fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  パペットホームズ

三谷大河はなぜ批判されるのか-2

先日の投稿の続きです。あれやこれやと書いていますが、あくまでも私の視点で捉えているものであり、無論三谷さんの脚本をどうとらえるかはその人次第です。見方を変えれば、結局のところ映像作品と言うのは、誰が脚本を書くのか、出ている俳優さんは誰なのか、どのようなテーマなのかといった諸々のことを始め、主観が大きく影響するものです。ですから人によって面白い面白くないかの評価の違いは当然あるわけで、高評価を得た作品であっても、すべての人がそれに賛同しているわけではありません。

ところで1つ前の投稿では

「個人的な趣味嗜好」が反映される部分は大きいでしょう。ちょっとばかりこだわり過ぎかなと思われるところもありますが、それと物足りなさとがうまく補完し合うというわけでもなさそうです。

と書いています。『鎌倉殿の13人』で、大河好きがニヤリとするキャスティングもあるといったコメントが紹介されています。無論これがどのような形のキャスティングになるのか、こちらは勝手に予想するしかないのですが、かつて『『新選組!』で、『新選組血風録』(1965年の時代劇)及び『燃えよ剣』(岡田准一さん主演の映画ではなく、1970年制作の時代劇)で、土方と沖田を演じた栗塚旭さん、島田順司さんをそれぞれ、別の役でゲスト的に出演させていたのを思い起こさせたりもします。

こういうのは確かにこだわりを感じさせるのですが、妙にマニアックで、何もそこまでやらなくてもいい、何か空回りしているといった一面もあります。そう言えば『真田丸』のラストシーンも、クランクアップ時はまだ未公開ですなどと言われていて、これも一種のこだわりとも取れますが、今となっては、やはりあれは未公開でいた方がよかったかと思っています。安居神社の信繁終焉のシーンがよくなかったので。

逆にこういうのにこだわるよりも、残された人々のその後の生活を描いてもよかったのではないかと思うのですが、やはり三谷さんの大河にそれは望めないでしょうか。

それと主人公の描き方について。確かに新選組や真田信繁に対し、新しい見方で描きました、史実も再考証をしましたというのはいいでしょう。ただそれにこだわりすぎるあまり、人物の描写が、どこかおちゃらけた感じになってしまってもいるわけです。細かい部分にこだわるのはともかく、その当時の人々にしては、妙に現代劇的な設定になりがちで、こうなるとやはり時代劇としての旨味は失われ、この点が、三谷さんの脚本が小劇場的だと批判される一因ともなってはいるでしょう。

私も『真田丸』の放送前まではかなり期待もしたのですが、実際あの大河の終盤は如何にも物足りなさを覚えました。大坂の陣もですが、小野お通の描き方も、あれはないだろうとは思いましたね。そもそも信之がお通のところに通うのに、奥さんがついて来たりはまずしないでしょうし。ただパペットホームズとの共通点がかなり見られたのは、面白かったと言えます。これに関しての投稿は「真田丸とホームズ」でまとめています。

上記三谷大河もそうかも知れませんが、平成の頃は面白いともてはやされたものが、そろそろ節目を迎えている感もあります。『鎌倉殿』も最初の一月二月は観るかも知れません。しかし観ていてあまり面白くないと、視聴を止める可能性もあるでしょう。始まる前からこう言うのも何ですが、最近大河の視聴と言うのにそこまで情熱を傾けられなくなっているせいもあります。現時点で、すべてを完走したのは『西郷どん』が最後ですから。意外と『どうする家康』が面白くなるかも知れません、断言はできませんが。

それと余談になりますが、今年は水曜の21時にグラナダ版ホームズが放送されていることもあり、『相棒』の視聴はお休みしようかと思っています。数年前からいくらかその傾向はあったのですが、スペシャルに多少違和感を覚えるようになりましたので。このシリーズもやはり、平成に隆盛を極めた作品ですね。一方で、『刑事7人』が割と面白く感じられたので、こちらを最初から観てみようと思います。刑事ものでは、京都府警が舞台の作品も結構好きです。


飲み物-ブロンドのエール


スポンサーサイト



[ 2021/09/13 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

山寺宏一さんとホームズ

実は28日と29日の2日間限定なのですが、山寺宏一さんが音楽朗読劇『シャーロック・ホームズ』で、ホームズを演じています。ワトソンを演じているのは、水島裕さんです。

ノサカラボ|音楽朗読劇 シャーロック・ホームズ#01at サントリーホール

しかし山寺さんのホームズと言えば、やはりパペットホームズを思い出します。この朗読劇の演目

ボヘミアの醜聞
消えた花婿
緑柱石の宝冠

のうち、『ボヘミアの醜聞』は「困った校長先生の冒険」、『消えた花婿』は「消えたボーイフレンドの冒険」として、それぞれ人形劇になっていますね。また下記記事によると、三石琴乃さんがアイリーン・アドラー、島崎信長さんがジェイムズ・ウィンディバンク、山路和弘さんがアレクサンダー・ホールダーを、それぞれの作品で演じています。

音楽朗読劇「シャーロック・ホームズ」#1 声優・三石琴乃さん、島﨑信長さん、山路和弘さんが出演決定!
(animate Times)

山寺さんと言えば、七色の声を持つ声優さんとしても有名です。上記パペットホームズでも、主人公のホームズを始め、ホームズの兄のマイクロフトや、動物たちの声も担当しています。

多くの俳優さんや声優さんが朗読やナレーションを手がけていますが、私としては、やはり舞台活動が中心の俳優さん(含歌舞伎俳優)とか、声優さんの声は安心して聞けると思います。特にナレーションの場合、キャラに応じて声を使い分けられる声優さんは、その時々に応じて声を使い分けられるわけで、かなり適していると言えるかも知れません。


飲み物-ロックグラスカクテル


[ 2021/08/29 00:15 ] シャーロック・ホームズ | TB(-) | CM(0)

NHKプレミアムでグラナダ版ホームズが放送されます

既にご存知の方もいるかと思いますが、8月11日よりあのグラナダ版ホームズ、『シャーロック・ホームズの冒険』の放送がNHKBSプレミアムで始まります。ホームズ関連作品の中で、私が一番好きなシリーズでもあります。

ホームズを演じるジェレミー・ブレットの吹き替えは露口茂さんですが、このお蔭で先年『国盗り物語』のDVDを観ていた時、葛籠重蔵を演じる露口さんのセリフに、ついついホームズを連想してしまったものです。

シャーロック・ホームズの冒険
世界でもっとも有名な探偵 伝説のドラマを再び!<全41回>

また4日には、特別番組『シャーロック・ホームズ探究 ~そして名探偵は伝説になった~』が放送予定です。

ホームズを愛するクリエイターたちが語りつくす! 8/4(水)夜9時 『シャーロック・ホームズ探究~そして名探偵は伝説になった~』

記事はいずれもNHK ONLINEより。

ちなみに特番の方の記事で紹介されている、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会ですが、この協会はパペットホームズの番組紹介でも登場していましたね。

飲み物-ウイスキーストレート

[ 2021/08/04 01:15 ] シャーロック・ホームズ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャストの交代

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、伊東祐親を演じる予定だった辻萬長さんが、腎盂がんの治療に専念するため降板となりました。祐親の役は、浅野和之さんが演じることになります。

辻さんといえば、最近は『ノーサイド・ゲーム』にも出演しており、いぶし銀のイメージがある俳優さんで、楽しみにしていたのでちょっと残念です。

辻萬長 来年大河「鎌倉殿の13人」降板 腎盂がん治療専念のため 小栗旬の祖父役 代役は浅野和之
(スポニチアネックス)

一方浅野さんも、三谷幸喜氏の作品には多く出演している人です。大河ドラマには2度出演(太平記、八代将軍吉宗)していますが、三谷さんのは今回が初めてということで、ちょっと意外でもあります。

恐らく浅野さんが演じる祐親は、辻さんのとはまた違ったイメージになると思われます。あるいは脚本の直しもあるのではないでしょうか。簡単に言えば、娘に頼朝の子ができたことから、その子を殺した上に頼朝も殺そうとし、結局は富士川の戦いの後捕らえられて自害する人物です。また家督相続の件で工藤祐経と対立し、息子を殺されたことで、所謂曾我兄弟の仇討ちが起こります。

この浅野さんの出演作品もいくつか観てはいますが、私としては、『古畑中学生』の森脇教頭と、パペットホームズのロイロット先生のイメージが強いです。ロイロット先生、化学の教師であると同時に、生徒にかなり厳しくい先生でもありましたが、生徒であるシャーマンを愛してしまい、教師としてあってはならないと潔く辞職してしまいました。


飲み物-アイスココア

[ 2021/07/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』新キャスト発表 続き

先日の『鎌倉殿の13人』関連投稿で第3次キャストを発表していますが、その続きです。今日発表された出演者は以下の通りです。お馴染みの俳優さんもいれば、初めての人もありと実に多種多様です。(敬称略)

木曽義高 - 市川染五郎
仁田忠常 - 高岸宏行
道(比企能員の妻)- 堀内敬子
平知康 - 矢柴俊博
善児 - 梶原善
比企尼 - 草笛光子

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
新たな出演者決定!
(NHK ONLINE)

染五郎さんというと、つい『八重の桜』の孝明天皇を思い出すのですが、こちらはもう松本幸四郎を襲名していますので、その息子さんになります。幸四郎さんと染五郎さん、そして白鷗さんも三谷歌舞伎に出演していましたね。高岸さんはお笑い枠でしょうか。あと堀内敬子さん、梶原善さんはパペットホームズでそれぞれハドソン夫人とベッポを演じています。梶原さんは『平清盛』の平宗清でもありますが、今回は下人ということでオリキャラのようですね。そして矢柴俊博さん、『真田丸』の細川忠興ですが、私としては『きのう何食べた?』の富永さんのイメージです。そして、何と言っても今年米寿の草笛さん、堂々たる比企尼になりそうです。

あと小日向文世さん、内野聖陽さんに出演していただきたいところではあります。それから声優枠で山寺宏一さんにも。それとまだ弁慶と後鳥羽上皇、源実朝が決まっていませんが、さてどうなるのでしょう。

ところで三谷大河というのは、出演者の常連さんが多いですが、これは元々三谷さんが舞台の人ということもありますし、当て書きをするからというのも理由として挙げられるでしょう。見方を変えればこういう部分が、はじめに出演者ありきといった感じになりやすくもありますし、先日書いた、三谷さんの理想というか自分がやりたいことに、大河を引き寄せているように見える一因とも取れます。これに関しては、また時間があれば書きたいと思います。


飲み物-ウイスキーストレート
[ 2021/04/29 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-52(今後の大河の時代設定に関して)

三谷幸喜氏の大河について何度か投稿して来ました。過去の2作品は、三谷さんらしいなと思われる展開もある反面、大河ドラマとして観た場合にもどかしく感じる、あるいは物足りなさを覚えると言う点も往々にしてあるものです。特に来年は今までの路線とは違い、所謂敗者が主人公にならない分、これまでとは異なったアプローチを求められそうです。

また敗者が去った後の新しい時代が描かれないのは、それはそれで潔くもありますが、その後の時代に彼らがどう評価され、あるいは彼らが残した物を、誰がどのように受け止めたのか、それもまたあっていいかとも思われます。実際『新選組!』で描かれなかった分は、『八重の桜』で補完したようなものです。

ところで今後の大河は

2021年-幕末~明治(大正以降がどの位描かれるのか現時点では不明)
2022年-平安~鎌倉
2023年-戦国~江戸初期

このような時代設定になっています。
仮にこの先も大河を制作すると考えた場合、2024年はどの時代が舞台になるのでしょうか。

2年連続でもし戦国大河を作るのであれば、かつての『毛利元就』のように、三英傑が登場せず、しかも時代的に戦国初期から中期辺りの設定になると思われます。たとえば、応仁の乱から戦国初期→前期を舞台に伊勢宗瑞(北条早雲)を描くというやり方もあるかも知れません。ただお馴染みの顔があまり出て来ないと、数字の点では厳しくなりそうです。

そうでなければ幕末物でしょうか。しかしあまり戦国と幕末のヘビーローテーションだと、視聴者離れ-というか、若年層の多くは既に地上波を離れていると思われます-を起こすでしょう。とは言うものの今の時代、江戸時代である赤穂義士物や、戦国期でも三英傑の比重が大きくない川中島大河を、1年かけてやる必要があるかどうかは疑問でもあります-無論2クールで描くのならそれもありです。本当はもう一度直江兼続を見たいのですが。

こういった点から考えて行くと、舞台となる時代はかなり狭まって来ているのが現状で、同じ時代で、異なる地域や時期の人物を描くことになりそうです。それを考えると、同時代が複数年続くのもやむなしでしょうか。

それとこれも何度か言っていますが、スポンサーを付けることも検討するべきでしょう。受信料だけで賄おうとすると、とてつもない金額になりますし、何より大河という娯楽作品がそもそも公共放送に必要なのかどうか、考えてみてほしいものです。大河は他の時代劇と違うとNHKは言いたいのかも知れませんが、最終的にはこれはやはり娯楽作品です。

その一方で、女性主人公の大河が姿を消したことについては、私は評価しています。どう考えても、1年をかけて描くだけの内容ではなかった物もありますし、知名度も功績もある男性主人公と無名に近い女性主人公、それぞれの作品を一年交代で制作するのはやはり無理があったと思います。それにしても、どうして隔年にしたのでしょうね。

ところで大河とは関係ありませんが、現在読んでいる『はたらく細胞フレンド』及び『はたらく細胞』本編、さらに『はたらく細胞BLACK』、今後折に触れて投稿してみようかと思います。しかしこのブログは元々ホームズブログなのに、ホームズ関連がやけに少なくなっています。多少の関連性があるという点で、コナン絡みの投稿も考えています。
(しかし三谷さん、パペットホームズの第2弾書いていただけないでしょうか…)


飲み物-白いカップの紅茶

[ 2021/04/20 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

雛祭りと踊る人形

雛祭りですね。

人形を飾るようになったのは、江戸時代ごろからと言われています。
元々は所謂流し雛で、穢れを人形に託して、流してしまうという意味合いがありました。それが後になって、人形を飾る女の子の祭りへと変化します。
尚かの桜田門外の変は、安政7年のこの日、江戸城へ雛祭りの祝賀に向かう井伊大老が襲撃された事件です。この日は今の暦では3月の下旬ですが、江戸は時ならぬ大雪に見舞われていました。
それはともかく、この雛人形は端午の節句の武者人形とは違った華やかさが感じられ、七段飾りにもなると、最早日本版ドールハウスといった感もあります。

ところでシャーロック・ホームズのシリーズに、『踊る人形』(The Dancing Men)というのがあります。
この人形とは本物の人形ではなく、様々な動きをしている棒人間で表現された暗号で、特定の動きを特定のアルファベットに当てはめて解読して行く話です。
パペットホームズでは、べインズがホームズをおちょくる内容になっていましたね。


おひなさま
[ 2021/03/03 11:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

221の日に思うホームズ関連作品と映画とハリネズミ

2月21日は221ということで、ツイッター上で「#221Bの日」というタグを何度か目にしました。今までのホームズシリーズで、一番好きなのはグラナダ版というのを前にも書いていますが、所謂変人で面倒くさいホームズを描いたのは、これが最初であると言われています。この傾向はその後も、映画やTVシリーズに受け継がれています。
但し『エレメンタリー』の場合、少々扱いづらいホームズではありますが、やはりアメリカの刑事ドラマの乗りです。またパペットホームズの主人公も、朝大慌てで宿題をやっているワトソンにあれこれ言う一方で、自分は宿題をやっていないにも関わらず、

宿題をやる苦痛を10とすると、
叱られる苦痛は6だ。
僕は軽い苦痛の方を選ぶ。

などと言ってしまうわけで、ま、こちらも面倒くさい子ではあります。

BBC版は第3シーズンまでは観て、それから観なくなりました。私としては、ミステリーとしての面白さからはちょっと外れたかなと思っているせいですが、無論このコンビが好きな人は観続けているでしょう。
ベネディクト・カンバーバッチを有名にしたシリーズでもありますが、この人は本国の第1シーズン放送とほぼ同じ時期に、『僕が星になる前に』という映画に出演しています。この映画は所謂ロードムービーで、癌で余命いくばくもない主人公が、仲間3人と連れ立って旅行に出る話です。ラストシーンが如何にもというか、イギリス的であると書いておきます。

なぜこの映画のことを書いたかと言うと、『Supernova』という映画が日本でも公開される予定だからです。この映画は20年来のパートナー同士であるゲイカップルの話で、一方が認知症を発症し、2人で家族やかつての友人を訪ねる旅に出るのですが、将来のことを巡って対立することにもなります。旅を通してそれぞれの生き方が描かれるという点では、この映画もまた然りです。
コリン・ファースとスタンリー・トゥッチが主演ですが、コリン・ファースもこういう年代を演じるようになったのだとしみじみ思います。一応URLだけ置いておきます。
https://theriver.jp/supernova-us-trailer/ (THE RIVER)


ゲイカップルといえば、『きのう何食べた?』の2020正月スペシャルのあらすじをざっと書いているので、またちょっと掘り下げてみようかと思っています。
そう言えば前出BBC版、シャーロックの相棒のジョン・ワトソンを演じたマーティン・フリーマンが「ハリネズミ」と渾名されていたことがありましたが(髪の色からでしょうか)、最近ハリネズミというと、この『きのう何食べた?』のジルベールこと井上航を連想するようになっています。例の「針ネズミ」Tシャツ以外にも、彼の部屋は動物関連グッズだらけで、本物のハリネズミ関連のももちろんあります。何せ履いているスリッパもハリネズミですからね。

飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/02/22 00:45 ] シャーロック・ホームズ | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」その2

まず、先日の投稿の続きです。史朗が風邪を引いた時の賢二の描写について、以前、病人自身とか病人と看病する側の関係の描写ではなく、看病する側の方にスポットライトを当てたのが面白いと書いたことがあります。
無論この場合、看病する側の手際がよく、何でもかんでも即座にこなしてしまうのでは面白くありません。多少ドジを踏んで、看病される側もそれが気になって仕方ないという設定だから面白いと言えるのです。また作品にもよりますが、男女カップルであればなかなかこういう描写にはならないでしょうね。
せっかくですから、出汁巻きを作るのに悪戦苦闘する賢二の画像も置いておきます。賢二が、史朗のための三品で、恐らく一番難易度が高いであろうこの料理を何とか完成させて、まだ続きがあるのに一仕事終えたといった様子や、BGMの『どんぐりころころ』がまた実にいい味を出しています。

きのう何食べた?第7回出し巻きを作る賢二

ところでこの賢二が、小日向大策のみならず、三谷まみも史朗を奪ってしまわないかと案じている件について。
原作でも、この人物をなぜ好きになったのかは描かれていなかったと思いますが、賢二が思っているほど史朗がぞっこんというわけでもなく、ただたまたまこの女性アイドルが好きで、出演番組を観ているのが楽しいといった程度のものではないかと思われます。
ですから賢二の場合、三谷まみはともかく、小日向大策の方が心配というのであればわかりますが、どうもまみの方も気になって仕方ないようです。
恐らくジルベール航が指摘したように、史朗はどう見てもゲイのど真ん中ではなく、ある意味ゲイとゲイでない(所謂『ノンケ』)の人たちとのボーダーライン上にいるようにも取れ、その上ゲイ好きといったタイプではないまみが好きということであれば、やはり気が気ではなさそうです。

きのう何食べた?第10回賢二と史朗の確執

ドラマの第10回の前半は、千葉市で生活保護を受けている賢二の父親の、扶養義務に関する調査が郵送されて来たことから、賢二が父親との関係について史朗に話したり、また史朗と一緒に行く予定だった小日向との飲み会に賢二が行けなくなり、史朗が一人で小日向と会うのは嫌だから断ってくれと涙ながらに頼みかつむくれたりと、ちょっとシリアスな描写も出て来ます。
賢二が史朗に行くなと言ったのは、店長夫人の玲子に、好きな人には浮気されないように念を押されたせいもありそうです。玲子は夫が浮気していることを知っているのでしょう。
しかし紆余曲折ありながらも、賢二と休みが重なったことから、ブランチにクレープを作ってあげるシロさんは優しいですね。一方で掃除をしていた賢二は、その史朗の部屋でポスターらしき物を発見し、本人の目の前でそれを広げてみせます。

きのう何食べた?第10回三谷まみポスター

案の定、若い頃の三谷まみの水着姿のポスターでした。史朗は必死になって、今このポスターを売ると高いんだなどと言っていますが、どうも小日向との約束は、このポスターを貰うのが前提にあったように考えられます。
この件と言い、第7回の生姜湯の件と言い、史朗が小日向に会うのもまた、自分のタイプの男性との密会めいたものではなく(第一航が同席している可能性が大きい)、好きなアイドルの存在が絡んでいるのが大きな理由のようです。
それを考えると賢二も、小日向にそこまでライバル意識を持つ必要はなさそうなのですが…尤も、相手に対してちょっとすねるような態度を取る、これが彼の可愛いところでもあります。

きのう何食べた?第10回三谷まみポスター2

そして正月スペシャルで、再び三谷まみが登場します。
事務所のマネージャーの離婚を担当してくれた件で、史朗は焼肉屋で賢二共々接待を受けていました。
もちろん航も一緒で、しかも例によって
「大ちゃん、この店もう飽きた」
などと言い、小日向は、今日は筧さんへのおもてなしだからとたしなめます。この人の忍耐強さ、航を説き伏せる態度は相変わらずです。
さらに一同が満腹した頃、ある人物がその場に興を添えるべくやって来ます。

きのう何食べた?新春SP三谷まみ

ここかしらとやって来たサングラスの女性は、他ならぬ三谷まみでした。
当然ながら史朗は驚き、弁護士と小日向のゲイ友、どちらの立場を取るべきか悩みます。
この悩むところが、如何にも史朗らしいと言えますが、賢二が自分は史朗の恋人だと自己紹介をしてしまいます。おまけにスクール水着のポスターなどと言いそうになるため、史朗は慌てて賢二の口をふさぎます。
それでも2人はドラマの話に花を咲かせ、帰り道に賢二と彼女の話をするものの、どこかやはり意見が食い違います。おかげで、あの店で出た幸せ物質も誰かのせいで引っ込んでしまったなどと言う賢二は、やはりまみをある意味ライバル視しているように見えます。

きのう何食べた?新春SP驚く史朗

このまみですが、ホームズ正典でのアイリーン・アドラー、つまり、ホームズの恋人ではないが永遠の女性である、そういった存在を連想させます。そういえばまみを演じた宮沢りえさんも、パペットホームズでアイリーンを演じていましたね。

(画像は『きのう何食べた?』『きのう何食べた?2020新春スペシャル』DVDより)

[ 2021/02/03 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その5と受信料案に関して

『鎌倉殿の13人』キャスト発表5日目、そして最終日です。以下5名(敬称略)が発表されています。

源義経-菅田将暉
三善康信-小林隆
梶原景時-中村獅童
牧の方-宮沢りえ
源頼朝-大泉洋

菅田将暉さん、『おんな城主 直虎』に続いて、2度目の大河出演です。私としては、寧ろこちらの方に期待です。三善康信は三谷大河の常連、小林隆さん。そして梶原景時には中村獅童さんで、歌舞伎でもこの役を演じたとの由。なお獅童さんも、梶原景時の描写に関しては
「三谷さんのことだからただの悪人というわけではないはず……。」
とのことで、意外と「いい人」の側面を持った景時となるかも知れません。そして牧の方は宮沢りえさん。彼女の大河出演で真っ先に思い出すのが、現在アンコール放送中の『太平記』の藤夜叉です。三谷作品ではパペットホームズに、アイリーン・アドラーの役で出演しています。こちらはもちろん、ボヘミア国王と不倫関係になったプリマドンナではなく、校長先生と不倫関係になった保健の先生です。

そしてトリの源頼朝は、大泉洋さんです。正直堺雅人さんかなと思ってもいましたが、蓋を開けてみればこの人選でした。大泉さんは『真田丸』でもそうでしたが、準主役とも言えるポジションです。しかし実を言うと、この『鎌倉殿』が放送される2022年1月に、ラグビーの新リーグが始まることもあって、『ノーサイド・ゲーム』の第2シリーズ制作を密かに願っていたのですが、これはちょっと難しいでしょうか。ならばせめて、息子頼家の少年時代を、君嶋ファミリーということで、市川右近さんに演じてほしいです。

無論、今回発表されたのは第一次キャストのみで、来年には第二次キャストも発表されることになるのでしょう。堺さんや小日向文世さん、鈴木京香さんもそのキャストに名を連ねる可能性があります。それから、北条時政役を演じる坂東彌十郎さんですが、こちらも愛之助さん同様、三谷歌舞伎『月光露針路日本』に、光太夫たちの船神昌丸の水主の役で出演していましたね。

今回の、三谷氏直々の動画での出演者発表は、コロナウイルス禍で集合写真の撮影が難しいのも一因と思われます。それはそれでいいのですが、しかしなぜ本放送開始の2年近く前から制作発表が行われ、来年の大河の出演者発表から、さほど間を置かずしてこの発表がなされたのでしょうか。要は準備期間がかなり長いわけで、しかも発表当時はまだコロナ禍がそう深刻でもなく、収録にかなりの時間を割かなければならないわけでもありませんでした。

あるいはやはり
「1年物大河がこの作品を持って終わるのではないか」
当て推量ではありますが、そう考えたくもなります。もう大河も丸60年を迎えるわけです。無論NHKから発表がない限り何とも言えませんが、その場合半年に移行するか、あるいは大河とは全く違うシリーズをこの時間帯にやるかのいずれかとなるでしょう。まだまだ主人公候補はいますが、NHKがそう考えているのなら、それもまたありです。

ところでNHKは、TV設置の届け出義務や、受信料に関わる個人情報の照会などは見合わせたようですが、不当な支払い逃れの世帯には割増金を検討しているようです。この支払い逃れというのは、NHKの放送を受信できるにも関わらず受信料を払っていないと言うことですが、そもそもTVあるいは受信可能な機器を所有するだけで、受信料発生とは如何なものかと思います。やはりスクランブル化してほしいものです。

飲み物-パブのビール1
[ 2020/11/21 23:16 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud