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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『麒麟がくる』が終わって-3

すみません、先日の投稿分に「この項続く」を入れ忘れておりました。一応今回が最後となります。

この大河の時代背景や登場人物は、『国盗り物語』のそれと共通するものがあり、いくつかのシーンを比較したこともありますが、やはり違うなと思いました。無論作られた時代も違えば、スタッフもキャストも違うのですから当然ですし、向こうは斎藤道三と織田信長が主役であるのに対して、こちらは明智光秀が主役です。
ですから必ずしも同じ設定である必要はないのですが、どう見ても主人公が、誰かの使い走りといった印象が少なからずありました。光秀が主役であるのなら、彼自身をもっと押し出してほしかったです。あとやはり演出が奇を衒い過ぎで、観ていて不自然さを感じることが多々ありました。

また個人的な感想として、信長や秀吉のイメージも今一つな感がありました。特に信長は過去の信長像と違い過ぎでした。染谷さんは演技はうまいと思いますが、第一印象があまりにも他の大河の信長と異なるのは、デメリットと言えるでしょう。斬新さを出すのであれば、過去のイメージを踏まえつつ、それまでとは違った印象で持って来てもよかったのではないでしょうか-たとえば、『真田丸』の家康のように。

それと、長谷川さんはやはり武将の雰囲気ではなかったと思います。『八重の桜』の川崎尚之助、『まんぷく』の立花萬平で見せた長谷川さんならではの、ストイックで学者肌的なイメージを活かせる役の方がよかったでしょう。
何よりも多くの人がそう感じていると思いますが、オリキャラが出過ぎで、肝心の実在人物が彼らのせいで割を食ったようにも見えます。池端氏は庶民の目線ということでオリキャラを入れたようですが、それなら光秀が主役でなく、彼らを主人公にしたドラマを土曜時代ドラマで作るという方法もあったでしょう。
あと沢尻エリカさんの降板で、白羽の矢が立った川口春奈さん、一生懸命やっていたとは思います。しかし彼女も、それから駒役の門脇麦さんも、やはり今時の若い女性という印象は拭えませんでした。

それと本能寺後を描かなかったことで、光秀がこの「大事業」を成し遂げたことへの満足感、それに伴うやり場のなさといったものが感じられず、如何にも勿体なく感じられました。あの時の光秀自身、そして大名たちの心情はきちんと描かれてしかるべきでした。

そもそも『炎立つ』以外の源平大河では、義経はすべて平泉で討死しているし、幕末大河でも西郷隆盛は西南戦争で散っています。『炎立つ』では義経は行方をくらませていますが、それでも彼がジンギスカンになったのを仄めかす描写はなく、また幕末大河で西郷がロシアに渡ったなどという設定にももちろんなっていません。
なのにここで「光秀=天海」説とも取れるような展開にしたのは、どうかと思います。敢えて山崎の合戦を描かなかったというよりは、ちょっと最期が投げやりになったような印象を受けます。

そしてもう1つ、衣装や風景の色彩が鮮やかすぎて、時に毒々しく感じられたのは、やはりマイナス要因だったと思います。黒澤和子さんのデザインは、『西郷どん』や『青天を衝け』などではかなりまともなのですが、戦国時代を担当させるとああなってしまうようですね。恐らくクレームもかなり来たのではないでしょうか。

それからこれはちょっと目にしたツイートなのですが、恐らく大河を観ている人なのでしょう。NHKは解体してもドラマ部門は残してほしいといった意味のツイがありました。しかしNHKは公共放送であり、公共放送としてまず残すべきは報道、気象そして災害情報です。その意味でこの意見は、失礼ながら本末転倒です。
恐らくこの人は、報道は偏っているから潰してほしい、でもドラマはいいと言いたかったのかも知れません。確かに私も、NHKは偏っているとは思うし、NHKのみならず多くのマスコミ、さらには海外のマスコミも何かしら偏っていると思います。しかしそれでも、公共放送として残しておくべきは報道関係なのです。どうしても大河のような時代劇が観たいのであれば、それとは別にチャンネルを作り、スポンサー付きで制作するべきでしょう。
(この項終わり)

飲み物-ウイスキーストレート
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[ 2021/02/11 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

佐怒賀氏のコラムに関して

先日触れた『グラフNHK』の佐怒賀氏のコラムについて、ちょっと突っ込んでみます。
(引用部分太字、『グラフNHK』昭和48年1月1日号より)

土曜の午後から始まった解放感が、ずっと続いて、それもようやく終わりに近づこうとしている。さあ!あすからまた仕事だ!と日常性への予備運動を開始するのが、日曜日の夜の一般家庭の姿だろう。いうならば解放感と緊張感の谷間に於けるもっとも充足した生活時間といえる。

「日常性への予備運動」というのは、いささかわかりづらい表現です。再び始まる日常に向けて、心の準備をするとでも言うべきでしょうか。土曜日の午後からというのが、土日が休みでなかったこの当時らしいです。しかしかなりポジティブな書き方ですね。この当時は「サザエさん症候群」やブルーマンデー的概念はなかったのでしょう-尚少し前には、そのものずばりの大河ドラマ症候群なる言葉も存在したようです。

NHKという公共放送が、その良識のシンボルとして、自信を持って全国の日曜日夜の家庭に送りとどける、いわば倫理復活の「国民ドラマ」なのである。

「国民ドラマ」とはちょっと大げさな気がしますが、この時代のことですからわからなくもありません。しかし大河は「倫理復活」なのでしょうか。江戸時代ならともかく、戦国大河などの場合、その当時の倫理と昭和のそれとはかなり違っていたかと思います。それともその当時は、乱取りだの撫で斬りだのはドラマに登場しなかったのでしょうか。

(前略)<花の生涯>から<新・平家物語>にいたる十年間の展開の過程は、そのまま日本のテレビドラマの技術史、発達史になっている。

技術史、発達史とありますが、技術開発などは受信料ですべて賄われていると思われます。なぜかそれに言及されていません。このコラム全体に感じることですが、視聴者が受信料を払って観ていることにもう少し触れてもよさそうなものです。

テレビドラマなんて、チャチなものさ、という印象の普遍的な中にあって、周到に準備され、綿密に選び抜かれた脚本と人材とにより、一回一回、精魂込めて作られていった作品は、テレビそのものの評価の流れを大きく変える。

チャチという表現はあれですが、それに近いテレビドラマは恐らく今も存在します。また大河そのものも、それに似たような作品が多く、大河化そのものに疑問符が付く作品もありました。それに大河が「テレビそのものの評価の流れを大きく変える」というのも、何やら上から目線に感じますが、この当時はこうだったのでしょうか。そもそもこの文章自体、NHK関連メディアというせいもあって、ちょっと盛り過ぎてやしないでしょうか。

それはこのシリーズの開始直前、つまり昭和三十七年後半から急速に伸びるテレビセット台数にも、ピタリと照準が合って、大量の視聴者動員をかけることになる。

大河によって、TV視聴者が増えたのは事実かも知れません。しかしこのように書くと、大河と家電メーカーはタイアップしていたのかと、邪推したくもなります。また「急速に伸びる」などと書くのなら、それを裏付けるデータがほしいところです。

また、これで絶対に見逃せないのは、各作品のすべてが、正月開始、年末完了の暦年構成をとっていることである。それはちょうど、正月の「道」の儀式で始まり、再び暮の「道」の儀式に終わるという、日本人的倫理観に根差した生活サイクルと符合する。

「各作品のすべてが正月開始」は正しくありません。第一作『花の生涯』は、昭和38(1963)年の4月スタートです。またこのコラムが書かれたかなり後ですが、『炎立つ』は7月はじまりの翌年4月終わり、『花の乱』は4月に始まっています。『麒麟がくる』はコロナ禍の影響で、終わりが2月までずれ込む結果となり、『青天を衝け』は2月14日スタートです。そして1年物にするのであれば、それにふさわしい主人公を選ぶことが前提ですが、今時は1年どころか2クールで終わりそうな主人公もいるのですが…放送期間、見直してほしいものです。

ところで「再来年」の大河は、いつ頃発表になるのでしょう。

飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/01/12 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』制作統括のコメントに対して感じたこと

『麒麟がくる』がクランクアップしたようです。そして肝心の最終回なのですが、スポニチアネックスにこういう記事があります。URLだけ貼っておきます。

大河「麒麟がくる」 NHK制作統括者「最終回は意外な形で終わる」
https://www.sponichi.co.jp
/entertainment/news/2021/01/02/kiji/20210102s00041000140000c.html
(スポニチアネックス)

しかしこれを読む限り、どうも落合氏は、今一つ具体性に欠けることをコメントしているようにしか見えません。一例として、

池端さんの台本は『ストーリー』ではない。台本がきめの細かく、細工物みたいなところがある。池端さんが書いた台本をベースに、演じる長谷川博己さんや染谷将太さんらが結集し、そこに音楽も入って、立ち上がってくるものがある

とあるのですが…つまり、何を言いたいのでしょうか。確かに池端氏の台本は「ストーリー」ではないと思います。こう言っては何ですが、ストーリーだったら、もう少しわかりやすくまた面白かったはずですから。
しかし「細工物みたいなところがある」というのは、何とも奇妙な喩え方です。こういうのは視聴者に向けて発信している以上、もう少しわかりやすい表現をするべきでしょう。これまた言っては何ですが、言質を取られないために、わざと抽象的な表現を使っているように見えます。
あとこの大河は信長、光秀、帰蝶そして道三の4人の物語とありますが、それが最初からの構想であったのなら、はじめにそう言えばよかったのです。今になってこういう物言いをするということは、当初のプランが途中で(恐らくコロナ禍による中止後)変更されたとも考えられます。と言うよりも、オリキャラながら実在人物を食った感のある東庵と駒を、この4人に加え、6人の物語と呼んだ方が適切ではあるでしょう。

それにしても「意外な形で終わる」ですか。
確かに最近は男性主人公の大河、たとえば『真田丸』や『西郷どん』では、一般に知られているのとは違う形で終わっています。明智光秀の場合、

本能寺の変
秀吉がその知らせを聞いて清水宗治と和睦
中国大返し
山崎の戦い
光秀、小栗栖で農民の槍にかかり落命

というのが一般的でした。それが「意外な形で」しかも「史実にのっとる」となれば

本能寺の変から山崎の合戦は一応描かれる
但し、その時点で実際には存在しない人物が登場する
そのオリキャラが、山崎の合戦または落ち延びる時点で何らかのアクションを起こす

とも考えられるわけです。何せオリキャラが「大々的に活躍」したこの大河、最後の最後まで主人公につきまとったとしてもおかしくありません。自由に動かせる存在でもあるし、制作側としては、ここで彼らの見せ場を作りたいのかも知れませんが、これがもし事実なら、最終回に至るまで、私が事前に思い描いていた戦国大河とは異なった展開となりそうです。

ところでこの大河は、『炎立つ』に続いて2度目の、2年間に跨る大河となりました。そして視聴率は2020年最後のエピ、そして2021年最後のエピ共々11パーセント止まりとなっています。これが戦国でなかったら、10パーセントを切っているかも知れません。確かに出だしでつまずき、コロナ禍による中止というハンディはあったにせよ、当初はそこそこの数字だったのに、中止によって離れて行ったであろう視聴者を呼び戻せていないという点は、やはり反省すべきでしょう。
(2021年1月5日一部修正)

飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2021/01/04 22:56 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その4と『炎立つ』

『鎌倉殿の13人』キャスト発表も4日目を迎えました。今日発表されたのは以下の5名(敬称略)です。

北条時政-坂東彌十郎
源頼家-金子大地
阿野全成-新納慎也
源範頼-迫田孝也
大江広元-栗原英雄

まず坂東彌十郎さん、ご存知市川猿之助(現猿翁)一座の歌舞伎俳優として有名です。そして金子大地さん、個人的にはどうも『おっさんずラブ』のイメージですが、どのような頼家を演じるのでしょうか。そして残る3名は『真田丸』と『風雲児たち』(蘭学革命編)の出演経験者です。新納さん、豊臣秀次、杉田玄白そして今度は阿野全成として再登場です。明日発表予定の義経とどのような絡みがあるのか楽しみです。蒲冠者こと源範頼は、『西郷どん』の方言担当及び江藤新平役でもお馴染みの迫田孝也さん。三谷さんのことですから、こういう歴史の陰に埋もれがちな人にもスポットを当てるようですね。そして「真田の叔父上」、信尹と中津藩主を演じた栗原英雄さんは、13人の1人である大江広元です。
(ついでと言っては何ですが、愛之助さん、山本さんと中川さんも『風雲児たち』に出演しています)

キャスト発表もあと1日となりました。明日はいよいよ大詰めで、
牧の方
源頼朝
源義経
三善康信
梶原景時
を演じる俳優さんたちが発表となります。

この中であまり知られていない(と思われる)三善康信ですが、元々は公家で、母の姉が源頼朝の乳母であったことから、京の情勢を頼朝に知らせ、挙兵のきっかけを作ったとも言われています。その後訴訟事務を扱う問注所の執事となり、さらに十三人の合議制に加わることになります。
また梶原景時ですが、かつては、頼朝と義経の不仲の原因を作った悪人という印象が強かったものの、今は、この人物の言動も最もだという見方もされています。要はスタンドプレイ大好きで、少々無謀なところのある義経を、景時がたしなめたにもかかわらず、義経が言うことを聞かなかったということから、『真田丸』の豊臣秀次同様、景時を善人として描く可能性もありそうです。

ところで18日に、和田義盛役として発表された横田栄司さん、この方は『相棒』の「ストレイシープ」で飛城雄一を演じていますね。樹海での練炭自殺を計画した人物で、本人も大動脈瘤を患っており、この辺りがホームズのジェファーソン・ホープを連想させます。そう言えば、『真田丸』では真田丸とホームズなるタグを作ったほど、パペットホームズと類似していると思しき点が見受けられたのですが、この『鎌倉殿の13人』はさてどうなることやら。

ところで源平大河と言えば、源氏と平家どちらかが主役になるわけですが、唯一どちらも主役にならなかった大河として、奥州藤原氏が主人公の『炎立つ』があります。この中では野村宏伸さんの義経が、鞍馬山を抜け出した後奥州に向かい、頼朝挙兵の知らせを聞いて、平家を壇ノ浦に沈めたまではよかったものの、後白河法皇への接近による頼朝との確執から、奥州へ逃げることになります。しかし今度は頼朝が藤原氏を敵視したことに悩み、衣川の合戦で人知れず行方をくらませます。

恐らく歴代の大河の中で合戦で死なない、寧ろその後生き延びた可能性もある義経を描いた、唯一の作品でしょう。この時頼朝を演じたのは長塚京三さんでしたが、渋めでいい味を出していました。
(2020年11月20日一部修正)

飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2020/11/20 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

困った時の戦国頼みと『鎌倉殿の13人』主要キャスト16日から発表

少し前ですが、「国盗り物語に見る明智光秀 26」で、困った時の戦国頼みという書き方をしています。無論一口に戦国と言っても、戦国中期の頃から江戸時代初期に至るまで様々ですが、一応ここでは、川中島の頃から、江戸時代初期までを戦国としておきます。

今まで大河ドラマでは、幕末や近現代物で視聴率が伸び悩んだ時には、必ず数年間連続で戦国物を投入して来ています。たとえば、1967年の『三姉妹』、1968年の『竜馬がゆく』と幕末物が2年連続となり、『竜馬がゆく』で視聴率があまり取れなくなったせいか、翌年から戦国物を入れてくるようになります。

1969年 天と地と
1970年 樅の木は残った
1971年 春の坂道

さらに1972年は『新・平家物語』でしたが、1973年は『国盗り物語』とまた戦国物です(個人的にこの大河は好きですが)。こうなるとヘビーローテ―ションを通り越して、戦国関連大河の中に、源平大河がぽつんとあるような状態です。流石にNHKも、『国盗り物語』の後はしばらく戦国物をやらず、5年後の『黄金の日日』で復活させています。これと似たような時期がもうひとつあります。言わずと知れた1980年代半ばの近現代物と、その後の戦国物です。この時は

1987年 独眼竜政宗
1988年 武田信玄
1989年 春日局

バブル期のこの時代の大河は、視聴率もめざましいものでした。と言うか、そもそも幕末物や近現代物を連続してやる必要はなかったわけです。当然ですが、これらの時代は数字がそれほど取れるわけでもありません。1986年の『いのち』だけがそこそこの視聴率でしたが、後は思ったほどではなく、結局時代劇に戻すことになりました。無論この時も視聴率回復策として戦国物が企画され、さらにジェームス三木氏が脚本を担当することになります。

この『独眼竜政宗』とそれに続く一連の大河はヒットしました。政宗を観た人が信玄を、そして春日局をと好循環が生み出され、その後の大河にも影響を与えました。ただしこれは、放送フォーマットを変えて、比較的レアな主人公を持ち出した時点で崩れてしまうことになります。

いつも思うのですが、せっかくいい流れで来ているのを、なぜNHKは断ち切ってしまうのでしょうか。大河を本質的にビジネスとして捉えていないのでしょう。例えば『琉球の風』をやるのであれば、それはそれでよかったのです。しかしその後にはまたメジャーな時代を持って来るべきで、さらにそれから2年ほど経って『炎立つ』を放送した方がよかったはずです。

しかも放送フォーマットを変えるにしても、受信料を払っている視聴者にこのことで何か説明があったのでしょうか。趣向を変えるのであれば、視聴者にまず一言あってしかるべきでしょう。結局放送フォーマットは変更されず、その後はまた視聴率復活狙いで、ジェームス三木氏の『八代将軍吉宗』となります。その後10年ほどはまず安定しますが、その後が戦国と幕末のヘビロテとなり、戦国物もかつてのような勢いは失われるようになりました。

それと『竜馬がゆく』、これは脚本にも問題があったと言われています。この時は大野靖子氏ではなかったようです。『国盗り物語』と『花神』の総集編を観る限りでは、やはり司馬作品は、大野さんの群像物にするのが一番収まりがいいですね。

それから、『鎌倉殿の13人』の主要キャストが早くも発表されます。
この間『青天を衝け』のメインキャストが発表されたばかりですが、今度は2022年大河です。如何にも三谷氏らしいというか、5日間かけて小出しに発表する予定だそうです。それはそうと、すっかり三谷大河の常連となった、堺雅人さんと山本耕史さんは今回も出演するのでしょうか。

【11.16~20】5日間連続出演者発表!2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
(NHK ONLINE)

飲み物-カウンターとカクテル
[ 2020/11/16 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

受信料と大河の衣装と放送日程

NHKの受信料を義務化すべきか否か、総務省が検討を求めた問題で、放送局長の正籬聡氏は「視聴者との契約というやり取りの中で、NHKが自らの役割や受信料制度の意味を丁寧に説明し、関係を構築するプロセスが重要」と話したようです。しかし今のNHKは、「視聴者との契約というやり取りの中で、NHKが自らの役割や受信料制度の意味を丁寧に説明」しているのでしょうか。番組やNHKの取るべき姿勢に関してメールを送っても、いっかな返信が来ないのですが…。

一方で正籬氏は受信料値下げに否定的で、番組の質が落ちたらどうするのかと発言したという記事もあります。落ちたらも何も、もう既に一部の番組は質が落ちていると思われますし、お金をかければ質のいい番組ができるとは必ずしも言えないものです。この際スクランブルをかけて、番組単位に課金してほしいものです。受信料と言えば聞こえはいいのですが、結局視聴者の財布を当てにしていると思われても仕方ありません。

ところで『麒麟がくる』の光秀の衣装関連で、このようなコラムがあります。
(NHK ONLINE)

黒澤さんは直垂にこだわっているようですが、この時代は既に肩衣ではないかと思います。それとも、織田家の家臣になった時点で肩衣にチェンジなのでしょうか。「落ち着いた色味にしながら、幾何学模様を使用することでドラマ全体の華やかさは残しました」とありますが、恐らく衣装の色使いに関しては、クレームが来ているのではないかと思います。

ところでこの大河、来年の2月7日が最終回だそうです。つまり『青天を衝け』は2月14日、バレンタインデーから始まるわけで、珍しいといえば珍しい放送日程です。似たような例としては、『炎立つ』が年を跨いだため、3月末で終わったことがあります。しかし何も年を跨がなくても、45分枠を1時間にして放送すれば、年内ぎりぎりで納められるのではないでしょうか。何だか中途半端です。『青天を衝け』もオリンピックを想定して、多少放送回数を減らすことになるでしょうし、そうなれば全放送回は40回程度と言ったところでしょうか。

あとこの『麒麟がくる』、前回の視聴率が12.5パーセントだったとのことで、これは幕末大河並みです。総合視聴率も『西郷どん』と同じか、寧ろそれよりも低いほどです。やはり視聴者離れになっているのかも知れません。改めて、NHKもスクランブルを考えるべきだろうなと思ってしまいます。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2020/10/22 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-39

実は昨夜投稿予定だったのですが、不覚にも寝落ちしてしまったため、珍しくこの時間帯にアップすることにしました。

先日の『風と雲と虹と』ですが、時代背景もあり、男性の服装はかなり大陸風です。ちなみに女性の方はそうでもありません。寧ろ源平大河の舞台となる時代の服装と、さほどに違わないように感じられます。この時代はまだ10世紀前半であり、十二単のような、国風文化の影響を受けた服装が登場するのが10世紀半ばなので、もう少し大陸風なイメージでもいいかとは思うのですが、考証が難しいのでしょうか。また藤太や将門のようなクラスの武将の甲冑は、この時代ですから当然大鎧です。

かなり脚色されているとはいえ、平将門と藤原純友の2人が、当時の朝廷を脅かした天慶承平の乱がテーマとなっているため、大河としてはかなり前の時代に舞台を設定した格好になっています。その意味で珍しい大河ではありますが、私としては、実はそこまで興味を持っているわけではありません。武士の台頭のいわば「走り」的存在ですが、これがその後社会にどのような影響を与えたかというのが、かなり限定的に見えるせいもあります。

平均視聴率は24パーセントだからこの当時としてはそこそこでしょう。ただこういう大河はかなりレアなケースであり、こういった時代設定が一般受けするのかどうかは何とも言えないところです。そもそも大河で古い時代といえば源平、逆に新しい時代といえば明治維新が定番になっており、一番人気は戦国というのが一般的な見方でしょう。それよりも古い、あるいは新しいというのは、設定によっては視聴者が離れて行くもとになりかねません。やはり大河は、武士が政権を掌握した時代の方が収まりがいいと思われます。古い時代であれば、所謂源平物よりもう少し前の時代設定で、『炎立つ』の逆パターンとして、源頼義や義家から見た奥州藤原氏を描くという方法もありますし、これだとその後の時代に繋げて行くことも可能なのです。

しかし私としては、また南北朝をやってほしいです。戦国時代にまで尾を引く混乱の時代ですから、大河を続けるのであれば、積極的に取り上げるべき時代でもあるでしょう。あと戦国などで、比較的有名であるにも関わらず、主人公に選ばれていない人物をもっと中心に押し出すべきでしょう。

前にも書いていますが、大河のみならず、地上波のテレビ番組の多くが行き詰まり煮詰まりのような状態になりつつあります。今後番組や業界がハードランディングするのか、ソフトランディングするのかは関係者の意向次第ですが、大河の場合、廃止あるいはNHK解体などとなった場合のリスクはかなり大きいですし、正に過去の遺物化となり兼ねないでしょう。寧ろ今後方針をいくらか変更する形で、半年放送も視野に入れ、主人公の選び方も工夫して行けば、今までとは違った形ながら、生き延びる確率もまだ高そうではあるのですが。

飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/10/17 17:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『風と雲と虹と』終盤のエピを観て

『風と雲と虹と』という大河があります。1976年の放送で、歴代の大河では最も古い時代を舞台にしています。ただし『炎立つ』は坂上田村麻呂と阿弖流為が登場するので、部分的にとは言え、これよりもっと古い時代を描いています。

それはともかく、この中で露口茂さんが演じた田原藤太(藤原秀郷)のセリフにあった「黙れ、こわっぱ(小童)」、これを露口さんへのリスペクトとして三谷幸喜氏が『真田丸』で使ったと知り、まずはシリーズの終盤の、藤太と主人公平将門の再会シーンと合戦シーンを観たのですが、確認できませんでした。恐らく将門ではなく、もっと「こわっぱ」=青二才風の人物に発した言葉だったのでしょう。尤もすべてを観るだけの気力と時間が今はなく、そのうちまた探してみようかと考えています。

しかしこの大河を観て思ったのですが、サブタイの「激闘」とか、「久遠」というのに振り仮名が振られているのですね。大河のガイドブックで、固有名詞を中心にやたらと振り仮名があるのは見たことがありますが、こういうのは初めてです。どのような事情があったのか知りませんが、よほど馴染みのない言葉であればいざ知らず、わざわざ振り仮名を振る必要はあったのでしょうか。

それと露口さんの声は、『国盗り物語』でもそうでしたが、どうもグラナダ版ホームズを思い出します。三谷さんのリスペクトというのは、これも関係しているのでしょうか。また将門が久々に藤太に会うシーンなのですが、妻子共々農民のような格好で出迎えており、何やらホームドラマのような雰囲気です。これによって、「新皇」となっていた将門に権威を持たせるべく、仰々しく藤太を出迎えようとした興世王(平将門の乱の首謀者)らの目論見が失敗するという展開にしたかったのでしょう。それは理解できますが、やはりこのホームドラマ的乗りはどうかなと思いますし、部分的にセリフが現代風なこと、出演者のセリフに途中でナレーションがかぶさり、結果的にナレで説明しているように見える点などはちょっと興ざめです。

この大河には、もう一人の主人公と言うべき藤原純友も登場します。この両者に鹿島(藤原)玄明が絡む格好になっていますが、草刈正雄さんが演じるこの玄明が、少しだけ観たことのある物語序盤の方と比べて、さほどに年を取っているようにも見えません。年を取らないと言えば、『おんな城主 直虎』の龍潭寺関係者を連想してしまうのですが、いずれの場合も何か異次元の人物のように見えます。ちなみに草刈さんはこれが大河初出演、『真田丸』の昌幸を演じるのはその40年後のことです。

飲み物-ウイスキーロック
[ 2020/10/16 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

明智光秀番外編続きと『おかえりモネ』

『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河という投稿で、過去の大河で明智光秀を演じた俳優さんのキャラ設定について書いていますが、この中で書き洩らしていた人たちがいます。『太閤記』の佐藤慶さん、それから『軍師官兵衛』の春風亭小朝さんです。

佐藤さんは、『太閤記』で大河ドラマ初の光秀を演じています。とはいえ、この作品について私は殆ど知らず、一度BSでの特番か何かで映像を見たきりで、しかもドラマと言うよりは昔の時代劇映画といった感じでした。そのため、本来この大河で初お目見えした、緒形拳さんの秀吉と高橋幸治さんの信長は、2度目の登場作品である『黄金の日日』のイメージしかありません。

佐藤さんと言えば、私としては『炎立つ』の源頼義、そして『風林火山』の僧清胤を思い出します。『炎立つ』では、藤原経清の斬首の際に、わざわざ刀を岩に打ち付け、刃こぼれさせて切れ味を悪くしてから処刑に臨むという、何ともいやらしいシーンがありました。『風林火山』では、高野山ですわ斬り合いになろうとした勘助と上杉政虎(謙信)を諫め、曼荼羅を見せて諭す役でしたね。

小朝さんの方は、正直言って当初あまり光秀のイメージは感じられず、どちらかと言えば織田家譜代の家臣のイメージでした。何度か観ている内に段々慣れて来て、本能寺の変の回でかなりすんなり受け入れられるようになりましたが、やはり多少の違和感がつきまとったものです。近藤正臣さんの光秀を基準にしていると、どうしてもこうなってしまうのでしょう。

『おんな城主 直虎』では、光石研さんが光秀を演じていました。この大河では登場シーンはさほど多くなかったのですが、「金柑頭」ではなく、白髪の光秀だったため珍しく感じられたものです。「魔王」信長を相手に気苦労の多そうな役どころでしたが、この時はTBS系列で『陸王』が放送されており、私自身は、このドラマでスポーツ店のオーナーを演じていた光石さんの方を思い出してしまいます。

ところで前出の『風林火山』で、勘助を演じていた内野聖陽さんですが、来年春からの朝ドラ『おかえりモネ』に、主人公の父親役で出演です。このシリーズには西島秀俊さんも出演予定ですので、『きのう何食べた?』をついつい思い出します。また主人公の母親役が、三谷大河の常連の鈴木京香さんなので、この中から何名か『鎌倉殿の13人』に出演するのではないでしょうか。『真田丸』にも、『まれ』の出演者が何人か出ていましたし。
『おかえりモネ』出演者発表
(百音が登米で出会う人々編)
(NHK ONLINE)


飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/10/03 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-36

先日も投稿した、『草燃える』をはじめとする源平大河ですが、これも
壇ノ浦まで
奥州藤原氏滅亡まで
承久の乱まで
に分かれます。戦国大河になぞらえると
秀吉薨去まで
関ヶ原まで
大坂の陣まで
となるでしょうか。
今のところ承久の乱まで描かれているのは、『草燃える』のみです。過去の源平物に於いては、平清盛や源義経を主人公とした作品が複数作られており、なかなか鎌倉時代まで行かなかったせいもあるのでしょう。

ところで、1980年代半ばに近現代三部作が作られたのは、これまでも何度か書いています。実際その直前の大河である『徳川家康』では、これが最後の時代劇大河などと言われたそうですが、しかしどう考えても、近現代物は従来の時代劇大河に比べると、創作を入れ難いという制約があり、主人公になる人物もやはり限りがあります。この当時のNHKがどのように考えていたかは不明ですが、せめて近現代を何年かやり、また時代劇に戻すという方法がこの場合現実的でしょう。結局近現代物はうまく行かず、『独眼竜政宗』でまた時代劇が復活することになりました。またこの80年代の10年間は、近現代物が続いたという点を除いても、源平物がなく幕末物が少ない、その意味でかなり異色の10年間でした。

源平物に関して言えば、1979年の『草燃える』の後は、1993年の『炎立つ』までこの時代が舞台の作品はありません。また幕末物は、架空の人物を主人公にした『獅子の時代』のみで、その後の『翔ぶが如く』は1990年の大河でした。それ以外は戦国物5作品と、赤穂義士物1作品になっています。通常1990年代までであれば、戦国メインは変わりませんが、それに幕末(実在の人物が主人公)に赤穂義士物、源平物という構成になっていたはずです。2000年代に入ると、この間も書いたように赤穂義士物がなくなります。これを補填するために、近現代物を制作しようというふしがなきにしもあらずですが、どうも近現代物は大河の本来の姿とは違うと思うし、また新しいことをやるのはいいのですが、如何せんそれがあらぬ方向に向かっているように見えます。受信料でやる以上、何か新しいことを計画しているのであれば、視聴者にそれなりの説明をするべきでしょう。でないと、ただの自己満足です。

飲み物-レッドビール
[ 2020/09/09 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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