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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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9月19日に思うこと

週末恒例の「『半沢直樹』のざっとした感想」は、都合により少し遅くなりますので、悪しからずご了承ください。

ところで5年前の9月19日は、かの「ブライトンの奇跡」が起こった日です。つまり、ラグビー日本代表が、南アフリカ代表をワールドカップで破った日です。またこの9月19日、正岡子規の命日でもあります。子規といえば、『坂の上の雲』でこの役を演じた香川照之さんの、あの演技が忘れられません。子規の退場は2年目、つまり2010年の放送でしたが、この年はちょうど『龍馬伝』の放送年でもあり、あの中でやはり香川さんが演じていた岩崎弥太郎と、少なからずダブるところもありました。どちらも正に怪演というべきでしょう。それを言えば、大和田暁の演技も似たようなものですが。

しかし『坂の上の雲』、如何に大河ドラマが豪華キャストといわれても、このシリーズの豪華キャストをしのぐものではないと思われます。またこういうシリーズを、今度は大河の代わりに制作して、シリーズとして何年かかけて放送すればいいかと思います。ただこの場合、舞台や時代背景も重要になって来るので、何でもいいというわけではありませんが、同じお金をかけるのなら、いっそこの位やってもいいのではないかと。

飲み物-カウンターとカクテル
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[ 2020/09/19 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

70年代のドラマとBS12トゥエルビ その2

まず、俳優の渡哲也さんが10日に亡くなられました。ご冥福をお祈りします。石原軍団のイメージが強い方ですが、個人的には、『坂の上の雲』の東郷平八郎提督が印象的です。

それと、『麒麟がくる』の新キャストが発表されたようですが、
既に『青天を衝け』のキャストも発表され、今年はもうリアルタイムで観ないことにしたので、正直ああそうなのかといった程度です。陣内さん、鶴太郎さんはあるいは出演するかと思っていましたが、玉三郎さんと小朝さんは意外でした。小藪さんはどうも『陸王』の「もぎくーん」のイメージです。それ以外の俳優さんはさほど、あるいはほぼ全く知らないし、そもそも「伏魔殿」という言葉が、言っては何ですがラノベやアニメを彷彿させます。コロナによる中断で、路線が幾分変更されたのでしょうか。

それから先日、「大河ドラマの中の人間関係」で、中井貴一さんが平忠盛を演じたことを書き落していました。修正しています。

で本題です。「70年代のドラマとBS12トゥエルビ」という投稿に関してですが、『時間ですよ』は1971年1973年の放送分は、DVDが出ていたことがわかりました。今度レンタルする予定です。あるいは他の2作品、『ありがとう』と『肝っ玉かあさん』もソフト化されている可能性がありますが、今のところそれまで調べていません。もしレンタル可能ならば、こちらも観てみようと思います。

結局昔の番組はタイムカプセルのようなものですから、その当時の日常生活や世相などが、そのまま反映されているのには興味を覚えます。しかし、先日も書いたこの『ありがとう』、一番最初の婦人警官シリーズなどで、主人公がパトロールの最中にバラバラ死体が入ったスーツケースを見つけ、しかもそれもLSDの密輸と関係があるなどという設定はいささかベタですね。今時『相棒』でもこういうことはやらないかと思われますが、その当時ホームドラマでこういう描写がなされているのですね。尚このLSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)、元々は精神疾患治療薬だったのが、1960年代にヒッピー・ムーブメントによって幻覚剤として広まったとされています。

それからこれも前出『時間ですよ』、ウィキによると、最初橋田壽賀子さんが脚本を書いていたにも関わらず、久世光彦プロデューサーが脚本アドリブを入れたりするため、降板したとされています。橋田さんはアドリブを許さないことで有名らしいのですが、そもそも橋田さんの作風というのは、この『時間ですよ』のコンセプトとは多少違うように思えます。なお海外ドラマですが、かの『ダウントン・アビー』の描写には、橋田さんのそれと似た物がありました。

この時代のホームドラマ、探せばまだ色々出て来るかもしれません。特にTBSはこの手のドラマが多いようなので、往年の日曜劇場やホームドラマから、『半沢直樹』までをDVDにまとめてドラマ集大成として発売する方法もありかと思います。

しかし2クールを超えるドラマは、当然ですがエピ数も多いです。それだけこの手のドラマが求められていたのでしょう。この当時のTVは、ホームドラマと時代劇と、そしておそらくは洋画劇場などが主要コンテンツだったと思われます。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2020/08/15 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

やはり大河は武士の生涯を描いてほしい

今回もまた大河関係です。
来年のはともかくとしても、再来年でまた近代物というのはやや難があります。近代の政財界を描くのであれば、本来は大河と切り離すべきかと思います。やはり大河は侍の一生であり、その意味で近代まで引っ張るのなら、大河ではありませんが、せめて『坂の上の雲』までかと思います。それでなくても、大河の主人公候補がざっと挙げただけでもこれだけいるのです。

島津義弘
楠木正成
最上義光
北条泰時
北条早雲
今川義元
長曾我部盛親
大内義隆

前にも触れましたが、楠木正成は多少難しいかもしれません。しかし描き方によっては、南北朝時代、さらにそれを引きずった室町時代に関心が高まるきっかけにはなりそうです。近代の人物をどうしても描きたいのなら、その人のメンタリティや黒い部分をもう少し前面に出していいでしょう。でないと、それこそ朝ドラと変わらなくなってしまいます。

朝ドラといえば、先日に『いだてん』にカップヌードルらしき物が登場したとのことです。しかしカップヌードルは、1971年発売のはずです。これは『まんぷく』でもそう描かれています。ということでちょっと調べたところ、実は商品化されずに終わった明星食品の「明星チャーシューメン」だったようです。カップラーメンの先駆け的存在ですが、容器の耐油性に問題があって市販されなかったらしいのです-しかしその当時、オリンピック関係者が本当にそういう商品を食べていたのでしょうか。念のため明星食品のサイトを見たのですが、この商品には触れられていませんでした。

ところで何度も書くようですが、この『いだてん』は視聴率が伸びないなとやはり思います。マニアック過ぎるのが難で、既に観なくなっている人が多いからでしょう。大河はNHKで民放ではない、だから視聴率は関係ないという意見もありますが、やはり数字はその番組の評価基準にはなると思います。本当は総合視聴率がわかればいいのですが、ビデオリサーチのサイトで見る限り、特にここ何か月かは総合視聴率ベスト10に入った回があまりないのが現状です。それにNHKの受信料を払っている、つまり番組制作の資金を出しているのは視聴者であり、その意味で視聴率に言及する権利はあるでしょう。

大河だけでなくドラマ全般にいえることですが、伏線回収にこだわる人もそこそこいるでしょう。私もこのブログで大河の伏線に関して書いていますが、そこまでこだわるかというとまたちょっと違います。最初からこれのみを目当てにするのではなく、後で振り返った時に、あのシーンはあれの伏線だったと思い出すくらいでいいかと思います。そもそも伏線回収、先に振っておいた話題を後の展開につなげて行くのがどれだけ興味を惹くかは、個人差もあるでしょう。あまり伏線回収至上主義で、その答え合わせに終始するのも何だかなあという気がします。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2019/11/20 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-30

まず、大雨の被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。ラグビー関連は、今回は明日投稿予定で、今日は先日の続きになります。

その先日分にも書きましたが、サブカル支持層に受ける大河というのは、それまでの大河を支持して来た層には、必ずしも受けるとは言い難いようです。従来の大河ファンの多くは、やはり大河は安定路線でいてほしいわけですし、それを考えると構成や脚本などにいくらかの違和感があるのは当然のことといえます。確かに、今まで大河を観なかった層に観てもらうため、それまでとは違う切り口の大河を展開するという方法もあるのでしょうが、やはりリスクが大きいともいえます。

3年前の『真田丸』は色々な層に受けて、しかも人気はそこそこあったようです。確かに私も『真田丸』は(終盤を除いて)面白く観たのですが、これは三谷幸喜氏のファンが多く観たこと、そしてPRにお金をかけたであろうことも、理由として挙げられるでしょう。それから戦国物だったことも、2010年代の大河としては、高めの視聴率を後押ししたと考えられます。ただそれでも2010年代の大河では、『真田丸』よりも、『江~姫たちの戦国~』の方が平均視聴率は高くなっています。また一方で、『真田丸』はあまり観たくなかったという人も無論存在します。

受信料や職員の高給が取り沙汰されている現在、NHKが今後大河を継続して作りたいのであれば、一番手っ取り早いのは、朝ドラ同様半年にしてしまうことです。そのうえでスクランブルをかける、スポンサーをつけるという方法もあります。これは先日も書いていますが、エンタメ系の作品はこのくらい思い切ったことをしてもいいのではないでしょうか。無論この場合、エンタメ系はすべてスクランブル化し、ニュースや気象災害をワンコイン程度の受信料で賄えばいいのです。また編成としては『坂の上の雲』のようにシリーズにして、何年かに分けて放送することもまた検討されていいでしょう。

大河じゃなくて海外ドラマの方が面白い、そもそも海外ドラマしか観ないという人もいます。私も海外ドラマを観ることはありますが、やはり日本の時代劇と海外ドラマ(それが歴史物であっても)とでは、受ける印象がまた異なって来ますし、時代劇の最後の牙城という側面も持ち合わせているのだから、如何に視聴者が納得行くように残すべきかが急務かと思われます。それと海外ドラマや映画などは、外国に配信または配給するのを目的として、多額の予算を投じているわけですから、そこそこのレベルの作品であるのは当然です。無論大河そのものも、日本のドラマとしては多額の制作費をつぎ込んではいるわけですが。

それから女性主人公の作品に特に見られるのが、主役レベルの男性の登場人物と、子供の頃親しかった、あるいは比較的若い頃に恋仲であったという描写です。無論男性主人公の物にも、女性との関係で似た描写が見られますが、特に女性主人公の場合、その男性とのつながりがやけに強調されているように見えます。『篤姫』などもかなり、小松帯刀との関係をアピールしていました。本人の功績が限られているため、そういう部分を表に出さざるを得ないのでしょうが、そうまでして女性主人公で作るべきかと思われる一因でもあります。

あと大河にはお笑い枠とかスポーツ(格闘技系)枠などがあります。特にお笑い枠、つまり落語家とかお笑いタレントなどは、ベテランであるほどその人のキャラが演技に反映されます。『いだてん』でのビートたけしさんが特に顕著です。無論『西郷どん』の笑福亭鶴瓶さんや、『真田丸』の桂文枝さんなども本人のキャラが際立った部分はありましたが、この人たちはあくまでも脇役でしたし、私はこの2つの作品は割と楽しめました。ただ『いだてん』にはやや違和感があったうえに、たけしさんの場合はほぼ主役でナレーターなのに聞き取りにくく、落語で話が途切れてしまったりしたことで、マイナスのイメージが強くなったのは事実です。宮藤氏は元々スポーツでなく落語を描きたかったようですが、ならばもう少し落語家を演じられ、また口跡のいい人をキャスティングすべきでした。

しかし受信料の問題が取り沙汰されるほど、NHKのエンタメ作品はこれでいいのかと思えてしまいます。元々大河の定義、たとえば侍の生涯がメインでしかも男性主人公というように、あらかじめ決めておけばよかったのですが、そこは主人公と観光地のタイアップもあったのでしょうか。タイアップをするなとはいいませんが、そのために無名の主人公を出すのであれば本末転倒です。実際再来年の大河は一旦休止にして過去の作品を再放送し、制作にかける時間を、大河を半年放送にすることも含めた、NHKのエンタメ作品の在り方の模索、スクランブル放送の検討などに費やしてほしいとさえ思うようになっています。

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[ 2019/08/29 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河私考

大河ドラマの主人公設定に関しては、今までにもちょいちょい書いています。とりわけ戦国大河ですが、来年の明智光秀の後には、やはり東北か九州、あるいは四国をメインに描いてほしいと思います。すなわち主人公が
最上義光、上杉景勝、伊達政宗
立花宗茂、島津義久、島津義弘、黒田官兵衛
長曾我部元親、長曾我部盛親、山内一豊
のいずれかということになります。
このうち伊達政宗は『独眼竜政宗』、上杉景勝と直江兼続は『天地人』に登場しているので、残るは「鮭様」最上義光となります。意外と大河に登場していないのですが、主人公となってもおかしくない人物でもあります。この最上目線での、上杉や伊達を描くという方法もあるのですが、誰か決断してくれないかと思います。この場合は何と言っても豊臣秀次と駒姫の件があるので、豊臣との対立がかなり描かれることになるでしょう。

そして九州戦国大河、これも黒田官兵衛は『軍師官兵衛』に登場しています。そのため立花宗茂と、官兵衛に少し出ている島津義久、弟の義弘が軸になるでしょう。大友氏との対立とか、関ヶ原等々描くべきシーンは多そうです。三者の群像劇にしてもいいし、どちらかをメインとしてもいいのですが、個人的にはこの両者を絡ませてみるのが面白いかと思います。また四国ですが、『功名が辻』主人公の山内一豊は脇役で、長曾我部元親・盛親父子をメインに、関ヶ原後の山内家入国、大坂の陣までという流れで1年間つなぎます。史実ではないといわれていますが、大坂の陣まで、盛親が寺子屋で子供たちを教えていたという設定がいいかもしれません。四国は坂本龍馬関係や、大河ではありませんが『坂の上の雲』はあるものの、戦国大河にあまり登場していません。薩摩もそうですが、幕末のみならず戦国でも描いてもらいたいです。

これで行くと、戦国大河3作品が作れます。戦国時代は地域によって色々事情が異なるため、描き方によっては面白くなるかとも思います。その間に幕末や江戸時代を挟む、あるいは太平記などを挟むことで、向こう5年間ほどの大河の企画ができあがります。実際はどうなっているのかわかりませんが、こういう地方の戦国時代や太平記は入れてほしいです。さらに江戸時代(忠臣蔵関連は今後は作られないのでしょうか)を入れることで、戦国と幕末のルーティンという批判も免れるでしょう-しかし大河は、どうしても戦国と大河の比重が大きくなるものではありますが。それと織田信長を主人公とした大河が、『国盗り物語』の後半部分しかないので、そちらもまた検討してほしいです。無論これは、来年の信長がどのように描かれるかにもよるかとは思いますが。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2019/06/04 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 7

先日そして先々日の続きのようになりますが、5月13日付産経新聞の記事に「『いだてん』息切れ」「大河ファン離れ■ストーリー複雑」とあります(ネットでも見られますが無料会員登録が必要)。大河離れの原因としては、やはり感情移入し難い、歴史ロマンがない、場面があちこち入れ替わるなどの番組制作会社の指摘があると書かれています。一方でメディアの専門家は「低迷は視聴者層の新規開拓の産みの苦しみ」「視聴率悪化がニュースになると面白くなくなる」とも指摘していますが、そもそも視聴者層を新規開拓したいのだとしたら、他に方法はなかったのかという疑問も湧きますし、また視聴率悪化というのは、これも何度も言っていますが他の大河も経験して来たことです。『いだてん』のみを特別扱いするわけには行かないでしょう。

NHK出版のガイドブックによれば、宮藤官九郎氏が描きたかったのはやはり古今亭志ん生で、それに加えてオリンピックをという形にしたらしいのです。だから志ん生をつなぎ役にしたかったのでしょうが、主人公2人と志ん生の接点がどこにあるのかよくわからない。『坂の上の雲』では、秋山兄弟と正岡子規は幼馴染という点でわからなくもありませんが、『いだてん』はそうではなく、同じ時代を生きた存在となっています。またご本人は戦国武将などには興味がないとこのガイドブックで語っており、さらにスポーツにも関心がないとも言われていて、それもあって結局落語中心の展開になり、それが看板倒れだと思う人もいるでしょう。以上の理由に加えて、演技の大仰さに馴染みにくいから止めたという人もいます(私もそうです)。また年配の人々のみならず、比較的若い層でも馴染みにくい人もいるようです。

制作統括の訓覇氏は「6月下旬からの後半でがらっと変わる」と言っていますが、スタッフやキャストが大幅に変わるのでなければ、さて如何なものだろうかとは思います。今の展開はネット記事やそのコメントで知る程度ですが、大仰な演技は健在のようです。やはり宮藤氏はTVドラマよりも、舞台の方が合っているようにも思えます。これだと自分のカラーも出せ、固定ファンが観に来てくれて、しかも毎週のように視聴率を云々されることもないのです。無論これが大河でなくスペシャルであれば、また別の観方ができたでしょう。それとやはり制作側が「特効薬的な物があればお聞きしたい」と言うものではないと思います。如何にも迷いが感じられる物言いで、しかも受信料を取って作っているという自覚が感じられません。ちなみに受信料収入は現在7000億円あるそうです。

それから芸能ニュース的になりますが、『相棒』の冠城亘を演じている反町隆史さんが、体調を崩して路上に座り込んでいた女性を救ったという話です。実はこれは関連ツイートを見て知ったのですが、その女性は高熱と手足のしびれで動けなくなり、京浜急行の大鳥居駅で他の男性に介添えされたものの、再び動けなくなったところへ、反町さんと別の男性が現れて、男性3人でその女性を家まで送り届けたとのこと。しかし家に入った後、その女性がまた動けなくなったことに気づくと、救急車を呼んで救急隊が来るまで待機していたとのことでした。尚、この件は『めざましテレビ』が報じています。

このブログにもアップしている『きのう何食べた?』、第7回の動画再生回数が9万回に及んだそうです。これはテレ東系列の局が少ないこと、そのため系列局のない地域での放送にタイムラグが生ずることもあるのでしょうが、ドラマでこの数字はかなり多いと言うべきでしょう。尚5月14日現在放送中の局は次のようになります。
テレビ東京
テレビ北海道
テレビ愛知
テレビせとうち
TVQ九州放送
テレビ大阪
奈良テレビ
びわ湖放送
福島中央テレビ
信越放送
青森テレビ
熊本県民テレビ
アイビーシー岩手放送
テレビ和歌山
テレビ宮崎
尚16日から日本海テレビ、テレビユー山形での放送が始まります。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2019/05/14 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

いだてんと坂の上の雲、それぞれの衣装

一つ前の投稿で、『いだてん』と『坂の上の雲』について触れていますので、一応登場人物の衣装をご紹介しておきます。まず『いだてん』で、シャーロット・ケイト・フォックスさんが演じる大森安仁子の衣装です。以前19世紀後半の婦人服とバッスルという投稿で書いていますが、1870年代に流行したバッスルは、プリンセスラインの登場により一旦廃れ、その後1880年代後半に復活します。しかしその後20世紀に入ってからは、アール・ヌーヴォー式の細身のドレスが主流となります。ドレスの流行が日本では手に入りにくかったのかもしれませんが、1911年当時、これはちょっと流行遅れのようにも考えられるのですが。

いだてんドレス

一方『坂の上の雲』で、マリーナ・アレクサンドロワさんが演じた、広瀬武夫の恋人であるアリアズナのドレスです。彼女が広瀬と踊った時に着ていた物ですが、シルエットはかなり細身になっています。日露戦争が1904年から1905年ですから、少し前にこのシルエットが、少なくともロシア社交界では主流になっていたと思われますし、ひいてはヨーロッパで主流であったとも考えられます。また装飾的な袖もこの時代の特徴です。 

坂の上の雲アリアズナのドレス 

そして『いだてん』で、山本美月さんが演じている女性記者の本庄です。彼女のファッションについては、ガイドブックでも「少し時代を先取りした」とありますが、「少し」どころか「だいぶ」先取りしているようです。このファッションはどう見ても1930年代頃のものでしょう。この時代断髪は一般的ではなく、しかもパンツスタイルなどもかなり先の物です。この時代の所謂「職業婦人」であれば、束髪に和服だったのではないでしょうか。『花子とアン』で編集者の花子が和服、醍醐亜矢子も洋装ながらドレスだったのを思い出します。『いだてん』はフィクションの要素が多めですので、だからこそ少し時代背景を考えてほしかったなと思います。なお山本さんにこの衣装は似合っています。

いだてん女性記者

それから『坂の上の雲』の、香川照之さん演じる正岡子規の野球スタイル。如何にも初期の野球といった感じで、ぱっと見普通のシャツとズボンのようにも見えます。ちなみにベースボールに「野球」という和名を与えたのは彼だとされています。後ろの方で和服姿の子供たちが遊んでいますが、それとはかなり違った雰囲気です。恐らく当時の松山では、洋服を着ている人はごくひと握りだったのでしょう。

 坂の上の雲正岡子規野球

本木雅弘さん演じる秋山真之の軍装もアップしておきます。これは白の短めのジャケットとズボンで、如何にも海軍といった感じです。真之が松山に戻って来た時で、この時も後ろに子供たちが群がっています。子供たちはまだ和服姿です。珍しそうに見ていますね。

坂の上の雲秋山真之軍装 

画像は『いだてん』及び『坂の上の雲』のガイドブックより

[ 2019/03/13 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

ドラマ関連であれこれ 2

今日も武者さんコラム関連からです-『まんぷく』が終わるまでは、このコラム絡みの投稿がもう少し続きそうです。3月12日の関連記事にこういうのがありました。香田忠彦と名木のやり取りで

犠牲者多数、日本人が最も多く犠牲になった戦争を、
「スリリングな体験ができてスゴイ!うらやましい、僕も味わいたい」
と言い放つ弟子。それに対して、反論の甘い忠彦。

で、それを東日本大震災の当日に放送するとは無神経だと書いています。
しかし録画を観た限りでは、名木はそのようなことは言っていません。忠彦が戦争で目をやられたが、描きたいという気持ちを抑えられなかったと言い、その時々の気持ちで描きたいことを描けばいいと名木を諭します。しかし名木は、自分の人生には強烈な体験がない、戦争に行った先生(忠彦)が羨ましいと言い、忠彦は表情を曇らせます。さらに僕も行きたかったと口にしてしまい、忠彦から「アホなこと言うんやない」と一喝されて、そのまま逃げ帰るというシーンです。「スリリング」などどこにも出て来ないし、その前の「強烈な体験がない」というのが抜け落ちています。また忠彦の叱責は決して甘くないでしょう。しかもこれと東日本大震災は本当に関係があるのでしょうか。一方で武者さんが推す『半分、青い』ですが、「みなさまの声」で、東日本大震災の描かれ方に疑問を感じたという声があるのですが。

さらに『西郷どん』を引き合いに出して、「新しい日本のためにも、江戸は焼こう」(語尾にハートマーク入り)、戊辰戦争では「空気を読めない東北のバカどものせいで、戦争に巻き込まれて迷惑なんだよね~」などとあります。これも録画(第36回と第37回)を観たのですが、まず江戸総攻撃は、慶喜が官軍の軍門に下らないのであれば江戸を総攻撃しよう、これは勅命であると駿府で明言しています。また戊辰戦争は、会津や奥羽諸藩が蜂起して抗戦の構えを見せたとナレがあり、西郷吉之助も勝海舟から戦を続けるのかと訊かれ、「まっこと果ての見えん戦でごわす」と答えています。

武者さんは本当に『西郷どん』を観ていたのでしょうか。しかも東日本や幕府方でどうこうと書く割に、山岡鉄舟も彰義隊も一切言及無し。やはり会津しか関心がないのでしょうか。山岡鉄舟の「むごい殺し合いをしている時ではない」などという言葉にも全く触れないのですね。他にも関西の企業が東日本関連でネガキャンをやっている、『まんぷく』を作っているNHK大阪も同じとありますが、この辺ちょっと書き方が曖昧です。そしてリンクが貼られていますが、これも石原都知事(当時)とか復興大臣のものばかりなので、具体的にどの企業がどう言ったのか不明です。しかしNHK大阪は特殊法人であって、企業ではないと思いますが。

それからネット上の『いだてん』関連の記事で、テコ入れに櫻井翔さんをなどというのがあります。どこまで本当だか知りませんが、それでなくてもスケジュールが押していて、さらにラグビーワールドカップのPRまでやっている櫻井さんは無理でしょう。なお『いだてん』に関しては、これも以前触れてはいますが、オリンピックがメインということもあり、どうも登場人物が一人の人物ではなく、そのオリンピックの構成要素のように見えたこともあります。

一方で『坂の上の雲』というドラマがあります。2009年から2011年までの12月に、4回から5回のペースで、3年間にわたって放送されました。このドラマも日清・日露の2つの戦争を舞台としていますが、こちらは無論戦争ではなく、人物の方にスポットが当てられています。実は『麒麟がくる』の斎藤道三役に本木雅弘さんが決まったことで、やはり本木さんが出演したこの作品の、ガイドブックを読み返していたのですが、かなりの年月と予算をかけて作られたのだなと改めて思います。ちなみにすべてリアルタイム(一部録画)で観ました。『いだてん』もこのような形式であれば、また違ったでしょう。

この『坂の上の雲』と『いだてん』は時代的にかなり近い(『坂の上の雲』の方が少し前の時代)だけに、よけいそう感じます。今DVDで観ている『陸王』が終わったら、これを録画した分を観ようかと考えています。
(2019年3月13日一部修正)
飲み物-ローズヒップティー 
[ 2019/03/12 23:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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