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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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「断言癖」とSNSと集団心理

先日書いていた「断言癖」について少し。武者さんだけでなく、個人ブログでも似たような表現を目にしたことはあります。但しこれはあくまでも個人ブログでした。大河ドラマと言うよりは歴史関係で、時々大河に言及している、そのようなブログだったと思います。歴史関連という点では興味深いものはありました。

しかしそのブログ主さんは、たとえば2つの対立する勢力のAとBがあった場合、Aに肩入れする一方でBを敵であると断言し、Bのアンチ的存在(たとえば、Bの勢力から恨まれたとか処刑されたとか)をよく言う、そういう傾向があったので、結局そのブログをブックマークするのは止めました。

やはり歴史を語るのであれば、対立する勢力の双方を第三者視点で見て行く必要があり、好きな方だけに肩入れするのでは、歴史ブログと言うよりは、「推し」をプッシュするのとそう変わりはありません。ただ武者さんのコラムに比べると、ブログとしての完成度は高かったと言っておきます。

しかし断言する人、それに追随する人というのは、SNSではよく見かけるものです。SNS上、特にいうところの「ツイッタランド」などは自由な討論の場と言うよりも、いくつものコミュニティに分かれて内輪で盛り上がったり、自分と対極にある意見の人々を悪く言ったりする場になりがちです。断言するインフルエンサーと、追随するフォロワー、その組み合わせがそのような世界を作り出していると言えるでしょう。

無論コミュニティそのもののジャンルは多岐にわたります。場合によっては、内輪で盛り上がるだけで完結することもあります。ただ政治経済関連などで、インフルエンサーの考えと、それに傾倒するフォロワーという構図が見られることもありますが、どうもこういうのは極端な思考に走りそうで、私としてはあまり感心しません。

あとSNSではありませんが、ネットニュースのコメントにも同様の物が見られたりしますし、またリアル社会で似たような物を感じることがあります。一例として、芸能人やスポーツ選手の追っかけとか、熱狂的なファンなどがそれに該当するでしょう。これは以前、芸能ブログ関連で書いたことがありますが、別に当事者が自分のお金でそうするのは構わないにしても、第三者を巻き込んだりするのは止めてほしいです。迷惑です。

一種の集団心理と言うべきでしょうか、自分たちでは当然のことをしていると思っていても、周囲を巻き添えにしていることはあるものです。周りの人たちが皆、その人たちと同じ考えであるとは限りません。

スポーツも、オリンピックだフィギュアだ野球だと色々騒がれており、無論ニュースとしての価値は高いのだろうと思いますが、中にはどう考えても熱狂的ファン御用達的なものもあり、それには違和感を覚えます。尚私はやはりラグビーにとどめをさしますし、先週末の「海外組」姫野、松島両選手の活躍に満足しています。これについては関連投稿で。


飲み物-注がれる紅茶
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[ 2021/04/05 11:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

陸上競技場は本当に必要なのか

今までも何度か書いてきていますが、陸上競技場でラグビー(サッカーも)をやるのは如何なものかと思います。トラックの距離の分、フィールドでのプレイを間近に感じられないというのが大きな理由です。やはりラグビー場や球技場で観るのとは、感触が違って当然でしょう。

そもそも陸上競技場が多いのは、国体のために作ったからとも言われています。この国体も、開催県がいい選手を地元に連れてくるなどと問題点を指摘されており、個人的にそろそろ廃止なり、発展的解消なりを考えるべき時ではないのでしょうか。また既に述べたように、陸上競技場でフットボール系スポーツはやるべきではないと思います。また陸上競技場の場合、屋根のない施設もあり、天候に関係なく試合が行われるラグビーやサッカーの場合、その点でもデメリットです。


確かにこの国体も、オリンピックもかつてはそれなりの役割があったとは思います。また、今よりももっと長閑な時代に於いては、オリンピックなどは文字通り青年たちの国際交流の役目も果たしたかも知れません。しかし今、その存在が本当に必要なのかどうか、再検討するべきでしょう。ちなみに東京大会ですが、ここまで来た以上、今年はやるべきだろうと思います。


オリンピックよりは、ラグビーのワールドカップの方がいいというのも今までも書いて来ています。そもそもオリンピックは、大会そのものの参加国が増えたこと、エントリー競技の増加などにより肥大した感が少なからずあります。しかもオリンピックを巡って、かなりのお金が動くようになりました。


一度始めるとなかなか止めるわけにも行かないし、もちろん止めたら止めたで色々波紋を呼ぶのでしょうが、どこかで手を打たないと、このままエスカレートしそうな気もします。国内のいくつかの地域で開催するならまだしも、1つの都市で行われることが原則であるため、キャパオーバーになってしまってもいます。


今ある陸上競技場は、老朽化している分は解体し、球技場メインにして、可動式トラックをつければいいのではないでしょうか。新国立もトラック常設かどうかで揉めていたようですが、オリンピック後は完全にフィールドだけにしていいかと思います。


飲み物-バーのビール

[ 2021/03/20 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『プライド』のざっとしたあらすじと感想1

『プライド』に関して。最早言うまでもありませんが、企業のアイスホッケーチームを舞台とした2004年の作品です。しかしこの作品は、たとえば『ノーサイド・ゲーム』のように、チームの首脳陣が生き残りをかけてリーグ優勝を目指すという設定ではなく、チームのメンバーの人間関係、特に月9らしく、男女の関係がメインになっています。

主人公の里中ハルは、ホッケーをやっている間は恋愛をするなという、かつて指導をしていた安西コーチからの教えもあり、試合を観に来た村瀬亜樹と、ゲーム感覚での恋愛をしようと決めます。その一方で、同じチーム所属の池上友則、堀田大和はそれぞれ亜樹の同僚と付き合い、大和は友則から借りた高級車に乗っていたため、金持ちと勘違いされたりします。またコーチングを巡ってハルと新しいコーチの兵頭の間で確執が起きたり、戦力外通告にしょげる後輩にハルは本気で腹を立てたりします。大和はハルの後輩で、ハルが真剣に恋愛を考えないのは、子供の頃母親が蒸発したからだと亜樹に教えます。

この言葉をハルは否定しますが、実際ハルは常に一人で、しかもどこか不幸を背負っている印象があり、チーム内でも人間関係がいいとは言えない部分があります。さらに自分の試合に関して、殴られるのを騒ぎながら観るのは嫌だが、でも試合は観に来てほしいと言ったり、自分の部屋に女性は呼ばないが、亜樹の部屋には行ったり、風邪で熱を出して亜樹の部屋を初めて訪れた際、バッテリーを充電させてくれる女がいい、気力や体力が弱っている時の女の自己主張は好きでないと口にしたりします。都合がいいと言うか、ある意味面倒くさい人物にも取れますが、ストーリーが進むにつれて、本来はゲームと割り切っていたはずの亜樹との関係は、段々本気モードになっているようです。

第1巻を観た限りでは、まだ亜樹の本当の恋人で、渡米したきり2年間音信不通(これもどうかと思いますが)の夏川はまだ登場していません。亜樹としては、ハルとの「ゲーム」は、この夏川が帰国するまでの暫定的なものでした。しかし彼女もまた、ハルとの交際はさほど嫌でもなさそうです。実はこの後の展開を多少知ってはいるのですが、それはまた改めて書くことにします。

ところでこの『プライド』、アイスホッケーがテーマということもあり、それぞれのエピが「ピリオド」となっています。そもそもアイスホッケーでは、20分のゲームが1ピリオドで、これを3回行って勝敗を決します。アメフトやバスケのクォーター、サッカーやラグビーのハーフと似ています。格闘技的要素がある点ではラグビーに似ていて、この中でも選手が出血して病院に搬送され、亜樹が顔をしかめるシーンが登場します。しかしアイスホッケーは、競技の特性上プロテクターが不可欠ですが、ラグビーなんてプロテクターなしでプレイをしているのですが…。

ラグビーと言えば、かつての東欧では、ラグビー選手がアイスホッケーに転向させられたことがあります。実際これは、チェコ出身のラガーマンのコメントにあったのですが、こういう国々は共産圏であり、ラグビーのような「ブルジョワの」スポーツなどけしからんと言うのが理由だったようです。とは言え、旧ソ連のみは当時のグルジア(ジョージア)の選手を多数起用してナショナルチームを作り、他のヨーロッパ諸国との試合に参加していたとのこと。

ところでこの競技は冬の、特に寒冷地のスポーツのイメージが強いのですが、人口氷でもプレイが可能ですから特に冬季限定とは言えなさそうです。NHLのスタンレーカップなんて、6月頃行われたりしていますからね。

飲み物-パブのビール2
[ 2020/11/01 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

70年代ホームドラマ考察に関して思ったこと 続き

先日投稿分のホームドラマ関連の続きです。

所謂ホームドラマも、舞台となる病院や警察署を前面に押し出し、医療ドラマなり刑事ドラマなりにリメイクして放送するという方法もあります。ただ本来の作品とは、かなり趣が異なったものとなるでしょう。その前に、地上波TVのドラマというのがこの先どの位続くのかの懸念もあるにはあります。しかし、今に比べると昔の番組はよかったという人々も、半世紀ほど前はその当時の高齢者、明治生まれの人たちに同じようなことを言われていたのでしょう。この手の発想は、古今東西を問わないようです。

私の場合、90年代はそこまで連続ドラマを観ず(『お江戸でござる』は観ていました)、2000年代以降からちょいちょい観るようになりました。昨日のでは触れていませんが、『僕シリーズ』とか『プライド』なども観ていた記憶があります。『プライド』はキムタク主演なのになぜか観ていたのですが、スポーツドラマだったことも関係していたのかも知れません。この時初めてアイスホッケー雑誌を買った記憶があります。また当時NHLをJSPORTSが放送していて、ラグビー実況で有名な土居壮氏がこちらの実況をしていたこともあり、時々ですが観ておりました。当時はなぜかNYアイランダーズがお気に入りでした。土居氏はアイスホッケーの実況でも、しばしばラグビーを入れて来ていましたね。

ところで昭和の終わり頃に登場したドライな雰囲気の映画ですが、ずばり
「マルサの女」
です。舞台が国税局査察部という、当時の映画としてはきわめて画期的なもので、しかも脱税とその調査がメインのストーリーは、一般的なドラマとは一線を画しており、その意味で面白い作品です。後年『半沢直樹』をすんなり受け入れられたのも、これを観た経験があるせいでしょう。ちなみに公開されたのは1987年ですが、その翌年の日本アカデミー賞の主要部門を総なめにしています。元々監督の伊丹十三氏が、先行作品での収益の多くを税金として持って行かれたことが、これを製作する動機となったらしいのですが、ストーリーといいキャスティングといい、なかなか意表を突く作品です。

無論これは映画で、しかも『半沢』よりも四半世紀ほど前の作品ですし、顔芸も歌舞伎調のセリフもありませんが、それまでとは違った分野に足を踏み入れたことが、特に最初の作品が受けた一因でしょう。映画やドラマというのは、恐らくはこういうのをきっかけとして、少しずつ変化して行くものかとも思います。また『半沢』の顔芸その他に関して言えば、映画と違い、ドラマというのが理由として挙げられそうです。次回も視聴者に観て貰うためには、何かしらインパクトを与えておく必要があるのではないでしょうか。あと『半沢』のスピンオフをもし作るのなら、大和田が主人公でもいいのですが、黒崎をメインにして国税庁視線というのもありそうです。

ところでその『半沢』の中野渡頭取、つまり北大路欣也さんが出演している、テレ東系列『記憶捜査2』が現在放送中です。こちらは昨年放送分のパート2です。テレ東はネットワークが限られてるのが残念ですが、ケーブルTVなどで視聴可能かと思います。ちなみにその前日の同局のバラエティで、新潟県山古志村の錦鯉の値段の話から、北大路さん自身がかつてイランでの映画のロケの際、ペルシャ絨毯を購入したいきさつについて語っていました。この映画は多分『燃える秋』です。と言っても私もよく知らないのですが、何でも三越絡みだったことで、1982年の三越事件の煽りを受けてお蔵入りとなった、ちょっと気の毒な映画でもあります。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2020/10/29 23:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『新・平家物語』総集編を観て 4

『新・平家物語』総集編第2巻後半についてです。尚先日投稿分で、ややおかしな部分、意味が通じにくいと思われる個所があったので修正しています。

京へ戻った清盛は病に倒れます。病名は虐、今でいうマラリアでした。平盛国邸で数日間危険な状態が続いた後小康状態となり、一門の者を集めた清盛は皆の結束を促します。その後時忠には残るように言い、自分がいなくなった後は平穏に戦を避け、幼帝をお守りし、頼朝と、後白河法皇には注意せよと伝えたうえで、こう言います。

「竜の爪を研がしむるなかれ、構えて、爪は切れ」

時忠も竜、つまり法皇を阻止するだけの力が自分にあるか定かではないものの、この義兄の遺言を胸に刻み込みます。

清盛は時子に水を持ってこさせ、麻鳥を呼ばせます。入室して来た麻鳥に清盛は、御所の水守をしていたそなたが立派な医師になったと言い、自分の最期を見守ってくれと言います。やがて麻鳥は退出し、時子が水を持って現れます。清盛は時子に、吉野の花見に行く約束をしながら行けなかったことを後悔しつつも、次の春には行きたいと言い、時子はそれまでには病も癒えると夫を励まします。

しかし次の瞬間、清盛は時子に意外なことを言います。自分を支えてくれと言うのでした。そして清盛は父忠盛の声がすると漏らし、続いて暗いと口にした後、生きねばならんと呻くように言いながら縁先まで進み出、何かを抱くようにしたままくずおれて息絶えます。臨終の宣告をしたのは麻鳥でした。この後平家一門は安徳天皇を奉じ、都を落ちて行きます。そして頼朝の従兄弟義仲が巴と共に京に入ります。

義仲と行家は後白河法皇に目通りしますが、法皇は、義仲と行家とが互いに権力を争っていると2人のしぐさから見て取り、いずれも一長一短であるとして、まず頼朝に義仲を抑えさせます。義仲は上洛から半年も経っていませんでした。そしてその義仲は、ある寒い夜、木曾は雪が降っているであろうと言い、思い出話をしながら、征夷大将軍の夢も絶たれたと気を落とします。巴はそんな夫に、鎌倉勢上洛で臆病風に吹かれたかとずばりと言いますが、義仲は、法皇さえ奉じればこちらのものと強気です。しかし巴もまたいつか木曽谷へ帰りたいと言い、義仲もそれにうなずきます。

義仲はその後、上洛して来た鎌倉軍に討たれますが、それは平家と源氏の新たな戦いを意味していました。平家は追う源氏軍を相手に戦いつつ西へ向かいます。清盛の弟忠度も戦死し、須磨では、敦盛が熊谷次郎直実に首を取られて果てます。直実は自分の息子と敦盛が同い年と知り、逃がそうとするも、味方の軍が押し寄せて来たため叶いませんでした。さらに屋島、壇ノ浦へと戦いが続きます。

そして頼盛は、頼朝と密かに接していました、頼朝が、今までの戦は三種の神器を取り戻すための法皇の思し召しではあるが、そのためでなければもう血を流したくないと話すのを聞き、本心であるかと尋ねます。頼朝は嘘はつかぬと明言します。しかし頼朝はその一方で、紅梅にかつて平家に囚われていたことを思い出しつつ、妻の政子には、何としてでも神器は取り返す、平家を生かせば後に悔いが残ると本心を打ち明けます。実際にことは彼の思惑通りに運び、屋島そして壇ノ浦の戦いとなります。

寿永4(1185)年3月、壇ノ浦で両軍は相まみえます。午後に入って潮目が変わったため平家に不利になり、やがて敗北を喫するに至ります。安徳天皇の御座船では、出家して二位尼となった時子が、幼い天皇を抱き、西の都へ案内いたしますと言って入水します。

源氏方に助けられた建礼門院徳子は仏門に入ります。それからしばらく経って、彼女の庵を後白河法皇が訪ねて来ます。徳子は自らの胸中を語り、法皇は迷いとむなしさを口にします。源氏を持って平家を抑えようとし、今度は源児を持って源氏を抑えようとしたがうまく行かず、ひとびとの恨みを背負って行くことになると口にした法皇は、庵を去り際に、徳子に清盛の香木を渡し、徳子はその香に亡き父を思うのでした。(第2巻後半終わり)

清盛の死と平家の没落、滅亡が描かれます。清盛にしてみれば、息子や孫、甥たちに今後を託すつもりではあったにせよ、やはり不安を抱えてはいたようです。しかし清盛の最期にかなり比重が置かれているため、後の戦の部分が多少端折られた感があります。合戦シーンはセット撮影にしてはよく撮れているとは思いますし、NHKが、放送開始10周年のこの大河にかけた意気込みはわかりますが、実質清盛の死を持って大部分が終わった感があります。戦関連シーンで物足りなかったのが
  • 義仲の京での狼藉が描かれない
  • 一の谷の戦いもかなり端折られている感がある
  • 壇ノ浦の合戦の様子をもう少し入れてほしい
  • 壇ノ浦後の頼朝と義経の確執、奥州藤原氏関連の描写がなく、義経の死が法皇のセリフによって語られる「ナレ死」ならぬ「セリフ死」となっている
  • 落ち延びて行く平家(特に女性たち)それぞれが苦悩するシーンがない
こういうところでしょうか。奥州藤原氏関連、特に衣川の戦いなどは、既に義経が戦死した後の京の様子が出てくるのであれば、さわりだけでも入れてほしかったなとは思います。

それから麻鳥の出番が意外に少ないです。原作では、この人はあたかも狂言回しのような役割で、移り行く世の中を目の当たりにし、物語の最終場面も彼と妻の蓬子が出て来ます。時間的に限られてもいて、清盛を中心にせざるを得ないため、仕方ないと言えば仕方なくはあるのですが。

頼朝の腹芸がここでも出て来ます。密かに接触していた頼盛には、当然のことながら平家を滅ぼすはずはないと言い、一方で妻政子には、平家は滅ぼすぞとあたかも『真田丸』の昌幸を思わせる物言いです。頼朝自身が平家が後の世に残した禍根であるため、生かしておくことの恐ろしさは身を持って知っており、だからこそ義仲の子義高にも、義経と静の子にも手を下したのですが、ただこの大河では義高は登場しません。

木曾義仲、京で冷遇されていることに気づいたのでしょう。随分と里心がついてしまったものです。やはりこの人物は頼朝の手駒ではあったものの、征夷大将軍に就くような人物ではなかったと思われます。それから敦盛が熊谷直実に討ち取られるシーンで笛が登場します。所謂「青葉の笛」でしょう。この熊谷直実、今はJR熊谷駅前に像がありますが、どうも熊谷といえばラグビーを思い出してしまいます。

それから清盛が病に倒れた平盛国の館ですが、この盛国は平家貞亡き後平家の家令としての役目を果たしています。『平清盛』の鱸丸ですね。

飲み物-注がれるビール
[ 2020/10/20 21:03 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

NHKは大河に大ナタをふるえるか

先日NHKの経営のスリム化について書きましたが、大河も朝ドラも、この際もうリセットしてはどうかと思います。やはり公共目的以外のものに受信料を使うのは変でしょう-無論、こういったドラマを海外に配信して、もとをとれるのであればまた話は別ですが。実際大河でまだ描いてほしい人はいますし、再来年は楽しみですが、しかしやはり今の大河の形はどうにかするべきかと思います。

新春に始まり年末に終わる大河が、カレンダー代わりになる部分も否定できません。しかしそれのみを以て、現行の1年物を肯定するべきかというと、それもちょっと如何なものかと思われるのです。どこか既得権益化している感があります。

ちょっと余談ですが、以前ラグビーで1月15日の日本選手権(とは名ばかりで、社会人と学生それぞれのチャンピオンの一発勝負)がなくなった際、ラグビーカレンダーが変わると言っていた人もいましたが、その後新しいシステムができると、徐々にそれを受け入れて行きました。大河をやめる、あるいはシステムを変更することで多少のロスはあるでしょうが、恐らくは慣れて行く人の方が多いのではないでしょうか。

今年のとか女性主人公の場合、あるいは近現代などの大河はやはり半年でいいでしょう。こういう部分の決断ができず、誰でもかれでも1年の悪平等になるのが、受信料システムに支えられたNHKの弱点です。またもし大河を続けるのなら、制作陣を毎年変えるのではなくある程度固めてしまい、質的向上を狙った大河専用の制作チームを作るといった方法もあるはずなのです。しかし今までそれらしきことはなされていません。そもそも大河の存在意義を論じようとしていないように見えるのも問題です。

それとここ20年ほどで言えることとして、やたらに現代に受けるような形にした挙句、かなりおかしな具合になってしまった作品もあります。女性主人公などはその一例ですが、私個人としては特に、昨年今年は制作陣があれこれこね回した挙句、異次元世界の歴史ドラマを見せられているように感じられてしまい、それが視聴をやめるきっかけとなりました。

NHKが得意とすべき分野、あるいは今後アピールすべき分野は大河朝ドラではなく、5回から10回もののドラマではないかと思います。ドラマ制作に受信料をつぎ込みたいのであれば、せめてこの程度にしておくべきでしょう。ついでながら以前からそうですが、ドラマも似たような物が多すぎです。こういう部分もリストラして行くべきでしょう。NHKは公共放送の割に、変に民放に色気を出すようなところがあり、その辺りが公共放送の矜持が感じられない一因となっています。

私の場合、今年は公共関連以外で主に観ているのは『ブラタモリ』と『突撃!カネオくん』です。あとバラエティ関係が面白ければ観る程度です。無論人によっては大河も朝ドラも、あるいはごごナマなども観ている人はいるでしょう。こういう具合に、視聴者によって観る頻度が異なるのに、一律での受信料というのもまたどうかとは思います。

ところでNHK政治部が、フェイスガード着用で飲み会をやったとかいう件、あれも何だかなと思います。このご時世、皆で飲みたいのは理解できなくはありませんが、あれは結局のところ密状態になっているし、当のNHKは、普段は飲食店がどうこうと言いつつ似たようなことをやってはいるわけです。こういうことをやっていたら、また批判の的となりそうですし、実際それらしきツイを見かけたこともあります。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2020/08/06 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『河童』に関して思うこと

先日芥川龍之介の『河童』について書きました。この作品に目を通したのは、実は小学校の時以来です。風刺という評価もありますが、個人的にはいくらか違う印象も受けます。これは改めて書きますが、その当時、この作品が掲載された『改造』の読者が好みそうな固有名詞、ストリンドベリ、ニーチェ、トルストイ、国木田独歩、ワグナー(ヴァグナー)が次々と登場します。ちなみに国木田独は芥川から高評価を得ていました。

そしてネタバレになりますが、ストリンドベリの友人で
「子供の大勢ある細君の代りに十三四のタイテイの女を娶つた商売人上りの仏蘭西の画家です」
とあります。この画家はポール・ゴーギャンですね。タイテイといいうのはタヒチのフランス語式発音です。

ゴーギャンといえば、かのサマセット・モームが『月と六ペンス』で、この人物をモデルにしたのでも有名ですが(但しこちらはイギリス人という設定で、いくらかゴーギャンと異なる点もあり)、モームといえば『雨』の舞台であるサモアを思い出します-ただしアメリカンサモアであり、ラグビーが行われている方のサモアではありません。

ところで今回書きたいのは、その当時の登山についてです。この頃は恐らくは、登山は時間もお金もかかるものであり、従ってある程度の収入と時間がある人のものだったと考えられます。主人公が後に事業で失敗とあるのも、作中には登場しないものの、元々自分で会社か何かをやっていたとも取れます。そもそも登山自体はかつて日本に存在したものの、レジャーとして持ち込まれたのは西洋からで、この主人公が持参した食料が、コンビーフ(作品ではコオンド・ビイフ)にパンであるのは、ひとつはそのせいなのでしょう。

登山食なら、今ならレトルトもインスタント食品もあるし、立ったまま食べるための、所謂行動食と呼ばれる食品もコンビニで入手できます。無論栄養補助のゼリーもありますが、この当時は恐らくそういう物は皆無でしょう。そういった点を考えると、当時の登山はお金と時間に加えて、体力も今以上に求められたかと思います。ただし今でも人気があるチョコレートやナッツなどは、かなり以前から登山者に愛好されていたようです。

それともう一つ興味深い点があります。登山服や背負った毛布などが霧に濡れて重いという描写があり、この霧のせいで歩くのをあきらめて、休止したところで河童に出会うという展開になっています。確かにこの当時、今のような防水加工の登山服などもなかったでしょうし、登山用の服であったとしても、吸湿性の点などでもかなり劣ったと思われます。

無論、この頃はアウトドア用のコンロもありません。こういった前提のもと、主人公は当時としては当たり前ながら、枯れ枝を折るなどして手間暇かけて昼食の準備をし、その食事を楽しんでいる時に、白樺の幹につかまってこちらを見ていた河童と遭遇しています。こういうのは作品の主旨とは別に、ある意味この時代らしいおおらかさを感じさせなくもありません。

無論今仮にこういうことになったら、主人公がスマホで河童の画像を撮ってメディアに送る、またはツイートするという方法を採ったかとは思います。そしてこの河童の正体について、あれこれ意見や憶測が飛び交うことになるのでしょう。

飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2020/07/26 00:00 ] | TB(-) | CM(0)

日曜劇場『陸王』と『ノーサイド・ゲーム』

いよいよ『半沢直樹』スタートだなと思いつつ、今『陸王』のDVDを観返しています。今まで放送された池井戸作品が原作の日曜劇場は
半沢直樹
ルーズヴェルト・ゲーム
下町ロケット
陸王
ノーサイド・ゲーム
がありますが、この『陸王』がスポーツ絡みでもあるせいか、いくらか『ノーサイド・ゲーム』とダブるところもありますし、『陸王』の劇中歌の”Jupiter”は、ラグビーワールドカップのテーマである”World In Union”に使われています。あと本番前に円陣を組むところ、これは多くのスポーツに共通しているでしょう。
ただし『陸王』があくまでも、選手にシューズを提供するメーカーが主役であることに比べ、『ノーサイド・ゲーム』は、企業のラグビーチームとその関係者が主役である点が根本的に異なると言えます。また同じスポーツであっても、『陸王』がタイムを競う競技、『ノーサイド・ゲーム』はスコアを争う競技で、前者の方がシューズという「道具」により重点を置き、後者の方が人と人の繋がりにより重点を置いている、その違いもまた見て取れます。結局「ものつくり」を描くか、1つの組織の連帯感を描くかになって来るかの違いでもあるでしょう。

無論、主役に対する敵役的な存在もまた違って来ます。『陸王』の場合は、潤沢な資金を武器により多くのサポート契約を目論む、アトランティスの関係者であるのに比べ、『ノーサイド・ゲーム』は、ラグビー部潰しを企む滝川です-ただし真の敵は、滝川ではなく別の人物だったのですが、ともかく滝川とカザマ商事の社長風間有也の不穏な動きは、かの『半沢直樹』の料亭シーンをもまた彷彿させます。企業内の腹の探り合い、買収に伴うリスクの問題なども、いくらか似たものを感じさせます。
尚私は『ルーズヴェルト・ゲーム』だけはまだ観ていないのですが、こちらは野球ではあるものの、『ノーサイド・ゲーム』にいくらか似ているかと思われる部分もあります。無論この中で、一番スポーツにコミットしているのは、『ノーサイド・ゲーム』ではあると思いますが。

ところで『陸王』で、故障を抱えた茂木に嫌味な態度で退部を迫る野坂役の松尾諭さん、『ノーサイド・ゲーム』ではサイクロンズの鍵原GM役で、アストロズの君嶋に、こちらも実に嫌味な物言いをする人物でした。あれなら日本蹴球協会会長の、富永の顔色を窺う木戸専務理事の方が、よほどまともに見えたほどです。
尚この2作品には、どちらも天野義久さんが両方に出演していました。『陸王』はセールスドライバーで、『ノーサイド・ゲーム』では選手→コーチの役でしたが、明大ラグビー部出身の天野さんにしてみれば、正にこれは本領発揮であったかと思われます。あと『陸王』で志賀廣太郎さんが演じた富島玄三、この人も好きでした。如何にも先代を知る、それゆえ、経営は引き締めるべきという使命感を抱えた番頭さん、そのようなイメージがありましたね。

飲み物ウイスキー
[ 2020/07/19 19:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

シャンパンについてあれこれと

先日ブラックベルベットとキャップという投稿で、ブラックベルベットについて書いたことがあります。黒ビールとシャンパンのカクテルですが、この手のシャンパンベースのカクテルは炭酸を逃がさないため、殆どステアしないか、あるいはごくざっと混ぜるだけにしておくのが基本といわれています。また然るべき店などではシャンパンを使いますが、自分で作る分ではスパークリング・ワインでも構わないともされています。元々シャンパンもスパークリング・ワインなのですが、シャンパンとは
シャンパーニュ地方産である
AOC(アベラシオン・ドリジーヌ・コントロレ、フランスの農業製品で、特定の条件を満たした物に与えられる保証)の認証を受けている
の2つをクリアしていなければなりません。それ以外はすべてスパークリング・ワインとなります。要は、「シャネル風スーツ」がシャネルスーツを名乗れないとか、さらに我が国で言えば、特定のメーカーの製品しか八丁味噌を名乗れないとか、その辺りと共通したものがありそうです。
閑話休題。シャンパンにウイスキーやブランデーを注いでカクテルとすることも無論できます。

シャンパン・カクテル
シャンパン・カクテル
(Wikimedia Commons)

シャンパンと言えば、フランス代表のラグビーをシャンパン・ラグビーと呼んだりもします。泡が湧き出て来るように、バックスの選手がボールを展開するから、この名前がついたと言われています。フランスのプレイは、波に乗ればこれほど面白いものはなく、実際日本人選手でフランスのプレイが好きだという人もいます-ただうまく行かない時は、自滅することもあります。とはいえ、シャンパーニュ地方でラグビーが盛んであるかどうかは定かではなく、実際TOP14のチームは、パリのチームを除けば南仏が中心です。元々南仏、特にボルドーやラングドックはラグビーが盛んであり、専門紙『ミディ・オランピク』(Midi Olympique)のミディはこの場合「南仏」の意味です。

[ 2020/06/28 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

1973年1月7日のNHKのタイムテーブル

NHK公式サイト内の『国盗り物語』関連のページに、このような物がありました。

番組タイムマシーン|NHKアーカイブス
(NHK ONLINE)

1973年1月7日日曜日、つまり『国盗り物語』の放送開始日のNHKのタイムテーブルですが、この「おたずねに答えて 新番組『国盗り物語』」というのは、要は番宣のようなものなのでしょうか。『NHKのど自慢』が岐阜県美濃市というのも、大河のご当地だからということでしょう。「政治座談会」というのは、『日曜討論』の前身のようです。

それからシーズンということもあり、ラグビーやバスケットボールが中継されていますが、時間がやけに短いようです。試合を全部中継するのではなく、途中から始めているようです。しかしそれだと、中継のメリットはあまりなさそうです。後からハイライトシーンを流した方がいいかもしれません。ラグビー中継の場合、JSPORTSでは2時間半の枠を見ています。ところでこの三菱自工京都は今のレッドエボリューションズ、リコーはブラックラムズです。

そして午後8時から大河ドラマ、この当時は紀行がなくて44分間だから今よりも長めです。その後のニュース解説での「拡大EC」、今のEUですね。それと『芸術劇場』というのは、今はBSプレミアムでやっている分だと思われます。この当時はBSがなく、総合テレビもかなり色々なコンテンツが詰め込まれていたようです。またこの頃から、実験的に2か国語放送が行われていたのですね。

正にタイムマシンといった感じですが、ニュース、天気予報そしてテレビ体操などは今と変わりません。ただテレビ体操は、今よりも時間が長いように思われます。

飲み物-ラテアート
[ 2020/04/21 01:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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