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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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戦国大河と視聴率

「困った時の戦国頼み」に関して、あまり数字だけで判断するのも何ですが、視聴率と絡めてもう少し。1967年と68年に幕末大河を放送(恐らく明治維新から100年というのを踏まえて)したものの、68年の『竜馬がゆく』でそれほど数字が取れず、翌年から連続して戦国~江戸初期が舞台の大河を放送したことは、前にも書きました。しかしながら、そこまで視聴率が上がったのかというと、そうでもなさそうです。ビデオが普及していない時代ですが、この頃から民放が、大河を意識した番組を流すようになったせいもあるのでしょうか。ちなみにウィキによれば、平均視聴率は

天と地と 25パーセント
樅ノ木は残った 21パーセント
春の坂道 不明

となっています。25パーセントと言えば、幕末物ですが『篤姫』とそう変わりませんし、21パーセントと言えば、『功名が辻』とあまり変わらず、また『利家とまつ』より低いです。これから見るに、NHKは戦国大河にいくらか活路を見出していたものの、まだそこまで数字が取れていたわけではなく、無論大河を観ていない層も多かったかと思われます。

戦国大河のブレイクと言えば、やはりバブル期の『政宗』と『信玄』で、NHKが戦国頼みになるのは、やはりこの頃からではないでしょうか。そのせいか、『秀吉』も30パーセント台を記録したとされています。逆の見方をすれば、大河は20パーセント台が普通であり、30パーセント台後半と言うのは、時期限定の特殊な現象であったとも考えられます。『秀吉』後は、戦国といえども30パーセント台の視聴率は影を潜めるようになりますが、ある意味元に戻ったとも言えますし、この頃からTVに代わる娯楽が登場し始めたせいもあるかも知れません。

その後戦国大河は、2000年代は20パーセント台を記録しますが、2010年代になると20パーセント割れを起こすようになります。個人的には楽しめる作品もあったのですが、大河を観ない、あるいは8時からの本放送を観ないという傾向が反映されているようです。そのため頼みの綱の戦国も、『軍師官兵衛』で15パーセント台、『真田丸』で16パーセント台となり、『おんな城主 直虎』に至っては12パーセント台と、戦国大河最低記録となりました。『麒麟がくる』も現時点の平均視聴率が14パーセント台と、戦国大河としては苦戦が続いています。色々事情はあるにせよ、切り札と言うべき戦国も数字を取れなくなっているわけで、NHKの今後の出方が注目されます。無論総合視聴率をチェックすれば、場合によっては20パーセント台と、過去の大河に引けを取らない数字ということもあるのですが、如何せんこれがNHKから発表されることはありません。しかし本当に数字を意識しているのであれば、リアルタイムでなく総合視聴率を発表するという手もあるでしょう。

ところで『春の坂道』で、原作者の山岡荘八氏が主演として、中村錦之助(萬屋錦之介)さんを指名したとのことですが、その当時は原作者の権限がそこまで強かったのでしょうか。近年も原作がある場合は、原作者がコメントすることはありますが、流石にキャスティングにまでは口出ししないでしょうね。こういう部分にも時代の流れを感じます-無論、作家がそこまで関与することがいいという意味ではありません。

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[ 2020/11/26 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河枠特番4『秀吉』(1996)

大河枠特番第4弾は『秀吉』です。実はすべてのエピを観ているわけではないので、細かい部分に関しては何とも言えません。どちらかと言えば、天下人となった秀吉よりも、日吉丸→木下藤吉郎→羽柴秀吉の出世コースを歩いた秀吉を、重点的に描いた作品であるとは言えそうです、特に出世前の秀吉と、母親のなかのコンビは妙にしっくり来るものがありました。

この時の渡哲也さんの信長、西村雅彦(現・まさ彦)さんの家康も異色といえば異色でした。渡さん、50代で信長を演じていたのですね。『真田丸』の吉田鋼太郎さんも50代で信長を演じていますが、如何せん登場回数が違い過ぎます。あと石田三成(佐吉)が真田広之さん、淀殿が松たか子さん、豊臣秀長が高嶋政伸さん。おねの沢口靖子さんと真田さん、高島さんは『太平記』でも共演です。ちなみに北政所を「おね」としているのは、大河ではこれと『軍師官兵衛』だけだったと思います。

そして光秀が村上弘明さんですが、この光秀は正直な話、やや違和感がありました。村上さんは戦国だと『武田信玄』の高坂弾正のイメージが強く、また大河全体では、『炎立つ』の藤原清衡がよかったせいかも知れません。この光秀はちょっとマザコン的なところもあり、母親の美にはっぱをかけられていた覚えがあります。美はその後磔刑となり、それが本能寺の一因となるわけですが、この人物を演じたのは野際陽子さんでした。『新選組!』でも主人公の母親を演じていましたね。

キャストがその当時としては比較的斬新で、これは視聴者によって好みが分かれたように思います。尚、石田三成の少年時代を小栗旬さん、小早川秀秋の少年時代を浅利陽介さんが演じています。小栗さんはその後『天地人』で三成を、浅利さんは『軍師官兵衛』と『真田丸』で小早川秀秋を演じています。しかし浅利さん、確か本当は秀吉をやりたいと、以前『スタジオパークからこんにちは』で語っていたことがあります。

それと秀吉が若い頃、信長の側室吉乃の屋敷に忍び込むシーンが紹介されます。この大河でも『利家とまつ』同様、吉乃の存在はかなり大きいです。というか、結婚後の史実がはっきりしない濃姫に比べ、この吉乃の方が信長の子を3人も産んでいるわけですから、扱いは大きくなって当然とも言えるでしょう。今年のがこの吉乃をクローズアップしたのであれば、それはそれで評価できるのですが、しかし実際は「側室に子供を産ませていた。許せ」でした。これにはやはりがっかりです。

ところで、この番組の中でちょっと気になる点がありました。ご存知のように、この大河は秀吉の生涯を最後まで描いていません。ああいうテンションの高いイメージで始まった以上、晩年のどす黒い印象の秀吉を敢えて描かなかったとも取れます。しかし鎧風な革ジャンで決めた竹中直人さんが
ヒーローは堕ちてこそヒーロー
最低の秀吉を演じたい
と望んでいたにもかかわらずそうならなかったとコメントします。それに対して、「麒麟」の川島明さんが、もう一度主演の話が来たらどうかと尋ねているのですが、この時竹中さんは
「晩年の秀吉をもう一度やってみたい」
と語っています。「もう一度」とあるからには、無論過去に一度、晩年のダークな秀吉を演じているわけです。ずばり『軍師官兵衛』です。
ならば、『官兵衛』のダークな秀吉を1シーンだけ流すという方法もあったはずですが、なぜかそのようになっていません。この辺りは如何なものかと思います。

これは前にも、大河で思うことあれこれそして武者さんの『軍師官兵衛』記事に関してで書いていますが、竹中さんは官兵衛のガイドブックでこう語っています。

「堕ちゆくヒーローを演じられるという漠然とした期待はあります。主役では難しかったことが今回できるのではないかと」(前編)
「この先、堕ちゆくヒーローとしての秀吉が描かれていきます。(中略)秀吉はこれから金ぴか趣味に走ったりしながら異常さを増して行きますし、演じる者としてはわくわくしますね。(中略)『小牧・長久手の戦い』のあたりから、秀吉と官兵衛の関係に変化が現れてきます。『あの男(官兵衛)は先が見えすぎる』という印象的なセリフをおねに向かって言うシーンがあるのですが。秀吉は官兵衛のことが邪魔になってくるんです」(後編)
「いよいよ『堕ちゆくヒーロー』の終末が描かれ始めました。(中略)ある種狂気の世界へ入っていくんです。そのダークな部分は、秀吉のコンプレックスの表れではないかと想像しています。(中略)でも、演じるにあたっては、素直な人間より屈折している人間のほうが面白い。(中略)『秀吉』から18年たっているぶん、年齢的にも後半の秀吉を演じるのにちょうどよいでしょ?」(完結編)

そして私もこれに関しては
「つまり竹中さんは堕ちてゆく秀吉、『秀吉』で描かれなかった狂気の太閤を演じることに意欲を燃やしていたことが窺えます」
と書いています。竹中さんは寧ろ、こういう秀吉を演じることを楽しみにしていたのではないか、そう思われるふしもあります。

『官兵衛』は他の作品だからと言ってしまえばそれまでですが、どうも大河は互いの連携がありそうでいながら、このような場合に関連作品を流すことはしないようです。そのため大河と一応括られてはいるもの、それぞれの関連性があまり強くない、単発の歴史ドラマが何十年か続いている印象をも同時に受けます。たとえば日曜劇場(池井戸潤作品)で、『ノーサイド・ゲーム』のスタジアムの広告に「帝国重工」や「ジャパニクス」がある、そういう形の連携はやはりなさそうですね。

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[ 2020/07/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河考 4 女性キャラと『毛利元就』

この間の大河枠特番の、『利家とまつ』もそうでしたが、所謂夫婦大河というのは、奥さんが有名だからというよりは、旦那さんがそもそも有名で、奥さんがそれを支えたというのが前提になっています。これは『功名が辻』でも、『毛利元就』でも同じでした。『おんな太閤記』もそうでしょう。その意味では、男性主人公の大河で、比較的妻の存在感を大きくした作品とも取れます。これが後に、女性主人公の大河になって行ったとも考えられます。

ただし女性主人公の場合は、一度もしくは複数回にわたり、夫と離別または死別した人物で、逆の見方をすれば、一人の男性と生涯連れ添わなかった、ある意味悲劇のヒロイン的な部分があったからこそ、女性主人公というジャンルが登場したとも言えます。戦国大河のヒロインの場合、『江~姫たちの戦国~』の江は3度結婚しています。また井伊直虎の場合は結婚していないという設定でした。無論それ以外の、幕末を舞台にした大河の女性主人公たちも、一人の伴侶と生涯を共にしなかったという点では、共通するものがあります。

ただ女性を描く場合、必ずしも夫婦大河や女性主人公にしなくても、男性主人公大河であっても、比較的登場回数が多いことがあります。たとえば『葵 徳川三代』では、当然と言うか浅井三姉妹の登場回数は多く、しかも『江~姫たちの戦国~』よりもしっかり描かれていました。この場合演じる女優さんたちがベテラン中のベテランということもありましたが、つまるところ、彼女たちのキャラをどのように設定してどういう所で入れるかが、女性キャラの描写が活かされるか、あるいはどこか違和感を覚えさせる存在となるかの分かれ目となりそうです。

それと以前にも書いてはいますが、側室を持たない男性主人公が最近とみに多い傾向があります。これに関しては、今とは事情が異なるのだから、別に側室を出してもいいとは思います-無論、側室を描くことで煩雑化しやすくなるとも思われますが、それは脚本家次第でしょう。それでも『利家とまつ』の場合、信長の側室は登場していましたし、また『毛利元就』も元就の側室、そしてその父である弘元、兄である興元の側室もそれぞれ出て来ています。側室同士の関係も描かれていました。また元就の継室の妙も登場し、こういう女性たちの描写もなかなか面白いものでした。

実際この『毛利元就』、『葵 徳川三代』ほどの豪華キャストではなくても、この位の出演者を揃えていれば、そこそこ楽しめるかとは思います。無論最終回の描写は賛否両論あるでしょうし、CGの技術が今ほどではないのは惜しまれますが、時代背景もあって三英傑が誰一人として出て来ず、中国地方メインに描いたのは独自色が出て寧ろよかったでしょう。毛利と大内、国人領主(国衆)たちに加えて尼子家も無論登場します。この時の、緒形拳さんの尼子経久はよかったです。それと足利義稙も出て来ますが、この人物は後の将軍職継承をややこしくした人と言えます。

ところでこの『毛利元就』は当時の中村橋之助さん、今の芝翫さんが主演した大河ですが、同い年の上川隆也さんが嫡男隆元の役でした。その9年後、今度は『功名が辻』で石田三成と山内一豊でそれぞれ出演しています。さらに大河ではありませんが、『ノーサイド・ゲーム』では、大学時代の同期であるカザマ商事の社長と、トキワ自動車の常務の役でしたので、あのドラマの2人の関係に、どうしても上記の2作品がダブりがちでした。

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[ 2020/07/03 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国時代の笄

先日の大河枠特番、『利家とまつ』には笄が登場します。まつが自分の髪に差していた笄を、夫となるべき利家に渡すのですが、元々この笄は、結髪が乱れないように差しておく物であり、その後小柄と共に日本刀の付属品となります。
笄といえば『風林火山』第38回で、村上義清の妻玉の井が、侍女たちを連れて逃げる時、舟渡しに銀の笄を渡して、舟を出すよう頼むシーンがあります。「笄の渡し」と呼ばれる逸話ですが、結局それはならず、武田の兵(正確には馬場信春軍)に見つかって、身重のヒサ以外は自害してしまいます。ちなみにこのヒサは、かの平蔵の妻です。ただこれには諸説あり、彼女たちは無事に落ち延びたとも言われています。
しかしもちろんこの時代、女性が髪を結う習慣はありませんでした。そのため恐らくは笄ではなく、同じ発音の「高崖」のことではないかとも言われています。また上記の話は実話ではなく、江戸時代、女性が日本髪を結うようになって作られたという説もあります。

ところで戦国ではありませんが、『西郷どん』第18回「愛加那」で、吉之助と結婚する前のとぅま、後の愛加那が、役人に嵌められた伯父佐民と兄富堅の許へ行くシーンがあります。この時のとぅまが笄を使っていると書いていましたが、見た目金属でできていること、さらにガイドブックにも簪またはかんざしの表記がされていることから、簪に直しています。
この簪は先がとがっていて武器にもなりうるほどで、とぅまは代官の田中健之介にアンゴ(島妻)にならないかと言い寄られ、これで喉を突こうとします。またこの当時の奄美大島では、女性だけでなく、男性も似たような形で髪を結い上げていました。この回は、そのとぅまがスイジガイを下げるシーンもありますが、これは魔よけや火災よけの意味が込められています。

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[ 2020/07/01 23:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』ここまでの感想3(キャスティング)

ここまでの感想その3です。このキャスティングですが、これは俳優さんの好み、キャラ設定の好みもあり、これまでにも増して主観が入るかと思います。

まず光秀役の長谷川博己さん、細身で長身という設定は悪いとは思いません。しかし、やはりどこか武将にしては細すぎる印象があります。長谷川さんが『まんぷく』に出た時は、その線の細さが逆にストイックで、研究熱心な印象を与え、意外とダネイホンの扮装も似合っていました。『八重の桜』の川崎尚之助も、学者タイプだったからこそあれでよかったのだと思います。この人はスーツを着て、現代ドラマに出ているのが向いているのではないかと思わなくもありません。明智光秀というのは、もう少し中肉中背で、そつのない印象の人物でいいかとは思います。長谷川さん自身はちょっとエキセントリックで個性があるので、役によってはうまく嵌りそうなのですが。

それと染谷将太さんの信長、前に書きましたが、今までの信長と内面的にも外見の上でも違うため、やはりどこか違和感があります。染谷さんは『江~姫たちの戦国~』で森蘭丸の弟の坊丸(長隆)を演じており、『清須会議』では蘭丸を演じているため、そちらの方のイメージが強いせいもあります。ちょっと話が飛びますが、元々信長にはかの『新・三銃士』の、ルイ13世のイメージがいくらかだぶります。このルイ13世、ガイドブックの操演の佐久間おさむさんによれば
「一見アホに見えるけれど、ふと見せる孤独感。能天気で無邪気に遊んでいるかと思うと、急にまともに。(中略)ルイの心の振り幅をどうやって表現していくかというのは、楽しい作業です(後略)」
とあります。要はうつけと言われながら見せる孤独感、型破りのことをしているかと思うと急にまともに、このように言えばいいでしょうか。だからこそ、如何にも怖いもの知らずな外見とのギャップがあっていいかとは思うのですが…。

そして本木さんの斎藤道三。やはり「きれいすぎる」ところがあります。本木さんが一生懸命演じているのは伝わってくるのですが、それがどうも馴染まない。どこか力が入った感じで、それがもどかしい印象がありました。尚先日の投稿で、まつが家康に茶を出すシーンに触れています。無論『利家とまつ』では、展開上毒を入れるという設定にはならないでしょうが、道三が土岐頼純を殺すのも、毒入りの茶でなくてよかったかと思います。あれは、如何にも道三が謀略にかけますといったイメージで、いくらか仰々しさを感じさせます。

道三は別の俳優さんで、本木さんは明智光安、そして西村まさ彦さんが平手政秀でよかったのではないかと思います。西村さんだと、暴走しがちな信長にどうやって手綱をつけるか悩む、そういう政秀をうまく演じられたのではないかと思います。ただこの大河は、信長もメインの人物ではあるのに、平手政秀、今川義元ともあまり出て来ず、それが残念です。尚政秀役の上杉祥三さんは、三好長慶でよかったかと思います。その場合山路さんの配役をどうするかにもなりますが。

それと、女性キャラの二枚看板である帰蝶と駒。帰蝶に関しては、急に川口さんに決まったわけですから、確かにいくらか役のイメージに沿わないところがありますが、これは仕方ないかと思います。ただ沢尻さんが演じたにしても、どうもこの帰蝶=濃姫の描かれ方は私としてはあまり好きではありません。それと駒、自由に動かせるキャラではあり、恐らくは『太平記』の藤夜叉のような天涯孤独の存在ではあるのですが、やはり藤夜叉のような宿命を負っているイメージがあまり感じられません。門脇さんがどうこうと言うより、演出のせいであるように見えます。

一方で吉田鋼太郎さんの松永久秀、谷原章介さんの三淵藤英はいいと思います。眞島秀和さんの細川藤孝に関して言えば、この人はどうも『軍師官兵衛』の顕如のイメージがあります。同じ意味で、風間俊介さんも松平元康より『西郷どん』の橋本左内のイメージが未だ強いです。眞島さんは『JIN-仁-』で大久保利通を演じていましたね。そういえば及川光博さんも大久保を演じていたことがありますが、大久保は濃いめの顔なのに、お2人ともすっきり系の顔立ちなのがちょっと意外でした。あと向井理さん、足利将軍というよりも江戸時代の殿様の雰囲気があります。

尚、どう見てもこれは適役という人物が、一名ながらいます。言わずもがなではありますが、岡村隆史さんの菊丸です。

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[ 2020/07/01 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

大河枠特番3『利家とまつ』(2002)

大河枠特番も第3弾目ですが、今回は『利家とまつ』です。今までの2作と違い、タイトルの通り夫婦大河です。夫婦大河というか、女性の存在を前面に出す大河はそれまでにもありました。『おんな太閤記』しかり、『毛利元就』しかりです。しかしこの辺りから、ちょっと朝ドラ風味になったように思われます。高橋英樹さんでしたか、女性の助言について大河も変わって来たというコメントがありましたが、その助言も時と場合によりではないかと思われます。

無論この頃は、まだ大河としての体を維持していたと思います。単に女性キャラだけの視線だけではなく、男性目線もある程度あったせいでしょう。これは『功名が辻』でも同じでした。どちらかと言えば『功名が辻』の、上川隆也さん演じる山内一豊の方が、そこまでかぶいているわけでもなく、気の弱そうな感じで、それゆえ妻である千代の果たす役目も大きかったかと思います。またこの2作は、ヒロインが幼い頃に、未来の夫に出会うところなども共通しています。

ただどちらかと言えば、このまつの方がお転婆キャラ的なところがあり、このキャラ設定が後の『江~姫たちの戦国~』などに継承されたのではないかと思われます。また夫婦大河も、『天地人』になると、明らかに方針が変わって来た感があります。そういえば利家の最期、あれは『天地人』の兼続にちょっと似ていました。それと、茶を差し出す時に毒を盛ったりしない-これはストーリーの展開上そうなりにくいと思われますが-のにはいくらか好感が持てました。

しかしこの犬千代、後の利家もかなり風変わりであり、同時に血の気の多い人物でもあります。織田、羽柴そして徳川に取って重要な人物でありながら、関ヶ原を経験しなかった点で、ちょっと珍しくもあります。それにしても
信長の「で、あるか」
まつの「私にお任せを」
が有名であるにも関わらず、主人公のセリフが、今一つその手のインパクトがなかったのが残念といえば残念です。あと秀吉役の香川照之さんはよかったです。どうも「岩崎弥太郎」と「大和田常務」のイメージが強いのですが、また戦国大河での登場があってもいいかと。

この大河のキャストも、それまでとはいくらか違った雰囲気でした。番組中でイケメン俳優が多いとも言われていました。無論、それによって視聴者を増やしたと言えるかもしれません。しかしその一方で、もう少しアクの強い人、如何にも悪っぽい人もいてよかったかとは思います。2000年代で一番好きな戦国大河が、『風林火山』なのでそう思うのでしょう。それからこの時利家の嫡男利長を演じた伊藤英明さん、今井朋彦さんにちょっと雰囲気が似ています。

反町さんの信長は実にワイルドで格好よく、寧ろ逆に格好良すぎではないかと思えるほどです。その一方で柴田勝家が松平健さんで、こちらはまた相当貫禄がありました。そして萩原健一さんの明智光秀、こちらは裏切り者のイメージがありますが、本能寺で一席ぶつのを見ていると、こういう光秀の描き方もありかと思います。個人的に、今まで一番光秀らしくなかったのは、小朝さんが演じた『軍師官兵衛』の光秀ですが、こちらは意外と裏切り者のイメージは強くありませんでした。

それとお気づきの方もいるでしょうが、『相棒』のレギュラー出演者が何名か登場しています。何よりも特筆すべきは、亀山薫以外の相棒を演じた俳優さんたちが、すべて出ていることでしょう。

以下6名がそのレギュラー陣です。カッコ内は『相棒』での役名です。
(敬称略)

織田信長-反町隆史(冠城亘)
前田慶次郎-及川光博(神戸尊)
前田利政-成宮寛貴(甲斐亨)
前田安勝-山西惇(角田六郎)
石田三成-原田龍二(陣川公平)
千利休-古谷一行(本多篤人)

偶然といいますか、『相棒』が本格始動したのはこの年からでした。

飲み物-ワインとワイングラス
[ 2020/06/30 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『利家とまつ』に登場する上杉主従

『利家とまつ ~加賀百万石物語~』に登場する上杉主従を観てみました。実はこれも、そう熱心に観たわけではなかったので、どういう設定だったのかうろ覚えなところもあります。「まつにお任せくださいませ」の印象はあるのですが…そういえばまつさんは、よく味噌汁を作っていたようですが、何となくこれも「美和のおにぎり」を連想してしまいます。女性がメインだと、そういう形で持って行くのがストーリーを作りやすいのでしょうが。

OPのフォントは『武田信玄』を連想させます-『毛利元就』もこれと似ていたかもしれません。しかし、やはり『武田信玄』よりはかなり軽い印象です。1970年代までの大河とか、『武田信玄』などは確かに重厚で、それゆえちょっと昔風な印象を受けるところがあります。意外かもしれませんが、『独眼竜政宗』とか『葵 徳川三代』などは、結構顔ぶれが豪華な割に、おちゃらけた印象がありますね。『独眼竜』は現代バージョンの大河が振るわなくて、ピンチヒッターとしてジェームズ三木氏が登板し、結構エンタメ性が強かったため、その翌年に本格大河的な物を持って来たといったところでしょう。

では本編ですが、この上杉主従もやはり加賀でもてなしを受けます。しかもかなりの人数で、その中に前田慶次郎(利益)もいます。この慶次郎ですが、石田三成を蹴飛ばすのではなく殴っていますね…まあどちらにしても乱暴狼藉には変わりませんが。雰囲気的に、『天地人』の真田幸村に似た部分もあります。しかしここで不思議なのが、この慶次郎を始め居並ぶ人々が皆肩衣袴なのに、三成だけ平服、つまり小袖に袴であるということです。彼は関白の名代だから、この格好でいいのでしょうか。それと景勝役が里見浩太郎さんですから、実際よりもかなり年上の印象です。

また上杉景勝、直江兼続が関白に目通りする場面も、肩衣に袴です。何か略式の謁見といった感じです。史実では、景勝はこの時に官位を授けられるわけですが、正装しなくていいのでしょうか。それから、関白の御前に進み出た慶次郎が、いきなり羽織を裏返しに着て秀吉に背中を向け、自分の尻を叩くシーンが登場します。実はその羽織の背中には、猿の絵が描かれているわけです…しかし、ここまでやりますかね。ところでこの慶次郎を演じていたのは、かの及川光博さんです。こういう演出があるから、あるいは正装だとそぐわなかったのかもしれませんね。それからこちらは、というかこちら「も」直江兼続がちょっと冷たそうなイメージです。

この大河辺りから、若手起用でかつての大河をリメイクした雰囲気のものが主流となって行くようですが、そのやり方は成功したのでしょうか。どうもそういえないような気もします。今後は、『真田丸』もそうですが、知られざる存在、多少クセのあるキャラを、中堅やベテランの俳優さんたちを使って描いてほしいものです。また、基本的に主人公は男性または夫婦でいいかと思います。女性メインだと、どこか甘くなるのがやはりちょっとつらいですね、

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[ 2016/04/22 01:05 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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