FC2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  司馬遼太郎

司馬遼太郎『関ヶ原』

来年映画が公開ということもあって、昔買った分を引っ張り出して読んでいます。元々は石田三成、そして島左近と女忍びの初芽が主人公ですが、タイトルがタイトルだけに、徳川家康と本多正信の主従、上杉景勝と直江兼続の主従、大谷刑部、加藤清正、福島正則に小早川秀秋など、様々な関ヶ原の関係者が群像的に描かれています。実は本多正信という人物を、この本で初めて知りました。
あと織田有楽斎も登場します。『真田丸』では有楽斎は大坂の陣で登場しますが、関ヶ原の時点では、既に徳川との親交があった人物です。折に触れて感想を書いて行こうかと思いますが、50年前の作品であるため、史料がやや古く、現在では新説が出ている部分もあります。

以前『天地人』関連で書いていますが、初芽という名前は、このドラマの女忍び「初音」のもとになったのではないかと思われます。また現在撮影中ということですが、三成、家康、初芽がそれぞれ岡田准一さん、役所広司さん、有村架純さん以外のキャストは公表されていません。恐らく撮影後に順次発表されて行くのでしょうが、何かサプライズでもないかと楽しみです。というか、本多正信と直江兼続は、『真田丸』のキャストでもいいのではないかと思います。お二人とも、実に役に嵌っていましたので。

飲み物-コーヒー
スポンサーサイト



[ 2016/10/31 01:30 ] 日本史 | TB(-) | CM(0)

何を残して何を省くか-真田丸と花燃ゆそれぞれの描かれ方から見えるもの

『真田丸』の前に昨年の『花燃ゆ』のおさらいです。松陰が処刑された回からもうすぐ1年近くになろうとしています。この頃までは『花燃ゆ』も、それなりに大河ドラマとしては観られました。しかしその後は、本来幕末大河で描かれるべきものが何やら片隅に追いやられるようになり、更に真木和泉不在の蛤御門の変で久坂が亡くなった後は、明らかに「幕末男子の育て方」とは別方向の「志、曲げませぬ」をテーマとしたドラマとなりました。しかしこの「志」が、具体的に何であったのかは今もよくわかりません。

無論蛤御門の変以前にも、たとえば桜田門外の変が描かれないとか、あるいは寺田屋の変のように、薩摩絡みの歴史イベントがないといったこともありました。そもそも長州が登場するのであれば、何らかの形で絡んでくるはずの薩摩が、まるで出て来なかったのも不思議でした。また桜田門外の変を描かなかった割に、井伊直弼がマンツーマンで松陰に詰問をしていたり、あるいは志士たちの活動があまり描かれない割には、いきなり四か国艦隊砲撃とか蛤御門の変だとかいう展開になるのも妙でした。

そもそも安政の大獄が本来の大名への謹慎処分でなく、松陰を罰するための場として描かれ、薩摩や水戸との絡みがなく、水戸浪士が井伊を襲うという展開に持ち込めないため、桜田門外の変だけは省略という展開になってしまったわけです。しかし井伊が彦根藩上屋敷で夫人と会話をし、正に屋敷を出て行かんとするシーンが流れたわけですから、視聴者の多くは、いよいよこれから桜田門外の変かとわくわくしたことでしょう。私もそうでした。このような展開にするのであれば、井伊直弼は、人物のアウトラインだけを描いて済ませるという方法もあったはずです。

たとえば『真田丸』も信繁目線で描かれているため、本能寺の変などはかなり省略されていました。しかし、それ以前に信長の登場シーンがきわめて少なかったわけで、その分信濃の情勢はかなり時間をかけて描かれているわけですから、それはそれで説得力があるのです。清須(洲)会議しかりです。しかし『花燃ゆ』では、井伊直弼の末路となる桜田門外の変が描かれない割に、この人物による威圧面接紛いの尋問がやたらに描かれたというのは、やはりアンバランスといわざるを得ないのです。また長州の情勢が、ダークサイドも含めてきちんと描かれていたかというと、残念ながらそうではありませんでした。こういう部分が、大河としてはまずかったなと思います。

長州もディープに描けばかなり面白いのです。『花神』のダイジェストが、『花燃ゆ』本編よりも、よほど幕末の長州の何たるかを窺い知ることができるというのは以前にも書いています。文(美和)の回想で、その当時の長州の勢力争いを描くという方法もあったはずです-ちょうど今『真田丸』で国衆同士の軋轢とか、あるいはどの大名につくべきかで、あれこれ策をめぐらしているような感じです。やはりこういう部分が随所にあり、それがどのように集大成されるかによって、大河としての旨味は出てくるものでしょう。

ところで『真田丸』第8回「調略」では、海津城の百日紅が登場します。その前にも諏訪の法華寺で、桜が咲いているシーンがありましたが、この辺りの季節感の採り入れ方はうまいなと思います。なぜ『花燃ゆ』はタイトルに「花」があるのに、花による季節感があまり出せなかったのでしょうか。確かに文(美和)が花を活けているシーン、藩主夫人都美姫の背後に、なぜかいつもヒマワリがあるシーンを始め、反乱などの場面で象徴的に花が使われるというのはありました。また、高杉晋作逝去時に季節外れと思われる桜が咲いていたりもしましたが、何かスポット的で、花による季節感を出すことで、ドラマの中の時間の経過をわからせるという演出があまりなかったようです。

今回の『真田丸』は特に男性中心、策略中心ということもありますが、これを観ることにより、『花燃ゆ』に何が足りなかったのかが見えて来るというのも事実で、その意味でも目が離せない作品です。今後『真田丸』の展開が進むにつれて、またこれに類するテーマで書くかもしれません。

ところで『花燃ゆ』で久坂玄瑞を演じた東出昌大さんは、司馬遼太郎氏の作品のファンだそうで、今年の「奈の花忌」シンポにもパネリストとして参加しています。好きな作品のトップが、河合継之助を描いた『峠』とは渋い。この次に大河に出演する時は、男たちの思惑が渦巻く作品であってほしいです。

司馬さん没後20年で「菜の花忌シンポ」(産経ニュース)

【BOOKセレクト】東出昌大が心打たれた「司馬遼太郎作品」…12日で没後20年
(スポーツ報知)
シナモン珈琲
[ 2016/03/11 02:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud