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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 73その1

『武将ジャパン』、大河コラム第36回関連記事、前半部分への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第36回「武士の鑑」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)


1.時政は狡猾です。爺様(じさま)こと三浦義明の仇討ちだとして三浦一門をけしかけている。

時政の場合は、武蔵が欲しくて御家人を煽っている感じですね。脇も甘いし。狡猾というのは、自分を利するためにずる賢く立ち回ることであり、寧ろ三浦義村の方がそういう形容がぴったり来そうです。

2.感情に流される義盛と、感情を一切断ち切って進む義村がそこにはいます。同族、同時代、似たような環境でこうも違うとなると、先天性の個性があるのでしょう。

「先天性の個性」と言うより、ここは「持って生まれたものの違い」とでもしてほしいです。

3.今でこそ湘南リゾートのイメージが強い由比ヶ浜ですが、この浜では結構人骨が発掘されます。
当時から「処刑あり、火葬あり」といった調子で、かなり大量に出てくるんですね。
(中略)
今年の湘南は、爽やかなイメージではなく日本版『ゲーム・オブ・スローンズ』こと『鎌倉殿の13人』観光を展開していて、なかなかシュールなことになっていますね。

いつから『鎌倉殿』が、日本版『ゲースロ』になったのでしょうか。武者さんの個人的願望でしょう。

4.間が悪いのが北条泰時です。義時の継室・のえが実は悪女であることを伝えようとして、怒鳴り返されます。
「今はそれどころではない!」
時房に出直すよう諭され、廊下に出た泰時は彼女とすれ違うのですが……なにやらお腹を抱えて苦しそうな表情をして、うめいています。

当初はのえのことで、何か別のことが発覚したのかと思ったのですが、どうもそうではなさそうでした。しかしもう義時も感づいているでしょうし、のえも妊娠している以上離縁は難しいでしょう。

5.ちょっと気になるのが泰時の性格です。
彼は空気が読めません。
どこかギスギスした雰囲気で、父も叔父もイライラしているとなれば、察することもできるはず。しかし彼はそういうことが苦手です。一言で言えば不器用なのでしょう。
そんな夫の欠点を補うのが初でしょう。
これまでも義時と泰時の間でクッション的な役割をこなしてきました。
彼女がいないところだけに、泰時もああなってしまったと。

「そんな夫の欠点を補うのが初でしょう」とあるのですが、無論この回に初は出て来ませんし、彼女がいないからああなったとも一概に言えないかとは思います。私としては、そういう泰時の性格がやや鬱陶しく感じられますが。

6.実朝は下文を取り下げたいと戸惑っています。あんな卑劣な騙され方を祖父にされて気の毒ですが……それでも義時は、一度取り下げたら威信に傷がつくと認めません。
これは世の真理かどうか?
一度決めたことを撤回することの是非とは面白いものです。義村あたりなら案外あっさり取り下げるかもしれない。

征夷大将軍たる人物と、御家人の義村を同列に論じることはできないのではないでしょうか。重みが違いすぎます。

7.『真田丸』の真田昌幸はホイホイ方針を変えて、「朝令暮改の何が悪い!」と開き直っていましたね。
そうすることで「この表裏比興が!」と言われることをどうでもいいと割り切れた。性格が左右しますね。彼は少数派です。

こちらも、なぜ鎌倉時代と戦国時代を同列に論じるのか不明です。ついでながら『真田丸』の昌幸の性格は、戦国という混とんとして掟破りが当たり前とも言える時代とよくマッチして、かなり面白いものがありました。

8.そもそも時房は、北条家の中でも立場が強くありません。異母弟である北条政範の下にいるような立ち位置であるからこそ、りくからも手厳しく言われる。

母親の身分の違いでしょう。りくの子である政範は、若くしてそれなりの官位も貰っており、異母弟と言えども時房は頭が上がらなかったわけです。

9.畠山は必ず討ち取るという時政に、しなだれかかります。
「しい様はいかないで」
「わしは御所に残って鎌倉殿をお守りする」
醜悪の極みを見せつける男女。この姿を覚えておきましょう。
我が身可愛さだけを考えている下劣さ。重忠とちえが蓮の花のような清浄の極みだとすれば、これは泥そのもの。
同じ夫婦愛でも大違いだ!

何だか時政とりくが、「醜悪の極み」だの「我が身可愛さだけを考えている下劣さ」などと言われていますが、時政には時政の考えがあったわけで、一概にこう表現するべきかどうかはかなり疑問です。一方で重忠とちえも「蓮の花のような清浄の極み」などと書かれていますが、何だか気恥ずかしくもあります。無論武者さんがそう思うのならそれでいいのですが、ただあくまでも個人レベルでの話です。
せめて
時政とりくは何とでも武蔵を手に入れておきたく、そのため畠山を討つ必要があった、一方重忠はこの事態にどう対応するべきか悩み、わずかな手勢を連れて、ちえと言葉を交わした後鎌倉へ向かう。この時の別れが、夫婦の永久の別れとなった。
くらい書いてほしいです。

10.なお、この一連の場面で、時政がりくを叱りつけた理由に「女子は黙っておれ!」という言葉はありません。
これは現代への配慮だけでもない。
巴御前のような女武者もいるし、当時は性的な役割分担がそこまで強固ではありませんでした。
本当に畠山は謀反を企んでいたのか?

まず最後の
「本当に畠山は謀反を企んでいたのか?」
改行を忘れたのでしょうか。どうもそれまでの文章とはあまり関係がなさそうなので。
そしてこの「女子は黙っておれ」云々ですが、巴御前のような女武者なら戦国期にもいますけどね。

そしてなぜこのような記述があるのかと思っていたところ、このようなツイを見つけました。

https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1571740540647141376
大河ってそんなにいうほど「戦は嫌でございますぅ」と女どもが言ってましたか?あれだけ長い歴史のものなので全部見ておりませんけど。ミソジニー混じりのインターネットミームの類じゃないかと思っていますが。

この「戦は嫌でございます」はかの『江~姫たちの戦国~』で登場します。ですから他の大河ではともかく、この中ではそういうセリフが出て来ますし(と言うか、第1回からかなり凄まじい展開でちょっと驚きますが)、『花燃ゆ』にもいくらか似た表現があります。しかし武者さん的には、この大河はもう10年以上前のもので、10年ルールが適用されるのではないでしょうか。それとここに来て急にこういうことを言い出したのは、一体なぜなのでしょうね。

11.そうはいっても大軍勢で囲まれたら終わりだと三浦胤義が張り切ると、兄の義村が「黙っていろ!」と諭す。兄弟でも性格は正反対のようで、同時に兄として弟を導く気力もあまりなさそうですね。

ネタバレになりますが、この胤義は後に承久の乱で、京都方について兄と敵対することになります。それもあって、この頃から不仲であるという描かれ方になっているのでしょうか。

12.ここでちょっと気をつけたいのは、兵法の理解度です。
『孫子』や『呉子』などはこの時代にもあり、そういう書籍を読み、理解したとわかる武士の言葉も残されています。
とはいえ個人差があります。
布陣を理解している重忠と泰時は、漢籍を読みこなしているとわかります。重忠は「武衛」が「佐殿の唐名(とうみょう)」だと理解していたし、泰時は『貞観政要』を愛読していると判明しております。
そう言い合う義時と義村。これもこの二人の教養が滲んだ言い回しともいえる。
矛というのは古代中国の武器で、それを収めるというのは漢籍を読んでいれば出てくる言い回しです。時政や義盛は使わなさそうですが、その義盛が重忠との交渉役に選ばれました。

また漢籍ですか(苦笑)。ここで重忠は、武衛のことを理解しているとありますが、ドラマ中で上総広常に、頼朝のことを武衛と呼べと言ったのは義村ですね。

それと「矛」(鉾)ですが、古代中国に限らず日本でも使われており、特にこの鎌倉時代までは武器として使用されたとも言われています。また祭りでも鉾が登場することはあり、たとえば大阪の天神祭には鉾流神事(ほこながししんじ)がありますし、京都の祇園祭の山鉾巡行も有名です。古事記にも出て来ますし、少なくとも矛または鉾は何であるのか、知っている人は多かったでしょう。ちなみに天神祭の鉾流神事は10世紀半ば、山鉾巡行は9世紀半ばの清和天皇の時代に始まっています。


飲み物-スミスウィックのスタウト
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[ 2022/09/23 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 69その3

『武将ジャパン』大河コラム関連続きです。

MVPが仁田忠常と比奈とのことですが、私は比奈と善児かなと思います。高岸さんは好演していたとは思いますが。と言うかこのMVP、この回で退場とか、登場回数が多い人を基準にしているように見えます。で、これも先日ちょっと書いた忠義とか武士道の話なので、今回は省きます。

その中で1つ。

この作品は、時代の先取りができる人物が、追いつけない周囲によって死ぬ残酷さを描いている。
思えば源義経や梶原景時もそうでした。

義経は「時代の先取り」だったのでしょうか。無防備に後白河法皇に近づいたことに、頼朝が警戒したのではないのでしょうか。寧ろこの場合、時代の先取りをしていたのは頼朝ではないかと思います。
そして景時。御家人の中では異彩を放つ存在でしたが、それ故に周囲とうまくいかず、孤立したのが災いしたと言えます。逆の見方をすれば、仮に先取りができようと、周囲との折り合いをつけられなければ、悲惨なことになると考えるべきでしょう。この当時は、一歩間違えると刃傷沙汰ですから。

そして『麒麟がくる』の駒について長々と書かれています。これまた先日ご紹介していますので省きますが、それに関して、ファンタジーの定義がどうこうと書かれています。

今回はそんなファンタジー要素の塊のような比企尼が登場しました。
(中略)
それを本作はあの地獄の中に置き、死亡状況がわからないことを逆手にとって生存させ、呪いをかけるように出してきました。
こういうことがファンタジー要素ではないかと思います。
日本における「ファンタジー」という言葉の使い方はそもそもがおかしくて、なんかありえないようなご都合主義とか、ただ単に自分の気に入らないプロットをさして呼ぶようにも見えます。
(中略)
呪いをかけたり、不吉な予兆として出す方がむしろ向いている。

駒の登場をファンタジー呼ばわりされたこともあり、ファンタジーの新定義をここで持ち出して来たように見えます。以前武者さんは、『江』や『花燃ゆ』に対して、ファンタジーという言葉を使ってはいなかったでしょうか。

そしてこれも、武者さんが『鎌倉殿の13人』を肯定している(どうもご都合的なところもありますが)からこそ、こういう論調になるわけで、嫌いな大河であれば、この部分も散々に言っているでしょう。で、例によってまた『ゲーム・オブ・スローンズ』がこの後に登場します。これを書きたくてたまらないのはわかりますが。

でその後の部分に、迎合していく怖さとかいやらしさ、おぞましさが詰め合わせになったようだなどと書かれていますが、人間は社会を作る動物であり、今ある体制に自らを適応させ、生き延びて行くわけです。寧ろこの大河では、そうせざるをえない主人公の心境をも描いてはいるのですが、その辺をきちんと理解できているのでしょうか。このコラムを見る限りでは、彼の秘めたる苦悩のようなものに触れず、悪意ある人物のようにしか見ていないようで、そういった部分で武者さんの、ライターとしての素質にいくらか疑問符を付けざるを得ないのです。

そして然る後に
「今年の大河は勉強になります」
歴史のみならず、人間心理の勉強と武者さんは言いたいようですが。まず大河は歴史の勉強ではなく、歴史に関心を持たせるきっかけであり、また歴史をどうドラマ化するかという興味への回答だと思います。そして人間心理ですが、特に「勉強」と構えなくても、普通に観ていれば大体のことはつかめるし、大河のみならず、ドラマを観る楽しみの1つはそれでしょう。無論これも、嫌いな大河なら散々に言っているのでしょうが。

それから小檜山氏名義でこういうツイートもあるのですが、

https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1562261701617397760
「義時のなんちゃら」系のお菓子、一体何を味わえというのか!と怒りながらひっくり返したくなるな…。義時の心の味なんて、むしろ食べたくない。

食べようが食べまいが小檜山氏=武者さんの勝手ですが、これを喜んで味わっている人もまたいるのをお忘れなく。しかしこういうのを見ると、やはり前述のように義時は悪人で、その悪人ぶりが面白いというような見方しかできていないように思えますね。

あとこれも恒例のと言うべきか
「胸がぐるぐるするとか、おかしれぇとか、そういうことばかり言っていては世間から騙されてしまう」
先日ストローマン話法について書いていますが、これもその一例でしょう。主人公のセリフの一部を切り取り、それをさも何かのように、糾弾するような姿勢も如何なものでしょうね。

それと、このブログも変換ミスはあるし、見つけ次第修正はしていますが、このコラムも「挙兵寺」などとありますし、ドラマ本編の記述に関してもおかしな部分が見られますし、チェッカーを付けた方がいいのではと思っています。

飲み物-ウィルトシャービール

[ 2022/08/26 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

小檜山氏note記事とツイへの疑問点

まず小檜山氏のnote記事です。

プロパガンダとしての大河と朝ドラ
https://note.com/54seikobi85/n/ne33a063b5e34

しかし思うのですが、その「プロパガンダ」である大河と朝ドラのレビューを書いて報酬を得ているのは、他ならぬ小檜山氏=武者さん自身だと思うのですが。要は、自分が嫌いな大河と朝ドラはプロパガンダであると言いたいのかも知れません。ならばそういう作品の時は、レビューを書かないというのも一つの方法でしょう。

では一部抜粋します。

大河についていえば、2015年と2018年は流石に露骨すぎたのか、いわゆる大河クラスタでも感づいた層が多いのか、駄作枠とされました。
 不可解なのは2015、2018とできの上ででは大差がないにもかかわらず、なぜか熱狂的な一部支持を集めていた2019と2021です(といってもあくまでネット観測値であり、実数は取れてませんが)。

まず何が具体的に「露骨」なのか不明です。そしてこのブログでも書いていますが、私は2015年の『花燃ゆ』は、主人公のおにぎり作りや、椋梨藤太邸前での号泣、奥女中のシーンなどは馴染めませんでしたが、一部の男性パート、あるいは多少メロドラマ的ではありましたが、群馬編などはよかったと思います。

2018年の『西郷どん』は、全く疑問がないわけではないもののかなり好きでしたし、実際周囲に面白いと言う人もいました。特に奄美大島編などは評価されていましたね。

そして2021年の『青天を衝け』、これも一部疑問はありましたが、血洗島の藍農家のシーンや、天狗党関連で栄一が彼らを諫めるところなどは好きでした。最後の方が年表風になったのは残念ですが、オリンピックがこの年に決まった以上、やむを得ない部分もありました。また栄一の女性遍歴も、逐一描くわけには行かなかったでしょうし。2015年や2018年、特に2018年と大差がないというのは私も感じますが、それは寧ろ肯定的な意味での話で、特に主人公の生家や仲間の描写などは、両作品ともかなり受け入れられるものでした。

ただ小檜山氏に取っては、自分が嫌いなものは、皆も嫌いでないと嫌なのでしょうね。尚2019年の『いだてん』は、第6回までしか観ていないので何とも言えません。

また小檜山氏の場合、幕末から近代物、特に西国諸藩や徳川慶喜絡みが気に入らず、そういうのはすべてプロパガンダだと決めつけているふしはあります。好きな人も嫌いな人もいる、人それぞれと思っていればいいのではないかとは思いますが。一方で好きな作品に対しては基本的に無批判なのですね。

あと朝ドラでは、案の定と言うべきなのか『マッサン』、『あさが来た』、『わろてんか』、『エール』そして『まんぷく』などがやり玉に挙げられています。

では『ちむどんどん』関連です。例の、智が農家で野菜の買い付けをしているシーンですが、小檜山氏のnote記事にはこのように書かれています。

『ちむどんどん』第64回 歌子は歌いたい
https://note.com/54seikobi85/n/n9b78b7bda019

智は沖縄に仕事で出張し、できる仕事人ぶりを見せつけます。賢秀と大違いだな、おい。沖縄食材を仕入れて東京で売るだけでビジネスチャンスなんだぞ、にーにー。でもヒントではある。特質のある豚肉でビジネスだ!

とあるのですが、
「沖縄食材を仕入れて東京で売るだけ」
先日の投稿でも書いていますが、この当時沖縄や南西諸島でウリミバエの被害があり、植物防疫法によって農作物を持ち込むのは不可能だったはずです。これが解禁されるのが1993年ですからかなり先です。なのに、なぜそれに関する考察がないのだろうと思います。

それと小檜山氏ツイでこういうのもありました。

自分の意見が言えてスキルのある若い女が嫌いだ!ちむどんヒロインむかつく!って素直にいえばよいのでは?

「自分の意見が言えてスキルのある若い女」とは、暢子のことだと言いたいのでしょう。しかし私の場合、これに当てはまるのは暢子でなくて愛ですし、愛はあの中では好感が持てるキャラです。

あと

ちむどんアンチタグや記事、沖縄出身の貧困家庭からきた若い女は何をしてでもぶん殴りたい、そんな心性は観察できて興味深い。

ちむどんアンチが勢い余って沖縄差別をフルスイングしている点こそ、むしろルール違反で不正義だと思いますが。沖縄への知識なしで叩いていたりして、指摘されると怒り出す。

などともありますが、アンチタグのツイで、沖縄差別などというのは殆ど見たことがありません。あくまでも人物描写がおかしいとか暢子が料理人らしくない、あるいは暢子と和彦や智の関係の描写について行けないといったツイが、私が見る限りではメインになっています。

それと「沖縄への知識なしで」などとありますが、小檜山氏は前出のように、植物防疫法の存在に作品内で言及しておらず、あたかも農作物を持ち込めたような展開になっている点に何の疑問も呈していません。寧ろ小檜山氏にこそ、「沖縄への知識」を持ってほしいです。

ところで『ちむどんどん』、料理関係の考証をしているシェフの室井氏が、助言はしているとコメントしていたらしいのですが、制作陣がそれを無視しているのでしょうか。

これで思い出すのが『江~姫たちの戦国~』です。これも考証の小和田哲男氏が助言したことと、実際の作品とが異なっていたようで、それを考えると、制作統括の責任は大きいと言うべきでしょう。


飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2022/07/11 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』の三谷カラーその他 その2

また明日以降詳しく書きますが、『鎌倉殿の13人』第17回「助命と宿命」、義高の逃走劇にかなりの尺を割いています。無論これは頼朝の家族に関わって来ることなので、多少の尺を割くのはやむをえないでしょう。

しかし戦の報告の途中で、義時がやけに落ち着きのない表情を見せたり、信義が義高に直接話しかけて来たり、はたまた全成が頼朝に化けて、義高が幽閉されている部屋に入ったりというのはちょっとどうかと思います。特に全成の変装、どうもこういうところがコントに見えてしまうのですね。

他に義高の言動に関して、また政子の態度にもやや疑問に思う点はありました。政子は娘可愛さもあるとは思いますが、ちょっと感情に走り過ぎていないでしょうか。結局それがもとで、終わりの方で弟に諫められることになるのですが。

そしてこれは前回のあらすじと感想で書きましたが、大姫が短刀を自分に突き付けるところに、やはり『江』の第1回の、赤ん坊を下ろすなら自分も死ぬと言った茶々がだぶってしまいます。

またそれと関連しますが、八重が孤児や捨て子に言及するのには『青天を衝け』の東京養育院、頼朝の「人の世を治めるためには鬼にならなければならぬ」には、『西郷どん』で吉之助が、弟の信吾(従道)から「兄さぁは戦の鬼じゃ」と、批判がましく言われるのをそれぞれ連想してしまいます。

それから工藤祐経にちょっかいを出す子供たちは、後の曾我兄弟でしょうか。何やらネタバレといった印象を受けてしまうのですけど。

それと先日、小檜山氏(武者さん)ツイについて書いていますが、大河コラムの方でも、やたらに中国史とか漢籍の知識が出て来ます。しかしどうも趣味の域を出ていないような感じで、ならばあそこまでやたらに出す必要もないかと思いますし、本当に知っている人は、無闇に知識をひけらかさないとは思います。そもそも大河コラムの主役は、あくまで大河本編ですし。

この時自己愛性パーソナリティ障害についても触れていますが、この障害に特徴的な自慢話と関連するのだろうかとついつい思ってしまいます。あと、どう見ても中国故事由来のシーンなのに、その点に何も指摘されていないということもありましたね。

飲み物-スノーアンドテル
[ 2022/05/02 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

小檜山氏ツイとパーソナリティ障害

今回は小檜山青氏=武者震之助さんのツイートに関してです。
最近は特に『ゴールデンカムイ』関連のが多いのですが、やはり朝ドラや大河関連のツイも時折目にします。

一例として
「好きな作品を貶されて叩かれるならまだしも、
『私の大嫌いなあの朝ドラを評価する貴様は許さんぞおおおおおおお!』
みたいな難癖をつけられたことがあるから、まあ、今更動じない動じない、はっはっは!」
などとあります。

しかしこれ、武者さんも日常的にやっていることではないでしょうか。
武者さんが嫌いで叩きまくっている作品(たとえば『青天を衝け』)を評価している記事を、こたつ記事だ提灯記事だと言っていましたが、これは「私の嫌いなドラマを評価する奴は許さん」と言っているに等しいのでは。

さらに
「むしろ日本って時代物の本数が減りすぎて、歴史フィクションへのリテラシーが低い部類に入ると思う。確信したのは『麒麟がくる』の駒叩き。なんでああいう人物が出る=ファンタジー!歴史通なら叩くしかない!…みたいに自信満々に叩きますかね。ああいう人物を出すのは定番の手法ですよ」
というのもあります。

作品が史実をそう意識しない、最初からフィクション要素が多いものであれば、別にああいう人物がいても気になりません。しかし大河の場合、ある程度史実をも踏まえた設定にしているため、オリキャラが、しかもこれは越権行為ではないかといった描かれ方をすると、疑問に思う人も当然出て来るでしょう。

「ああいう人物を出すのは定番の手法ですよ」とありますが、ならばどのような作品だと定番なのか、それをはっきりさせてほしいですね。他にもそれと関係があるのか。『江』絡みの(批判的な)ツイを見たことがあります。『江』の場合は私も設定に疑問がありますが、それでもまだこちらは実在の人物なのです。

しかし一連のツイを見てみると、よほど毒づかなければならない理由があるのか、既に放送が終わっているにもかかわらず、嫌いな作品の叩き方がすさまじいです。

先日「自己愛性パーソナリティ障害」について書きましたが、そしてこう言うのは何ですが、武者さんの文章にも時々その特徴の一つとも言える、共感性のなさを窺わせる部分が垣間見られます。別に武者さんがそうだと決めつけるつもりはありませんが、こと嫌いな作品はみじんも評価しない、部分的であれいいところを褒めるなどというわけでもなく、最初から否定しまくりというのは如何にも極端です。そういうところが大河レビューやツイートに疑問を持つ一因となっています。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2022/05/01 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』の三谷カラーその他

詳しいことはまたあらすじと感想で書きますが、『鎌倉殿の13人』、やっと本格的な合戦シーンが出て来ました。というか、この大河らしく会話が多いせいもあり、合戦と言うよりは軍議シーンと呼ぶべきでしょうか。これで義経も本領発揮といったところですが、それとは反対に、義仲の最期はいささか呆気なかった気がします。それと合戦シーン、平家の弱々しく無能な部分のみがクローズアップされているように見え、これはどうかなと思います。

ところで手紙のシーン、これがまた三谷モード全開といったところでしょうか。恐らく前回の上総広常の、「子供のような筆跡」を踏まえているのでしょう。坂東武者は実平も義盛も悪筆だが、義盛の絵は面白い、義時はまあ読めるがまとまりがない、梶原景時は流石に要点を押さえているものの、結局のところ義経の書状に勝るものはなかったわけで、彼らの、特に義経と景時の、戦場に於ける立ち位置が反映されている感もあります。この手紙や絵に関しては、三谷さんの人形劇をどこか思わせもします。

それと次回予告で、恐らく義高討伐関連でしょう、大姫が短刀を持って自害しようとするシーンが紹介されていましたが、何だか『江』の第1回の茶々を連想してしまいます。これに関しては、「『江』に見る大河のバランス感覚の欠如」という投稿で書いたことがありますが、お市がお腹の子(実はそれが江)を流そうとしているのを茶々が知っており、赤ん坊を流すのなら、自分も初も死ぬと言って妹の首に刀を押し当てるシーンです。あれはちょっと怖かったですが、今度の大姫のはどう描かれるのでしょう。

飲み物-赤いカクテル
[ 2022/04/25 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』コラムのニュース記事と小檜山氏のツイに関して

『武将ジャパン』のコラム関連ですが、今回もまたニュース記事のリンクが貼られています。リンク元が明記されていないので一応書いておきます。

大河、小池栄子VS江口のりこで「亀の前事件」 三谷幸喜が“女のバトル”押し出す狙い
(NEWSポストセブン)

何でも武者さんによれば

要約しますと、もはや時代錯誤的な芸能界のセオリー分析です。
週刊誌にせよ、ネットニュースにせよ、こういう「女同士はドロドロしてるよね〜」という偏見は定番です。

らしいのですが、目を通した限りでは、そこまでは思いませんでした。紹介記事ということもありますし、全体的にこの回が楽しみですねといったニュアンスで、なぜ亀の前事件がここまで描かれるのかということで、

「また、三谷さんが「原作のつもりで書いている」と語る『吾妻鏡』に「亀の前事件」が書かれていたことが、これほどフィーチャーされるベースになっています」

とあり、その次のページでは

「第12話では、前回のラストシーンで父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹財輝之助)を愛する頼朝に殺された前妻・八重(新垣結衣)の切ない心情も描かれます。さらに義時の妹・実衣(宮澤エマ)の人生にも動きがあるなど、やはり『鎌倉殿の13人』は「女性たちの物語もしっかり描く」というスタンスなのでしょう」

などとも書かれているのですが、武者さんにはそれでも不満なのですね。

そういえば武者さん、漢籍はあれこれ出してくる割に、『吾妻鏡』に関してはあまり触れていないようですが、レビューを書くのなら、まずそちらを調べるべきではとも思います。そのせいか、上総広常に和田義盛が会いに行くのは『吾妻鏡』に出て来るのに、人選ミスなどと書かれていましたし。

それと、この武者さんと同一人物とされている小檜山青氏のツイートですが、プロフィールページを見ても他のアカウントからのリツイが多いため、絞り込んでみました。検索窓に「from:ユーザー名(@の後の部分)」、場合によってはキーワードを入力して検索すれば簡単に本人のツイが見られますので、そうやって目を通したところ、たとえば『麒麟がくる』の駒叩きに関してこういう内容のツイがあります。尚ツイートは、部分的に紹介しているものもあることをお断りしておきます。

要は駒のように高等知識を持つ女性が嫌いで、その延長戦にあるヘイトを感じる意見もある。要するに女性研究者や政治家を粘着して叩くようなものと同じトーンがあって気になると。

他にも駒はそこまでプロットを妨害していない、あそこまで嫌われるのがわからないとしたうえで、善児の方がむしろトリッキーというのもあります。

しかしどう考えても駒は、本来関わるべきでない部分まで踏み込んでおり、この部分が如何にも奇妙に感じられたのが、批判される一因となってはいるでしょう。正直、駒は『江』とか『花燃ゆ』とどこか相通じるものもあります。その辺を考慮に入れず、駒が女だから叩かれると一方的に決めつけるのも如何なものでしょうか。

また善児も、伊東祐親父子暗殺などは史実と違っていますが、彼は要は出番が限られた暗殺者です。そして今のところ、駒ほど史実に踏み込んでいるようには見えません。

それからもうひとつ、これは朝ドラ関連ですが、「オカルトじみた因縁で(母子が)再会」などとあります。

平安末期の大河のほうがまだしも迷信から距離を置いているように思えるほど無茶苦茶だし

などとあります。私は朝ドラを観ていないのでダイジェストの動画だけ観てみたのですが、どこがオカルトじみているのか、どこが迷信なのかはよくわかりませんでした。この平安末期の大河は恐らく『鎌倉殿の13人』のことでしょうが、こちらは時代が時代ですし、全成が変成男子の法を行うシーンなどは、今から見たら迷信とまでは言わずとも、呪術的ではあるのではないでしょうか。

あとアニメ『平家物語』のびわが駒でなく江に近いとあったりしますが、びわはストーリーテラー的存在と思われます。なのに

駒は意味があるけどびわは…善児的な活躍をするとか!

善児的な活躍をして、平家の人々を抹殺して行くのでしょうか…それはないでしょう。
その他にも中国大好きな一面も見られるので、やはり武者さんなのだろうなと思います。それから今年と昨年の大河関連でこのようなツイもあります。

大河で二年連続、妊娠中の妻がいるのに不貞行為を働く描写があるけど。
それをごまかしているか?
批判的に描くか?
このニュアンスはむしろ真逆なわけで、二年連続出てきたからOK!というのはちょっと読解力の面でこう…ねえ。

とありますが、『青天を衝け』の場合は身重なのは妻のお千代でなく、妾のくにの方ですね。

飲み物-暖炉の前のウイスキー


[ 2022/04/02 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-46

『青天を衝け』徒然、本来は今回で終わらせるはずでしたが、第40回、第41回共に1時間という異例の編成であったため、この2話は別々に投稿することにしました。ところで少し前に『武将ジャパン』の『青天を衝け』関連記事をご紹介しています。

実はこの中に、平岡円四郎の未亡人、やすが女衒であると書かれています。しかし彼女が登場するどの回を観ても、女衒、つまり女性を売春宿に斡旋するようなことはしていません。

芸者見習いであった兼子を、栄一の後妻として紹介しただけなのですが、こういうのは女衒と呼ばないでしょう。『西郷どん』で、遊郭を盛んにキャバクラ呼ばわりした武者さんらしくはありますが。

また栄一の後継者である孫の敬三が、便器を素手で掃除するとはどういうことだ、お千代をコレラで失くしているのにとも書かれています。ネタバレになりますが、この敬三が便器を掃除するのは、最終回に登場します。

折しもこの時はアメリカからの客が来ており、トイレ掃除とは、トイレに紙があるかどうか確かめろと栄一からいわれた敬三が、その紙で便器をきれいに拭き上げているシーンのことでしょう。

しかしもちろんその時にコレラが流行していたわけではありません。それとお千代が、トイレ掃除をしていてコレラに罹患したのならまだしも、そのような描写はありません。この比較にはどうも無理があります。

それから、最近大河をなかなか完走できなくなっていますが、私の場合、1年間という放送期間の長さに少々うんざりし始めていることもあります。何度も書いていますが、何かお役所的前例踏襲といった感じもしますし、随分贅沢だなと思います。本来公共放送とは、このような贅沢な番組作りをするものなのでしょうか。

女性主人公大河が作られなくなったのはいいのですが、その代わり男性主人公でも、あまり面白くないものも出て来るようになりました。現時点で『青天を衝け』が、令和の大河の中で一番面白いと思うのは、前の2作品に馴染めなかったことも大きいかと思います。

ところで女性主人公大河にも色々あります。個人的に『八重の桜』は結構好きですし、『篤姫』はまあまあです。ただ前出『武将ジャパン』のコラムで、幕末大河の場合、何かにつけて『八重の桜』がどうこうと引き合いに出されるのにはうんざりです。

その反面、たとえば『江~姫たちの戦国~』の描写は疑問がありました。あれやこれや、おかしなことだらけというのもありますが、主人公と敵対する人物、特に秀吉が見るからにいやらしい感じで描かれています。敵対する存在を最初から悪人として描くのは、如何なものかとは思うのですが。

飲み物-ウイスキーストレート

[ 2022/01/13 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』の創作と疑問点 5

まず先日投稿した「偽国使」のあらすじ、変換ミスとわかりづらい部分を修正しています。

ところでこの回ですが、ちょっとこれはやり過ぎかなと思います。何やら『江~姫たちの戦国~』や、『花燃ゆ』と似たような雰囲気を感じます。どう考えても助左衛門があの場を仕切り、秀吉の重臣である小西行長や、対馬の国主宗義智に、あたかも命令するが如き物言いをするのはおかしな話です。これなら最初からすべてフィクションにして、自在にキャラを動かした方がいいのではないでしょうか。

無論、『江』や『花燃ゆ』よりは、ストーリーそのものはもう少し重みがあります。また助左衛門を慕う美緒や桔梗、彼女たちはオリキャラなので、多少度が過ぎた振る舞いをしても、許されるという部分はあるでしょう。そして無位無官の商人である助左衛門が、秀吉に拝謁する時は、外で待たされているなどという描写は納得できます。しかし記録の少ない主人公を、様々な形で政治あるいは外交での決定に絡ませるのは、どうもいただけない気がします。

そして美緒と桔梗。最近あまり出てこないなと思ったら、このような形で登場しています。しかしこの場合、どう見ても美緒が桔梗に嫉妬している印象はぬぐえません。本来彼女は男勝りで、このようなキャラではなかったように思うのですが、自分が惚れ込んだ人物である以上、自分に冷たい態度を取る夫と血縁関係にある女性に、奪われたくないというところでしょうか。

このやり取りを見る限り、桔梗の方が筋が通っているようように思います。子供の頃、助左衛門が自分を助けてくれた、その時の思いが今も彼女の頭から離れないわけですし、このまま桔梗が助左衛門と結ばれなければ、彼女が浮かばれないでしょう。しかし桔梗と銭丸、この時代女と子供の二人旅は危なくないでしょうか。そもそも肥前に行ったところで、当の助左衛門が行長たちに出くわして堺へ戻っているわけで、会えるわけはないのですが。

それにしても小田原征伐、小田原へ行くシーンと、大坂へ帰還するシーンが出て来るのみです。ならば、いっそのことナレだけで済ませてもよかったかも知れません。「ナレ征伐」です。その後石田三成は使節に会い、国書を目にして真実を知るわけですが、その前に忍城の水攻めで散々な目に遭っていますね。そういう台詞が一言くらいあってもよかったかも知れません。あと鶴松が使節の前で粗相をしたこと、これは事実とされています。


飲み物-ビールと夜景
[ 2021/12/29 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河の続きそして『99.9-刑事専門弁護士-』

まず、大阪市のクリニックで起こった放火により、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

先日から『黄金の日日』関連の投稿をしています。実はこの大河は、1度だけDVD完全版の一部を観た記憶があるのですが、当然ながら毎週連続して1話ずつという形ではなかったので、今回のようにコンスタントに視聴することで、色々見えて来た部分もあります。

この呂宋(納屋)助左衛門を主人公に持って来たのは新鮮ではありますが、やはり市井の人物である以上、半ばフィクション的な手法を採り入れざるを得ず、信長にしても秀吉にしても、彼らが天下人としてやって来たことをかなり端折ったところもあるわけで、その意味ではちょっと物足りなさを感じることもありました。無論、いつもいつも主人公が天下人というのも何なので、目先を変えてみたとも考えられます。

一方で、秀吉を権力欲に目がくらんだような描き方をしたのは、面白いと思います。助左衛門が敵対する相手ということもあり、ヒール的な印象があります、ただ秀吉をこれだけキャラが立つ人物としたのであれば、他の武将たちも、もうちょっと描きようがあるかとは思います。

石田三成の場合はどういう人物であるかが大体見えて来ますが、小西行長、高山右近などは、場合によっては助左衛門の引き立て役のようにも感じられます。元々行長は太田城の戦いで武勲を挙げていますし、彼自身も布教には熱心な人でした。また右近も、実は小田原征伐に参戦したといわれています。それとこれは先日書きましたが、助左衛門の周囲の女性たち、特に美緒や桔梗などの、助左衛門不在時の様子があまり描かれていないのはやはり残念です。

ところで未だ淀殿が出てこないのですが、そろそろ鶴松も生まれて、秀吉の野望がより一層鮮明になると思われます。前回でもちょっと出て来ましたが、唐入りもそろそろかと思われます。確かこれは、大坂の陣よりも前に最終回を迎えたはずなのですが、あと10回ちょっとですから、いくらかテンポを速める必要はあるでしょう。

大河といえば、やはり最近はバトンタッチがなくなりましたね。というか、あれは男女が交互に主人公となっていた、2010年代特有の物だったのでしょう。それ以前にも、それぞれの主役の顔合わせというのはあったようですが、舞台となった地の名産品を交換するのは、2010年代以降、『龍馬伝』の福山雅治さんと、『江~姫たちの戦国~』の上野樹里さんからだったと思います。

それから今日の『金スマ』、松本潤さんがゲストでした。普段この番組はあまり観ないのですが、今回は特別にということで、すべてとは行かないまでも、半分ちょっとほどは観られたのですが、この人は嵐のライブの演出にかなり関わっていたのですね。

あとかつて日曜劇場で放送された、映画『99.9-刑事専門弁護士-』が映画化され、もちろんそちらにも出演です。またその前夜、12月29日には映画公開前夜祭ということで、TBS系列でドラマが放送されます。詳しくは下記リンクをどうぞ。
(映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』公式サイト)
(TBSテレビ:『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』)

しかし、香川さんと西島さんといえば、あの『ダブルフェイス』を思い出します。あと西島さんは、最近は『きのう何食べた?』の、シロさんのイメージも強いです。それにしても香川さん、再来年の大河に出て貰えないものでしょうか。


飲み物-温かいカフェオレ
[ 2021/12/18 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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