fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  テレビ業界

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連記述に関して

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連の記述です。尚元々の文章は記事のリンクが貼られていますが、引用文には貼りませんのでその点ご了承ください。それと最近の分で、意味が通りにくい箇所を多少直しています。

今年の大河は視聴率が低迷しているとして、こんなニュースがありました。
◆「鎌倉殿の13人」が危険水域! 大泉洋、菅田将暉、ガッキー…前半投入の反動か
ニュースにする以上、何かバリューが必要であり視聴率低下に目をつけたのでしょうが、これは何も今年に限ったことではなく、私は勝手に大河恒例の「夏枯れ現象」と呼んでいます。
中盤となれば主人公の師匠や親にあたる世代が抜ける。
初期キャストは豪華なメンバーが揃うものの、夏ともなればガクッと落ちることは避けられません。

夏枯れと言うよりも中だるみと言うべきでしょうか。要は、放送開始から4月~6月頃までは盛り上がりがあるけれど、その後やや主人公の立ち位置が安定し、あるいは作品によっては創作が多くなり、クライマックスまでの間場つなぎをする必要に迫られるわけです。ただ初期は豪華キャストで、その人たちが抜ける例があるにしても、すべての大河で同じことが起こるわけではありません。

例えば『真田丸』は、寧ろ春以降キャストの顔ぶれが増えて来た感があります。それと今年は頼朝はもういませんが、、主人公の親である時政もまだいますし、主人公に影響を与える人物は比較的多く残っている方だと思います。それと武者さんの場合、「今年に限ったことではない」としつつも、嫌いな大河であればここまで書くだろうかと思います。

そして視聴率低迷の原因を、私なりに考えてみました。
・地上波全体が減衰傾向にある
→あのドラマが低視聴率と煽る記事も増えています。若い世代を中心に、テレビを定時に見る習慣がなくなっているのです。
・時代がそこまで有名でない
→戦国や幕末と違ってなじみがありません。
・毎週鬱展開……
→これですよ。毎週毎週ドンドコドンと人が死ぬ鬱展開。そりゃ好き嫌いは分かれるでしょう。
・難解
→今年は伏線の張り方が複雑です。単純そのものだった昨年と比べると特に顕著です。
時代背景が理解しにくいため、頭に入ってこない。
美味い燻製肉でも、理解できない人からすれば「ただの焦げた肉」になるようなものです。
テレビですから、内容が理解できなければ視聴を止めてしまうのも仕方のない話でしょう。

地上波の視聴率が落ちているのは今に始まりませんが、裏番組が強くなっているのも関係しているのではないでしょうか。あまり有名でない時代なのはその通りです。この場合戦国が一番馴染みがあり、次いで幕末になるかと思います。そして源平を含むその他の時代は、幕末と同じかそれ以下の数字でしょう。あと「鬱展開」はどうかと思います。それを言うのなら、『風林火山』なども似たようなものですが、それが面白いと言う人もまたいるでしょうから。

そして「難解」
つまり今年は複雑だ、分からない人間は観なくなるといった、何やら上から目線と思われる論調になっています。武者さんらしいと言えなくもありません。しかし今回は「難解」と言うよりも、「癖が強い」のだろうと思います。つまり三谷さんの描写が好きでないから、コント的展開の乗りが好きでない人は視聴を止めるでしょうし、逆にそれが好きだと言う人は視聴を続けるのではないでしょうか。

あとこういう時に必ず『青天を衝け』を引き合いに出していますが、止めた方がいいと思いますね―止めない可能性が高いですが。別に昨年のが「単純そのものだった」わけではないし、ならばどこが単純だったのか、ここで例を挙げるべきでしょう。それができない、あるいはやらないのであれば何の説得力もありません。

そしてNHKプラスの再生数を重んじるから、NHKは『鎌倉殿』を失敗としないとありますが、失敗か否かはさておき、NHKプラスの再生数のみで論じるのもさてどうかと思います。本当に観たい人なら、録画して観るという方法もあるのですから。

そして『おかえりモネ』がNHKプラスの再生回数が高いとあり、泰時役の坂口健太郎さんが、『おかえりモネ』に出演した際の「俺たちの菅波」を、今度は「俺たちの泰時」として使っている、だから『おかえりモネ』の高評価は『鎌倉殿』にもいい影響を与えていると言いたいようです。そしてこういうリンクを貼っています。

「おかえりモネ」NHKプラス朝ドラ歴代最高 期間平均16・3% 大台超え一度もなく苦戦もSNS反響

しかし実は、『カムカムエヴリバディ』がそれを上回っているようなのです。

「カムカム」最終話 番組最高の視聴人数で有終の美 109話は「NHKプラス」全ドラマ最多視聴数を記録
(いずれもスポニチより)

NHKプラスの再生回数が高ければ、武者さん的には『カムカム』は当然失敗ではないはずですし、寧ろ高評価と言えるのですが、その割にかなり叩いていますね。

さらにその後、今年は関連書籍も多いとありますが、『青天を衝け』もかなり関連書籍は書店に並んでいました。無論これは近代の人だからとも言えるかとは思います。しかし何かにつけて『鎌倉殿』は凄いと言っている武者さんですが、どうも『青天を衝け』をかなり意識しており、それへの対抗意識で、『鎌倉殿』を肯定しているようにやはり見えてしまいます。もう少し肩の力を抜いてはどうでしょうか。

それからレビューやSNSのハッシュタグを見て、周りに合わせるのはよくないとありますが、それはその人の自由であり、武者さんがあれこれ言う問題でもないでしょう。

なぜ自分の感覚を大切にしないのか?
視聴率という基準そのものが時代遅れですが、それを信じる自分の感覚も見直すべきところに来ているのかもしれません。
言うまでもなく、ネットの声は発言者が精査できません。
確たる根拠を持っているのか。
それともフワッとした感性か。
それでもこんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険です。

お言葉ですが、視聴率が時代遅れと言うのであれば、なぜ視聴率を報じる記事をそこまで気にするのでしょうか。放っておけばいいと思います。時代が戦国でないとか、三谷さんの脚本はやはり癖があるからと、そのように考えておけばいいのではないでしょうか。

自分の感覚を大切にしないのかとありますが、誰でも他人の心まではわからないし、その人にどうこうしろとも言えないわけです。そして
「こんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険」
とありますが、武者さんは嫌いな大河の場合、その手のネットニュースのリンクをコラムに貼っていたのではないでしょうか。そして、

「このドラマ、嫌いなのって、私だけ?」
「このドラマって、もっと評価されてもいいと思うの、私だけ?」
おそらくや共感を得て安心したいのでしょう。
むろん、ドラマの感想だけで済んでいれば問題ありませんが、自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません。

いいか悪いかはともかく、共感を得て安心したい人も中にはいるのではないでしょうか。そして
「自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません」
とありますが、ニュースの見方も人それぞれであり、どれが正解と言うのは恐らくないかと思います。

ハッシュタグなりフォロワーの情報にも、何らかの毒が含まれていないどうか。
自身で見極める時代を私たちは今まさに生きていると思います。

ならば武者さんはそうすればいいでしょう。しかし武者さんの意に反する人がいても、よほど違法行為などをしない限り、それはそれで認められるものであると言っておきます。こう書くのは、『ちむどんどん』の反省会タグの存在もあるいは関係しているのでしょうか。あのタグ付きのツイートはまともなことも書かれていると思いますが。


飲み物-レッドビール
スポンサーサイト



[ 2022/09/11 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 68その3

『武将ジャパン』、大河ドラマコラムの気になる点の続きです。

まずMVP、今回は能員と道なのですが、私としては時政と能員でしょうか。それはともかくとして、このように書かれています。

悪いカップルというのはいます。
ボニーとクライドとか。古典だったらマクベスとその夫人とか。
そういう毒々しい二人のようで、本人はそんなつもりはまるでなかったし、そんなものは北条に毒されているだけだと反論されるとは思います。別にそこまで悪くもないような。
むしろ凡人だったと思えます。凡人がいかにして悪に堕ちてゆくか。そこをじっくり体現していた。

まずここに挙げられているカップルですが、それぞれ「悪」の基準が異なります。
ボニーとクライドは、『俺たちに明日はない』のモデルにもなった大恐慌時代の銀行強盗ですが、彼らは義賊的な一面もあったようです。そしてマクベス、これはシェークスピアの作品の登場人物でしょうが、かなりの毒々しさがあります。それに比べて比企能員と道は、権力に妙な色気を出したため、討伐されたと見るべきですし、当時の感覚からすれば謀反人呼ばわりされても仕方のないことでした。

そして

ただ一族の女を使って権力に取り入っただけなのに、自分は偉いのだと思い込んだ。
外戚であることには、謙虚さが大事なのにそうしなかった。
自業自得と言えばそうなのだけれども、チャーミングで生々しくて、今の時代にも通じる巨大な教訓を残したと思える。

などとありますが、どうも何を言いたいのかよくわかりません。
要は
「権力者の外戚となることは、権謀術数と、それを表ざたにしないだけのスキルが必要なのだが、それを持ち合わせていなかった。どちらかといえば田舎のおじさん的な人物で、そこが愛すべき点でもあったが、権力を奪取しようという野望だけが空回りし、ついに足元をすくわれることになった」
こう言いたいのでしょうか。

そして頼朝を見抜いたのは政子だの、梶原景時も見抜く目があっただの、後白河法皇はよくないだの、最早大河コラムと言うよりは、持論というか好き嫌いをすべてぶつけているだけのように見えます。あと君主がどうこうと書いていますが、特にこの時代の君主は天皇であり、将軍は、天皇から武士を束ねる権利を与えられているわけです。

まあ武者さんの時政嫌い、りく嫌いは相当なものですが、そういう見方が、この大河への見方をどこかいびつなものにしているのみならず、武者さんの「レビュアー」としての素質に疑問符をつけざるをえなくなってはいます。これは以前からそうでしたが。ただ今までは好きなら好き、嫌いなら嫌いとはっきりしてはいましたが、この大河で、好きと嫌いが同居するようになっていますね。

時政は確かに頼朝の挙兵について行ったけれども、それは婿だからでした。

時政がついて行ったのではなく、時政が北条の当主として兵を出したのですが。そもそも頼朝自身の兵はこの時はいなかったわけですし。あと頼朝の挙兵には、時政の竹馬の友である三浦義澄も関わっていますね。恐らく今後はというか今後も、この大河には(多少無理があるにせよ)肯定的ながら、時政やりくに対しては、『青天を衝け』並みとまでは行かなくても、かなりバイアスのかかった視点からの批判がぶつけられそうです。

で、またドラマと直接関係ない漢籍の話で、時政がやり玉に挙げられています。要は、こういうのを書きたいからページ数を増やして貰ったのでしょうか、武者さんは。皮肉なことにここのサブタイが「公私混同をしない」ですが、レビュアーとしての立場をわきまえず、公私混同しまくりなのは武者さんではないでしょうか。

さらに苦笑するのがその次に
「こんなことでは麒麟は来ない」
なるタイトルで、
「あの光秀のことを毎週繰り返している気がしますが、ならば何が天意にかなう政なのか?」
などと書かれていることです。
別にこの大河は『麒麟がくる』とは関係ないし、自分が好きでたまらない大河を殴り棒にするのも、いい加減やめた方がいいと思います。

そしてその後には

この時代となると、世界史規模で比較的精密な治世倫理ができているのが南宋でしょうか。
そんな宋で形成された朱子学を吸収したからこそ、光秀みたいな人物は治世のビジョンが明瞭になったのです。
学び模索することで人間は洗練されてゆくものでしょう。

儒教国家のリスクというのを、この人はご存知ないのでしょうか。
ならばなぜ光秀はあのような行為に及んだのでしょうか。
あの大河、以前タイトルが曖昧だと言ったことを書いていますが、武者さんが『麒麟がくる』を好きなのは、登場人物やストーリーだけでなく、このタイトルの「わかったような気持ちになれる」曖昧さも関係しているのかも知れません。

そして総評ですが、やはり視聴率は気になるのでしょう。関連記事のリンクを貼った後で、

視聴率の低下を指摘されていますが、伸び悩むのは自然なことではないでしょうか。
定番である戦国幕末ものでもなく。
近年、特に2019年の大下落が回復できないのか、2020代は大河枠そのものが低迷。
毎週殺し合っているので、見る人を選ぶ。
そんな状況です。

2020代とありますが、2020年代のことでしょうね。あと戦国幕末ものとひとくくりにするのは正しくありません。それぞれの主人公の知名度、あるいは数字が東日本で高いか西日本で高いかも関係して来ます。
しかし武者さんの嫌いな『青天を衝け』は、現時点の『鎌倉殿』と比較すると視聴率は高めに出ています。
それにこの大河、「毎週殺し合って」などいません。全成はあくまでも処刑ですし、その前は景時が討たれた後から始まっています。どのようなシーンを観てこう判断しているのでしょうか。

そしてそのすぐ後に

ただ、NHK側もNHKプラスの視聴回数なども新基準で考えているようであり、視聴率をことさら気にする方がもはや古い。
そんな価値がこのドラマにはあると思います。

そんな価値でどんな価値なのでしょうか。この辺が、このコラムがわかりづらいところですね。

さらに

今年は「こんな血生臭いことに嫌気がさしたから、泰時が頑張ったんだな」ぐらいで良いのでは?
歴史はおもしろい――そこから無理に「歴史人物から学ぶビジネス」なんて呪詛祈祷じみた何かを見出そうとするからおかしなことになる。
単純に面白い、それが原点でしょう。

以前、これと違うことを言っていたような気がしますが、それはさておき。今年の主人公は泰時でなく義時ですし、それを言うのであれば、泰時に安定した時代を作らせるべく、義時が頑張ったと言うべきではないでしょうか。

尚これに関する小檜山氏名義のツイ(https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1559382814746886147)ですが、

今年の大河から、組織編成や掌握を学んでいる経営者は、むしろ危険だと思う… 。

御成敗式目はその後の武家関連法に大いに貢献していますし、武者さんが何かにつけて取り上げる『貞観政要』は、徳川家康も藤原惺窩に講義させたそうですが。

そしてこの後で

そんな童心にまで返すような仕掛けがあって、今年の大河は秀逸と感じます。

時政と能員の会話がしょーもないなどと書いていたのは、どこのどなたでしょうか。ああいうのをちゃんと読み取れないと、大河の「レビュー」は厳しいし、率直に言って好き嫌い基準だと「レビュー」そのものが破綻するでしょう。
こんな感じで↓

今回なんて笑えばいいのか、恐れればいいのか、悲しめばいいのか、怒ればいいのか、わからない。
感情がぐちゃぐちゃに混ざって、終わってみれば、ただただ楽しいもんをみたとわかる。
そういう歴史を学ぶ楽しさ、理屈抜きでおもしろいとなることが実は大事なんじゃねえの?と問いかけてくる今週もまた、素晴らしかった。

小学生の感想文の方が、まだまともに見えてしまいます。

飲み物-ウイスキーロック
[ 2022/08/20 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 54

『武将ジャパン』大河コラム続きに行く前に、『鎌倉殿の13人』出演者情報です。

【第七次】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」新たな出演者決定!
(NHK ONLINE)

詳しくはまた後で投稿しますが、関智一さん、山寺宏一さんも出演ですね。

さてコラムの後の方ですが

久々のギャグがあって爆笑回だな〜!……と思えたかというと、そうでもない。
随所に不吉なフラグが立ちました。
範頼も、全成も、破滅への道のりがうっすらと見えてきます。
彼ら自身が迂闊というよりも、懲りずに企む坂東武者が悪いとも思えてくる。上総広常の死を教訓にできていないんだなぁ。

私が観た限り、ギャグらしきものはこの回はなかったのですが、どこのシーンでしょうね。全成と実衣の会話でしょうか、あるいは政子が飛び跳ねるシーンでしょうか。そして坂東武者、特に年配の豪族は、頼朝に不満があるわけですから、揺さぶりをかけてもおかしくありません-当然ながら失敗しますが。

善児が怖いと言われますが、私は人間よりも権力のありようが怖いと思いますよ。
比企能員と道の夫妻なんて、権力をとりにいくことを楽しみすぎていて危険です。
しかも彼らは一族の女を駒にするからたちが悪い。比企に関わると滅びるという意味では、源行家に匹敵するほどの死神かもしれない。

権力を取るというのは、乳母制度というのも関係しているかと思います。手塩にかけた若君が将軍ともなれば、一族が出世してもおかしくないでしょう。それとこの当時、あるいはそれより後になっても、女性を権力者に嫁がせる、あるいは側女にするというのはよくあることでしたが。

そして、このような記事のリンクがコラム内に貼られています。尚私はタイトルをコピーして検索したので、このメディアの記事であるかどうかは不明であるとお断りしておきます。

「鎌倉殿の13人」風雲急 ついに“三谷流”曽我事件!善児も暗躍?ネット興奮「もうミステリードラマ」
(スポニチ)

しかしこの冒頭に
「稀代の喜劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目」
などとありますが、昨年がこうだったら、武者さんは提灯記事だ何だと叩いたでしょうね。

あと『シャーロック・ホームズ』に登場する仮設形成(アブダクション)を、この大河に当てはめたらどうなるかなどと書かれていますが、どうも武者さんの独りよがりと思われるところもあるし、何よりも長くなるので省略します。それにしても今回も、それから少し前にもホームズの『緋色の研究』で、ワトソンが軍医であると言い当てる場面ばかり出て来ます。他の場面、あるいは他の作家の作品は引用しないのでしょうか。

さらに

なんだか最近「伏線回収!」という言葉でドラマを評価することが流行しているように思えますが、三谷さんのようなミステリ大好きな作家ならばそれはむしろ当然のこと。
(中略)
それにそうすることで話を動かせる中世と相性が良いのだと思えます。

とありますが、
「そうすることで話を動かせる中世」、仮設形成によって話を動かせると言いたいのでしょうが、例えばどのようなものかを挙げてほしいものです。また『孫子』の「行軍」では戦場でのこの適用法があるとして、その部分が引用されていますが、これも長いのでここでは紹介しません。そもそも大河コラムで、なぜこういうのを持ち出すのかそちらの方が不思議なのですが、いつもの漢籍自慢なのでしょう。

そして最後に「『鎌倉殿の13人』の進む道」という小見出しで、以下のようなことが成功する要素とされています。

・Twitterでトレンドを獲得する
→これは保留。Twitterのアルゴリズムを理解していれば、ノイジーマイノリティ(声の大きい少数者)が活発化するとトレンドは取りやすいため。
・関連番組が多い
・ネットニュースの本数が多い
・関連書籍も多く出てくる
・関連イベントが多い
・歴史雑誌が、夏になっても関連ネタを取り上げている。昨年は夏にはもう下火になっていた
・ファン層の空気に余裕がある。心底好きか、義務感から好きと言っているのか。その違いはファン層の空気に反映される

トレンドの件、保留するのであれば外せばいいと思うのですが…。ともかく関連番組やネットニュース、関連書籍に関しては、昨年もあまり変わらなかったと思います。書籍は結構多かったですし。イベントは、コロナ禍でできなかったものもあるかも知れません。それから歴史雑誌の件ですが、渋沢栄一という人は歴史雑誌というより、経済関連のメディアなどと親和性が高いのではないでしょうか。
そして
「ファン層の空気に余裕がある」
とは一体何でしょうか。これを見る限り、心底好きなのが今年で、義務感から好きというのが昨年だと言わんばかりですが、もちろん昨年でも本当に好きだとか面白いと言っている人は、ネット上でも結構見かけました。この最後の部分は、武者さんの希望的観測でしょう。

こうもネット配信が発達した現在、視聴率だけでの判断は時代遅れになりつつあります。NHKもそこはふまえてNHKプラス再生数を気にしている。そこでよい結果が出ているのでしょう。

確か昨年、『麒麟がくる』で上げた視聴率を『青天を衝け』は落としたといった記述が、この大河コラムにありました。こういう場合は
「視聴率だけでの判断は時代遅れ」
とはならないのでしょうか。そもそもここまで書くのなら、数字をきちんと出さないと説得力がないかと思います。

NHKは中世大河という賭けに勝った。
ゆえに再来年も『光る君へ』にしたのではないでしょうか。

「賭けに勝った」も何も、まだ放送が終わってもいないのに、そういうことを言うのは時期尚早かと思います。『青天を衝け』とは視聴率は拮抗している(というか現時点では『青天を衝け』の方が数字がいい)けど、でも武者さんは勝ったのだと思っていたいのでしょうか。
あと『光る君へ』ですが、平安京1230年と何か関連があるのではないでしょうか。そして平安時代は、日本史の時代区分上では中世ではなく古代に入りますね。

来週日曜、6月12日、伊豆の国市の江間公園で「第1回義時・江間祭り」をあげておきます。
こういう行事があることが、大河の持つ力でしょう。

それはいいのですが、好きな大河の時にはイベントをアピールするのに、そうでない大河になると見向きもしないのも、武者さんのコラムの特徴と言えます。何度も言いますが、『西郷どん』放送年の11月に、メインキャストが鹿児島市を訪れた時、多くの人々が出迎えたことが公式のSNSでも採り上げられ、糸を演じた黒木華さんもそのことを語っていました。しかし武者さんがこの大河を好きでなかったせいか、このコラムでそのことが紹介された記憶はありません。

飲み物-アイスカフェラテ
[ 2022/06/10 00:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

2024年大河発表と英仏両国の受信料廃止に思うこと

まだ投稿していませんでしたので、一応。

《大河ドラマ第63作》制作決定!
主演・吉高由里子 作・大石 静
大河ドラマ 光る君へ
(NHK ONLINE)

正直な話、大河のテーマという実感があまり湧いて来ません。言い方が適切かどうかはわかりませんが、『いだてん』の制作発表を目にした時を思い出します。古代を扱うのなら、いっそ奈良時代くらいというやり方もあったかも。

1年物でなく、2クール程度でやるのなら面白いかなとは思いますが。

それからBBCが受信料(ライセンス・フィー)を凍結する一方で、フランスも受信料に当たるテレビ税が廃止されるようです。一般メディアの記事が見つからないので、この記事を置いておきます。

フランスで公共放送受信料の撤廃へ、マクロン大統領が選挙時の公約果たす BBCに続き...狭まる“NHK包囲網”
https://sakisiru.jp/27604
(SAKISIRU)

NHKもいい加減考えてはどうかと思います。そもそも英仏両国が凍結または廃止するか否かに関わらず、現行の受信料制度は問題ありです。
その場合スクランブルをかけて課金するか、大河の場合スポンサーをつけるかになるでしょう。但しスポンサーがついても1年物は難しいだろうし、数字が悪ければ当然撤退するでしょう。言い換えれば、今まで受信料頼みでやって来たNHKの目を覚ますには、スポンサー導入はいいチャンスであるかとは思いますが。


飲み物-ローズヒップティー

[ 2022/05/16 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

小檜山氏ツイ続きと「変われないNHK」

まず先日の『大岡越前』関連で、変換ミスがありましたので直しています。そしてやはり先日、小檜山青氏のツイートに関して書きましたが、実際朝ドラをはじめ、これは如何なものかと思うような内容のものが散見されます。

たとえば
「今回のあれやこれやで確信したんだけど。大河ドラマと朝ドラって2015年以降、誰かの口出し入っているでしょうね」
などとありますが、「誰かの口出し」はともかく、主人公の立ち位置などを考えて、それにふさわしい展開を設定する以上、様々な形で考証が入るのは当然でしょう。これに関しては後述します。

当然同じ時代でも。作品によって描写は異なるわけで、そこが自分の理想に合わない作品に反発する小檜山さん(今回は便宜上これで通します)には面白くないのかも知れません。といっても、個人の理想に100パーセント沿った作品などそうあるものでもなく、小檜山さんも本当に『八重の桜』をすべて受け入れているのかどうか、ちょっと疑問です。また水戸大河(青天を衝け)が「慶喜さまは殺したくないけど勝手に配下が天狗党を殺したの!」などというのもありますが、一橋家の当主である慶喜が天狗党に口出しはできないかと。

さらにフィクションは模倣されやすいから気を付けろといった内容のもあり、銃器入手や怪盗になるとか、柳生新陰流をマスターして将軍を斬首するなどというフィクションの場合、模倣の難易度を考えて欲しいと思うなどとあります。要は真似されやすいから危険だということなのでしょうが、こんなことを書いていたら、フィクションの全面否定になるのではないかと思われますが。

そしてまた例によって、中国史関連のツイも見かけます。まあツイートであれば、本人が好きなことを発信しているだけだからまだしも、大河に直接関係ない中国関連の情報を入れてくるのもどうかと思いますし、朝ドラコラムにも直接関係のないことが書かれたりしているようです。

大河コラムの最終ページなど、殆ど持論展開のためにあるようなことが多いのですが、こちらは大河のレビューを読みたいのであって、小檜山さんの持論を読みたいのではありません。あと『平家物語』もお好きでないようですが、これは『鎌倉殿の13人』と比較されたことも関係しているでしょう。

ちなみに『まんぷく』という朝ドラは、この人に取っては駄作だったようで、「どれだけ甘ったれてるんだ」などといった、スタッフへの不満も漏らしていました。しかしどう考えても、本編を(多分)きちんと観ていないせいで、どこかあらすじの解説がおかしい上に、自分の主観や関係のない話題をやたら入れて、しかも報酬が発生するコラムを書いているわけですから、甘ったれているのは小檜山さんのほうではないでしょうか。

尚前出の考証に関して。以前もリンクを貼ったことがありますが、『どうする家康』の脚本(準備稿)について当該アカウントで紹介されていますので、そのツイの画像をお借りしました。この準備稿に考証が入って決定稿となるわけですから、単に脚本家の一存だけで決まるものではないでしょう。尚サムネイルですのでクリックで拡大できます。

どうする家康ツイ1(脚本)

ところでNHK関連でこういう記事もあります(全4ページ)。

石原さとみから元SMAP、人気声優まで起用の“新しいNHK”「答えは皆さまの声の中に」
(読売新聞オンライン)
あと、コメント付きのyahoo記事のリンクも置いておきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/
b6d8795635bf2e29cb6c90655e794d8039e080d0

ぶっちゃけて言わせていただくと、この「新しい」NHKなるもの、多用なニーズにマッチしたコンテンツなる言葉同様、少しも新しいという印象を受けず、どこか自己満足臭さを感じてしまうのです。そして1ページ目、「権力を監視するのはジャーナリズムの役割だ」というのも何やら手垢がついた印象があります。今はジャーナリズム≒マスコミすなわち権力であり、それを監視するのが視聴者ではないかと思うのですが。

そして元SMAP(というか、『新しい地図』でしょうか)とか人気声優を出すという姿勢、それはいいのですが、何か民放の後追いのように感じられるのです。

しかも4ページ目トップに、受信料に関しての記述があり、「NHKを見ないからといって断ることはできないのだ」などとあります。やはり読売も既存マスコミである以上、強く出られないのでしょうか。この受信料の部分、ひいてはNHKの在り方にメスを入れてこそ、初めて「新しいNHK」が登場するのではないかと思われます。
そしてその次のパラグラフですが

しかし、昭和のテレビ 黎明期とは比べものにならないほど、生活様式が変化し娯楽の選択肢は広がっている。公共放送の事業範囲や扱う番組ジャンルを再考してみる時期に差し掛かっているのかもしれない。これを幹部にぶつけると、「ニーズがある以上、娯楽番組も放送するのが公共放送。教育・教養番組だけやっていればいいというのはおかしい」と反論された。伝統ある大河ドラマ、連続テレビ小説、紅白歌合戦……。なるほど、娯楽番組でも国民生活に深く根付いている。どこまで受信料で支えるべきか、判断は容易でない。

結局NHKが変われない要因はここなのですね。ですからいくら目先を変えても、どこか似たような路線になってしまう。大河にしても受信料があるから制作できているのですが、NHK幹部に言わせると初めに番組ありきで、だからこそ受信料を払えという思考回路になるのでしょうか。そしてこういう人がNHKにいる限り、半ば強制的な受信料徴収が続き、スクランブル化もされないのでしょう。

私は何度も言っていますが、もう大河も紅白もマンネリ化している感があり、そろそろやめていいのではないかと思います。またこの人たちは、番組視聴率に関しては何と考えているのでしょう。それでも作り続けるべき理由は何か、本当にニーズだけなのでしょうか。

TVや雑誌(特に週刊誌)といった既存メディアは、彼らを支えて来てくれた視聴者や読者と共に老いて行っているなと思いますし、その中身も高齢者の要求に応えたものと言ってもいいでしょう。その意味でTVを新しくしたいというのは理解できますが、それが如何にもおじさんが考えた若者向けの内容であり、刺さった印象があまりないのです。これらの番組がもしうまく行かなかった時、誰が責任を取るのでしょうか。ちなみに個人的には、『昆虫すごいぜ』と『突撃!カネオくん』は間違いなく刺さる番組です。

本来根本的な改革をするチャンスはいくらでもあったのに、先ほどの幹部氏のように、ニーズがあるからと「変わらないこと」を望むと、すべてがモラトリアム化して行く可能性もまた大きそうです。こういう組織あるいはガバナンスの在り方に、日本ラグビーフットボール協会をどうしても連想してしまうのですが、これについてはまた別の機会にします。

飲み物-ビールと夜景

[ 2022/04/11 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

声優の将来性

ところで『鎌倉殿の13人』のナレーションを担当している長澤まさみさんですが、やはりこの人の声が、ちょっと低くてぼそぼそした印象があります。『真田丸』の場合は有働由美子さんで、こちらは局アナということもあり、声の使い方はしっかりしていたかと思います。

この大河は、局アナか声優さんかをナレに使うかと思っていただけに、長澤さんに決まった時は、失礼ながら意外でした。というか、もっと声優を活用する方法もあるでしょう。

これだけ声優の肩書を持つ人が多いということは、声でその場の雰囲気を出せる人が多いというわけでもあるわけです。実際普通の俳優さんと声優さんとでは、同じナレでもやはり違うなと思わされます。

個人的に思うのですが、今後の芸能人は声優の比率が増えるのではないでしょうか。小学生のなりたい職業でも、かなり上位に入っていたのを見たことがあります。

そして、これは今もそうですが、俳優やタレントと掛け持ちする人ももちろんいます。声優もできて俳優もできるのであれば、それに越したことはないでしょう。あと所謂芸人というか、お笑いタレントもまだ増えそうな気がしています。


飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2022/04/01 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-58 終わらせるべきか改革するべきか

先日の投稿で『武将ジャパン』コラムの、「性差別的でおっさん向けサービスばかりの大河はパス」と若者が考えたら、日本の時代劇に明日はないという箇所について、飛躍した感があると書いています。そもそも大河がそこまで「性差別的」とも思いませんが、ただ私は、来るべき時が来れば大河は終わってもいいと思っています。前にも書いたように昭和的なビジネスモデルだし、公共放送であるため受信料で作るいう制約もある上に、受信料をそこまで使って作るべきかという疑問もあります。

これがスポンサーをつけられるのであれば、もう少しお金をかけられるのですが、もちろん仮にそれができても、視聴率が悪ければアウトです。ならばNHKを課金制にして、一定のプランに加入すれば、定額で毎月大河を観るという方法もあって然るべきでしょう。しかしこの場合も面白くなければ、途中で解約する人も増えるでしょうし、それで成り立たないのであればもうそれまでとなるか、また別の方法を模索するかになります。NHKも長寿番組をどんどん終わらせていますが、経費削減を考えるのであれば、大河の見直しも当然検討されてしかるべきでしょう。

大河の黄金時代は、TVの黄金時代とも重なります。70年代ごろから90年代頃までは、確かに全員で大河を1年かけて観るケースは、今よりも多かったでしょう。しかし今の時代、家族全員がそろって同じ時間にTVを視聴するわけではありません(三谷さんはそれを希望しているようですが)。それと必ずしも、毎年1年間必ずやる必要もありません。たまには休みを入れて、何年かかけて完結させるという方法もあります。

ところで大河がいつまで続くかは知りませんが、大河ファンの中には、私が勝手に「ヴィンテージ大河」と呼んでいる、1970年代から90年代頃、特に80年代後半頃に高視聴率を記録した大河を懐かしむ声もあるようです。かといって、今こういうのを再現するのはかなり難しいと思います。経費の問題に加え、リメイクしても往々にして昔のと比較されがちですし、今は過激あるいは露骨な表現もできないこともあり、路線変更はやむを得ない部分もあります。また私の場合、大河のみならずエンタメ作品は、必ずしも昔の作品が優れているとは思わないというのも、理由として挙げられます。

それで思い出すのが、ジェレミー・ブレット主演のグラナダ版ホームズです。無論、ホームズシリーズと大河は様々な点で全く異なるわけですから、あくまでも参考として出しておきます。かつてホームズ作品が連載された、『ストランド』誌の世界観そのままのこの作品は、今も再放送されていて、古典的(ただし原作はいくらかアレンジされている)なホームズのイメージです。それに対してBBC版の『SHERLOCK』は21世紀のロンドンが舞台です。そもそもマーク・ゲイティスが『ドクター・フー』に関わっていたこともあり、斬新なイメージのホームズを打ち出して、しかも自身が演じるマイクロフト・ホームズを前面に出したという点で、それまでのホームズのイメージを塗り替えた感もあります。

結局過去の作品と同じ土俵で勝負しても、様々な点で昔と今は違いますし、どうしても比較はされるわけですから、思い切って発想を転換し、また数年に1度のシリーズでの制作という方法も検討されてしかるべきでしょう。無論この手の発想が、すべて大河に馴染むかどうかはまた別ですし、それはそれでまたリスクを伴うものではあると思われますが、数字をもう少し上げたいとNHKが本気で考えているのなら、根本的に手を入れる必要もまたあるでしょう。

飲み物-グラスに注がれたエール
[ 2022/03/27 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿』と『義経』を観比べる

先日書いていた『鎌倉殿の13人』、例のカメラを持った男性が映り込んでいた件ですが、再放送ではカットされていたようです。しかし編集の段階で気づかなかったのでしょうか。あるいはそれと知りながら、そのまま流していたのでしょうか。

ところでこの『鎌倉殿の13人』、同じ源氏からの視点で描かれた『義経』と一部観比べてみようかと思います。無論主人公が違いますし、脚本やスタッフも違いますから、全く同じ条件でとはなりません。というか寧ろ朝廷の描き方、平家の描き方がどのように異なるのかを確かめてみたいなと思います。ちなみにこちらは主人公が義経ですから、前半は牛若丸時代、鞍馬での遮那王時代、その後鞍馬を抜けて平泉へ向かうといった展開となっています。

それにしても、今後やはり大河は続けるのでしょうか。今までも幾度となく同じことを書いていますが、かつては民放で毎日のように放送されていた時代劇との差別化もあったでしょうし、NHKだからこそと一目置かれもしたでしょうが、今は受信料で作るにしては、ちょっと負担が大きすぎると思われますし、どこか昭和のビジネスモデルのように見えます。再来年の大河がなかなか発表されないのは、こういうことも関係しているのでしょうか。

飲み物-アイリッシュコーヒー2
[ 2022/03/20 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-56 時代の移り変わりと大河

冬季オリンピック北京大会は20日で閉幕です。その20日は大河ドラマの放送日でもありますが、『鎌倉殿の13人』の公式サイトには、このようなお断りがあります。

しかし思うのですが、「放送時間変更の可能性あり」なら、20日は放送休止という方法もあったはずです。無論今現在、コロナ禍がなおも続いているだけに、いつ放送できなくなるかわからない、放送できる内にしておこうということなのでしょうか。

鎌倉殿放送時間


それにしても再来年の大河が発表されませんね。もう2月もそろそろ下旬です。1月発表を2年連続でやっておいて、その後はまた3月か4月頃となるのでしょうか。あまりころころ変えるのではなく、たとえば2年前の4月から5月に発表と決め、遅れそうな時には、その旨をお知らせすれば済む話です。大体クランクインの1年ほど前がいいかとは思います。

あまり発表されないと、そろそろ大河も終わりかと思ってしまうものです。この終わりが完全な終焉を意味するのか、放送形態そのものが変わるのかどうかはともかく、一度仕切り直しをしてもいいかとは思います。それが如何に面白いものであっても、続き過ぎると段々精彩を欠くようにはなります。私が『相棒』を観なくなり、代わりに『刑事7人』を観るようになったのも一つはそのためです。『相棒』は今振り返れば、杉下-神戸編が一番面白かったです。

あるいは本命の俳優さんに、主役のオファーをなかなか受けて貰えないのかも知れません。しかしそれならそれで、1年間拘束することのリスクをもまた考えてしかるべきでしょう。以前大河関連で
「家庭で日常的に映像を観る手段がTVしかなかった、初期の頃の大河の路線を、今なお引きずっていると思われるところにNHKの誤算があるとは思われます」
と書いています。

TVドラマというのが軌道に乗り始めた当時、やはり週一回の、それも民放の時代劇(が、昔はあったのですね)とは違うドラマを観たいと思った人も多かったでしょう。しかしDVDであれサブスクであれ、リアルタイムでない時間帯に、個別に映像が観られるようになった今、どのように競合して行くかのノウハウが、大河制作現場にもっとあっていいかとは思います。

DVDといえば、レンタルビデオも姿を消しつつあります。ある程度年配の人が観る番組などは、今もDVDがあるにはあります。しかしそれよりもネットの動画配信の方が、TVの放送時間に縛られないのはもちろん、繰り返して観ることもできるわけです。またDVDをレンタルしていて、返却し忘れたということもありません。こういうのも時代の必然ですね。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2022/02/20 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 5

武将ジャパンコラム関連の続きです。リンクをまた貼り忘れてしまいすみません。先日分のにも貼っておきます。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第2回「佐殿の腹」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

このコラム、第1回と第2回にそれぞれ目を通しましたが、どちらも

1.ストーリーの肯定
2.恋愛シーンに武者さん自身がときめいている
3,  何かにつけて『麒麟がくる』と漢籍を持ち出す

この3点の繰り返しのように見えます。
1と2に関しては、この大河が素晴らしいからとご本人は言うのでしょうが、しかしこの2回分にも批判すべき部分、突っ込むべき部分はあるわけで、はじめから全面肯定しているため、その部分が見えなくなっているだけの話です。評価すべきところと、そうでないところの見分けがまるでできていないなと思わざるをえません。レビューとは、本来そういう部分をきちんと見分けてこそのものであり、それをやらない(または、できない)のであれば、レビューという名称は返上すべきではないのでしょうか。

また昨年の『青天を衝け』、これは私も書いていますが、血洗島などはよく描けているなと思う反面、歴史上の事件の描き方などは、もう少しどうにかならないのかなと思うこともありました。しかしこれにしても、武者さんのコラムは全面否定のみにとどまっていました。否定と肯定、いずれも一種の思考停止状態と言っていいでしょう。

さて、これも恋愛関連となるのでしょうが、今回このコラムのMVPに輝いた、政子を演じる小池栄子さんについてです。

凄まじい迫力と、かわいらしい愛嬌は同時に成立するはず。
そういう北条政子が毎週見られるようで、もう感無量です。
北条政子とは、日本史のみならず、世界史的にみてもおそろしいほど重要な人物のはず。
重要性が下がることはなく、むしろどんどん増してゆく人物です。
第一回と第二回で、頼朝と政子という、火花が散るような恋の成立過程は把握できました。
ここで一気に引きずりこむ魔力が十分にある、深淵のような存在。
こんな北条政子が見られるなんてもう、何と言えばよいのかわかりません。すごいことではないでしょうか。

まず「世界史的にみても重要」と書かれている割に、なぜそうであるのかが少しも書かれていません。これはこのコラムに共通しており、筆者である武者さんの主観や思い込みによる記述が、かなり大きいといえます。

そしてこの部分

頼朝と政子という、火花が散るような恋の成立過程は把握できました。
ここで一気に引きずりこむ魔力が十分にある、深淵のような存在。

何度も言うようですが、『青天を衝け』の栄一とお千代の出会いや夫婦愛を、あれだけネガティブに捉えていた同じ人の文章とはとても思えません。
それから視聴率関連です。この記事に詳しく書かれています。

「鎌倉殿の13人」も“見られ方”に変化 初回は配信も好調「青天」超え!BS組も443万人 多様化進む

そして武者さんによれば

本記事によりますと、見逃し配信サービス「NHKプラス」での視聴者数は、前作『青天を衝け』と比較して2~3倍の視聴数(正確にはユニークブラウザ数)だったようです。
また、鎌倉殿の13人より前のドラマが未発表なので数字の比較はできませんが、本作の視聴者数は、20時の本放送(NHK総合)が1771.9万人だったのに対し、18時からのBSでは443万人いたとのこと。
全体の約21%がBS視聴だった計算となります。
今後もNHKプラスでの視聴は増えていく傾向でしょうし、録画も簡単になったテレビの技術なども考慮すれば、もはやリアルタイム視聴率だけでは計りきれないと、NHK側も判断しているようです。

とあるのですが、まず前作と比較して2~3倍の数字というところ。これは、NHKプラスの登録者が増えたということも関連しているのではないでしょうか。登録者が増えれば、当然視聴者数も増えるわけですが、その点には言及されていません。
またその視聴者数についてですが、リアルタイムだけで見ると1771.9万人となっています。ところが『青天を衝け』では、リアルタイムでの初回視聴者数は、2096.8万人となっています。これが視聴率にも反映されているわけです。昨年の初回のBS視聴者数がわからないのが難ですが、少なくとも初回リアルタイムの視聴者数だけで見れば、昨年より落ちているのは確かなのですが。

平均視聴人数 2021年2月8日(月)~2月14日(日)
(ビデオリサーチ)

そして例によって漢籍マウント(と言っていいでしょう)。

大河が必ずしも勉強に役立つとは言い切れませんが、今年は推せます。
日本史のみならず、せっかくだから世界史的なことでも考えたい。

今までもこのブログに書いて来てはいますが
大河はそれ自体が歴史の勉強にはならないが、歴史に興味を持つきっかけになる
というのが私の考えです。武者さんは、自分が好きだから推したいのでしょうね。

今回は【文章経国思想(もんじょうけいこくしそう)】について。
「文学が国家の経営で重要である」とする考えです。
これ、ピンと来ますでしょうか?
(中略)
ほんとにぃ? なんかピンとこないなあ……と思ったら、今年の大河と『麒麟がくる』を思い出してください。
『麒麟がくる』では、登場人物が漢籍由来の知識を使って会話をしていました。そもそも「麒麟」だって儒教由来です。
そうした状況は、明智光秀たちが賢かったから?
いえ、それだけではなく、文章を使った教育をきっちりと幼少時から受けているからこそ可能なのです。
それが『鎌倉殿の13人』の坂東武者では成立しない。
(中略)
文章を読み、考え、想像し、作文することにより、人間の思考回路は鍛えられます。

しかし、なぜこの平安末期から鎌倉時代の武士たちと、戦国時代の人間である明智光秀を同列に論じるのでしょうね。鎌倉時代の武士と学問ということなら、金沢文庫でも採り上げるのならまだわかるのですが、最近は何かにつけて
「キリンガクルデハー」
の一点張りなのですよね、この武者さんは。

そして今度は小栗旬さんについて

そんな中、私が衝撃を受けたことはそれではありません。
まず一点目。小栗さんは地毛で結えるよう髪の毛を伸ばしている。しかもゴワゴワしているらしい。リンスはしないとか? これでもう参ってしまいました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、出演者がシャンプー禁止令を出された。ツヤツヤヘアーじゃ時代ものらしくないということだそうです。
日本じゃ、そこまで気合い入れる役者はいないだろうと思っていたら、いたんですよ。

と、ここでまた『ゲーム・オブ・スローンズ』、『麒麟がくる』と並んで武者さんに取ってのバイブル的存在なのでしょう。
さらに

次は乗馬訓練。
一回目の馬防柵すら超える場面が、スタントなしだったとは意外でした。
馬術担当者が納得するほど稽古を熱心にしていて、本当に馬がお好きなんだそうです。
(中略)
大河のために地毛を伸ばし、馬に乗り、学ぶ。そんな理想的な人が実在したのかと。
彼のことは知っていたけれども、実は何も知らなかったんじゃないか? 姿形を知っている存在が、実は化け物だったと気づいたような、すごい衝撃が雷のように落ちてきた。

まず、地毛を伸ばすのは松山ケンイチさんもやっていました。『平清盛』の放送年にビールのCMに出た際、髪を後ろで束ねていましたね。そして乗馬の達人といえば、岡田准一さんもまたしかりでしょう。『軍師官兵衛』の乗馬シーンも、多分スタントなしだったのではないでしょうか。ただ好きでない官兵衛だから、武者さんはやはりスルーなのでしょう。
そしてその後、コラムの締めなのですが

彼の顔も、声も、何か違ってしまって、まさかこんなことがあるとは思っていなくて、正直、動揺しています。
大河とは、知っている何かを、まるで知らなかったようにしてこそ正解かもしれない。そう思わされて動揺が止まりません。
好きとか嫌いとかそういうことでなく、ともかく、小栗旬さんは驚異的な何かがあると思えるのです。

プロのライターなら、もう少しきちんと締めてほしいですね。動揺と書いたその次の行で、また「動揺」を持って来ていますが、こういう書き方は如何なものかと思います。そもそも「動揺する」というのは、あまりいい意味で使わないと思うのですが。わくわくするとか、心がときめくとか、もう少し言い方があるでしょうし、「驚異的な何か」というのも、具体的に何なのでしょうね。あっと言わせるものを今後も見せてほしい、そういった意味なのでしょうか。
それとこの人の文章は、「すごい」が目につくのですが、何だか稚拙だなと思ってしまいます。

飲み物-ロックグラスカクテル

[ 2022/01/21 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud