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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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三谷大河はなぜ批判されるのか-1

三谷幸喜氏の大河で『新選組!』は面白かったが、『真田丸』はつまらなかったという意見について、今まで何度か書いていますし、また実際にそういった意見を目にして来てもいます。『新選組!』は熱さは感じられたが、最後の方は面白くなくなった、また『真田丸』は、表裏比興の面白さはあったが、大坂の陣がつまらなかった、そして両方とも小ネタが多く小劇場ぽい、大体こういったところでしょうか。

私としては、『新選組!』の熱さも、『真田丸』の表裏比興の面白さも、それぞれのキャラの持ち味だとは思います。(『真田丸』は実質「大河真田昌幸」なので)小ネタの多さはよくも悪くも三谷さん的ですね。これは来年も恐らくそうであろうと思われます。やはり舞台出身だと、TVの前の視聴者よりも観客の存在を意識することが多く、独自路線を出せるのですが、反面それがすべての視聴者に受けるわけではないため、批判の対象となりやすいと言えます。

『真田丸』は悪ふざけのようなシーンが多いなどとも言われましたし、それは事実とも言えますが、『新選組!』でも、近藤勇の祝言での、饅頭の早食いシーンなどはちょっとどうかなとは思いました。それでも三谷さんの場合、『古畑任三郎』などもやっていますし(これも舞台的ではありました)、まだTV向けと言える部分もあります。一方でクドカン、宮藤官九郎氏の『いだてん』はかなり舞台色が強かったし、あれは寧ろ舞台でやるべきではとも思いました。

あとこれも『八重の桜』との比較で書いていますが、やはり『新選組!』は散り行く者、もっと言えば時代に殉じた者の生きざまであり、その後残された人々が、どのように生きて行くかまでは描かれなかったということもあって、そこが物足りなく感じられたところはあるかと思います。関ヶ原の描写もこれに類していますが、主人公不在だとばっさり切ってしまっていますので。ただこの点に関しては、総集編で、沖田総司の姉のみつがナビゲーター的に登場したため、その後の時代に於いて新選組がどう捉えられたか、見えて来た部分はありました。

『真田丸』でもその後の信之は描かれずじまいでした。信繁が主人公である以上致し方ないのですが、その後の上田城、さらに松代への転封など、描こうと思えば描けたのではないでしょうか。いずれにしても『真田太平記』とは全く違うわけですし、三谷流のその後の信之の描き方もあったかと思います。信繁と出会った西尾宗次が、彼の首を持ち帰るシーンもありませんでしたしね。あの最後の部分の物足りなさは、どこか『麒麟がくる』のそれにだぶります。

いずれにしてもこの人の場合、たとえばジェームス三木氏などよりも、「個人的な趣味嗜好」が反映される部分は大きいでしょう。ちょっとばかりこだわり過ぎかなと思われるところもありますが、それと物足りなさとがうまく補完し合うというわけでもなさそうです。


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[ 2021/09/12 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河の問題点 続き

先日『黄金の日日』について書いて、三谷大河についても触れています。そう言えば三谷さん、この『黄金の日日』は、かなりお気に入りだったようで、それが大河の脚本にも、かなり影響しているのかも知れません。と言うのも、この『黄金の日日』を観ていて気になる点は、『新選組!』や『真田丸』を観ていて違和感を覚える点と、何かしら共通しているように感じられるからです。

ところで以前、三谷大河の問題点というタイトルで、何度か投稿したことがあります。この中で、三谷大河2作品の特徴として
敗者を描いたこと
独自の視点があること
決着をはっきりさせない、目線を下げる(当時の人々が、どのような暮らしをしていたのかといったような)描き方をしていること
こういった点を挙げており、またそれに対していくらか批判もしています。

特に敗者を描くというのは、過去2作品において三谷さんがこだわった部分でもありました。確かに『新選組!』では、後になって来るに連れて、形勢が不利になりつつも、ひたむきに戦う隊士たちへの思いは見て取れました。しかしその一方で、賊軍の汚名を着せられつつも、その後の時代を生きた人々の姿はそう描かれず、寧ろその部分は、『八重の桜』の方に描かれていたと言えます。
一方で『真田丸』は、それとは趣が異なります。こちらは真田昌幸が寧ろメインだったこともあり、ひたむきさと言うよりは、昌幸の食えないところ、表裏比興なところに共感が集まったため、敗者であるはずの豊臣方や信繁(幸村)たち牢人勢の正義が、どこかぼやけた感じになりました。

これに関しては先日、互いに異なる作品ながら、『真田丸』と『真田太平記』、『新選組!』と『八重の桜』の違いに目が行ってしまうと書いていますが、上記の投稿の一部でもこう書いています。

それと三谷大河の特徴(来年はやや変更有と思われます)としての敗者の美学は、滅びと再生とはまた違うものです。これも前に書いたように、『新選組!』と『八重の桜』とが違い、また『真田丸』と『真田太平記』(こちらは勝者である信之が主人公なので、その後松代に移るまでが書かれています)が違うように、ひたむきな敗者と、負けという不運に見舞われたものの、その後の時代の地ならしをし、生きて行く人々を描くのとはまた異なります。これが今までの三谷大河の限界といえばまたそう言えるのかもしれません。

それと三谷さんの脚本で思うのは、舞台作品と、『古畑任三郎』の要素を持ち込んだのが大きいという点です。このため敗者を描くと言いつつ、基本的に喜劇路線になっている感もあります。別に敗者を描くからと言って、必ずしも悲壮感漂う描写のみでまとめる必要はないのですが、一方でちょっと癖の強い路線になりかねず、場合によっては視聴者の期待を裏切ってしまうとも言えるでしょう。

来年の『鎌倉殿の13人』は、三谷大河の集大成になると言われています。NHKに取って、この人を脚本に使ったのはある意味ギャンブルでもあり、無論それ故にファンを増やしたところもあったでしょう。ギャンブルと言えば、『いだてん』にしろ『麒麟がくる』にしろ、それまでにない方法を採り入れたり、また衣装の色彩を思い切って派手にしたりもしてもいますが、それが少なからぬ不評を買ったのも事実です。所謂攻める作品を作るのはいいのですが、大河の制作資金はあくまでも受信料がメインです。

NHKのギャンブルなり冒険なりは、結局は受信料の上に成り立っているわけであり、盛んに「みなさまの受信料」を口にする一方で、ギャンブル的に打ち出した大河の不調を指摘されても、常に言い訳を繰り返すのがNHKの常となっています。ならばギャンブル的な大河は作らなくてもいい(と言うか、そろそろポスト大河を考えるべきと思われる)ので、本来の公共放送に立ち返ってほしいと、再度ここで書いておきます。


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[ 2021/08/11 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『古畑任三郎』と田村正和さん

最近、フジテレビ系列で『古畑任三郎』を再放送していたようですね。と言いつつ一度も観ておらず、録画もしていませんが…。私も実は『古畑任三郎』はすべて観ているわけではないので、何か機会を見つけてすべて観るべきか、このブログにアップしている、好きなエピのみにこだわるべきかで迷っています。

ところで元々田村さんは、陰のある役が多かったと言われています。その昔、まだ時代劇がラテ欄を賑わせていた時代に、『眠狂四郎』に出演していますし、その後も現代ドラマと並行して時代劇に出演ということもあったようです。その雰囲気を変えたのが『うちの子にかぎって…』で、それ以後は『パパはニュースキャスター』などにも出演しています。

そのイメージをさらに変えたのが、この『古畑任三郎』だったのでしょう。このシリーズ自体、三谷幸喜さんのこだわりもあってか、アメリカの刑事ドラマシリーズを思わせる雰囲気に仕上がっていますし、古畑が着ている黒のコートは、コロンボのあのよれよれのコートをどこか思わせるものもあります。

大河ドラマの初期の頃にも多く出演しています。個人的に観たことがあるのは、『新・平家物語』の崇徳院のみですが(DVDがありますので)、それより前の『太閤記』でも、殺生関白こと豊臣秀次の役を演じていますし、第一作『花の生涯』にも出ています。あとニコスカードのCMで樹木希林さんと共演していたのを覚えています。

私としては可もなく不可もない-陰のある役がメインだった頃は、ちょっととっつきにくいイメージがある-俳優さんです。このブログでは好き、好きでないを問わず、俳優さんやミュージシャンのことはあまり書かないのですが、今後、特に好きな人について書いて行こうかとも思います。

ところで田村さんに関して言えば、お兄様の高廣さんも好きです。『御宿かわせみ』の80年代制作の、小野寺昭さんが主人公の神林東吾を演じたシリーズに、東吾の兄で与力の神林通之進の役で出演しています。尚2000年代、仲村橋之助(現・芝翫)さん主演の時は、草刈正雄さんが通之進を演じていました。

あとこの方は、北大路欣也さんとの交流もあったとのこと。どちらも元々京都生まれで、後に東京に転居していますが、田村さんはお父様である坂東妻三郎さんを早く亡くしたこともあり、北大路さんの父親である市川右太衛門さんが、長生きしたのを羨ましく思っていたそうです。

飲み物-デキャンタのウイスキー

[ 2021/08/06 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャストの交代

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、伊東祐親を演じる予定だった辻萬長さんが、腎盂がんの治療に専念するため降板となりました。祐親の役は、浅野和之さんが演じることになります。

辻さんといえば、最近は『ノーサイド・ゲーム』にも出演しており、いぶし銀のイメージがある俳優さんで、楽しみにしていたのでちょっと残念です。

辻萬長 来年大河「鎌倉殿の13人」降板 腎盂がん治療専念のため 小栗旬の祖父役 代役は浅野和之
(スポニチアネックス)

一方浅野さんも、三谷幸喜氏の作品には多く出演している人です。大河ドラマには2度出演(太平記、八代将軍吉宗)していますが、三谷さんのは今回が初めてということで、ちょっと意外でもあります。

恐らく浅野さんが演じる祐親は、辻さんのとはまた違ったイメージになると思われます。あるいは脚本の直しもあるのではないでしょうか。簡単に言えば、娘に頼朝の子ができたことから、その子を殺した上に頼朝も殺そうとし、結局は富士川の戦いの後捕らえられて自害する人物です。また家督相続の件で工藤祐経と対立し、息子を殺されたことで、所謂曾我兄弟の仇討ちが起こります。

この浅野さんの出演作品もいくつか観てはいますが、私としては、『古畑中学生』の森脇教頭と、パペットホームズのロイロット先生のイメージが強いです。ロイロット先生、化学の教師であると同時に、生徒にかなり厳しくい先生でもありましたが、生徒であるシャーマンを愛してしまい、教師としてあってはならないと潔く辞職してしまいました。


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[ 2021/07/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』新キャストと音楽担当発表

『鎌倉殿の13人』の新キャスト発表です。(敬称略)

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」新たな出演者決定!
(NHK ONLINE)

木曽義仲-青木崇高
巴御前-秋元才加
牧宗親-山崎一
千葉常胤-岡本信人

青木さん、『西郷どん』の国父様こと島津久光役での出演以来です。秋元さんは『黒井戸殺し』に出演していました。山崎さん、『古畑任三郎』シリーズの出演経験もありますが、『相棒』の初期のシリーズで、おでんの屋台をやっていた元警官と言った方がわかる方も多いでしょうか。あと今年の『青天を衝け』にも出ていますね。そして岡本さん、大河出演が結構多く、直近では『平清盛』に出演しています。

それから音楽担当も決まりました。エバン・コール氏で、アニメの作品も多く手がけています。今回は、服部さんではありませんでしたね。

これ以外のスタッフ、たとえば題字とか、ナレーションなどはまだのようです。題字は今回は毛筆書体ではなく、既に決まっているあの「ロゴ」で行く可能性が高そうですね。

飲み物-アイスココア

[ 2021/07/08 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『古畑任三郎』と『ガリレオ』そして映像作品のシーズンごとの違いについて

先々週辺りから、このブログのアクセス数が多めになっています。恐らくは田村正和さん逝去で、『古畑任三郎』関係の記事へのアクセスが、いつもより増えているためでしょう。とは言え、私はあまり『古畑任三郎』関係の記事を投稿しているわけではありません。「頭でっかちの殺人」、「悲しき完全犯罪」そして「最も危険なゲーム・最後の事件」について投稿している程度です。

あと「古畑中学生」ですが、これはパペットホームズ関連のカテゴリーに入っているので、修正しようと思います。こちらはホームズの正典中、4つの作品がベースとなっていて、三谷さんのホームズ好きが窺えます。

これとほぼ同時期に、『ガリレオ』に関してもいくつか投稿しています。こちらの方が多分多いかと思います。このガリレオこと湯川学の変人性に関して、「ガリレオの変人性」というタイトルで投稿しています。BBCの『シャーロック』とダブった人もいるだろうとその時書いていますが、確かにいくらか似通った点はあります-ちなみに制作は『ガリレオ』の方が先です。このシリーズも最初が2007年、次に2013年に制作されていますが、やはり2007年版の方が面白いかなとは思います。内海薫と岸谷美砂、それぞれのキャラの違いもありますし、OPやドラマそのものの展開など色々理由はあるでしょう。

最初は面白かったのに、第2シーズンから面白くなくなった、あるいは特定のシーズンまではよかったのに、その後はそうでもなくなったという作品は多いものです。たとえば『半沢直樹』も、2013年と2020年ではかなり違っています。ただ私としては、池井戸氏が本当に書きたかったのは、2020年放送分ではないかと思っていますし、半沢が大和田に土下座させたのは、ゴールではなくスタートだったと見るべきでしょうね。

ドラマだけでなく、アニメや特撮についても同じことは言えるかと思います。この作品は今シーズンは面白くない、いや面白いなどと賛否両論あるのは珍しくなさそうです。『はたらく細胞』(実は今回これについて書こうかと思ったのですが、連日のように投稿しているので、もうしばらく日を置くことにします)も1期の方が面白いという意見もあったようですが、これは『はたらく細胞BLACK』のアニメ化も関係しているかも知れません。

いずれにせよ、第1期である程度ヒットした作品だと、次作に対して過剰に期待してしまいがちです。そのため第2期が予想と違うとか、何となく意に沿わないとなると、どうも裏切られたような気分になりますし、また制作側が、第1期の反響に引きずられ、冒険できなくなってしまうというケースも考えられます。しかしシーズンによって、登場人物やキャストは違ってくるわけですから、ドラマにしてもアニメにしても、そのつもりで観た方がやはりよさそうです。


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[ 2021/06/02 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『JIN-仁-』関連アクセスと最近の三谷氏

先日『JIN-仁-』の視聴率について少し触れましたが、このブログの当該作品関連投稿へのアクセスが、最近多いことに気づきました。5年前にDVDを観てまとめたものですが、アクセスしてくださった皆様、ありがとうございます。今回はすべてを録画していますが、実はまだ観終わっていません。すべてを観たところで、改めて感想をアップしようかとも考えています。

ところで三谷幸喜氏が、このような時期だからと、リモートによる『12人の優しい日本人』の朗読劇を配信しています。

限定! 三谷幸喜監督の名作「生配信」 常連メンバーずらり! 朗読劇
(FNN PRIME)

これを言い出したのは近藤芳正さんとのことですが、三谷氏も実はゲスト出演しています-しかし一瞬誰かと思いましたね。尚この朗読劇は、youtubeで期間限定配信中です。

また朝日新聞に連載中の『ありふれた生活』で、この連載コラムの小説版がアップされています。お馴染みの刑事とありますが、ずばり古畑任三郎ですね。全文を読むにはログインが必要ですが、途中まで掲載されていますので、一応第1回のリンクを貼っておきます。

古畑任三郎が復活!三谷幸喜 小説「一瞬の過ち」(1)
(朝日新聞デジタル)

この中に登場する「大泉妙」なる人物、あの、『ノーサイド・ゲーム』の主役を演じた俳優さんのことでしょうね。こうやって出て来るということは、ひょっとして『鎌倉殿の13人』にも出演予定なのでしょうか。

飲み物-グラスビール
[ 2020/05/10 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒7

前回(11月18日放送)の『シャーロック』。シャーロックこと獅子雄は、自分は子供の頃、固定観念にとらわれない方法で犯人探しをしたことを聞かせますが、その時少年が彼らの部屋を訪れます。獅子雄は純一を代わりに出しますが見破られてしまいます。その少年は祖父が介護施設を出て行方不明になったこと、さらに河川敷で祖父の袋を探したことを話します。その袋には白い粉が入っていました。

獅子雄は、これは危ないやつかもと思い、虎夫にその場所に案内させます。その場の様子で、祖父寅二郎は何者かから車に乗せられたことがわかります。しかし不審な車の目撃情報はありませんした。そして虎夫を心配した母道枝からの電話で虎夫は帰宅し、寅二郎も家に戻っていました。獅子雄は寅二郎に連絡先を渡して去りますが、同じ頃毒物による殺人事件が起こり、しかもその側にはトランプのカードが落ちていました。

そして寅二郎は獅子雄を訪ね、自分はさらわれて金庫破りをしていたことを打ち明けます。寅二郎の正体は1950年代に活躍した須磨の大鼠、通称須磨寅という盗賊でしたが、悪い人間からしか盗みを行いませんでした。寅二郎が車に乗せられている時聞いたラジオ、介護士の方言、元相棒の銀次のことなどから、獅子雄は寅二郎が、介護施設のガレージにあった金庫を開けさせられていたこと、また車は遠距離を走ったのではなく、同じ場所を何度も周回していたことを突き止めます。

また野球チームの選手が急病という設定で、実際にスタッフの手を借りて介護施設の車に乗り込んだことから、どうやって拉致されたかの手がかりも掴んでいました。獅子雄は動画で寅二郎を呼び寄せます。この犯人は施設のスタッフで、今は亡き銀次の世話をしていたスタッフが金のありかを教えられていたのでした。また寅二郎の袋の粉は、鼠小僧の墓石を削ったものでした。終戦直後、孤児であった2人は盗みに手を染めるようになったものの、山守組の鐘を盗んだ時に銀次が右手の指を失い、その後足を洗っていたのです。

しかも寅二郎はその後、右手の親指は絶対使わないようにしていました。さらに奪った金の被害総額は4000万だったにもかかわらず、実際には3800万円しかありませんでした。獅子雄は何食わぬ顔をして、虎夫に200万の請求書を渡し、さらにその200万円の隠し場所の図を渡して言います。
「とっとと解いて払ってくれ」

さて『相棒』です。杉下と冠城は、あるアパートの清掃をしている和江から、不審な音がする空室を調べてほしいと頼まれます。その部屋にはメロンの箱が置いてあり、杉下が開封したところスプレーが発射され、杉下が目にダメージを負います。その場にいた区役所のケースワーカー、友里の助けで病院まで連れて行ってもらい、1週間仕事を休むようにと言われるものの、翌日は特命係に出て来ます。

そんな中ある動画で、マンション建設予定地で男性の死体の発見が流れます。このマンション、そして例のアパートは不動産会社テイトーハウジングが関与していました。しかも死体はそこの社員森田であり、上司の竹村とうまく行っていなかったことがわかります。そして和江は、杉下のケガは自分に責任があると思い、こちらも上司の真山を伴って謝罪します。

しかも和江はあの時、不審な足音を聞いたと話します。その後冠城はテイトーハウジングの社員、絵梨と出会って、竹村と森田の関係を聞き、さらに森田の遺体から放たれていた異臭の正体、アクリロニトリルが、この会社の管轄の倉庫から盗まれていました。杉下は竹村に取調室の中を走るように頼みますが、和江の言う足音とは別物でした。

その後森田が担当していた物件は古い物件や事故物件が多く、入居者は生活保護受給者で、しかも住人の1人野川が入居者を監視していました。杉下は青木から紹介された「バディ」というアプリで、ここの管理が花畑管理サービスであることがわかります。一方真山は事件のことをすべて把握した和江を、殺害しようと企てます。

約束の倉庫に向かった真山ですが、そこにいたのは杉下と冠城でした。そこで2人は真山と森田がつるんで、生活保護者から金を搾取していたこと、その分け前を巡って対立し、真山が森田を殺そうと企てたこと、そして足音が和江の証言とそっくりなことを指摘します。真山が箱にスプレーを仕掛けたのは、視力を奪って森田を殺すためでしたが、これは杉下たちが来たため失敗に終わり、慌てて部屋のベランダから飛び降りた隙に足を痛めたので、やや不自然な足音になっていました。

そして今後はアクリロニトロルを盗み出し、これを使って森田を殺害します。暗い倉庫内で、相手との距離感覚を掴みにくい杉下は、病院で知り合った莉奈が言っていたように、杖で部屋の広さを確かめ、彼女がくれたビーズの人形をほどいてまき、音を頼りに真山を取り押さえます。そして最終的に、生活保護絡みでつるんでいた友里も逮捕されます。

今回のこの2つに共通する点として、

動画で情報を得る
「相棒」の存在が強調される
身近な人間、それも福祉関係の人間が犯罪に絡んでいた

こういうところでしょうか。『シャーロック』の場合は寅二郎と銀次の関係ですが、『相棒』の場合はいつもの冠城に代わって、青木が教えてくれた「バディ」なるアプリが登場します。これは込み入ったことは苦手ですが、比較的簡単な質問なら答えてくれ、しかもメールまで送付してくれるなかなかの優れものです。これには暇課長も驚き、生身の相棒の方がいいと言う冠城に、バディは憎まれ口は叩かないと杉下は答えます。

ところで『シャーロック』のツイートなどを見る限り、このドラマを観る目的とは、やはり原作探しとそのアレンジなのかなと思ってしまいます。原作そのものに関していえば、『技師の親指』がベースになっているのは確かです。

それと冒頭の、生徒を模したマネキンは少々不気味でした。本当はこの回、『古畑中学生』的なものを連想していたのですけどね…。今回は寅二郎を演じる伊武雅刀さんのシーンはいいのですが、虎夫のシーンが引き立て役といった印象もあります。しかしドラマそのものの面白さでいえば、私はやはり『相棒』の方が面白く感じられます。そういえば『相棒』にも伊武さんは出演していました。それから、この回に登場する森田というテイトーハウジングの社員、ラグビー選手という設定です。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2019/11/25 00:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

ダグラス夫妻とホームズとワトソン

ホームズに登場するダグラス夫妻といえば『恐怖の谷』です。しかしパペットホームズでは、ホームズとワトソンが学ぶビートン校近くの、大きな屋敷に住むアメリカ出身の人物となっています。マクドナルド警部でも触れていますが、そもそもハドソン夫人が、この屋敷で殺人があったと221Bに駆け込んで来たため、およそこの手のことに関しては好奇心の塊のようなホームズは、ワトソンを誘って出て行きます。初めての校外の事件は、2人に取ってはすべてが異なった世界でした。そんな中2人は、屋敷の中に美術品の配送の仕事をしながら、彫刻の勉強をしているホープを見つけます。あの「最初の冒険」で退学処分となったホープは、2人を自分の勤務先の社員だと言ってその場を取り繕います。ホープが戻った後は警察の手伝いだと言って、偽のエンブレムをつけて身分を誤魔化し、何とかして現場に入り込もうとします。(この2つの肩書を使い分ける方法は、『古畑任三郎』の「追いつめられて」や『真田丸』でも登場します)そして殺人現場に入り込んだホームズは死体の顔の覆いを取り、散弾銃で撃たれたことを確認しますが、ワトソンは怖いよ嫌だよと言って見ようとしません。両者のキャラの違いがはっきり表れていますが、この場合ワトソンの方が年齢相応でしょう。尚、ダグラス氏の声を担当したのは脚本担当の三谷幸喜氏です。

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ダグラス氏とダグラス夫人(シャーロックホームズメモリアルブックより)

しかし警察関係者でないことがばれて、屋敷を追い出された2人は池で証拠品を見つけます。そこで連れ戻しに来たモリアーティ教頭を無視し、再び屋敷に戻るものの、警部は聞き入れてくれません。すると意外なことに教頭先生が、警部に推理をお聞かせしなさいとホームズに言います。そこでホームズはその場の証拠を次々と挙げ、最終的に死体は他の人物で、犯人はダグラス氏だと断言します。実は書斎にあった絵が、ダグラス夫人の要望でリビングに掛け替えられており、ホープはその仕事のために来ていたのですが、リビングとその絵はどこか不釣り合いでした。実はこれは、ダグラス氏が隠れているのをカムフラージュするためで、結局壁の中からダグラス氏が登場します。一転容疑者となったダグラス氏は取り調べに応じることになりますが、いつまでも事件に興味津々のホームズを教頭先生はワトソン共々連れ帰ります。ダグラス氏は、後で本を出すから、事件の顛末に関してはそれを読んでよと言うのですが…。ともあれ教頭先生は、自分が口を利いたからこそ警察も推理を聞いてくれた、お前は所詮外の世界では生意気な小僧でしかないと言って、ホームズには1週間、ワトソンには3日の謹慎となります。この事件がホームズに与えた影響はかなり大きなものでした。

[ 2019/09/02 00:15 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

「VSクイズ王」と「錯覚の殺人」

真田丸に見るシャーロックホームズ 17の後の方で、『古畑任三郎』シーズン2の「VSクイズ王」と、『相棒』のシーズン8第3回の「錯覚の殺人」とに触れています。『古畑任三郎』の方は、クイズ番組の連続チャンピオンであるものの、実はヒントをこっそり教えてもらっていた千堂謙吉が、ヒントなしでやるように言われて慌て、衣装部までアシスタントの衣装を見に行こうとします。アシスタントの衣装の番号がヒントになっているわけですが、それを担当に止められ、手を振り払おうとしてはずみで殺してしまいます。その後この担当が3軒の店にラーメンを注文したことにして、自分はラーメン店の出前の衣装を来てその場をやり過ごします。尚古畑はこの時、そのクイズ番組に出演するためTV局を訪れていましたが、自分のミスであえなく第1ラウンドで敗退します。

その後局から渡された弁当を今泉慎太郎と食べていたところに、事件発生の知らせが舞い込みます。千堂はレギュラー回答者であることから、弁当はいつも特注でした。しかし古畑と話を合わせようとして、特注弁当に入っていないがんもどきの話題を持ち出したこと、その他いくつかの不審な点から彼が犯人だとわかります。一方『相棒』では、目の錯覚の第一人者である大学教授の好田が、本来の予定よりもかなり先に、ライブイベントのスタッフの制服を着て裏口から入り込みます。自分の担当の職員には、車が渋滞していると嘘をついてスタジオに入り、交際中の女子社員を殺した後、何食わぬ顔で今度は玄関からスタジオ入りします。そのためには、殺害後当然ながら一度スタジオを出る必要があります。しかしうっかり出ると、ライブイベントに来ていたファンの目に留まって覚えられてしまうことになります。

そこで好田はある方法を使い、出入りの配送業者になりすまして出て行きます。その配送会社の制服はブルーでした。しかしそれらしき衣装を探すものの、そこには似たような衣装はありません、それでも流石に錯覚の研究者、グレーのシャツを着込んで出て行きます。その通用口の黄色のランプの下では、グレーがブルーのように見えることを知っていたのです。これも最初は杉下右京と神戸尊が、TV局に届いていた薬と思しきものが、実は小麦粉であったことを報告しに来ていたことから、事件を知ることになりました。その後捜一トリオ(当時)も駆け付け、一番若い芹沢がブルーのシャツ探しをすることになりますが、いくら探しても、最初からあるはずのないブルーのシャツが見つかるわけがありません。そこで杉下が閃くわけです。しかし好田を演じた近藤芳正さん、『古畑』の方にも出演していましたね確か。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2019/07/21 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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