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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2019年05月

ベッポと石膏像破壊事件

先日のカバ顔のバーニコットとおたまじゃくし絵画コンクールで、石膏像破壊事件にもちょっと触れています。元々は「最初の冒険」は『緋色の研究』をベースにしていますが、もう1つ『六つのナポレオン』も原作となっています。美術の授業で多くの生徒が作らされたカバの石膏像が、次々と壊される事件が起こり、バーニコットもその件で憤っていました。そして転校して来て、ホームズと同じ部屋に入ることになったワトソンは、ある夜誰かが石膏像を、しかもわざわざ明るい場所で壊しているのを目撃します。壊していたのはやはりベイカー寮のベッポで、221Bにモリアーティ教頭を連れて来て、ワトソンが壊していたと濡れ衣を着せようとします。しかしベッポが、ワトソンが有刺鉄線を飛び越えて逃げたというのを聞いたホームズは、左脚にケガをしている(それでラグビーの第一線を退いた)ワトソンが、そんなことはできないと反論します。ついやってもいない罪を認めようとしたワトソンに、教頭先生はやっていないのならそう言うようにと注意して去って行きます。

Beppo.png
石膏像破壊犯人のベッポ
(シャーロックホームズ公式サイトより)

この石膏像は、ジェファーソン・ホープのシーンでも登場します。もちろんこのホープが出て来るシーンでは、『六つのナポレオン』ではなく『緋色の研究』が原作になっています。ホープは手先が器用で、非常に巧みにカバの石膏像を作っていました。しかし退学が決まったホープに対し、ワトソンがこれだけうまければ彫刻家になれるよと励ますのですが、ホームズはその石膏像を壊してしまいます。ワトソンは怒りますが、ホープは特に気にも留めていないようです。もちろんホームズの真意は別のところにありました。以前221Bに依頼に来た女子生徒が、指輪を無くしたと言っていたのです。ホームズは自分は捜し物はしないと言いますが、この石膏像が次々と破壊されるのには、指輪の件と関係があるのではと踏んだわけです。最終的に、ホームズが作ったカバの石膏像、ワトソンの言葉を借りれば、カバでなくてまるでピーナツといった感じの石膏像の中にその指輪はありました。ベッポがこっそりその指輪を、乾きかけの石膏像の中に隠していたのです。しかしホームズ位ヘタ(失礼)に作っていれば、どれに隠したかすぐわかったのではないかと思うのですが…。このベッポはその後、ミルヴァートン先生関連エピにも登場します。

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[ 2019/05/31 00:15 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

刑事コロンボのテーマ/The Theme of "Columbo"

今『刑事コロンボ』関連で、時々投稿しているせいもあって、今回はこの曲です。作曲はヘンリー・マンシーニ、独特の雰囲気があります。



The theme of "Columbo" composed by Henry Mancini. I write about the TV series in some of my recent posts in Japanese. The series was a big hit in Japan also.

[ 2019/05/30 23:45 ] その他/others | TB(-) | CM(0)

2019スーパーラグビー第15節結果と日本代表関連ニュース

前節(第15節)の結果です。
赤文字勝利チーム)

チーフス 19-13 レッズ
ブランビーズ 22-10 ブルズ
サンウルブズ 7-52 レベルズ
クルセイダーズ 19-11 ブルーズ
ワラターズ 15-23 ジャガーズ
ストーマーズ 34-22 ハイランダーズ
シャークス 27-17 ライオンズ

というわけで、なかなかトンネルの出口が見えないサンウルブズです。この日はというかこの日もというか、反則から相手ペースに持ち込まれます。その後は相手の反則→シンビンもあって、有利に進むかと思われたのですがトライに結び付けられず。その後もディフェンスのまずさから得点され、これで0-19となりました。相手にプレッシャーをかけられた上に、好きに動かれてはなかなか得点しようにもできず、結局前半は1ペナルティも取れないままで、サンウルブズは後半を迎えます。

その後は得点ならずもマフィの突進、さらにウォーレンボスアヤコが今度はトライを挙げるかと思いきや、こちらも反則とみなされて得点できず。何やら惜しいシーンが多い中、レベルズは快進撃を続け、後半23分になってやっとサンウルブズの反撃となります。このトライはCTBジェイソン・エメリーのもので、この試合唯一のトライとなりました。しかし相手を崩すことはできないまま、終わってみれば52失点の完敗。次は今シーズン最後のホームゲーム、ブランビーズ戦です。

サンウルブズ、夏日の秩父宮で完敗。スーパーラグビー
https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310216752/

それからこちらは日本代表のスケジュールです。いずれもJSPORTS公式サイトより。

ワールドカップへのカウントダウン、ラグビー日本代表スケジュール発表

もうひとつ、先週触れた2022年からの国際大会「ネーションズ選手権」ですが、2チーム除外案は却下され、ティア1の代表チームに加えて、日本とフィジーが参加することが確認されました。実はメールか手紙を送ろうとしていたのですが、取りあえずその必要はなかったようです。この記事を読む限り、入れ替え制に関しては意見が分かれているようですが

トンガ
サモア
ジョージア
カナダ
アメリカ
ウルグアイ

などにもチャンスを与えてしかるべきかとは思われます。

日本含む12チーム案を確認 ラグビーの新設国際大会
(産経ニュース)

[ 2019/05/29 23:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

古畑、ガリレオそして相棒その2(舞台とTVドラマの違い)

先日古畑、ガリレオそして相棒で、『古畑任三郎』を最近また観ていると書いています。その時に『刑事コロンボ』の影響を受けているとも、やはり映画でなくTVで観るものと書いてもいます。その一方で三谷幸喜氏の作品らしく、このドラマには舞台的なものも感じ取れます。たとえばアバン、あるいはドラマがクライマックスに向かう後半部分で、古畑が視聴者に語りかけるところなどは、多分に舞台的です。その他の2作品、『ガリレオ』や『相棒』ではこのようなシーンは、私が知る限りまず登場しません。やはりドラマというのは基本的に、ドラマの中の人物とのやり取りだけで完結するものだからでしょう。

それとキャラ設定ですが、主人公や準主役の存在感が大きく感じられるところにも、やはり舞台的なものも感じられます。TVドラマでは、主人公や重要人物に尺が割かれるのは当然のことなのですが、特に『古畑任三郎』は、主人公のキャラ設定がかなり目立つ印象になっています。コロンボを意識したというのも一因かもしれません。『ガリレオ』の湯川学や、『相棒』の杉下右京なども独自性の強いキャラですが、古畑とはまた受ける印象が異なっています。そもそも舞台そのものが「生」であり、劇場で上演する分、演技を際立たせる意味合いが強いということもあるかと思います。こちらは気づいたことあれこれ 7で、『いだてん』の宮藤官九郎氏の脚本関連でもちょっと触れています。

『古畑任三郎』は映画化はされていませんが、以上のような理由から、むしろ映画より舞台の方が親和性が高いのではないかと思います。私もそこまで舞台を熱心に観ているわけではありませんが、過去に観た経験からすれば、そのように考えたくもなります。ところでこの『古畑任三郎』第3シーズンに「灰色の村」(古畑、風邪を引く)というエピソードがあります。こちらはそこまで舞台的ではなく、ある意味横溝正史的世界です。一方で『相棒』にも「右京、風邪を引く」というエピソードがあります。これは時系列とは関係なしに話が進んで行くのですが、その一方で、時系列に沿ったバージョンもDVDに収録されているという、なかなか興味深い構成のエピソードになっています。「生」でないからこそできることであり、こういう意味でのお遊びは、舞台的要素とはまた違った、TVドラマならではの利点を活かした作りといえるかもしれません。

飲み物-ミルクティ2
[ 2019/05/29 00:15 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

カバ顔のバーニコットとおたまじゃくし絵画コンクール

バーニコットというのは、元々正典『六つのナポレオン』に登場する医師ですが、パペットホームズでは、クーパー寮の生徒という設定になっています。顔の下半分が大きく、鼻の穴の間隔が広いことからカバに似ており、作品中でも「カバ顔の」と形容されることがあります。しかし本人は「僕はカバに似ているけどカバじゃない」と言っています。このバーニコットが最初に登場するのは「最初の冒険」の、美術の授業で作ったカバの石膏像を壊されたシーンです。前出『六つのナポレオン』のバーニコット医師も、所有していたナポレオンの石膏像を盗まれたうえに、粉々に壊されてしまっています。この石膏像破壊事件には、転校したばかりのワトソンもあわや巻き込まれそうになりますが、最終的にベッポが犯人であることがわかります。このバーニコットは絵がうまく、そのため美術関連のエピソードでは、依頼人となって登場しています。それが「百匹のおたまじゃくしの冒険」(原作・海軍条約文書事件)です。ビートン校では創立者のパーシー・フェルプス卿が、子供の頃おたまじゃくしという渾名であったことにちなみ、おたまじゃくしを題材にした絵画コンクールが毎年行われていました。

Nurse office
保健室にやって来たホームズ(左から2番目)とその後ろのワトソン、一番左がバーニコット
(シャーロックホームズ公式サイトより)

バーニコットはクーパー寮代表として参加することになります。その他の代表は、アーチャー寮はワトソンが転校して来た時に、寮の案内をしたスタンフォード、ベイカー寮はダンカン・ロス、そしてディーラー寮はウィルスン・ケンプでした。尚ダンカン・ロスの「赤毛クラブ」で、ロスが別のエピソードに登場すると書いていますが、それはこの「百匹のおたまじゃくしの冒険」です。バーニコットは百匹のおたまじゃくしを、抽象絵画風にキャンバスに描き込み、途中で息抜きをしようと外へ出た隙に、何者かに絵を盗まれます。ショックで気絶したバーニコットは保健室で気が付き、ホームズに事の一部始終を話します。ホームズはケンプもまだ絵を提出していないこと、保健室は夜間も施錠されていないことから、ケンプが犯人で、しかも保健室に絵を隠した可能性が高いと睨んで、アドラー先生の許可を得て張り込みます。そしてケンプから絵を奪い返すものの、実はその絵は偽作で、本物は、バーニコットと同じ時間帯に仮病で保健室にいたマイクロフトがすり替えていました。こうしてケンプは他人の絵を自分の物にし、署名をして提出します。しかし当のバーニコットは、もしこの絵が優勝したら、それは絵を描いた自分が評価されたのだから構わないと、かなり達観したことを言います。

しかし優勝したのはバーニコットの絵ではなく、ダンカン・ロスの「赤いおたまじゃくし」でした。この時ロスは赤のカツラをつけています。また優勝メダルは、おたまじゃくしがモチーフになっています。

[ 2019/05/28 23:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

大相撲夏場所

久々に相撲です。夏場所の千秋楽では、三役経験のない朝乃山関が優勝したことで注目されました。この優勝で、高砂部屋からは元横綱朝青龍関以来、久々に優勝力士が出たことになります。令和最初の優勝力士であり、初めてアメリカ大統領杯を手にした、しかも当の大統領から直々に受け取った力士でもあります。無論、このトランプ大統領の観戦もまた話題になりました。升席に椅子を置いての観戦となりましたが、何せ大統領の登場で、視聴率が30パーセントにまで上がったといわれているほどです。

しかし最近、平幕力士の優勝が目につくようになっています。昨年の名古屋場所で御嶽海関が優勝して以来、九州で貴景勝関、そして今年春場所では玉鷲関がそれぞれ優勝しています。その反面、大関の優勝がここのところ見られなくなっています。ところで大関といえば、先場所後に大関昇進を果たしたものの、靭帯損傷で休場(後再出場するも再び休場)した貴景勝関、今後が気になります。

[ 2019/05/28 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

Kinō Nani Tabeta? (What Did You Eat Yesterday?) 5

This is the plot of the episode 7. 

June has come. Shirō and Kenji meet Daisaku Kohinata and his partner Wataru Inoue at Shinjuku ni-chome. The two couples realise that they resemble each other in some respects. Kenji gives Wataru bath salts to celebrate their friendship. But Wataru who seems to be a natural airhead is about to have trouble with Daisaku over the gift. 

きのう何食べた?第7回新宿2丁目
Shirō (Hidetoshi Nishijima, far left) and kenji (Seiyō Uchino, second from the right) meet Daisaku Kohinata (Kōji Yamamoto) and Wataru Inoue (Hayato Isomura) at Shinjuku ni-chome

Daisaku gives his name card to Kenji and says he works at an entertainment agency and kenji learns that he manages Mami Mitsuya who was a female pop idol from it. Shirō was a great fan of Mitsuya and talks about her enthusiastically so Wataru says he is not a true gay but a bisexual man bluntly. Wataru also says that he seems to need not be conscious about being a gay but Shirō tells him that he keeps it secret from his coworkers.

Kenji is happy with the dinner with Daisaku and Wataru. But Shirō gets a cold because of the rain on the way home. On the following day, Kenji is told to return home as he finished hairdressing the customers who chose him. He is keen to nurse Shirō who is ill in bed and buys cooling sheets, medicine and some foods to cook tamagoyaki (omlet), shira-ae (a kind of salad dressed with tofu, sesame and miso), and a porridge of chicken. Shirō thinks Kenji "enjoy"s nursing him and worries that he cannot cook anything smoothly like him. 

きのう何食べた?第7回夕食
Shirō (right) is not so satisfied with the dishes Kenji cooked but they taste better than he anticipated

At last Kenji spreads the table and offers his partner the dishes. Shirō feels safe that they unexpectedly taste good. A few days later he receives ginger tea from Daisaku to cure his cold completely. Needless to say, Wataru accompanies him not to make his partner be attracted by Shirō who loves a cool man like Daisaku in reality.  Wataru also says that Shirō loves Kenji but he is not his type. Shirō fusses over his words but Kenji, who is asked his type by Wataru says that it's Ryo Saeba in "City Hunter". Then he says Shirō is real Ryo Saeba to him. 

きのう何食べた?第7回史朗と賢二
Kenji (right) says his type is Ryo Saeba in "City Hunter" and Shirō is true Saeba to him

That night Shirō bakes two banana breads using overripe bananas and a package of pancake mix whose expiration is close. One of them is a return present to Daisaku. Then they eat another one. Shirō says that he gets a hint from the bath salts of Kenji and has the idea of giving Daisaku something. Kenji feels happy that Shirō who is a straight-laces man but becomes to be a true gay like him by baking banana breads and meeting Daisaku frequently. 

However he finds a ticket of Mami Mitsuya's dinner show in the kitchen. He suspects that Shirō's real purpose of meeting Daisaku is getting the ticket and he doesn't love him but a woman in reality.

The images are from the official website of TV Tokyo.

[ 2019/05/28 00:00 ] Others | TB(-) | CM(0)

古畑、ガリレオそして相棒

最近また『古畑任三郎』をDVDで観ています。このシリーズは、『刑事コロンボ』を意識しているだけあって、OPもかなり海外ドラマ風です。今から見ると、流石にちょっと昔だなとは思いますが、有名人を、しかも本人役で登場させたり、『コロンボ』式に倒叙形式を採り入れたりしているのを見ると、その当時としては画期的なドラマであったとは思います。一方でホームズの影響も窺えますし、この時のネタは、かのパペットホームズにも使われています。第3シーズンの「追いつめられて」の一人二役のトリックは、パペホの「ダグラスさんのお屋敷の冒険」でも出て来るのみならず、『真田丸』でも使われていました。

90年代半ばからの20年間で、個人的に印象に残っている刑事ドラマといえば、『古畑任三郎』と『ガリレオ』、そして『相棒』位です。他の刑事ドラマもリアルタイム、あるいはDVDや動画で観た経験というのはありますが、自分が観る物となるとおのずと限られます。『ガリレオ』は警察官が主人公ではないので、刑事ドラマというより推理ドラマですが、第1シーズンと第2シーズンでかなりイメージが変わった感もあります。あと『古畑任三郎』は他の2作と異なり、スペシャルなどの特別編成の番組がある一方で、映画化は確かされていません。ただ『古畑任三郎』は、やはりTVで観るものというイメージは強いです。

この中で最も好きなのは『相棒』です。一番長く続いているせいもありますが、主人公が捜査一課でないというのが大きな理由です。主人公が捜査一課、あるいは刑事課の所属というのは如何にも王道の刑事ドラマなのですが、反面当たり前すぎな印象も受けます。特命係という部署で一見暇そうで、しかし過去の未解決事件を掘り起こしたり、ひょんなことから出くわした事件に関わったりというのもいいし、その反面時々存続の是非が蒸し返されたりもしますし、近年では青木年男がそれとなく監視したりしています。この当たり前すぎない設定、いくらか型破りな設定に好印象を持てるのだろうなと思いますが、だからといって殊更に奇を衒わないのがまたいい。

飲み物-パブのスタウト
[ 2019/05/27 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ミス・シャーロック第2回「ひげの幸子像の謎」

和都は221Bでシャーロックと同居を始めますが、常人とは違ったやり方に戸惑います。一方ゲイブルズ美術館の展覧会で、舞原鞠子所有の幸子像が悪戯書きの被害に遭います。この裏には額縁を巡る数名の思惑がありました。

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シャーロックとルームシェアを始めた和都は、波多野君枝に手伝ってもらい、張り切って朝食を作っていた。しかしチェロを弾いていたシャーロックは、にべもなく朝食は要らない、コーヒーだけでいいと言い、さらに221Bで生活するためのルールをプリントアウトして渡す。それには勝手に朝食を作らない、コーヒーは82度のお湯で淹れろ、片付けはするななどといったことが、何ページにもわたって書かれていた。そこへ君枝の友人、舞原鞠子がやって来る。かつて骨董品の売買に携わっていた亡き夫が、20年前の銀婚式に買ってくれた岸田実篤の「幸子像」を、美術展のため貸し出していたところ、いたずら書きをされたというのである。

そのゲイブルズ美術館で、幸子像にヒゲを描いた男は、逃げる途中トラックにはねられて意識不明だと言う。シャーロックは、その男が身分証明となる物を持たなかったことから、名作にいたずらをしたことをひけらかすのでなく、単なる実行犯であると睨む。また手に53と書かれていたが、それは幸子像の作品番号だった。鞠子は美術館警備の点で苦情を言い、同行したシャーロックと和都は、柳沢英介なる画商がその絵を買い取りたいと申し出たが、鞠子が断ったことを知る。幸子像は修復されることになり、その後シャーロックと和都は甘味処で会話をしていた。シャーロックは自分が頼んだ菓子には手も付けず、和都のあんみつを食べたがっていた。その後和都はカウンセリングで入川真理子を訪れ、生活環境が変わったことと、それによるストレスについて話す。

その後柳沢が飛び降り自殺をしたことがわかった。礼紋と篠田は柳沢の画廊を訪れるが、そこへシャーロックも現れる。目撃者によればその時不審者はおらず、また柳沢のデスクには睡眠導入剤があった。シャーロックは、犯人が柳沢のオフィスを密室のように装い、それを飲ませて殺した、つまり他殺と断定する。犯人は睡眠導入剤を飲ませた後、屋上の縁に寝かせて、柳沢が目を覚ました時点で落ちるようにしていたのである。そのため柳沢の遺体の背中には白の塗料が付着し、しかも屋上には、犯人が落としたものと思しき破片が落ちていた。さらに柳沢のデスクには、ストラディヴァリウスの本もあった。礼紋はこれから人間ドックに行くといい、シャーロックの要求を篠田にまかせる。

篠田はシャーロックに頼まれ、美術館付近でピアスを探す。実行犯の男の耳にはピアスの跡があった。やっと見つかったピアスはカスタムオーダーで、その男は美術関係の運搬のフリーター、来島であることがわかる。一方で柳沢が絵を買おうとしたのは、貴倉リゾートの社長森岡から依頼を受けたためだった。この会社は強引な開発をするので有名だった。犯行当時は創立記念パーティーに出ていたと言うその社長は美術品収集家でもあり、オフィスの踊り子の絵を見せる。和都は221Bで、あの幸子像は岸田実篤の最期の作品であり、それが如何にもロマンチックだと感じるが、シャーロックは愛人がいた罪滅ぼしとか他にも理由がある、あなたは本当に単純だと言い、和都の服装やメーク、メールチェックの習慣などから男っ気がないことを決めつける。

ミス・シャーロック第2回シャーロックと和都
歩きながら自分の推理を和都(貫地谷しほり、左)に話して聞かせるシャーロック(竹内結子)
(hulu公式サイトより)

シャーロックが屋上で見つけた破片は、植物樹脂のマニラコーパルであることがわかる。それは幸子像を修復している、桑原のアトリエにもあった。桑原は絵を売るため、好きでもない絵を描いており、個展の予定が立ち消えになったことを2人に話す。また犯行時はコンビニに行ったので、アリバイがあることを話した。シャーロックと和都は、221Bでピザやら中華、寿司を並べて食べながら、木島と桑畑と柳沢が、裏でつながっていると語り合う。そして、柳沢が殺された背景にはストラディヴァリウスの存在があったことも浮かび上がる。その時ゲイの大柄な男が現れた。この男は、贋作犯人探しでシャーロックと知り合った、ミッキーと呼ばれる鑑定家だった。贋作家の本職は修復家というミッキーの言葉に、和都の脳裏にあることが閃く。

翌日桑畑のアトリエを訪れた和都は、その幸子像は贋作だと言い、ミッキーに鑑定を頼む。しかしそれは本物だった。桑畑は腹を立てながら絵を梱包するが、シャーロックは別な視点から、この事件の本筋が何であるかを理解する。そして2人は鞠子を訪れ、売買記録を調べる。片や桑畑は梱包した幸子像を貴倉リゾートに持参し、自分のバックアップをしてもらうように念を押す。桑畑はかつて、柳沢から約束を反故にされた経験があった。しかしそこへシャーロックと和都が現れた。実は桑畑が持参したのは絵ではなく、額縁の方だったのである。その額縁はアントニオ・ストラディヴァリが作ったもので、貴倉リゾート所有の、バイオリンに合わせて踊る踊り子の絵につけられていた。しかし、歳月を経るうちに絵と額縁は離れ離れになって行った。

貴倉社長は幸子像にその額縁がつけられていたことを知り、幸子像にひげを描く役割を木島に命じて、本来は柳沢が桑畑に個展を開かせるのと引き換えに、額縁のみを踊り子像を保有する貴倉リゾートに戻す予定だった。要するに額縁のすり替え工作だったのだが、シャーロックは桑畑に、貴倉に頼んでも支援なんかしてくれないと言い、さらにこうも言う。
「売れる画家を夢見るのはいいけど、もう少し人を見る目を磨いた方がいいんじゃない」
貴倉と桑畑は警察に連行され、最終的に絵も額縁も鞠子の許に戻った。シャーロックは部屋で一人、チェロで『バッハ無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード』を演奏していると、君枝がやって来て、鞠子は絵の価値を共有するために再びそれを貸し出したと話す。今度は鞠子自身が自分が幸子像の監視員となった。そして和都はカウンセリングで、真理子にこの事件のことを話す。

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ゲイブルズ美術館という美術館名、そして依頼人が「舞原鞠子」でしかも裕福な未亡人という点などから、『三破風館』の影響が感じられます。2作目ということもあり、シャーロック・ホームズの聖典中に登場する
あなたは見るだけで観察してない
ある問題からありえないことを排除して行けば、残った物が真実
が、この中で登場します。
その他にも、自分と同居するためのルールとして、あれこれ細かい要求を押し付けて来るーしかも、和都が頑張って作った朝食まで無視するーシャーロックに、流石に和都もストレスが溜まってはいたようです。さらに岸田実篤(岸田劉生+武者小路実篤?)に関しても、とかくロマンチックな感情に浸りがちな和都に対して、ずけずけとこう言います。
「そういう感情的な物は冷静な理性の邪魔をする」
しかしストラディヴァリといえば、正典でもホームズがここのバイオリンを弾く場面があります。シャーロックのチェロもそれを踏まえてのことでしょう。

ところでこのエピソード、ちょっと『相棒』シーズン15の「ブルーピカソ」を連想させます。こちらの方はといえば、オークション会場である画家が自作を駄作呼ばわりし、オークションを拒否します。しかしその本人が転落死し、警視庁が捜査に乗り出しますが、この画家と、オークション会社の社長との間に確執があったことが判明します。さらに今度はピカソの「青の時代」の作品とされる絵画が、かつて贋作とすり替えられていたものだとわかります。これに関しては本物の可能性が高いと、オークション会社の社員は主張するのですが…。これも録画していたと思いますので、もう一度確認のために観てみようと思っています。

飲み物-ワインとワイングラス
[ 2019/05/27 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 11

とある方のツイートに、岡田准一さん主演の『白い巨塔』の視聴率が振るわないのは、ミスキャストのせいだと書いた記事を目にしました。その方は悪いのはプロデューサーと企画を通した担当者、そして監督(演出)と脚本だと言っていて、これはまさに同感です。それで思い出したのが、『いだてん』の視聴率関連で、放送総局長やドラマ番組部長が記者会見で答えていた件です。無論総局長やドラマ番組部長にも責任がないとは言いませんが、私の知る限り、制作総括やディレクター、そして宮藤官九郎氏がこういうことに答えたというのを、未だ見たことがありません。本来は制作統括も釈明するべきでしょう。

それから『きのう何食べた?』第7回で、史朗が小日向大策から、ディナーショーのチケットを取ってもらうシーンがあります。賢二がたまたま近くに置いてあったそれを見つけてしまうのですが、史朗がファンだった三谷(みつや)まみ、元アイドルのショーという設定です。史朗が若い頃だから、少なくとも20年以上前のアイドルと考えられます。しかもこの三谷まみは、大河ドラマ出演経験もあるということになっていて、それを史朗が観ています。これ、原作をすべて読んではいないので何とも言えないのですが、少なくとも元アイドルで大河出演経験があって、しかもディナーショーを開くほどの人物をモデルにしているといえそうです。

しかしながらこのドラマ自体も、大河主役or準主役級の俳優さんが何人も出ています。特に賢二と小日向大策のそれぞれの中の人は、『真田丸』の石田三成と徳川家康です。また史朗を演じている西島さんも大河経験者です。それと富永さん、史朗がよくおすそ分けをしてもらう富永佳代子の旦那さんですが、この人物を演じている矢柴俊博さんも、『真田丸』で細川忠興を演じていました。こちらでは奥さんが、野菜果物を無駄にしないよう安く買って分けましょうという役どころなのに、あちらの方では、石田三成が持参した干し柿を無下にしていましたね。しかもこの「忠興」と「三成」、テニス仲間でもあります。

飲み物-パブのビール
[ 2019/05/26 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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