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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『光る君へ』第7回に関する『武将ジャパン』大河コラムについて-2

第7回に関する『武将ジャパン』大河コラムについてその2です。

まず、このコラムの冒頭の部分が訂正されています。
サムネを貼っておきます。こちらが修正前です。

武将ジャパン第7回修正前

そしてこのようになっています。

武将ジャパン第7回修正分

花山天皇が、遺体に近づけなかった点に言及しているのはいいのですが、「なぜ」近づけなかったのかがありません。言うまでもなく、この当時「死は汚れ」だったからであり、昨年の終わりの方で武者さんは、やけに(『どうする家康』が)汚れだ何だと持ち出していたはずなのですが、肝心な時に、この当時の人々が考える「汚れ」について書かないのですね。

あと
「亡骸に抱きつく」
より
「亡骸に取りすがる」
などとした方がいいのではないかと。

藤原道長が、馬で街を歩いています。

この「馬で街を歩いています」も何だかなあと思います。
せめて「馬の背に揺られている」とか、「馬を進ませている」とでもしてほしいです。

それぐらい当時の恋文の遅延は命懸けのうえ、従者がアクシデントでなくすこともあったのだから、なかなか恐ろしいものです。現代人の既読スルーどころじゃない破壊力かもしれない。
それをおずおずと切り出した百舌彦はどれほど緊張していたことか。

その当時、恋文にかかわらず文が届かないというのは、情報の遮断を意味していました。
(これよりも後の関ヶ原の戦いの前に、直江兼続への西軍サイドの文が届かなくなり、情報収集ができなくなったという話もあります)
仮に既読スルーされたところで、他に選択肢のある今と同列には論じられないのではないかと、

笑わせようと思ってここまで火力が高い話を考えてしまうとは。もしかしたらこの件は、祟りに怯えている兼家が怒り狂ったためでは?ということも想像できますね。
道長はけろりと、俺たちを笑いものにする散楽なら見たかったと言います。

例の、東三条殿の武者たちがけしからんと押しかけた散楽ですが、この時道長は逃れた先で、自分が考えたと言うまひろにまず
「俺たちを笑いものにする散楽を(お前が考えたの)か」
と言い、その後自分も見たかったと言っています。道長のセリフが建前と本音とも言うべき二段階構成であることは、きちんと書いておいてください。

いとも「もう昔のような苦しい暮らしは嫌だ」として、くどくど訴えてきます。
いくらなんでも、厚かましいようにも思えますが、この邸には妻もいないし、為時にとっては妻のような存在なのかもしれません。

まずいとの服装ですが、下働きの女性と違って袿を着ています。
そしてこの前の回で、乙丸がまひろへの手紙を、いとに渡さず直接まひろに渡してしまっていること、その時、惟規様の乳母だからと乙丸が言っている件などからして、使用人の中でも身分が高いことが窺えます。妻というか、一家の主婦、使用人の長のような存在なのでしょう。

来るか来ないか、迷っていたまひろは遅れてやってきました。「漢詩の会」といい、今回といい、一人だけ地味な服装です。

左大臣家の集まりにも同じことが言えます。まひろだけ絹を着ていないからですね。他の姫君たち、さらにはききょうも絹を着ている中で、彼女のあのいでたちは、如何にも身分違いといった印象をも与えてしまいます。さらには、彼女だけ髪をそのまま垂らさず、部分的にまとめていますね。

なんでも紀元前6世紀、ペルシャが発祥とされる競技であり、イギリスのポロよりも何百年も早いとか。
起源は諸説あるようですが、日本の場合は唐由来とされます。
『三国志』の時代、地球は寒冷化していました。
寒さに追われるようにして中国北部へ騎馬民族が入り込んできて、文化を変えていった時代。
魏晋南北朝という長い乱世を経て、中国には北から訪れた異文化が根付きました。
そんな騎馬民族の風習を感じさせる競技です。

最初の行は、ドラマの中でナレで紹介されたものですね。
で騎馬民族云々ですが、それはともかく、この競技がどのようにして行われるのかが何も書かれていません。昨日も貼りましたが、公式サイトのこのコラムをもう一度貼っておきます。

をしへて! 佐多芳彦さん ~平安貴族が楽しんだ打毬ってどんな競技?
(『光る君へ』公式サイト)

紀元前6世紀のペルシャを起源とし、馬上で行うものと徒歩で行なうものの2種があって前者はポロ、後者はホッケーのようなイメージです。例えば白と赤とか、青と緑というような2つのチームに分かれて競い合うんですね。人数に決まりはないようで、ドラマでは1チーム4人で行っていますが、もっと大人数で行うこともありました。

「光る君へ」では打毬を楽しんでいた貴族の多くは武官、または、その経験者であろうと想定し、今回は近衛府(このえふ)の色の使い方を参考にしています。左近衛(さこのえ)が「青」、右近衛(うこのえ)が「緑」というような色分けがそもそもあるんですね。視聴者のみなさんに、2チームに分かれていることが一目で伝わるようにしたいという意図もありました。道長たちが着ているのは、水干(すいかん)になります。そして、馬が走るときにはね上げる泥を防ぐための行縢(むかばき)を身に付けています。

そして、ここで佐多氏のコメントにある「徒歩で行うもの」ですが、「毬杖(ぎっちょう)」のことでしょうか。これに関しては、『炎立つ』で見たことがあります。

炎立つ毬杖1
『炎立つ』より

小道具やロケも大変でしょう。ストーリーの中に「打毱を出す」と決めたことがどれだけ大変だったことか。
このドラマには、その効果が十分にあります。
カメラも良いものを使っていて、ともかく圧巻の美しさと爽快感があります。見ていてよかった。

「小道具やロケも大変でしょう」
恐らくスポーツがメインの『いだてん』なども、かなり大変だったのではないかと思うのですが、それに関しては嫌いなせいか何も書かないのですね。

実際スポーツや競技を入れるのは、通常の収録とは異なるものがあるでしょう。大河ではないけれど、日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』のラグビーのシーンなども大変だったようです。余談ながら、間接的に知っている方が、観客のエキストラで収録に参加した由。

それと
「カメラも良いものを使っていて、ともかく圧巻の美しさと爽快感があります」
その「良いもの」とは具体的にどのようなところが「良い」のですか?この間、道長の筆が高級品といったことを書き、また詮子の硯に関しても同じようなことを書いていましたが、どこがどのように良いのかを書かないと説得力不足、あるいは好きな大河だから褒めまくっているようにしか取れません。

これぞ平安ロッカールームトーク――なんて地獄みがあるのだ!
「ロッカールームトーク」は、トランプの発言で有名になりました。
「男の子同士が、更衣室で、やらかすような話で、深い意味ないヨ〜^ ^」
こういう話ですが、そんな言い訳は通じませんよ。
◆ トランプ、性的発言を「更衣室トーク」→スポーツ界で炎上加速(→link)
結局、あの打毱も、この下劣トークの前振りかと思うとおそろしいものを感じさせます。
しかも、ちゃんと当時の価値観を反映させながら、その上で、当事者は胸が傷ついてズタズタになったことを描いてくる。これぞ匠の技でしょう。

このトランプ氏の記事は2016年のですね。
そして好きな大河、それもイケメンな俳優さんが出ているからこう書いている感もあります。これが嫌いな大河なら武者さん散々に叩くでしょうね。
『どうする家康』のコラムで、こんなことを書いていたのを思い出しました。

このドラマの作り手にとって、女はどんな存在なのか?
・エロいことをさせてくれる
・自慢できるトロフィー
・小馬鹿にするBBA枠、実母だろうがうぜえw
・自分のモテモテファンタジーを満たしてくれる喜び組
・出てきたと思ったら死ぬ話題稼ぎ女、いわゆる「冷蔵庫の女」
・なんでも肯定してくれる便利な存在、いわゆる「マニックピクシードリームガール」

嫌いな大河であれば、ちやはは「冷蔵庫の女」であり、公任や斉信に取っての女は
「自分のモテモテファンタジーを満たしてくれる喜び組」
などと書きそうな気がするのですよね。

そうそう、斉信のストーキングのせいで、ききょうは元夫と絶縁するんですよね。

ここでなぜかききょうの話。ここでは省きますが、結局武者さんは、こういう色恋沙汰が好きなのだなと思います。だからこそ、上記のような↑ことを平気で書けるのでしょう。

前回の予告で、藤原公任の脱ぐ姿が映った時、これぞ女性向け大河だと言わんばかりの反応がありました。
しかし、そんな脱ぐ公任を見て、まだときめいていられるかどうか。
ゲストークが全力で炸裂ではないですか。
相対的に素朴な『鎌倉殿の13人』坂東武者がマシに思える日がくるなんて……。
ただ、このゲスさは前振りだと思いたい。

家康の浴室でのシーンは叩く、公任の裸には心ときめく。わかりすいと言いますか。
ゲストークだ何だと言うより、こういうことを平気でというか、嬉しそうに書く武者さんが、言っては何ですがかなりゲスに見えて仕方ありません。
そして『鎌倉殿』坂東武者が素朴なら、この場合比較にはならないでしょう。坂東武者もそこそこゲスだったが、平安の貴公子たちはそれを上回る、こういう感じで持って来ないと。

この点でいけば今年の大河ドラマ『光る君へ』は、とてつもなく高い可能性があるようです。
既に町田啓太さんは、中国語圏のファンからロックオンされています。
「日本からえらい時代劇美男が出てきたな!」と注目を集めているようなのです。

これですが、この間のたけたけさんのnote記事を見て、私も「町田啓太 中国 美男子 検索」でググってみたのですが、やはり『チェリまほ』が出て来ます。確かに町田さんは人気があるのでしょうが、大河でなく別のドラマで出て来るのですけど。

そして前回の「漢詩の会」で盛り上がったようです。
「貴公子たち、こんなに漢詩が好きなんだ!」
行成の筆の持ち方が素敵。
漢詩チョイスがいい。
公任の漢詩は自作なんだ。
白居易が好きなのだな!
と前のめりになりつつ、ざわついています。

「前のめりになりつつ、ざわついています」
その裏付けを見せて貰えないでしょうか。

そして
「行成の筆の持ち方が素敵。
漢詩チョイスがいい。
公任の漢詩は自作なんだ。
白居易が好きなのだな!」
こういうの、武者さん自身が好きなことでしょうーーまだ筆の持ち方にこだわっていますが。あと白居易(楽天)と李白を間違えていましたね。

今年の大河は、しっかりとアジアの熱気を掴みにいく、したたかさ、賢さがあり、緻密な作りをしています。
日本留学している方が緻密な考察をしていることもあり、こちらも身が引き締まります。
今年の大河は海外からも熱い目線が送られています。視聴率では見えてこない大きな反応を感じます。

「緻密な作り」というのは、基本的にどの大河でも変わらないと思います。ただその方向性や描写方法に、賛否両論があるわけです。そしてアジアの熱気と言うより、まずメインとなる日本人視聴者層がどのように思うかではないでしょうか。

さらに
「日本留学している方が緻密な考察をしていることもあり」
「海外からも熱い目線が送られています」
ならばその裏付けをお願いします。これだけだと、武者さんの希望的観測だと言われても仕方ありません。取りあえず、『チェリまほ』がアジアで評判なのはわかりましたが。

「視聴率では見えてこない大きな反応を感じます」
最初の方で、今年の視聴率に関しては諦めるようなことを言っていませんでしたっけ。なのにやはりリアタイ視聴率を気にしているようですね。他にも配信とか録画とか、そういう視聴手段もあるのにそれは無視ですか。

藤原公任も大好きであろう『貞観政要』から。
太宗、嘗て侍臣に謂(い)いて曰く、
夫れ銅を以て鏡と為せば、以て衣冠を正す可し。
古を以て鏡と為せば、以て興替を知る可し。
人を以て鏡と為せば、以て得失を明かにす可し。
朕常に此の三鏡を保ち、以て己が過を防ぐ。
太宗が家臣に言った。
「銅を鏡とすれば、身だしなみを整えられる。
歴史を鏡とすれば、天下興亡がわかる。
人を鏡とすれば、長所短所がわかるのだ。
私は常に三つの鏡で、身を正し、過ちを防ぐこととする」
『貞観政要』

この人を以て鏡と為せばですが、長所短所よりも、その人物を手本として、あるいはその人物の諫言によって、自分が正しいことをしているか否かがわかる、そういう意味ではないでしょうか。そして第2の古、つまり歴史を鏡とするのは、歴史に学べということですね。

そしてこの後またクドカン叩き、そして『どうする家康』叩きなので、この最後の部分だけ次に回します。こういうの、本当に蛇足ですね。

飲み物-琥珀のエール
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[ 2024/02/22 02:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『友情』キャストとスクラム釜石について

既にお気づきかと思いますが、ワールドカップ期間中、トップに固定していたラグビー関連記事の設定を解除しています。尚その投稿にあったJSPORTSのオンデマンド番組について、再度こちらでお知らせしておきます。

11月23日 午後4時30分~午後5時30分
ドキュメンタリー ~The REAL~ 【ラグビーワールドカップ特集】

そして今回は、故・平尾誠二氏と山中伸弥教授を主人公にした『友情』についてです。

以前もご紹介しているかと思いますが、11月11日午後9時からテレ朝系で放送されます。キャストについても紹介されていますので、まずはこちらの記事から。

本木雅弘&滝藤賢一共演「友情」に佐久間由衣&坂東龍汰&濱田岳ら実力派キャストが出演
(シネマカフェ cinemacafe.net)

濱田岳さんがラグビー経験があるのは知っていましたが(『ノーサイド・ゲーム』に出演していましたので)、こちらでも出演ですね。あと『スクール☆ウォーズ』の滝沢先生を演じた、山下真司さんも出演です。

山下真司が元ラガーマンに! 本木雅弘主演『友情』でW杯釜石開催に尽力した石山治郎役
(クランクイン!)

この石山さんという方はもちろん実在で、本名は石山次郎さんです。釜石V7時の選手ですね。こちらに紹介されています。

スクラム釜石|メンバー紹介

大友信彦氏の名前もありますが、著書『読むラグビー』の229ページから237ページまで「平尾誠二のワールドカップ」という章があります。長いので今回はすべてをご紹介できませんが、日本でのワールドカップ開催に於いて、釜石での開催に非常に前向きであったと言われています。自身が阪神・淡路大震災の被災者でもあったからでしょう。

この釜石ではフィジーとウルグアイの1試合しか行われず、ナミビアとカナダの試合は台風で中止となりました。その時カナダ代表が、台風一過の釜石でボランティアを買って出てくれていましたね。

2023年大会はカナダとアメリカ、北米勢は出場できませんでしたが、次の豪州大会では戻って来てほしいものです。

しかし濱田岳さんもラガーマンだったわけですし、今にして思えば、『軍師官兵衛』のメインキャストに、岡田さんと濱田さんの2人のラグビー経験者がいたことになります。
官兵衛と言えば、『麒麟がくる』では濱田さん自身が黒田官兵衛を演じていました。
しかしどうもというかやはりというか、栗山善助のイメージがついて回りましたね。

そして今回は「北の鉄人」を演じる山下さん。
既に関連投稿で何度かご紹介していますが、『葵 徳川三代』で黒田長政を演じています。
以前書いたことがありますが、この大河の再放送時にネット上で
「お前ら、関ケ原に行きたくないのか!」
と書かれていたのを思い出します。


飲み物-パブのビール2
[ 2023/11/10 01:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第26回に関しての武将ジャパンの記事について-1

では『武将ジャパン』大河コラム関連その1です。今回は主に目に留まった部分を拾うようにしていますが、それでも突っ込みたくなる部分が多いですね。
ますは出だしから。

頭部の毛を剃り、家康が月代にしています。
磯氏がチーフプロデューサーの大河ドラマは、なぜ服飾に過剰な意味を持たせるのでしょう。
覚悟を決めたように剃った。そう思えて、月代の在り方に誤解が生じませんかね?
さっさと髷を結えばいいのに、なぜか垂らしたままで話す家康もマナー違反に感じられてなりません。
おまけにヘアメイクをしているとはっきりわかるのは、現場の士気が低いからでは?とも勘繰りたくなります。

実際この時は築山事件も終わり、信長の家臣になるということで、一同恭順の意味もあって、ある意味覚悟を決めて月代にしたと思われます。これは先日の投稿でも書いていますが、この回で様々な変化が起きているわけです。
そして「垂らしたまま」というのは、後ろで束ねている髪型(たぶさ髪)と思われますが、あの当時はああいう髪型も存在しており、そのことすなわちマナー違反となるのでしょうか。

それと
「おまけにヘアメイクをしているとはっきりわかるのは、現場の士気が低いからでは?とも勘繰りたくなります」
「ヘアメイクをしているのがわかる」も何も、ドラマならそれは当然でしょう。何かにつけて、現場の士気が低いと言いたくてたまらないように見えます。

◆“松本潤×有村架純”の神回は紀行までも秀逸(→link)
理解できないのは、私のような邪教徒クソレビュアーってことですね。

素直に観ていれば、あの回であの紀行を持って来たのは大いに納得が行くと思います。

余談ですが、現在、炎上中である以下の記事を読みながら、
◆【ガチゆえに】タリーズの店員さんに「自腹で飲むくらいオススメのドリンク」を聞いたらスタバと対応が違い過ぎて心が折れた(→link)
『どうする家康』のことを思い出してしまいました。
80年代で止まったサブカルセンスで作っているという共通点がありませんか?
ナウなヤングにバカウケ!

これツイッターでもありましたが、この記事を企画したロケットニュースの記者が謝罪し、当該記事を削除しています。恐らくこのコラムがアップされた時点では、まだそうではなかったのでしょうが、要は「事前許可取り無しのガチ企画」を謳っていたわけですね。
しかしこれと『どうする家康』がどう結びつくのでしょうか、
「80年代で止まったサブカルセンスで作っているという共通点がありませんか」
単に武者さんがそう思っているだけかと。と言うか、目につく物何でもかんでも、家康叩きのネタに利用していないでしょうか?

地図があまりに雑すぎます。
わじゃわじゃした図面が生理的に気持ち悪い。
進軍というより害虫が這いずり回っている様にも見えてしまう。
こんなところで奇をてらう必要など全くないでしょうよ。コーエーテクモゲームスさん並のクオリティでなくても、せめて普通に見られる地図にして欲しい。

「生理的に気持ち悪い」
ならば観なければいいのでは?
「害虫が這いずり回っている」
害虫と一口に言っても様々ですが、ああいう二等辺三角形の害虫ていますか?
「普通に見られる地図にしてほしい」
十分普通に見られています。

今川氏真の時も思ったのですが、本作は、敗走時の将兵が、紛れるとか隠れるとか、そういう発想が一切ない。
あんな真っ赤な陣羽織を着ている武田勝頼では愚かにしか思えません。
そして勝頼のセリフがおかしい。
自分で「信玄が全てを注ぎ込んだ至高の逸材」とか言いますか?

勝頼は既に覚悟を決めているからこそ、紛れも隠れもせず、堂々と敵に立ち向かったのではないでしょうか。何よりも、穴山信君改め梅雪が、諏訪大明神のご加護をと言っているわけで、彼が少ない手勢を連れて、決死の覚悟で臨んだことがわからないでしょうか。
それと
「信玄が全てを注ぎ込んだ至高の逸材」
と言うのは、
「そなたは、わしの全てを注ぎ込んだ至高の逸材じゃ」
と、第19回で信玄自身が言っているわけで、その父の思いを無にしたくなかったというのは、十分考えられます。

今回で退場となる眞栄田郷敦さんについては、磯氏が起用理由を熱く語っておりました。
◆「どうする家康」“新・勝頼像”に眞栄田郷敦「運命的」CP語る起用理由「風林火山」千葉真一さんとの縁も(→link)
(中略)
私は、眞栄田郷敦さんの父である千葉真一さんの大ファンです。彼の逸話を見ていて、興味深いと思えたことは確かでした。
しかし、それを『どうする家康』に露骨なまでに落とし込んでいるのがわかって、思わず眉間に皺が寄ってしまいました。
インタビューで磯氏は勝頼に関する新説だのなんだの、持ち出しています。
確かに勝頼暗愚説は否定されています。
ただし、その際に触れられる要素としては、勝頼には信玄の残した負の遺産がのしかかっていたことがあげられます。
そういう要素は全く触れず、義信の名前すら出さず、信玄が最初から勝頼を寵愛していたように描いたのが『どうする家康』です。

信玄の負の遺産、長篠の戦いの回でも、勝頼は父信玄が勝ち目のない戦はしなかったこと、だから天下を取れなかったと口にしていますし、そもそもなぜここで出し抜けに武田義信が出て来るのですか?
そして最後に諏訪大明神と梅雪が口にしたことから、本来は諏訪家の人間であることが察せられそうなものですが。あと嫡男扱いでもありませんし(当初字幕で嫡男と紹介されていたものの、後に削除)。

で、その後眞栄田さんと父千葉真一さんに重ね合わせているとか、視聴者が演者とドラマを重ね合わせるように意識しているとか、海外ではそういうことはやらないとか。そういうのはこのコラム以外でやって貰えませんか。それよりもここでなぜ「諏訪」について書かないのか、その方がよほど不思議です。

それに案の定こういう記事では、世間の勝頼ファンが今回の大河に感じている不快感は無視しますよね。

武者さんは案の定世間の勝頼ファンの意向を無視していると書いていますが、では世間の勝頼ファンが感じている不快感とは何か、具体的に説明して貰えますか?

おまけに瀬名の馬鹿げたカルト慈愛の国抗争をぶち壊したせいで、卑劣で、戦うことしか知らない愚か者のようにされた。
なぜ、これほど武田勝頼を下げて描いたのか。
そのくせ『真田丸』とは違って斬新だのなんだのネットニュースが騒ぐのですから、頭を抱えたくなるばかりです。
『真田丸』の勝頼は暗愚ではありません。
少なくとも今回の下劣な勝頼よりずっと気品に溢れていて、勝頼役の平岳大さんも二世俳優ですが、前面に出すことはありませんでした。

あの時なぜ勝頼が「おなごのままごとに付き合っていられない」と口にしたのか、やはり理解していないように見えます。そして『真田丸』とは違う描き方なのは当然ですから、何も頭を抱える必要もないはずです。
また磯CPが眞栄田さんの父、千葉真一さんのことを持ち出したのは、『風林火山』での縁があったというのを記事の中で語っているだけで、二世であることを、この大河ではそこまで前面に出していないと思いますが。

尚眞栄田さんといえば、『ノーサイド・ゲーム』のアストロズのゴールキックの名手、七尾選手を思い出します。

結局『どうする家康』って、適材適所というより、話題性だけでキャステイングしていませんか。
その点、眞栄田郷敦さんも被害者。
役者の親の死を、あんな風に扱われて、あまりにも心無い作り方です。
もしも民放がこういう暴走時代劇を作ったら、笑い者になって終わるだけだったのに、よりによって大河で……。

妄想じみているなと考えざるを得ませんが、武者さんがそう思いたいならそう思っていればいいでしょう。私は共感しませんし、何よりもこういうレビューの場でそれを書くかとは思いますが。


どうする家康第26回大久保忠世

大久保忠世の桃色がどうにも受け付けない。
『麒麟がくる』の朝倉義景が紅梅を思わせる色合いなら、こちらはスイカバー。
いかつい男(自称・色男)にピンクを着せてウケ狙いをしているんですよね?

そしてわざわざスイカバーの画像までアップしていますが、スイカバーの色は赤と緑、そして色男殿の服装は柘植伊佐夫氏によればインド茜で染めているとの由。.
帯にかなり濃い色を持って来ていますね。

さらに、井伊万千代の赤と黒の横縞甲冑はなんでしょう。
こちらは殺虫剤あたりのパッケージを連想させますが……はて、なんだったかな。画像の引用は避けておきましょう。

万千代の場合、まだ井伊の赤備えの時代ではありませんから、ああいうのを着けていても別に不自然ではありません。

本作は、イメージ像を描くのが本当に稚拙だと思います。
『鎌倉殿の13人』の作画担当者が歌川国芳と、月岡芳年ら国芳一門の弟子一同ならば、『どうする家康』は何と言うか……“いらすとや”とワードアートを用いたチラシのようなセンスと申しましょうか。
イマジナリー信玄にしても全くダメ。それでも家康より信玄のほうがマシに見えるのはどうしたものか。

一体全体何を基準にして駄目だ駄目だと書くのか全くわからないのですが。
自分の思い込みだけで書いているから、説得力がかなり乏しくなっているようにしか思えませんけどね、イメージを描くのが稚拙云々より、このドラマに合った人物像を作り出しているわけだから、それはそれでいいと思いますし、それでも嫌だと言うのであれば、この大河の「レビュー」をやめた方がいいのではないかと思います。

生憎武者さんにそういう潔さは感じられないし、このコラムの最後の方でも、大河が好きだからなどと書いていますが、本当に好きな人ならこういう叩き方はしないでしょうね。

このドラマは、遺体損壊が好きですよね。
明智光秀に、勝頼の首をいたぶるようなゲス発言をさせて、家康を持ち上げる。
そんなことをしないと家康の魅力を引き出せないということでしょうか?
光秀って、残された逸話から察するに、そういうことをしない人だったはずで、要は『麒麟がくる』の逆張りをしたいだけですよね。

来ましたか、「遺体損壊」
首を取るという意味であれば、武者さんが好きな大河でもそれは同じだったはずです。
そして
「光秀って、残された逸話から察するに、そういうことをしない人だったはずで、要は『麒麟がくる』の逆張りをしたいだけですよね」
そういうことをしない人だったはずであっても、完全にそういうことをしなかったかどうかは言い切れないかとは思います。結局のところ「遺体損壊」がどうこうと言うより、光秀にそういうことをさせるのが嫌なのでしょう。

このドラマを批判する側は、想像力不足で「史実」にうるさい連中だというニュースが出ています。
◆「史実からかけ離れたファンタジー」なのか?繰り返される大河ドラマの史実問題…それでも『どうする家康』が“ナシ”とは言い切れない理由(→link)
記事タイトルに二度も「史実」という言葉を入れ、まるでそれだけに固執しているかのような印象。

何かと思ったら「現代ビジネス」でしたか。それはともかく、この記事中にあるように「要所の辻褄は合っているわけ」ですから、そこまであれこれ言う必要もないと思いますけどね。

史実にこだわる頭の固い連中が喚き散らすだけで、実は面白いドラマなんだよ、とでも誘導されていますよね。
違います。とにかくドラマとして陳腐な上に、配慮に欠けるシーンが多いから、心底受け入れられないのです。

その「配慮に欠ける」とは具体的にどういうことですか?生首を見せるなということですか?しかし見せなかったら見せなかったで、また武者さんあれこれ言うのではないでしょうか。

第一このコラムそのものが、キャストやスタッフを叩きまくっているのに、そういう人に「配慮に欠ける」と言われても、今一つ実感がわきません。そして若者や女性には受けているという誘導が好きだ、しかしその若者像は平成で止まっているのなんだの。何を持ってそう言い切れるのか全く不明です。

あと第25回でなぜ寺島しのぶさんのナレがなかったか、これも残念ながら武者さんは分かっていないようです。

飲み物-パブのビール2

[ 2023/07/12 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』新キャスト発表と『ホリデイ~江戸の休日~』

8日から放送予定の『どうする家康』ですが、放送開始を前に早くも次のキャストが発表されています。

第8弾】出演者「乱世が生んだ怪物」を発表!
(NHK ONLINE)

武田勝頼役に眞栄田郷敦さん、足利義昭役に古田新太さんです。

眞栄田さんと言えば『ノーサイド・ゲーム』の七尾選手を思い出します。あの時のアストロズのGMの中の人が、『鎌倉殿の13人』の頼朝の中の人でした。それからNHKの夜ドラにも出演していましたね。

そして古田さん。今回は家康が主人公で、恐らく信長の視点も入るせいか、ちょっと食わせ物的なキャラになりそうです。少なくとも『麒麟がくる』の将軍義昭とはかなり違ったイメージでしょう。

しかし本文に
「江戸幕府を開く家康が、謁見した唯一の将軍・足利義昭」
とありますが、考えてみれば家康は義昭の次の征夷大将軍となるわけです。無論足利家と徳川家の違いはありますが。

それと先日放送されていたこちらの時代劇です。

新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」
(テレビ東京公式サイト)

現代と過去が共存するスタイルの「時代劇」で、記事中でも触れられているように、「江戸の休日」は『ローマの休日』を意識したものと思われます。内容としては若き家光が一心太助に預けられ、庶民の生活の中で修行をするというストーリーです。

実は部分的にしか観ていないので、今度観直そうかと思っているのですが、こういうスタイルのドラマは、大河だとちょっと考えてしまいますが、民放の時代劇、あるいはNHKでも大河以外の時代劇として放送するのなら楽しめます。無論オリキャラの存在も気になりません。

しかし現代との共存というのは、映画『大河への道』を思わせます。あれも大河の誘致に関係する人々を演じる俳優さんたちが、伊能忠敬とその周辺の人物も演じていましたね。

ところでこちらの家康公は、既に孫のいる年齢ということもあり、演じているのは高橋英樹さんです。そして、里見浩太朗さんは『どうする家康』にも、登譽上人の役で登場です。家康に「厭離穢土  欣求浄土」の意味を教えた人物ですね。


飲み物-ワインと暖炉
[ 2023/01/08 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第7週「パイロットになりたい!」第4話

ジャムの出荷の準備をしていた祥子は、電話が鳴っているのに気づく。一方舞は洗濯物を干しながら、めぐみの、大学は卒業してほしいという言葉を思い出していた。そこへ祥子が来て、めぐみから電話があったことを伝える。舞を迎えに、浩太とここに来るらしい。祥子はさくらのカフェにジャムを持って行き、舞が来ていることを話す。何で来ないのかというさくらに、考えたいことがあるごたぁと祥子。ここで考えればよかとさくら。

舞が留守番をしていると、木戸豪がお祝いだと鯛を持ってやってくる。一太から、舞が婚約者を連れて来ていると聞いたらしいが、舞は友達だと言う。まだ学生やしと言う舞に、めぐみちゃんだって、学生ん時に婚約者ば連れて来たと豪。それは浩太のことだった。しかし祥子に反対され、2人で大阪に行ったのである。

豪は舞に、おいが知っちょっとは、祥子さんがず~っとめぐみちゃんのことば、心配しとったっちゅうことだけたいと言い、ジャム作りも、はじめはこの島にめぐみが帰って来た時のことを考えて、彼女に収入を確保させるためだったのである。

祥子は舞より先に食事を済ませ、鯛をさばこうとしていた。舞は祥子に、お母ちゃんが結婚する時反対したんと尋ねる。祥子は豪さんに聞いたかと言い、めぐみはまだ20歳で世間知らずの子供っち思っちょったと話し始める。1981年、浩太は祥子に、めぐみと結婚させてくれと頼むが、この子ができるわけがない、苦労するに決まっちょると反対する。さらに祥子は、学校の先生になりたかっち言うけんが、大学まで行かせたっぞと言うが、めぐみは本当の夢ば見つけたと言う。

浩太を支えて一緒に工場をやって行きたいとめぐみは考えていたが、世の中はそんなに甘くなかと祥子。浩太はめぐみに悲しい思いはさせないと言うが、祥子はまだめぐみは20歳で、教師になるという夢もある、めぐみのことば本当に考えるんやたら諦めるようにと突っぱね、めぐみには大学に戻るように言う。しかしめぐみは浩太と大阪で生きて行くつもりで、二度と帰ってこんでよかとの祥子の言葉に、そうすると言って出て行き、浩太も一礼して出て行く。

いっときの気持ちで、これまで頑張ってきたことば放り出すのは、間違っちょるち思ってなと祥子。さらに祥子は、苦労するのが分かっとったけん、黙って送り出すことやできんかったとさとも言う。

めぐみと浩太が、祥子のめぐみ丸に乗って才津家を訪れ、2人は舞に会って話をする。パイロットになりたい気持ちは変われへんと舞。飛行機を作りたい気持ちはなくしたのかと言う浩太に、もっとやりたいことが見つかった、今はパイロットになることだけを考えて頑張りたいと答える。しかしめぐみは、舞がパイロットに向いてるとは思えないと言う。なぜかと尋ねる舞に、お母ちゃんの言うことも聞くようにと浩太。

めぐみは言う。パイロットは人の命を預かって、きちんと目的地まで届ける責任ある仕事や、けど誰にでもできる仕事やない。女性のパイロットは殆どいない。そして舞は、男社会で道を切り開いて行くタイプに思えない、苦労するのが目に見えてる。せやから挑戦したいと舞。台所にいた祥子も舞の方を見る。

人力飛行機のみんなと会って、ホンマに変わろうと思ってパイロットに挑戦した、みんなの期待背負って飛ばなあかん、失敗したら自分のせい、けど飛んで楽しかったと舞は言う。祥子もそれに耳を傾けていた。舞は旅客機のパイロットは大変かも知れへんが、飛行機にはいろんな人が乗る、その人たちの思いが乗っている、責任が重い厳しい仕事やという。

しかしそういう重いもんをしっかり背負って飛べる人になりたい、せやから旅客機のパイロットになりたいと舞は話し、またこうも言った。小さい頃、お父ちゃんとお母ちゃん見てて仕事て大変やなて思った。けどお父ちゃんには夢があって、お母ちゃんがそれ支えてるて知ってから、しんどそうに見えたことはない。

私も大変な思いして働くんやったら、自分がホンマに好きなことをやりたいと言った舞は、椅子から立ち上がって、航空学校に行かせてくれと頼む。浩太はうなずき、めぐみは何かを考えていたが、分かった、舞がそこまで考えてねやったらやってみと口を開く。舞は目に涙を浮かべながらめぐみに礼を言う。

めぐみは夕食の準備をしている祥子を手伝う。
「舞や、自分の気持ちばしっかり言えるごとなったったいね」
いつの間にかねとめぐみ。祥子はあん時、めぐみの話ばちゃんと聞いてやればよかったと言い、すまんかったねと謝ってさらにこうも言う。
「めぐみは大阪で、ちゃんと幸せになったったいね」
めぐみは涙を流しながら、祥子に礼を言うのだった。


めぐみと浩太が五島にやって来ます。その前に舞は、祥子がめぐみの結婚に反対したことを、祥子自身から聞いていました。浩太との結婚を認めない祥子、苦労するに決まっちょると言うのは、皮肉にも、大学を卒業して飛行機を作るのではなく、大学を中退して航空学校に入り、パイロットになることを目指す舞に、めぐみがかける言葉そっくりだったのです。親である以上、めぐみも浩太も心配ではあったでしょうが、舞が自分の気持ちをきちんと述べ、決意が固いことを知ってOKを出します。

舞がきちんと自分の気持ちを言えるようになったことに、祥子は感心します。そして自分も、めぐみが浩太を連れて来た時に、もっときちんと話を聞いてやればよかったと言います。めぐみはそれを聞いて涙を流します。恐らく町工場を継ぐことが急に決まり、ゆっくり話をするだけの時間もなかったのでしょう。

20年余りの時を経て、やっと分かり合えた母と娘ですが、それを考えると、めぐみが10年前の五島行きをためらったのもわかります。1981年に20歳あるいは21歳ということは、めぐみは昭和30年代生まれで、長崎の大学に通っていたと思われます。

ところで一太は、豪に舞が婚約者を連れて来ていると言ったようです。あの時貴司が出て来たのを見て、早合点をしたのでしょう。さくらのカフェはお客さんが入っていますね。ところで祥子の家のカレンダー、「ハナマル印刷所」というロゴがありますが、どうも『あさイチ』のMCを連想してしまいます。印刷所とあるのは、ジャムのラベルをここに発注していると思われます。

今回は小檜山氏の『舞いあがれ!』関連記事はお休みです。それと、『ちむどんどん』のスピンオフが先週末放送されたようです。ただし私は観ていません。また年明け早々に、この朝ドラの総集編が放送されるようです。

スピンオフと言えば、「なにわバードマン」を主人公にしたスピンオフをという声もあるようです、一応URLだけ置いておきます。

【舞いあがれ!】なにわバードマン「スピンオフ化」をファン熱望「すでにロス状態」「期待してます」
https://www.oricon.co.jp/news/2256808/full/
(オリコン)

実際この個性派揃いのチームはやはり魅力的です。3年前の『ノーサイド・ゲーム』のアストロズのメンバーが、何となく彼らにダブります。


飲み物-エスプレッソブラック
[ 2022/11/18 01:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第20回「帰ってきた義経」あらすじと感想-2

第20回「帰ってきた義経」後半部分です。尚ひとつ前の投稿で、「帰って来た」としていましたので、本文中の意味が通りにくい部分共々、直しています。


静を見た政子は頼朝に言う。女子(おなご)の覚悟です、私もあなたが挙兵された時覚悟を決めましたと。義時のこの話を聞いていた義経は、静の大胆な振る舞いをあいつらしいと言う。その後静は鎌倉に留め置かれ、4か月後に出産する。生まれた子は男児で、静のもとから連れ去られた。

その後彼女も鎌倉を去って行方知れずとなり、美濃青墓宿で、静に似た遊女がいたらしいと話したところで、これが伝えるべきだったかと義時は戸惑うような口ぶりになる。義経はうわべは平静を装っていたが、その後畑に立てた藁の人形を、鎌倉への憎しみを込めて太刀で切り刻む。

義経は国衡と謀って挙兵するようだと、義時は泰衡に伝える。泰衡は兄が義経と謀ることに憤り、自分は鎌倉に盾突くつもりはないと言う。そんな泰衡に義時は手は一つと言い、義経の首を取って送り櫓どけるように促す。でなければ平泉は火の海と化し、義経とて止めきれず、藤原氏も途絶えてしまうと迫る義時に、だからあいつを入れたくなかったと泰衡は答える。

向こうが戦の支度に取りかかる前に、不意打ちしかないと諭す義時だが、泰衡の弟の頼衡がこれに反対し、父秀衡の、義経を総大将として奥州を守れとの遺言を持ち出す。しかし泰衡は、奥州の行く末は自分が決めると言う。頼衡は、お前の魂胆は何だと義時に斬りかかろうとするが、その時善児が現れて頼衡を倒してしまう。最早後へ引けなくなった泰衡は、国衡から義経が戦を決意したことを聞く。

準備が整ったと確信した義時は、善児を先に帰す。義経は幻を見ていた。それは、秀衡が畑の土を救い上げている幻だった。しかし実際にはそこには誰もおらず、自分で作った人形が立っているだけだった。その間に泰衡の軍勢は、義経の館の方へと向かっていた。

ここらが潮時であると義経は言う。しかし里は、このような場所で終焉を迎えるのは気が進まなかった。宿命(さだめ)だ、諦めろと義経は言うが、里は夫について来たことを後悔していた。但し里は義時との会話を盗み聞きしており、静が落ちぶれたと聞いた時には溜飲が下がったようだった。そして里は、京で刺客を呼び込んだのは自分であることを打ち明ける。お前が呼んだのかと義経は怒り、里を刺し殺してしまう。

義時は鎌倉へと馬を走らせていたが、弁慶が通せんぼをする。御曹司がお呼びだと言う。そして泰衡も軍勢を引き連れて義経のもとへ到着した。弁慶の手引きで館に入った義時は、布をかぶせられた里と娘の死体が、むしろの上にあるのを見る。義経は泰衡の手勢が来ていることを伝え、人を信じすぎると言われた自分も賢くなったと言う。そして義時が静の話をしたことについても、自分に鎌倉への憎しみを募らせるようにし、泰衡に挙兵させる策だったことを見抜いていた。

弁慶は板切れを甲冑代わりにし、さらに衣をまとって外へ出て行った。館の外には落とし穴が彫られており、兵たちはそれに足を取られていた。義経は、時間稼ぎに外に出て、しかももう二度と会わないであろう弁慶に礼を言い、さらに自分では手を下さず、泰衡に討たせると頼朝が企んだことをも見抜いていた。

義経は、そこまで兄に取って自分は邪魔なのか、そうなると最早どうでもよくなった、この首で平泉が守れるなら本望だとさばさばした口調だった。さらに見せたいものがあると義経は言い、平泉に来てからどうやって鎌倉を攻めるか考えたと絵地図を広げる。鎌倉としては定石通り北に兵を出すが、その隙を突いて北上川から船を出し、海から攻め込み、北から慌てて戻る兵を追って包囲し、火を放つという作戦だった。

海路を行くと三浦の岬から丸見えになると義時は言うが、その時は、損得のわかる三浦の息子を味方につけると、義経はぬかりなかった。さらに義経は、鎌倉戻ったら梶原景時に渡してほしいと、攻めの子細を記した書状を差し出す。景時ならこの策をわかってくれるだろうと言うのである。

やがて外で弁慶が兵を相手にする声が響き渡る。義経はその様子を楽しみつつ、義時に来た道を通れと言い、義時を送り出す。鎌倉に戻った義時はこのことを報告し、景時もその策を見て、この通りになっていたら鎌倉は滅びていたと言う。そして義時は館に戻り、久々に金剛を抱き上げる。

文治5(1189)年6月13日、頼朝は、届けられた義経の首桶に向かって、戦の話をしてくれ、お前の口から聞きたいと言い、首桶を抱きしめながら泣き崩れる。


まず「おなごの自覚」、その割に義経と静のシーンがあまりなかったのがちょっと残念です。これは平家のシーン、大姫と義高のシーンにも言えるかと思います。それと『吾妻鏡』では、この3年前に舞の奉納が行われていますが、ドラマ中の舞も文治2(1186)年設定なのでしょうか。その割には大姫がかなり大人なのですが。

それから頼朝と実衣の服装ですが、実衣のは少し色が変わったでしょうか。しかし頼朝の直垂が、ここ何話か全く変わっていないようでちょっと気になります。

義経関連です。やはりこの人のシーンがどこか舞台的で、義時との会話にしても、セリフでことの次第を説明しているように見えます。義経と義時、そして弁慶を交えての会話に、頼朝の策略を織り込むことはできなかったのでしょうか。それにしても義経、自分の首で平泉が守れるならと言っていますが、結局これが鎌倉方に口実を与えてしまうのですけどね。

いずれにしても存在そのものが紛争の火種となりかねない人物ではあり、形の上だけでも出家するという選択肢もあったかも知れません。無論その場合も頼朝の監視下で余生を過ごし、場合によっては頼朝、あるいは義時から暗殺された可能性もあるでしょう。ちょっと『太平記』の護良親王を連想します。

その義経の書状の字がうますぎるように思えます。腰越状は宗盛の代筆だから納得できますが、義経の直筆ならもう少しぐしゃぐしゃとした書き方でもよかったのでは。

それから弁慶が、何やら西郷隆盛に見えてしまいます。佳久創さん、流石に元ラガーマンだけにガタイはいいのですが、少し体重を増やしたでしょうか。『ノーサイド・ゲーム』の時はもう少し筋肉質だったかと思います。そして里、本来の良妻のイメージとはかなり異なっていました。しかし立ち聞きですか、大河朝ドラにはありがちなことではありますが。

朝ドラといえば、『あまちゃん』で、アキが鈴鹿ひろ美の付人をしていた時、『静御前』なるドラマの撮影現場が登場していましたね。あと余談ながら23日の『ちむどんどん』で、ペットボトル入りの醤油が登場していましたが、実際にペットボトル入りが出るのは、舞台となっている1972年から5年後のことですね。

飲み物-琥珀のエール
[ 2022/05/24 00:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

リーグワン第15節とD2&3順位決定戦結果その他

ラグビー関連情報です。
まず、俳優の渡辺裕之さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。特別に渡辺さんのファンというわけではありませんが、『ノーサイド・ゲーム』のサイクロンズの津田GM役は忘れられません。

そしてリーグワンの試合結果です。
赤文字勝利チーム、青文字不戦勝チーム)

ディビジョン1(第15節)
ブラックラムズ東京 17 - 64 トヨタヴェルブリッツ
(秩父宮ラグビー場)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 40 - 13 シャイニングアークス東京ベイ浦安
(江戸川区陸上競技場)
グリーンロケッツ東葛 10 - 39 埼玉ワイルドナイツ
(柏の葉公園総合競技場)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 - 静岡ブルーレヴズ
(ヨドコウ桜スタジアム)
コベルコ神戸スティーラーズ 42 - 33 横浜キヤノンイーグルス
(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
東芝ブレイブルーパス東京 27 -3 東京サンゴリアス
(味の素スタジアム)

ディビジョン2(順位決定戦第2節)
花園近鉄ライナーズ 47 - 17 三重ホンダヒート
(東大阪市花園ラグビー場)
釜石シーウェイブス 20 - 21 スカイアクティブズ広島
(釜石鵜住居復興スタジアム)

ディビジョン3(順位決定戦第2節)
宗像サニックスブルース 26 - 40 清水建設江東ブルーシャークス
(グローバルアリーナ)
中国電力レッドレグリオンズ - クリタウォーターガッシュ昭島
(Balcom BMW Rugby Stadium)

東芝ブレイブルーパス東京と東京サンゴリアスの試合、2000年代半ば頃の、ブレイブルーパスが強かった時代をちょっと思い出しました。コベルコ神戸スティーラーズは地元で勝ち、故・カンバーランドコーチに勝利をプレゼントです。

ディビジョン2と3の順位決定戦も行われています。宗像サニックスブルースは、リーグ戦で、同じグローバルアリーナで勝利を収めた清水建設江東ブルーシャークスに、今回は残念ながら黒星を喫しました。最後のホストゲームとなったこの試合では、終了後にセレモニーが行われました。この時ブルーシャークスは、Thanksのロゴが入った記念のTシャツを着て健闘を讃えていますが、このTシャツには
『We will take over the blue will(私達は青い意志を引き継ぐ)』
という言葉もプリントされています。

ラグビー宗像サニックス涙、涙のホーム最終戦 5月で活動休止 敗戦にも拍手
(西日本スポーツ)

ブルーシャークスTシャツ
(リーグワン公式アカウントより)

ブルースは今週末の豊田自動織機シャトルズ愛知との試合終了後、チームとしての活動を終わることになります。

ところでこのグローバルアリーナでは、3年ぶりに有観客で高校生の大会である、サニックスワールドユーストーナメントも行われ、女子(7人制)部門では追手門学院が、男子(15人制)部門は東海大仰星高校がそれぞれ優勝しています。

しかしリーグワン同様、この大会の男子部門でも新型コロナ陽性者がら出て、辞退を余儀なくされたチームもありました。いささか変則的ではありましたが、最終的に決勝カードは京都成章と東海大仰星となり、5月5日に行われた試合で仰星が68-21で勝利を収めています。

最後になりましたが、松島幸太朗選手所属のクレルモンは、前節スタッド・フランセに29-26で勝利しています。その松島選手は今季でクレルモンを退団し、日本へ戻ることが決まっています。


飲み物-パブのビール2
[ 2022/05/06 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「矢のゆくえ」あらすじと感想-2

まず先日分、意味の通らない箇所があったので修正しています。

『鎌倉殿の13人』、観始めて1か月が経とうとしています。取りあえず今のところは、今後の合戦と鎌倉入りがちょっと楽しみなので、しばらく観続けるつもりではいます。

しかしこの大河、三谷さんの脚本の特徴ともいえますが、会話シーンがとにかく多く、その辺りが気になる、あるいはもどかしいと言う人もいるかも知れません。実は私もそうなのですが。それと源平大河にありがちな「名前と関係のわかりにくさ」ですが、これはもうガイドブックを買って、相関図を見て行くのがよさそうです。

石高からそれぞれの豪族の兵の数を割り出した義時ですが、実際に彼らが頼朝について行くかはまだ別の話です。頼朝に従わない人物が多いのには、親平家の人物が多いせいもありますが、コミュニケーション不足もその主な要因でした。実際後白河院の意向であると言っても信じて貰えず、またこの時点では、平家に刃向かうなど無謀であると受け止めた人も当然いるわけで、頼朝が懐柔作戦を取らざるを得なかったわけです。しかし頼朝はいつもあのパターンのようですね。

そして援軍に来た岡崎義実、佐々木秀義はこの当時としては高齢で、特に佐々木秀義は会話が多少通じないといった印象があります。見た目かなりおじいちゃんですし、何やら『真田丸』の、矢沢の叔父上を思い出してしまいます。結局頼朝に見送られ、宗時を始めとする兵たちは山木の館を目指しますが、個人的に『ノーサイド・ゲーム』で、君嶋GMがロッカールームで選手に檄を飛ばすシーンを思い出します。

ところでこの時は、新しい拠点として鎌倉の名が挙がっています。しかし『太平記』では、その鎌倉が焼かれてしまうのですね。諸行無常といったところでしょうか。

さらに八重ですが、義時との会話から戦のことを感づいており、父祐親にそれを密告します。これは頼朝への裏切りとも取れる行為ですが、一方で山木が在宅しているという情報を得たことから、今度は頼朝を利する動きに出ます。この辺りがこの人物の複雑なところです。強いて言えば、頼朝が捕らえられた際の助命嘆願に、彼女の本心が見て取れるような気がします。無論彼女が千鶴丸のことを知っていたら、恐らくこうは言い出さなかったでしょう。

最終的に彼女の矢と、山木館での矢の2本が源氏の再興を引き起こすきっかけとなりました。正に嚆矢と呼ぶべきでしょう。

飲み物-ホットウイスキー
[ 2022/02/03 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「大いなる小競り合い」あらすじと感想-1

3人の武者たちが追われていた。中でも頭領格と思われる武者は、被衣姿の女を後ろに乗せ、馬を走らせていた。

安元元(1175)年。大番役の務めを終えた北条時政が伊豆に戻って来た。館は宴の場と化し、時政は長女政子から、直垂ではなく水干を着るように言われる。時政は京土産を買ってきたが、全員に行き渡らなさそうで、1人ずつにではなく、一家に1つがいいかと義時に相談していた。そのような中、義理の兄弟である三浦義澄が息子の義村を伴って現れる。

義村は義時に、伊東祐親の娘八重に子供がいることを伝える。しかも相手は、源頼朝だというのだ。頼朝は15年前の平治の乱後にとらえられ、この伊豆に流されていた。その監視役が伊東祐親だった。義時は、好意を持つ八重がそうなっていることに驚く。そして時政と義澄は、何やら密談をしていた。

八重とは3年前、時政が京へ発つ前に会っていたが、その時から頼朝とは親しかったのかも知れなかった。義時は頼朝を流人だと思っていたが、兄宗時から右兵衛権佐という官位を持ち、佐殿と呼ばれていることを知らされる。平家嫌いの宗時は、弟義時に自分は頼朝、佐殿につくと言い、しかも自分の知り合いと偽って、この北条館にいることを教える。頼朝は祐親に追われる身だったのである。宗時は八重の兄伊藤祐清を呼び、弟も力を貸すと言う。義時は驚く。しかも父時政には黙っていなければならなかった。

その時館に工藤祐経が現れる。祐経は祐親から領地を追い出され、妻を離縁させられるというひどい仕打ちを受けていた。同じ頃義時の姉政子は、身を潜めている頼朝に食膳を運ぶ。また義時は、義村に頼朝の件を打ち明けていたが、義村は平家を倒すなどできない、そもそも頼朝を匿ったら爺様(祐親)が黙っていないと言う。しかし宗時は祐清や和田義盛らと、密かに打倒平家の密談を交わしていた。

義時には、兄たちがなぜそうまでしたいのかがわからなかった。しかも義村は帰途、父義澄にこの企みを話してしまう。義澄は祐親にこれが知れたら、自分たちにも危険が及ぶことを知っていた。そして義村は祐親に、このことを暴露しようとする。

政子は身支度をして、いそいそと食膳を運んでいた。そんな姉を妹実衣(みい)は不思議に思う。しかも宗時は、八重と息子の千鶴丸も連れてくる予定だった。そこへ実衣が現れ、やはり佐殿だったのねと言い、雅な男が好きな政子がぞっこんであると兄たちに話す。政子が頼朝に気があるのなら、なお好都合だと宗時は上機嫌だが、その時仁田忠常が現れ、祐親来訪を伝える。義時は気が気でなかった。

祐親は頼朝は許さぬと言う。しかし行方がわからない、もし助けを求めてきたら一旦は受け入れ、その足で知らせるようにと命じる。その頃政子と実衣は蹴鞠に興じていた。しかし祐親が来ているため、義時は急いで彼らを中に入れ、頼朝の侍者の安達盛長にも注意する。そして頼朝は、政子はまだ嫁入り前かと言いつつ、八重宛ての手紙を届けてくれるよう義時に頼んだ。

義時が「離れ屋のお人」からの手紙を届けようとしたところ、工藤祐経がその場にいるのに気づく。祐経は祐親に直訴するが、取り合ってもらえなかった。その夜、時政は公暁の牧家から後妻を貰うことを家族に話す。


まず前半部分です。何やら北条・伊東が頼朝を利用して打倒平家を企んでいるようです。しかし義時は、なぜそこまでして追討するべきなのか、宗時や伊東家の者たちから聞かされても、今一つ同意し兼ねるところがあるようです。

とはいえ、兄の陰謀の件や、姉が頼朝に近づきたがっていることなどなど、時政に気づかれないように気を配っているのは、この義時なのですが…ちょっと報われていない感もありますね。

宴のシーン。時政と義澄、いずれも祐親の娘婿たちなのですが、時政の妻は既に亡くなっていました。その時政は、何やら義澄と話しています。どうやらこれが再婚話のようです。

ところで時政の「雅な格好」ですが、垂頸(たりくび、Vネック)の直垂でなく、上頸(あげくび、スタンドカラー)の衣装の方が、身分が高い人たちの服装であったためでしょう。しかしあれ、袴の中に裾を着込めているのは水干に似ていますが、水干にあるはずの菊綴がありませんね。その父の装束を、しらみでもいないかなどと義時がわざと探し回りますが、後で出て来る「しらみつぶし」と関係があるようです。

政子と実衣が蹴鞠をしているところへ、頼朝が仲間入りします。あのボールあしらい、少々サッカーのリフティングにも似ていますが、ここはやはり、流石君嶋GMと言っておきます。そういえば山本耕史さんも、どうも『きのう何食べた?』の大ちゃん=小日向大策のイメージがつきまといますね。あと「ぶらぶらする」にはどうしても『ブラタモリ』を連想します。

それと前出のしらみつぶし云々に加え、祐親のおかげで頼朝がしばらく部屋から出られなくなり、厠もだめだから壺をなどと言ってみたりするところも、ま、三谷さんらしくはあります。それにしても、放送当日のOPとその前後のシーンは予習なしで観たのですが、どう見てもあれは「姫」ではないなと思ったら、案の定でした。

また会話、特に義時と義村や宗時のそれは、かなり今っぽいです。『青天を衝け』や『麒麟がくる』の方が、その時代らしさはあったかと思います。それと実衣の黄色の着物は、『真田丸』できりが着ていたのと、何となくだぶって見えます。

飲み物-ホットウイスキー

[ 2022/01/14 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』ガイドブックを見て感じたこと その1

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のガイドブックの内容について、思ったことを書いて行きます。主にニッコームック(産経新聞出版)『鎌倉殿の13人 完全読本』の内容をベースにしていますが、一部NHK出版のガイドブックの内容もまた参考にしています。

まずいずれも、出演者の紹介やインタビュー、スタッフの紹介、時代背景、舞台となる地の紹介、あらすじが紹介されており、ニッコームックの場合は、お馴染みの松平定知氏が今年も登場しています。

そしてキャスト関連です。以前から武蔵坊弁慶は誰なのか、あるいは今回は出て来ないのかと思っていたのですが、このガイドブックを見て、佳久創さんが演じることがわかりました。佳久さんといえば、あの『ノーサイド・ゲーム』で、アストロズからサイクロンズに移籍した里村亮太を演じていましたね。そして平維盛が濱正悟さんですが、この人も『ノーサイド・ゲーム』に出演していました。三谷さん、恐らくあのドラマを観ていたのではないかと思われます。

それから今回一番書きたかったのは、三谷さんのインタビューに関してです。このガイドブックの147ページにこのようにあります。

ただ、僕の大河ドラマは、「史実無視で好き放題書いている」と言われがちです。じつは『新選組!』も『真田丸』も、歴史上に起きたとされる出来事は、参考資料に従って、その日付まで忠実に書いていますし、必ず舞台となった場所に足を運んで風景まで眺めています。(中略)史実と史実のあいだを想像で埋めるのが、僕の仕事だと思っています。(中略)大河ドラマは、史実と史実の行間を読んで、史実の裏側に隠れているものに思いをこめることができると思っています。もちろん時代感覚の違う歴史上の人物を、現代目線で描くことの危険性は承知の上です。でも、夏は暑く冬は寒いといった共通認識は変わらないし、(中略)脚本家は人間を書くのが仕事ですから、僕らと共通する部分を見つけなければ、人物を描くことはできません。

三谷大河については前にも書いていますが、どうもふざけているように見えるという批判も多いと思われます。これに関して三谷さんは、史実は参考資料に従って書いている、史実と史実の間を想像で埋めると答えています。この史実と史実の間を想像で埋めるというのは、かつて『花神』の制作統括であった成島庸夫氏のコメントにもありましたが(『花神』大河ドラマストーリーより)、この「想像」の解釈について、何らかの食い違いがあるのではないかと思われます。

またNHK出版のガイドブックでは、三谷さんは史実でない部分は解釈をふくらませるといった意味のことを語っていますが、やはりこの「想像」とか、史実でない部分を自由に書くといった点が、視聴者が考える大河とのギャップとなって表れている感もあります。一例として『真田丸』の史実でないと思われる部分に、信繁と梅の婚礼で、きりがあれこれ信繁の世話を焼くシーンがあります。梅が、きりにそれをやめてほしいと言った時、

「あんた、嫁になったら急に強気になったわね」

と、月9さながらのセリフが飛び出して来ます。他にも、秀吉がいなくなってしまい、片桐勝元があちこちの部屋を探し回っていて、たまたま侍女が着替えをしているのを見てしまう、所謂「ラッキースケベ」のシーンなどが出て来たりしますが、こういう部分に馴染めないという人ももちろんいるでしょう。

何よりも、かつて『風林火山』の脚本を担当した大森寿美男氏のコメントにはこうあります。

何しろ殺戮も略奪も認められていた時代なわけで、彼らのしたことを今の価値観で判断すると、限界が出てくるのは必至です。ですから、善い悪いではなく、今に通じる人間ドラマが描ければそれでいいと考えています。

そもそも三谷さんも、当時の人々の感覚を大事にしたいと以前語っており、その意味では大森氏と共通するものがあるはずなのですが…。さらに三谷さんは、どちらのガイドブックでも、ベースとなる『吾妻鏡』に反することは描かないと言っていますが、結局そういった書き方が、史実に縛られた部分と、史実に縛られない自由な部分のギャップを大きくしているのではないかとも思います。
(この項続く)

飲み物-ロックグラスカクテル



[ 2021/12/30 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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