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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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おんな城主直虎まとめ3 OPその他とスタッフの思惑

まとめその3です。この大河のOPは「戦う花」をイメージしたということで、花や植物のCGが使われていました。井伊家の没落と再興を表現したと思われます。ただ女性だから花というのもステレオタイプですし、真ん中あたりの椿と矢が飛び交うシーンは、ちょっとどうかと思いました。それとOPテーマも、かなり凝った印象はありましたが、その反面、『風林火山』や『真田丸』のような力強さや素朴さはなく、すぐに覚えられるメロディーでもありませんでした。女性が主人公の大河で、テーマも含めたOPが一番工夫されていたのは、やはり『花燃ゆ』でしょう。あの点は評価できます。

それから衣装やセット関連です。直虎のおかっぱとパッチワーク打掛、出家のまま後見人となったにしては、どこかそぐわないものがありました。尼頭巾と法衣姿でよかったと思います。それと今川家のメタリック裃と胴着、今川家の家臣をわかりやすくする目的だったのでしょうが、殊更にメタリックにする必要はなかったかもしれません。これも「竜宮小僧」同様、後になるにつれて影が薄くなって行きました。それとおとわが打掛を持ち運んで出先で羽織るシーン、あれもおかしいし、井伊直盛のような国衆クラスなら、甲冑の下に鎧直垂を着ていてもよかったかと思います。

セットに関していえば、長篠の戦いが一応ロケをやっていたのに、伊賀越えがセットだったのもどうかと思います。尤もこの大河の場合、明智に追われていないわけですから、伊賀越えそのものに必然性がなかったともいえますが。それと竜宮小僧の井戸も、もう少しそれらしさを出してほしかったものです。あれでは単なる待ち合わせ場所です。それから猫と鶏が多く登場していましたが、これは『平清盛』を連想させました。あの大河の猫の多さは前代未聞でした。今回はそれより少ないにせよ、恐らくは人間よりも、猫の方がインパクトが大きかったかもしれません。

全体として戦シーンがないこともあり、最初の方をのぞけばこじんまりした、別の見方をすれば、終始狭い世界の中で展開した大河でした。井伊谷以外では、せいぜい気賀が出て来た程度でしょう。無名の女性であるため、そうならざるをえないのでしょうが、やはりこういう人物を主人公にしたことには不満があります。しかもベルばらだのスカーレット・オハラだの、殆ど、岡本Pの個人的趣味と思われる発想をベースにした制作方針だったようですが、そういうのを大河でやるべきではありませんでした。またその割にはせせこましくて、辛気くさく感じられました。

それから森下佳子さんの脚本も、キャラ設定がかなりぶれた印象がありました。やはり史料の殆どない人物はあれこれ手を入れられる分、ぶれやすいと思われます。それと森下さんのコメントで、史実から解放する云々もさることながら、オノマトペ、つまり擬声語の使用が多いなと思います。パーッと終わるとかガチャンとか。無論場合によっては、こういう表現が功を奏することもあるのですが、特に必要もないのにやたらに入れまくるというのは、文章を書く職業の人としては、何か無神経だなと思います。

ちなみに『西郷どん』のガイドブックを読んでみましたが、流石に今回は、このようなコメントはありませんでした。来年もどうなるかはわかりませんが、まず観ないことには何ともいえませんし、私は中園さん脚本の作品を殆ど観ておらず、具体的なイメージが掴みにくいせいもあります。恐らく『翔ぶが如く』よりもややソフトで、奔放な雰囲気の作品になるのではないでしょうか。ただ来年の方がベテランの俳優さんが多く、その点では今回よりももう少し締まるかと思います。というか、締まってほしいです。

しかし大河は原作付きの方がやはりいいでしょう。ここ20年ほどでオリジナルが主流になりましたが、脚本家のカラーが強く出やすいこと、また主人公によっては、ありえない創作中心になりがちなことから、原作をもう一度見直す時期に来ているのかもしれません。今『炎立つ』を観ていますが、この作品の第三部は原作の出版が間に合わず、中島丈博氏のオリジナル脚本になっています。案の定、それ以前とではやはり差がありますし、全体としては男性の物語ですが、ちょっとスイーツ的な描写もあります。

今回の『おんな城主 直虎』は、『花燃ゆ』よりもあくが強い部分もあり、その部分をどう解釈するかで評価が分かれるように思います。ただ私としては、生首だの処刑だのが如何にもアリバイ的で、このドラマの基本的な部分、つまり「おとわと男たち」の部分と馴染みにくいなと思いました。また本来は感動するべきなのでしょうが、どこかベタで、観ている方が気恥ずかしくなるようなシーンもありました。要は訴求対象が非常に限られており、そのコミュニティの中では受けたけれど、それ以外はそうでもなかった、そういう大河であったともいえます。

飲み物-キャンドルとワイングラス
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[ 2017/12/27 23:30 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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