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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『舞いあがれ!』第21週「新たな出発」第4話&第5話

第21週第4話(第100回)と第5話(第101回)です。


第100回
舞の企画書には「町の人と工場の間にある心の壁を壊したい」とあった。町の人とのコミュニケーションを取りたいと言う舞に、安川は同意する。的場も無論異存はなかったが、2社でオープンファクトリー実施はやはり難しく、力を貸してほしいと舞は安川に頼む。補助金が出るかどうかと安川は言いかけ、渥美君知ってるよなと舞に尋ねる。

渥美はなにわバードマンで一期先輩で、浪速大学の准教授になっていた。都市ブランディングが専門であり、安川はOB会で渥美に会った際に、浪速大学と東大阪で協力して何かできひんかと話していた。この件で安川が渥美に口を利いてくれることになり、喜んだ舞はいそいそと事務所に戻った後すぐに営業に出て、山田を呆れさせる。

デラシネにはまたも北條が訪ねて来ており、第2歌集の話を持ちかける。しかし貴司はやりたいことが見つかったと言って、子供向けの短歌教室の話を持ち出す。しかも短歌教室は無償だった。北條は驚くが、貴司が教えているところは絵になると思い、短歌教室を取材して記事にして知名度と好感度を上げることにする。

短歌教室のことを考えていた貴司は、舞に、イベントはどうやって企画するのかと尋ねる。まず何を教えるかを決めるように舞は言い、何年生を教えるか、いつどこでやるんかと貴司に教える。一方で舞は、企画書の文章表現のアドバイスを貴司に求め、「町工場が手を取り合う」は「町工場がスクラムを組む」に直された。

企画書を見た渥美は二つ返事で引き受ける。うちのゼミ生に取っても、直接まちづくりに関われるチャンスやわと言い、学生を参加させることで人手不足を解消しようとする。それなら、他の工場も参加したいと言うかもと的場。規模が大きくなると市からの援助もしやすくなるため、舞は再び町工場の社長たちを集めて、学生たちの参加を伝える。

さらに市から援助が出ることになって一同は乗り気になる。このスクラムてのがええやんかと言う曽根。古田も皆でスクラム組んで、でっかいことをやりたいと言う。開催が決まったその後は、お客に何を作って貰うかが焦点となる。ワクワクするものがいいと舞が言うと、そら飛行機でしょという声がして、渥美が学生たちを連れてくる。

そして舞は皆のアイデアを基に、飛行機の設計図を描く。それに渥美と安川が手を入れ、大体の形が出来上がった。まずそれぞれのパーツを町工場で分担して作り、IWAKURAはネジを担当する。当日はお客にその飛行機を、職人がそばで教える形で組み立てて貰うことになる。舞は笠巻にその役目を頼み、家族も連れて来て貰おうと考えていた。

それに先立ち貴司の短歌教室が行われ、御園純も取材に来ており、当然北條も来て取材陣をせっついていた。そこへ1人の少女が入りたそうにしており、舞が仲間入りをさせる。子供たちは一様に満足しており、オープンファクトリーもこんなふうに行くといいねと純は舞に言う。


第101回
うめづで食事をしていた舞を的場が訪れ、舞は試作品を見せる。勝や店の客もそれを見て、試作品製作に協力する者も出て来た。なんぼで売るんと訊かれた舞は、オープンファクトリーで組み立てて貰い、そのまま差し上げますと言う。参加費は1000円だった。息子と行こうかなと客の1人は言う。

笠巻はIWAKURAに足を運び、作業着を返す。ホンマに長い間お世話になりましたとめぐみ。舞からは花束が手渡され、他の社員からも長年の労をねぎらわれる。あとは頼んだと言って事務所を出て行く笠巻に、舞はオープンファクトリーをよろしくお願いしますと声を掛ける。おうとうなずく笠巻だが、家族を連れて来られるかどうかは微妙だった。

舞は佐知子をうめづに呼び出す。子供の頃、舞は彼女とここに来たことがあった。佐知子は油まみれで働く父が嫌な年ごろで工場にも行かず、オープンファクトリーに来てくれないかと舞に言われるも、息子が殆ど喋らない笠巻を苦手としていた。それは佐知子も同じで、それが実家から足が遠のくきっかけとなっていた。

だからこそ来てほしい、笠巻は腕のいい職人で、若い職人に教えるのも上手で社員皆から慕われていると舞。さらに舞はオープンファクトリーのパンフレットを渡して、当日この飛行機を作るから、息子さんに渡してくれと言い、佐知子もうなずく。結局このイベントには、7つの工場が参加することになった。

オープンファクトリーは大盛況で、飛行機のパーツも足りていた。舞はものづくり体験イベントを担当していたが、そこへ佐知子と息子の正行がやってくる。正行もイベントに参加し、祖父である笠巻を見てためらうが、舞に案内されてテーブルに座る。笠巻は孫に、手取り足取りしながら飛行機作りを指導する。

舞は正行に、そのネジはおじいちゃんが作ったんやでと声を掛ける。驚く正行に、おじいちゃんネジ作んのめっちゃ上手やねんでと舞は教え、正行は祖父にどうやって作るんと尋ねる。ごっつい機械で作ると笠巻。そして正行は祖父の手製のネジを締め、飛行機を組み立てて行く。その2人を佐知子が見守っていた。

飛行機ができ上がった。正行が飛行機好きだと知った笠巻は、今度プラモデルの飛行機を作ってみるか、じいちゃんが教えたると言う。どんな飛行機が好きかと訊かれて、ボーイング747と答える正行。その後うめづでオープンファクトリーの打ち上げが行われ、舞に拍手が送られる。舞も立ち上がって手を叩いた。

2回目もあるのかと尋ねる穂積。渥美は、浪速大学としては継続したいと答える。工場見学の子供たちが大喜びし、模型飛行機も大人気だった。次はもっとパワーアップしたいと言う舞に、自分たちも参加したいと他の社長たちも手を上げ、御園純は次は準備段階から取材させてくれと言う。


舞が考えたオープンファクトリーに、かつてのなにわバードマンの先輩で、今は大学の准教となっている渥美が一肌脱いでくれることになります。そしてイベントは成功裡に終わり、また貴司の短歌教室も、子供たちに短歌に興味を持って貰えたようです。今後の課題は、この計画をどのようにして継続して行くかということでしょう。

そしてこのイベントを通じて、笠巻が孫の正行と会話を交わすようになります。元々職人肌の笠巻は、子供や孫からは距離を置かれる存在であったようですが、彼が作ったネジがもとで、孫との関係がスムーズに行き、今まで買っておいたプラモデルも役立ちそうで、こちらはめでたしめでたしでしょう。

ところで舞と貴司ですが、先日も書いたように、夫婦と言うよりは何かパートナー同士のように見えます。あと舞は梅津舞となっていますが、仕事の上では岩倉舞を名乗っているようですね。それと舞のPCのネジのステッカー、あれがなかなか可愛いです。

しかしここで飛行機を出して来たということは、今後舞は飛行機の世界に何らかの形で戻ることになるのでしょうか。浩太の死と言い、飛行機関係産業に加われなかったことと言い、今までも彼女は、自分の周辺に起こる変化をかなり素直に受け止め、特に飛行機に執着しなかったわけですが、それが彼女の本音なのかとも思うので。

そして
「町工場がスクラムを組む」
花園ラグビー場を擁する東大阪らしいです。あと渥美さんはやはりフロントロー体型ですね。

飲み物-クリームとココア
[ 2023/02/25 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

告解火曜日

祝祭日関連で少々。2月21日は告解火曜日(シュローブ・チューズデイ、マルディグラ)です。その翌日が灰の水曜日(アッシュ・ウェンズデー)で、いよいよレントの始まりです。復活祭の前の金曜日(聖金曜日)前日まで続くこの期間は、信徒に取っては精進の時期でもあります。ただし東方教会の場合はもう少し長く、特に聖職者はいつにも増して、かなり禁欲的な生活を送ることになります。

この火曜日、精進に入る前ということで、キリスト教国では肉類や油、バターをたっぷり使ったお菓子や料理を食べるならわしがあります。イギリスではパンケーキを焼く習慣があるとされていますが、この日はかつてはフットボールが行われた日でもありましたこれは、今のラグビーやサッカー、あるいはその他のフットボールの基となったボールゲームのことで、人数もルールもちゃんと決まっていませんでした。

そのためボールを誰かが服の中に隠したりもしたし、またそのボールそのものも、牛や豚の膀胱を膨らませただけのものでした。ちなみに世界最古のラグビーボールメーカーは、ワールドカップに公式球を提供しているギルバートで、膨らませた豚の膀胱に革を張ったボールを考案しています。

飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2023/02/21 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん3

何度も申しわけないのですが、中尾氏と武者さん関連でもう少し。先日触れた確証バイアスにですが、要は、自分の考えを支持する情報ばかりを集めることですね。

『武将ジャパン』コラムで『どうする家康』第2話関連のを見た際、評価する記事のリンクばかりを集めて好きな人はこれを見ろ、自分は厳しい意見を書くと冒頭にありましたが、本来ライターであれば、その両方に目を通して分析し、記事を書くものではないかと思っています。

まあ率直に言って、武者さんはおよそそういうタイプのライターではないとは思います。好きな大河ならその逆のことをやるし、この大河の脚本を信じている、迷わないなどとも書くのでしょう。

そして中尾氏ですが、この人も自分が好きでないチームの不祥事は取り上げたり、あるいは、労組がチームのあり方を批判しているといったことを書いていましたが、好きなチームのOBがバカラ賭博で逮捕された件に関しては、不問に付していたと思います。「フルタイムのラグビーウォッチャー」らしからぬ姿勢だなと思いました。

それからかつてこの人は、自著の中で日本人はバスケットボールに向いていないとか、サッカーのプロ化(Jリーグですね)は失敗すると書いていたことがあります。しかしその後バスケットボールは、Bリーグというプロのリーグを立ち上げましたし、Jリーグはクラブ数を増やしました。しかしこれに関して、中尾氏が前言を撤回したという話を、私が知る限り見聞きしたことがありません。


飲み物-テーブル上のマグのビール
[ 2023/02/19 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん2

先日ラグビー絡みで、「フルタイムのラグビーウォッチャー」中尾亘孝氏について書いています。その時『武将ジャパン』大河コラムの武者さんになぞらえてもいますが、実際先日触れた部分以外でも共通点は見られます。ちなみに今回も武者さん絡みですので、基本ラグビー関連投稿ではありますが、このタイトルに改めています。

たとえば西日本に対する批判的な見方。武者さんの場合は幕末西国諸藩嫌いだし、昨年の大河での、朝廷に関する書き方などにもそれらしきものを感じましたが、中尾氏の場合も関西のチーム叩きだけにはとどまりませんでした。

かつて平尾誠二氏が代表監督の時に、関東のチームの選手に目を付けていたと言われていました。しかし中尾氏は、平尾氏が選ぶべきは関西の選手であり、こういうのは、関東の人間としては面白くないと言った書き方をしていたことがあります。

しかし代表監督が、どこのチームでプレイしようが、代表チームにふさわしい選手を選ぶのは当然のことであり、なぜこういう見方をするのか疑問に感じられました。ちなみに中尾氏は、元々は愛知県出身のようです。

またそれ以外に、確証バイアスという点もまた挙げられるかと思います。武者さんの確証バイアスについては、これも以前も書いています。認知バイアスの一種で、ある意味ダブスタにも通じるものがありますが、中尾氏の場合も特に後になるにつれて、自分に取って都合のいいことのみを書くようになった感もあります。

なぜ年月を経るに従ってこうなるのか、恐らくは、最初の頃は伝えたいことをそのまま本にして出していたと思われますが、その回数が増えるに従って、批判したい存在と守りたい存在を中心にして書くようになるからと思われます。このため目の前の現実を書くと言うより、いくらか本人のバイアスが入ったものとなる傾向があるのでしょう。

ところで中尾氏、以前確か「クローズド・クラブ」を「運営をやめたクラブ」としていたことがありますが、無論これはオープンでない、会員のみのクラブという意味です。イギリスのFP、Former Pupilsと称されるクラブ(特定の学校のOBのみのクラブ)などがこれに該当します。後日このことについて訂正していたのはいいのですが、その時「間違いは誰にもあるものです」とあるのはちょっと疑問でした。

中尾氏は元々「日本ラグビー狂会」の主宰でもあり、ユーモアを持って楽しくラグビーを見ようというのがモットーで、そういう発想とこれとは無関係ではないのでしょう。しかし、この場合は訂正のみをした方が格好よかったのではないでしょうか。


飲み物-ビッグウェンズデーIPA
[ 2023/02/19 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん1

先月2回アクセスはしたものの、今月は『武将ジャパン』大河コラムにはまだ行っていません。以前からそうでしたが、どうもこの記事はレビューとは言い難いところがある上に、嫌いな大河ということもあるせいか、今年に入ってそれがエスカレートしている感があるためです。

とは言え武者さんは、好きな大河の時もしばしばドラマ本編の記述を間違えたり、漢籍の解釈を間違えたりしており、特にドラマ関連の記述のミスは、キャストや制作サイドに対して失礼ではないかと思います。本当に好きならば、そういう姿勢は改めるでしょう。

ところで『武将ジャパン』の武者さんと、何かしら共通点のあるラグビーライターと言うことで、中尾亘孝氏を以前何度かご紹介しています。実際この人も

ダブスタ
嫌いな相手に対して攻撃的
年数を重ねるにつれて段々エスカレートする

こういった特徴があります。ただ中尾氏の場合は、80年代の終わりに『おいしいラグビーのいただきかた』、90年代初頭に『15人のハーフバックス』を上梓した頃はまだまともでした。エスカレートするのは、90年代半ば頃になってからです。

元々推しのチームがいる関東大学対抗戦グループなのに、グループの別のチームを見下したり、体育大や関西の大学に対して叩くようなことを書いたりするのみならず、90年代半ばの神戸製鋼(現・コベルコ神戸スティーラーズ)をやけに敵視したりもしていました。

神戸製鋼叩きは、当時のスタープレイヤーであった故・平尾誠二氏を揶揄しているようにも見えましたし、また「コウベ真理教」なる表現を繰り返し使用したこと、特に平尾氏逝去後の2018年のトップリーグでのスティーラーズ優勝の際に、自身のブログでこれを使っていたのにはどうかと思ったものです。

中尾氏は恐らくこのブログで報酬を得ているわけではないのでしょうが、しかし既に本人が逝去しているのに、わざわざこのような表現をしなくてもいいでしょう。またマスコミ批判もしていましたが、中尾氏もメディアに記事を書いていたりしたわけで、その意味では中尾氏自身もマスコミ関係者なのではないでしょうか。

ちなみに本人によれば、「フルタイムのラグビーウォッチャー」と言う肩書を用いているようですが、ネットのない時代、ウォッチャーだけでは意見を発信することはできませんので、一応ライターと呼んだ方がいいでしょう。特に平尾氏にはかなり攻撃的でした。

あと推しのチームや、自分が支持したい思想またはシステムについて書く場合、時に強めの断定口調となることもあり、この点でも、武者さんとどこか似たところがあります。


飲み物-テーブルの上のスタウト
[ 2023/02/18 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第13週「向かい風の中で」第1話

第13週第1話(第61回)です。


舞は東大阪へ帰ることになる。祥子を始め貴司、美知留と朝陽が見送る中、舞は朝陽に、星について色々教えてくれてありがとうと言って出て行く。東大阪に戻った舞はそのまま病院へ向かう。浩太は元気そうで、診断は胃潰瘍だった。さっさと退院したいと言う浩太に、お医者さんが1週間は入院で言うてはったとめぐみ。しかし浩太は仕事していないと落ち着かないと、メール確認のためのPCと手帳を持って来てくれと頼む。

病室に久留美がやって来る。この病院は久留美の勤務先だった。浩太が搬送された時、救急外来に彼女がいて助かったと言うめぐみ。舞も久留美に礼を言う。久留美はその後用があって出て行くが、舞はその夜祥子に電話を入れる。祥子はなぜ倒れたのかを尋ねる。胃潰瘍と聞き、仕事のストレスねと言う祥子は、五島のうどんを送ることにする。そしえ朝陽は、貴司と星を見ているらしい。2人にも、お父ちゃん大丈夫やったて伝えといてと舞。

そして舞はめぐみに、浩太の病気について尋ねる。浩太は工場で、胃の辺りを押さえてうずくまったのである。顔が真っ青で脂汗が浮いていて、慌てて救急車を呼んだとめぐみ。疲れがたまってたんやと思うと言い、舞も祥子がストレスちゃうかと言っていたと話す。

そしてめぐみは、リーマンショックで仕事が急に減り、自動車部品の注文もなくなり、新しい工場の分の借金の返済も難しく、社員の給料も家の貯金から捻出している有様であることを話す。そのため浩太はあちこちの会社を訪れ、仕事を貰おうとしていたのである。何も知らなかったと言う舞に、心配かけたくなかったとめぐみ。そしてめぐみは、近い内に悠人が帰ってくると言う。

その翌日、浩太の見舞いに行った舞とめぐみは、浩太が言った通りPCを持参し、また歩みノートと浩太が呼ぶ日誌も持って来ていた。この歩みノートは、株式会社IWAKURAができた時から浩太がつけ始めたのである。舞は許しを貰ってノートを見せて貰う。それには日々の出来事だけでなく、ネジのアイデアやこれからの夢なども書かれていた。舞が声に出して読み始めたため、声出すなと言いつつも浩太も楽しそうだった。

めぐみは工場に戻り、社長はと訊く笠巻に、すっかり元気で仕事を始めてたと言い、笠巻と結城にそれぞれの試作品について尋ねる。その時結城の携帯が鳴るが、なぜか出ようとはしなかった。一方舞は病院でリンゴをすり下ろしながら、ディスプレイを覗き込みつつ、顔をしかめる浩太にあまり無理せんといてなと注意する。

今が正念場やよってなと浩太。飛行機の部品も作れる大きな工場を建てたい、今その入り口に立てたとこなんや、ここを乗り越えたらぐっと夢に近づけると言う。舞かて訓練を乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ、それと同じやと浩太。舞も訓練は、大変やったけど楽しかったこと、仲間の力を得て元気が出て、もうちょっと頑張ろうと思ったこと、そして初めて一人で空を飛んだ日は楽しかった、頑張ったんはこの日のためやったんやなと話す。

お父ちゃんもその日のために頑張ってんねんなとの言葉に、そうやでと浩太。その時久留美が、見舞客を連れて入って来る。それは悠人だった。悠人は笑顔も見せず、大阪の会社のリサーチに来たそのついでだと言い、リサーチと訝る浩太に、客の金を預かって有望な会社に投資し、金を増やすのが俺の仕事やからなと言う。

ヘッジファンドとはそういう仕事かと訊く浩太に、そうや悠人は答え、リーマンショックも俺に取っては絶好の稼ぎ時やったわとずけずけと言う。みんなしんどい思いしてんのに、その言い方はあれへんやろがと浩太。しかし悠人はこのへんの町工場はそうだろうが、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れると言う。

どういう意味やと言う浩太に、この仕事見てきた現実やんと言い、待ち合わせがあるからと、土産が入った紙袋を渡してさっさと出て行った。その後舞はノーサイドで悠人と会い、IWAKURAの窮状、そして浩太が無理して倒れたことを伝える。

会社とかお金のことに詳しいなら、会社の立て直しを手伝ってくれないかと持ちかける舞。しかし悠人の携帯に電話が入り、大事な用件だと悠人は席を立ってしまう。そして浩太の体調も戻って退院できることになったが、様子を見たいので定期的に通院してくれと言われる。ともあれ浩太もめぐみも舞も、一応は安心する。


東大阪に戻った舞ですが、お父ちゃんは意外に元気そうでした。どうやら会社の経営難によるストレスが原因のようで、しかしそういう中でも、浩太は病室で仕事を続けようとします。そして舞に黙っていた会社のことを、めぐみは初めて話すことになります。予想外に大変なようですし、貯金から給与分を出していると言っても限度があるわけで、会社そのものを立て直す必要がありました。

舞はそのことで見舞いに来た悠人に相談しますが、どうも悠人の素っ気ない態度から見る限り、あまり協力的とは言い難いようです。何よりも悠人も、顧客を優先したいわけですし。しかしリーマンショックは稼ぎ時など、そのリーマンショックが原因で倒れた父親の前で平然と言うのも、如何なものかとは思いますが。ところであのノート、歩みノートと言うのですね。

そして世間がリーマンショックで揺れている中、五島だけは別の時間が流れているように見えます。貴司もたまたまばんばの家にやって来たわけですが、朝陽とはどこか通じ合うものがあるせいか、よく面倒を見ているようです。ところで東大阪と言えば、27日に高校ラグビーが開幕しています。


飲み物-ティーカップと紅茶
[ 2022/12/28 01:00 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 83その3

『武将ジャパン』第45回関連記述への疑問点、続きです・

1.今週の八幡宮の階段は、まるで儀式の祭壇のようでした。
そこに二人が置かれ、殺し合う。
何か台本でもあるような、運命に吸い取られていくような。
二人とも美しい。神が選んだ最も美しい生贄のようで、見ているだけでも胸がいっぱいになりました。
無惨なはずが、荘厳で、圧倒されて何がなにやらわからない。

実際八幡宮で儀式は行われていましたね。
そして武者さんが
「荘厳で、圧倒されて何がなにやらわからない」
と評価するこの光景を作り出した一因が、義時が泰時を「聖なる儀式の邪魔をするな」と止めたこともまた関連しているのなら、何やら皮肉な話でもあります。これを作り出したのは、義時と義村と言ってもいいでしょう。

2.天命が選んだMVP:“厳寒三友”の梅こと北条泰時
「厳寒三友」があります。
松竹梅です。今では酒か、弁当の等級のように思えますが、由来は風流です。
松と竹と梅は、寒い冬でも生きる姿を見せてくれます。そのことが、逆境でも生きる己を励ますようだということで、宋代以降の文人に愛されてきました。

「天命が…」は小見出しです。で厳寒三友はいいのですが、
「今では酒か、弁当の等級のように思えますが」
はないのではないでしょうか。やはり慶事には欠かせないし、もうすぐお正月ですが、その飾りつけにも当然用いられます。またこの厳寒三友ですが、梅、水仙、竹のことをもこう呼ぶようです。
で、梅は他の季節に先駆けて裂くという意味があり、それから女子教育の先駆者である津田梅子の話になり、また北条家の梅は泰時だとなっています。

3.御成敗式目を制定し、撫民政治を行なおうとした。時代の先駆者なのです。
義時がドス黒い顔で「北条の思うままの鎌倉にする」というと悪どく聞こえるけれども、このあとに泰時という梅が咲くのだと思えばよいことにすら感じられる。

この場合梅、先駆者はどう考えても頼朝か義時ではないかと思うのですが…。
しかも

4.一方、このドラマの小栗旬さん、山本耕史さん、生田斗真さんはそうではない。
ドクゼリ、ドクウツギ、トリカブトだと思いますね。
義時は松だと書いたけれども、毒があるからそれでもよいかなと。
そうそう、「寒い」と言いながら死んでいった仲章は冬になると枯れる草花ですね。
新時代を担う人材ではありません。残念でした。

「生田斗真さん」と「仲章」は同じだと思います。で、それぞれトリカブトと一年草に例えられていますが、非常に興味深いことがあります。このトリカブトは1年で枯れる一年草とされていますが、実は疑似一年草に分類されます。これが何かと言うと、本来は1年で枯れるにも関わらず、元々の根から別の根が分離して、翌年また花を咲かせるという植物のことです。まあ仲章のような人物はこの後の時代も出て来ると思われるので、こういう妙にしぶとい植物にふさわしいのかも知れませんね。

しかもずべて毒のある植物に例えるのもなんだかなあ…と思いますね。毒がなくても棘がある花に例えられることもできるでしょう。

そしてこの回に関して、

5.『麒麟がくる』の最終盤もそうでした。
このゾクゾクするような奇妙さがある回でした。

『麒麟がくる』の終わりの方は、結局山崎の合戦がなく、何やら光秀と思しき人物が馬で駆けて行き、駒がそれを見ているといった印象で、私としてはそこまでぞくぞくする感じではありませんでした。一方同じ本能寺後を描いた、『国盗り物語』総集編の終わりの方は、ぞくぞくするものがありました。

で、その後

「歩き巫女の言うことは正しい。あの八幡宮のそばにいたものたちは個人差があれど、天命に呑まれています。
巫女はわかっているから警告する。主人の命令と、親の仇討ちが完了していて、空洞であるトウにも入り込んでくる」
「義時の心には穴が空いている。まずそこを塞がないと何を入れても満たされないのに、それができない。天命がどんどん流れ込んでいっておかしくなっている。その箱の中で、かつての義時は沈んでしまった」
などと書かれていますが、何とも具体性に欠ける文章のように見えます。こういうコラムでは、わかりやすく書いてこそのものだと思うのですが。

6.そんな義時が、己を模した仏像を運慶に依頼するところで、もう頭をぶん殴られたような衝撃がありましたね。
君主というものは、往々にして神に挑むことがあります。

義時は君主ではないでしょう。君主は帝のはずです。

そして宗教の権威と権力者の話になり、キリスト教圏だと、破門されたら皇帝と言えども謝らなければならないと、『カノッサの屈辱』を引き合いに出し、それが近世へ向かう中、教皇を無視してよい仕組みを考える王が出てくる、国王が宗教の頂点を兼任する、イングランド国教会ですなどとあるのですが、まずその王の名前を書きましょう。ヘンリー8世ですね。そしてこの場合は、キャサリンと離婚して、アン・ブーリンと結婚するという理由があったはずなのですが。

7.朝敵になるということは、日本人の価値観では最低最悪のはずだった。それを義時は軽やかに楽しんでそうしているようだ。
朝敵会津の弁明を聞くのか!と、一部で文句をつけられた『八重の桜』どころの話じゃない。
あのドラマで吉田松陰を演じた小栗旬さんが、狙い澄まして神との戦いに挑む様をこの作品ではやっている。
恐ろしいことです。さすが新選組を大河の主役にして描いた三谷さんはものがちがうと改めて思います

幕末はどちらが朝廷を担ぐかで2つの敵対する勢力があったわけで、この時代とはその意味で違うと思いますが。そしてあの大河の吉田松陰ですが、彼は元々兵学者で、しかも幕府に対抗した人物ですが、それが義時とどうつながるのでしょうか。

で、小島毅氏のことについても書いていて、
「イデオロギーに敏感な小島先生は、2021年の徳川慶喜にむしろ不満があったと推察(そもそもあの儒教解釈があまりに雑なドラマを好きになる理由がないとみた)」
何かにつけて昨年のを叩きますね。本当に雑でしたか?それに希望的観測では。

それから。

8.日本人は無宗教なのではありません。
日本だけでなく中国もあてはまりますが、複数の宗教を同時に信仰できる。
日本は儒教・仏教・神道。
中国は儒教・仏教・道教。

中国はともかく、日本は神道という土台があり、その上で様々な宗教が共存しているとこの場合考えるべきかと思います。

9.神道の頂に立つ後鳥羽院を、仏教をかざした武士が倒す。
それこそ日本史だろうが、我々の歴史だろうが、そうして成立した武士に日本人は畏敬の念を感じているから、サッカー代表をサムライと呼ぶのではないか?

別に神道は帝のものだけではないし、仏教は武士だけのものではありません。仏教は寧ろ朝廷が庇護して来たところもあります。そして
「そうして成立した武士に日本人は畏敬の念を感じているから、サッカー代表をサムライと呼ぶのではないか」
野球も侍ジャパンですし、またこれは日本のチームではありませんが、今年トンガで起きた津波災害のチャリティ・マッチとして、6月に行われたラグビーの試合でも、在日トンガ人選手によるチームは、トンガサムライXV(フィフティーン)でした。ちなみに相手は日本の、若手中心チーム、エマージング・ブロッサムズです。

最後に視聴率です。

10.視聴率については私なりの意見を記しておきたいと思います。
(中略)
ネット配信が普及した現在は、記録も容易なことから、特にその傾向が強く、海外ドラマの宣伝を見ていると「驚異的な視聴回数を記録!」といったコピーがついています。
ではなぜ日本では、未だ古めかしい基準に頼っているのか?
メディアや読者の感覚がアップデートされてないというのが大きな理由の一つ。
もう一つ、視聴者数と視聴回数が公表されていないことも確かですが、例えば大河についてNHK側が把握していないわけがありません。
(中略)
例えばNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』は、視聴率は低いものの、NHKプラスの視聴回数がかなり高かったため、NHKとしては成功とされているようです。
『鎌倉殿の13人』も、視聴回数は公開されておりませんが、かなり高いとか。

自分が好きな作品ばかりですね。ちなみにNHKプラスで鎌倉殿を観たことがありますが、途中まで観て繰り返しで都合5回ほど観ています。こういうのは5回としてカウントされるのでしょうか。ならば回数が増えてもおかしくないと思います。
それに武者さんは今回はこう書いていますが、『青天を衝け』について、確か世帯視聴率を基準にしていた記述があったと思われます。もしそうだった場合、なぜこちらはNHKプラスの再生回数でカウントしないのでしょうか。

それと
「メディアや読者の感覚がアップデートされてないというのが大きな理由の一つ」
何だか失礼な言い方のようにも取れるのですが…。

11.作品が高評価かどうだったかについては、雑誌の広告なり、書店を歩けばわかります。
歴史雑誌が秋以降も特集を組んでいるか。
歴史雑誌以外でも、記事が掲載されているかどうか。
この点で、2021年と2022年の大河ドラマではかなりの差がついています。

それを言うのであれば、昨年とある大手書店で、渋沢栄一関連の本が11月頃になっても並んでいるのを目にしたことがあるのですが。

そして
「ネット記事と異なり、確実に利益が出そうでなければ紙媒体は掲載しません。ゆえにそこから判断できる。
今年は成功でしょう」
ネット記事が全く採算度外視をしているとは思えないのですが。
それと、「今年は成功」と言うのは最早お約束のようになっていますね。また紙媒体が後々まで特集を組んでいたら「成功」なのでしょうか。紙媒体を買う層は大河視聴層とかなり被ると思われますが、ドラマとしての成功は紙媒体が売れる入れないで決まるのでしょうか。


飲み物ー暖炉とお酒
[ 2022/12/03 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第8週「いざ、航空学校へ!」第2話&第3話

第8週第2話(第37回)と第8週第3話(第38回)です。


第37回
航空学校に入学した舞は女子寮の部屋に行き、同室の矢野倫子(りんこ)に挨拶をする。てきぱきと荷物の整理をする自分を見ている舞に、矢野は怪訝そうな顔をする。男子ばかりと思っていたので安心したと舞は言うが、倫子は意に介してなさそうだった。その矢野の服や私物、本なども、舞が恐らくは初めて目にするものであり、舞はいささか気おくれしながらも自分の荷物の整理をする。そしてベッドと棚の間に持って来たばらもん凧を取り付ける。

授業が始まった。舞と共に学ぶのは18名の学生で、宮崎で510時間の基礎知識の講義を受けることになる。その後は帯広のフライト過程が待っていた。クラスの担当は面接官を務めていた都築英二だった。都築は6人ずつの3つのチームを作る。そして食事もその6人で摂ることになる。6人の中で、真っ先に自己紹介をしたのは舞だった。大阪出身と訊いて、チームの1人水島祐樹が何か面白いこと言ってよとからかい、矢野がそれを窘める。

ついで矢野、眼鏡をかけた中澤真一、吉田大誠と自己紹介を終える。この吉田は声が小さかった。最後は例の柏木弘明が、不愛想に自己紹介をして終わる。舞は皆がどこから来たのかと尋ねるが、それは意味あるのかと柏木。一緒に勉強するから知っていた方がいいと舞は言うが、慣れ合う必要はないと柏木は素っ気ない。

授業中舞はうまく答えられず、柏木がフォローする。舞以外の学生は専門用語や質問の意味をきちんと理解しており、的確な回答をしていた。舞は柏木に礼を述べるも、柏木は例によってポーカーフェースだった。後れを取り戻そうと勉強する舞を尻目に、矢野はどこかへ出かけて行った。しかし矢野は座席位置の調整の手順について、よどみなく回答して舞を驚かせる。

舞は1人部屋で勉強に励むものの、矢野はその後も出て行き、気になった舞は後をつけてみる。倫子は男子寮のある部屋に入る。その後も倫子は、コックピットのやり取りで完璧とも言える英語での会話をこなし、都築はノートに何やらメモっていた。その後も倫子の男子寮行きは続き、舞はドアに耳を付けて何が行われているか知ろうとする。そこへ吉田が現れて不思議そうな顔をし、舞がドアに体をぶつけたため倫子が中から現れ、つけてきたのと問いただす。

倫子は舞を連れて部屋へ戻る。実は倫子は勉強しに男子寮に行っていたと答える。ここでやったらええやないですかと舞は言うが、勉強できない人とやっても成績上がんないでしょと倫子は言い、すぐにその言葉を詫びる。着替えてメークしているのはなぜかと舞は尋ねるが、この方が気合が入る、すっぴんで部屋着だと緊張感でないと倫子。

自分の言葉に素直にうなずく舞に、倫子はこう言う。
「あなた、もっと要領よくやらないとやっていけないわよ」
倫子は舞の素直さに呆れつつも、一緒に行くかと誘う。先輩に聞いたほうが早いとの言葉にうなずく舞。その後食事のカレーを美味しそうに頬張る舞に、分かりやすい顔しているねと矢野は言い、そして自分を呼ぶときは倫子でいいと言う。

そこへ水島と中澤も合流するが、同じ頃都築が食事を済ませて立ち上がる。都築は例のノートをまたも手にしていた。中澤はそれに目をやりつつ、食事中も気が抜けないと言う。都築は学生たちの日常生活をもこまめにチェックし、それを都築ポイントと呼ぶらしかった。

第38回
中澤も実際、この都築ポイントの詳しいことは知らなかった。しかしそのメモが、帯広でのフライト過程に引き継がれるらしいから、要注意だと言う。舞は急に不安になる。その後授業で、日本からアメリカへの飛行経路を巡って、倫子と柏木は意見をぶつけ合うが、その間も都築はメモを取っていた。そして、次回までにグループの意見をまとめておくことになる。

クリスマスも間近で、舞と吉田は談話室でクリスマスツリーを飾っていた。舞は倫子が、柏木の意見は通したくないと言っていたことを話す。吉田は最短距離を取る柏木、遠回りでも安全安心な飛行をしたい倫子、形は違えどどちらも志の高いパイロットを目指していると言い、舞はその言葉に感心する。

しかしどうにかうして意見をまとめなければならず、舞はクリスマスパーティーを提案し、舞は土曜日にパーティーをやろうと決め、まず倫子に話すが、柏木がいると嫌だと倫子はにべもない。中澤は、土曜日は妻子が来ることになっていた。この時舞は中澤が既婚であることを知る。そして水島は合コンを理由に断り、柏木はやはりこの話に乗ろうとしなかった。

柏木が来ないなら行ってもいいと倫子。しかしそれではこのパーティーの意味がないと舞は迷う。食べ物を用意しなければと言う倫子に、自分が作ると舞は言い、お好み焼きを準備する。クリスマスらしく帽子やトナカイの角をつけたAチームのメンバー3人が談話室に集まる。何でお好み焼きと尋ねる吉田に、実家の隣がお好み焼き屋さんだと答える舞。

クリスマスはチキンでしょと言いつつ倫子はお好み焼きを口にし、一言美味しいと言う。吉田も嬉しそうに頬張るが、その時合コンをキャンセルした水島が実家からの差し入れだと言って、ダンボールを持って来る。水島の実家は、北関東のスーパーマーケットチェーンで、中にはスナック菓子やラーメンが入っていた。大阪育ちの舞はミズシマストアについて吉田に尋ね、水島は食料と一緒に入っていた母からの手紙を見る。それにはこう書かれていた。
「気が済んだら帰ってこいとお父さんが言っています」

そこへ都築もやって来てあとの2人はと尋ねる。その頃中澤は妻に電話をし、何やら言い争う。部屋を出た中澤は偶然会った舞からパーティーのことを知り、飲みたい気分だと談話室に向かう。その舞は柏木を呼びに行き、都築が来ていること、協調性があるところを見せないと、何を書かれるかわからないと談話室に彼を連れて行く。また舞は倫子に、柏木が謝っていたと嘘を言い、柏木もばつを合わせる。

お好み焼きを平らげた柏木は、もう一枚焼いてくれと言う。舞が作るお好み焼きを、興味深そうに見つめる柏木は、これがお好み焼き初体験だった。まさか御曹司か、そう言えば特技が乗馬だったという声が飛び交い、水島は彼の父が元パイロット、母が元CAの航空エリートであることを明かす。

道理でいつも自信満々なわけねと倫子は言い、自覚のないところが如何にもエリートと言う。彼女はかつて商社にいて、そういう男たちを見てきた、ここにいる男たちだって、大した苦労もしていないのに自信だけは一人前と言い、場の空気が悪くなりかける。舞はそちらの方に気を取られ、柏木のために焼いていたお好み焼きを焦がしてしまう。


舞が初めて家族や身内から離れ、寮生活を始めます。同室の矢野倫子は5歳年上で、さばけた感じの人物でした。舞にはかつての吉良冬子同様、何か憧れを感じさせる人物でもあるようです。その倫子は毎晩のように出かけて行き、気になった舞は後をつけて、先輩の部屋で勉強していることを知り、倫子ももう少し要領よくしなきゃと舞を誘います。自分でこつこつ努力することに慣れていた舞には、新たな体験でした。

一方で都築教官は、学生たちの日常の行動をメモしているようです。しかも授業中にも、学生の態度をチェックしているようで、都築のいる場所では気を抜けなくなっていました。一方舞が所属するAチームでは、柏木と倫子がそれぞれの主張を巡って対立するようになり、舞は親睦の意味でパーティーを開こうとします。しかし案の定柏木は来ようとせず、倫子は柏木が来ないなら行こうと言い出します。

舞が準備したのはお好み焼きで、あのうめづのメニューも入っていました。倫子も吉田も美味しそうにお好み焼きを食べ、そして都築もやって来ます。舞は都築が来ていることを理由に、柏木を談話室に連れて来ます。その柏木は初めてお好み焼きを食べ、舞におかわりを注文します。彼は元パイロットの父と元CAの母を持つ、いわば航空エリートでした。しかし倫子はかつて商社に勤めており、そういうエリートたちを嫌っていました。

一方水島も、大手スーパーチェーンの経営者の息子で、母は本当は父の跡を継いでほしいようです。中澤も本当は妻と折り合いがよくないようで、チームのメンバーの人となり、家庭環境が明らかになって行きます。そして舞、柏木が謝っていたと倫子に言って取り繕う辺り、彼女も成長しつつあるようです。

ところで先日のコーヒーをこぼしそうになるシーン、そしてお好み焼きを焦がすシーンが、『ちむどんどん』にそっくりだと批判する声もあるようです。見方は様々ですが、私はそうは思いません。確かに両者に共通するシーンはありますが、描かれ方やそれまでのいきさつがかなり異なるからです。

あと倫子を演じる山崎紘菜さん、かつてラグビーのアンバサダーを務めていましたね。


飲み物-冬のティータイム
[ 2022/11/24 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第6週「スワン号の奇跡」第4話

第6週第4話(第29回)です。

記録飛行が終わり、秋のパイロット選考が行われる。舞は尚もトレーニングを続けていた。3回生が引退して、新代表は佐伯になる。そしてパイロットは由良、舞そして藤谷の中から由良が選ばれる。由良を祝福する舞。由良は体力測定の結果から、舞がまだトレーニングを続けていたのを知っていた。

舞は由良に言う。
「琵琶湖の空飛んだ時の気持ち、忘れられへんのです」
しかし由良が選ばれたなら諦めがつく、最高な主翼作りますねと舞。しかし舞は講義中もどこか心ここにあらずで、リブを作っていてミスしてしまう。そして舞は、かつて父浩太と飛行機を見に来た場所へ足を運ぶ。あの時飛行機を作りたいと言っていた舞は、今は空を飛びたいと思うようになっていた。

ある日由良は舞が、大学構内で『パイロットという職業』という本を読んでいるのを目にする。
「そんなに空飛びたいん?」
と由良は尋ね、自分はかつて航空学校入学を目指したことがあると話す。しかし受験資格は身長が158センチ以上と決められており、由良は155センチだった。舞は身長を訊かれ、159センチと答える。ほな大丈夫やなと由良は言う。

舞はめぐみにこのことを話そうとするが、めぐみは忙しそうでなかなか言い出せない。それでも舞はノーサイドでのバイトのシフトを増やし、自力で航空学校に入学する道を模索する。そのノーサイドに久留美の父佳晴がやってくる。驚く久留美。店主の道子は今度の仕事は続いているのかと尋ね、佳晴は、久留美にばかり苦労させるわけにも行かんと答える。

道子はその意気や、それでこそドーベルマン望月やと言う。ドーベルマンとは、現役ラガーマン時代の佳晴のあだ名だった。何度倒れても相手に執拗にタックルを仕掛ける、最強のフランカーだったと道子は言う。

佳晴は出がけに久留美にお金をいくらか渡す。会計はレジでと言う久留美に、誕生日やろ、ケーキでも食いと佳晴。さらに佳晴は一通の封書を久留美に渡す。それは離婚して、福岡に住んでいる母からのものだった。久留美は今までも、母からのバースデーカードを受け取っていたのである。

舞のパイロットへの勉強が始まる。一段落つき、窓を開けて飛びたいなあと言う舞。すると隣家の貴司も窓を開ける。貴司は仕事で忙しそうで、舞と話しつつも携帯の着信音を気にしており、かかって来た電話は先輩のものからだった。私も勉強頑張らなと舞は一人つぶやく。

舞は再び航空学校の話をめぐみにしようとするが、めぐみは悠人に電話をかけていた、案の定悠人は出ず、めぐみは舞に、悠人に年末くらいは帰っといでと電話するように頼む。舞は電話をかけるが、悠人は既に何を言いたいかを察していた。そして舞は、旅客機のパイロットになりたいこと、両親に話していないことを伝える。マジで?見に帰ろかなと悠人。

クリスマス。舞は久留美と貴司にノーサイドで会い、話をしようとする。自分は旅客機のパイロットになりたいこと、琵琶湖で人力飛行機で飛んだこと、その時、自分は空飛びたかったいうことに気づいたと話す舞。そして航空学校を目指していると言う。女子でも入れるのと久留美、殆ど男子やけど入れると舞。親はなんてと訊く久留美に、まだ話してへんと舞。

何でと言う久留美。何と言っていいのかわからないと言う舞に、またぜいたくな悩みやなと久留美は言う。一方貴司は、ホンマの自分を見つけたんやな、羨ましいわと言う。その時貴司の携帯が鳴り、メリークリスマスと道子に声をかけて出て行く。大丈夫かと訊かれて大丈夫だと答える貴司。しかしその電話は早く会社に戻れと言うものだった。それぞれが、言えない悩みを抱えていた。


由良がパイロットに選考されます。飛びたいと思いつつも由良を祝福する舞。そんな頃、舞は由良と大学の構内で出会います。この時の由良先輩のシューズは。恐らくはバインディング用と思われます。

久留美の父佳晴、現役時代はフランカーだったのですね。個人的にスクラム第一列(フロントロー)かと思っていました。フランカーと言えば、今の代表チームではリーチ マイケル選手が有名です。

そしてノーサイドでは、幼なじみと会うものの、それぞれがそれぞれの悩みを抱えていることに気づきます。確かに授業料免除(奨学金?)で勉強している久留美や、仕事がうまく行かず悩んでいる貴司から見ると、舞の悩みはきわめてぜいたくであり、羨ましいものでしょう。

飲み物-華やかなティーカップと紅茶
[ 2022/11/11 07:00 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

朝ドラと小檜山氏note記事 4

先日の投稿分の続きです。一応第20回のレビューのはずなのですが、無料部分に書かれていることの大部分が、難癖のように見えてしまいます。昨年の大河『青天を衝け』のレビュー、あれと似ていますね。あと前作との比較もさせていただきます。

https://note.com/54seikobi85/n/n9ae6546fc9d6
『舞いあがれ』第20回 私が空を飛ぶ|小檜山青 Sei KOBIYAMA|note

何か脚本がおかしいのでは?
このドラマ。
そもそもがドラマではなく、ゲームシナリオ、ノベルゲーなのではないかと思えてきます。主人公は自己主張せず、ぬぼーっとしているだけ。話しかけると思っていることを全部喋り出すモブ状態の人々。説明セリフまみれ。
なんだこの8bit感は……。
五島編で力尽きましたか? 交代していますか?

「主人公は自己主張せず」
由良の見舞いに行った時、ちゃんと自分にパイロットができるかどうか尋ねていますし、その前に母のめぐみに、パイロットをやりたいと言ってもいますね。そして鶴田に、パイロットをやらせてくださいと頼んでもいます。要は「無駄な自己主張はしない」のだと思います。

「話しかけると思っていることを全部喋り出すモブ状態の人々」
空さんのことでしょうか。ならば「人々」ではありませんね。そしてこの人は、無口だがキャラがはっきりした人物として描かれており、モブではありません。この空さんは自分ももう卒業しなければならないことから、スワン号が飛ぶのを見たいと言っているわけですね。

「五島編で力尽きましたか? 交代していますか?」
何の関係があるのでしょうね。

演出もおかしい
サウンドエフェクトがおかしいと昨日言いましたが、演出が変!
サークルメンバーが棒立ちになったまま熱血議論。どこなんだよ。部室に椅子はないのかよ。小道具の予算が五島ロケで尽きたんか。
小道具も手抜き。入院している病室なんて、何もなさすぎて気持ち悪い。

「サークルメンバーが棒立ちになったまま熱血議論」
壊れた機体を持って帰って来て、これから修理することになるわけですから、立ったままでもおかしくはないでしょう。そもそも作業場のスペースが大きいこともあり、立って何かをしているのはごく自然に受け入れられます。あと椅子と五島ロケは何か関係がありますか?

「入院している病室なんて、何もなさすぎて気持ち悪い」
あのシーン、必要最低限のものはあると思いますが。それよりも私は、病院に黒い着物を着て、数珠を持ってくる人がいる方が気持ち悪いです。

「なにわバードマン」。名前の時点でセンスゼロサークルは、メンバーが倫理観最劣等を厳選した感があって圧巻です。お勉強だけして社会道徳を身につけられなかったんだね。

なぜ「なにわバードマン」がセンスゼロなのでしょうね。ならば小檜山氏はどのような名前がいいのでしょうか。それと
「メンバーが倫理観最劣等を厳選した感があって圧巻です」
何だか意味が通りにくいなと思いますが、それはともかく。飛行機が事故を起こしたのと倫理観がない、社会道徳を身に着けられないというのは別物でしょう。社会道徳がないというのは、失敗したのに何度も同じような詐欺に引っ掛かったりすることではないでしょうか。
そしてさらに

  • あれだけの事故を起こしておいて、もらっても困る見舞いしかできない幼稚さ
  • 大学生なのに、本の一冊も読まずに綺麗な病室にいる先輩A
  • 安全確認、再発防止より自分達のノリと都合しか考えていない連中
  • こんな地方紙に記事が掲載されそうな事故を起こしたうえに、反省の色がないサークルを放任する大学
  • 「高いところから落ちると人が死ぬ」ことへの理解すら曖昧な大学生たち……
  • こんな危険活動を親にすらしっかり報告しないヒロイン

「もらっても困る見舞い」とは言っていませんね。つまり、普通の見舞い品らしからぬ見舞い品(航空関係の雑誌のような)ばかりくれたと言っているわけでしょう。しかしそれと「あれだけの事故を起こしておいて」とは、どうも今一つ噛み合わないのですが…事故を起こしたパイロットを慰めるための見舞い品としては、飛行機のことを思わせる物ばかりではありますが。

「本の一冊も読まずに綺麗な病室にいる先輩A」
たまたまあの場に本がなかっただけで、本の一冊も読まずにと言い切れるものでしょうか。あと病室があの程度にきれいなのは当然かと思います。それとAではなく由良と書きましょう。

「安全確認、再発防止より自分達のノリと都合しか考えていない連中」
安全と再発防止を考えたからこそ、刈谷は記録飛行に反対しているし、
「急いで直した飛行機で、また事故起こしたらどうするとや」
とも言っていたはずなのですが。しかし鶴田は構造には問題ない、由良のスワン号を飛ばせたいと思っていて対立するわけです。

「こんな地方紙に記事が掲載されそうな事故を起こしたうえに、反省の色がないサークルを放任する大学」
でも実際は新聞にも載っていませんよね。それにこれは違法行為ではなく、あくまでもサークル活動中の事故だし、反省の色がないとは一概に言えません。

「「高いところから落ちると人が死ぬ」ことへの理解すら曖昧な大学生たち」
スワン号はそこまで高く飛んでもいませんが。ならば小檜山氏は、「高いところから落ちると人が死ぬ」から飛行機には乗らないのでしょうか。第一こんなことを言っていたら、飛行機のみならずスカイダイビングも、バンジージャンプもアウトではないでしょうか。

「こんな危険活動を親にすらしっかり報告しないヒロイン」
家に帰って来た時、飛行機が離陸した後落ちたことも、パイロットがケガして入院したことも、舞は両親に話しているのですが…。

あの過保護なほどであった母親が、娘の危険行為放置なのも不思議な話ですが。設定忘れましたか? 悠人も放置気味ですね。

この「過保護なほどであった母親」、一瞬前作の優子を思い出しました。あのお母さんは確かに、東京で頑張っているからと理由も聞かず、息子に大金を送りつけていましたね。かつてのめぐみの態度が必ずしもいいとは言わないものの、まだ舞が子供で、しかも引っ込み思案であったことを考えれば、ああなってしまうのも無理はないかなと思います。だから距離を置きましたね。「危険行為放置」に関しては前述の通りです。そして悠人はもう東京へ戻っていますよ。

ここまで考証ガバガバなのに、人命に直結する飛行機をよくテーマにできますよね。

考証がガバガバなのと、人命に直結する飛行機との因果関係がよくわからないのですが…具体的にこの考証とはどの考証でしょうか。そしてこの考証ガバガバ、前作であればそれもうなずけるものがありました。その時代には禁止されていたこと、なかった物が登場していましたから。

『おかえりモネ』ではできたこと
 あのドラマは、気象予報が人命に関わることをシビアに描いていました。そもそも、モネは被災地出身。そのことで傷ついた心が根底にあります。命を扱うことを軽んじていない。

まず気象情報と飛行機という別々の物を、同じ次元で論じられるものでしょうか。それとこの
「被災地出身。そのことで傷ついた心が根底にあります。命を扱うことを軽んじていない」
ですが、それを言うのなら舞も東大阪で地震に遭い、多少の揺れは経験しているでしょう。ただ神戸ほど被害が大きくなく、ここでは描かれていないだけです。それと被災地の人も、当然ですが自ら望んで被害に遭っているわけではないし、被害に遭った人たちの心情を、罹災していない側があまり突っ込むのもどうかと思います。

実際、かつて阪神淡路大震災直後、神戸製鋼のラガーマンを取材した人が、事情を知らない側の人間が、とやかく言うものではないといった意味のことを書いているのを、目にしたことがあります。

それにしても部室での、部員たちが今後どうするべきか意見を出すシーン、由良と鶴田との会話、舞がパイロットを引き受けるべきかで色々と悩むところなどが、この回のキーポイントになるはずなのに、このnote記事は、そういった点に対して客観的に捉えているとは言い難いですね。


飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2022/10/30 01:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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