴率

「困った時の戦国頼み」に関して、あまり数字だけで判断するのも何ですが、視聴率と絡めてもう少し。1967年と68年に幕末大河を放送(恐らく明治維新から100年というのを踏まえて)したものの、68年の『竜馬がゆく』でそれほど数字が取れず、翌年から連続して戦国~江戸初期が舞台の大河を放送したことは、前にも書きました。しかしながら、そこまで視聴率が上がったのかというと、そうでもなさそうです。ビデオが普及していない時代ですが、この頃から民放が、大河を意識した番組を流すようになったせいもあるのでしょうか。ちなみにウィキによれば、平均視聴率は

天と地と 25パーセント
樅ノ木は残った 21パーセント
春の坂道 不明

となっています。25パーセントと言えば、幕末物ですが『篤姫』とそう変わりませんし、21パーセントと言えば、『功名が辻』とあまり変わらず、また『利家とまつ』より低いです。これから見るに、NHKは戦国大河にいくらか活路を見出していたものの、まだそこまで数字が取れていたわけではなく、無論大河を観ていない層も多かったかと思われます。

戦国大河のブレイクと言えば、やはりバブル期の『政宗』と『信玄』で、NHKが戦国頼みになるのは、やはりこの頃からではないでしょうか。そのせいか、『秀吉』も30パーセント台を記録したとされています。逆の見方をすれば、大河は20パーセント台が普通であり、30パーセント台後半と言うのは、時期限定の特殊な現象であったとも考えられます。『秀吉』後は、戦国といえども30パーセント台の視聴率は影を潜めるようになりますが、ある意味元に戻ったとも言えますし、この頃からTVに代わる娯楽が登場し始めたせいもあるかも知れません。

その後戦国大河は、2000年代は20パーセント台を記録しますが、2010年代になると20パーセント割れを起こすようになります。個人的には楽しめる作品もあったのですが、大河を観ない、あるいは8時からの本放送を観ないという傾向が反映されているようです。そのため頼みの綱の戦国も、『軍師官兵衛』で15パーセント台、『真田丸』で16パーセント台となり、『おんな城主 直虎』に至っては12パーセント台と、戦国大河最低記録となりました。『麒麟がくる』も現時点の平均視聴率が14パーセント台と、戦国大河としては苦戦が続いています。色々事情はあるにせよ、切り札と言うべき戦国も数字を取れなくなっているわけで、NHKの今後の出方が注目されます。無論総合視聴率をチェックすれば、場合によっては20パーセント台と、過去の大河に引けを取らない数字ということもあるのですが、如何せんこれがNHKから発表されることはありません。しかし本当に数字を意識しているのであれば、リアルタイムでなく総合視聴率を発表するという手もあるでしょう。

ところで『春の坂道』で、原作者の山岡荘八氏が主演として、中村錦之助(萬屋錦之介)さんを指名したとのことですが、その当時は原作者の権限がそこまで強かったのでしょうか。近年も原作がある場合は、原作者がコメントすることはありますが、流石にキャスティングにまでは口出ししないでしょうね。こういう部分にも時代の流れを感じます-無論、作家がそこまで関与することがいいという意味ではありません。

飲み物-ホットココア
[ 2020/11/26 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

困った時の戦国頼みと『鎌倉殿の13人』主要キャスト16日から発表

少し前ですが、「国盗り物語に見る明智光秀 26」で、困った時の戦国頼みという書き方をしています。無論一口に戦国と言っても、戦国中期の頃から江戸時代初期に至るまで様々ですが、一応ここでは、川中島の頃から、江戸時代初期までを戦国としておきます。

今まで大河ドラマでは、幕末や近現代物で視聴率が伸び悩んだ時には、必ず数年間連続で戦国物を投入して来ています。たとえば、1967年の『三姉妹』、1968年の『竜馬がゆく』と幕末物が2年連続となり、『竜馬がゆく』で視聴率があまり取れなくなったせいか、翌年から戦国物を入れてくるようになります。

1969年 天と地と
1970年 樅の木は残った
1971年 春の坂道

さらに1972年は『新・平家物語』でしたが、1973年は『国盗り物語』とまた戦国物です(個人的にこの大河は好きですが)。こうなるとヘビーローテ―ションを通り越して、戦国関連大河の中に、源平大河がぽつんとあるような状態です。流石にNHKも、『国盗り物語』の後はしばらく戦国物をやらず、5年後の『黄金の日日』で復活させています。これと似たような時期がもうひとつあります。言わずと知れた1980年代半ばの近現代物と、その後の戦国物です。この時は

1987年 独眼竜政宗
1988年 武田信玄
1989年 春日局

バブル期のこの時代の大河は、視聴率もめざましいものでした。と言うか、そもそも幕末物や近現代物を連続してやる必要はなかったわけです。当然ですが、これらの時代は数字がそれほど取れるわけでもありません。1986年の『いのち』だけがそこそこの視聴率でしたが、後は思ったほどではなく、結局時代劇に戻すことになりました。無論この時も視聴率回復策として戦国物が企画され、さらにジェームス三木氏が脚本を担当することになります。

この『独眼竜政宗』とそれに続く一連の大河はヒットしました。政宗を観た人が信玄を、そして春日局をと好循環が生み出され、その後の大河にも影響を与えました。ただしこれは、放送フォーマットを変えて、比較的レアな主人公を持ち出した時点で崩れてしまうことになります。

いつも思うのですが、せっかくいい流れで来ているのを、なぜNHKは断ち切ってしまうのでしょうか。大河を本質的にビジネスとして捉えていないのでしょう。例えば『琉球の風』をやるのであれば、それはそれでよかったのです。しかしその後にはまたメジャーな時代を持って来るべきで、さらにそれから2年ほど経って『炎立つ』を放送した方がよかったはずです。

しかも放送フォーマットを変えるにしても、受信料を払っている視聴者にこのことで何か説明があったのでしょうか。趣向を変えるのであれば、視聴者にまず一言あってしかるべきでしょう。結局放送フォーマットは変更されず、その後はまた視聴率復活狙いで、ジェームス三木氏の『八代将軍吉宗』となります。その後10年ほどはまず安定しますが、その後が戦国と幕末のヘビロテとなり、戦国物もかつてのような勢いは失われるようになりました。

それと『竜馬がゆく』、これは脚本にも問題があったと言われています。この時は大野靖子氏ではなかったようです。『国盗り物語』と『花神』の総集編を観る限りでは、やはり司馬作品は、大野さんの群像物にするのが一番収まりがいいですね。

それから、『鎌倉殿の13人』の主要キャストが早くも発表されます。
この間『青天を衝け』のメインキャストが発表されたばかりですが、今度は2022年大河です。如何にも三谷氏らしいというか、5日間かけて小出しに発表する予定だそうです。それはそうと、すっかり三谷大河の常連となった、堺雅人さんと山本耕史さんは今回も出演するのでしょうか。

【11.16~20】5日間連続出演者発表!2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
(NHK ONLINE)

飲み物-カウンターとカクテル
[ 2020/11/16 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

昔のドラマや大河についてよしなしごとをあれこれと

タイトルにあるように、ドラマについて取り留めもなく書いて行きたいと思います。

以前70年代のホームドラマについて書いたことがありますが、やはりドラマというのは、放送された当時の社会や世相を反映するものです。それゆえ年月が経ってから観ると、タイムカプセル的であり、その当時はこうだったのかと再認識、あるいは発見する手段とはなるでしょう。ただ如何せん、その当時とは物事の発想であるとか、生活様式、通信手段などがかなり異なっているためー特に、ここ何十年かはそれが顕著であるためー、同じ価値観を共有しにくいともいえます。

実を言うと私の場合、意外とホームドラマを観ていません(まったく観なかったというわけでもありません)。どうもワンパターンになりがちな嫌いがあり、むしろ80年代頃はドラマよりも、まだ民放で放送されていた時代劇、あるいはクイズとか紀行番組を主に観ていました。そのため『北の国から』も、『渡る世間は鬼ばかり』も大して観ていません。またこの2作ではないものの、ある時話題になっていたドラマの話を振られたことがあり、生憎それを観ていなかったため、どうにか取り繕った記憶があります。

話が戻りますが、制作当時の状況については、大河でも似たようなことが言えます。大河は時代劇ですから、その当時の社会を反映しているわけではないにせよ、制作技術がその当時のものであるため、カツラの継ぎ目がはっきりわかったり、ロケもしてはいるものの、スタジオ撮影の比重が高かったり、果てはCGがなかったりといった点が挙げられます。他にも登場人物を紹介する字幕がないといった点、また個人的にはあまり同意しませんが、女性主人公大河なども時代の風潮と捉えるべきでしょう。その意味では、こちらもそれぞれの時代を感じ取ることができます。

ここから大河関連です。先日川中島大河も最近は作られていないと書きましたが、元々20年に1度くらいの割合でしか作られておらず、今後その可能性がないとは言い切れません。これからも大河が続くのであれば、少なくとも赤穂義士物よりは制作される可能性が高いです。一番最近の作品は『風林火山』ですが、これは所謂上杉、武田の両雄を主人公としたものではなく、山本勘助が主人公で、主君の側室由布姫を慕うという設定になっているため、所謂川中島物とは一味違っています。

無論ラストの3話は川中島三部作となってはいます。ただしこれも信玄や謙信(政虎)、その他武将が出てはくるものの、勘助がメインとなっています。見様によっては、それぞれの大将ではなく家臣が主人公であり、主人公自身が戦場を駆け回り、敵将を狙う描き方になっているため、こちらの方が馴染みやすい部分もあります。またこの大河の最初の10話は原作にもないオリジナルですが、あれを入れたのは確かによかったです。

一番最初の川中島大河は1969年の『天と地と』ですが、これは生憎殆ど知りません。私としては、寧ろ1990年の映画を真っ先に思い出します。主役の渡辺謙さんが病気降板し、榎木孝明さんに白羽の矢が立ったあれです。大河の方は子役の演技がよかったらしいのですが、『天地人』も子役が注目を集めていますから、上杉が主人公の大河は子役が脚光を浴びる傾向があるようです。ちなみにウィキによれば平均視聴率は25パーセントで、実はこれは『半沢直樹』の第8回放送分とあまり変わりません。それを考えると、『独眼竜政宗』と『武田信玄』の視聴率30パーセント代後半はやはりかなりの物です。少なくとも80年代後半の方が家庭用ビデオは普及していたはずで、今でいうタイムシフト視聴率もそこそこあったと思われますが、それでもあの数字でした。あと『太平記』の平均視聴率が26パーセントです。

しかしこの原作ですが、主人公の謙信(景虎)が生涯不犯の誓いを立てたにも関わらず、宇佐美定行の娘乃美を正室に迎える設定になっています。尤もこの乃美はその後正室になる前に亡くなり、結局謙信はその後も独身を貫いています。とはいえ実際は宇佐美に娘はおらず、架空のキャラです。そして宇佐美も軍師となるわけですが、この人の経歴も諸説あり、軍師となってその後政景を暗殺したというのは、北越軍談によるものです。元々この定行なる人物は、琵琶島城主である宇佐美定満と同一人物とされています。

ちなみに『風林火山』では、定行ではなく定満となっています。また乃美ではなく、「浪」が直江景綱の娘として登場します。直江景綱の娘といえば、『天地人』のお船が有名ですが、もう一人養女?がいたとされていますので、少なくともこの作品では、その人物を浪と設定しているようです。ともあれ、この浪も侍女として城に上がり、景虎の夜伽を務めようとするも拒絶され、代わりに仏典を渡されて読むように勧められます。こちらは、景虎が正室に迎えるということはなく、家臣の内輪もめに嫌気がさした景虎が高野山に出奔した際に、城を出て出家することになります。

ところでその『風林火山』で、主人公の勘助を演じた内野聖陽さんですが、2019年に西島秀俊さんと主演した『きのう何食べた?』が、映画化されることになりました。公開は2021年の予定で、キャストは殆ど変わらず、かの妄想ジルベールこと井上航も登場するようです。

飲み物ウイスキー
[ 2020/09/26 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-36

先日も投稿した、『草燃える』をはじめとする源平大河ですが、これも
壇ノ浦まで
奥州藤原氏滅亡まで
承久の乱まで
に分かれます。戦国大河になぞらえると
秀吉薨去まで
関ヶ原まで
大坂の陣まで
となるでしょうか。
今のところ承久の乱まで描かれているのは、『草燃える』のみです。過去の源平物に於いては、平清盛や源義経を主人公とした作品が複数作られており、なかなか鎌倉時代まで行かなかったせいもあるのでしょう。

ところで、1980年代半ばに近現代三部作が作られたのは、これまでも何度か書いています。実際その直前の大河である『徳川家康』では、これが最後の時代劇大河などと言われたそうですが、しかしどう考えても、近現代物は従来の時代劇大河に比べると、創作を入れ難いという制約があり、主人公になる人物もやはり限りがあります。この当時のNHKがどのように考えていたかは不明ですが、せめて近現代を何年かやり、また時代劇に戻すという方法がこの場合現実的でしょう。結局近現代物はうまく行かず、『独眼竜政宗』でまた時代劇が復活することになりました。またこの80年代の10年間は、近現代物が続いたという点を除いても、源平物がなく幕末物が少ない、その意味でかなり異色の10年間でした。

源平物に関して言えば、1979年の『草燃える』の後は、1993年の『炎立つ』までこの時代が舞台の作品はありません。また幕末物は、架空の人物を主人公にした『獅子の時代』のみで、その後の『翔ぶが如く』は1990年の大河でした。それ以外は戦国物5作品と、赤穂義士物1作品になっています。通常1990年代までであれば、戦国メインは変わりませんが、それに幕末(実在の人物が主人公)に赤穂義士物、源平物という構成になっていたはずです。2000年代に入ると、この間も書いたように赤穂義士物がなくなります。これを補填するために、近現代物を制作しようというふしがなきにしもあらずですが、どうも近現代物は大河の本来の姿とは違うと思うし、また新しいことをやるのはいいのですが、如何せんそれがあらぬ方向に向かっているように見えます。受信料でやる以上、何か新しいことを計画しているのであれば、視聴者にそれなりの説明をするべきでしょう。でないと、ただの自己満足です。

飲み物-レッドビール
[ 2020/09/09 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『草燃える』の義経と人物描写

以前、1979年の大河『草燃える』関連投稿で、源義経について触れたことがあります。その時、この大河の義経はどちらかと言えば短慮で、兄頼朝の命令に従わないと書いています。というわけで、その『草燃える』のDVDを観てみたところ、やはり少々軽くて、これでは朝廷の思うままにされそうではあります。ただ今回観たのが、壇ノ浦合戦後の義経が登場する第3編であるため、それ以前の義経に関しては、また改めてDVDを観たうえで書きたいと思います。

その義経ですが、京で英雄視され、兄の許可を得ず勝手に任官を受けてしまいます。そのことで兄と対立すると、御所に乗り込んで後白河法皇に院宣を迫ります。無論それ以外にも、頼朝の神経を逆なでするが如きことをしており、この辺りにこの人物の無謀さが出ています。結局頼朝は義経を討とうとするものの、先を読んでいた義経は一旦は勢力を取り戻します。しかしそれも束の間、今度は自分が追われる身となります。後は史実のように奥州に身を寄せるに至りますが、総集編ということもあり、そこまで詳しく描かれているわけではありません。他の源平物や『炎立つ』の各エピのDVDの方が、このいきさつについては詳しく描かれており、その意味でせっかくの鎌倉物でありながら、総集編しかないのはちょっと勿体ないなとも思います。

そして頼朝の奥州攻めですが、この時義経終焉の場に義経の銘の矢が落ちていたことで、頼朝は床にひざまずいて涙を流します。これで思い出すのが、原作で義経がこの頼朝に初めて会った際に、兄上は涙を浮かべた、優しい人だと全成に話す場面です。しかし全成は自分の時も涙を流したと言い、暗にその涙は本心ではないかもしれないと、この弟を牽制するのですが、義経は真に受けてしまいます。その義経が亡くなってから、恐らく本心からであろう涙を頼朝が流すのは、ちょっと皮肉な話です。ところでこのシーンもそうなのですが、この大河は、どちらかといえば情に訴えるような演出が散見されます。

静が舞を奉納する際の、頼朝にいわば当てつけるような態度もさることながら、頼朝の長女大姫が、妊娠している静に向かって、お腹の子が男だったら殺すだろうから、逃げるように言い聞かせるシーンもまた然りです。とりわけこの大河は、大姫の描写に尺を割いている感もあります。この大姫が成長し、入内のいわば下見のような形で上洛した際、京でかつての婚約者、義高が乗り移ったような人物と会ったり、異次元空間でかつての義高に出会ったりと、何やら奇怪な描写が登場します。この辺の展開は正直微妙です。その後彼女は発狂したようになり、自分で自分の髪を切り刻むという不可解な行動に出た挙句、二十歳でこの世を去ることになります。無論物語の進行上、こういうのは確かに必要ではあるのですが、比較的女性目線だなと思われるところがあります。

それから北条政子が、嫡男頼家と対立しますが、この時はまだ病気の頼家を看病したりと、母親らしいシーンも登場します。しかし、同じ岩下志麻さんが演じている『独眼竜政宗』のお東の方になると、息子の食膳に毒を盛ったりするなど、かなり歪な親子関係になります。無論これは、戦国時代という時代背景も大きく関係してはいるでしょう。

あとやはり思うのが、この大河のセリフの多くが現代語であるため、その点で大河らしからぬ印象を与えてしまっています。女性同士の会話、特に大姫が「私、…なのよ」などと言うのは、現代ドラマというか朝ドラ的です。『真田丸』でも、きりが現代語を使っていましたが、この場合は彼女のみがそうであったこと、狂言回し的な役割であったことから納得はできました。ただし、きりの場合は朝ドラというより月9のイメージでした。

それと『国盗り物語』でもそうでしたが、この当時の映像だと、カツラやヒゲの継ぎ目などが、どうしても目立ってしまいます。致し方ないことではありますが。

またこの時代、当然ながら鎌倉という武家政権の中心地が独特のオーラを放っています。しかし何週間か前の『太平記』のアンコール放送で、「鎌倉炎上」を放送していたことを思うと、何やら無常さを感じずにはいられません。

飲み物-アイスココア
[ 2020/09/08 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

禅宗の寺院と武将の学問

以前にも書いたことがありますが、『麒麟がくる』で光秀が、子供たちに四書五経を教えているシーンがあります。ただしこの当時、四書五経は僧侶によって、禅寺で教えられていました。ちなみに光秀が子供たちを教えている称念寺は時宗の寺院であり、禅寺ではありません。これから考えるに、光秀は寧ろ、剣術や鉄砲の教師という設定にした方がよかったのではと思います-恐らくは、そちらの方も得意であったでしょう。そしてこの場合はやはり『天地人』で、子供たちが禅寺の雲洞庵で学んでいる方が、当時としてはごく自然な風景と考えざるを得ないのです。というか、上杉景勝が雲洞庵で学んだのは史実とされています。

天地人寺2
『天地人』喜平次と小姓たちが学問を学ぶ
(『天地人』DVDシリーズより)

彼らのみならず、多くの武将はやはり禅寺で学んでいました。かの豊臣秀吉というか木下藤吉郎も、尾張中村の禅寺、光明寺で字を習ったと言われています。その他上杉謙信は林泉寺の天室光育から学問を学び、伊達政宗は資福寺の虎哉宗乙を師としています。この虎哉宗乙は『独眼竜政宗』で、梵天丸に、なぜ不動明王が恐ろしい顔をしているかを教えた人物です。また『おんな城主 直虎』では、おとわたちが臨済宗の龍潭寺に勉強に通っていますし、学問とはまた異なりますが、武田信玄は美濃の禅僧であった快川紹喜を甲州の恵林寺に呼んでいます。

なぜ禅寺で四書五経が教えられるのか、それは禅宗と同時に儒学(朱子学)も伝わったからとされています。また五山文学に見られるように、この当時は漢文学も盛んで様々な漢詩が作られるようになりました。特に足利義満が日明貿易を推奨したこともあり、その貿易に必要な外交文書を作るのも、当時の五山の役目だったのです。ただ室町幕府の終焉と同時に、この傾向も終わりを迎えることになります。それから以前江戸時代の寺子屋について書いた時、当時の寺子屋でも教えられていた四書五経を落としていたので、それについて加筆しています。

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[ 2020/06/16 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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