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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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大河ドラマ雑考-51(戦国大河の低迷と今年のアンコール放送)

それとこれも先日書いた、戦国大河の低迷についての続きです。特に2000年代に入ってからは、男性主人公を泥臭く描く作品よりも、夫婦大河の方が視聴率が高いというのは前にも書きました。どちらかと言えば奥さんが旦那さんの背中を推し、内助の功という形で物語を展開した方が、好感を持たれるのかも知れません。またこの場合の男性主人公は、側室を持たなかったとされる人が多く選ばれています。その方が話を作りやすいのでしょう。
無論王道的な大河であっても夫婦関係は描かれるのですが、それがさらに強くなっていったというところでしょうか。特に『利家とまつ』、『功名が辻』そして『天地人』には何かしら似たものがありますが、その中でも『天地人』はちょっと異色過ぎたようです。それとは別に、戦国というのは幕末と違って色々創作を入れられる時代でもあり、それもまた多くの作品制作に踏み切った一因と言えるでしょう。もちろん原作がある場合、その原作自体に既に創作が入ってはいますが。

その戦国大河にもう一つ関することとして、今月から日曜日早朝の大河アンコール放送(BSプレミアム)では、『黄金の日日』をやっています。しかし今年の大河は幕末であり、なぜ戦国?とつい考えてしまいます。時代的に似たような背景なら、本来は『徳川慶喜』辺りの方がふさわしいでしょう。恐らくは今年の主人公が武士でなく農民であり、後に実業家になる人物であることから、敢えてこの作品を選んだとも考えられます。
本放送とアンコールの時代が異なるのは意外と多く、たとえば『西郷どん』の時は『軍師官兵衛』でしたし、『いだてん』放送時も『葵 徳川三代』、『麒麟がくる』の時も『太平記』でした-尤もこの場合は脚本家つながりともいえます。ただ武士でないところは共通していますが、やはり戦国から江戸時代初期と、幕末から近代という2つの時期はかなり異なる点があり、必ずしも共通点を見出せるとは言えないかも知れません。また、この『黄金の日日』もかなり創作は入っていそうです。

ところで『青天を衝け』はツイッターとインスタが開設されていますが、インスタの方はかなりの画像がアップされています。家康公と幕末期の子供のツーショットもあったりでなかなか楽しめます。インスタによる展開はいつからかはわかりませんが、『真田丸』の頃はまだフェイスブックだったように記憶しています。
それにしても思うのが、『麒麟がくる』のインスタの画像の少なさです。全部で20点ほどしかなく、しかも収録の合間を縫っての様々なショットがあまりアップされていませんでした。半分ほどがクランクアップや出演者の誕生日関係にとどまており、本編の展開のみならず、こちらにもちょっと興を削がれました。休止の影響もあったのでしょう。しかしせっかくアカウントを作っている以上、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

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[ 2021/04/06 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-50(幕末大河の明治後の存在及び戦国大河の低迷)

少し前に、三谷幸喜氏の大河の「問題点」について書きましたが、その時「よくも悪くも三谷さんらしい」という表現をしています(これは以前にも、三谷さん関連で書いた記憶があります)。
つまりこの人の場合、大河としては明らかに異質ではあるが、三谷作品として観た場合は許容範囲であるということです。『新選組!』の描写しかり、『真田丸』の描写(きりの言動を含む)しかりです。「三谷大河」というジャンルで括りたくなる所以です。無論それが、ファンに取ってはえもいわれぬ魅力となってはいるでしょう。

この『新選組!』の描写について書いた時、『八重の桜』にも多少言及しています。この時『八重の桜』の方が、同じ賊軍とされた立場でありながら、もう少し繊細な描き方であるといったことを書いています。
無論主人公が違うからと言えばそれまでですが、新選組が関東の泥臭い、半農半武も含めた若者たちを集めた京都治安維持部隊であるのに比べると、会津は1つの藩であり、その中に生きる人々の様々な思惑が描かれるという点で異なります。さらに幕府をも描く以上、『新選組!』とは違ったマクロな視点を当然求められることになります。
大河の中に明治後が存在するか、あるいはしないかの違いももちろんあります。戦国大河の幕引きを関ヶ原より前でやるか、あるいは大坂の陣まで持って行くかで与える印象に違いがあるように、幕末大河を戊辰戦争で終わらせるか、明治まで持って行くかによって、描写方法は異なって来るかと思います。

三谷さんが、『新選組!』で敗れて行った者たちの潔さと美学を描きたいと語ったのに対し、山本むつみさんは、結束力で乗り越える会津に言及しつつも、「不運だが不幸ではない」とコメントし、敗れはしたものの、明治後の社会に貢献した山本覚馬について触れています。
戊辰戦争で散った新選組(生き残った人ももちろんいます)とはまた違い、『八重の桜』では明治以降、それまでとはかなり異なる立場に置かれた人々を描いた点も、両者が維新までは似た立場でありながら、違って見える一因ではあるでしょう。無論三谷作品か否かという点も挙げられます。
今、この両作品でどちらを選ぶかと言われれば、私は後者の方でしょう。ちなみに明治維新後と言えば、『新選組!』の総集編で、沢口靖子さんが演じる沖田総司の姉、みつが明治後の社会に芽生えた変化を語るシーンが出て来ますが、あれを本編に入れた方がよかったかも知れません。土方歳三が主人公のスピンオフはありましたが、あの部分は、若干ながら『八重の桜』に通じるものがあり、彼女を主役にした短編があってもよかったかと思います。
無論今までの幕末大河、それも明治維新を経た幕末大河というのは、似たようなものです。『篤姫』にしても『西郷どん』にしても、勝った側、負けた側それぞれの立場なり痛みなりは描かれていますし、主人公ではありませんが、『龍馬伝』の岩崎弥太郎にも似たものがあります。

ところで以前からそれらしきことを書いてはいましたが、ここのところ戦国大河は低迷している感があります。男性主人公の戦国大河は、数字を取れる大河の代表格であったはずです。しかし『麒麟がくる』は、それまで最低とされた『軍師官兵衛』を下回っています。
最近と言うよりは、合戦の多い戦国大河と言えども、以前からそう数字が取れたわけではないのかも知れません。無論、それ以外の時代よりは高かったかも知れませんが、歴代の大河作品の中で、30パーセント台後半という突出した数字が取れたのは、80年代半ばの近現代大河三部作の後の「政宗」と「信玄」のみでした。そして2000年代半ば以降、男性主人公の大河でも、視聴者数の減少もあってか、平均視聴率は20パーセントを割り込むようになっています。
王道と言っていい『風林火山』しかり、『軍師官兵衛』しかりでした。『天地人』は比較的高い視聴率でしたが、これは王道大河ではありませんでしたし(石田三成の髪型には正直引きました)、『真田丸』が2010年代としては高かったものの、これも三谷さんの大河です。男性戦国大河を切り札に使えなくなると、さてどの時代、どの主人公を売り物にするのでしょうか。

それと武者さんの『武将ジャパン』、先日久々にこのコラムに関してあれこれ書きましたが、これが個人ブログであれば無論あそこまでは言いません。ポータルサイトのコラムで、しかも報酬を得ているのではないかと思われるからこそ、最初に批判(あるいは賞賛)ありきの姿勢、文章のわかりづらさ、大河関連であるはずなのに、なぜか、海外ドラマに話が飛びがちなことなどなど、首をかしげたくなることが多いためです。
あとやけにこれはおかしい、これは正しいなどと断言口調の文章も目に付きますが、これがおかしいなどと指摘した事柄が、しばしば史実であったりもするのです。それを調べることもなく、大河コラムを名乗るのもどうかとは思うのですが…。

そもそもこの断言癖自体、ネット上に多く見られるものですが、これについてはまた書きたいと思います。

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[ 2021/04/05 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-46

「『国盗り物語』に見る明智光秀」という投稿で、司馬遼太郎氏の原作に描かれた光秀を追っています。昔の大河のように52回で終わらせる予定でしたが、多少オーバーするかも知れません。無論この半分ほどは創作と思われるし、昭和30年代の執筆当時の史料がベースになっていますが、それでも光秀がどのようないきさつで信長に仕え、なぜ反りが合わなくなったかというのが、きちんと描かれているのは評価できます。『国盗り物語』の大河そのものは総集編しか観ていませんが、一応はこの原作に則った描き方をされています。


『麒麟がくる』で、池端氏が何を描きたかったのかはともかくとしても、大河で、しかも光秀の生涯を追うのであれば、この位のストーリーをやはり作るべきだったかなと思います。無論途中休止が入ったため、当初の思惑通りに行かなかったのは認めます。しかしだからと言って、休止のみを言い訳にもできないわけで、それ以前から感じられた「パシリ」的あるいは諜報部員的な光秀の設定はどうにかするべきでした。それとやはり、本能寺後の細川藤孝、筒井順慶は描くべきでしたし、この点は未だに不完全燃焼の感があります。


昔は原作付きが当たり前だった大河ですが、だからと言って今の大河に原作をとなるとこれも難しい。司馬遼太郎、吉川英治、山岡荘八といった大河の常連組の原作は、前述のように古い史料がベースになっているところもあり、脚本執筆時点で考証を新しくする必要に迫られます。場合によっては『功名が辻』のように、原作をかなり改変することにもなりかねません。ほぼ原作通り、あるいは多少創作を交えて大河を制作できたのは、やはり昭和から平成のはじめ頃までだったのかとも思われます。


ところで『青天を衝け』で、渋沢栄一の子供時代を演じた小林優仁(まさひと)君がTVで紹介されていたようです。大河の場合、特に子役さんは大人の俳優さんに雰囲気が似ていて、しかもそれなりに演技ができないといけないため、人選が難しいかと思いますが、反面うまくその役にはまれば、その子役本人の人気が出るということもしばしばあります。『天地人』の加藤清史郎さんは正にその代表でした。


しかしその『青天を衝け』、第1回と第2回が27日の深夜というか28日の未明、『今夜も生でさだまさし』が終わった後に再放送されていたらしいのですが、ちょっと先行放送と再放送が多くないでしょうか。あるいは天災等何らかの事情で再放送ができなかった地域向けなのでしょうか。ならばその地域限定でいいのではないかと思います。


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[ 2021/02/28 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その2

突っ込みその2です。再び磯智明氏のコメントからです。

単独主役では1983年 滝田 栄さん主演「徳川家康」以来40年ぶり、家康役は「麒麟がくる」まで多くの方が演じています。タヌキ親父とか策略家、最近ではボスキャラとしての登場が多い家康ですが(後略)

この滝田さんの家康はいわば「きれいな家康」であり、その17年後、『葵 徳川三代』で津川雅彦さんが演じた主人公の一人である家康は、如何にも策士でタヌキ親父といったイメージでした。ですからこの次の家康像は、この2つのイメージからは外すことになるわけで、だからこそ
「若くて頼りなくて信長に兄事する家康」
が、松本潤さん主演で描かれるのでしょう。
しかし思うのですが、「多くの方が演じている」家康であり、しかも『麒麟がくる』にまで登場しているわけですから、また家康かとうんざりする人も多いのではないでしょうか。

戦国大河の主人公になりそうな人物は、他にも大勢います。島津義久や長宗我部元親、加藤清正などでも十分主人公たり得るでしょう。また以前に大河化された『独眼竜政宗』や『天地人』をアレンジし、戦国期の東北地方を描いてもいいのです-この場合、最上義光や堀直政を是非加えてほしいところです。なのになぜまたもや家康なのでしょうか。

NHK公式サイトの紹介ページでは「ねらい」としてこうあります。

乱世を生きる運命を受け入れ、未来を切り開いた男・徳川家康。
彼の生涯を、脚本家・古沢良太の手により、歴史ファンから少年少女まで、幅広い世代が楽しめるエンターテインメント大作として、令和の時代によみがえらせます。
家康が生きたのは戦乱の世、まさに予期せぬことが次々に起きる時代。
彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」
判断ミスで苦杯をなめ、ピンチも招きましたが、決して逃げず、答えを出し続け、乱世を終わらせました。
先行きの見えないのは現代も同じ。家康を現代に通ずるリーダー像として描いていきます。

乱世を終わらせたから、とNHKは言いたいのかもしれません。
しかし日本史に於いて、乱世を終わらせることができた人など限られています。そういう人を何度も出すよりは、今まで大河化すらされていなかった人物の方が、新鮮味があるのではないでしょうか。それよりも、なぜ今この時点で
「乱世を終わらせた」人物でなければならないのか。問題はそこでしょう。
「先行きが見えないのは現代も同じ」だからと言いたいのかもしれません。
しかしこれも前に書きましたが、現代も同じだからという前提のもと、新時代を切り開いた人物を主人公にした大河ばかりが企画されている感は否めません。
NHKも受信料で大河を作っているのなら、もう少し考えてみてはどうでしょうか。この意味では『鎌倉殿の13人』も新時代の幕開けではあるのですが、
  • 制作側がその点を強調しない
  • 鎌倉幕府の要人でいながら、実際には執権としての北条氏を打ち立てた人物が主人公
ということで、多少趣が異なっています。
というか、2020年以降の大河の制作統括や脚本家の中で、本当に歴史が好きなのは、三谷氏だけではないかと思います。でなければ、13人の合議制をメインに持ってくることなどないでしょうから。

あとこの「どうする家康」なるタイトルもちょっと抵抗があります。
大河のシリーズとしてのタイトルと言うよりは、1つのエピにつけられるサブタイのようです。何らかの理由で家康が窮地に陥った放送回のサブタイ、そのような印象を受けるのですね。もう少し工夫できなかったのでしょうか。尚、上記の引用部分に

彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」

とありますが、これもくどいというか、そうまでしてこのタイトルにしたかったのかと、何やら疑問ばかりが湧いてきてしまうのです。

次は、脚本家の古沢氏について書きたいと思います。

(この項続く)

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[ 2021/01/25 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-40

先日の『麒麟がくる』で、光秀の丹波攻めかという展開が窺えるという一方で、また駒が出て来て義昭に説教していたらしいです。駒が将軍の側にいるだけでもおかしいのですが、説教するに至っては『江』を思い出してしまいます。恐らくオリキャラは最終回まで出て来るのかもしれませんが、この2人が暗躍(と言うべきでしょうか)するせいで、肝心の光秀の存在感が今一つになっているようにも思えます。

ところでこれも先日、90年代に大河の傾向が変わった一因として、赤穂大河が99年で終わったからと書いています。このせいかどうか知りませんが、最近の40歳以下は、一部を除いて赤穂事件を知らないといった内容のツイを目にしたこともあります。しかし思うのですが、この赤穂事件というのは大河化せずとも、1クールでカバーできるように思えます。『忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』などというのもありましたが、ああいうやり方でもいいかと思います。ただ若い世代ほどTVを観なくなっていますので、どのような方法を用いるかを検討するべきでしょう。

それと似たような傾向として、所謂川中島大河(武田VS上杉)も、『風林火山』以降は制作されていません。これに関しては『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河で書いていますが、こちらもワンパターンになりがちで、ストーリーの展開も限られてくるからでしょう。その点『風林火山』は山本勘助視点で、しかも諏訪御寮人(由布姫)との関係が中心という構成に興味を惹かれました。

その打開策としてポスト川中島、つまり武田と上杉の、それぞれの後継者のサバイバルを描くという方法があります。実際『天地人』の時代背景や舞台設定はそれに近いのですが、この大河は基本的に夫婦大河であり、直江兼続の描かれ方が如何にも物足りなく感じられました。御館の乱にしても、もう少し戦国らしく描けなかったものでしょうか。中でも一番笑ってしまったのは「本能寺爆発」ですが、それはともかくとして、これがもう少し掘り下げられていたら、また新分野を開拓できたのかもしれません。

あとこれは再来年の『鎌倉殿の13人』関連ですが、今まで三谷幸喜氏の大河は「敗者」が主人公でした。新選組しかり、真田信繁しかりです。しかしここに来て、いわば勝者である義時が主人公となっています。義時自身、かなりの葛藤に苦しんだこともあったでしょうが、最終的に源氏直系と一部の御家人を滅亡させ、北条氏の執権体制を作り上げたという見方をすれば、やはり勝者と言えそうです。この大河は恐らくは「ポスト源平」の時代を念入りに描くと思われますし、そうなってほしいものです。

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[ 2020/12/22 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

昔のドラマや大河についてよしなしごとをあれこれと

タイトルにあるように、ドラマについて取り留めもなく書いて行きたいと思います。

以前70年代のホームドラマについて書いたことがありますが、やはりドラマというのは、放送された当時の社会や世相を反映するものです。それゆえ年月が経ってから観ると、タイムカプセル的であり、その当時はこうだったのかと再認識、あるいは発見する手段とはなるでしょう。ただ如何せん、その当時とは物事の発想であるとか、生活様式、通信手段などがかなり異なっているためー特に、ここ何十年かはそれが顕著であるためー、同じ価値観を共有しにくいともいえます。

実を言うと私の場合、意外とホームドラマを観ていません(まったく観なかったというわけでもありません)。どうもワンパターンになりがちな嫌いがあり、むしろ80年代頃はドラマよりも、まだ民放で放送されていた時代劇、あるいはクイズとか紀行番組を主に観ていました。そのため『北の国から』も、『渡る世間は鬼ばかり』も大して観ていません。またこの2作ではないものの、ある時話題になっていたドラマの話を振られたことがあり、生憎それを観ていなかったため、どうにか取り繕った記憶があります。

話が戻りますが、制作当時の状況については、大河でも似たようなことが言えます。大河は時代劇ですから、その当時の社会を反映しているわけではないにせよ、制作技術がその当時のものであるため、カツラの継ぎ目がはっきりわかったり、ロケもしてはいるものの、スタジオ撮影の比重が高かったり、果てはCGがなかったりといった点が挙げられます。他にも登場人物を紹介する字幕がないといった点、また個人的にはあまり同意しませんが、女性主人公大河なども時代の風潮と捉えるべきでしょう。その意味では、こちらもそれぞれの時代を感じ取ることができます。

ここから大河関連です。先日川中島大河も最近は作られていないと書きましたが、元々20年に1度くらいの割合でしか作られておらず、今後その可能性がないとは言い切れません。これからも大河が続くのであれば、少なくとも赤穂義士物よりは制作される可能性が高いです。一番最近の作品は『風林火山』ですが、これは所謂上杉、武田の両雄を主人公としたものではなく、山本勘助が主人公で、主君の側室由布姫を慕うという設定になっているため、所謂川中島物とは一味違っています。

無論ラストの3話は川中島三部作となってはいます。ただしこれも信玄や謙信(政虎)、その他武将が出てはくるものの、勘助がメインとなっています。見様によっては、それぞれの大将ではなく家臣が主人公であり、主人公自身が戦場を駆け回り、敵将を狙う描き方になっているため、こちらの方が馴染みやすい部分もあります。またこの大河の最初の10話は原作にもないオリジナルですが、あれを入れたのは確かによかったです。

一番最初の川中島大河は1969年の『天と地と』ですが、これは生憎殆ど知りません。私としては、寧ろ1990年の映画を真っ先に思い出します。主役の渡辺謙さんが病気降板し、榎木孝明さんに白羽の矢が立ったあれです。大河の方は子役の演技がよかったらしいのですが、『天地人』も子役が注目を集めていますから、上杉が主人公の大河は子役が脚光を浴びる傾向があるようです。ちなみにウィキによれば平均視聴率は25パーセントで、実はこれは『半沢直樹』の第8回放送分とあまり変わりません。それを考えると、『独眼竜政宗』と『武田信玄』の視聴率30パーセント代後半はやはりかなりの物です。少なくとも80年代後半の方が家庭用ビデオは普及していたはずで、今でいうタイムシフト視聴率もそこそこあったと思われますが、それでもあの数字でした。あと『太平記』の平均視聴率が26パーセントです。

しかしこの原作ですが、主人公の謙信(景虎)が生涯不犯の誓いを立てたにも関わらず、宇佐美定行の娘乃美を正室に迎える設定になっています。尤もこの乃美はその後正室になる前に亡くなり、結局謙信はその後も独身を貫いています。とはいえ実際は宇佐美に娘はおらず、架空のキャラです。そして宇佐美も軍師となるわけですが、この人の経歴も諸説あり、軍師となってその後政景を暗殺したというのは、北越軍談によるものです。元々この定行なる人物は、琵琶島城主である宇佐美定満と同一人物とされています。

ちなみに『風林火山』では、定行ではなく定満となっています。また乃美ではなく、「浪」が直江景綱の娘として登場します。直江景綱の娘といえば、『天地人』のお船が有名ですが、もう一人養女?がいたとされていますので、少なくともこの作品では、その人物を浪と設定しているようです。ともあれ、この浪も侍女として城に上がり、景虎の夜伽を務めようとするも拒絶され、代わりに仏典を渡されて読むように勧められます。こちらは、景虎が正室に迎えるということはなく、家臣の内輪もめに嫌気がさした景虎が高野山に出奔した際に、城を出て出家することになります。

ところでその『風林火山』で、主人公の勘助を演じた内野聖陽さんですが、2019年に西島秀俊さんと主演した『きのう何食べた?』が、映画化されることになりました。公開は2021年の予定で、キャストは殆ど変わらず、かの妄想ジルベールこと井上航も登場するようです。

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[ 2020/09/26 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河

『国盗り物語』の明智光秀関連の投稿をしていて思ったのですが、美濃時代、そして越前にいた頃に比べると、光秀の物の考えが明らかに変化しつつあります。これは織田家の家臣という、安定した地位を得たことによって、不遇をかこっていた牢人時代や朝倉家の客分の頃よりも、自分の力を発揮できる環境にいることがまず一因でしょう。無論濃姫に目通りして、昔のままの十兵衛として見られることに反発した、いわば強がりのようなものもあると思われます。自分は濃姫と結婚できず、どころかその夫となった人物に仕えることになり、何とかして一目置かせたいという気持ちも少なからずあるのでしょう。

ところで過去の大河での明智光秀のキャラ設定は、大きく分けて2通りあるかと思われます。ごく大ざっぱではありますが、
陰のある、いわば敵役としての光秀
二枚目の要素が強い光秀
この2つのタイプでしょうか。たとえば『利家とまつ』の光秀は前者と思われますし、逆に『信長 KING OF ZIPANGU』や『秀吉』の場合は後者の雰囲気が強いようです。それとは別に、陰のある二枚目という設定の光秀も存在し、この『国盗り物語』や『功名が辻』で坂東三津五郎さん(十代目)が演じた光秀像がこれに該当します。いずれも司馬作品であり、司馬さんの描く光秀というのが、すなわちこういう人物であると言えます。この三津五郎さんもそうですが、近藤正臣さんの光秀が嵌っていると思われるのは、この『国盗り物語』の、謹直である一方でどこか屈折した光秀を、かなり再現できているせいもあります。

そもそも大河の主人公や主要人物の場合、その人に取って一番インパクトの大きな作品で描かれる人物像が、すなわちその人物を代表する傾向があるようです。例えば私の場合、今では徳川家康は内野聖陽さんか西田敏行さん、上杉謙信はGacktさんの印象が強くなっています。これはあくまでも推測ですが、大河の初期の頃に描かれた主人公は初登場ということもあり、よくも悪くも正統派主人公として、英雄として描かれることが多いものの、2作目や3作目辺りになると、最新の研究によって設定が変わったり、また場合によっては、マイナスの面を強調されたりするようになるからでしょう。

謙信と言えば、川中島物も最近は作られなくなりました。私の場合『武田信玄』以後の作品しか知りませんが、江戸時代物と同じで、登場人物やストーリー展開が似たような感じになるせいでしょうか。ならば上杉景勝、伊達政宗、最上義光の三者を描く方法もあります。これは寧ろ『天地人』でやってほしかったところです。その『天地人』では阿部寛さんが謙信を演じていましたが、甚だ失礼ながらどうも阿部さんより、『風林火山』のGacktさんの印象の方がやはり強いです。逆に阿部さんは『テルマエ・ロマエ』のイメージです。『風林火山』の場合、周囲が如何にもといった戦国武将たちの中で、ああいう独自の雰囲気の謙信を配したのが、功を奏したと言うべきでしょうか。

しかし武田信玄は、武力も軍才も持ちながら、あと一歩のところで織田信長に及ばず、さらに嫡男勝頼の地位を危うくした人物でもあるのですが、上杉謙信は「義」を掲げたこと、関東管領の上杉家を継いだことなどの影響もあり、その意味で信玄とは一線を画しています。しかしこの人も後継者をはっきりさせないまま急死し、それが御館の乱のもととなったのですから、その意味では禍根を残したとも言えます。前出『天地人』で御館の乱が登場しますが、どうも今一つな感があるため、今度大河化するのであれば、もう少し非情なイメージで描いてくれないかと思います。

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[ 2020/09/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

歴史を背負わない女主人公

ニッコームックの『おんな城主 直虎』完全読本の、スタッフによるインタビューについて2日にわたり投稿していますが、『直虎』と似たような描写は、他の女性主人公大河にももちろん見られます。寧ろそれがない女性大河の方が少数派でしょう。

このうち、直虎や『花燃ゆ』の杉文(楫取美和子)の場合は知名度がそう高くなく、また歴史上に名を遺した機会も限られることから、創作でカバーしなければならなくなるわけですが、無理にそういう人物を主人公にする理由もないわけです。本来の歴史から違った次元に飛んでしまい、それがまた物議を醸すもとになりがちです。しかしその一方で、『江~姫たちの戦国~』(以下、江)などは、ある程度名の知られたヒロイン(姉妹も含めて)であるはずなのですが、なぜかどこにでも江が現れたり、その当時およそ言わないであろうことを言ってみたり、何とも納得しかねるところもまた多いものです。

この『江』に関しては、その2年前の『天地人』とどこか類似性を感じさせます。『天地人』も男性主人公の割には、雰囲気がどうにも朝ドラ的であり、戦国武将の物語といった雰囲気ではなかったことは確かで、千利休の養女が福島正則を投げ飛ばすシーンなどはやめてくれと思ったものです。しかもこの「愛」の兜に味を占めたのか、『江』で同じく千利休がこちらは切腹する際に、いくら上杉家絡みとはいえ、この兜をつけた直江兼続と思しき人物が出て来たりするシーンがあったりで、どうも受け狙いというか、およそ戦国大河らしからぬ軽さが目立ちました。『軍師官兵衛』で、やっと本来の戦国大河に戻って来た感があります。

今まで女性大河、特に2010年代に、女性主人公が隔年での制作になってからの5作品で、曲がりなりにもヒロインが歴史を背負う存在として描かれているのは、『篤姫』と『八重の桜』位ではないでしょうか。ただ『篤姫』も、小松帯刀が初恋の相手で、色違いのお守りを持っているとか、男装して藩校に通ったりするのは如何なものかと思いました。『八重の桜』では、兄の覚馬が主人公に見えるようなシーンもありましたが、寧ろそれがよかったのではないかと思います。ヒロインが、無関係なところにあれこれ首を突っ込むのを避けられたという意味では、この描写は評価すべきでしょう。

女性主人公大河は、その周辺の男性をしっかりと描き、ヒロインもまた歴史を背負う存在であると印象付けるべきなのですが、前出の3つの作品では、どうも当の男性をヒロインの側に引っ張り込んでいるように見えて仕方ありませんでした。
(2020年9月4日一部修正)

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[ 2020/09/04 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』雑考19-視聴を止めた理由と来年の大河

『麒麟がくる』の放送再開、8月30日からの予定です。
とは言っても、私は『麒麟がくる』の視聴を再開後は見送る(録画は一応続ける)と、少し前に書いています。つまり、もう「くる」のを待たなくてもよくなったわけです。昨年までは、今年は楽しいだろうけど、来年はさてどうかなと思っていました。その期待薄だった来年=『青天を衝け』を待つことになるのですから皮肉なものです。

この大河、男性主人公でしかも舞台は戦国時代で、その意味では題材としてかなり申し分ないはずなのですが、このようなことになってしまいました。やはり主人公の経歴がはっきりしない時期に、女性主人公の大河のように創作を入れまくり、様々な人物と絡ませるようにしたため、従来の戦国大河の男性主人公と違った印象を与えた点がまず挙げられます。

それも今回は男性主人公であるため、行動範囲も女性より広く、男性だから斬り合いやら鉄砲やら出て来ます。つまり女性よりもスケールが大きくなるわけです。そのうえで本人の記録の少なさを補うための創作が入ることになり、結果的にフィクションとしてのスケールも大きくなってしまいます。そのため創作部分が、女性主人公の大河のそれよりさらにエスカレートした感も否定できません。いくら何でも女性主人公なら、本能寺の前の斬り合いなどはないでしょう。

言うまでもないことですが、衣裳もまたマイナス要因でした。考えてみれば、今までは大河を楽しめるか否かは、物語の展開や演出によって決まることが多かったのです。無論今回の視聴見送りには、そういった部分も関係しています。しかしそれに加えて、従来であればマイナス要因にはならなかったはずの衣裳の色遣いが、『麒麟がくる』という大河への評価を決定づけた一因となってしまっています。

とどのつまりこの大河には蜜月がありませんでした。最終的に面白いと思わなかった大河でも、最初の何か月間は面白い時期があるものです。特に女性主人公の場合は、彼女に近い存在の男性が4月頃まで活躍するため、その期間中は曲がりなりにも大河らしさを感じられるものです。『花燃ゆ』の吉田松陰しかり、『おんな城主 直虎』の井伊家の男性しかりです。『天地人』でも、子役の時は楽しめたのです。しかし今回は衣裳のせいもあり、第1回からの違和感を引きずったまま来てしまった感があります。

今まで戦国と言えば鉄板でした。男性主人公の戦国大河の面白さは、やはり本人の経歴に裏付けられる描写と、その間に点在するフィクションでしょう。しかし生憎今回は、それらをさほどに観ることもなく、それどころか、主人公が恐らく行っていないであろう桶狭間に行くなどという超展開で、さらには衣装のことなどが積み重なって、昨年同様途中で観ないという決断に至りました。

無論来年もまだどうなるかはわかりません。これも少し前に書いていますが、待つ間が花ということで、始まってみれば面白くないということもあるし、その逆に、いい意味で期待を裏切られたということもであるでしょう。視聴率もリアタイがそうでなくても、総合視聴率でそう悪くないということもあるかもしれません。尤も来年は関東が地元なのですから、東京の数字がNHKとしては気になるだろうと思います。いくら何でも『いだてん』を下回ることはないかと思いますが。

これを機に、NHKは戦国大河の主人公をもう一度考え直してはどうかと思います。地元からの要請もあったのでしょう、しかしやはりこれだと信長が主人公の方がふさわしいです。無論、今後も大河を続けるのであればの話です。

飲み物-カクテルブルー
[ 2020/07/27 00:45 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

大河枠特番4『秀吉』(1996)

大河枠特番第4弾は『秀吉』です。実はすべてのエピを観ているわけではないので、細かい部分に関しては何とも言えません。どちらかと言えば、天下人となった秀吉よりも、日吉丸→木下藤吉郎→羽柴秀吉の出世コースを歩いた秀吉を、重点的に描いた作品であるとは言えそうです、特に出世前の秀吉と、母親のなかのコンビは妙にしっくり来るものがありました。

この時の渡哲也さんの信長、西村雅彦(現・まさ彦)さんの家康も異色といえば異色でした。渡さん、50代で信長を演じていたのですね。『真田丸』の吉田鋼太郎さんも50代で信長を演じていますが、如何せん登場回数が違い過ぎます。あと石田三成(佐吉)が真田広之さん、淀殿が松たか子さん、豊臣秀長が高嶋政伸さん。おねの沢口靖子さんと真田さん、高島さんは『太平記』でも共演です。ちなみに北政所を「おね」としているのは、大河ではこれと『軍師官兵衛』だけだったと思います。

そして光秀が村上弘明さんですが、この光秀は正直な話、やや違和感がありました。村上さんは戦国だと『武田信玄』の高坂弾正のイメージが強く、また大河全体では、『炎立つ』の藤原清衡がよかったせいかも知れません。この光秀はちょっとマザコン的なところもあり、母親の美にはっぱをかけられていた覚えがあります。美はその後磔刑となり、それが本能寺の一因となるわけですが、この人物を演じたのは野際陽子さんでした。『新選組!』でも主人公の母親を演じていましたね。

キャストがその当時としては比較的斬新で、これは視聴者によって好みが分かれたように思います。尚、石田三成の少年時代を小栗旬さん、小早川秀秋の少年時代を浅利陽介さんが演じています。小栗さんはその後『天地人』で三成を、浅利さんは『軍師官兵衛』と『真田丸』で小早川秀秋を演じています。しかし浅利さん、確か本当は秀吉をやりたいと、以前『スタジオパークからこんにちは』で語っていたことがあります。

それと秀吉が若い頃、信長の側室吉乃の屋敷に忍び込むシーンが紹介されます。この大河でも『利家とまつ』同様、吉乃の存在はかなり大きいです。というか、結婚後の史実がはっきりしない濃姫に比べ、この吉乃の方が信長の子を3人も産んでいるわけですから、扱いは大きくなって当然とも言えるでしょう。今年のがこの吉乃をクローズアップしたのであれば、それはそれで評価できるのですが、しかし実際は「側室に子供を産ませていた。許せ」でした。これにはやはりがっかりです。

ところで、この番組の中でちょっと気になる点がありました。ご存知のように、この大河は秀吉の生涯を最後まで描いていません。ああいうテンションの高いイメージで始まった以上、晩年のどす黒い印象の秀吉を敢えて描かなかったとも取れます。しかし鎧風な革ジャンで決めた竹中直人さんが
ヒーローは堕ちてこそヒーロー
最低の秀吉を演じたい
と望んでいたにもかかわらずそうならなかったとコメントします。それに対して、「麒麟」の川島明さんが、もう一度主演の話が来たらどうかと尋ねているのですが、この時竹中さんは
「晩年の秀吉をもう一度やってみたい」
と語っています。「もう一度」とあるからには、無論過去に一度、晩年のダークな秀吉を演じているわけです。ずばり『軍師官兵衛』です。
ならば、『官兵衛』のダークな秀吉を1シーンだけ流すという方法もあったはずですが、なぜかそのようになっていません。この辺りは如何なものかと思います。

これは前にも、大河で思うことあれこれそして武者さんの『軍師官兵衛』記事に関してで書いていますが、竹中さんは官兵衛のガイドブックでこう語っています。

「堕ちゆくヒーローを演じられるという漠然とした期待はあります。主役では難しかったことが今回できるのではないかと」(前編)
「この先、堕ちゆくヒーローとしての秀吉が描かれていきます。(中略)秀吉はこれから金ぴか趣味に走ったりしながら異常さを増して行きますし、演じる者としてはわくわくしますね。(中略)『小牧・長久手の戦い』のあたりから、秀吉と官兵衛の関係に変化が現れてきます。『あの男(官兵衛)は先が見えすぎる』という印象的なセリフをおねに向かって言うシーンがあるのですが。秀吉は官兵衛のことが邪魔になってくるんです」(後編)
「いよいよ『堕ちゆくヒーロー』の終末が描かれ始めました。(中略)ある種狂気の世界へ入っていくんです。そのダークな部分は、秀吉のコンプレックスの表れではないかと想像しています。(中略)でも、演じるにあたっては、素直な人間より屈折している人間のほうが面白い。(中略)『秀吉』から18年たっているぶん、年齢的にも後半の秀吉を演じるのにちょうどよいでしょ?」(完結編)

そして私もこれに関しては
「つまり竹中さんは堕ちてゆく秀吉、『秀吉』で描かれなかった狂気の太閤を演じることに意欲を燃やしていたことが窺えます」
と書いています。竹中さんは寧ろ、こういう秀吉を演じることを楽しみにしていたのではないか、そう思われるふしもあります。

『官兵衛』は他の作品だからと言ってしまえばそれまでですが、どうも大河は互いの連携がありそうでいながら、このような場合に関連作品を流すことはしないようです。そのため大河と一応括られてはいるもの、それぞれの関連性があまり強くない、単発の歴史ドラマが何十年か続いている印象をも同時に受けます。たとえば日曜劇場(池井戸潤作品)で、『ノーサイド・ゲーム』のスタジアムの広告に「帝国重工」や「ジャパニクス」がある、そういう形の連携はやはりなさそうですね。

飲み物-アイスティー
[ 2020/07/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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