fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  ちむどんどん

『どうする家康』第20回に関しての武将ジャパンの記事について-2

では『武将ジャパン』大河コラム関連の続きです。

戦国時代なのに、瀬名と亀が並んで眠って、親子愛を確認ってどうしたことでしょう。
母と娘に妄想を膨らませる、本作制作陣の嗜好が痛々しい。

どこをどう観たらこのようになるのでしょうね。
これも当該ツイにあるように、弥四郎たちが謀反を企てたので、一時的に避難しただけでしょう。亀姫が慣れない場所で眠れないなどと言っていますし。尤もその後すぐ寝入ってしまいましたが。そして彼女たちの身代わりに、榊原康政と井伊直政が別室で布団の中に潜んでいたのですね。勝手に色々妄想しているのは武者さんの方ではないでしょうか。

そしてこちらですが、

本当に自分たちが画期的なことをしていると言いたいのであれば、先行作品に一礼するくらいの謙虚さは欲しい。そんな度量を求めてはいけませんかね。
そりゃあ、先行作品や真面目な相手に対し、冷笑を繰り返すことは、ラクで気持ちがよいでしょうよ・
「このドラマを、面白くないとか視聴率低いとか言う奴は情弱バカwこのドラマは革新的、SNSと親和性が高いww深堀りできるww解像度の低い考察しかできないクズは黙ってろw」
そうやって冷たく笑い飛ばしている間は「自分は他人よりすごいんだww」というマウンティング幻想に満ちています。気持ちいい。
とはいえ、所詮は麻薬の類であり、何も成長はなく、せいぜい仲間内のエコーチェンバーで結束が強まるだけ。
結果、残されるのは逆張り冷笑が得意な人だけです。

これも当該ツイで指摘されていますが、正に特大ブーメランに見えますね。大河ではありませんが、昨年『ちむどんどん』で、これと反対のことを言っていたように思うのですが。
(ツイでは『そうやって』以下一部を引用)

そして先行作品に一礼しろだの、先行作品に冷笑しているだの、具体的に何を言いたいのでしょうね。自分が好きな作品と違うから面白くないつまらない、そう言いたいだけのように見えるのですけど。そもそもこの先行作品とは何ですか?同じ戦国大河の『麒麟がくる』ですか。主人公が違うから、描き方も当然違うと思いますけどね。少し前に、1つの作品の世界観が、同じ時代の、別の作品に反映されるとは限らないと書いたことがありますが、正にそれでしょう。

そして『麒麟がくる』関連で。
この箇所はまず「沐猴にして冠す」(見かけは立派だが、心が卑しいことの例え)とあり、その下に「あいつらってさ。サルにスーツを着せたみたいなもんだね」
とあります。

『麒麟がくる』では、明代の高啓の「尋胡隠君」が印象的に使われていました。
(中略)
『麒麟がくる』は漢詩が登場する貴重な大河です。
背伸びしたところで、『どうする家康』の語彙力や教養、知識では足元にすら及ばない。
無理に時代ものらしくしようとして、子どもが背伸びしたようなセリフになっていますが、使い方がおかしい。せめて添削するか、脚本協力者を起用して欲しいと切に願うところです。

そしてツイートでは、いくら漢籍知識をつけたところで、使いどころを間違え、他人を蔑んで『スーツを着た猿』と侮辱するようでは、教養の持ち腐れであると指摘されていますが、大いにうなずけます。

実際昨年の『鎌倉殿の13人』のコラム関連でも、武者さんの漢籍の引用は何度かおかしな点、勘違いしていないかと思われる点がありました。そういうミスをしないようになってから、漢詩を云々してほしいものです。そして何やら漢詩が登場するしないが大河の評価基準になっているようです、それも武者さんらしくはあるのですが。

しかし
「背伸びしたところで、『どうする家康』の語彙力や教養、知識では足元にすら及ばない」
これはないでしょうね。この語彙力とか教養、知識とは具体的に何ですか。それから子供が背伸びしたようなセリフとはどのセリフなのでしょうか。しかも「淡色」と書いてしかるべきところを、やたら「ペールカラー」を連発した武者さんに、こんなこと言われてもねえ…と正直思います。

そしてその後、本場中国の時代劇では漢詩を用いないことがないほどなどと書かれていますが、それは当たり前ではないでしょうか。さらにその後に
「戦いの惨禍を詠んだ詩にメロディをつけて重ねてくるような、繊細かつ高度な演出が味わえます」
そう言えば武者さん、「高度」という表現も好きですね。好きな作品ならやたらに高度だと礼賛しまくっている感があります。

しかし上記の『麒麟がくる』関連の記述と言い、漢詩への言及と言い、言っては何ですが、推し依存のように見えてしまいます。何度も言いますが、これが個人ならまだしも、報酬を貰って記事を書く人のやることとはとても思えず。

飲み物-ボトルとコルクとワイン
スポンサーサイト



[ 2023/06/01 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『ちむどんどん』に改めて思うこと

先日朝ドラを書かなくなったと書いていましたが、実は今回は朝ドラについてです。とは言っても今放送中のは観ていませんので、1年前に放送された『ちむどんどん』について。反省会で有名になった感がありますし、私も反省会タグのツイを何度か見たことはありますが、ツイートの内容によっては、ちょっと行き過ぎではと思うこともありました。

無論その一方で、この描写はちょっとどうかなと思われるところももちろんありました。たとえば時代考証がおかしい(1972年にはないペットボトル入りの醤油が登場したり、あの時代には不可能だった沖縄からの農作物を智が仕入れているとか)、沖縄から東京まですぐに行けてしまう、暢子が料理人なのに帽子の中に髪をまとめていないといったシーン等々。

それに加え、歌子が仮病を使って智を暢子の結婚式に連れて行くというのも、私としてはあまりいただけませんでした。まあ時と場合に応じて、所謂史実は多少動かしてもやむを得ないかとも思いますが、それ以外に犯罪や反社会勢力の登場が多いのがまた違和感がありました。

元々朝ドラというのはそういった描写は少ないか、逆に主人公とかその関係者などが事件に巻き込まれ、苦労しつつも成長して行くという展開が多いかと思われるのですが、この朝ドラの場合、特に賢秀ニーニーがあれこれ騒ぎを起こしまくっては、家族に迷惑をかけ、しかもあまり反省していないというパターンが多かったですね。

実はこれを観始めたのは、そのニーニーがバーガーショップで暴れ、暢子と優子がサーターアンダギーを持って謝りに行った時からでした。その後家族はしばらくニーニーに振り回されることになるわけですが、今度は暢子が料理人になりたいと単身東京へ行ってしまいます。しかもたまたま軒先で雨宿りをしていたところ、沖縄にルーツを持つその家の主人三郎と出会い、フォンターナを紹介して貰っています。

朝ドラあるあるなのかも知れませんが、何かとんとん拍子に行き過ぎな感もありました。また暢子も自己主張が強く、フォンターナのオーナーに対決を挑んだりもしていましたね。ああいう設定もちょっとやり過ぎではと思われたし、また暢子が料理をする時の手際があまりよくないのが残念でした。黒島結菜さんには、もう少し料理を練習してほしかったなとも思います。

料理に関しては、愛の方が手際がよかったですね。そしてこの愛とか、矢作が登場するシーンは面白く感じられたし、寧ろ彼らに出会うことで暢子が成長して行く姿を見たかったなとも思います。その意味でも矢作の食い逃げはなくてよかったでしょう。フォンターナを辞めた彼が、沖縄料理店の求人を見て面接に行くという設定でよかったし、こういうところにも犯罪を絡めるのが気になりました。

他にも良子が娘を連れて実家に戻るところとか、入札で決まるはずの給食の業者を自分で決めるのとかも、単に良子の我儘のように見えました。ああいうのも夫婦の関係とか食育がテーマなのだから、描き方を工夫すれば納得できたかとは思います。また和彦の母親の家へ暢子が弁当を連日持って行くとか、ニーニーと良子が押しかけて行くシーンですが、そこまで暢子や兄姉が真剣に結婚を考えているのなら、これももう少し描き方を工夫できないかと思ったものです。

ちなみに小檜山青氏はこれを絶賛していました。確かに小檜山氏が好きそうなヒロインではあります。あと私は全く観ていませんが、『半分、青い』という朝ドラも褒めていましたね。私はその後の『まんぷく』を観ていましたが、これが日清食品の創業者を描いていたのが気に入らなかったようで、散々に叩いていたのを今も覚えています。

そして本来は、台湾出身の安藤百福氏がインスタントラーメンを考えたのに、なぜ日本人にするのかといったことも書いていました。しかしこのドラマではそうなっているわけで、ならばNHKにメールを送るなりして、制作サイドがどのような考えでこの作品を作ったのかを問い合わせるべきだったでしょう。

飲み物-テーブル上のアイスカフェラテ
[ 2023/05/13 01:00 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第26週「私たちの翼」第5話

第26週第5話(第126回)です。いよいよ最終回となりました。


かささぎの初就航を前に、東大阪ではノーサイドで映像が配信されることになる。会場のノーサイドには勝と雪乃がやって来る。そして悠人と久留美夫妻も、娘の紗奈を連れてやってくる。祖父の佳晴に抱き着く紗奈。悠人はパパの顔になったと雪乃は言う。さらに由良や鶴田、佐伯と言ったかつてのなにわバードマンのメンバー、そして航空学校時代の仲間もやって来た。

五島ではかささぎの初飛行の時間が迫っていた。なにわバードマンの元メンバーたちの間には、スワン号の記憶がよみがえる。吉良は一人つぶやく。
「岩倉…自分、最高やで」

祥子は窓の外を見る。かささぎは上空で旋回していた。めぐみは、かつて舞が久留美と共に模型飛行機を飛ばしていたのを思い出す。それから少し離れた場所で、悠人がそれを見ていた。めぐみは亡き夫に、舞がIWAKURAのねじ載せて、空飛んでるでと語りかける。同じ頃、悠人も「おやじ、夢かなったな」と口にしていた。

舞はアビキルと連絡を取る。その場には笠巻と結城もいた。そして豪や信吾は島に戻ることにする。もちろんめぐみや一太、貴司も一緒だった。アビキルの操縦席に座る舞を見て、航空学校の同期の面々は、大河内教官のこと、訓練のことを思い出す。

やがてかささぎは大瀬崎の灯台に接近する。ここは昔舞と久留美が、貴司を探しに行った場所だった。ノーサイドにいる雪乃もそのことを思い出し、涙する。貴司君が自分を見つけた場所ですと言葉をかける久留美。その貴司は他の皆と一緒に、めぐみ丸で島へ向かっていた。

かささぎは島に近づいていた。おばあちゃんとばんばの故郷やでと、紗奈に教える悠人。やがて祥子の家がある知嘉島が見えて来た。いつも見上げていた空を、舞は飛んでいた。島では人々がばらもん凧を揚げており、祥子は舞が子供の頃、ばらもん凧を揚げた時のこと、ばらもん凧のようにどんな向かい風にも負けず、逞しく生きるようにと言って聞かせたことを思い出していた。

向かい風に負けんかったねと、操縦桿を握る孫の後ろ姿に祥子は話しかける。そして島では、凧を揚げていた人たちがかささぎに注目する。すごかーと子供たち。そしてそのかささぎは、間もなく1つ目の目的地に到着しようとしていた。


この最終回ですが、

舞がかささぎを操縦する
舞の身近な人たちがその様子を見守る
回想シーンが挟まれる

このような構成となっており、ストーリーそのものは、かささぎの飛行と皆がそれを観るシーンを除けば、30日で殆ど終わっていたと言えそうです。

時代背景が違うから当然ではあるのですが、たとえば昨年の『カムカムエヴリバディ』で、アニーさんが安子だとわかった時のような雰囲気とはまた違っていました。個人的には舞が飛行機のことを諦めきれないで、常にそれが念頭にあり、IWAKURAの社員として働きつつ、再度何らかの形でパイロットを目指す、そう言う展開なのかなと思っていたのですけどね。

祥子が言う向かい風、確かにそれはありましたが、ただそれに立ち向かうには、かなり周囲のサポート、あるいはお膳立てもあったような気がします。またいつかまとめのような形で投稿すると思いますが、前半は舞がなかなかうまく行かずに悩んだり、叱られながら訓練をこなしていたシーンもあったのに、後半は、ちょっとそれが薄れたようにも思いました。

関係者が皆集まって来たところは、何か同窓会といった感じでしたね。それと大河内教官、この人には、もう一度出て来てほしかったです。あと刈谷の言葉遣い、福岡出身という設定ですが、語尾に「ちゃ」をつけるのを見ると北九州の出身なのでしょうか。

ただ『ちむどんどん』よりは面白く観られたと言っておきます。あの作品も、矢作と愛はよかったのですけどね。それと最終回で、40年後の皆を出さない方がよかったのではないかと思っています。


飲み物-ミルクティーとビスコッティ
[ 2023/04/01 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第26週「私たちの翼」第3話&第4話

第26週第3話(第124回)と第4話(第125回)です。


第124回
2020年4月。何とかパリ暮らしを続ける貴司は、窓の外に飛行機を見つける。貴司は舞がかつて、昔の飛行機は星の位置を目印にしていたと言ったのを思い出す。さらに五島に舞と久留美が迎えに来たこと、短歌賞受賞の時の舞、貴司の短歌が好きだと言ってくれたこと、舞との新婚時代、歩のことなどが貴司の脳裏をかすめて行った。

日本でも新型コロナウイルスの流行が拡大し、うめづは休業し、めぐみは出勤することを曜日ごとに変えることにする。こんねくとも、人が集まる企画はやめ、オンラインでの業務を考えていた。またアビキルも詳しいことは、舞も含めた翌日の会議で決めることになり、めぐみは翌日歩を預かることにする。歩も家で一人遊びをするようになっていた。祥子はデラシネを見てこようとする。

しかしその年で感染すると命に関わるとめぐみは引き止める。窓辺には、五島で送別会を開いて貰った時の写真が飾られていた。祥子は五島に帰って、皆に会いたいと独り言を言う。めぐみにもその声は聞こえていた。一方刈谷は秋に有人飛行をやると決めるが、玉本は時期尚早だと止める。状況を見ながら目標の時期を遅らせることも必要と言う玉本に、そげな猶予はなかと言う刈谷。

そして刈谷は、自動車の製造で世界有数の技術を誇る日本が、航空機を作れないのにはわけがあるのですよねと尋ね、荒金は戦後7年間、飛行機作りを禁止されたからだと答える。そのブランクが尾を引く、開発はスピードが命と刈谷は主張する。しかし玉本は岩倉の家には歩も祥子もいてもし誰かが感染して岩倉にうつったらどうすると問いただし、無論他の皆も同じだ、元気でおんのが大事やろと言う。

そして刈谷は、家に帰っても誰もいないという理由で作業場に残るが、舞は、刈谷さんは空飛ぶクルマと未来で待ち合わせしてて、はよ会いたいんですよねと言い出す。そして舞は就職が延期になった時、嵐で船が出せなくても、無駄な時間ではないと祥子に言われたことを話す。いつか晴れるまで、自分のやりたいことやったらええと話す舞は、今何ができんのか考えて来るから、1人で焦らないでくれと言って出て行く。

家では歩が貴司の絵を描いていた。そして深夜、舞の携帯に貴司からの連絡が入る。貴司はパリで随筆を書き始めており、パリで見たことや考えたことを言語化していた。不在を詫びる貴司だが、誰も予想できなかったからと舞は答え、貴司はまだロックダウンが続いて生活も制約があると話し、互いに会いたいと言う。

祥子は家にいて、どこか手持ち無沙汰そうにしていた。ばんば最近元気ないなあと言う舞に、めぐみは祥子が五島に帰りたがっていることを話す。めぐみも結城にIWAKURAを任せたら、2人で五島へ行くつもりだった。また貴司は帰りたがっていたが、飛行機のチケットを取るのは至難のわざで、一っ飛びで会いに行けたらと言う貴司と舞。すると舞はあることが閃いたようだった。

舞の提案で、アビキルに感染症対策が施される。そして舞は閃いたアイデアを絵にして皆に見せる。それは固定翼の、島から島へ移動できるような飛行機だった。そして刈谷は夢を夢で終わらせる気はなかと、作業を再開し、舞のアイデアを褒める。


第125回
舞は歩に紙飛行機の飛ばし方を教える。かなり向こうに落ちた紙飛行機を、拾い上げる者がいた。それは、日本に帰って来た貴司だったのである。久々の再会を喜ぶ舞と歩と貴司。そして7月。このアビキルのPR動画を作る為、純が動画撮影を行う。動画にはアビキュラ2号の様子、空飛ぶクルマとは何か、垂直離着陸や電気が動力であること、ドローンを飛ばす要領で操縦できること、安全性のために試験飛行を重ねることなどが、作業に携わる人々によって語られていた。

動画を休業中のうめづで観ていた結城や町工場の社長たちは、チタンボルトが使われているのに目を止める。雪乃は、飛行機の部品やらへんのとちゃうかと結城に訊くが、めぐみがうちの機械でもできる部品やから、挑戦していいと言ったらしい。さらに結城は、空飛ぶクルマに本格的に関われるように、必要な資格を取ろうとしていた。

さらに曽根の工場のカーボンが登場し、皆が我先にと動画を見ようとすると、密になっていると雪乃が彼らをどかす。そして最後に、執行役員の舞からのあいさつだった。
「未来は空飛ぶクルマが島から島へ、山から山へ人を運ぶ。会いたい人に合えない、行きたい場所に行けない、その悲しさ悔しさを私たちはよく知っている、だからこそ誰でも乗れる物にしたい。この車が空を飛ぶ日が来ると私たちは信じています」

そしてベンチャーキャピタルからアビキルに、是非会ってみたいと電話が入る。結果次第では1億クラスの出資も考えるという話で、一同喜ぶ。そこへ舞が、マスコミ向けの有人フライトの日程が、11月6日に決まったと知らせに来る。舞が考えた空飛ぶクルマの機体に、また一歩近づいたと言う風間は、なぜその名がかささぎであるかを尋ね、舞は織姫と彦星を引き合わせるために、橋を架けたからだと答える。作業場前の笹の短冊には
「かささぎと一緒に空を飛べますうように 梅津舞」
と書かれていた。

2026年。八木はやはりパリにいて、貴司の著書『トビウオの記』を読んでいた。それによると、舞はテストパイロットとして飛行試験を繰り返し、仲間たちと空飛ぶクルマを改良し、やがて基準をクリアして日本の空を飛び始める。貴司の歌も添えられていた。
「深海の星を知らない魚のためカササギがこぼした流れ星」
かささぎは2027年1月31日から、五島列島で運航開始となった。

初フライトの操縦は舞に決まった。そしてめぐみは会長職を退き、五島で祥子と暮らすことになる。花束を手にしためぐみは、この後もIWAKURAには関わって行くから、何でも相談してくれと別れの言葉を述べる。そしてサプライズとして、舞と悠人も花束を持って現れる。祥子は車いす生活となり、歩は10歳となっていた。

祥子はさくらに、年が明けたら五島に行くと話していた。さくらとむっちゃんは釣り客の相手をし、その彼らは若葉の船で釣りに出かける。年が明け、祥子はめぐみ、そして舞の一家と五島に着く。刈谷も同行していた。五島の人々が港に出迎えており、一太は息子の進を紹介する。こんまか頃の一太そっくりと言う祥子。信吾も来ていて久しぶりの島暮らしやしねと、めぐみに話しかける。祥子だけでなく、めぐみに取っての久々の五島での生活だった。

港にはかささぎが待機していた。マスコミも取材に来ており、多くの人々が一目見ようと待ち構えていた。飛び出すところを見届けたら、めぐみ丸で追いかけると祥子に伝えるめぐみ。祥子は若葉によろしくと言う。舞は祥子と、離島に往診に向かう医師を乗せて飛ぶことになる。歩は自慢そうに進に母親のことを話し、自分も将来パイロット、それも宇宙船のパイロットになると言う。


最後の方の、これから空飛ぶクルマに乗るというシーンを除けば、何だか30日が最終回みたいでした。あと舞の娘の歩と一太の息子の進のそれぞれの中の人は、舞と一太の子供時代の中の人ですね(ついでながら『ちむどんどん』の智の妹と弟の中の人でもあります)。

荒金が国産飛行機について話すところ、あれについては私も知っていましたが、あの2020年時点では、MSJが確か開発をしていたと思います。ただ今年2月7日に、開発が中止されるに至りました。こういう記事があるのでURLを置いておきます。と言うかこの筆者の方、ツイートを何度か目にしたことがあります。

MSJはなぜ「開発中止」に追い込まれたのか? 本当に日本の技術を憂うなら、まず製造国として型式証明を承認せよ
https://merkmal-biz.jp/post/32457

アビキュラ2号の開発がとんとん拍子で進んで行きますが。あまり過程が描かれないのが残念です。こんねくとはアビキュラ2号だけの仕事を請け負っているわけではないでしょうし、純が動画撮影係だけで登場と言うのも、何だかなあという気は正直しています。しかし貴司は思ったよりも早く帰って来たように見えます。それはいいのですが、事前に何も連絡はしなかったのかなと思います。

そして空飛ぶクルマのテストパイロットは舞に決まります。ライセンスを持っているから、それは理解できますが、ここのところ飛行機への思いをあまり感じられていなかった上に、彼女がテストパイロットを務める、あるいはそのようなオファーを受けて色々考えるようなシーンがなかったので、何か唐突な印象を受けます。

一方でめぐみの退職、花束を舞や悠人から貰うシーンなどはそこそこよかったです。前にも書きましたが、めぐみが主人公の方が、あるいはよかったのではないかとも思います。しかし祥子ばんばも、2026年時点ではもう車いすの生活なのですね。

あと「かささぎ」ですが、この鳥は福岡、佐賀、長崎などの九州北部や北日本などで繁殖が確認されています。ですからそれに絡めたのかと思ったのですが、七夕絡みだったようです。だから笹と短冊も登場したわけですね。ちなみにサガン鳥栖のマスコット、ウィントス君はカササギがモチーフですし、JR九州に「かささぎ」という特急があります。

それから新型コロナウイルスの流行が描かれていますが、1月から2月頃にアメリカで猛威を振るったクラーケン変異株(XBB.1.5)が、日本でも流行する兆しを見せているようです。実際第9波は3月頃と言われてもいたようで、まだまだ気を付けたいものです。


飲み物-ミルクティ2
[ 2023/03/31 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第24週「ばんばの歩み」第3話&第4話

第24週第3話(第114回)と第5話(第115回)です。


第114回
舞とめぐみは東大阪へ帰ってくる。家では貴司がカレーを作って待っていた。その頃祥子は、例のラジオのスイッチを入れてみたが、何の音も聞こえてこなかった。そして舞と純は、大阪万博に東大阪の工場が出品できないかという相談を受ける。しかし新しい技術をPRするとなると難しかった。そこで舞は、五島でのドローンを使った物流の実験と、一太の「これからは、空や」について話す。

舞ちゃんの得意分野じゃないと純に言われる舞。舞もこの案に乗り気になる。そして岩倉/梅津家では、勝と雪乃を招待して五島の名物料理が振舞われる。五島うどんが油でコーティングされていると聞き、油と小麦粉ならほぼお好み焼きやんと勝がジョークを飛ばし、和やかな雰囲気の中歩も一同に加わる。

食後めぐみはかんころ餅を勧め、勝と雪乃、そして舞と貴司に話を切り出す。祥子を引き取って、一緒に暮らしたいと言うのである。貴司はそれに賛成し、舞もうなずく。しかし問題は、祥子が島を離れたがらないことだった。説得して来て貰うしかない。自分たちもできるだけのことをさせて貰うと雪乃。しかし勝は、そんな簡単に背中は押されへんと言う。

めぐみはIWAKURAの社長であり、舞も貴司も仕事があって歩もいる。自分たちも店がある。迎える側に覚悟が必要だと勝は考えており、今来てもろてもちゃんと面倒見られへんのちゃうかなとめぐみに言う。子供やないと言う貴司に、勝は子供やないからやと、店に来る客が、親の介護がしんどいと言っていることを話して聞かせる。子育ては楽になって行くけど、介護はその逆だった。

勝は祥子を迎えることに反対しているわけではなかった。きつい言い方してもうてたらごめんなと言う勝に、めぐみは礼を言い、もう少し考えることにした。舞は義父の勝が、言いにくいことを言ってくれて感謝する。覚悟かと貴司は言い、歩が大人になるまでしっかり面倒見んとなと舞に言う。めぐみはなかなか眠れず、仏壇の浩太の写真を見ていた。

仕事中のめぐみのスマホに、電話がかかってくる。信吾からだった。祥子の様子を見に行ったとのことで、体調はよさそうで一太がバカやると笑ってくれるが、気持ちは沈んでいると言う。予定通り週末には退院できそうだった。その夜めぐみは祥子の退院で五島に行くが、どうするかと舞に尋ねる。舞は貴司と歩を連れて行こうと考えていた。

貴司は舞と話し合い、覚悟を持って証拠を迎えようとしていた。しかしめぐみは、自分の覚悟について話す。その後舞はめぐみと、うめづで結城に会う。会社のことを尋ねられ、舞は万博で何かできたらと答える。そしてめぐみは話を切り出し、IWAKURAを、ゆくゆくは結城に継いで貰いたいと言う。そして祥子を引き取ることに触れ、五島で暮らして来たから大阪はしんどいと思う、自分がそばについとかなとめぐみ。

しかしそれは、社長の仕事とは両立でけへんと言うめぐみに、自分より社長にふさわしい人はいると結城は答える。しかしめぐみは、祥子が病気になる前から次期社長について考えており、舞か悠人かとまで考えたが、もう子供に継いで貰うことにこだわらんでええ、結城にだったら任せられるとめぐみは思っていたのである。

第115回
経営のことなど無理だと言う結城に、浩太が30で貝会社を継いだ時には、経営どころか工場のこともわからなかった、結城の方が経験豊富だとめぐみは言う。しかもIWAKURAのことも、浩太の思いもよく知っていた。そしてめぐみは結城のことを知っているから任せられる、前向きに考えてくれるように頼む。ちょっと時間を下さいと言う結城。

祥子が退院する。家に戻って来た祥子を舞、貴司そして歩の3人が出迎え、歩は手作りのレイを祥子にかける。祥子は曾孫からばあばと呼ばれて嬉しそうだった。大阪の家では走り回れる所がないため、歩は貴司と家の周囲を楽しそうに駆け回っており、めぐみは信吾の所へ出かけていた。祥子は船を見てこようとするが、手に力が入れられないと無理だと豪に言われる。

祥子のめぐみ丸は、若葉が手入れをしており、畑も信吾や一太が世話をしているらしい。舞はさくらが栗のジャムを作りたがっているから、レシピを教えてあげてくれと祥子に言う。悪かねと言う祥子に、みんなやりたかけんやっちょっとさと豪。歩は疲れて寝てしまい、舞は祥子にみかんを剥いてあげる。情なかね、みんなの世話になっちょると言う祥子。自分のことを自分でできないのがつらい、この先はできないことばかりが増えて行くと祥子も思っていた。

舞は子供の頃祥子から、
「できんなら、できることば探せばよかとぞ」
と言われたことを思い出し、ばんばにできることいっぱいあると思う、ばんばにしかでけへんことがいっぱいあるねんと祥子に言う。舞はジャム作りを一緒にやろうと言い、貴司は畑仕事の手伝いを買って出る。そして舞がジャム作りの手伝いをしている時、めぐみは祥子に向かってこう言う。
「大阪、来んね」

めぐみは祥子と住みたいこと、20年しか一緒にいられなかったから、これから親孝行したいと話す。祥子はめぐみが飛び出して行ったことは何とも思っていない、そして大阪には行かないと言う。めぐみは社長を辞め、祥子の介護をすることを伝えるが、浩太さんの会社、そがんな理由で手放すとかと祥子は反対する。しかしめぐみに取ってはおおきな理由であり、引き継ぎが終わったら現場を離れるつもりだった。

そして祥子が戻りたいと思ったら、一緒に五島に戻ろうと言うめぐみ。めぐみもかと言う祥子は、母ちゃんと一緒に暮らしたかとの娘の言葉を聞いて涙を流し、そして大阪に行く決意をする。しばらく経って祥子が大阪に行くことになり、送別会がみじょカフェで行われる。一太と百花の間には、進という息子が生まれていた。

豪が別れの言葉を述べ、ここにいる全員が祥子の世話になったことを口にすると、あちこちから思い出の話が出る。祥子のおかげでさくらは結婚できており、夫のむっちゃんは、祥子は織姫と彦星を会わせるカササギのような存在と言う。祥子にやって貰ったことを挙げたら切りがないと信吾。そして豪は、祥子がここにいてくれたことが一番嬉しかったと言う。

そこへ若葉が現れて、写真立てに入れためぐみ丸の写真を渡す。大切な船ば譲ってくださって、ありがとうございますと頭を下げる若葉に、船も喜んじょると祥子。若葉は自分が祥子の後を継ぐには頼りないと言いつつ、「海が好きとやったら大丈夫」と祥子に言われたのである。そして改めて、祥子の門出を祝して乾杯となる。


舞とめぐみが大阪に戻ります。貴司がカレーを作って待っていましたが、そう言えばかつてめぐみと舞が五島から戻って来た時も、浩太と悠人がカレーを作っていましたね。そしてめぐみは勝と雪乃に五島名物を振舞いながら、今後のことについて話します。祥子を迎えたいと言うことですが、それにはやはり相応の覚悟がいると勝は言います。

今のままでは、祥子の相手をする人がいないというのがその理由でした。めぐみは覚悟を決めたようで、社長を退き、結城を次期社長にしようとします。一方で舞は、東大阪の技術を万博に出品できないかと考えていました。そしていよいよ祥子が退院となり、めぐみと舞だけでなく、貴司と歩もやって来ます。祥子は歩に初めて対面します。

祥子は大阪行きを渋ります。しかしめぐみはその祥子を説得し、社長を退くことまで考えていたことを伝え、祥子もやっとその気になります。そして送別会に、めぐみ丸を引き継ぐことになった若葉がやって来ます。ちなみにこの若葉を演じているのは、五島出身の川口春奈さんです。

川口さんと言えば、『ちむどんどん』で良子を演じていたことがあります。ただ個人的には、登場回数は少ないものの、この若葉の方が似合っているようにも見えます。良子の夫を演じていた山田裕貴さんは、今は『どうする家康』の本多忠勝ですね。あと太秦工業に『カムカムエヴリバディ』を思い出します。

ところで、これ先日似たようなことを書いていますが、祥子が何もできなくなったと言った時、ばんばでなければできないことがあると舞が言います。さくらに栗のジャムの作り方を教えてほしいと言うセリフは、この時に言った方が収まりがよかったのではないかと思いますが…。あと歩ちゃんの服は、舞が子供の頃に着ていた服に似ていますね。

そして若葉がめぐみ丸を引き継ぐと言うのは、このままIWAKURAの社長退任、次期社長就任にもつながりそうな気がします。しかしめぐみは、舞や悠人に社長を譲ることも考えたと言っていますが、舞はともかくとしても、悠人はやはりちょっと畑違いのように思えます。


飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2023/03/17 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

平原学氏のnote記事について

それからすみません、『どうする家康』第9回関連のあらすじと感想は、次回以降にさせていただきます。

実はこの1つ前の投稿の反省会関連で、このようなnote記事がありますので、ご紹介しておきます。元々平原氏はライターということもあり、読みやすく書かれています。

『#どうする家康反省会』に物申す!文句言うのはいいが、この姿勢だけは崩すなよ!
https://note.com/barusan/n/n8cc5e2fd2ab2

で平原氏はこの中で、

史実至上主義に持ち込むべきではない
せっかく知識あるのならウィンウィンで行こう
意見がぶつかっても相手を認めよう

といったことを主に書いていて、ネット上の不毛になりがちな対立を牽制しています。無論それでも対立構図に持ち込まれやすくはなるわけですが、好きか嫌いか白か黒かだけになってしまうのは、やはりネット上のやり取りとしてはそれはまずいわけで、互いに譲歩することも覚えようと書いているわけですね。

あと『鎌倉殿の13人』をうまく引き合いに出しています。興味のある方は、一度この記事にアクセスしてみることをお勧めします。言っては何ですが、武者さんのよりはよほど記事としてまとまっています。

反省会と言えば、私も『ちむどんどん』反省会(これも1つ前に書いています)のツイを何度か目にしたことがあります。うなずけるものもあったし、逆にそれは言い過ぎではと思われるものもありました。あと、主演の黒島結菜さんが別のドラマに主演しているのを観て、あれこれ言っている人もいましたが、流石にそれはやり過ぎだろうと思いましたね。


飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2023/03/06 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第8回に関しての武将ジャパンの記事について-6

先日分の続きです。というか、一応この第8回関連はこれで終わりです。まずポリアンナ症候群がどうこう。

ポリアンナは、どんな些細なことでも褒める。
「ポリアンナ症候群」はネット上でもよく見られる傾向の一つですが、本作については勢いと数が減っているように感じます。

「どんな些細なことでも褒める」のではなく、
「目の前のいい部分のみに目を向ける」のがポリアンナ症候群ですね。現状の自分を正当化する認知的不協和、あるいは先日のこの武将ジャパン関連でも書いていますが、確証バイアスとも通じる部分があり、従って武者さん自身がポリアンナ症候群に囚われているように見えることがあります。

記事の本数・熱量ともに減衰傾向が見られる。テンション高く叩いていたアンチ系の記事すら減っています。日刊ゲンダイさんですら低調。
「愛の反対は憎悪でなく無関心だ」なんて言われますが、どうにも『どうする家康』はすでに見るに値しないと判断されているのではないでしょうか。
注目度が落ちれば即座に記事が減るのがWEBメディア。
紙媒体と違ってPV(アクセス数)がダイレクトに計算できますので、アンチ記事を出しても意味がないと判断される。
まだ2月です。一体この先どうなってしまうのか。

まず「減衰」というのは多分に専門語的な響きがあるため、減少でいいのではないでしょうか。
それと記事数ですが、私自身は毎週チェックはしていませんが、そう少なくなっているとは思わないのですが…具体的にどのようなメディアの記事が減っているのか、他のどういう作品に比べて少ないのか、それも明らかにしてしかるべきかと思われます。

ただし、FRIDAYさん、この記事はちょっと遅いですよ。
◆「反省会」立ち上がるNHK大河ドラマ『どうする家康』 巻き返しのカギは”忍び”山田孝之の存在感(→link)
反省会タグは中国語圏でも使われています。
しかし、家康の生涯を描くドラマで、後世の作り物じみた忍者が見どころだとすれば、それはそれで間違っておりませんか?

服部半蔵(正成)は実在の人物ですね。そして史料によっては、忍びを使って暗殺したと伝わってもいます。それに徳川家に仕えている以上、家康の生涯を描いた大河に出て来てもおかしくないでしょう。
それと反省会云々の記述は、この記事の最後の方に
「コメディでポップな作りが、一部の視聴者の間では不評を呼び、“どうする家康反省会”のフラッグも立ち始めている今作。最新の技術を駆使する忍びの活躍が、今作を面白くするかどうかのカギを握っているのかもしれない――」
とある程度で、大部分はドラマの半蔵の紹介記事なのですが。
エンタメ作品というのは賛否両論あるわけで、別に「反省会」タグがあってもそれはそれで構いませんが。

と言うより武者さん、貴方『ちむどんどん』の反省会タグの時は、何かの如く批判しまくっていましたが、嫌いな作品の反省会は随分と歓迎していますね。あとタグ付きツイも、昨年はかなり批判的ではなかったでしょうか。

それと「反省会タグは中国語圏でも使われています」
それが何か?

『韓非子』にこんな会話があります。
「王よ、ある一人が市場に虎がいると言っていたら信じますか?」
「信じぬぞ」
「では、二人が市場に虎がいると言っていたら?」
「信じんわ」
「じゃあ、三人が市場に虎がいるぞと言っていたら?」
「信じるかな……」

この三人成虎、実はこれだけで終わるのではなく、魏の王に大臣が、自分が国を離れて3人以上が自分を中傷するようになっても、それを信じないでくれと嘆願するのが元々の話です。それはともかくとして、
「二人が市場(あるいは町)に虎がいると言っていたら?」
に対する答えは
「信じるかもしれない」
「三人が虎がいるぞと言ったら?」には「信じる」だと思うのですが。

この他に

「ウーズル効果」という言葉もあります。

少々長くなるので省略しますが、根拠のない事柄が頻繁に引用されることで、それが証拠と信じられてしまうことをこう呼びます。で、なぜ武者さんが三人成虎同様、こういう言葉を持ち出して来ているかと言うと、

大河ドラマそのものへの熱意が低くなると、歴史トリビアや考察が目立ち出します。
そういうつぶやきやそれをまとめたニュースは例年お馴染みではあるのですが、他に話題がない分、目立つようになる。
以下の記事が典型例でしょう。
◆『どうする家康』一向宗と対立 千代(古川琴音)の“望月千代女”説もSNSで話題(→link)
◆ 「どうする家康」妖艶な千代が「望月千代女」説【ネタバレ】三河の一向一揆は武田の策謀か(→link)
望月千代女は取り扱いの難しい人物です。
フィクションや戦国ゲームでは、巫女とか、くノ一(女忍者)とされ、なかなか盛り上がる存在なのですが、史実面では怪しい。

熱意が低いか否かはともかく、なぜ話題に上るのかは、今まで大河に殆ど登場していないからではないでしょうか。武者さんがもしこの大河をほめていれば、よくぞ出して来たと書いていると思います。
まあ実際諸説ある人物で、どのように描くかはその作品次第となります。史実面では怪しいなどとありますが、武者さんが好きな大河にもそういう人物はいるわけで、嫌いな大河のみにそれを強調するのはどうかと思いますね。

しかし本作では、今後
「彼女の正体は千代女ですよ、びっくりした?」
と、やらかしそうで……。
知名度が高いだけに厄介で、そのまま史実として広まってしまう可能性も否めないでしょう。

ネタバレですが、第9回で武田の間諜として描かれていますね。本證寺をこっそり去って甲斐に戻っています。

架空の人物とわかる『麒麟がくる』の駒や、『鎌倉殿の13人』の刺客師弟は良心的でしたが、「千代」は「望月千代女」に名前を寄せている可能性がある。
それをこうして記事にしていくことで、ウーズル効果が発生していく。

また例によって、好きな大河は「良心的」、嫌いな大河は「ウーズル効果が発生する」。
それを言うなら、駒も、それから「刺客師弟」(善児とトウ)も、実在の人物だと思っていた人はいたのですが…。別に望月千代女がこういう描かれ方をしても構わないと思います。嫌いな大河だから、殊更に問題視したがるのでしょうね。
それにしても武者さん、実衣の時もそうでしたが、鎌倉殿の登場人物の名前をなぜか書きませんね。まさか、忘れているわけではありませんよね?

大河ドラマが、歴史知識を磨くどころか、荒唐無稽なことばかりを植え付けることになったら、それこそ酷い話ではないでしょうか。
「フィクションだからOK」という言葉は本当に危険です。
作中の家康も、ドラマの作り手も、ウケ狙いばかり考える無責任さについては一考していただきたい、と願うばかりです。

それを言うなら駒も荒唐無稽だと思いますよ。自分が好きな大河関連ではほっかむりですか?
「『フィクションだからOK』という言葉は本当に危険です」と書くのであれば、まず自分が好きな大河のオリキャラにも目を向けてみるべきでしょう。それをしないのが武者さんではありますが。

尚私は、松潤家康の描き方は無論改変されているとは思いますが、ウケ狙いばかりとは考えていません。


飲み物-デキャンタのウイスキー
[ 2023/03/06 01:15 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

今後の『武将ジャパン』関連コラムの投稿について

2回にわたって『武将ジャパン』の大河コラムを見て来ましたが、やはり
「毎回見るのはしんどい」
そう思われます。
理由としては、

特に今年はあらすじがきちんと書かれていない
毎年のことですが自身の好き嫌い基準で、他作品のPRばかりしたがる
ドラマの内容を把握していないと思われる記述がある
さらに漢籍を引っ張って来ているが、解釈が必ずしも正しいとは言えない
ファンダムに批判的である

あらすじに関しては、どこか茶化したような書き方であるのが今年の特徴と言えます。で、例年のようにあらすじに自分の感想(これも相当偏っていると思われます)を交えるという記述ではないため、最初から叩きまくり、不満もしくは非難のオンパレード化している感もあります。

その一方で他作品、たとえば過去の好きな大河とかNHKで放送されている他のドラマ、華流時代劇などは賞賛しているのですから、これらの作品のPRに対して報酬を受け取っているのではないか、そう邪推したくもなります。あるいは、今年の大河を叩くこともまた、報酬の対象なのでしょうか。武者さん(小檜山青氏)が好きな『ちむどんどん』に出ていた大森南朋さん、山田裕貴さんも出演しているのですが。

そしてドラマの内容に関する記述。これもおかしな点があります。ただしこのコラムの場合、好きな大河であればきちんと把握していると言うわけでもなさそうです。昨年の『鎌倉殿の13人』は1年間追いかけましたが、その中でも本編をきちんと観ていないと思われる点、特に人名の間違いやセリフの見落としなどは結構ありました。

一方嫌いな『どうする家康』、つい先日指摘していますが、信長が火縄銃なのに再装填をしていないとも書かれていました。無論これは家来たちが数丁の銃を準備し、撃ち終わった時点で次々に装填していたためです。あまりひどいと、あるいは一杯やりながら書いているのか、または寝落ちしそうになりながら書いているのかとさえ思いたくなります。

漢籍の問題。以前このブログのコメント欄でも指摘されていました。解釈が間違っていると思われる、あるいは意味の捉え方がかなり大雑把であるという点もいくつか見受けられました。加えて、昨年の大河で大庭景親が、「蟷螂の斧」をもじったセリフを口にしていたのに、その点に触れないなど、ちょっと腑に落ちないことも多いです。

ファンダムに批判的な点ですが、これはどうしようもないのではないでしょうか。自分の意見は変えられても、ひとの意見を変えることはできないし、ならば見ないようにするしかないと思います。ツイッターにはブロックせずとも、ミュート機能もあれば、このツイに興味がないを選択することも可能です。

何よりネット上に数多いるファンが、すべて武者さんの意見と同じわけではないし、寧ろ違う方が多いのではないでしょうか。なのにこういうのをあげつらって、「危険な兆候」呼ばわりしたがるのですね。

あと比較対象がおかしいのもこのコラムの特徴です。ここまで違う同士を、なぜ比較するのか不可解にすら思えることもあります。先日、於大の方と大江広元を比較したのには、ちょっとわが目を疑いました。

1月に2回見ており、また時々見ると書いている以上、大体月に1回から2回のペースに留めようと思っています。投稿する際には、今まで通し番号をつけていましたが、1つのコラム関連の投稿が多いので、当該コラムで扱われている放送回に、枝番号をつけるような形にしたいと考えています。


飲み物-ブランデー2
[ 2023/02/01 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』に関しての武将ジャパンの記事について その3

『武将ジャパン』大河コラム関連、今回は3ページ目です。


『どうする家康』感想あらすじレビュー第2回「兎と狼」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/ieyasu/2023/01/16/172912

唐突にネット広告の話。

ネット広告は、ユーザーの履歴行動から選び、画面に表示されます。
ゆえに今年であれば『どうする家康』のVOD宣伝が大きく出てくるはずですが、U-NEXTあたりは未だに『鎌倉殿の13人』が前面に押し出されてきた印象があります。
私の検索履歴からすれば、どうしたって今年は家康の方が多いのに、なぜか鎌倉がプッシュされる。
歴史雑誌でもまだ鎌倉時代関連の記事が出ていますし、流行り廃りの激しいネットメディアですらこんな調子です。

あくまでも私の経験ですが、特定のサイトに繰り返しアクセスしていると、それに関連する広告、または検索結果が出てくることがあるようです。武者さんはまだ『鎌倉殿の13人』関連サイトに何度もアクセスしているのではないでしょうか。
そして
「歴史雑誌でもまだ鎌倉時代関連の記事が出ていますし、流行り廃りの激しいネットメディアですらこんな調子です」
歴史関連メディアでは、メイン記事は家康または戦国ではないのでしょうか。記事として鎌倉時代のもあるにはあるでしょうが。

東京オリンピックが目前であっても、2020年には2019年大河ドラマ『いだてん』の話題は出ませんでした。

まず『いだてん』の視聴率があまりにも低かったこと、そして新型コロナウイルス関連報道が中心になったことが挙げられると思います。無論オリ・パラも1年延長されましたし。

そして『まんぷく』関連。

2018年下半期朝の連続テレビ小説は『まんぷく』でした。
日清食品が世界に誇るカップヌードルの開発秘話がベースになったドラマですが、この放映時、おかしなことが起きています。
そもそもチキンラーメンという食べ物は、主人公の夫が一から開発したものではなく、台湾の伝統食品を日本向けにパッケージ化して売る商品の特許を買い取っただけでした。
しかしドラマでは日清食品の言い分をそのままに主人公夫妻が開発したとして流したのです。
それを告発する記事がネットニュースだけでなく、週刊誌にも掲載されましたが、NHKの関連番組では訂正せずそのまま流していたのです。
ドラマの創作にあわせて史実を捻じ曲げることがあってよいものでしょうか。

私はチキンラーメンは、安藤百福氏が自分で開発した物だと思っていましたが、一説によれば台湾の麺を、日本人の口に合うようにしたとも言われています。ただドラマでは、萬平が自分で開発したという設定になっています。
もし「NHKの関連番組では訂正せずそのまま流していた」のであれば、どのような関連番組であるか、どのような形で流されていたかを具体的に書いてほしいものです。これに限らず、武者さんの主張は裏付けが取れないものも結構ありますので。

あと
「日清食品が世界に誇るカップヌードルの開発秘話がベースになったドラマですが、この放映時、おかしなことが起きています。
そもそもチキンラーメンという食べ物は、主人公の夫が一から開発したものではなく、台湾の伝統食品を日本向けにパッケージ化して売る商品の特許を買い取っただけでした」
これ、商品はチキンラーメンかカップヌードル、どちらかに統一した方がいいのではないでしょうか。順番としてはチキンラーメンを開発し、それからカップヌードルとなっています。
このまんぷくヌードル、『ちむどんどん』の良子の家にもありましたね。

前回放送で、心が痛かったのがイッセー尾形さんでした。
老将の鳥居忠吉を演じていて、歯が抜けているため、何を言っているかわからない。
別にそれだけなら問題ありませんが、笑い者にされてしまうような様子がイジメのようで辛かったものです。
忠義の武将に対してあまりに失礼ではないでしょうか?
そう感じていたら、作り手は真逆のようで“ネット爆笑”を取れたことを誇るような記事があり、さらに心痛を感じてしまいました。

あの忠吉の演技ですが、何を言っているのか他人には聞き取りにくく(『わからない』のではありません)、そのため身内が通訳することもあると言うわけですが、これは「笑い者」とは別であると思いますが。実際忠吉はよくわからない時と、比較的ちゃんと喋っている時があるのは、あらすじと感想でも書いています。第1回のあらすじと感想3では
「虚説ではない、太守様は桶狭間にてご休息の折、待ち伏せしていた織田軍に襲われ、奮闘空しくお討ち死になされた」とちゃんと喋っていますし、あるいはこの時こそ、彼ら三河衆が待ちわびた日であったからではないかとも書いています。

それを言うのであれば、『真田丸』で信繁改め幸村はこのような格好をして口調も忠吉そっくりで、大坂城で好奇の視線を浴びていたわけですが。武者さんが『真田丸』に批判的であれば、実際にここまで老いてもいないのに、周囲を欺くため、このような格好をしてけしからんなどと言うのでしょうか。

真田丸変装


確かに「やい、じじい!」と若武者が老将に食って掛かるシーンは『鎌倉殿の13人』でもあり、三浦義村が高齢になったときにやり返されたのは小気味よいと思いましたが、本作の場合は違いますよね。
華流時代劇では、年長者への無礼な言動は、儒教の敬老精神に照らしあわせて最悪の愚行であるため、そんなシーンは出てきません。
仮にそんな場面があるとすれば、人格低劣な小悪党を描くときになります。

義村が若い頃年長の武者をじいさん呼ばわりし、いつの間にか自分がじじいと呼ばれている、因果応報だと武者さんは書きたいのかもしれませんが、この場合、比較するべきは三浦義村ではありませんね。義村をじじいと呼んだ北条朝時の方だろうと思います。
そして例によって
「華流時代劇では~」
日本は儒教国家ではありません。しかも儒教道徳が広まるのは江戸時代に入ってからで、この当時そういう発想がどのくらい行き渡っていたかどうか疑問です。

それが『どうする家康』では、何度も実験をしてまでも表現したい、ウケ狙いの小道具にされている。
これを軽薄と言わずして何というのか。
突如、思いついたように『論語』を唱えられても、作品としてどうにもチグハグなのはそのせいでしょう。
暗記で試験は乗り切るけど、本質的には聡明でない――そんな人を見ているような、嫌なリアリティだけはあるんですけどね。

なぜ「ウケ狙い」なのでしょうね。この鳥居忠吉の関連記事のリンクがあったのでそれを見ましたが、そういう言葉は出て来ません。老家老である忠吉を、イッセー尾形さんがいわば如何にユーモラスに演じるかに比重が置かれているかとは思いますが。どこが軽薄なのでしょうか。
そして
「思いついたように『論語』を唱えられても」
とありますが、榊原小平太は論語を手にしていても、さして勉強に気乗りがしているようでもないし、唱えてもいないはずですし。このシーンでは漢籍や儒教的発想はさほどに重要なものではないのが窺い知れます。

従って
「作品としてどうにもチグハグ」
とも思えません。またなぜこのシーンが
「暗記で試験は乗り切るけど、本質的には聡明でない――そんな人を見ているような、嫌なリアリティだけはあるんですけどね」
となるのでしょうか。そもそもこの場合の嫌なリアリティなるもの、具体的にどういうことですか。例によって、また武者さんの自己満足というか、何となくわかったような書き方に終始している感じですね。

ここまで見て来て思うのですが、今年のはやらないで(あらすじもまともに書かれていないし)、別に場所を設けて、昨年の思い出に浸っていた方がいいのではないでしょうか。


飲み物-ホットウイスキー

[ 2023/01/20 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第14週「父の背中」第3話

第14週第3話(第66回)です。


主だった社員を集めて会議が行われる。合格を貰った仕様のネジを量産することになり、注文は月に100万本以上になるらしい。しかし機械フル稼働で1日にできるのは5万本であり、しかも納期は2週間後だった。もう結城もおらず。早く作り始めないと間に合わない状態だったが、古川が言うには本注文はまだだった。本注文の前に取りかかるのはリスクがあると古川。

しかし本注文を待っていて納期に遅れると、大事な取引先をなくすことになり、どちらにしてもリスクを抱えることになる。古川は浩太の決断を仰ぐ。しばしの沈黙の後、浩太は作り始める方を選択した。ネジの量産に伴い、舞の仕事も増えた。そんな舞にめぐみは、スピーディに見分けるこつを教える。

めぐみはかつてはネジの梱包までを1人でやり、工場で寝てしまって、浩太が心配で見に来てくれたことを話す。その時浩太はめぐみに、いつか工場を大きくして人も増やすと言ったのである。大きい工場なんて夢みたいな話やと思うたけど、お父ちゃん、かなえてんとめぐみ。夜。浩太は歩みノートをつけ、めぐみはPCの作業を続けていた。互いに互いをいたわる2人。浩太はいつまで経っても楽にしたられへんなと言い、楽やないけど楽しいでとめぐみは答える。

しかし発注した栗東工業の住田から電話がかかり、設計が変わったため、この注文はなしでと言われ、浩太は藤沢を連れて栗東工業へ向かう。浩太は既に量産していること、あれだけ在庫を抱えたらもう終わりだと嘆願するが、住田はどうしようもないの一点張りだった。工場に1人でいた浩太に舞が大丈夫かと尋ねる。浩太は今はちょっと大丈夫やない、今までで一番しんどいと言いつつこうも言う。
「けどな、ここなくすわけにはいけへん」

自分の父の代から、岩倉で働いていた人々全員で作り上げた工場だった。今まで何億という数のネジ作って来たんやろなあ、どんなネジ作ったかも全部記録してあんねんでと浩太は舞に言い、笠巻などは難しいネジを頼まれた時に、27年前のあのネジがヒントになると記録を捜しに行くらしい。凄いなと舞。しかしレシピがあっても、材料や道具や料理人がいないと料理はでけへん、今ここには全部そろてると浩太。

浩太はさらに、工場が潰れたらそれが全部散り散りになる、二度と作られへんネジかて出て来る、ここには従業員と力を合わせて進んで来た思い出も、これからの夢も全部詰まっているとも言う。そんな浩太に、自分も手伝いたいと言う舞。十分手伝うて貰うてると浩太は言うが、舞はめぐみのように工場を支えたかった。しかし浩太は、舞が自分の夢に向かって頑張っているのが嬉しいと言い、悠人もいつかホンマの自分の夢見つけてくれると信じているとも言う。

舞はパイロット目指して頑張ったらええねと、舞の頭を撫でる浩太。そして深夜。舞は寝られないと階下に降りてくる。めぐみは工場の浩太に電話をするが誰も出ず、ちょっと見てくるわと席を立った。工場の中は電気がついており、事務所に入った2人は浩太が倒れているのを見つける。

浩太の手術が終わった。バイパスの手術をしたものの、心臓の動きが戻ってこず、大きな発作でお助けできなかったという執刀医の言葉を、めぐみはにわかに信じることができず、嘘や、なあと言いながら涙を流し、その場に座り込む。めぐみを支える舞。その2人を久留美が見ていた。


納期に間に合うようにと量産を決断した浩太でしたが、その決断が裏目に出てしまいます。これが軌道に乗っていれば、工場の建て直しも夢ではなかったのでしょう。舞は浩太にもっと手伝いたい、母めぐみのように工場を支えたいと言いますが、浩太は、舞はパイロットになることを目指せと言ってくれます。

これだけ在庫を抱えていても、やはり工場を潰すわけには行かないと言いつつ、今までで一番しんどいと、娘の前では弱音も吐く浩太でした。恐らくしんどいのは精神面ばかりではなく、肉体的にもかなり無理が行っていたのでしょう。手術の後の言葉から察するに、胃ではなくかなり心臓にダメージがあったと思われます。夫、そして父をこのような形で失い、泣き崩れるめぐみと舞を久留美が見ていました。

ところで浩太がネジ作りを料理に例えていますが、あれを聞いて図らずも『ちむどんどん』を思い出しました。しかしネジ作りの職人たちの腕や仕事に打ち込む姿勢は、私としては『舞いあがれ!』の方が優っているように見えます。フォンターナの場合は店の経営危機ももちろんなく、関連する人物の描き方がやや弱い、モブ的であるという印象がありました。IWAKURAもよく登場する人物は限られますが、それぞれの個性は描かれていると思います。

飲み物-コーヒーとマドレーヌ

[ 2023/01/07 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud