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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ

「投影」の心理

まずこの投稿についてですが、こちらが誤解していると思われる部分があったため、加筆と訂正をしていることをお断りしておきます。

心理関係で少し。

『武将ジャパン』の大河コラムはダブスタだと何度か書いています。またブーメランであるとも書いています。武者さんは。自分が好きな作品の登場人物であるならば、喜んで捧げるであろう賛辞が、嫌いな大河の登場人物に贈られていた場合は、何かのようにそれを否定する、叩く傾向が顕著です。

そして特に言えるのが、武者さん本人がその大河、その登場人物を嫌いだから否定的な見方になっているにもかかわらず
「大河が悪い、登場人物が悪い」
だから否定的な見方をするのだと言わんばかりです。

特にこの登場人物の場合、その大河の描かれ方を見ていけば、きわめて自然なキャラ設定であるにも関わらず、それを認めようとはしていません。なのに特定のキャラを何度も叩くのであれば、それは一種の「投影」ではないか、そのように思われてしまいます。

要は相手に明確なマイナスの部分がないのに、自分とその登場人物のキャラが似ているから、それゆえに自分の負の部分がその人物を通して視界に入ってくるから、気に入らないと言うことです。この投影、元々は防衛機能と呼ばれ、精神的負担を軽くするためのメカニズムです。

無論好き嫌いというのはあっていいと思います。これは何度か書いていますが、エンタメ作品は賛否両論あるもので、どれが正しい、あるいは間違っているという絶対的な見解はありません。人それぞれの見方によるものです。

ただし武者さんが、仮に特定のキャラに、自分のネガティブな部分を見出すのが原因で嫌っていたとしても、この人は「歴史系ライター」です。そのライターが書く「大河コラム」であれば、あらすじや登場人物にもっと中立的な見方が求められるはずです。

しかしこの大河コラムは、その点においてあまり改善されていないように見受けられます。それを考えると、やはり投影が原因で特定の大河やその登場人物を嫌っているようにも見えますし、あるいは、敢えてネガティブまたはポジティブに書くのが、そもそもの方針なのかとも思えてしまいます。

あとこちらも何度か引き合いに出していますが、中尾亘孝氏の文章も似たものを感じます。こちらも特定の人物やチーム、特に平尾誠二氏や神戸製鋼に対して批判的となっています。しかし中尾氏が批判する平尾氏の言動は、どうも中尾氏自身のそれにいくらかダブると思われます。

1990年代半ば以降の中尾氏の平尾氏叩きは、この両者に、どこか似通ったものがあるからではなかったのかと思う所以でもあります。先に『武将ジャパン』を引き合いに出していますが、こちらの方が寧ろ個人対個人の構図である分、わかりやすいと言えるかも知れません。近い内にその当時の著書から、それに該当する部分をピックアップできればと思います。
(2023年4月9日加筆修正)


飲み物-ウイスキーストレート
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[ 2023/04/08 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

NHKに対して色々疑問に思うこと 続き

先日ご紹介した、NHKサイトの「テレビ70年」キャンペーン関連。今、本当にNHKが目を向けなければならない受信料の問題などは棚上げされて、やはり草創期の苦労話とアーカイブに終始し、TVのよさのみを強調して無難にまとめた感があります。見方を変えれば、そういう空気の中だからこそ、大河も朝ドラも、そして紅白も今まで生き残れて来れたし、また大相撲とか高校野球の中継も続けて来られたのでしょう。

NHKにもう少し当事者意識があれば、見直しが図られていると思います。無論廃止などではなく、フォーマット変更や、放送時間帯変更といった形での見直しにはなるでしょう。また課金制度なども提案されていてもおかしくないのですが、生憎というかやはりというか、今までそれがなされたようには見えません。

ところで大河や朝ドラのような連続ドラマを長期間続けていると、最早これは必ずと言っていいのですが、
「昔はよかった、今はよくない」
と言った声が出て来ます。もちろん大河朝ドラに留まらず、民放でも同じようなものです。

しかしエンタメ作品と言うのは、その時代に合わせた形で作られていることが多いものです。ですからリアルタイムで放送された時代を知っている、あるいはその時実際に観ていたというのであれば、面白く感じることはあるでしょう。ただそうでない場合、いくら過去の名作であってもそれほどの実感は湧かないのではないでしょうか。ある種の面白さは発見できるかも知れません。ただそれは、リアルタイムで感じた面白さとは別物という可能性もあります。

また今は面白いとか、特に大河の場合重厚だと言われている作品でも、その当時はそうでなかったということも多いものです。『太平記』なんてトレンディ大河と呼ばれていましたし-ちなみに、私は『太平記』は好きです。それだけに同じ池端氏の『麒麟がくる』には期待していたのですが。

実際今も面白いと思う作品はあるので、昔がいいとは一概に言えません。特に70年代から80年代頃の、比較的お金をかけたと思われる大河(個人的にヴィンテージ大河と呼んでいます)にしても、今はその時に比べて制約は多くなっていると思われ、それと同じような作品を作るのは無理があるのではないでしょうか。これも前に過去美化バイアス、バラ色の回顧という内容で投稿していますが、あまりその当時の基準で今を判断するのも無理があると思います。ならば逆に、今の基準で昔を判断することもまたありでしょう。

私の場合女性主人公物の一部や『いだてん』、前出の『麒麟がくる』などは馴染めなかったり、途中で視聴を止めてしまったりもしています。無論人によっては面白く感じた人もいたでしょうし、それはそれでいいと思います。要はこれは面白い、これはよくないというのは人それぞれと言うことです。先日の投稿にも書きましたが、このテーマなら刺さるという人たちをターゲットに、課金制にすればいいと考えてしまう所以です。


飲み物-パブのカクテル
[ 2023/04/02 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

朝ドラバトンタッチと『光る君へ』新キャスト発表

まず、『舞いあがれ!』から『らんまん』へのバトンタッチが行われたようです。

「舞いあがれ!」から「らんまん」、バトンタッチ!
(NHK ONLINE)

神木隆之介さんへのサインボード、板金加工の工場製とは如何にも『舞いあがれ!』らしくはありますが、模型飛行機でもよかったのではないかと思ってしまいます。しかし福原さんがパンプスを履いているせいもありますが、2人の身長が同じくらいなのですね。

あと神木さんと言えば『平清盛』の義経であり、『義経』の牛若丸でしたね。

それから『光る君へ』の新キャストです。

【出演者発表 第3弾】
紫式部(まひろ)と道長を取り巻く、個性豊かな人びと

今まで発表されたキャストの中で、見たい俳優さんは何人かいるのですが、正直言って、この大河のコンセプトや時代背景にちょっと馴染めないものがあります。まあいずれにせよ、例年通り一月ほど観てみて、その上で、継続するか否かを決めることにはなりますが。

そう言えばそろそろ再来年の大河発表となるのでは。


飲み物-アイリッシュコーヒー
[ 2023/03/26 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『光る君へ』キャスト発表と武将ジャパンとNHK

まず『光る君へ』のキャスト発表です。既に吉高由里子さんが紫式部を、柄本佑さんが藤原道長を演じることが決まっていますので第2弾になります。

【出演者発表 第2弾】
紫式部(まひろ)と道長の身近な人びと

『舞いあがれ!』の刈谷先輩も出演ですね。「まひろ」さんが、「まひろ」の弟を演じるようです。

ただ個人的に、現時点でこの大河にはさほどに期待していないと言うか、寧ろドラマ10とかスペシャルでやったらいいのではないかと思っています。まあ今年のもどんなものかなと思っていたのですが、ロケの情報を見てちょっと食指を動かされ、蓋を開けてみたら割と面白くて観続けているわけで、始まってみないことには何とも言えませんが。

それとキャストの下の、音楽担当の冬野ユミさんのコメントを見て、ちょっと観る人を選びそうだなと思います。
というか、『武将ジャパン』の武者さんが、この大河のコンセプトとかこのコメントに賛同しそうですね。恐らく来年は賞賛の嵐なのでしょう、好きな大河は無条件に持ち上げる傾向がありますし、まあそれが武者さんのダブスタとなっているわけですが。

その『武将ジャパン』、今週久々にアクセスしようかと思ったのですが、やはりやめました。これは今後の『武将ジャパン』関連コラムの投稿についてでも書いていますが、作品を上げたり下げたりすることによって、報酬を得ているように見えるのと、比較対象がおかしく感じられる点が多いこと、漢籍マウントを取りがちなのが主な理由です。

それとこう言っては何ですが、その漢籍にしても、本当に意味がわかっているのかなと思われることがありますし。

しかし来年のに限らずですが、以前も書いたように、NHKは朝ドラや大河、紅白などはもう課金して作ればいいかと思います。こういう記事があったので置いておきます。

NHK受信料問題、根本的な解決策は「スクランブル化」か「民営化」だ
https://news.yahoo.co.jp/
articles/92315f73595801c1a8330bb8ba6b971003e5b8f1?page=1

ところでラグビーワールドカップに関して、NHKも15試合を中継する予定でいるようです。しかしそれに関して、ちょっとおかしな部分があるのですが、それはこの次のラグビー関連投稿で。


飲み物-冬のティータイム
[ 2023/02/24 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん2

先日ラグビー絡みで、「フルタイムのラグビーウォッチャー」中尾亘孝氏について書いています。その時『武将ジャパン』大河コラムの武者さんになぞらえてもいますが、実際先日触れた部分以外でも共通点は見られます。ちなみに今回も武者さん絡みですので、基本ラグビー関連投稿ではありますが、このタイトルに改めています。

たとえば西日本に対する批判的な見方。武者さんの場合は幕末西国諸藩嫌いだし、昨年の大河での、朝廷に関する書き方などにもそれらしきものを感じましたが、中尾氏の場合も関西のチーム叩きだけにはとどまりませんでした。

かつて平尾誠二氏が代表監督の時に、関東のチームの選手に目を付けていたと言われていました。しかし中尾氏は、平尾氏が選ぶべきは関西の選手であり、こういうのは、関東の人間としては面白くないと言った書き方をしていたことがあります。

しかし代表監督が、どこのチームでプレイしようが、代表チームにふさわしい選手を選ぶのは当然のことであり、なぜこういう見方をするのか疑問に感じられました。ちなみに中尾氏は、元々は愛知県出身のようです。

またそれ以外に、確証バイアスという点もまた挙げられるかと思います。武者さんの確証バイアスについては、これも以前も書いています。認知バイアスの一種で、ある意味ダブスタにも通じるものがありますが、中尾氏の場合も特に後になるにつれて、自分に取って都合のいいことのみを書くようになった感もあります。

なぜ年月を経るに従ってこうなるのか、恐らくは、最初の頃は伝えたいことをそのまま本にして出していたと思われますが、その回数が増えるに従って、批判したい存在と守りたい存在を中心にして書くようになるからと思われます。このため目の前の現実を書くと言うより、いくらか本人のバイアスが入ったものとなる傾向があるのでしょう。

ところで中尾氏、以前確か「クローズド・クラブ」を「運営をやめたクラブ」としていたことがありますが、無論これはオープンでない、会員のみのクラブという意味です。イギリスのFP、Former Pupilsと称されるクラブ(特定の学校のOBのみのクラブ)などがこれに該当します。後日このことについて訂正していたのはいいのですが、その時「間違いは誰にもあるものです」とあるのはちょっと疑問でした。

中尾氏は元々「日本ラグビー狂会」の主宰でもあり、ユーモアを持って楽しくラグビーを見ようというのがモットーで、そういう発想とこれとは無関係ではないのでしょう。しかし、この場合は訂正のみをした方が格好よかったのではないでしょうか。


飲み物-ビッグウェンズデーIPA
[ 2023/02/19 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん1

先月2回アクセスはしたものの、今月は『武将ジャパン』大河コラムにはまだ行っていません。以前からそうでしたが、どうもこの記事はレビューとは言い難いところがある上に、嫌いな大河ということもあるせいか、今年に入ってそれがエスカレートしている感があるためです。

とは言え武者さんは、好きな大河の時もしばしばドラマ本編の記述を間違えたり、漢籍の解釈を間違えたりしており、特にドラマ関連の記述のミスは、キャストや制作サイドに対して失礼ではないかと思います。本当に好きならば、そういう姿勢は改めるでしょう。

ところで『武将ジャパン』の武者さんと、何かしら共通点のあるラグビーライターと言うことで、中尾亘孝氏を以前何度かご紹介しています。実際この人も

ダブスタ
嫌いな相手に対して攻撃的
年数を重ねるにつれて段々エスカレートする

こういった特徴があります。ただ中尾氏の場合は、80年代の終わりに『おいしいラグビーのいただきかた』、90年代初頭に『15人のハーフバックス』を上梓した頃はまだまともでした。エスカレートするのは、90年代半ば頃になってからです。

元々推しのチームがいる関東大学対抗戦グループなのに、グループの別のチームを見下したり、体育大や関西の大学に対して叩くようなことを書いたりするのみならず、90年代半ばの神戸製鋼(現・コベルコ神戸スティーラーズ)をやけに敵視したりもしていました。

神戸製鋼叩きは、当時のスタープレイヤーであった故・平尾誠二氏を揶揄しているようにも見えましたし、また「コウベ真理教」なる表現を繰り返し使用したこと、特に平尾氏逝去後の2018年のトップリーグでのスティーラーズ優勝の際に、自身のブログでこれを使っていたのにはどうかと思ったものです。

中尾氏は恐らくこのブログで報酬を得ているわけではないのでしょうが、しかし既に本人が逝去しているのに、わざわざこのような表現をしなくてもいいでしょう。またマスコミ批判もしていましたが、中尾氏もメディアに記事を書いていたりしたわけで、その意味では中尾氏自身もマスコミ関係者なのではないでしょうか。

ちなみに本人によれば、「フルタイムのラグビーウォッチャー」と言う肩書を用いているようですが、ネットのない時代、ウォッチャーだけでは意見を発信することはできませんので、一応ライターと呼んだ方がいいでしょう。特に平尾氏にはかなり攻撃的でした。

あと推しのチームや、自分が支持したい思想またはシステムについて書く場合、時に強めの断定口調となることもあり、この点でも、武者さんとどこか似たところがあります。


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[ 2023/02/18 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

TV放送開始70年の節目に思う受信料の問題とスクランブル化

のっけから本文とは関係のない話ですが、2月5日のリーグワン、東芝ブレイブルーパス東京と東京サンゴリアスの試合がBS日テレで中継され、Huluで同時配信されます。キックオフは14時です。府中ダービー時代から有名なこのカードですが、やはり全国放送されるようです。

さて。この間年が明けたと思ったら、もう2月なのですね。でその2月1日はTV放送開始の日なのだそうですが、これはもちろんNHKのみで、民放は放送を行っていませんでした。
特に今年はTV70周年ということで、こういう番組があったり、

TV70年!蔵出し映像まつり

また『大河ドラマが生まれた日』というドラマも放送されるようです。この大河とは第1作『花の生涯』のことのようで、これに出演された佐田啓二さんの息子である、中井貴一さんも出演とのこと。しかし中井さんなら、やはり映画『大河への道』の方がいいのですが…。次回から『どうする家康』に登場の松山ケンイチさんも出ているし。

で、このような話をしたあとで、しかも私自身大河や朝ドラを投稿しているのにかかわらず、こういう記事を持ってくるのも何ですが。

大前研一「NHK受信料は月100円が妥当」紅白、大河、朝ドラ、大相撲、高校野球は不要
(プレジデントオンライン)

大前氏の意見すべてがいいとは言いませんが、私も受信料に関しては過去何度か触れていますし、このやり方であれば最低限に抑えられ、公共放送としてのごく基本的な放送だけを見られるわけで、それはそれで一考に値するでしょう。

無論大河や朝ドラ、スポーツ関連などをすべて止めろと言うのではは言いませんが、時と場合によっては面白くない、観たくないというのも当然あるわけで、それぞれのニーズに応えるためにも、やはりスクランブルはかけていいのではないでしょうか。何と言っても、それが面白いと感じたらその分は課金するのですから。

特にこういった部分にはうなずけます。


公共放送なのだから、公共的な使命感を持つのはたいへん結構なことである。しかし、発信すべき番組にエンターテインメントが入っているところに、大きな勘違いがある。この認識のまま公共性を追求すると、「ネットフリックスより高いのに見る番組がない」と揶揄される受信料問題を含めて、NHKをますます迷走させるだけだろう。

娯楽が乏しかった時代と違って、エンターテインメント番組の公共性はほとんどない。そこに無理やり公共性を見いだして、その幻を維持するために公共の電波を使って自らコマーシャルするという悪習は断ち切るべきだ。

とはいえ、世の中にはエンタメやスポーツ番組を見たい人もいるだろう。私はニュースと教育以外は必要ないと考えているが、NHKはどうしてもそのニーズに応えて放送をしたいなら、ニュースと教育以外はすべて「総合チャンネル」に集めて、受信料とは別の料金体系の課金システムを導入するべきだ。


無論NHKのみならず、多くのTV関係者が未だにTVに夢を持ちすぎているのではないかとも思います。前出のNHKのTV70周年記念番組なども、言っては何ですが、アーカイブと創成期の苦労話は、どうも関係者の自画自賛のようにも見えてしまうし、何も記念番組と言うのは、過去のことのみを語るだけではありません。

無論未来を語るにしても、たとえば「今後のTVに課せられた使命」などをを語るだけではなく、より実際的で、しかも問題視もされている受信料、そしてスクランブル化とをテーマにした、視聴者参加型番組もまた制作されてしかるべきでしょう。

飲み物-2種類のカクテル
[ 2023/02/02 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

朝ドラと小檜山氏note記事 2

それから小檜山青氏のnote記事関連です。当初は、特に五島の描写には肯定的だったのに、舞が東大阪に戻る辺りから、やけに否定的または批判的な記述が目に付くようになりました。この動機付けなら五島は要らなかったとまで書かれていましたが、五島で舞が何を学んで何を得たかを理解していれば、とてもそういうことは書けないのではと思うのですが。

https://note.com/54seikobi85/n/n96eb02aff15b
展開が読めるっちゃそうですね。
・浩太は飛行機の夢を諦めた……
・舞が五島に行く前は順調だった工場もピンチ!
・夢を捨てて工場とったのになんでや!
せや、お父ちゃんの夢を娘が引き継いだろ!
そういう動機付けやな。五島のばらもん凧は後付けで、当初はこう言うプロットで進めていたのかもしれない。展開が強引やで。

お父ちゃんが飛行機作りを目指していたのを知ったのと、五島での体験は全然別物なわけです。まず五島で祖母の言葉、そしてあの凧揚げを通じて自分に自信を持つようになり、帰りに五島で何度か見た飛行機に乗り、さらに父の夢であった飛行機作りと、工場が窮地に追い込まれていることを知って、飛行機を作ってお父ちゃんに元気になって貰おうと考える、普通にドラマを観ていたらこういう流れになるはずなのですが。

あと「展開が強引やで」とありますが、正直言って、小檜山氏の発想の方が強引に見えて仕方ありません。

謎の詩人ですが、彼の詩はたぶん、よろしくないと思う。どうにもならない思いを詩に託すという感じがないんですね。
『鎌倉殿の13人』で、源実朝が説明できない思いを歌に託した解釈を見たあとだとより一層辛い。

詩人だけでなく古本屋の店主でもあります。貴司への説明で皆がパーティーをやっている間に、海の底へ行って花をつかみ取ると言っていることそのものが、彼自身のどうにもならない思い、もどかしさの裏付けとなっているのではないでしょうか。時代や立場こそ違えど、実朝と同じように心情を吐露しているわけでしょう。
あと貴司も詩集を立ち読みしながら、
「これ読んでたらな、ずっと思てたのに言葉にでけへんかったこと、代わりに言うてもろた気ぃしてスッとすんねん」
と言っていますね。

登場人物全員が説明台詞全開

説明しなければわからないこともあるし、しかもこの朝ドラではタイミングよく説明されているから、かなり腑に落ちます。

大阪弁のイントネーションで出来がわかりますわな。
いかにも「大阪弁やで!」というつくりもんめいたものだとマイナス。

何だか失礼な言い方だなと思います。小檜山氏が求めている大阪弁とはどのようなものでしょうか。あとこの場合、舞台が東大阪ですから、厳密に言えば河内弁ですね。
で、その一方でこれはネイティブのことなのでしょうが、「ネイティぐ」とあって未だ直されていません。有料記事ならこういう部分をもう少しチェックしてほしいです。

それとどういうわけか、悠人がお気に召さないようです。

『ちむどんどん』のにーにーは許す。
しかし、悠人はゆるさん。もうお前だけは不倶戴天の敵とみなす。
以下、毒々しいことになるので有料エリアにするわ。

有料エリアでしか書けないことというのは何なのでしょうか。そしてどこが不倶戴天なのでしょうか。そこまで小檜山氏が激高する理由がわかりません。しかも、賢秀ニーニーは許すのに悠人は許さないとは、何とも気の毒な話です。一体まだ小学6年生の彼が、どんな理由で逆鱗に触れたのでしょうね。

https://note.com/54seikobi85/n/nc866b6f8d744
久留美の父が『カムカム』ジョーリアル版みたいなのは、今日評価できるところなんですけど。

『カムカム』のジョーさんは、原因不明の病気で演奏ができなかったと思いますが、こちらの佳晴さんはケガで現役を引退せざるを得ず、やめる理由がまるで違います。しかもその当時のラグビーは一応アマチュアリズムしか認められておらず、引退後の保障は不十分だったと言えます。恐らく会社に残ることもできず、一から出直すことを迫られていたのでしょう。

それは愛する娘が父を励ますためにちまちま頑張っていること。舞はチアリーダータイプ、朝ドラヒロインの王道です。NHK大阪はこういうキャバクラにいたらモテそうな女の子描写に定評あるから、受け入れられるんでないの。

これもまた随分と失礼な言い方ですね。舞は父を励ますのもさることながら、自分も好きだから飛行機を作っているのですけどね。それとキャバクラとどう関係あるのでしょうね。ちなみにキャバクラと言えば小檜山氏=武者さん、嫌いな大河の妓楼をキャバクラ呼ばわりしていましたね。

しかし……母のめぐみは苦労しても黙って耐えるしかなくて、ああも大掛かりなことをしてやっと認知されたのに。父の苦悩はホイホイ察知されて、励ますために飛行機作りまでして。

「母のめぐみは苦労しても黙って耐えるしかなくて、ああも大掛かりなことをしてやっと認知された」
とありますが、五島行きのことでしょうか。そもそもめぐみは「認知されたくて」五島へ行ったのでしょうか。そして舞にあれこれ口出しをするから、一旦自分だけ東大阪に戻り、それが功を奏したのではないでしょうか。

あとお父ちゃんは工場経営者であり、自分の家族と従業員、そしてその家族の生活に責任を取らなければならない立場です。それも「ホイホイ」察知されてなどいませんし。舞は、飛行機の作り方をなかなか教えて貰えず、遊園地にも行けないため、お父ちゃんは忙しいんだと悟ったのではないですか。

それと「励ますために飛行機作りまでして」は舞のことですが、この場合主語は「父の苦悩」です。ならば
「父の苦悩は察知され、愛娘から飛行機まで作ってもらえた」
とでも書かないと意味が通じないのではないでしょうか。

https://note.com/54seikobi85/n/n6ea0b3b0159a
五島で動機付けをしたと思ったら、翌週はお父さんをチアリーディングしているじゃないですか。ろくに舞の心情も勉学も描かれないまま、大学進学したと語られるわけで。

舞はお父さんの前で飛行機を作りたいと言っていますよね。それが最大の動機になったのではないでしょうか。そして、彼女の飛行機作りの勉強は、大学の航空工学の受講から始まるのではないかと思いますが。

そして阪神淡路大震災をすっ飛ばすとは思いませんでしたね。今後、そこをそれこそ『おかえりモネ』のように回顧するならよいのですが。

まずこの阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)について知っておく必要があるかと思います。この震災では、兵庫県の神戸市を中心とした東部の、それも瀬戸内側と淡路島のダメージが最も激しく、震度6から7の揺れを観測しています。一方大阪は震度4で、無論揺れを感じてはいますが、神戸ほどひどくはありませんでした。寧ろ京都の方が揺れたかも知れません。震災を描かなかったのは、ひとつはそれもあるかと思います。無論これが今後、何らかの形で登場する可能性も捨てきれませんが。

阪神淡路大震災を扱った朝ドラとしては、1997年の大阪制作の『甘辛しゃん』がありますね。


飲み物-パブのビール2
[ 2022/10/23 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『ちむどんどん』第21週感想-5とNHK受信料の在り方

第105回の気になる点です。放送もあと4週間になりましたね。

  • なぜか智や和彦まで駆り出される厨房(和彦はともかく、智は…?)
  • 和彦の記事をろくに見もせずたい焼きを食べる暢子
  • やはり矢作の方が店主みたいだし、寧ろ暢子と矢作が夫婦でやっている店の方がしっくり来そう
  • 紙芝居と人形だけで子供たちが食べるようになるか?
  • 子供の手紙「どろんこになって働くおばあ」
  • ちむどんどんの広告がフリーペーパーの記事みたい
  • ラフテーとラフテー乗せそばの組み合わせ?
  • 弁当のほうがおいしかったと重子に言われ、向きになる暢子

ちむどんどんは開店早々大盛況で、和彦や智まで厨房で働きます。和彦はわからなくもないのですが、智は別に仕事があるのではないでしょうか。それはともかくとしても、雑誌に載った和彦の記事はざっと読んだだけで、たい焼きをほおばる暢子ですが、せっかくの記事なのだからもう少し目を通してあげればいいのに。それとたい焼きは歌子の分はないのでしょうか。歌子はたい焼きが嫌いなの?しかしたい焼きと言えば、どうしても思い出すのが『カムカムエヴリバディ』の回転焼きですね。

相変わらず忙しい厨房で、矢作が休めよと声をかけてくれているのだから、暢子もそこはちょっとお礼を言った方がいいかと思います。配膳までやってくれてるし。そして今回に限ったことではありませんが、どうも矢作の方が店主としてふさわしいし、寧ろ矢作と暢子が夫婦で、沖縄料理店をやっていると言った方がしっくり来そうです。

一方山原です。良子の給食改革に、優子も協力することになります。給食のおばさんの格好をして、紙芝居と腕人形と言うかソックパペットで、地元で採れた野菜を食べることは大事だと子供たちに教え、その日は子供たちは給食を残さなくなりますが、どうも無理があるように思えます。子供たちが大人を気遣ってあげているようにも見えます。

しかもある子供が、ゴーヤが嫌いだったけど、雨の中どろんこになってゴーヤを収穫するおばあを見て、給食のゴーヤを残せなかったと、手紙に書いたのを良子が読むシーンがあります。ただゴーヤとはつる性の植物で、上の方になっているのを採るものです。いくら雨とはいえ、どろんこになるようなことがあるのでしょうか。寧ろこれは、芋の収穫の方ではないかと思うのですが。

そして「ちむどんどん」の広告を見て喜ぶ暢子と歌子ですが、雑誌と言うよりは、何だかフリーペーパーの記事みたいだなと思いました。ちなみに歌子のヘアスタイルですが、ああいう感じでまとめた方がいいですね。

そして重子と波子もやって来ます。しかし重子は、暢子が以前連日持って来ていた弁当の方がおいしかったと言います。暢子は、東京の人向けに味をアレンジしたと向きになります。しかしせっかく味についてアドバイスしてくれているわけだし、暢子もプロなのだから、そこはきちんと聞いておいた方がいいのではないでしょうか。

ところでラフテーとラフテー載せそば。ちょっと重くないでしょうか。20代の男性である和彦であれば食べられるでしょうが、重子と波子に取ってはどうでしょうか。余談になりますが、『きのう何食べた?』で、賢二が風邪を引いた史朗の為に食事を作るのを思い出します。この時も卵入り鶏雑炊と卵焼き(+ほうれん草の白和え)のダブル卵状態でした。しかし食べてみるとそう悪くなく、何よりも賢二が病人でも食べられるように、あまり上手ではないものの、楽しみながらも一生懸命作っていた姿に好感が持てました。

しかしここは商店街なのですが、その関係者の人たちに暢子は挨拶をしたのでしょうか。そういうシーンが描かれないのが気になります。そして2か月後、段々目新しさもなくなり、店は赤字転落となります。暢子のお腹も大きくなりました。あのくらいで胎動ならまだわかりますし、寧ろこの頃になって赤ちゃんが動くのを感じつつ、この子のために頑張らねばと暢子が思う設定にした方がよかったのでは。

それからNHKの会長が、この『ちむどんどん』への批判に関して、ドラマということでご理解をとコメントしています。しかしこの朝ドラは、ドラマとしての構成が第一おかしい(週が変わると設定が変わる)し、受信料で作っているのなら、もう少し真面目にできないかと思う人も多いでしょう。

その受信料ですが、視聴者という言葉を使わず、契約者としてはどうかとツイしている方がいました。イギリスのBBCの場合は、受信料はライセンス・フィーで、ライセンスを持つことでBBCを受信できるわけで、観たくなければ、あるいはお金を払いたくなければ止めることもできますし、さらに受信料廃止も検討されています。

NHKもそのくらいシビアな環境に身を置いてみてはどうでしょうか。国民から受信料を強制徴収して、自分達は高額収入を得、大河も朝ドラも好きなだけ作り続けて来たNHKも、そろそろ正念場ではないでしょうか。

そしてこれもある方のツイですが、『ちむどんどん』への批判で盛り上がっている人を目にしたということです。ツイートという方法を採らなくても(あるいは知らなくても)、批判したい人はいるわけです。かつてはそれしか方法がなかったわけです。

今はネット、特にSNSの出現で意見が共有され、批判の声がより多くの目に触れるようになっていますが、もちろん昔も大河や朝ドラに批判的な人は存在したはずです。ただその声を届ける方法は手紙や電話などで、特に第三者の目に触れる形で意見を述べるのは、恐らく新聞や雑誌の投書欄に限定されていたでしょう。それを思うとやはり今の時代、意見をシェアできるのはありがたいことです。


飲み物-アイスコーヒー5
[ 2022/09/03 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

朝ドラに思うこと

朝ドラに関して。

今まで大河は好きなものは観て来たし、馴染めないものも何とか完走したり、あるいは途中で録画視聴に変えながらも観続けました。無論中には最初から観ていないものもありますし、途中で視聴を止めたものもあります。しかし朝ドラに関して言えば、基本好きなものしか観ていません。今回の『ちむどんどん』は、あまり馴染めない作品ということで、その意味で異例ではあるのですが、正直なところなぜ馴染めないのか、それをを確認するために観ているようなものです。

大河と朝ドラとでは、放送の在り方そのものが大きく異なります。大河は週一で45分の枠が取られています。一方朝ドラはウィークデーは毎日放送があり、15分枠が5日なので、大河よりも放送時間は実質的に長いです。そして連日放送があるため、構成に気を配らないと、同じような展開やセリフが毎日続き、それが鬱陶しく感じられることがあります。

例えば今回の場合、暢子の「まさかやー」などのセリフが毎日のように続くことがあり、それに少々うんざりもします。所謂ウチナーグチ、沖縄言葉自体は独特の雰囲気があるし、セリフの入れ方によっては非常に心に響くものがあるのですが、暢子というキャラが毎日のように同じ言葉を、しかも東京で仕事を始めて7年も経っているのに、連発しているのはやはりどうかと思います。また今まで書いて来ているように、比嘉家の子供たちが何かにつけて我を通したがり、さほど労せずしてうまく行くのにも違和感があります。

無論制作サイドはそれをいいと思ってやっているのでしょう。しかし問題はそれだけではなく、途中で後付けの事実が出て来て、そのため設定が変わってしまっていたりしますし、こういうのもやはりちょっとまずいのではないでしょうか。また登場人物の設定も、あまり必然性が感じられないこともあるし、今後1か月でどう最終回へ持ち込むのだろうと思います。

それと少し前の話になりますが、この朝ドラで、良子の夫博夫を演じている山田裕貴さんが、自身のインスタで、制作チームの社内表彰についてアップしています。

「ちむどんどん」制作チームが社内表彰「ドラマで初の試み」でネット視聴者増加に貢献…出演者も喜び
(スポーツ報知)

要はNHKプラスでの再生数の増加につながったかららしいのですが、再生数が伸びたこと即ち人気がある、話題になるというのであれば、Youtubeと同じ乗りではないかと思ってしまうのですが…。記事中の
「他番組との連携含め、多くのトライアルを行った制作チームの取り組みと熱意」
とありますが、これは他の朝ドラや大河でもやっているのではないかと思います。それから元参院議員の磯崎陽輔氏が自身のツイートで、当時沖縄から持ち込めなかった農作物に言及していましたが、これを含め、沖縄を描くという上でなされるべき様々な考証が何か無視されているようで、その点で沖縄を軽視しているようにも取れます。


飲み物-アイリッシュコーヒー
[ 2022/08/29 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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