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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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2つのドラマのご紹介

2019年の4月から6月にかけて放送された、『きのう何食べた?』のシーズン2が、10月から放送されます。

【ドラマ24】きのう何食べた?season2
(テレビ東京/BSテレ東公式サイト)

2020年のお正月のスペシャル、そして劇場版に続いていよいよシーズン2です。

今回はある程度年齢を重ねた2人の物語になるようで、賢二と同じ美容室で働く坂東龍汰さん演じるタブチ君、そして朝倉あきさん演じる彼女の千波さんも登場です。そして、やはり小日向さんとジルベールは結婚することになるのでしょうか。

そしてもう1つは、2023年11月11日放送のドラマスペシャル『友情』~平尾誠二と山中伸弥 『最後の一年』~

(テレ朝公式サイト)

2016年10月、53歳の若さで世を去った平尾氏と、山中教授の友情と闘病の物語です。平尾氏を演じるのは本木雅弘さん、そして山中教授を演じるのは滝藤賢一さんです。このお二人に関しては、以前NHK-BS1でも、松嶋菜々子さんと濱田岳さんがナビゲーターで、ドキュメンタリー風の番組が放送されたことがあります。


飲み物-注がれる紅茶
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[ 2023/09/22 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第31回に関しての武将ジャパンの記事について-1

第31回の『武将ジャパン』大河コラムについてです。
ところで13日に、このコラムの筆者である武者さんが
「『どうする家康』こんな後半戦は絶対イヤだ!36の悪寒をリストアップ 」
などという記事を書いています。なぜ36もあるのかと思ったら、何のことはない、今までのコラムに登場したネタの使い回しと言っていいものでした。

しかも視聴率が9.4パーセントと一桁になったことに触れ、裏にスポーツ中継もないのになどと書いていますが、この13日の放送で、再び二桁に戻していますね。
こういうのを書くくらいなら、ちゃんと14日付けでコラムを書いてほしいものです(今回のこのコラムは15日にアップ)。それともお盆休みだったのでしょうか。

それとのっけから最後の部分で恐縮ですが、

「失敗した。反省点もある」と表明すると、ファンダムから裏切り者扱いされて叩かれかねない。
ゆえに何があろうと「これは傑作です。あなたならわかりますよね!」と強気で突っ張り続けるしかありません。
そんな方には『真田丸』の真田昌幸の切り替えでも引用しましょう。

朝令暮改の何が悪い!
より良い案が浮かんだのに、己の体面のために前の案に固執するとは愚か者のすることじゃ!

とやけに『真田丸』の真田昌幸を引き合いに出していますが、かつて『いだてん』コラムで、武者さんはこんなことを書いていました。

武将ジャパン『いだてん』真田昌幸関連

『いだてん』に感情移入できないのが、視聴率が取れないことという民放関係者のコメントのようですが、ここで武者さんは

感情移入できないことが最悪、だそうです。
じゃあ逆に聞きますけどね。
例えば『真田丸』の真田昌幸とかに感情移入できましたか?
「昌幸はやっぱり最高だな!ああいうふうに謀略で敵が悔しがると最高!」
って人、周囲にいたら?
逃げたくなるやろ。

何だかんだ言いつつこの時は昌幸を叩き、『いだてん』に好意を持っていたのだなと思います。
今とは逆ですね。今は大河叩きというか、ここではファンダム叩きで昌幸を持って来ています。そう言えば、次回辺りで昌幸が登場しそうですね。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。


家康の「秀吉を倒す!」宣言も、とにかく虚しい。
かつては信長に対してもそう断言していましたし、この後も結局は秀吉の妹・旭姫をマザーセナ以来空白だった正室にしますしね。
マザーセナを教祖として崇めているようでいながら、性的なことは別。
旭姫がその対象となるかどうか不明ですが、カルトとしての生々しさだけはリアリティのあるドラマです。

小牧・長久手の戦いを知っていたら、こういうことは書かないかと思いますね。
信長は寧ろ向こうから討ちに来いと言われて悩んでいますが、謀反寸前で思いとどまっています。しかし今度の家康に迷いはありません。
それと「マザーセナ」呼ばわりもうやめませんか、と言っても、彼女の考えをカルト視していたい武者さんですから、そういう姿勢が如何に痛いと見られていてもやめないのでしょう。
「フルタイムのラグビーウォッチャー」中尾氏が、90年代の神戸製鋼をコウベ真理教呼ばわりしたように。
こういう人たちは何か相通じるものがあります。

あと旭姫を最終的に正室に迎える(と言うか、秀吉が送り込んでくる)件で
「マザーセナを教祖として崇めているようでいながら、性的なことは別」
まるで家康が自分の意志で正室にしたようですね。武者さんこの間も同じようなこと書いていましたが、ネタ不足なのでしょうか。

秀吉に挨拶をするため、順番待ちをする人々。
僧衣やら貴族やら、なんだかそれっぽい人々が並んでいますが、天下人への挨拶を頼む場面としてはあまりにフランクすぎやしませんか。
『麒麟がくる』の場合、高位の人物に会うとなれば結構な手間暇がかかることがわかりました。
駒や東庵は名のある人物とホイホイ会えたではないか、という反論は別の話。
彼らは特殊技能持ちだからこそのルートがありました。

では斎藤道三の家来である無位無官の光秀が、将軍義輝と差しで会えたのはなぜだとお考えでしょうか?
それとこの時秀吉は、正式にはまだ天下人ではなく(ナレでも天下人への階段を駆け上がっておりましたとあり)、柴田勝家に勝利して、織田家の家臣ナンバーワンの位置を確立したと言うべきでしょう。そしてこの場合も、それなりの手間暇はかかっていると思います。
それと特殊技能持ちと言うのは、医学のことと思われますが、当時は高位の人物を診る医師は僧形が基本でしたが(曲直瀬道三などもそう)、東庵は結局僧形にはなりませんでしたね。

そして
「天下人への挨拶を頼む場面としてはあまりにフランクすぎやしませんか」
あの人たちは列を作って待っているだけですが、どこがどうフランクすぎるのですか?そして彼らもまた、順列があってのことでしょう。

髭ヅラ秀長の説明セリフもしんどい。どうしたってビッグモーターのCMイメージが先行してしまい、興が削がれます。
まぁ、こればかりは不運としか言いようがありませんね。ドラマが現実を超えられなかった。

武者さんが勝手にそう思っているだけで、佐藤隆太さんに失礼ですね。
そしてまた「説明セリフ」(苦笑)。
それにあの時は、家康の家臣である数正を並ばせるわけには行かないと言っているだけです。これがしんどく感じられるのなら、観るのをやめた方がいいですよ。

このドラマは差別への意識が薄いことも欠点。
秀吉と秀長、死を目前とした明智光秀がお国言葉になります。
大河でお国言葉を使うことそのものが悪いのではありません。貶める手段として用いることが問題です。
今時この認識なのかと驚きました。
この描写だと、お国言葉を使う人間を貶めているニュアンスがあると思われかねない。
(中略)
しかし、2020年代にもなってこの感覚とは、愕然としてしまいます。脚本家が同じ映画『レジェンド&バタフライ』も同じようなお国言葉の使い方をしていました。

何やら既視感のある文章がまた出て来ましたね。
しかも
「秀吉と秀長、死を目前とした明智光秀がお国言葉になります」
秀吉は最初から尾張言葉です。秀長もそうでしょう。
そして光秀の場合、「死を目前とした」よりは、信長という重しが取れてあのような言葉遣いになったと言うべきでしょうし、それがなぜ
「差別」だの「貶める」だのになるのでしょうか。
それを言うのなら、『真田丸』の寧(北政所)でも、なか(大政所)でも尾張言葉を使っていましたが、あれも差別なのでしょうか。特になかを演じた女優さんは名古屋の方なので、板についていたなと思います。
そしてまた『レジェンド&バタフライ』叩き。

秀吉の下劣さが止まらない。品位が何もない。
役者の問題ではなく、脚本はじめ作り手が権威や身分秩序を理解できていないせいでしょう。
『鎌倉殿の13人』はこの点高度でした。

また『鎌倉殿』を叩き棒。で、これに出ていた歌舞伎の俳優さんはよかった、坂東彌十郎さんは敢えてちょっと崩していた云々。私も彌十郎さんの時政は好きでしたが、今回の場合、
「権威とか身分秩序を理解できていない」
わけではなく、今回の秀吉はこのキャラで行こうと決めたからではないでしょうか。
ムロさん自身「自分の考えがバレないようにピエロになる、アホになる」と動画で言っていますが。
(『どうする家康』公式サイト)

秀吉が書状を書く場面。
今回も筆の持ち方がおかしい。
そもそも秀吉は出世したのだから祐筆を使えばよいのでは?
さすがに大河スタッフが祐筆を知らないとはあり得ないでしょうが、こうした描写があるから、どうしても出世した感じが出てこない。
秀吉が信雄にグイグイ迫るところも、どうにもくだらない。
一喝するなり、睨みつけるなり、できないのでしょうか。

「祐筆を使えばよい」
あの秀吉、文書に花押を書いているように見えますが、それでも祐筆を使えですか。
そして文章でなく花押のみなら、多少斜めにしていても納得です。
そしてこの信雄がグイグイ迫るのは、尾張、伊勢、伊賀の3国のみお治めくだされと秀長に言われ、器不足だと言わんばかりの姿勢を秀吉が見せたこととも、もちろん関係しているでしょう。

こんなに怖くない秀吉は前代未聞です。

図らずも武者さん、この秀吉のキャラの一部だけを言い当てましたね。
実際は「怖くなさそうでいて、実は怖い」のですが。

本作は、豊臣秀次とその妻妾の死も簡単にすっ飛ばしそうですね。いや、若い美女を殺すことは好きなようだから、じっくり描くかもしれません。

この作品の場合、そこまで秀次事件は関係なさそうです。寧ろ江戸の町をどう作るかの方が重要でしょう。
それと
「若い美女を殺すことは好きなようだから、じっくり描くかもしれません」
武者さんは叩きネタにしたいから、じっくり描いて欲しいのですね。

秀吉の下劣さは、どうしようもない衣装にも一因がありそうです。
この作品は全体的にカラーパレットがおかしい。
『中国の伝統色』(→link)という本には、色の説明に歴史劇の衣装で使われていたということがしばしば言及されていました。
あざやかな使い方で素晴らしいといったことが書かれている。
そういう色の意味合いや使われる意味を考える楽しみ方が今年の大河ドラマにはありません。

ここは中国ではなく日本です。

そして色の意味合いを考える楽しみがないのは、武者さんがこの大河の衣装の色合いを理解しようとしていないからではないでしょうか。公式サイトの柘植氏のコラムも恐らく読んでいないようだし、なぜこの色でなぜこのデザインか、最初から知りたくないのではありませんか?そう言いたくもなります。
あと日本の伝統色はちゃんと踏まえていると思いますね。
一応これを置いておきます。

日本人の美の心!日本の色【伝統色のいろは】

それと柘植氏の衣装デザイン関連で。大久保忠世の衣装を紅と私は書いていましたが、茜(インド茜による染色)が正しいので直しておきたいと思います。
(2023年8月16日一部加筆)

飲み物-ビールと夕日2
[ 2023/08/16 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』本能寺の変関連と福岡城・鴻臚館サイトのご紹介

さて23日の『どうする家康』、サブタイは「本能寺の変」です。ちなみに今年の旧暦の6月2日は7月19日でしたが、天正10(1582)年6月2日は6月21日、つまり夏至の頃で、早く空が白み始めることを考えれば、新月の真っ暗な道を、明智軍が京へ進軍したのもうなずけます。

まず23日の、第28回関連記事のリンクを、2つ貼っておきます。

岡田准一、『どうする家康』信長役で圧倒的な威圧感 猛攻を加え続け“家康”松本潤を激変させる
(マイナビニュース)

どうする家康:信長が“泣いた日” 岡田准一「演じてみたら勝手に涙」 家康への愛は「重め」で「やり過ぎ」反省
(MANTANWEB)

その岡田さん、22日の『土スタ』に出演です。
色々撮影裏話あり、共演の松本潤さん、北川景子さん、酒向芳さんのインタビューあり、今までの武術関連シーンありと様々な内容でしたが、撮影のために注文した、自分の弓を持参していたのには驚きでした。元々岡田さんは古武道と乗馬を習得しており、それが大河や時代劇映画のみならず、現代物でもスタントマンなしで離れ業を演じるなど、演技面で大きく貢献しており、またそういった武術へのこだわりが、こういうところにも出ているのですね。

そして関連番組として、近江八幡市でのトークショーが放送されます。
(関西地方は7月22日にも放送)
7月23日午後1時50分~2時35分(一部地域は別番組) 
<再放送>
7月26日午前1時25分~2時10分

また8月16日の23時から23時44分まで、『明鏡止水』の「武のSEKIGAHARA」が放送されますが、岡田さんと、大鼠を演じている松本まりかさんが、他の武術家と共に出演です。

あとひらパー兄さんでもある岡田さん、中学時代にラグビーをやっていたとのことですが、大阪はラグビー人口も多いので納得です。

ところで今回信長を演じている岡田准一さんが、大河に初出演、それも主演の『軍師官兵衛』、こちらも第28回のサブタイは「本能寺の変」でした。つまり9年前も、7月のほぼ同じ時期に本能寺の変が放送されたことになります。

それから官兵衛絡みで、福岡城・鴻臚館のサイトをご紹介したいと思います。

【公式】福岡城・鴻臚館
https://fukuokajyo.com/

この鴻臚館、ご存知の方もおいででしょうが、古代の迎賓館とも言うべき存在で、この福岡城が建つ地に存在しており、恐らく現時点で国内で唯一、その遺構が見つかっています。

この地はかつては平和台野球場でしたが、ここをホームとしていた福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)が福岡ドーム(PayPayドーム)に本拠地を移した後、鴻臚館跡展示館と福岡城むかし探訪館が整備されました。さらにこの福岡城と鴻臚館の歴史は、同じ福岡城内の三の丸スクエアでも紹介されています。

画像と紹介記事が多く、城内の建造物や四季の花々の紹介もあって、見ていて楽しめるサイトです。実際ここは、桜の名所となっています。またインスタグラムもありますが、ツイッターやフェイスブックなどのアカウントは今のところありません。それが少々残念です。

このサイトに関する問い合わせは、福岡市の文化財活用部となります。文化財活用課をはじめいくつかの課がありますが、福岡城や鴻臚館関係なら、史跡整備活用課で大丈夫でしょう。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soshiki/keizaisinkou.html#bunkazai


飲み物-アイスコーヒー2
[ 2023/07/23 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

「投影」の心理

まずこの投稿についてですが、こちらが誤解していると思われる部分があったため、加筆と訂正をしていることをお断りしておきます。

心理関係で少し。

『武将ジャパン』の大河コラムはダブスタだと何度か書いています。またブーメランであるとも書いています。武者さんは。自分が好きな作品の登場人物であるならば、喜んで捧げるであろう賛辞が、嫌いな大河の登場人物に贈られていた場合は、何かのようにそれを否定する、叩く傾向が顕著です。

そして特に言えるのが、武者さん本人がその大河、その登場人物を嫌いだから否定的な見方になっているにもかかわらず
「大河が悪い、登場人物が悪い」
だから否定的な見方をするのだと言わんばかりです。

特にこの登場人物の場合、その大河の描かれ方を見ていけば、きわめて自然なキャラ設定であるにも関わらず、それを認めようとはしていません。なのに特定のキャラを何度も叩くのであれば、それは一種の「投影」ではないか、そのように思われてしまいます。

要は相手に明確なマイナスの部分がないのに、自分とその登場人物のキャラが似ているから、それゆえに自分の負の部分がその人物を通して視界に入ってくるから、気に入らないと言うことです。この投影、元々は防衛機能と呼ばれ、精神的負担を軽くするためのメカニズムです。

無論好き嫌いというのはあっていいと思います。これは何度か書いていますが、エンタメ作品は賛否両論あるもので、どれが正しい、あるいは間違っているという絶対的な見解はありません。人それぞれの見方によるものです。

ただし武者さんが、仮に特定のキャラに、自分のネガティブな部分を見出すのが原因で嫌っていたとしても、この人は「歴史系ライター」です。そのライターが書く「大河コラム」であれば、あらすじや登場人物にもっと中立的な見方が求められるはずです。

しかしこの大河コラムは、その点においてあまり改善されていないように見受けられます。それを考えると、やはり投影が原因で特定の大河やその登場人物を嫌っているようにも見えますし、あるいは、敢えてネガティブまたはポジティブに書くのが、そもそもの方針なのかとも思えてしまいます。

あとこちらも何度か引き合いに出していますが、中尾亘孝氏の文章も似たものを感じます。こちらも特定の人物やチーム、特に平尾誠二氏や神戸製鋼に対して批判的となっています。しかし中尾氏が批判する平尾氏の言動は、どうも中尾氏自身のそれにいくらかダブると思われます。

1990年代半ば以降の中尾氏の平尾氏叩きは、この両者に、どこか似通ったものがあるからではなかったのかと思う所以でもあります。先に『武将ジャパン』を引き合いに出していますが、こちらの方が寧ろ個人対個人の構図である分、わかりやすいと言えるかも知れません。近い内にその当時の著書から、それに該当する部分をピックアップできればと思います。
(2023年4月9日加筆修正)


飲み物-ウイスキーストレート
[ 2023/04/08 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

レントとバラ色の主日と復活祭

東日本大震災からもう12年ですね。これに関しては、いずれラグビー関連で書きたいと思います。

さてキリスト教では、現在レントの真っ最中です。クリスマス前のアドベント同様、復活祭前にはレントという節制の時期が来ることになっています。尚同じくキリスト教で重要な祭日であるペンテコステは、復活祭から50日後です。

ところでこのレントですが、折り返しの日曜日を喜びの主日とかバラ色の主日と呼びます。このバラ色というのは、カトリックなどの司祭がバラ色の祭服を身に着けることにちなんだとされています。今年は3月19日です。尚バラ色の祭服を司祭が身に着けるのは、アドベント期間中の第3日曜日も同じです。

その他にもこの日は、イギリスでは母の日となっています。普通アメリカ、もちろん日本でも母の日は5月の第2日曜日ですが、イギリスは今でもこの日が母の日で、シムネルケーキと呼ばれる、ドライフルーツを入れて焼き、丸めたマジパンでデコレーションを施したケーキを食べる習慣があります。

この後レントの期間は進み、2023年の場合は4月の2日から受難週(聖週間)に入ります。この時期の節制が一番重視されると言われています。

またこの受難週最初の日はパーム・サンデー(棕櫚の主日)ですが、イエス・キリストがエルサレムに入城する際に、棕櫚の葉を敷いたことに由来します。棕櫚の葉を信徒に分け与える教会もあります。

そして4月9日に復活祭、イースター・サンデーを迎えます。復活祭は春分の日の後の、初めての満月の次の日曜と決められています。数日前が満月でしたが、その次にまた満月が上れば、復活祭近しと言うわけです。

復活祭と言えば『ピーナツ』で、スヌーピーがイースター・エッグを隠して回る場面を思い出します。またこの頃、バーバリアンズ(ラグビーの選抜チームの一種、決まったグラウンドとクラブハウスを持たない)のイースターツアーが行われます。『イースター・パレード』などという映画もありますね。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2023/03/12 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第23週「飛躍のチャンス」第4話&第5話

第23週第4話(第110回)と第5話(第111回)です。


第110回
瀧本の勤務先のメーカーは海外に販売網があり、しかも地元と密着した商品は売れると言う。ランプ1個を1万円程度で売ると言う瀧本に、それでは利益が出ない、せめて3万円程度にと持ち掛ける純。瀧本はマーケティングの知識を基に値段を設定していると言うが、舞は職人の技術を安売りしたくないと言う。

技術の価値は理解しているから、デザインパンチングは仙波で、他は中国の工場に発注すると言う瀧本。そうすれば安く大量生産ができるのだった。舞は反対するが仙波は悪い話やない、形になったのはこんねくとのお蔭だが、販売は瀧本に任せた方が、自分とこの技術をわかって貰えるのではないかと言う。瀧本は仙波の工場を見学しており、その技術は買っていた。

だからこそ自社の販売ルートに乗せて、多くの人にこの技術を知ってほしいと主張する。その後純は仙波に直談判しようとする。このままではこんねくとも我妻も、ランプの権利を奪われると息巻く純。一方舞は、大手と取り引きできるのだがら仙波に取ってはチャンスだと考える。いわば仙波の技術の知名度が上がるのである。しかし純は最終判断は任せるが、社長なら自分の会社のことを考えて、この1か月の努力が無駄になると言う。

舞と純は我妻に謝る。販売権を譲ってしまうんか、あきれたお人よしやなと我妻は不機嫌だった。自分は試作しただけだが、結局仙波んとこだけが得する話だと不満を洩らす我妻に、舞は町工場の利益になる仕事がしたい、だから仙波のチャンスを潰したくないと釈明するが、我妻は
「それは、あんたらがやろうとしてたことと違うのとちゃうか」
と言い、新しいことをやると言うから付き合うたのに、何も変わらへんわと言って出て行く。

舞はめぐみにランプのことを聞かれ、瀧本が販売と生産を引き受けて譲ったことを打ち明け、自分たちにもっと実績があったら任せて貰えたかもしれないとかこつ。めぐみは信用は簡単に手に入らない、長年の積み重ねが必要と言い、その後舞はノーサイドで純に、我妻にももう一度リクエストを出し、色んな工場にも行ってみると言う。純も次はターゲットを明確にした商品を作って、ちゃんと売ろうと言う。

その時カウンターで、道子が「はあ?」と声を出す。カウンターには佳晴が座っていた。佳晴が回りくどい言い方をするため、道子ははっきり言いやと言い、佳晴はついに思っていたことを口にする。
「結婚せえへんか」
驚く道子に、津田さんみたいにしっかりした人と一緒になったら、久留美も安心で老後も安泰と言う佳晴。しかし道子は佳晴に帰るように告げ、誰があんたの家政婦になんねんと不満げに言う。

その後うめづでしょげていた佳晴に久留美が話しかける。
「お父ちゃん、何やらかしたん」
佳晴はプロポーズしたこと、そして一緒になったら老後も久留美も安心やとか、まあそんな感じのと言い、久留美は呆れたように、そんなん誰でも断るわ、養ってくださいと言うたようなもんと言う。そばには舞もいた。

落ち込まんとき、当たって砕けろがラガーマンやと雪乃は言い、砕けろは余計やろがと勝が窘める。無論佳晴も、道子と一緒にいて楽しいのは事実だった。そんな佳晴に舞は、もう1回ちゃんと話すように勧める。気乗りがしない佳晴。その数日後、舞は我妻の工場を訪ね、こんねくとに戻ってくる。我妻の言うことを、舞は色々メモって来たようだった。そこへ佳晴がやって来る。


第111回
佳晴は道子との件で、舞にアドバイスを求めに来たのだった。恋愛相談所ではないと呆れる純。さらに佳晴は指輪を作ってほしいと言う。道子は金属アレルギーのため、特別な指輪を作って渡し、正直な気持ちをぶつけたいと佳晴は言う。何とかしてみますと言う舞は舞は我妻に、チタンで指輪を作ってほしいとデザインを見せる。チタンは空気に触れると酸化被膜ができるため、汗で金属が溶けることで、アレルギーが出る心配はなかった。

他のアクセサリーの注文も来ていた。これが実現すれば、喜んでくれる人がいっぱいいると思うと舞。あんたらアイデアだけは毎回ええなあと我妻は言い、この前みたいなことにはならへんやろなと念を押す。そして我妻はええとこ目ぇつけたと思うでといい、指輪とアクセサリーの製作を請け負う。しかし指輪の納期は2週間後と聞き、我妻はむちゃ言うなと驚く。

ターゲットに合わせて、応用の利くデザインを模索する舞と純。しかし我妻からはダメ出しをされる。その頃佳晴はプロポーズの言葉を考えていた。そこに入って来た久留美は何か怪しいと思い、隙を突いて佳晴の言葉を読み上げる。それにはこうあった。
「津田さん、見てください。ドーベルマン望月の復活です」

佳晴は現役時代の自分に近づこうと思い、ランニングをしていた。今更無理やてと笑いながら言う久留美に、お父ちゃんの本気証明したるわいと佳晴。そして彼の運命の日が来る。ノーサイドの前で佳晴を待っていた舞と久留美に、我妻が走って来てできあがった指輪を渡す。するとそこへ、現役時代のジャージーと短パンを身につけた佳晴が現れる。
「俺の勝負服や。これしかあらへん」

舞は指輪が入った紙袋を、佳晴に手渡す。あんたか、頑張りやと佳晴の肩を叩く我妻。いきなり入って来た佳晴の格好に道子は驚き、閉店時間やでと言うが、佳晴は構わずにプロポーズの文句を読み上げる。ドーベルマン望月の復活ですのくだりで、ブルドッグやんかと道子。しかし文句に一々道子が突っ込むため、佳晴は読み上げるのをやめ、自分の言葉で語り始める。

「何もかもうまく行かんかった時に、ドーベルマン言うてくれたんはあんただけやった。あんたと話してる時は、しんどいこと全部忘れられた」
そして道子が原動力になってくれたと話し、その前のプロポーズのことを謝る。さらにあんたのことが好っきやと言って指輪を差し出す。道子は着けられへんと言うが、あんたでも着けられるんやと佳晴は道子の前にひざまずく。

どうしても今日渡したいと言う佳晴に、今日は何の日かと道子は尋ねる。道子はわざととぼけるが、誕生日やろと佳晴に言われ、手を差し出す。佳晴は道子の左手の薬指に指輪を嵌め、結婚してくださいと言う。道子はそれを受け入れ、そして言う。
「無理にドーベルマンにならんかてええねん、今のあんたが面白い」
佳晴は道子を肩に担ぐ。舞も久留美もそれを見て喜ぶ。

チタンのアクセサリーは好評で、注文のメールがたくさん入っていた。礼を言われて照れるやんと我妻。そして我妻も含め、工場の経営者たちとの飲み会がうめづで開かれる。経営者たちからも舞の熱心さは好評で、また勝も「こんねくと」をアレンジした新作を振舞う。そんなある日、舞はデラシネを訪れる。実は妊娠していたのである。


ここまで観て来て思うのですが、前半部分は舞の試行錯誤と、それを克服する様子が描かれていて面白かったと思います。

しかし後半になると、彼女が工場同士をつなげるという名目(それはそれでいいと思いますが)で、色々なことに首を突っ込んで行き、しかも、自分たちでビジネスを立ち上げることにつきもののシビアさが、予想外に描かれていない印象を受けました。来週は舞の妊娠と出産のようですが、最終回に向けて、ちょっとばたばたとことが進んで行っている感もありますね。

私が思うには、主人公はめぐみでもよかったかと思います。大学を中退して浩太と結婚し、子供が2人生まれて夫と共に工場を支え、娘(舞)を連れて十何年振りかに五島に残して来た母親と再会し、夫浩太に死に別れ、自分と舞とで工場を建て直す姿は、正に朝ドラのヒロインでしょう。

それからめぐみが母祥子を五島に残して東大阪へ行くのは、逆に東大阪に父佳晴を残して長崎へ行こうとする、久留美の姿ともだぶるものがあります。

それから佳晴。あのジャージーだと80年代頃の現役選手ですね。まだ衿がある時代で、ノーサイドの制服のジャージーもそれを受けついでいるようです。

台衿つきは、イングランドとか北半球の国のジャージーに多かった印象があります。一方南半球のカンタベリー、今も日本代表にジャージーを提供していますが、こちらは開襟型のジャージーが特徴です。尤も今は、殆どが衿なしのジャージーとなりました。

舞のランプの件と佳晴のプロポーズの件、失敗と再起という流れで共通点を持たせているのでしょうが、どうも佳晴の方がかなり切実であると言えそうです。

それにしても、ノーサイドの隣は「バー タイガー」だったのですね。
(2023年3月11日加筆修正)


飲み物-コーヒーとケーキと生クリーム
[ 2023/03/11 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第21週「新たな出発」第4話&第5話

第21週第4話(第100回)と第5話(第101回)です。


第100回
舞の企画書には「町の人と工場の間にある心の壁を壊したい」とあった。町の人とのコミュニケーションを取りたいと言う舞に、安川は同意する。的場も無論異存はなかったが、2社でオープンファクトリー実施はやはり難しく、力を貸してほしいと舞は安川に頼む。補助金が出るかどうかと安川は言いかけ、渥美君知ってるよなと舞に尋ねる。

渥美はなにわバードマンで一期先輩で、浪速大学の准教授になっていた。都市ブランディングが専門であり、安川はOB会で渥美に会った際に、浪速大学と東大阪で協力して何かできひんかと話していた。この件で安川が渥美に口を利いてくれることになり、喜んだ舞はいそいそと事務所に戻った後すぐに営業に出て、山田を呆れさせる。

デラシネにはまたも北條が訪ねて来ており、第2歌集の話を持ちかける。しかし貴司はやりたいことが見つかったと言って、子供向けの短歌教室の話を持ち出す。しかも短歌教室は無償だった。北條は驚くが、貴司が教えているところは絵になると思い、短歌教室を取材して記事にして知名度と好感度を上げることにする。

短歌教室のことを考えていた貴司は、舞に、イベントはどうやって企画するのかと尋ねる。まず何を教えるかを決めるように舞は言い、何年生を教えるか、いつどこでやるんかと貴司に教える。一方で舞は、企画書の文章表現のアドバイスを貴司に求め、「町工場が手を取り合う」は「町工場がスクラムを組む」に直された。

企画書を見た渥美は二つ返事で引き受ける。うちのゼミ生に取っても、直接まちづくりに関われるチャンスやわと言い、学生を参加させることで人手不足を解消しようとする。それなら、他の工場も参加したいと言うかもと的場。規模が大きくなると市からの援助もしやすくなるため、舞は再び町工場の社長たちを集めて、学生たちの参加を伝える。

さらに市から援助が出ることになって一同は乗り気になる。このスクラムてのがええやんかと言う曽根。古田も皆でスクラム組んで、でっかいことをやりたいと言う。開催が決まったその後は、お客に何を作って貰うかが焦点となる。ワクワクするものがいいと舞が言うと、そら飛行機でしょという声がして、渥美が学生たちを連れてくる。

そして舞は皆のアイデアを基に、飛行機の設計図を描く。それに渥美と安川が手を入れ、大体の形が出来上がった。まずそれぞれのパーツを町工場で分担して作り、IWAKURAはネジを担当する。当日はお客にその飛行機を、職人がそばで教える形で組み立てて貰うことになる。舞は笠巻にその役目を頼み、家族も連れて来て貰おうと考えていた。

それに先立ち貴司の短歌教室が行われ、御園純も取材に来ており、当然北條も来て取材陣をせっついていた。そこへ1人の少女が入りたそうにしており、舞が仲間入りをさせる。子供たちは一様に満足しており、オープンファクトリーもこんなふうに行くといいねと純は舞に言う。


第101回
うめづで食事をしていた舞を的場が訪れ、舞は試作品を見せる。勝や店の客もそれを見て、試作品製作に協力する者も出て来た。なんぼで売るんと訊かれた舞は、オープンファクトリーで組み立てて貰い、そのまま差し上げますと言う。参加費は1000円だった。息子と行こうかなと客の1人は言う。

笠巻はIWAKURAに足を運び、作業着を返す。ホンマに長い間お世話になりましたとめぐみ。舞からは花束が手渡され、他の社員からも長年の労をねぎらわれる。あとは頼んだと言って事務所を出て行く笠巻に、舞はオープンファクトリーをよろしくお願いしますと声を掛ける。おうとうなずく笠巻だが、家族を連れて来られるかどうかは微妙だった。

舞は佐知子をうめづに呼び出す。子供の頃、舞は彼女とここに来たことがあった。佐知子は油まみれで働く父が嫌な年ごろで工場にも行かず、オープンファクトリーに来てくれないかと舞に言われるも、息子が殆ど喋らない笠巻を苦手としていた。それは佐知子も同じで、それが実家から足が遠のくきっかけとなっていた。

だからこそ来てほしい、笠巻は腕のいい職人で、若い職人に教えるのも上手で社員皆から慕われていると舞。さらに舞はオープンファクトリーのパンフレットを渡して、当日この飛行機を作るから、息子さんに渡してくれと言い、佐知子もうなずく。結局このイベントには、7つの工場が参加することになった。

オープンファクトリーは大盛況で、飛行機のパーツも足りていた。舞はものづくり体験イベントを担当していたが、そこへ佐知子と息子の正行がやってくる。正行もイベントに参加し、祖父である笠巻を見てためらうが、舞に案内されてテーブルに座る。笠巻は孫に、手取り足取りしながら飛行機作りを指導する。

舞は正行に、そのネジはおじいちゃんが作ったんやでと声を掛ける。驚く正行に、おじいちゃんネジ作んのめっちゃ上手やねんでと舞は教え、正行は祖父にどうやって作るんと尋ねる。ごっつい機械で作ると笠巻。そして正行は祖父の手製のネジを締め、飛行機を組み立てて行く。その2人を佐知子が見守っていた。

飛行機ができ上がった。正行が飛行機好きだと知った笠巻は、今度プラモデルの飛行機を作ってみるか、じいちゃんが教えたると言う。どんな飛行機が好きかと訊かれて、ボーイング747と答える正行。その後うめづでオープンファクトリーの打ち上げが行われ、舞に拍手が送られる。舞も立ち上がって手を叩いた。

2回目もあるのかと尋ねる穂積。渥美は、浪速大学としては継続したいと答える。工場見学の子供たちが大喜びし、模型飛行機も大人気だった。次はもっとパワーアップしたいと言う舞に、自分たちも参加したいと他の社長たちも手を上げ、御園純は次は準備段階から取材させてくれと言う。


舞が考えたオープンファクトリーに、かつてのなにわバードマンの先輩で、今は大学の准教となっている渥美が一肌脱いでくれることになります。そしてイベントは成功裡に終わり、また貴司の短歌教室も、子供たちに短歌に興味を持って貰えたようです。今後の課題は、この計画をどのようにして継続して行くかということでしょう。

そしてこのイベントを通じて、笠巻が孫の正行と会話を交わすようになります。元々職人肌の笠巻は、子供や孫からは距離を置かれる存在であったようですが、彼が作ったネジがもとで、孫との関係がスムーズに行き、今まで買っておいたプラモデルも役立ちそうで、こちらはめでたしめでたしでしょう。

ところで舞と貴司ですが、先日も書いたように、夫婦と言うよりは何かパートナー同士のように見えます。あと舞は梅津舞となっていますが、仕事の上では岩倉舞を名乗っているようですね。それと舞のPCのネジのステッカー、あれがなかなか可愛いです。

しかしここで飛行機を出して来たということは、今後舞は飛行機の世界に何らかの形で戻ることになるのでしょうか。浩太の死と言い、飛行機関係産業に加われなかったことと言い、今までも彼女は、自分の周辺に起こる変化をかなり素直に受け止め、特に飛行機に執着しなかったわけですが、それが彼女の本音なのかとも思うので。

そして
「町工場がスクラムを組む」
花園ラグビー場を擁する東大阪らしいです。あと渥美さんはやはりフロントロー体型ですね。

飲み物-クリームとココア
[ 2023/02/25 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

告解火曜日

祝祭日関連で少々。2月21日は告解火曜日(シュローブ・チューズデイ、マルディグラ)です。その翌日が灰の水曜日(アッシュ・ウェンズデー)で、いよいよレントの始まりです。復活祭の前の金曜日(聖金曜日)前日まで続くこの期間は、信徒に取っては精進の時期でもあります。ただし東方教会の場合はもう少し長く、特に聖職者はいつにも増して、かなり禁欲的な生活を送ることになります。

この火曜日、精進に入る前ということで、キリスト教国では肉類や油、バターをたっぷり使ったお菓子や料理を食べるならわしがあります。イギリスではパンケーキを焼く習慣があるとされていますが、この日はかつてはフットボールが行われた日でもありましたこれは、今のラグビーやサッカー、あるいはその他のフットボールの基となったボールゲームのことで、人数もルールもちゃんと決まっていませんでした。

そのためボールを誰かが服の中に隠したりもしたし、またそのボールそのものも、牛や豚の膀胱を膨らませただけのものでした。ちなみに世界最古のラグビーボールメーカーは、ワールドカップに公式球を提供しているギルバートで、膨らませた豚の膀胱に革を張ったボールを考案しています。

飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2023/02/21 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん3

何度も申しわけないのですが、中尾氏と武者さん関連でもう少し。先日触れた確証バイアスにですが、要は、自分の考えを支持する情報ばかりを集めることですね。

『武将ジャパン』コラムで『どうする家康』第2話関連のを見た際、評価する記事のリンクばかりを集めて好きな人はこれを見ろ、自分は厳しい意見を書くと冒頭にありましたが、本来ライターであれば、その両方に目を通して分析し、記事を書くものではないかと思っています。

まあ率直に言って、武者さんはおよそそういうタイプのライターではないとは思います。好きな大河ならその逆のことをやるし、この大河の脚本を信じている、迷わないなどとも書くのでしょう。

そして中尾氏ですが、この人も自分が好きでないチームの不祥事は取り上げたり、あるいは、労組がチームのあり方を批判しているといったことを書いていましたが、好きなチームのOBがバカラ賭博で逮捕された件に関しては、不問に付していたと思います。「フルタイムのラグビーウォッチャー」らしからぬ姿勢だなと思いました。

それからかつてこの人は、自著の中で日本人はバスケットボールに向いていないとか、サッカーのプロ化(Jリーグですね)は失敗すると書いていたことがあります。しかしその後バスケットボールは、Bリーグというプロのリーグを立ち上げましたし、Jリーグはクラブ数を増やしました。しかしこれに関して、中尾氏が前言を撤回したという話を、私が知る限り見聞きしたことがありません。


飲み物-テーブル上のマグのビール
[ 2023/02/19 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん2

先日ラグビー絡みで、「フルタイムのラグビーウォッチャー」中尾亘孝氏について書いています。その時『武将ジャパン』大河コラムの武者さんになぞらえてもいますが、実際先日触れた部分以外でも共通点は見られます。ちなみに今回も武者さん絡みですので、基本ラグビー関連投稿ではありますが、このタイトルに改めています。

たとえば西日本に対する批判的な見方。武者さんの場合は幕末西国諸藩嫌いだし、昨年の大河での、朝廷に関する書き方などにもそれらしきものを感じましたが、中尾氏の場合も関西のチーム叩きだけにはとどまりませんでした。

かつて平尾誠二氏が代表監督の時に、関東のチームの選手に目を付けていたと言われていました。しかし中尾氏は、平尾氏が選ぶべきは関西の選手であり、こういうのは、関東の人間としては面白くないと言った書き方をしていたことがあります。

しかし代表監督が、どこのチームでプレイしようが、代表チームにふさわしい選手を選ぶのは当然のことであり、なぜこういう見方をするのか疑問に感じられました。ちなみに中尾氏は、元々は愛知県出身のようです。

またそれ以外に、確証バイアスという点もまた挙げられるかと思います。武者さんの確証バイアスについては、これも以前も書いています。認知バイアスの一種で、ある意味ダブスタにも通じるものがありますが、中尾氏の場合も特に後になるにつれて、自分に取って都合のいいことのみを書くようになった感もあります。

なぜ年月を経るに従ってこうなるのか、恐らくは、最初の頃は伝えたいことをそのまま本にして出していたと思われますが、その回数が増えるに従って、批判したい存在と守りたい存在を中心にして書くようになるからと思われます。このため目の前の現実を書くと言うより、いくらか本人のバイアスが入ったものとなる傾向があるのでしょう。

ところで中尾氏、以前確か「クローズド・クラブ」を「運営をやめたクラブ」としていたことがありますが、無論これはオープンでない、会員のみのクラブという意味です。イギリスのFP、Former Pupilsと称されるクラブ(特定の学校のOBのみのクラブ)などがこれに該当します。後日このことについて訂正していたのはいいのですが、その時「間違いは誰にもあるものです」とあるのはちょっと疑問でした。

中尾氏は元々「日本ラグビー狂会」の主宰でもあり、ユーモアを持って楽しくラグビーを見ようというのがモットーで、そういう発想とこれとは無関係ではないのでしょう。しかし、この場合は訂正のみをした方が格好よかったのではないでしょうか。


飲み物-ビッグウェンズデーIPA
[ 2023/02/19 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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