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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『舞いあがれ!』第7週「パイロットになりたい!」第4話

ジャムの出荷の準備をしていた祥子は、電話が鳴っているのに気づく。一方舞は洗濯物を干しながら、めぐみの、大学は卒業してほしいという言葉を思い出していた。そこへ祥子が来て、めぐみから電話があったことを伝える。舞を迎えに、浩太とここに来るらしい。祥子はさくらのカフェにジャムを持って行き、舞が来ていることを話す。何で来ないのかというさくらに、考えたいことがあるごたぁと祥子。ここで考えればよかとさくら。

舞が留守番をしていると、木戸豪がお祝いだと鯛を持ってやってくる。一太から、舞が婚約者を連れて来ていると聞いたらしいが、舞は友達だと言う。まだ学生やしと言う舞に、めぐみちゃんだって、学生ん時に婚約者ば連れて来たと豪。それは浩太のことだった。しかし祥子に反対され、2人で大阪に行ったのである。

豪は舞に、おいが知っちょっとは、祥子さんがず~っとめぐみちゃんのことば、心配しとったっちゅうことだけたいと言い、ジャム作りも、はじめはこの島にめぐみが帰って来た時のことを考えて、彼女に収入を確保させるためだったのである。

祥子は舞より先に食事を済ませ、鯛をさばこうとしていた。舞は祥子に、お母ちゃんが結婚する時反対したんと尋ねる。祥子は豪さんに聞いたかと言い、めぐみはまだ20歳で世間知らずの子供っち思っちょったと話し始める。1981年、浩太は祥子に、めぐみと結婚させてくれと頼むが、この子ができるわけがない、苦労するに決まっちょると反対する。さらに祥子は、学校の先生になりたかっち言うけんが、大学まで行かせたっぞと言うが、めぐみは本当の夢ば見つけたと言う。

浩太を支えて一緒に工場をやって行きたいとめぐみは考えていたが、世の中はそんなに甘くなかと祥子。浩太はめぐみに悲しい思いはさせないと言うが、祥子はまだめぐみは20歳で、教師になるという夢もある、めぐみのことば本当に考えるんやたら諦めるようにと突っぱね、めぐみには大学に戻るように言う。しかしめぐみは浩太と大阪で生きて行くつもりで、二度と帰ってこんでよかとの祥子の言葉に、そうすると言って出て行き、浩太も一礼して出て行く。

いっときの気持ちで、これまで頑張ってきたことば放り出すのは、間違っちょるち思ってなと祥子。さらに祥子は、苦労するのが分かっとったけん、黙って送り出すことやできんかったとさとも言う。

めぐみと浩太が、祥子のめぐみ丸に乗って才津家を訪れ、2人は舞に会って話をする。パイロットになりたい気持ちは変われへんと舞。飛行機を作りたい気持ちはなくしたのかと言う浩太に、もっとやりたいことが見つかった、今はパイロットになることだけを考えて頑張りたいと答える。しかしめぐみは、舞がパイロットに向いてるとは思えないと言う。なぜかと尋ねる舞に、お母ちゃんの言うことも聞くようにと浩太。

めぐみは言う。パイロットは人の命を預かって、きちんと目的地まで届ける責任ある仕事や、けど誰にでもできる仕事やない。女性のパイロットは殆どいない。そして舞は、男社会で道を切り開いて行くタイプに思えない、苦労するのが目に見えてる。せやから挑戦したいと舞。台所にいた祥子も舞の方を見る。

人力飛行機のみんなと会って、ホンマに変わろうと思ってパイロットに挑戦した、みんなの期待背負って飛ばなあかん、失敗したら自分のせい、けど飛んで楽しかったと舞は言う。祥子もそれに耳を傾けていた。舞は旅客機のパイロットは大変かも知れへんが、飛行機にはいろんな人が乗る、その人たちの思いが乗っている、責任が重い厳しい仕事やという。

しかしそういう重いもんをしっかり背負って飛べる人になりたい、せやから旅客機のパイロットになりたいと舞は話し、またこうも言った。小さい頃、お父ちゃんとお母ちゃん見てて仕事て大変やなて思った。けどお父ちゃんには夢があって、お母ちゃんがそれ支えてるて知ってから、しんどそうに見えたことはない。

私も大変な思いして働くんやったら、自分がホンマに好きなことをやりたいと言った舞は、椅子から立ち上がって、航空学校に行かせてくれと頼む。浩太はうなずき、めぐみは何かを考えていたが、分かった、舞がそこまで考えてねやったらやってみと口を開く。舞は目に涙を浮かべながらめぐみに礼を言う。

めぐみは夕食の準備をしている祥子を手伝う。
「舞や、自分の気持ちばしっかり言えるごとなったったいね」
いつの間にかねとめぐみ。祥子はあん時、めぐみの話ばちゃんと聞いてやればよかったと言い、すまんかったねと謝ってさらにこうも言う。
「めぐみは大阪で、ちゃんと幸せになったったいね」
めぐみは涙を流しながら、祥子に礼を言うのだった。


めぐみと浩太が五島にやって来ます。その前に舞は、祥子がめぐみの結婚に反対したことを、祥子自身から聞いていました。浩太との結婚を認めない祥子、苦労するに決まっちょると言うのは、皮肉にも、大学を卒業して飛行機を作るのではなく、大学を中退して航空学校に入り、パイロットになることを目指す舞に、めぐみがかける言葉そっくりだったのです。親である以上、めぐみも浩太も心配ではあったでしょうが、舞が自分の気持ちをきちんと述べ、決意が固いことを知ってOKを出します。

舞がきちんと自分の気持ちを言えるようになったことに、祥子は感心します。そして自分も、めぐみが浩太を連れて来た時に、もっときちんと話を聞いてやればよかったと言います。めぐみはそれを聞いて涙を流します。恐らく町工場を継ぐことが急に決まり、ゆっくり話をするだけの時間もなかったのでしょう。

20年余りの時を経て、やっと分かり合えた母と娘ですが、それを考えると、めぐみが10年前の五島行きをためらったのもわかります。1981年に20歳あるいは21歳ということは、めぐみは昭和30年代生まれで、長崎の大学に通っていたと思われます。

ところで一太は、豪に舞が婚約者を連れて来ていると言ったようです。あの時貴司が出て来たのを見て、早合点をしたのでしょう。さくらのカフェはお客さんが入っていますね。ところで祥子の家のカレンダー、「ハナマル印刷所」というロゴがありますが、どうも『あさイチ』のMCを連想してしまいます。印刷所とあるのは、ジャムのラベルをここに発注していると思われます。

今回は小檜山氏の『舞いあがれ!』関連記事はお休みです。それと、『ちむどんどん』のスピンオフが先週末放送されたようです。ただし私は観ていません。また年明け早々に、この朝ドラの総集編が放送されるようです。

スピンオフと言えば、「なにわバードマン」を主人公にしたスピンオフをという声もあるようです、一応URLだけ置いておきます。

【舞いあがれ!】なにわバードマン「スピンオフ化」をファン熱望「すでにロス状態」「期待してます」
https://www.oricon.co.jp/news/2256808/full/
(オリコン)

実際この個性派揃いのチームはやはり魅力的です。3年前の『ノーサイド・ゲーム』のアストロズのメンバーが、何となく彼らにダブります。


飲み物-エスプレッソブラック
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[ 2022/11/18 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第20回「帰ってきた義経」あらすじと感想-2

第20回「帰ってきた義経」後半部分です。尚ひとつ前の投稿で、「帰って来た」としていましたので、本文中の意味が通りにくい部分共々、直しています。


静を見た政子は頼朝に言う。女子(おなご)の覚悟です、私もあなたが挙兵された時覚悟を決めましたと。義時のこの話を聞いていた義経は、静の大胆な振る舞いをあいつらしいと言う。その後静は鎌倉に留め置かれ、4か月後に出産する。生まれた子は男児で、静のもとから連れ去られた。

その後彼女も鎌倉を去って行方知れずとなり、美濃青墓宿で、静に似た遊女がいたらしいと話したところで、これが伝えるべきだったかと義時は戸惑うような口ぶりになる。義経はうわべは平静を装っていたが、その後畑に立てた藁の人形を、鎌倉への憎しみを込めて太刀で切り刻む。

義経は国衡と謀って挙兵するようだと、義時は泰衡に伝える。泰衡は兄が義経と謀ることに憤り、自分は鎌倉に盾突くつもりはないと言う。そんな泰衡に義時は手は一つと言い、義経の首を取って送り櫓どけるように促す。でなければ平泉は火の海と化し、義経とて止めきれず、藤原氏も途絶えてしまうと迫る義時に、だからあいつを入れたくなかったと泰衡は答える。

向こうが戦の支度に取りかかる前に、不意打ちしかないと諭す義時だが、泰衡の弟の頼衡がこれに反対し、父秀衡の、義経を総大将として奥州を守れとの遺言を持ち出す。しかし泰衡は、奥州の行く末は自分が決めると言う。頼衡は、お前の魂胆は何だと義時に斬りかかろうとするが、その時善児が現れて頼衡を倒してしまう。最早後へ引けなくなった泰衡は、国衡から義経が戦を決意したことを聞く。

準備が整ったと確信した義時は、善児を先に帰す。義経は幻を見ていた。それは、秀衡が畑の土を救い上げている幻だった。しかし実際にはそこには誰もおらず、自分で作った人形が立っているだけだった。その間に泰衡の軍勢は、義経の館の方へと向かっていた。

ここらが潮時であると義経は言う。しかし里は、このような場所で終焉を迎えるのは気が進まなかった。宿命(さだめ)だ、諦めろと義経は言うが、里は夫について来たことを後悔していた。但し里は義時との会話を盗み聞きしており、静が落ちぶれたと聞いた時には溜飲が下がったようだった。そして里は、京で刺客を呼び込んだのは自分であることを打ち明ける。お前が呼んだのかと義経は怒り、里を刺し殺してしまう。

義時は鎌倉へと馬を走らせていたが、弁慶が通せんぼをする。御曹司がお呼びだと言う。そして泰衡も軍勢を引き連れて義経のもとへ到着した。弁慶の手引きで館に入った義時は、布をかぶせられた里と娘の死体が、むしろの上にあるのを見る。義経は泰衡の手勢が来ていることを伝え、人を信じすぎると言われた自分も賢くなったと言う。そして義時が静の話をしたことについても、自分に鎌倉への憎しみを募らせるようにし、泰衡に挙兵させる策だったことを見抜いていた。

弁慶は板切れを甲冑代わりにし、さらに衣をまとって外へ出て行った。館の外には落とし穴が彫られており、兵たちはそれに足を取られていた。義経は、時間稼ぎに外に出て、しかももう二度と会わないであろう弁慶に礼を言い、さらに自分では手を下さず、泰衡に討たせると頼朝が企んだことをも見抜いていた。

義経は、そこまで兄に取って自分は邪魔なのか、そうなると最早どうでもよくなった、この首で平泉が守れるなら本望だとさばさばした口調だった。さらに見せたいものがあると義経は言い、平泉に来てからどうやって鎌倉を攻めるか考えたと絵地図を広げる。鎌倉としては定石通り北に兵を出すが、その隙を突いて北上川から船を出し、海から攻め込み、北から慌てて戻る兵を追って包囲し、火を放つという作戦だった。

海路を行くと三浦の岬から丸見えになると義時は言うが、その時は、損得のわかる三浦の息子を味方につけると、義経はぬかりなかった。さらに義経は、鎌倉戻ったら梶原景時に渡してほしいと、攻めの子細を記した書状を差し出す。景時ならこの策をわかってくれるだろうと言うのである。

やがて外で弁慶が兵を相手にする声が響き渡る。義経はその様子を楽しみつつ、義時に来た道を通れと言い、義時を送り出す。鎌倉に戻った義時はこのことを報告し、景時もその策を見て、この通りになっていたら鎌倉は滅びていたと言う。そして義時は館に戻り、久々に金剛を抱き上げる。

文治5(1189)年6月13日、頼朝は、届けられた義経の首桶に向かって、戦の話をしてくれ、お前の口から聞きたいと言い、首桶を抱きしめながら泣き崩れる。


まず「おなごの自覚」、その割に義経と静のシーンがあまりなかったのがちょっと残念です。これは平家のシーン、大姫と義高のシーンにも言えるかと思います。それと『吾妻鏡』では、この3年前に舞の奉納が行われていますが、ドラマ中の舞も文治2(1186)年設定なのでしょうか。その割には大姫がかなり大人なのですが。

それから頼朝と実衣の服装ですが、実衣のは少し色が変わったでしょうか。しかし頼朝の直垂が、ここ何話か全く変わっていないようでちょっと気になります。

義経関連です。やはりこの人のシーンがどこか舞台的で、義時との会話にしても、セリフでことの次第を説明しているように見えます。義経と義時、そして弁慶を交えての会話に、頼朝の策略を織り込むことはできなかったのでしょうか。それにしても義経、自分の首で平泉が守れるならと言っていますが、結局これが鎌倉方に口実を与えてしまうのですけどね。

いずれにしても存在そのものが紛争の火種となりかねない人物ではあり、形の上だけでも出家するという選択肢もあったかも知れません。無論その場合も頼朝の監視下で余生を過ごし、場合によっては頼朝、あるいは義時から暗殺された可能性もあるでしょう。ちょっと『太平記』の護良親王を連想します。

その義経の書状の字がうますぎるように思えます。腰越状は宗盛の代筆だから納得できますが、義経の直筆ならもう少しぐしゃぐしゃとした書き方でもよかったのでは。

それから弁慶が、何やら西郷隆盛に見えてしまいます。佳久創さん、流石に元ラガーマンだけにガタイはいいのですが、少し体重を増やしたでしょうか。『ノーサイド・ゲーム』の時はもう少し筋肉質だったかと思います。そして里、本来の良妻のイメージとはかなり異なっていました。しかし立ち聞きですか、大河朝ドラにはありがちなことではありますが。

朝ドラといえば、『あまちゃん』で、アキが鈴鹿ひろ美の付人をしていた時、『静御前』なるドラマの撮影現場が登場していましたね。あと余談ながら23日の『ちむどんどん』で、ペットボトル入りの醤油が登場していましたが、実際にペットボトル入りが出るのは、舞台となっている1972年から5年後のことですね。

飲み物-琥珀のエール
[ 2022/05/24 00:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

リーグワン第15節とD2&3順位決定戦結果その他

ラグビー関連情報です。
まず、俳優の渡辺裕之さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。特別に渡辺さんのファンというわけではありませんが、『ノーサイド・ゲーム』のサイクロンズの津田GM役は忘れられません。

そしてリーグワンの試合結果です。
赤文字勝利チーム、青文字不戦勝チーム)

ディビジョン1(第15節)
ブラックラムズ東京 17 - 64 トヨタヴェルブリッツ
(秩父宮ラグビー場)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 40 - 13 シャイニングアークス東京ベイ浦安
(江戸川区陸上競技場)
グリーンロケッツ東葛 10 - 39 埼玉ワイルドナイツ
(柏の葉公園総合競技場)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 - 静岡ブルーレヴズ
(ヨドコウ桜スタジアム)
コベルコ神戸スティーラーズ 42 - 33 横浜キヤノンイーグルス
(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
東芝ブレイブルーパス東京 27 -3 東京サンゴリアス
(味の素スタジアム)

ディビジョン2(順位決定戦第2節)
花園近鉄ライナーズ 47 - 17 三重ホンダヒート
(東大阪市花園ラグビー場)
釜石シーウェイブス 20 - 21 スカイアクティブズ広島
(釜石鵜住居復興スタジアム)

ディビジョン3(順位決定戦第2節)
宗像サニックスブルース 26 - 40 清水建設江東ブルーシャークス
(グローバルアリーナ)
中国電力レッドレグリオンズ - クリタウォーターガッシュ昭島
(Balcom BMW Rugby Stadium)

東芝ブレイブルーパス東京と東京サンゴリアスの試合、2000年代半ば頃の、ブレイブルーパスが強かった時代をちょっと思い出しました。コベルコ神戸スティーラーズは地元で勝ち、故・カンバーランドコーチに勝利をプレゼントです。

ディビジョン2と3の順位決定戦も行われています。宗像サニックスブルースは、リーグ戦で、同じグローバルアリーナで勝利を収めた清水建設江東ブルーシャークスに、今回は残念ながら黒星を喫しました。最後のホストゲームとなったこの試合では、終了後にセレモニーが行われました。この時ブルーシャークスは、Thanksのロゴが入った記念のTシャツを着て健闘を讃えていますが、このTシャツには
『We will take over the blue will(私達は青い意志を引き継ぐ)』
という言葉もプリントされています。

ラグビー宗像サニックス涙、涙のホーム最終戦 5月で活動休止 敗戦にも拍手
(西日本スポーツ)

ブルーシャークスTシャツ
(リーグワン公式アカウントより)

ブルースは今週末の豊田自動織機シャトルズ愛知との試合終了後、チームとしての活動を終わることになります。

ところでこのグローバルアリーナでは、3年ぶりに有観客で高校生の大会である、サニックスワールドユーストーナメントも行われ、女子(7人制)部門では追手門学院が、男子(15人制)部門は東海大仰星高校がそれぞれ優勝しています。

しかしリーグワン同様、この大会の男子部門でも新型コロナ陽性者がら出て、辞退を余儀なくされたチームもありました。いささか変則的ではありましたが、最終的に決勝カードは京都成章と東海大仰星となり、5月5日に行われた試合で仰星が68-21で勝利を収めています。

最後になりましたが、松島幸太朗選手所属のクレルモンは、前節スタッド・フランセに29-26で勝利しています。その松島選手は今季でクレルモンを退団し、日本へ戻ることが決まっています。


飲み物-パブのビール2
[ 2022/05/06 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「矢のゆくえ」あらすじと感想-2

まず先日分、意味の通らない箇所があったので修正しています。

『鎌倉殿の13人』、観始めて1か月が経とうとしています。取りあえず今のところは、今後の合戦と鎌倉入りがちょっと楽しみなので、しばらく観続けるつもりではいます。

しかしこの大河、三谷さんの脚本の特徴ともいえますが、会話シーンがとにかく多く、その辺りが気になる、あるいはもどかしいと言う人もいるかも知れません。実は私もそうなのですが。それと源平大河にありがちな「名前と関係のわかりにくさ」ですが、これはもうガイドブックを買って、相関図を見て行くのがよさそうです。

石高からそれぞれの豪族の兵の数を割り出した義時ですが、実際に彼らが頼朝について行くかはまだ別の話です。頼朝に従わない人物が多いのには、親平家の人物が多いせいもありますが、コミュニケーション不足もその主な要因でした。実際後白河院の意向であると言っても信じて貰えず、またこの時点では、平家に刃向かうなど無謀であると受け止めた人も当然いるわけで、頼朝が懐柔作戦を取らざるを得なかったわけです。しかし頼朝はいつもあのパターンのようですね。

そして援軍に来た岡崎義実、佐々木秀義はこの当時としては高齢で、特に佐々木秀義は会話が多少通じないといった印象があります。見た目かなりおじいちゃんですし、何やら『真田丸』の、矢沢の叔父上を思い出してしまいます。結局頼朝に見送られ、宗時を始めとする兵たちは山木の館を目指しますが、個人的に『ノーサイド・ゲーム』で、君嶋GMがロッカールームで選手に檄を飛ばすシーンを思い出します。

ところでこの時は、新しい拠点として鎌倉の名が挙がっています。しかし『太平記』では、その鎌倉が焼かれてしまうのですね。諸行無常といったところでしょうか。

さらに八重ですが、義時との会話から戦のことを感づいており、父祐親にそれを密告します。これは頼朝への裏切りとも取れる行為ですが、一方で山木が在宅しているという情報を得たことから、今度は頼朝を利する動きに出ます。この辺りがこの人物の複雑なところです。強いて言えば、頼朝が捕らえられた際の助命嘆願に、彼女の本心が見て取れるような気がします。無論彼女が千鶴丸のことを知っていたら、恐らくこうは言い出さなかったでしょう。

最終的に彼女の矢と、山木館での矢の2本が源氏の再興を引き起こすきっかけとなりました。正に嚆矢と呼ぶべきでしょう。

飲み物-ホットウイスキー
[ 2022/02/03 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「大いなる小競り合い」あらすじと感想-1

3人の武者たちが追われていた。中でも頭領格と思われる武者は、被衣姿の女を後ろに乗せ、馬を走らせていた。

安元元(1175)年。大番役の務めを終えた北条時政が伊豆に戻って来た。館は宴の場と化し、時政は長女政子から、直垂ではなく水干を着るように言われる。時政は京土産を買ってきたが、全員に行き渡らなさそうで、1人ずつにではなく、一家に1つがいいかと義時に相談していた。そのような中、義理の兄弟である三浦義澄が息子の義村を伴って現れる。

義村は義時に、伊東祐親の娘八重に子供がいることを伝える。しかも相手は、源頼朝だというのだ。頼朝は15年前の平治の乱後にとらえられ、この伊豆に流されていた。その監視役が伊東祐親だった。義時は、好意を持つ八重がそうなっていることに驚く。そして時政と義澄は、何やら密談をしていた。

八重とは3年前、時政が京へ発つ前に会っていたが、その時から頼朝とは親しかったのかも知れなかった。義時は頼朝を流人だと思っていたが、兄宗時から右兵衛権佐という官位を持ち、佐殿と呼ばれていることを知らされる。平家嫌いの宗時は、弟義時に自分は頼朝、佐殿につくと言い、しかも自分の知り合いと偽って、この北条館にいることを教える。頼朝は祐親に追われる身だったのである。宗時は八重の兄伊藤祐清を呼び、弟も力を貸すと言う。義時は驚く。しかも父時政には黙っていなければならなかった。

その時館に工藤祐経が現れる。祐経は祐親から領地を追い出され、妻を離縁させられるというひどい仕打ちを受けていた。同じ頃義時の姉政子は、身を潜めている頼朝に食膳を運ぶ。また義時は、義村に頼朝の件を打ち明けていたが、義村は平家を倒すなどできない、そもそも頼朝を匿ったら爺様(祐親)が黙っていないと言う。しかし宗時は祐清や和田義盛らと、密かに打倒平家の密談を交わしていた。

義時には、兄たちがなぜそうまでしたいのかがわからなかった。しかも義村は帰途、父義澄にこの企みを話してしまう。義澄は祐親にこれが知れたら、自分たちにも危険が及ぶことを知っていた。そして義村は祐親に、このことを暴露しようとする。

政子は身支度をして、いそいそと食膳を運んでいた。そんな姉を妹実衣(みい)は不思議に思う。しかも宗時は、八重と息子の千鶴丸も連れてくる予定だった。そこへ実衣が現れ、やはり佐殿だったのねと言い、雅な男が好きな政子がぞっこんであると兄たちに話す。政子が頼朝に気があるのなら、なお好都合だと宗時は上機嫌だが、その時仁田忠常が現れ、祐親来訪を伝える。義時は気が気でなかった。

祐親は頼朝は許さぬと言う。しかし行方がわからない、もし助けを求めてきたら一旦は受け入れ、その足で知らせるようにと命じる。その頃政子と実衣は蹴鞠に興じていた。しかし祐親が来ているため、義時は急いで彼らを中に入れ、頼朝の侍者の安達盛長にも注意する。そして頼朝は、政子はまだ嫁入り前かと言いつつ、八重宛ての手紙を届けてくれるよう義時に頼んだ。

義時が「離れ屋のお人」からの手紙を届けようとしたところ、工藤祐経がその場にいるのに気づく。祐経は祐親に直訴するが、取り合ってもらえなかった。その夜、時政は公暁の牧家から後妻を貰うことを家族に話す。


まず前半部分です。何やら北条・伊東が頼朝を利用して打倒平家を企んでいるようです。しかし義時は、なぜそこまでして追討するべきなのか、宗時や伊東家の者たちから聞かされても、今一つ同意し兼ねるところがあるようです。

とはいえ、兄の陰謀の件や、姉が頼朝に近づきたがっていることなどなど、時政に気づかれないように気を配っているのは、この義時なのですが…ちょっと報われていない感もありますね。

宴のシーン。時政と義澄、いずれも祐親の娘婿たちなのですが、時政の妻は既に亡くなっていました。その時政は、何やら義澄と話しています。どうやらこれが再婚話のようです。

ところで時政の「雅な格好」ですが、垂頸(たりくび、Vネック)の直垂でなく、上頸(あげくび、スタンドカラー)の衣装の方が、身分が高い人たちの服装であったためでしょう。しかしあれ、袴の中に裾を着込めているのは水干に似ていますが、水干にあるはずの菊綴がありませんね。その父の装束を、しらみでもいないかなどと義時がわざと探し回りますが、後で出て来る「しらみつぶし」と関係があるようです。

政子と実衣が蹴鞠をしているところへ、頼朝が仲間入りします。あのボールあしらい、少々サッカーのリフティングにも似ていますが、ここはやはり、流石君嶋GMと言っておきます。そういえば山本耕史さんも、どうも『きのう何食べた?』の大ちゃん=小日向大策のイメージがつきまといますね。あと「ぶらぶらする」にはどうしても『ブラタモリ』を連想します。

それと前出のしらみつぶし云々に加え、祐親のおかげで頼朝がしばらく部屋から出られなくなり、厠もだめだから壺をなどと言ってみたりするところも、ま、三谷さんらしくはあります。それにしても、放送当日のOPとその前後のシーンは予習なしで観たのですが、どう見てもあれは「姫」ではないなと思ったら、案の定でした。

また会話、特に義時と義村や宗時のそれは、かなり今っぽいです。『青天を衝け』や『麒麟がくる』の方が、その時代らしさはあったかと思います。それと実衣の黄色の着物は、『真田丸』できりが着ていたのと、何となくだぶって見えます。

飲み物-ホットウイスキー

[ 2022/01/14 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』ガイドブックを見て感じたこと その1

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のガイドブックの内容について、思ったことを書いて行きます。主にニッコームック(産経新聞出版)『鎌倉殿の13人 完全読本』の内容をベースにしていますが、一部NHK出版のガイドブックの内容もまた参考にしています。

まずいずれも、出演者の紹介やインタビュー、スタッフの紹介、時代背景、舞台となる地の紹介、あらすじが紹介されており、ニッコームックの場合は、お馴染みの松平定知氏が今年も登場しています。

そしてキャスト関連です。以前から武蔵坊弁慶は誰なのか、あるいは今回は出て来ないのかと思っていたのですが、このガイドブックを見て、佳久創さんが演じることがわかりました。佳久さんといえば、あの『ノーサイド・ゲーム』で、アストロズからサイクロンズに移籍した里村亮太を演じていましたね。そして平維盛が濱正悟さんですが、この人も『ノーサイド・ゲーム』に出演していました。三谷さん、恐らくあのドラマを観ていたのではないかと思われます。

それから今回一番書きたかったのは、三谷さんのインタビューに関してです。このガイドブックの147ページにこのようにあります。

ただ、僕の大河ドラマは、「史実無視で好き放題書いている」と言われがちです。じつは『新選組!』も『真田丸』も、歴史上に起きたとされる出来事は、参考資料に従って、その日付まで忠実に書いていますし、必ず舞台となった場所に足を運んで風景まで眺めています。(中略)史実と史実のあいだを想像で埋めるのが、僕の仕事だと思っています。(中略)大河ドラマは、史実と史実の行間を読んで、史実の裏側に隠れているものに思いをこめることができると思っています。もちろん時代感覚の違う歴史上の人物を、現代目線で描くことの危険性は承知の上です。でも、夏は暑く冬は寒いといった共通認識は変わらないし、(中略)脚本家は人間を書くのが仕事ですから、僕らと共通する部分を見つけなければ、人物を描くことはできません。

三谷大河については前にも書いていますが、どうもふざけているように見えるという批判も多いと思われます。これに関して三谷さんは、史実は参考資料に従って書いている、史実と史実の間を想像で埋めると答えています。この史実と史実の間を想像で埋めるというのは、かつて『花神』の制作統括であった成島庸夫氏のコメントにもありましたが(『花神』大河ドラマストーリーより)、この「想像」の解釈について、何らかの食い違いがあるのではないかと思われます。

またNHK出版のガイドブックでは、三谷さんは史実でない部分は解釈をふくらませるといった意味のことを語っていますが、やはりこの「想像」とか、史実でない部分を自由に書くといった点が、視聴者が考える大河とのギャップとなって表れている感もあります。一例として『真田丸』の史実でないと思われる部分に、信繁と梅の婚礼で、きりがあれこれ信繁の世話を焼くシーンがあります。梅が、きりにそれをやめてほしいと言った時、

「あんた、嫁になったら急に強気になったわね」

と、月9さながらのセリフが飛び出して来ます。他にも、秀吉がいなくなってしまい、片桐勝元があちこちの部屋を探し回っていて、たまたま侍女が着替えをしているのを見てしまう、所謂「ラッキースケベ」のシーンなどが出て来たりしますが、こういう部分に馴染めないという人ももちろんいるでしょう。

何よりも、かつて『風林火山』の脚本を担当した大森寿美男氏のコメントにはこうあります。

何しろ殺戮も略奪も認められていた時代なわけで、彼らのしたことを今の価値観で判断すると、限界が出てくるのは必至です。ですから、善い悪いではなく、今に通じる人間ドラマが描ければそれでいいと考えています。

そもそも三谷さんも、当時の人々の感覚を大事にしたいと以前語っており、その意味では大森氏と共通するものがあるはずなのですが…。さらに三谷さんは、どちらのガイドブックでも、ベースとなる『吾妻鏡』に反することは描かないと言っていますが、結局そういった書き方が、史実に縛られた部分と、史実に縛られない自由な部分のギャップを大きくしているのではないかとも思います。
(この項続く)

飲み物-ロックグラスカクテル



[ 2021/12/30 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

年末年始のラグビー情報

ラグビー関連です。

現在、高校と大学の大会が行われていますが、実はあと10日でリーグワンも開幕します。1月第2週の週末は、3つの大会がほぼ重なることになり、ラグビー中継関係者や取材陣は多忙を極めそうです。

ところで高校といえば、ゴールデンウィークに行われるサニックスワールドユース、2020年と2021年はコロナ禍で中止でしたが、2022年は今のところ行われる予定で、1月1日から5日まで予選が行われます。

(SANIX WORLD RUGBY YOUTH TOURNAMENT)

さてリーグワン、正式にはNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONEですが、試合日程は以下のリンクをご覧ください。ディビジョン1は1月7日、ディビジョン2は1月9日、そしてディビジョン3は1月15日がそれぞれ開幕日です。願わくば、これに合わせて『ノーサイド・ゲーム』続編を放送してほしかったです。無論スケジュールが合わなければ、再放送でも構いません。何せ君島GMもとい部長は、しばらくは「頼朝」ですので。

スケジュール
(リーグワン公式サイト)

そして、CSのテレ朝チャンネルで放送されているフランスTOP14ですが、先週末に行われるはずだったクレルモンとブリーヴの試合が中止となってしまいました。これは残念です。尚次節のトゥールーズとの試合は行われることになっています。

テレ朝チャンネルラグビー放送ラインアップ
(テレ朝チャンネル公式サイト)


飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2021/12/29 01:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャストの交代

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、伊東祐親を演じる予定だった辻萬長さんが、腎盂がんの治療に専念するため降板となりました。祐親の役は、浅野和之さんが演じることになります。

辻さんといえば、最近は『ノーサイド・ゲーム』にも出演しており、いぶし銀のイメージがある俳優さんで、楽しみにしていたのでちょっと残念です。

辻萬長 来年大河「鎌倉殿の13人」降板 腎盂がん治療専念のため 小栗旬の祖父役 代役は浅野和之
(スポニチアネックス)

一方浅野さんも、三谷幸喜氏の作品には多く出演している人です。大河ドラマには2度出演(太平記、八代将軍吉宗)していますが、三谷さんのは今回が初めてということで、ちょっと意外でもあります。

恐らく浅野さんが演じる祐親は、辻さんのとはまた違ったイメージになると思われます。あるいは脚本の直しもあるのではないでしょうか。簡単に言えば、娘に頼朝の子ができたことから、その子を殺した上に頼朝も殺そうとし、結局は富士川の戦いの後捕らえられて自害する人物です。また家督相続の件で工藤祐経と対立し、息子を殺されたことで、所謂曾我兄弟の仇討ちが起こります。

この浅野さんの出演作品もいくつか観てはいますが、私としては、『古畑中学生』の森脇教頭と、パペットホームズのロイロット先生のイメージが強いです。ロイロット先生、化学の教師であると同時に、生徒にかなり厳しくい先生でもありましたが、生徒であるシャーマンを愛してしまい、教師としてあってはならないと潔く辞職してしまいました。


飲み物-アイスココア

[ 2021/07/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

2021年1月ラグビー情報その3

既にご存知の方も多いでしょうが、コロナ感染症の影響で、選手や関係者の安心かつ安全を保証することが困難となり、トップリーグの開催が延期されることになりました。

「ジャパンラグビー トップリーグ2021」大会フォーマット変更および開幕日延期のお知らせ
(トップリーグ公式サイト)

これにより、下部リーグであるチャレンジリーグの開催も延期となっています。

ラグビーTL下部も開幕延期
(nikkei.com)

また下記ツイートによれば、リーグは感染拡大を見込んでいくつかの大会フォーマットを準備しており、本来予定されていた第2ステージに代わって、下位のチャレンジチームの4強を加えたトーナメントを行うことになります。

(NIKKEI Rugby)

その一方で、来シーズンから始まる新リーグの概要が発表されています。

ラグビー新リーグ、1部は12チーム 22年1月開幕へ
(nikkei.com)

もう1つ、日本ラグビーフットボール協会のリンクも貼っておきます。こちらはフォントがやや小さいのが難ですが、もう少し詳しく説明されています。

ラグビー新リーグ 大会フォーマット決定のお知らせ
(日本ラグビーフットボール協会公式サイト)

ディビジョン1だけで100試合近くあるため、スポンサーを呼び込むにはまたとないチャンスではあります。すべてが本格始動するのは運営法人発足後となるのでしょうが、この新リーグが、ラグビーが一層メジャースポーツとなるための起爆剤となってほしいです。

尚この協会のサイトにもあるように、1年の前半をリーグ戦、後半を代表活動期間とするようです。そこで気になる点ですが、今後南半球との交流はどのようになるのでしょうか-日本がオセアニア地域のラグビーにどのように参入するかを踏まえて、さらなる働きかけをしてほしいものです。それとやはりこの時期を狙って、『ノーサイド・ゲーム』の続編を放送してもらえないかと思うのですが、大泉さんが大河出演とあっては難しいでしょうか。

飲み物-パブのビール
[ 2021/01/16 00:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

フィクションの中の非現実 その1

今年の流行語大賞が、やはりと言うか何と言うか「3密」に決定した由。昨年はワンチームだったから、何やら最近数字に縁があるなと思わなくもないのですが、まあ偶然でしょうね。

さて本題に行きますが、最近とあるドラマに関する賛否両論の意見を目にしました。私はそれを観ていないので何とも言えないのですが、要は主人公無双で、無能もしくは凡庸な上司を差し置いて諸問題を解決して行くという筋書きで、その描写に関して色々意見があるようです。実際これを視聴した人の意見で、ドラマのスタッフやキャストはいいが、この主人公無双に感情移入するのは、それは現実逃避ではないかというのもありました。

確かにその主人公に自らを重ね合わせる、感情移入することで、現実の鬱憤を晴らしたくなることもあるでしょう。しかしそれはともかくとして、ドラマとはそもそもフィクションです。その中で描かれる世界は、やはり現実とは違うものなのですが、それをドラマだからと言って、あまりに誇張してしまうと、フィクションの中でさらに非現実的なことが起こってしまうことになります。ドラマだから、フィクションだから何をやってもいいというのは、ちょっと違うのではないかと。

視聴者が感動するだろうという前提で、少々大げさなシーンをこれでもかとぶち込むのは、却って興ざめなところもあります。そもそも私は、ドラマに何が何でも感動や希望を求めるというわけではなく、観終わったそのうえでなにがしかの感慨を覚えたら、それでいいと思っています。

私は以前日曜劇場の『ノーサイド・ゲーム』について書いたことがありますが、これも試合のシーンでは、心を揺さぶられるものがありました。しかしただの感動物語ではなく、勝たなければチームがなくなるかも知れない、負けるわけには行かない、少ない予算でどうやって強化するかといった、日本の企業ラグビーチームならではの現実的な悩みもまた含まれていたわけです。『半沢直樹』にしても、主人公があれこれやってしかも順風満帆というのであれば、そこまで面白くは感じなかったでしょう。半沢が常にリスクを負った身であるからこそ、少々オーバーなことをやっても許容範囲内だったのです。

また昔のドラマでも、主人公無双とは言わずとも、主人公もしくは主要登場人物偏重と思われる部分があり、周囲の人物が彼や彼女、あるいは彼らをサポートすべく動いている部分があります。確かに主要な人物が主要な位置を占めるのはわかります。しかしそれ故に、そういった人物がどこか特別な存在と化してしまい、人間関係がおかしくなってやしないかと思われるところもあります。これもまた問題でしょう。

前出のドラマに関する意見を見て、思い出したのは『麒麟がくる』です。これについてはまた書きますが、この場合は戦国時代が舞台ということもあり、寧ろ主人公無双であるべきなのです。しかし残念なことに、「オリキャラ無双」になっている感があります。以前からその傾向は感じられましたが、今はそれがエスカレートしているようで、前回分を観た人によれば、オリキャラを出すために子供に怪我をさせるシーンまであったようです。そうまでして出す必要があるのでしょうか。

このテーマに関しては、折に触れて何度か書いて行く予定です。
(2020年12月2日一部加筆修正)

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2020/12/02 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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