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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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今後の大河関連投稿予定

まず地震ですが、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。余震も来ると思われますし、水道管が破裂している地域もありますので、どうぞご用心ください。

それから今後の大河関係の投稿についてですが、以下のようにしたいと思います。
  • アンコール放送の『黄金の日日』メインにする
  • 『青天を衝け』は、最終回までは一応録画で観る予定なので、面白く感じた回や気づいた点などを時々投稿する

それにしても、やはり令和に入ってから大河完走ができていません。元々大河は放送回によって、観たり観なかったりということも多く、0話切りした年もありましたが、『八重の桜』辺りから、何だかんだ言いつつもすべてリアルタイムで観ていたのですが…特にここ数年のは、やはり演出に疑問を感じるせいもあるかと思います。

ところで『ぐるナイ』スペシャルのゴチバトルに、鈴木亮平さんと岡田准一さんが出演していました。映画『燃えよ剣』のPRのためですが、そう言えばこちらも新選組でした。コロナ禍で延期になって、やっと今月15日に公開となったようです。しかし土方歳三は、『青天を衝け』の町田啓太さんと言い、最近はイケメンが演じることになっているのでしょうかー確かに土方本人も、顔立ちは悪くはありませんが。

それはともかく、鈴木さんが鰻が好きだとコメントしていましたが、それじゃまんま『西郷どん』ではないかと思ってしまったものです。それと増田貴久さんのオーダーだったと思いますが、鶏にトリュフを挟んでローストし、ソースをかけた「ドゥミ・ドゥイユ」(半喪服)、あれはリヨンの名物料理のようです。あそこもブレス鶏でしたか、我が国の比内地鶏のようなブランド鶏がいるのですね。

余談ながらドゥミ(半分)というのは、フランスのラグビー用語でも使われていて、たとえばスクラムハーフはドゥミ・ドゥ・メレと呼ばれています(メレはスクラムのこと)。


飲み物-注がれる紅茶


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[ 2021/10/08 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

改めて思う『天地人』のおかしな点

『天地人』について先日書いていますが、せっかくの上杉家の大河でありながら、夫婦大河、もっと言えばホームドラマ的大河になってしまったのは、制作サイドの責任でしょう。無論、前作の『篤姫』にもそういう部分はありました-2000年代から2010年代にかけての女性主人公大河で、一番その手の雰囲気から遠かったのは、『八重の桜』であるかと思います。

ただ『篤姫』が基本的に大奥主体であり、ヒロインがこの大所帯を如何に束ねて行くかに腐心する一方で、薩摩では小松帯刀が藩主島津斉彬、久光の右腕となり、西郷や大久保といった藩士たちをまとめる家老の立場であって、その両者の対比は描かれていたかと思います。(ただ初恋の相手設定というのは疑問でした)

幕末と戦国末期~江戸時代初期という時代設定の違いはあれ、やはり家老的立場の直江兼続と、その主君の上杉景勝を描くにしては、何かおちゃらけた雰囲気が漂っていましたね。子供時代の描写がよかっただけに、あれはどうにかならなかったのかと思います。

また登場人物の服装と髪型、流石に石田三成のあれには引きましたし、兼続もいつまでも前髪をつけたままとか、これは『真田丸』との比較関連タグ(真田丸と天地人比較)でまとめていますが、真田幸村が人質というより、まるで直江家の食客のように見えたりもしました。さらにおかしいのが兜の「愛」です。

元々これは愛染明王から取った(諸説あり)と言われていますが、この大河では、兼続が兜をどのような意匠にしようかとあれこれ字を書き散らし、その中で「愛」の字を見つけた妻のお船が、これがいいのではと提案することになっています。こういう描き方がどうも安直なのですね。

その他にも、徳川方は悪であり、会津の神指城が、彼等と自分たちを隔てる結界のようなイメージになっていたのも変でしたね。元々この城は軍事拠点ではないかと家康に睨まれ、直江状によってそれが否定されることになりますが、実際景勝はこの城を、新しい城下町の拠点にするつもりだったようです。

その直江状。元々家康に宛てた書状であるはずなのに、なぜか他の要人にも送られたことになっているし、しかも書状そのものがやたらに長い。おまけに「挑戦状」扱いされていますが、これは家康からなぜ上洛しないのかという文が、西笑承兌を通して送られ、それに対する返信であって、挑戦状ではありません-無論、徳川幕府の成立後、そのようにいわば改竄された可能性は否定できませんが。

おまけに、直江兼続だから長谷堂城の戦いがあるかと思ったら、それも殆どなし。最上軍もモブ。この点は言っては何ですが、『青天を衝け』の禁門の変をちょっと思い出します。

これ、もう少し描き方を変えていたら、戦国末期から関ヶ原を挟んで、徳川幕府成立後の、『独眼竜政宗』とはまた違った面白さの戦国東北大河ができたはずなのに、結局そうならなかったのは残念です。本当は再来年は、家康よりこっちをやってほしかったのですけどね。無論九州の島津でもよかったのですが。

ただ家康が出て来るとなると、上杉なり最上なり、島津なりが出て来る可能性は十分考えられます。ただ、この『天地人』のように、題材はいいけれど、描写方法にかなり疑問が残る大河であってほしくはないものです。

飲み物-カウンターとカクテル

[ 2021/09/26 01:15 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』徒然その12

明治編に入って、篤太夫のビジネス、商いが始まります。しかしやはりビジネスや経済絡みの場合は、朝ドラの方がふさわしいかと思われます。基本的にヒロインとその夫が、協力し合いながら何事かを成し遂げるという朝ドラと、ビジネスとの親和性が高いからでしょう。『八重の桜』も、後半は朝ドラ向けかと思われるところもありましたが、この場合は教育とキリスト教が絡んでいたため、ビジネス関係とは多少異なる部分もあり、その意味で同一視はできないかとは思います。

とはいえこの当時は明治初年、まだ廃藩置県も版籍奉還もされておらず、新政府の足元も不安定でした。その部分を、本当はもう少し描いてしかるべきだったとは思います。こういうところが、この大河が歴史的経緯をやや軽視してやしないか、そう見える所以です。血洗島のシーンは相変わらずいいのですが、お千代とうたは駿府に移ることになりました。最早血洗島は、篤太夫の拠点ではなくなり、今後こういうシーンも少なくなるのかと思うと、ちょっと寂しいですね。

一方で、駿府での奮闘は面白いなと思います。しかしこの当時、商人と武士が協力し合うというのは、まだまだ無謀と言えたでしょう。逆に西国諸藩をはじめ、軍事関連では農民と武士が融合していた所はありますが、まだ武士の世を色濃く引きずった時代ではありました。廃刀令などもまだ出ていませんからね。

武士の終焉と言えば、旧幕府軍が蝦夷共和国の夢もむなしく、箱館戦争で散って行きます。慶喜も、やるせない思いを抱いたでしょう。ただしこの箱館戦争についても、そもそもなぜそうなったかが描かれておらず、その意味でやや説得力を欠きます。土方もこの戦で戦死しますが、ただこれはあくまでも旧幕府軍の壊滅、戊辰戦争の終わりであっただけで、その後は不平士族の反乱があちこちで起こるようになります。それにしても町田啓太さんは、やはり今一つ土方のイメージではなかったように思います。

そして篤太夫が、五代友厚(才助)と出会います。しかしどうも吉沢さんが童顔であり、またこの篤太夫がよく言えばすれておらず、悪く言えば世慣れしていないふしもあることから、このシーンはどう見ても、五代の方が一枚も二枚も上手に見えてしまいます。しかもこの五代-モンブランによって借款を妨害されたことを思い出し、篤太夫は後を追うものの、五代の姿を見失ってしまいます。少なくともこの時点に於ける、篤太夫と「天外者」五代の力関係が読み取れるようです。

飲み物-コニャック
[ 2021/09/26 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河はなぜ批判されるのか-1

三谷幸喜氏の大河で『新選組!』は面白かったが、『真田丸』はつまらなかったという意見について、今まで何度か書いていますし、また実際にそういった意見を目にして来てもいます。『新選組!』は熱さは感じられたが、最後の方は面白くなくなった、また『真田丸』は、表裏比興の面白さはあったが、大坂の陣がつまらなかった、そして両方とも小ネタが多く小劇場ぽい、大体こういったところでしょうか。

私としては、『新選組!』の熱さも、『真田丸』の表裏比興の面白さも、それぞれのキャラの持ち味だとは思います。(『真田丸』は実質「大河真田昌幸」なので)小ネタの多さはよくも悪くも三谷さん的ですね。これは来年も恐らくそうであろうと思われます。やはり舞台出身だと、TVの前の視聴者よりも観客の存在を意識することが多く、独自路線を出せるのですが、反面それがすべての視聴者に受けるわけではないため、批判の対象となりやすいと言えます。

『真田丸』は悪ふざけのようなシーンが多いなどとも言われましたし、それは事実とも言えますが、『新選組!』でも、近藤勇の祝言での、饅頭の早食いシーンなどはちょっとどうかなとは思いました。それでも三谷さんの場合、『古畑任三郎』などもやっていますし(これも舞台的ではありました)、まだTV向けと言える部分もあります。一方でクドカン、宮藤官九郎氏の『いだてん』はかなり舞台色が強かったし、あれは寧ろ舞台でやるべきではとも思いました。

あとこれも『八重の桜』との比較で書いていますが、やはり『新選組!』は散り行く者、もっと言えば時代に殉じた者の生きざまであり、その後残された人々が、どのように生きて行くかまでは描かれなかったということもあって、そこが物足りなく感じられたところはあるかと思います。関ヶ原の描写もこれに類していますが、主人公不在だとばっさり切ってしまっていますので。ただこの点に関しては、総集編で、沖田総司の姉のみつがナビゲーター的に登場したため、その後の時代に於いて新選組がどう捉えられたか、見えて来た部分はありました。

『真田丸』でもその後の信之は描かれずじまいでした。信繁が主人公である以上致し方ないのですが、その後の上田城、さらに松代への転封など、描こうと思えば描けたのではないでしょうか。いずれにしても『真田太平記』とは全く違うわけですし、三谷流のその後の信之の描き方もあったかと思います。信繁と出会った西尾宗次が、彼の首を持ち帰るシーンもありませんでしたしね。あの最後の部分の物足りなさは、どこか『麒麟がくる』のそれにだぶります。

いずれにしてもこの人の場合、たとえばジェームス三木氏などよりも、「個人的な趣味嗜好」が反映される部分は大きいでしょう。ちょっとばかりこだわり過ぎかなと思われるところもありますが、それと物足りなさとがうまく補完し合うというわけでもなさそうです。


飲み物-ジョッキのビール

[ 2021/09/12 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

今後の大河の舞台予想と主演俳優の出演CM

ここのところ『鎌倉殿の13人』関連でいくつか投稿をして来ましたが、その翌年放送予定の『どうする家康』も、そろそろメインキャストが決まるのではないかと思います。しかし年明けと同時に2年後の作品を発表するというのは、この後も続くのでしょうか。私としては、その前年の年明けか、2年前の秋頃で十分かと思うのですが。

『青天を衝け』と『鎌倉殿の13人』が関東、そして『どうする家康』は東海メインになると考えられますので、2024年以降は、そろそろまた西日本か東北が舞台となるのではないでしょうか。それこそ南北朝なんて、近畿地方が主な舞台となるわけですし。また個人的に、東北か九州が舞台のを観てみたいものです。東北だと『八重の桜』以来、九州だと『軍師官兵衛』以来です。

ところで吉沢亮さんが、ロッテガーナのCMに出ているのはご存知でしょう。また来年の主演の小栗旬さんが味の素、再来年の主演の松本潤さんが、キッコーマンのCMにそれぞれ出演しているというのは、前にお知らせしていますが、チョコレートに関して言えば、松本さんも明治のCMに出演していますね。こうなると、吉沢さんか松本さんが、小栗さんのプレモルに対抗する形で、ビールのCMに出ても不思議ではありません。

と言うより、『龍馬伝』後に限れば、男性主人公の大河の主役を演じた俳優さんで、ビールのCMに出演した人は結構います。岡田准一さんと堺雅人さんは発泡酒ですが、あとは福山雅治さんも鈴木亮平さんも、そして長谷川博己さんも、出演中または出演後の違いこそあれ、ビールのCMに出ています。しかし吉沢さんとか松本さんの場合、あまりビールの印象ではないのですよね-松本さんは以前、嵐のメンバーとして出演したことはありましたが。

しかしこうなればなおさらのこと、受信料を使うのではなく、彼らが出演中のCMの企業に頭を下げて、スポンサー付きで大河を作るべきかとも思ってしまいます。問題は、人に頭を下げられるだけの腰の低さと交渉力とを、NHKが持ち合わせているか否かですが-難しいでしょうかね。


飲み物ーアイスカフェオレ


[ 2021/09/11 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』関連記事に対する疑問その1

青天を衝け』に関して、このような記事があります。

吉沢亮『青天を衝け』、成功のカギは大河ドラマの「朝ドラ化」にあった

個人的に現代ビジネスというのはあまり読まないのですが、ちょっと突っ込みどころがある記事なので、リンクを貼っておきます。まず、

吉沢亮の起用の成功は大河の朝ドラ化にあった

などとあるのですが、現時点で「成功」していると結論付けるべきなのかどうか不明です。こういうのは最終回の後に持って来るものではないでしょうか。

何よりもまず、大河と朝ドラとは根本的に異なるものです。そもそも「大河の朝ドラ化」というのは、かつての女性大河に対する意見に見られたように、批判でありこそすれ、評価とはなりえませんでした。

ただこの『青天を衝け』に関しては、私も血洗島のシーン関連で、朝ドラにすれば面白いと何度が指摘しています。なぜこのような表現をしたのかと言うと、この血洗島の家族や親戚の描写には、大河より朝ドラに向いていると思われる部分が多く、大森美香氏はやはり朝ドラ向きなのかなと思ったためです。また吉沢さんも、農家の息子で藍を商う内に、色々な可能性に目覚めて行くというキャラは向いていると思われます。

ですから、血洗島のシーンは朝ドラ向きという指摘なら、それはそれでうなずけます。しかしそうではなく、この大河は主人公の成長が見て取れるから、演技が自然になって来たから、正に男性版朝ドラだとあるのは、どうも無理やり感が強いし、筆者の独りよがりであると思います。仮に筆者がそう思っているのであれば、何も大河など作らなくても、朝ドラを男女それぞれの主人公で作ればすむ話です。また演技が自然になって来たというのは、こちらが見慣れたせいもあるのではないでしょうか。

また

これまでは経験も知名度もあるべテラン俳優が、主役を演じるのが既定路線だった

とありますが、「これまでは」がいつまでなのかの説明もなし。そもそもこの記事で指摘されるまでもなく、大河は以前から若手俳優の登竜門といった側面があり、2000年代に入ってからはそれが顕著になっています。吉沢さんのみならずとも、さほどの主演経験がないとか、大河に出る前はあまり知名度が高くなかったという人も多いのです。そのせいか最後の方で

ここ数年は、やはりドラマでの主演経験がなかった『西郷どん』の鈴木亮平や、ブレイク前だった岡田准一、綾瀬はるかなど、大抜擢に近いキャスティングが頻繁に見られるようになっている。

などとありますが、既にこの時点で
「これまでは経験も知名度もあるべテラン俳優が、主役を演じるのが既定路線だった」
との矛盾が生じているように見えるのですが。また綾瀬さんの『八重の桜』、岡田さんの『軍師官兵衛』は「ここ数年」ではちょっと無理がありますね。せめてここ10年程としておくべきでしょう。あと滝沢秀明さんと吉沢亮さんは、それぞれ主演が史上最年少(23歳)及び二番目(27歳)となっているのに、『篤姫』主演当時22歳だった宮崎あおいさんについては、何も触れられていませんね。彼女こそ大河主演の最年少記録保持者なのですが。

そしてこの部分

NHK大河ドラマの主演といえば、かつては上り詰めた者にのみ与えられる称号のような重みがあった。しかし昨今は、ドラマ離れの加速から大河でも高視聴率を獲得することが難しくなっている。そしてその責任は主演俳優一人が背負わされがちなのも、大河特有の現象だ。そのため実績のある俳優ほど、危険を冒して大河の主演という大役を引き受けることを避け始めている。

とありますが、実例が示されていません。実績のある俳優が辞退したのはどのような作品なのか、はっきりさせてほしいものです。

そして視聴率ですが、

折り返し地点を過ぎても序盤と変わらない視聴率を記録し続けている

とあります。ただこの大河は初回が20パーセントで、序盤は10パーセント台半ばから後半はあったはずです。寧ろなぜ、他の幕末大河とほぼ同じレベルまで落ちたのか、それに関する考察も見られません。そもそもこれは以前から書いていますが、関東が舞台である以上、元々関東の数字である視聴率が高めに出たとしても何の不思議もないと思われます。
(この項続く)

飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/09/03 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』徒然その12

またもや訂正です、すみません。先日のあらすじと感想で、「加賀屋」と書いていましたが、もちろん「加島屋」の間違いです。『あさが来た』の加野屋のモデルとなった豪商ですね。

さてこの大河、歴史上の出来事の描写については、色々と書いて来ました。こういうのはやはりドラマに盛り込んで然るべきであり、それができないのであれば、脚本家を変えるべきでしょう。ただ今までの放送分を観た限りでは、どうもわざと曖昧にして、後でツイッターで説明するという方法を今回は採っているように見えます。

史実を史実として伝えたいのかも知れません。しかしそれは、ドラマの中の描写から読み取るべきではないかと思うのですが…。NHKのツイッター好きはわかりますが、どうも二度手間に感じられます。

あと天璋院、静寛院宮、そして美賀君と言った高位の女性のキャスティング。これは放送が始まって間もない頃から指摘して来ましたが、そしてその役を演じている俳優さんたちには失礼かと思いますが、どうも地位にふさわしい威厳や気品があまり感じられないのです。彼女たちもそう出番があるわけではないのですが、その数少ない登場シーンを盛り上げるために、それなりのオーラがある人でよかったでしょう。しかし最近、美賀君は出て来なくなりましたね。

そしてやはり思うのが、
「武士が不在の時代を生きる、武士でなかった人物の物語」
を、大河化するべきか否かということです。これなら他のジャンルのドラマでも十分だと思います。確かに栄一が篤太夫となり、幕府の直参となって欧州にまで赴く、それくらいまでは見ごたえがあったのです。

無論今までも『八重の桜』や『花燃ゆ』などは、似たような時代背景でしたが、この2つは女性が主人公でした。しかし今度の主人公は男性で、近代の実業家としての道を歩むため、この2つとは異なった視点、描写が必要とされるのですが、具体的にどのように描くのでしょう。それがつかみにくいのが、この大河の今後にもやっとしたものを感じる一因となっています。『いだてん』の時とちょっと似ています。

あとキャスティング関連ですが、やはり草彅さんは慶喜といったイメージではなさそうです。そして町田啓太さんも、やはり『西郷どん』の小松帯刀のイメージが強いせいか、土方歳三の雰囲気を感じ取りにくいのです。前にも書きましたが、寧ろ高良健吾さんが土方でよかったと思います。町田さんには、多少気の早い話ではありますが、『どうする家康』で井伊直政を演じてほしいです。

それとやはり、ガイドブックの後編を出版しているのはNHK出版だけのようです。後編の予告をしていた産経新聞出版も、東京ニュース通信社も見送った格好になります。完結編が10月発売予定ですが、最早それを待たずして、『鎌倉殿の13人』の関連本が店頭に並ぼうとしていますし。

飲み物-ジョッキのビール
[ 2021/08/28 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河の問題点 続き

先日『黄金の日日』について書いて、三谷大河についても触れています。そう言えば三谷さん、この『黄金の日日』は、かなりお気に入りだったようで、それが大河の脚本にも、かなり影響しているのかも知れません。と言うのも、この『黄金の日日』を観ていて気になる点は、『新選組!』や『真田丸』を観ていて違和感を覚える点と、何かしら共通しているように感じられるからです。

ところで以前、三谷大河の問題点というタイトルで、何度か投稿したことがあります。この中で、三谷大河2作品の特徴として
敗者を描いたこと
独自の視点があること
決着をはっきりさせない、目線を下げる(当時の人々が、どのような暮らしをしていたのかといったような)描き方をしていること
こういった点を挙げており、またそれに対していくらか批判もしています。

特に敗者を描くというのは、過去2作品において三谷さんがこだわった部分でもありました。確かに『新選組!』では、後になって来るに連れて、形勢が不利になりつつも、ひたむきに戦う隊士たちへの思いは見て取れました。しかしその一方で、賊軍の汚名を着せられつつも、その後の時代を生きた人々の姿はそう描かれず、寧ろその部分は、『八重の桜』の方に描かれていたと言えます。
一方で『真田丸』は、それとは趣が異なります。こちらは真田昌幸が寧ろメインだったこともあり、ひたむきさと言うよりは、昌幸の食えないところ、表裏比興なところに共感が集まったため、敗者であるはずの豊臣方や信繁(幸村)たち牢人勢の正義が、どこかぼやけた感じになりました。

これに関しては先日、互いに異なる作品ながら、『真田丸』と『真田太平記』、『新選組!』と『八重の桜』の違いに目が行ってしまうと書いていますが、上記の投稿の一部でもこう書いています。

それと三谷大河の特徴(来年はやや変更有と思われます)としての敗者の美学は、滅びと再生とはまた違うものです。これも前に書いたように、『新選組!』と『八重の桜』とが違い、また『真田丸』と『真田太平記』(こちらは勝者である信之が主人公なので、その後松代に移るまでが書かれています)が違うように、ひたむきな敗者と、負けという不運に見舞われたものの、その後の時代の地ならしをし、生きて行く人々を描くのとはまた異なります。これが今までの三谷大河の限界といえばまたそう言えるのかもしれません。

それと三谷さんの脚本で思うのは、舞台作品と、『古畑任三郎』の要素を持ち込んだのが大きいという点です。このため敗者を描くと言いつつ、基本的に喜劇路線になっている感もあります。別に敗者を描くからと言って、必ずしも悲壮感漂う描写のみでまとめる必要はないのですが、一方でちょっと癖の強い路線になりかねず、場合によっては視聴者の期待を裏切ってしまうとも言えるでしょう。

来年の『鎌倉殿の13人』は、三谷大河の集大成になると言われています。NHKに取って、この人を脚本に使ったのはある意味ギャンブルでもあり、無論それ故にファンを増やしたところもあったでしょう。ギャンブルと言えば、『いだてん』にしろ『麒麟がくる』にしろ、それまでにない方法を採り入れたり、また衣装の色彩を思い切って派手にしたりもしてもいますが、それが少なからぬ不評を買ったのも事実です。所謂攻める作品を作るのはいいのですが、大河の制作資金はあくまでも受信料がメインです。

NHKのギャンブルなり冒険なりは、結局は受信料の上に成り立っているわけであり、盛んに「みなさまの受信料」を口にする一方で、ギャンブル的に打ち出した大河の不調を指摘されても、常に言い訳を繰り返すのがNHKの常となっています。ならばギャンブル的な大河は作らなくてもいい(と言うか、そろそろポスト大河を考えるべきと思われる)ので、本来の公共放送に立ち返ってほしいと、再度ここで書いておきます。


飲み物-チューリップグラスのビール



[ 2021/08/11 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-49(大河の中の創作そして三谷大河)

このところアンコール放送中の『黄金の日日』について、気づいたこと、特に創作部分について書いています。主人公の呂宋助左衛門は、経歴があまりはっきりしないし、ドラマ化する以上は創作も必要なのはやむを得ないことです。

ただこの場合、主人公が商人ということで、他の武士、特に武将たちとの関わりをどのようにするかも問題となります。そのため織田信長、木下藤吉郎(羽柴秀吉)や石田三成との出会いなどは、いくらか設定に無理があるようにも見えますが、そこはやはりあのようにせざるを得ないのでしょう。

これで思い出すのが『風林火山』です。これは元々小説が原作ですが、最初の10話ほどは、その小説にすら出てこない、脚本家の大森寿美男氏によるフィクションです。

しかしながら牢人とはいえ、元々武士である主人公が、しかも戦国時代に、多くの大名に必要とされていた軍師-尤も、当時この言葉はなかったと言われていますが-となって出世するというのは、比較的わかりやすいし、創作としても無理がないと言えるでしょう。実際最初の方の海ノ口城の守りの描写とか、信虎追放などはかなり面白かったと言えます。

無論『黄金の日日』もいい作品だとは思いますが、一方で主人公が武士でないことのデメリットもまた存在します。以前、大河の主人公は武士であってほしいと書いたことがありますが、それは今も変わっていません。

あと、これはちょっと付け足しのようになりますが、来年の『鎌倉殿の13人』、三谷さんの脚本だと、やはりどのようになるのかついつい考えてしまいます。

三谷大河である以上、従来の源平大河のようにはならないだろうとは今までも書いています。新説も出て来るかも知れませんし、その意味では、ちょっとわくわくします。

しかし三谷大河は、どう考えても王道大河にはならず、寧ろその逆を行くパターンになりがちです。こういう点が『新選組!』と『八重の桜』、『真田丸』と『真田太平記』のように、本来は全く別の作品ではありながら、その違いについ目をやってしまう一因ともなっています。逆に、わざと外すという方法もあるかとは思いますが。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2021/08/10 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河とオリキャラ

先日『黄金の日日』について書きましたが、大河の例に洩れず、オリキャラと思しき人物が何人か登場します。無論物語を進めて行くためにも、こういう存在は必要ではあるでしょう。ルソンの人々の中にもオリキャラと思しき人もいれば、逆に、恐らくは実在したのかも知れないという人もいます。

また1980年の『獅子の時代』は、主人公そのものがオリキャラです(1967年の『三姉妹』、1993年の『琉球の風』も同じ)。主人公がオリキャラだと、自由に動かせるのが魅力ではありますし、実在の人物をモデルにした場合は描けないようなことも、描けてしまうというメリットがあります。ただ当然ながら、その人物ゆかりの地であるとか、本人の生家や文書など、ゆかりの文物も実在しません。昨今のように観光とタイアップしている場合、やはり実在の人物の方が有利であるとは言えます。

一方で、主人公やその周囲の人物は実在したものの、『いだてん』はフィクションであると言っています。ただこの場合フィクションと言うよりは、何度も書いてはいますが、奇を衒った感が目立ちました。それにそもそも大河とは、実在の人物を登場させ、史実を織り交ぜた「フィクション」ではあるのですが…。

で、昨年から今年の『麒麟がくる』ですが、これはオリキャラが出過ぎという批判がありました。オリキャラと言っても、如何にもそれらしき人物を出せば特にどうということはなく、寧ろ話を面白くできる効果があります。しかしこの時は明らかに、いやここにその人物が出て来るのはおかしいでしょうというシーンも目立ち、ドラマの肝心な部分が、オリキャラによってぼやけてしまった感が無きにしもあらずです。

『真田丸』では、最終的に大坂城に火をつけたのは、秀吉に妻子を手籠めにされた料理人という設定でした。この人物もオリキャラだったと思われますが、信繁たち大坂五人衆の話を盗み聞きして、敵方に通報するスパイのような仕事もしたり、信繁の家来を暗殺したりで、ここに来てこの人物の登場は、ちょっと都合がよくないかなという気もしていました。この大河は、終盤では真田丸の戦い関連は流石によかったものの、それまでの大坂の陣のイメージを変えようとして、ちょっと無理があったのではないかと思っています。

それからちょっとだけ慶喜と西郷について。『西郷どん』の時に「武将ジャパン」で、西郷の敵は松平容保でないとおかしいなどと書かれていたことがあります。確かに『八重の桜』の会津戦争関連回では、薩摩主体の官軍と会津がにらみ合っています。しかしそれより前の幕末の段階では、西郷に限らず薩摩が対峙した相手は、徳川(一橋)慶喜だろうと思います。尚先日の『青天を衝け』は、明日投稿の予定です。

飲み物-チューリップグラスのビール

[ 2021/06/18 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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