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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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TV放送開始70年の節目に思う受信料の問題とスクランブル化

のっけから本文とは関係のない話ですが、2月5日のリーグワン、東芝ブレイブルーパス東京と東京サンゴリアスの試合がBS日テレで中継され、Huluで同時配信されます。キックオフは14時です。府中ダービー時代から有名なこのカードですが、やはり全国放送されるようです。

さて。この間年が明けたと思ったら、もう2月なのですね。でその2月1日はTV放送開始の日なのだそうですが、これはもちろんNHKのみで、民放は放送を行っていませんでした。
特に今年はTV70周年ということで、こういう番組があったり、

TV70年!蔵出し映像まつり

また『大河ドラマが生まれた日』というドラマも放送されるようです。この大河とは第1作『花の生涯』のことのようで、これに出演された佐田啓二さんの息子である、中井貴一さんも出演とのこと。しかし中井さんなら、やはり映画『大河への道』の方がいいのですが…。次回から『どうする家康』に登場の松山ケンイチさんも出ているし。

で、このような話をしたあとで、しかも私自身大河や朝ドラを投稿しているのにかかわらず、こういう記事を持ってくるのも何ですが。

大前研一「NHK受信料は月100円が妥当」紅白、大河、朝ドラ、大相撲、高校野球は不要
(プレジデントオンライン)

大前氏の意見すべてがいいとは言いませんが、私も受信料に関しては過去何度か触れていますし、このやり方であれば最低限に抑えられ、公共放送としてのごく基本的な放送だけを見られるわけで、それはそれで一考に値するでしょう。

無論大河や朝ドラ、スポーツ関連などをすべて止めろと言うのではは言いませんが、時と場合によっては面白くない、観たくないというのも当然あるわけで、それぞれのニーズに応えるためにも、やはりスクランブルはかけていいのではないでしょうか。何と言っても、それが面白いと感じたらその分は課金するのですから。

特にこういった部分にはうなずけます。


公共放送なのだから、公共的な使命感を持つのはたいへん結構なことである。しかし、発信すべき番組にエンターテインメントが入っているところに、大きな勘違いがある。この認識のまま公共性を追求すると、「ネットフリックスより高いのに見る番組がない」と揶揄される受信料問題を含めて、NHKをますます迷走させるだけだろう。

娯楽が乏しかった時代と違って、エンターテインメント番組の公共性はほとんどない。そこに無理やり公共性を見いだして、その幻を維持するために公共の電波を使って自らコマーシャルするという悪習は断ち切るべきだ。

とはいえ、世の中にはエンタメやスポーツ番組を見たい人もいるだろう。私はニュースと教育以外は必要ないと考えているが、NHKはどうしてもそのニーズに応えて放送をしたいなら、ニュースと教育以外はすべて「総合チャンネル」に集めて、受信料とは別の料金体系の課金システムを導入するべきだ。


無論NHKのみならず、多くのTV関係者が未だにTVに夢を持ちすぎているのではないかとも思います。前出のNHKのTV70周年記念番組なども、言っては何ですが、アーカイブと創成期の苦労話は、どうも関係者の自画自賛のようにも見えてしまうし、何も記念番組と言うのは、過去のことのみを語るだけではありません。

無論未来を語るにしても、たとえば「今後のTVに課せられた使命」などをを語るだけではなく、より実際的で、しかも問題視もされている受信料、そしてスクランブル化とをテーマにした、視聴者参加型番組もまた制作されてしかるべきでしょう。

飲み物-2種類のカクテル
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[ 2023/02/02 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』に関しての武将ジャパンの記事について その9

では残りのページに行きます。
しかし無駄に(と言っていい)文章が多いですね。2ページで十分過ぎると思います。そのためファンダム関連とか、クィア・ベイティング(同性愛を売り物にすること)関連など、武者さんのいつもの主張と思われる部分は、一々挙げていません。

ではまずこれからですが、文章の構成、そしてドラマ本編の捉え方に関して疑問があるので、敢えてすべてを引用しています。

本作は、遺体の扱いも無茶苦茶です。
◆「どうする家康」義元の首を槍投げ 重量なんの一発決め!演出も感動 ネット反響“岡田信長”初登場の裏側(→link)
『麒麟がくる』でも、織田信長は遺体損壊をしていました。
生首を箱に詰めていた場面は衝撃的。
あの場面では信長の両親が驚き、怒り、嫌悪感を見せていたものです。
遺体損壊が悪いのではなく、それをクールだと演出して喜んでいることが悪辣なのです。
一体何を考えているのでしょうか。
こういうことをするから合戦にはリアリティが無い。
今週は最後にとってつけたような残虐描写がありましたが、どうせ作り物だと何の衝撃もありませんでした。
生きるか死ぬか、そんな状況を笑いにするセンスも決定的に痛い。
そりゃネットで笑う人はいるでしょう。
しかし、だから何ですか?

何やら意味がわかりづらいのですが。
まず『麒麟がくる』の、
「遺体損壊が悪いのではなく、それをクールだと演出して喜んでいることが悪辣なのです」
ここまではわかります。ただどう見てもあれは箱でなくて首桶だと思いますが、なぜかセリフは箱となっていました。それにしてもこの遺体損壊、要は討ち倒した相手の首を取ることですが、昨年も使っていましたね。
そしてその後、こちらは『どうする家康』関連なのでしょうが、
「こういうことをするから合戦にはリアリティが無い。
今週は最後にとってつけたような残虐描写がありましたが、どうせ作り物だと何の衝撃もありませんでした」
こういうこととは、リンク記事にあるように信長が首を投げ捨てたことでしょうか。しかしなぜそれが
「合戦にはリアリティがない」
となるのでしょう。それと「残虐描写」は、女たちが殺されるシーンでしょうか?具体的に何と書かれていないから、全然意味がつかめないのですけど。
そして最後の3行、これもどういうシーンを笑いたがっているのか不明。

それから信長が火縄銃を連射するシーンですが、

本作は、火縄銃の扱いにおいても「時代考証が雑じゃないか?」と突っ込まれています。
確かに当時の日本は火縄銃の普及が急速に進みました。国衆クラスで持っていてもおかしくないかもしれません。
とはいえ、物流、資産、そして才能もそこには加味されます。
雑魚っぽい国衆が火縄銃をバンバン撃っていたら、なにやら引っかかる視聴者がいても不思議ではないでしょう。

この「雑魚っぽい国衆」とは誰のことでしょうか?織田家は既に大名であったと思いますが、松平昌久のことでしょうか。この人はドラマ本編でも言っていたように「大草」、つまり大草松平家の当主なので、少なくともある程度の鉄砲を持つだけの資力はあったのではないでしょうか。
何だかこの
「とはいえ、物流、資産、そして才能もそこには加味されます」
とうのがどうも説得力不足で、取って付けた印象があるのですが。尚これについては後述します。

『麒麟がくる』でもは初回冒頭で火縄銃が出てきました。
たしかに、山賊ですら火縄銃を持っていた。しかし、実際にはまだまだ珍しいからこそ、斎藤道三が明智光秀に現地調達を依頼する。

ドラマ本編では「山賊」ではなく「野盗」となっていますね。あの鉄砲は恐らく倭寇ルートか何かで手に入れたものと思われます。

とにかく火縄銃の普及にしてもゲームのように簡単には回らないということ。
にもかかわらず本作のように国衆同士の小競り合いでバンバン撃ちまくるとなると、そりゃあ違和感を覚える視聴者が出てきても不思議はないでしょう。
そして今回――織田信長が水野信元を脅すために火縄銃を撃ちました。
しかも再装填の手間など無かったかのような連射。
現代の銃器とは扱いが異なりますし、そうだとしてもあんなふうに安っぽく銃器は使うものではありません。

だから国衆レベルの小競り合いで撃ちまくるとは、どのシーンのことでしょうか。前出のように、第2回の松平昌久の襲撃しか思い浮かばないのですが、それをちゃんと書かないところが武者さんらしいですね。
そして天文年間に於いて野盗が持っていること、その後堺を始め近江や根来で鉄砲が量産されたことを考えると、桶狭間の時点で国衆が持っていてもおかしくはないでしょう。大草松平家の当主ですし。しかし
「国衆クラスで持っていてもおかしくないかもしれません」と言ってみたり、
「国衆同士の小競り合いでバンバン撃ちまくるとなると、違和感を覚える視聴者が出てきても不思議はない」と言ってみたり、何だか一貫性がありませんね。

「とにかく火縄銃の普及にしてもゲームのように簡単には回らないということ」
この前に『麒麟がくる』で、三渕と細川の兄弟が鉄砲について意見が対立したことに触れ、だから鉄砲が普及するには時間がかかると言いたいのでしょうが、その一方で各地の大名や国衆が鉄砲をこぞって持ちたがっていたわけです。その矛盾について触れてほしいものです。

第一『麒麟がくる』の天文年間の鉄砲普及率で、『どうする家康』の永禄年間のそれを判断していること自体が、おかしくないでしょうか。
そして信長の連射、本編をきちんと観ていた人はおわかりでしょう。家来衆が何人か待機していて数丁の銃が準備され、信長が撃ち終わる度に、装填済みの銃を次々と渡していました。だからこそ連射が可能で、それによって信元を脅すことも可能だったわけです。

『麒麟がくる』では、足利義輝殺害に怒った明智光秀が、松永久秀に火縄銃を向ける場面がありました。
あのシーンを思い出すと、本作はなんという薄っぺらさなのか。

また「キリンガクルデハー」
多分あのシーンなのだろうと思いますが、私としては、洋画か何かをパクったのかなと思ってしまいました。
その後かなり文章が少ないパラグラフがわざわざ作られており、

今川義元が生きているとか。
瀬名と我が子と再会するとか。
そんなしょうもないドリームを入れるほど余裕はあるのですか?
(中略)
【大坂の陣】など、寺島しのぶさんのナレーションだけでクリアするかもしれません。予算にもやる気にも限界はありますからね。

元康がまだ駿府に未練があり、後ろ髪を引かれるような思いだからこそ、義元や瀬名が夢に出て来たわけでしょう。
恐らく、武者さんが真剣に観ていないであろうことは察しがつきますが、それ以前に、こんな「しょうもない」パラグラフを作る意味があるのか、と考えてしまいたくなるのですが。スペースを埋めるためでしょうか。

さらに引用記事(日刊ゲンダイ)が紹介されており、
「その一方で、動画配信サービス「NHKプラス」の視聴数は歴代1位だということにも触れています」
とあります。

確かに素晴らしい数字でした。
今後の基準としても有用であり、問題は今後も続くかどうか、でしょう。
初回は好条件が揃い過ぎていた。
・昨年で動画配信サービスNHKプラスの視聴数が劇的に伸びた
・徳川家康の知名度
今後も『鎌倉殿13人』のように数字を保てるかどうか、注視したいと思います。

今後も『鎌倉殿の13人』のように数字を保てるかとありますが、これはNHKプラスの再生回数のことでしょうか。とは言っても、この再生回数は視聴率のように視聴者の目に触れるわけでもないし、数字を保てるかどうかな注視したいなどと書くより、今後もそうあってほしい程度にとどめた方がいいのでは?

それとここで言及されている日刊ゲンダイの記事ですが、武者さんらしく?基本的に叩き記事ですので、再生回数についてだけを知りたいのなら、こちらの方をお勧めします。この日刊ゲンダイに加え、サ〇ゾーの叩き記事もありますが、武者さん、このコラムのために日ごろからそういうメディアによく目を通しているのでしょう。

「どうする家康」初回は配信も好調!NHKプラス視聴数 歴代全ドラマ初回1位を記録 前作「鎌倉殿」超え
https://news.yahoo.co.jp/
articles/675b9b838b1e9b342fa632f26c73373aed7e4e26(yahoo!ジャパンニュース)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/
2023/01/16/kiji/20230116s00041000382000c.html(スポニチ、元記事)

そしてその後はポリアンナ症候群がどうのこうの。

ものごとの微細な良い面だけを見て、悪い面から目を逸らすポリアンナ症候群の観察にはうってつけと言いましょうか。

と言うより、武者さん自身がポリアンナ症候群のように見えて仕方ありません。
認知的不協和(自分の考えと矛盾する発想によるストレスのこと、それを解消するために自己正当化を行う)、確証バイアス(自説補強の情報ばかりを認める)が特徴的な心理状態を指すこの用語は、正に、武者さんのためにあるようなものと言ってもいいかと思います。

そして

このドラマは『青天を衝け』に似ている――とは、大手メディアでもそれを認めるような記述があって勇気づけられた思いです。

武者さんとは逆の意味で、私も勇気づけられた思いです。
『青天を衝け』はすべてがそうでないにせよ、面白いところもありましたから、この大河もそうなってほしいと期待が持てます。

で例によって慶喜批判、そして曹操の詩が引用されていますが。

月明らかに星稀(まれ)に 烏鵲(うじゃく)南に飛ぶ
樹を繞(めぐ)ること 三匝(さんそう) 何(いず)れの枝にか依(よ)るべき
月が輝くと星の光は見えなくなる 鳥は南へ飛んでゆく
木の周りを三度めぐって どの枝に宿るべきかわからない
曹操『短歌行』です。

「月明らかに星稀(まれ)に」は、月が明るいので星があまり見えない夜という意味ではないでしょうか。そして鳥じゃなくて烏鵲、つまりカササギなのですけど。そのカササギが木の周りを3回巡って、どの枝に止まろうかとしている、そういう意味です。

『どうする家康』は、クオリティやスタンスでは『青天を衝け』と一致しながら、初動ミスのため戦略で大ゴケして今後どうなるか?
さあどうするメディア?
ワタシみたいにぃ、サバサバしとくぅ?
『ワタシってサバサバしてるから』の3週目、『大奥』3回目に期待しています。

だったらもう大河コラムなどおやめなさい。
このコラムだってまともなあらすじなし、歴史面での突っ込みなし、これではまるで羊頭狗肉または看板倒れに等しいかと思います。
それと、自分の主張に取って都合のいい情報だけ集めて初動ミスも何もあったものでもないでしょう。これは武者さんだけでなく、コラムを書かせている武将ジャパンにも責任ありと思われます。

(2023年1月29日加筆修正)

飲み物-暖炉の前のウイスキー
[ 2023/01/29 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』に関しての武将ジャパンの記事について その5

『武将ジャパン』大河コラム関連の続きです。先日で一旦終わる予定でしたが、正直なところ突っ込みたくなる部分が多すぎました。

その理由としては、あらすじは1ページ目に申しわけ程度にあるのみ(と言っていい)で、それ以外は主に『麒麟がくる』と『鎌倉殿の13人』を引き合いに出し、やけに叩きまくる場であること、そのためページの冒頭からネット広告や視聴率が出て来て、それゆえに突っ込みどころが多い点などが挙げられます。

『どうする家康』感想あらすじレビュー第2回「兎と狼」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/ieyasu/2023/01/16/172912


前回のレビューで私も指摘しましたが、あのお粗末VFXはやはり散々な評判です。
(中略)
動物愛護だから、あのしょうもない乗馬CGだというのは、いわば紙ストローみたいなものだと思います。
いくらエコロジーだのSDGsだの言われたところで、あの紙ストローに納得できますか?
しかも他の店では、味にさほど影響がない生分解性ストローを使っている。
こうなったらイライラしませんか?
撮影時の動物愛護は確かに重要な課題です。多くの国でそこは対策をしています。
さんざん取り上げてきた『ゲーム・オブ・スローンズ』では大胆に馬が死にます。
しかし、一からCGで作った馬を投入しているので問題はありません。

このVFX、私も如何にもそれっぽい感じだなと思いましたが、それが気になるほど目立ったのは、主に大高城への進軍のシーンでした。それと動物愛護の声をあながち無視できないという事情はやはりあるわけで、恐らくは今時甲冑を着た武者が長々と馬に乗るシーンを映すわけにも行かず、CGを使わざるを得なかった事情もあったでしょう。ただ、やはりちょっと物足りなさはありました。(ちなみに松本潤さんはちゃんと乗馬の訓練を受けています)

しかし、なぜそれをストローに例えるのががよくわかりません。
そしてまたゲースロ、これを持ち出す前に考えてみてください。彼我の製作費の違いも恐らくは絡んでいるのではないでしょうか。そして大河を作るのであれば、もう受信料だけでは賄いきれないように見えるし、寧ろNHKのエンタメ、または放映権が高いとされているスポーツは受信料以外で制作、放送することを考えるべきかと思います。

それとVFXに関しては、昨年の壇ノ浦も似たようなものだと思います。あの海と船団は、やはり如何にもVFXだなと思われるものでした。では武者さんは、これについて何か書いたのかと言えば、私がスクショを取っている限りでは、何も書いていません。
どころか

そして大胆な絞り込み戦術。これはグローバルスタンダードであり、戦闘シーンは金がかかるので、VFXを使い、ここぞと言うときにだけ描くのは歴史劇の定番です。
あの『ゲーム・オブ・スローンズ』ですら、原作より合戦がかなり少ない。

と書かれています。ちなみにこの「大胆な絞り込み戦術」とは壇ノ浦合戦に絞ったということですが、その前に登場する逆櫓論争は屋島の戦いの時なので、完全に壇ノ浦だけとは言い切れないかと思います。そしてまたゲースロですね。

本当はこの時もVFXについて書かれてしかるべきかと思うのですが、敢えてそこを外すような書き方、死体が転がる浜辺の様子などにスペースを割いていました。そして何よりも、武者さんがVFXが貧弱だと感じるのなら、好きだとか嫌いだとかは別にして、NHKはこういう部分にもっと予算を投じるべきであること、それにはどうしたらいいのかといったことを考察するべきでしょう。

そういうことすらやらず、毎年のように他作品や海外ドラマを比較対象にして、好きだ嫌いだとしかやっていないから、大河を真面目に考えているように見えないし、それどころか大河コラムにはふさわしくない人に見えてしまうのです。

そして1つ前のでもご紹介しましたが、
「本物の馬を使っていて、かつ難易度の高い『鎌倉殿の13人』はいかがでしょう?
障害飛越で馬が怪我するかもしれない。あれは動物虐待大河だ!って、なりますか?」
ですが、あれは甲冑を着けて長時間乗っているわけではなく、それもまた考慮に入れてしかるべきかと思います。

あと
「他のドラマではでは安全に配慮しつつ、きちんとした乗馬シーンをできている」
とあり、『大奥』の冨永愛さんの乗馬シーンについても書かれていますが、これも浜辺を走るだけのシーンで、戦国武者の進軍、または戦闘に絡むのとはわけが違うでしょう。そして

『大奥』の脚本家は、『おんな城主 直虎』を描き、三谷さん『真田丸』の後でもバトンを引き継げると証明した森下佳子さんです。
作品の出来からして、どうしてもそう感じてしまいます。
あるいは正月時代劇『いちげき』も傑作でしたが、それらと比較すると『どうする家康』の熱意の無さは如何ともし難いものがある。
VFXを利用するなら、上手に視聴者を騙してほしい。ただそれだけです。

まず「作品の出来からして、どうしてもそう感じてしまいます」て、具体的にどのように感じることなのでしょうか。
そして森下さんとか正月時代劇のことを書いていたのに、なぜ急にVFXに戻っているのでしょうか。どうも武者さんが言う『どうする家康』の「熱意のなさ」が、何に対しての「熱意」なのかが不明であるため、最後の行に違和感があります。

しかる後に、これも先日ご紹介した
善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず。『孫子』「勢篇」
よく戦うものは、勝因を勢いに求めて、人を頼りにしない」
が登場しますが、これも意味がわかりづらいこと、漢籍好きにしては説明が曖昧だということを指摘しています。
再度書きますが、この孫子の言葉は「一人一人の能力や働きに過度の期待をかけず、組織の勢いの方を重視する」という意味です。

そしてその後に

『どうする家康』が若者を狙っているとは、とても思えません。
笑いのセンスがいちいち「おじさん構文」じみていて、自認はともかく実年齢は若くない層を狙っていると思えます。

なぜそう言い切れますか?そこまで書くのであれば、どのシーンがどのように「おじさん構文」的であるかを説明してこそのものでしょう。先ほどご紹介した、昨年の壇ノ浦回のこのコラムで武者さんは
「自分が思う通りにならないからと、「ナレなんとか」と書き込むのはどうかと思います」
と書いていますが、私としては
「自分が思う通りにならないからと、何でもかんでもおじさん御用達扱いするのはどうかと思います」
とでも書いておきましょうか。

最近の大河と言えば、Twitterトレンドがしばしば話題になりますが、あれも本物の若者はあまり熱心に使わないプラットフォーム。
関連コメントで「韓流ドラマのような無茶苦茶さだ」と引き合いに出すところにも年齢を感じさせます。
『冬のソナタ』ブームからもう20年近く経過しましたね。

これも若者のツイッターの使用率についてちゃんと調べているのでしょうか。そして『冬ソナ』ブーム以後も、もちろん韓国ドラマは放送されているのですが。

本作は「若者向けだから、ここはティラミスだ!」と言い出すような悲惨さを感じてしまいます。
今ならハットグやジーパイを食べているのに、一体どうしたことか……と。

意味不明です。少なくとも武者さんは、ティラミスが流行した当時をご存知であることはわかりますが。
若者たちがハットグやジーパイを食べているのかどうかはともかく、今は韓流と華流だと言いたいわけですね。ならば別に大河ドラマのコラムなど担当しなくてもいいのではないでしょうか。
それと食物に例えるという点で、『鎌倉殿の13人』の総まとめの記事で、プリンがどうのこうのといった表現がありましたが、あれもわかりづらかったです。変に凝らない方がいいかと思うのですが。

『どうする家康』の成功要因は、ドラマの質そのものではなく、報道やファンダムの誘導の仕方によって決まるということ。
勢いの形成が重要です。
狡いといえば狡い。
しかし、ブランド力がありファンの多い役者さんが出るし、題材やスタッフの知名度は高く、去年の勢いをかき集めれば、「今年の大河は成功だ!」というイメージを形成できなくもない。

報道といわば「ネット工作」によって決まる、嫌いな作品はすべて狡いと言わんばかりですね。
しかし昨年も似たようなものではないでしょうか。大河関連の報道は多かったし、スポニチに至ってはやけに「稀代の喜劇作家、三谷幸喜氏の」で記事を始めていましたね。無論関連ツイも多かったです、武者さんはそれを批判していましたが。

そして締めの言葉として

問題は、スタートで勢い作りに失敗したところでしょう。
さぁ、どうする視聴者、どうするメディア。

とありますが、ここで第1回と第2回の世帯視聴率と個人視聴率について見てみます。
まず『鎌倉殿の13人』ですが、

第1回 
鎌倉殿の13人
世帯視聴率-17.3パーセント
個人視聴率-10.6パーセント

どうする家康
世帯視聴率-15.4パーセント
個人視聴率-  9.6パーセント

となっています。
しかし第2回になると、『鎌倉殿の13人』は

世帯視聴率-14.7パーセント
個人視聴率-  8.9パーセント

であるのに対して、『どうする家康』は

世帯視聴率-15.3パーセント
個人視聴率-  9.2パーセント

と、昨年のを上回っています。本当にスタートで勢い作りに失敗しているのかどうか、何とも言えません。今年は特に高い視聴率ではありませんが、急に下がったと言うわけでもありませんし。

それから余談ですが、前出の昨年の壇ノ浦回で、八重が子供たちを引き取って育てるシーンが出て来ます。ああいうのも、本来は寺院でやるものでしょうね。そして最終回で、政子がやはり孤児たちを引き取って、トウに武芸を教えてくれと言うシーンも出て来ますが、これも本当は寺院で面倒を見るものでしょう。でなければ、旅の一座などに加わってその中で育つかではないでしょうか。

それはともかく。このトウと子供たちのシーンは、『真田丸』の九度山のシーンで、佐助が子供たちに忍術を教えるのと似ていますが、しかしここで武芸と言うのは、武家の男児が学ぶ弓馬の術ではもちろんなく、要は暗殺術を教えているわけで、あれは如何なものでしょうか。ならば、農業でも教えた方がよかったのではないかと思います。

飲み物-トディ2
[ 2023/01/22 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』に関しての武将ジャパンの記事について その4

『武将ジャパン』の大河コラム関連、今回は4ページ目です。それから先日分で、鳥居忠吉のことを大久保忠吉などと書いておりましたので、訂正しています。あと文章の意味がわかりにくい部分もいくつか直しています。

『どうする家康』感想あらすじレビュー第2回「兎と狼」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/ieyasu/2023/01/16/172912


まず最初にいきなり視聴率の話です。

昨年の勢いを汲み、今年の出演者の顔ぶれからして、最初ぐらいは注目されると思ったら、思わぬ低調ぶりでした。
◆大河「どうする家康」初回視聴率、関東15.4% 歴代2番目の低さ(→link)
『西郷どん』と同率、過去2番目の低さで、過去最低は1989年『春日局』だったことを考えると、近年では実質最下位とも言える出だしです。

「昨年の勢い」とありますが、昨年の後半の平均視聴率は11パーセントから12パーセント程度で、そう勢いがあるとは言えませんでした。しかもサッカーのワールドカップ、コスタリカ戦の裏の、6.2パーセントという数字もありました。もう少し数字が高ければ仮に10パーセントを割ったとしても、あれだけ下がることはなかったと思います。

しかも武者さん、昨年あれだけ言っていた個人視聴率について、この部分では何ら言及していません(その少し前に、『再生回数は低迷するけど、視聴率はそこそことる』とはあります)。ちなみに『鎌倉殿の13人』の(世帯)視聴率に関して、昨年はこう書いていました。

「こうした再生回数が多い成功作品は、近年であれば『鎌倉殿の13人』だけでなく、朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』と『ちむどんどん』も該当します。
ただし、公的に大きく発表される数字は今も視聴率であり、この辺のアンバランスさが世間での評価を難しくしているのでしょう。
朝廷の定めた律令が武士を想定しておらず、坂東武者は混沌とした基準のもとで生きてきた――その様が『鎌倉殿の13人』で描かれたように、大河の評価基準もそんな状態なんですね」

つまり今までの視聴率では駄目だと言いつつ、『どうする家康』では今までの視聴率を持ち出して来て「思わぬ低調ぶり」などと書いています。なぜここで
「NHKプラスの再生回数は多いかも知れない」
と書かないのでしょうね。

尚『青天を衝け』の時も最終回の数字の低さ(裏にフィギュアが来たから仕方ないとは思いますが)を挙げ、『麒麟がくる』で視聴率を上げたのにと、何だか恩着せがましいと思われる書き方をしていましたね。

そしてBLがどうこう。

第2回放送をめぐっては、BL要素に着目したネット記事が早くも出回りました。
◆ 松本潤『どうする家康』、「BL大河」と話題のワケ――岡田准一のセリフ「俺の白兎」がトレンド入り!(→link)
大河ドラマでBLを推してくるとなると、なかなか厄介です。
振り返れば2009年『天地人』がBL漫画を出し、2018年『西郷どん』でもBLが押し出されましたが、余計なお世話としか言いようがありません。

まず、こちらも武者さんのコラム関連の投稿になりますが、『鎌倉殿の13人』第39回のコラム記事に関しての記述にこのうようにありました。

「今流行しているからBLを入れたとか、そう宣伝していた『西郷どん』とは比較にもならない。単純なものではない。東洋的な美学もあれば、多様性への配慮もあります」

私はこれに対してこう書いています。

「『西郷どん』の中園ミホさんは、BLに言及してはいますが、「今流行しているから」と言ったでしょうか。制作発表時の記事で、中園さんはこう説明しています。
「中園氏は「林さんの原作はいろんな愛にあふれています。島津斉彬との師弟愛、家族愛、男女の愛、ボーイズラブまで(笑)。ラブストーリーもたっぷり散りばめられているので、一年間、テレビの前の皆さんに『西郷どん』にどっぷり惚れていただきたい。上野の銅像とは全く違う西郷像になると思います」と自信をみなぎらせた」
https://www.oricon.co.jp/news/2080906/full/」

別に「流行している」などと言っていませんね。色々ある愛情のひとつであるというのを、ちょっとジョークめかして言っているとは思いますが。そもそも大河の場合、男性同士の触れ合いが多く、どうしてもそのように見られてしまうシーンは多いかと思われます。

たとえば『真田丸』の神君伊賀越えで、家康と忠勝が百姓家で握り飯を食べるシーンなども、ちょっとそれに近いものを感じましたし、あと『八重の桜』でもBL的要素は指摘されていました。AERA.dotの記事ですが置いておきます。

BL好きの“腐女子”層も歓喜? 新大河ドラマの評判
https://dot.asahi.com/wa/2013011500010.html?page=1

こういうイメージを完全に払拭するのは不可能ではないでしょうか。武者さんに取っては「余計なお世話としか言いようがありません」なのでしょうが、そういう見方をしたがる人がいても、別におかしくはないでしょう。

しかし武者さんによれば、『鎌倉殿の13人』は違うのだそうで、ここでも
「BL狙いではなく、多様性を尊重するように出した2022年『鎌倉殿の13人』は、そこを読み解かれないどころか、歴戦の腐女子は萌えないだのなんだの、妙な誤解も生じました」
ではどこがBL狙いでなく多様性を尊重するようにしたのか、ちゃんと説明して貰えないでしょうか。

その後海外ドラマ『ウェンズデー』で、客寄せのために性的マイノリティを使う手法は批判されているという箇所について触れ、

客寄せとして狙ったシーンだとするならば、一体いつの時代の作品なのかと呆れるばかりです。
萌えの使い方もあざとく、錚々たる役者たちにこんなことをさせてどうしたいのですか?

「萌えの使い方」があざといでしょうか。ではどのようにあざといのか説明して貰えないでしょうか。何よりもその前に

あの信長から家康への執着なんて、ハラスメントじみていて、そもそもどこにトキメキ要素があったのでしょうか。

とありますが、信長が家康に対して不敵に「俺の白兎」と言うシーン、つまり俺がお前を支配してやるという意味が込められたセリフであるがゆえに、ときめくものがあったのではないでしょうか。そういうのを読み取れませんか?

そして大河ゆかりの地が観光誘導を狙うことへの批判として、『花燃ゆ』で防府市が大河ドラマ館を作ったり、観光アピールをしたのに、完結編は群馬となって防府が登場しなかったことについて、当時の記事を持ち出しています。
しかしこれはかなりレアな例と言っていいでしょう。当該記事でも言及されているように、完結編を防府にする予定だったのが、それまでの視聴率が今一つで群馬に変更されたわけで、防府がダメージを食らったわけです。しかし他の大河でこういう例はそうありません。
このようなレアケースを一般化し、だからゆかりの地を観光地化するなと言うのもどうかと思います。

あとVFXがどうのこうの。しかもなぜか
「◆「本当にどうするの」松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』が低視聴率のスタート…韓国での反応は?(→link)」
などと、韓国での反応を載せた記事をわざわざ紹介(サーチコリアニュースだから当然ですが)していて、それに比べて『鎌倉殿』や『麒麟がくる』は…と言いたげです。

本物の馬を使っていて、かつ難易度の高い『鎌倉殿の13人』はいかがでしょう?
障害飛越で馬が怪我するかもしれない。あれは動物虐待大河だ!って、なりますか?

まず言いたいのは、『どうする家康』の第1回、第2回でああいうシーンはまだ登場していないということです。条件が違う同士を比べるのも如何なものかと思います。例によって比較の仕方が強引だなと思います。
あと馬の扱いについては、馬が多く登場する、1988年の『武田信玄』のOPが批判されてもいますね。

まあこの4ページ目、武者さんという人の考え、もっと言えば偏見があちこちに見られて、それはそれで面白いので、次回にまた書こうと思います。
あと、もう少し後の方になりますが。

善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず。『孫子』「勢篇」
よく戦うものは、勝因を勢いに求めて、人を頼りにしない。

とありますが、この孫子の言葉は
「一人一人の能力や働きに過度の期待をかけず、組織の勢いの方を重視する」という意味です。
「勝因を勢いに求めて、人を頼りにしない」では意味が通りにくくないでしょうか。武者さんは漢籍好きな割にこの辺りが曖昧ですね。


飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2023/01/21 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

制作統括の言葉と受信料

『どうする家康』の公式サイトにこのようなコラムがあります。

第1回の放送を終えて 制作統括 磯よりメッセージ
(『どうする家康』公式サイト)

初回放送終了時点で、プロデューサーのこのような挨拶がアップされるようになったのですね。ところで磯氏といえば、確か『平清盛』の制作にも関わっていたと思います。

今回が清盛のようになるのかどうか、無論今の時点では何とも言えません。あの時の父子の関係は割と好きでした。しかし今回、家康はまだ若い時に父親を亡くしてしまいます。そして戸田宗光の人質となるはずが、織田の人質となり、「白兎」となるのでしょうね。あのセリフ、台湾の放送では「小白兎」となっていたようです。

それにしても、大河制作陣としても色々と気を遣っているのだろうとは思いますが、今回は、「受信料によって支えられています」の文字は見当たりません。これはちょっと残念ではあります。

ところで受信料と言えば、スクランブル化を求めるデモが定期的に行われているようです。NHKはなぜスクランブル化しないと言った声も聞かれます。私も公共放送として最低限の情報(ニュース、気象情報、災害情報)はともかく、娯楽系はスクランブルをかけていいのではないかとやはり思うし、課金で制作費用を賄うべきかとも思ってはいます。

飲み物-暖炉とウイスキー

[ 2023/01/15 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

大河の直近3作品の視聴率に関して

年末恒例と言うべきでしょうか、直近3年間の大河の視聴率(世帯視聴率)の比較です。無論この3作品はそれぞれ放送回数が異なり、また『麒麟がくる』はコロナ禍で収録休止、『青天を衝け』はオリ・パラ中継によって何話分かが休みとなっています。

ます下の棒グラフ、青が『麒麟がくる』、オレンジが『青天を衝け』、そしてグレーが『鎌倉殿の13人』で、第1回から最終回まで、10話ごとの平均視聴率を基にしています。サムネイルなのでクリックで拡大可能です。


直近3年間大河視聴率比較

これを見る限り、第41回から最終回までを除き、『麒麟がくる』と『青天を衝け』はそう差がありません。『青天を衝け』の第41回以降が低いのは、第41回が最終回であり、なおかつ裏にフィギュアが来たことも関係しています。一方『鎌倉殿の13人』は、全体的にやや低めとなっています。これに関しては

鎌倉時代という時代設定は、戦国や幕末に比べると、やはり馴染みが薄い
三谷幸喜氏の脚本に対して、視聴者の間で好き嫌いが分かれた

こういう点が理由として挙げられるでしょうか。『鎌倉殿の13人』は最終的に12.7パーセントで、これは『西郷どん』とほぼ同じでした。しかし『西郷どん』の数字は西高東低で、西日本ほど高くなっている傾向があり、関西で15パーセント前後、地元鹿児島では30パーセントでした。『鎌倉殿の13人』が神奈川県でどのくらいの数字であったか、調べてみたのですが、生憎ちょっと確認できませんでした。ちなみに関西での平均視聴率は11.7パーセントとの由。

さらにそれぞれの視聴率の推移ですが、このようになっています。

直近3年間大河視聴率推移

これを見ると、やはり『鎌倉殿の13人』は、その前の2作品よりは数字は低めです。『麒麟がくる』が最後の方で上がっているのは、第44回まで放送があり、最終回がいくらか高めになっていたことも関係しています。一方で『鎌倉殿の13人』が、最後の方で特に低くなっているのは、やはりサッカーのワールドカップ、コスタリカ戦が裏に来たせいでしょう。

『青天を衝け』最終回のフィギュア同様、裏にスポーツ中継がくると、数字を持って行かれるのは確かなようです。各局が多少お金をかけてでもスポーツの放映権を買うのは、やはり数字が取れるコンテンツであるのもその一因と思われます。

[ 2022/12/27 07:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 84その1

『武将ジャパン』大河コラム、前半部分関連記述への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第46回「将軍になった女」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)


1.その上で鎌倉では時元に決めたと京都に報告すれば、朝廷も宣旨を出さざるを得ないと、悪だくみを呑み込んだような言い方をします。

「悪だくみを呑み込んだ」と言うのはあまり聞かないのですが…。裏のあるとか、含みを持たせたとかそういう言い方をしたいのでしょうか。

2.「災いの火種は放っておけばいずれ必ず燃えあがる。公暁のようにな……鎌倉は誰にも渡さん」
そう言い切る義時の倒錯よ。

「倒錯」とありますが、この言葉は、社会的規範から外れた行動とか嗜好を意味しており、義時の場合はそこまで外れているわけではありません。北条の政権に強いこだわりを持ってはいますが。

3.最終局面へと迫ってゆく鎌倉。序章は終わり、この先はいよいよ神との戦いです。

よほど「神との戦い」がお好きなようですが、つまるところ朝廷との我慢比べの果てに武力での衝突となり、朝廷が敗北して、武士の意見を飲ませるようになったわけです。『終末のワルキューレ』ではないのですから。

4.伊豆へやってきた頼朝のため、鏡に向かって化粧をしていた政子――すべてはあのときから始まったのでしょうか。

少し前のことですが、武者さん、この大河は第1回の頃は鏡などなかったと書いていました。あれは、その後訂正したのでしょうか。

5.優しい慈愛の人物。義時が暗い闇に沈んでいくのだとすれば、政子は泥の中でも咲く白い蓮のように思えます。

政子は優しい慈愛云々より、どっちつかずな印象があります。この場合義時と共に闇に沈み、その汚れをいとわずに凛とした態度を見せることこそが、彼女が真の意味で花咲くのではないかと思うのですが。

6.政子が義時に問うと……。
「首を刎ねる」
妹に対して無情すぎる言葉に対し、いつもは義時に従順な北条時房もここは「本気ではない」とフォロー。
しかし泰時はわかっている。父は本気だとして、そんなことをしたら人心が離れてしまうと訴えます。
「もちろん本気だ。謀反を企んだ以上、あれを許すことはできない」
これには、女子の首を刎ねるなぞ例がないと康信も慌てています。
ならば、どの程度の罪であれば頃合いがよいのか、というと、耳と鼻を削いで流罪と大江広元が言い出す。

ここまで言うということは、政子をいわば揺さぶって、その気になれ、つまり鎌倉を象徴する存在として、御家人を鼓舞しろと言っているに等しいとも思うのですが…。本気で実衣を処刑したいのであれば、一月も引き延ばすことはないし、結局は、実衣を利用しての政子への説得とも取れます。

7.言葉のやりとりだけで進むこの場面ですが、非常に重要ではないでしょうか。
私は『麒麟がくる』における信長と光秀の問答を思い出しました。
松永久秀から平蜘蛛を託された光秀は、信長に対して仁のある政治を行うものこそ、これを手にするにふさわしいと言います。
すると信長は、あれほど欲しがっていた平蜘蛛を売り払うとあっさり言ってのけた。
両者が重視するものの差があります。
政子や泰時たち、そして光秀は情を重視する。
義時と信長は理。ルールを守ることを重視します。
現実は、両者ともにバランスを取ってこそ、よりよい世の中にできるはず。
そこでどんな結論が導き出されるのか注目です。

例によって『麒麟がくる』を持ち出していますね。しかし時代的にもそれぞれの状況を見ても、比較対象にならないかと思います。そして当然義時と信長の立場の違いもあります。

あと義時はルールを守ることを重視などとありますが、義時はいわば自分がルールブックだと言いたげですから、これは当てはまらないように思えます。それとバランスを取る取らない以前に、朝廷の前に鎌倉が一丸でなければならなかったのではないでしょうか。

8.約束通り親王を下向させるも、それは今でもない。なんでもどの親王にするか迷っているとか。

「どの親王」ではなく、頼仁親王と雅成親王のどちらかですね。

9.京都人の「ぶぶ漬け理論」ですね。
「ぶぶ漬け=お茶漬け」を勧めるということは、この程度のものしか勧められないのだから「はよ帰れ」と婉曲的に表現。

これに関してですが、必ずしもそうでないと言われていますね。あまり決めつけない方がいいと思います。

10.素朴一辺倒だった序盤の頃でしたら、このような駆け引きにはなりません。素朴で正直な北条時政が、後白河院とすっとぼけた双六をしていましたよね。
しかし、そうなると後鳥羽院も気づかないものですかね。
朝廷の権威に恐れ慄いていたならば、こんなしょうもない駆け引きをするはずなかったのに、今では立派に交渉するようになっている。

なぜそれとこれを比べるのでしょうね。この場合鎌倉殿がいなくなり、朝廷からその地位にふさわしい人物を迎えようとして交渉が続いているわけです。一方時政は京都守護として法皇に拝謁していたわけで、しかも法皇が追討せよと命じた義経と行家を捕らえるために、地頭を置きたいと後押しするようなことを言っているわけで、元々の立ち位置が違っています。

11.この瞬間、彼は理想の結実を噛み締めているかもしれません。
そもそも広元が京都から鎌倉へ下向して来たのは、認められたいとか、出世したいとか、そういう野心もあったけれど、本心では「民衆に慈悲を施す政治をしてみたい!」という気持ちもあったのでは?
それを叶えるのがこの尼御台。だからこそ愛を感じているのかもしれません。

その「『民衆に慈悲を施す政治をしてみたい!』という気持ちもあったのでは」は何か根拠があるのでしょうか。広元はそういうことを以前から口にしていたのでしょうか。そして何度も広元と尼御台政子の愛がどうこうと書かれていますが、そのきっかけがその都度微妙に違って来ていないでしょうか。少し前はこんな感じでした。

「北条政子も、義時だけではなく大江広元に意見を求め、こんなアドバイスを受けています。
確かに頼朝は朝廷の干渉を拒んだけれども、時代は変わった。いま頼朝が生きていればどうなのか。
広元は、一方で義時の言うこともわかる、と立場を重んじながら結論を出します。
『あとは尼御台のお気持ちひとつ……』
広元の声が完全に心酔していますね。京都から来た彼は、鎌倉の坂東武者と違い、冷静で理知的な判断を常としてきました。しかし、政子に近づくとカッと酔ったように燃え上がる。」

12.そう泰時と初が、ういういしく夫婦愛を確認し合っています。両者ともに愛くるしくて、素敵です。

「ういういしく夫婦愛を確認し合っています」
もう結婚してかなりの年月が経つ上に、この当時泰時は既に継室を迎えているはずなのですが。この継室は御家人の安保実員の娘で、2人の間に時実が生まれたのが建暦2(1212)年です。なおこの時実は早世し、初(矢部禅尼)との子である兄の時氏も二十代で病死したため、泰時は後継者に孫の経時を指名することになります。

しかし
「ういういしく夫婦愛を確認する」
のは、『青天を衝け』の栄一とお千代も同じだったのですけどね。

あと前回で武者さんが、視聴率について書いていましたのでそれに関して。まず11月27日放送の第45回は、リアルタイムの世帯視聴率が6.2パーセント、これは『いだてん』を除けば最低とされていた、『平清盛』の第47回の7.3パーセントを下回る数字でした。無論BSを観たとか録画したとか、あるいはNHKプラスで観たと言う人もいるでしょう。

元々『鎌倉殿の13人』は、夏以降は13パーセント台に達することはなく、鎌倉時代という設定もあるのでしょう、リアルタイムの世帯視聴率は低めでした。またドイツに勝ったことから、コスタリカ戦も観た人は多かったようですが、6パーセント台にまで視聴率を落としたスポーツ中継の破壊力というのは、やはり侮れないものがあります。無論あまり数字を取れていなかった『いだてん』で、裏にラグビーのワールドカップが来た時の3パーセント台よりは高い数字でしたが。

飲み物-ブッシュミルズと暖炉
[ 2022/12/07 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 78その3

以前書いていましたが、『武将ジャパン』大河コラムの総評関連です。前にも触れていますが、

今回の実朝描写が秀逸だったのは、あくまで「多様性の尊重として丁寧に描かれたからではないか?」と思います

とあり、腐女子サービスのはずがないなどという小見出しまでついていますが、私は関連投稿で書いたように、実朝という人物に跡継がいなかったのは、こういう事情もあったというのを、会話で表現しているのだと思っています。そもそもこの時代に「多様性の尊重」などと言うのをいきなり入れてくるのも妙な話です。

また

『西郷どん』の場合、BL二次創作を促進するような番宣を公式がしていました。
西郷隆盛が男にも女にもモテモテ!
そんなよくわからないフレーズも公式が出しておりましたので

などとありますが、これに関しても、以前制作発表当時の記事をご紹介しておりますので、その時書いたものを再度上げておきます。

制作発表時の記事で、中園さんはこう説明しています。
「中園氏は「林さんの原作はいろんな愛にあふれています。島津斉彬との師弟愛、家族愛、男女の愛、ボーイズラブまで(笑)。ラブストーリーもたっぷり散りばめられているので、一年間、テレビの前の皆さんに『西郷どん』にどっぷり惚れていただきたい。上野の銅像とは全く違う西郷像になると思います」と自信をみなぎらせた」」
「色々な愛がある」と言い、最後に「ボーイズラブまで(笑)」とあるのを見ると、半ばジョークとも言えそうです。実は私も最初は半信半疑で、始まるまでどうなるかと心配で批判もしましたが、案ずるより何とやらで結局好きな大河となりましたね。どちらかと言えば吉之助と正助(一蔵)はバディ的ではありましたが。

無論「男にも女にももてた」と言うのも、色々な人を惹きつけたという意味ですし。

また、

そもそも大河での同性愛描写は腐女子を自称する皆様が楽しむためのコンテンツではないでしょう

とありますが、これも前に書いているように、大河の楽しみ方とは人それぞれであり、武者さんが一々口を出すものでもないでしょう。

そして大河でもない『アンという名の少女』を引き合いに出し、先住民描写、フランス系カナダ人描写など、随所に見て取れるとあり、

大河ドラマで多様性の尊重――というテーマに触れると、悲しいかな、こんな意見が返ってくることがあります。
「大河にポリコレを持ち込むなw」
そもそもポリコレとは何なのか?
英語だと”political correctness”だから、政治が絡んでいる必要があると思うわけですね

ポリコレ、political correctnessとは「政治が絡む」と言うよりは「政治的、社会的に公正な」という意味なのですが。そして

となると、近年大河では2015年、2018年、2019年、2021年……と「全部お前が嫌いな大河だろ」と言われそうですが、まさにその通りで政治的な胡散臭さも嫌いな理由のひとつに入ります

となっています。以前は嫌いな大河は、「歴史が改竄されている」などと書かれていたのですが、いつの間にか政治的に胡散臭いからという理由になっていますね。しかし政治的に胡散臭いと言うよりは

西国諸藩絡みの幕末大河
オリンピックを描いた大河
徳川慶喜がメインで(悪役でなく)登場する大河

だから嫌いなのではないでしょうか。
しかし自分の好き嫌いのみで作品を判断し、嫌いなものには見るに堪えない言葉をこれでもかとぶつけ、好きなものはどのような描かれ方でもすべて上げまくり、かつ正当化する人をレビュアーと呼ぶべきなのでしょうか。

そしてまた「直近2021年に注目しますと」と言う出だしで『青天を衝け』批判。これもかなり鬱陶しいものがあります。何度も言いますが、このコラムは『鎌倉殿の13人』関連のコラムのはずです。なぜ嫌いな大河の悪口を延々とここで書く必要があるのでしょうか。単にそれでスペースを埋めているようにしか見えないのですが。

なのになぜ、そんなデタラメな描き方が大河で放映されたのか?
そこを考えてみるのもpoliticalでしょう。

「political」とはこの場合「政治的な」の意味ですが、大河の描き方を考えるのが政治的なのでしょうか?

そもそも「ポリティカルコレクトネス」とは胡散臭い言葉です。
最終的には、抵抗勢力や少数派の口塞ぎになっていることも多い。
そういうニュアンスがあるから、個人的にはこの言葉を使う時点であまり信頼できないと感じるのですが、便宜上、私もここで使っています。
「ポリコレに屈した結果w」と草を生やしながら盛り上がるのではなく、多様性への配慮とか、Critical Race Theoryとか、もっと別の理論で話したほうがよい。私はそう思います。

今まで散々嫌いな作品(大河、朝ドラ)の描写を、ポリコレを基準にして叩いていながらそれはないと思います。それと多様性への配慮というのは、ポリコレに含まれるという指摘もありますね。あとCritical Race Theoryは「批判的人種理論」という訳語がちゃんとあります。

元々は1970年代に、白人至上主義がなおアメリカ社会に組み込まれていると指摘された概念のことです。白人警官による殺人事件がもとで、今再び話題となっていますが、なぜ、アメリカ社会に今なお残る人種差別と、大河の描写を関連付けなければならないのでしょうか。

ところで。30日はフィギュアを観たため和田合戦は観ていません(録画はしています)。それで思ったのですが、やはりスポーツ中継というのは、数字を稼げるコンテンツとしてはかなり強いのではないかと思います。

今後TVがスポーツ中心路線にシフトしたとしても、それはそれで納得が行きます-ただ野球とかバレーボールのような、時間制限がなく、そのため中継が放送フォーマットに影響する場合は、BSでの放送がいいかとは思いますが。

そして大河を観てやはり思うことですが、現在歴史関連ドラマは、映画が率先して映像化しているように見えます。スポーツ中継が盛んになるのであれば、そして今後も大河を看板番組にしたいのであれば、これから先をもう少し考えるべきではないでしょうか。やはり大河を続けたいのか、今の1年体制でいいのか、受信料で作るべきなのか、色々議論すべき問題はありそうです。個人的にドラマは、基本1クールでいいのではないかとは思いますが。

それから『カムカムエヴリバディ』、東京ドラマアウォード受賞のようですね。


飲み物-ワインとワイングラス
[ 2022/10/31 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連記述に関して

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連の記述です。尚元々の文章は記事のリンクが貼られていますが、引用文には貼りませんのでその点ご了承ください。それと最近の分で、意味が通りにくい箇所を多少直しています。

今年の大河は視聴率が低迷しているとして、こんなニュースがありました。
◆「鎌倉殿の13人」が危険水域! 大泉洋、菅田将暉、ガッキー…前半投入の反動か
ニュースにする以上、何かバリューが必要であり視聴率低下に目をつけたのでしょうが、これは何も今年に限ったことではなく、私は勝手に大河恒例の「夏枯れ現象」と呼んでいます。
中盤となれば主人公の師匠や親にあたる世代が抜ける。
初期キャストは豪華なメンバーが揃うものの、夏ともなればガクッと落ちることは避けられません。

夏枯れと言うよりも中だるみと言うべきでしょうか。要は、放送開始から4月~6月頃までは盛り上がりがあるけれど、その後やや主人公の立ち位置が安定し、あるいは作品によっては創作が多くなり、クライマックスまでの間場つなぎをする必要に迫られるわけです。ただ初期は豪華キャストで、その人たちが抜ける例があるにしても、すべての大河で同じことが起こるわけではありません。

例えば『真田丸』は、寧ろ春以降キャストの顔ぶれが増えて来た感があります。それと今年は頼朝はもういませんが、、主人公の親である時政もまだいますし、主人公に影響を与える人物は比較的多く残っている方だと思います。それと武者さんの場合、「今年に限ったことではない」としつつも、嫌いな大河であればここまで書くだろうかと思います。

そして視聴率低迷の原因を、私なりに考えてみました。
・地上波全体が減衰傾向にある
→あのドラマが低視聴率と煽る記事も増えています。若い世代を中心に、テレビを定時に見る習慣がなくなっているのです。
・時代がそこまで有名でない
→戦国や幕末と違ってなじみがありません。
・毎週鬱展開……
→これですよ。毎週毎週ドンドコドンと人が死ぬ鬱展開。そりゃ好き嫌いは分かれるでしょう。
・難解
→今年は伏線の張り方が複雑です。単純そのものだった昨年と比べると特に顕著です。
時代背景が理解しにくいため、頭に入ってこない。
美味い燻製肉でも、理解できない人からすれば「ただの焦げた肉」になるようなものです。
テレビですから、内容が理解できなければ視聴を止めてしまうのも仕方のない話でしょう。

地上波の視聴率が落ちているのは今に始まりませんが、裏番組が強くなっているのも関係しているのではないでしょうか。あまり有名でない時代なのはその通りです。この場合戦国が一番馴染みがあり、次いで幕末になるかと思います。そして源平を含むその他の時代は、幕末と同じかそれ以下の数字でしょう。あと「鬱展開」はどうかと思います。それを言うのなら、『風林火山』なども似たようなものですが、それが面白いと言う人もまたいるでしょうから。

そして「難解」
つまり今年は複雑だ、分からない人間は観なくなるといった、何やら上から目線と思われる論調になっています。武者さんらしいと言えなくもありません。しかし今回は「難解」と言うよりも、「癖が強い」のだろうと思います。つまり三谷さんの描写が好きでないから、コント的展開の乗りが好きでない人は視聴を止めるでしょうし、逆にそれが好きだと言う人は視聴を続けるのではないでしょうか。

あとこういう時に必ず『青天を衝け』を引き合いに出していますが、止めた方がいいと思いますね―止めない可能性が高いですが。別に昨年のが「単純そのものだった」わけではないし、ならばどこが単純だったのか、ここで例を挙げるべきでしょう。それができない、あるいはやらないのであれば何の説得力もありません。

そしてNHKプラスの再生数を重んじるから、NHKは『鎌倉殿』を失敗としないとありますが、失敗か否かはさておき、NHKプラスの再生数のみで論じるのもさてどうかと思います。本当に観たい人なら、録画して観るという方法もあるのですから。

そして『おかえりモネ』がNHKプラスの再生回数が高いとあり、泰時役の坂口健太郎さんが、『おかえりモネ』に出演した際の「俺たちの菅波」を、今度は「俺たちの泰時」として使っている、だから『おかえりモネ』の高評価は『鎌倉殿』にもいい影響を与えていると言いたいようです。そしてこういうリンクを貼っています。

「おかえりモネ」NHKプラス朝ドラ歴代最高 期間平均16・3% 大台超え一度もなく苦戦もSNS反響

しかし実は、『カムカムエヴリバディ』がそれを上回っているようなのです。

「カムカム」最終話 番組最高の視聴人数で有終の美 109話は「NHKプラス」全ドラマ最多視聴数を記録
(いずれもスポニチより)

NHKプラスの再生回数が高ければ、武者さん的には『カムカム』は当然失敗ではないはずですし、寧ろ高評価と言えるのですが、その割にかなり叩いていますね。

さらにその後、今年は関連書籍も多いとありますが、『青天を衝け』もかなり関連書籍は書店に並んでいました。無論これは近代の人だからとも言えるかとは思います。しかし何かにつけて『鎌倉殿』は凄いと言っている武者さんですが、どうも『青天を衝け』をかなり意識しており、それへの対抗意識で、『鎌倉殿』を肯定しているようにやはり見えてしまいます。もう少し肩の力を抜いてはどうでしょうか。

それからレビューやSNSのハッシュタグを見て、周りに合わせるのはよくないとありますが、それはその人の自由であり、武者さんがあれこれ言う問題でもないでしょう。

なぜ自分の感覚を大切にしないのか?
視聴率という基準そのものが時代遅れですが、それを信じる自分の感覚も見直すべきところに来ているのかもしれません。
言うまでもなく、ネットの声は発言者が精査できません。
確たる根拠を持っているのか。
それともフワッとした感性か。
それでもこんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険です。

お言葉ですが、視聴率が時代遅れと言うのであれば、なぜ視聴率を報じる記事をそこまで気にするのでしょうか。放っておけばいいと思います。時代が戦国でないとか、三谷さんの脚本はやはり癖があるからと、そのように考えておけばいいのではないでしょうか。

自分の感覚を大切にしないのかとありますが、誰でも他人の心まではわからないし、その人にどうこうしろとも言えないわけです。そして
「こんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険」
とありますが、武者さんは嫌いな大河の場合、その手のネットニュースのリンクをコラムに貼っていたのではないでしょうか。そして、

「このドラマ、嫌いなのって、私だけ?」
「このドラマって、もっと評価されてもいいと思うの、私だけ?」
おそらくや共感を得て安心したいのでしょう。
むろん、ドラマの感想だけで済んでいれば問題ありませんが、自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません。

いいか悪いかはともかく、共感を得て安心したい人も中にはいるのではないでしょうか。そして
「自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません」
とありますが、ニュースの見方も人それぞれであり、どれが正解と言うのは恐らくないかと思います。

ハッシュタグなりフォロワーの情報にも、何らかの毒が含まれていないどうか。
自身で見極める時代を私たちは今まさに生きていると思います。

ならば武者さんはそうすればいいでしょう。しかし武者さんの意に反する人がいても、よほど違法行為などをしない限り、それはそれで認められるものであると言っておきます。こう書くのは、『ちむどんどん』の反省会タグの存在もあるいは関係しているのでしょうか。あのタグ付きのツイートはまともなことも書かれていると思いますが。


飲み物-レッドビール
[ 2022/09/11 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 68その3

『武将ジャパン』、大河ドラマコラムの気になる点の続きです。

まずMVP、今回は能員と道なのですが、私としては時政と能員でしょうか。それはともかくとして、このように書かれています。

悪いカップルというのはいます。
ボニーとクライドとか。古典だったらマクベスとその夫人とか。
そういう毒々しい二人のようで、本人はそんなつもりはまるでなかったし、そんなものは北条に毒されているだけだと反論されるとは思います。別にそこまで悪くもないような。
むしろ凡人だったと思えます。凡人がいかにして悪に堕ちてゆくか。そこをじっくり体現していた。

まずここに挙げられているカップルですが、それぞれ「悪」の基準が異なります。
ボニーとクライドは、『俺たちに明日はない』のモデルにもなった大恐慌時代の銀行強盗ですが、彼らは義賊的な一面もあったようです。そしてマクベス、これはシェークスピアの作品の登場人物でしょうが、かなりの毒々しさがあります。それに比べて比企能員と道は、権力に妙な色気を出したため、討伐されたと見るべきですし、当時の感覚からすれば謀反人呼ばわりされても仕方のないことでした。

そして

ただ一族の女を使って権力に取り入っただけなのに、自分は偉いのだと思い込んだ。
外戚であることには、謙虚さが大事なのにそうしなかった。
自業自得と言えばそうなのだけれども、チャーミングで生々しくて、今の時代にも通じる巨大な教訓を残したと思える。

などとありますが、どうも何を言いたいのかよくわかりません。
要は
「権力者の外戚となることは、権謀術数と、それを表ざたにしないだけのスキルが必要なのだが、それを持ち合わせていなかった。どちらかといえば田舎のおじさん的な人物で、そこが愛すべき点でもあったが、権力を奪取しようという野望だけが空回りし、ついに足元をすくわれることになった」
こう言いたいのでしょうか。

そして頼朝を見抜いたのは政子だの、梶原景時も見抜く目があっただの、後白河法皇はよくないだの、最早大河コラムと言うよりは、持論というか好き嫌いをすべてぶつけているだけのように見えます。あと君主がどうこうと書いていますが、特にこの時代の君主は天皇であり、将軍は、天皇から武士を束ねる権利を与えられているわけです。

まあ武者さんの時政嫌い、りく嫌いは相当なものですが、そういう見方が、この大河への見方をどこかいびつなものにしているのみならず、武者さんの「レビュアー」としての素質に疑問符をつけざるをえなくなってはいます。これは以前からそうでしたが。ただ今までは好きなら好き、嫌いなら嫌いとはっきりしてはいましたが、この大河で、好きと嫌いが同居するようになっていますね。

時政は確かに頼朝の挙兵について行ったけれども、それは婿だからでした。

時政がついて行ったのではなく、時政が北条の当主として兵を出したのですが。そもそも頼朝自身の兵はこの時はいなかったわけですし。あと頼朝の挙兵には、時政の竹馬の友である三浦義澄も関わっていますね。恐らく今後はというか今後も、この大河には(多少無理があるにせよ)肯定的ながら、時政やりくに対しては、『青天を衝け』並みとまでは行かなくても、かなりバイアスのかかった視点からの批判がぶつけられそうです。

で、またドラマと直接関係ない漢籍の話で、時政がやり玉に挙げられています。要は、こういうのを書きたいからページ数を増やして貰ったのでしょうか、武者さんは。皮肉なことにここのサブタイが「公私混同をしない」ですが、レビュアーとしての立場をわきまえず、公私混同しまくりなのは武者さんではないでしょうか。

さらに苦笑するのがその次に
「こんなことでは麒麟は来ない」
なるタイトルで、
「あの光秀のことを毎週繰り返している気がしますが、ならば何が天意にかなう政なのか?」
などと書かれていることです。
別にこの大河は『麒麟がくる』とは関係ないし、自分が好きでたまらない大河を殴り棒にするのも、いい加減やめた方がいいと思います。

そしてその後には

この時代となると、世界史規模で比較的精密な治世倫理ができているのが南宋でしょうか。
そんな宋で形成された朱子学を吸収したからこそ、光秀みたいな人物は治世のビジョンが明瞭になったのです。
学び模索することで人間は洗練されてゆくものでしょう。

儒教国家のリスクというのを、この人はご存知ないのでしょうか。
ならばなぜ光秀はあのような行為に及んだのでしょうか。
あの大河、以前タイトルが曖昧だと言ったことを書いていますが、武者さんが『麒麟がくる』を好きなのは、登場人物やストーリーだけでなく、このタイトルの「わかったような気持ちになれる」曖昧さも関係しているのかも知れません。

そして総評ですが、やはり視聴率は気になるのでしょう。関連記事のリンクを貼った後で、

視聴率の低下を指摘されていますが、伸び悩むのは自然なことではないでしょうか。
定番である戦国幕末ものでもなく。
近年、特に2019年の大下落が回復できないのか、2020代は大河枠そのものが低迷。
毎週殺し合っているので、見る人を選ぶ。
そんな状況です。

2020代とありますが、2020年代のことでしょうね。あと戦国幕末ものとひとくくりにするのは正しくありません。それぞれの主人公の知名度、あるいは数字が東日本で高いか西日本で高いかも関係して来ます。
しかし武者さんの嫌いな『青天を衝け』は、現時点の『鎌倉殿』と比較すると視聴率は高めに出ています。
それにこの大河、「毎週殺し合って」などいません。全成はあくまでも処刑ですし、その前は景時が討たれた後から始まっています。どのようなシーンを観てこう判断しているのでしょうか。

そしてそのすぐ後に

ただ、NHK側もNHKプラスの視聴回数なども新基準で考えているようであり、視聴率をことさら気にする方がもはや古い。
そんな価値がこのドラマにはあると思います。

そんな価値でどんな価値なのでしょうか。この辺が、このコラムがわかりづらいところですね。

さらに

今年は「こんな血生臭いことに嫌気がさしたから、泰時が頑張ったんだな」ぐらいで良いのでは?
歴史はおもしろい――そこから無理に「歴史人物から学ぶビジネス」なんて呪詛祈祷じみた何かを見出そうとするからおかしなことになる。
単純に面白い、それが原点でしょう。

以前、これと違うことを言っていたような気がしますが、それはさておき。今年の主人公は泰時でなく義時ですし、それを言うのであれば、泰時に安定した時代を作らせるべく、義時が頑張ったと言うべきではないでしょうか。

尚これに関する小檜山氏名義のツイ(https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1559382814746886147)ですが、

今年の大河から、組織編成や掌握を学んでいる経営者は、むしろ危険だと思う… 。

御成敗式目はその後の武家関連法に大いに貢献していますし、武者さんが何かにつけて取り上げる『貞観政要』は、徳川家康も藤原惺窩に講義させたそうですが。

そしてこの後で

そんな童心にまで返すような仕掛けがあって、今年の大河は秀逸と感じます。

時政と能員の会話がしょーもないなどと書いていたのは、どこのどなたでしょうか。ああいうのをちゃんと読み取れないと、大河の「レビュー」は厳しいし、率直に言って好き嫌い基準だと「レビュー」そのものが破綻するでしょう。
こんな感じで↓

今回なんて笑えばいいのか、恐れればいいのか、悲しめばいいのか、怒ればいいのか、わからない。
感情がぐちゃぐちゃに混ざって、終わってみれば、ただただ楽しいもんをみたとわかる。
そういう歴史を学ぶ楽しさ、理屈抜きでおもしろいとなることが実は大事なんじゃねえの?と問いかけてくる今週もまた、素晴らしかった。

小学生の感想文の方が、まだまともに見えてしまいます。

飲み物-ウイスキーロック
[ 2022/08/20 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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