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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2018年01月

お知らせ/NOTICE

すみません。私的な事情により、数日間更新をお休みします。

I'm sorry. I stop updating this blog for a few days because of personal affair.
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[ 2018/01/28 20:00 ] その他/others | TB(-) | CM(0)

風林火山の歴史的背景29-長尾家の派閥と大熊朝秀の謀反

第42回では、長尾家家臣の領地争いと、それに伴う派閥争いが景虎出奔の原因となります。そもそもこれは、上野家成と下平修理亮(吉長)の両者の争いに端を発しています。これにより家成は景虎家臣である本庄実乃が、修理亮はかつての守護上杉家の家臣であった大熊朝秀がそれぞれ支援することになり、これが景虎派と上杉派の対立を表面化させます。しかも主君たる景虎はこれを憂えて、単身高野山へ向かいます。

この時景虎の家臣たちは、何とかして主君を呼び戻そうと高野山へ行きますが、朝秀は長尾家の中では、きわめて不利な状態にありました。兵を挙げた朝秀はその後敗走して越中へ行き、1560年代の前半頃に武田に仕えることになります。この人物は西上野攻めや遠江攻めでも活躍しますが、西上作戦の途中で晴信は亡くなり、その後は勝頼に仕えて天目山の戦いまで臣従します。また彼の子常光やその弟たちは、真田家に仕えています。

ところでこの時、領地を争って対立した上野家成と下平修理亮の両名ですが、家成はその後も上杉家となった長尾家に仕え、謙信死去後に勃発した跡目争い(御館の乱)では、景勝方に付きます。景勝が会津転封となった後は同行せず、越後に留まったものの、その後上杉家が米沢に移ると再び仕えたといわれています。なお下平修理亮の方は、御館の乱で上杉景虎側に付き、その後、所領を没収されたようです。

飲み物ウイスキー
[ 2018/01/27 00:30 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

風林火山徒然-40

第42回、勘助と景虎が高野山で出会う回です。由布姫逝去後、喪失感を抱えた勘助は晴信に文を送り、高野山へ赴きます。一方景虎はといえば、家臣たちの領地争い、ひいてはそれによる派閥争いに嫌気がさして春日山城を出奔し、こちらも高野山へと向かいます。最初は勘助と、いわばニアミス状態になるわけですが、その後二人で斬り合いとなり、無量光院の住職清胤から、何が修行じゃと諫められます。場所が場所だけにこれは当然でしょう。

その後二人は曼荼羅を見せられ、和とは何であるかを説かれるわけですが、その翌日に二人で朝食を摂っているシーンで、出家をすれば晴信を討てなくなると、景虎自ら苦笑するところで、観ている側も苦笑させられます。しかしなんだかんだと言いつつも、景虎は畢竟武人であり、俗世界の人物であることは間違いないのですが。結局景虎は、長尾政景と直江実綱が高野山を訪れ、大熊朝秀が謀反を起こしたことを聞いて下山します。

ところで勘助が旅立つ前に、由布姫の侍女であった志摩が、妻を迎えて山本家を絶やさぬようにとの姫との約束を、守ってくれと念を押します。どうも勘助が高野山に向かったのは、由布姫を失ったこともさることながら、これについて考える目的もあったのではと思うのですが…。結局勘助はリツを妻としてでなく、養女として迎え、しかるべき武将と結婚させることにします。これが勘助に取っての、いわばぎりぎりの妥協点でした。

ところで夫婦を養子にするというので思い出すのが、清原真衡です。この人は平安時代後期の、出羽の豪族清原武貞の嫡男でした。しかし子供がおらず、本来なら一族から養子を迎えるべきところを、平氏の流れを受け継ぐ男子と、源頼義の庶出である女子を夫婦とし、迎え入れたという話があります。真衡の場合は清原家の格を高める狙いもありましたが、一門でのいわば独裁を進める目的もありました。そのため勘助の夫婦養子構想とはかなり異なっています。

それからこの『風林火山』をはじめ、大河ドラマには騎馬武者が登場するOPの作品がいくつかあります。実際に観たことがある作品としては
国盗り物語
武田信玄
太平記
炎立つ
風林火山
が挙げられます。
このうち『国盗り物語』はどちらかといえば合戦ですが、かなり馬に焦点を当てたOPとなっています。『武田信玄』は「風林火山」の4つの映像を背景に、騎馬武者が進軍して行く有様を描いていますが、どうもこの火のイメージが、その後の『太平記』、『炎立つ』にも受け継がれているようです。実際『武田信玄』と『太平記』のOPは何かしら似ていますし、『太平記』と『炎立つ』も、武者たちが一斉に登場するシーンは共通しています。『風林火山』は『国盗り物語』同様、馬の動きをメインにした部分もありますが、『武田信玄』を意識した部分もあります。個人的に赤石山脈と、トメのクレジットに入る前の武田菱の旗が上がるシーン、あれが好きなのですが。

飲み物-パブのビール2
[ 2018/01/27 00:00 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

ŌKUBO Shōsuke (Ichizō, Toshimichi)

ŌKUBO Shōsuke was a samurai who served the Shimazu clan and then became a politician. He was born in 1830 as the eldest son of ŌKUBO Toshiyo and Fuku.

西郷どん大久保正助子供時代
Shōsuke in his childfood (Tatsuki Sawamura)

SAIGŌ Kichinosuke had been close since his childhood. He was not good at swordsmanship because of being dyspeptic but was a scholar. Though he served the domain in 1846, so-called O-Yura sōdō (*) made him be confined to his house and his father was transported due to it. After Shimazu Nariakira became the lord of Satsuma, he was reinstated to his former position. IN 1857, he was promoted to okonando yaku, assistant to the lord.

In 1862, he was given the name "Ichizō" by Shimazu Hisamitsu, father of Tadayoshi who succeeded Nariakira. Then he backed Hisamitsu and tried to strengthen the organisation of Tokugawa shogunate and tied up with IWAKURA Tomomi, a lower-class aristocrat. In 1865, he changed his name Toshimichi but was usually called Ichizō (**). Around this time, he and his comrades planned to start an armed revolution to overthrow the shogunate at first but TOKUGAWA Yoshinobu restored the government to the emperor and retired in October, 1867.

Then they carried out the restoration of the Imperial rule. After that the Boshin war broke out. The army of Satsuma and Chōshū defeated their enemy and he became a councilor after that. Then he participated in a group of inspectors that visited European countries and the US. After returning to Japan, he opposed his old friend Saigō Kichinosuke and developed the new government. He also put down the riots of the former samurais who were against the government. In 1877, he commanded the government army when the Satsuma Rebellion led by Kichinosuke occurred.

On the 14th of May 1878, he was killed by the former samurais from Ishikawa and Shimane at Kioizaka, Tokyo.

In Kagoshima, he was regarded as the enemy of Saigō Kichinosuke and it was 1979 when his statue was put up in his hometown.

In this series, he is described as calm and reasonable man. However, he is not only serious but also very human and has a relationship with Kichinosuke based on friendly rivalry.

(*) An internal squabble over headship right in the Shimazu clan.
(**) At that time, samurai had two kinds of names, tsushō and imina. Shōsuke or Ichizō is tsushō but Toshimichi is imina.

The image shows Eita as Ōkubo Shōsuke

西郷どん大久保正助

The images are from the official website of "Segodon".

[ 2018/01/26 00:45 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

トップリーグ入替戦とスミス選手の件

トップリーグ入替戦の結果です。(赤文字勝利チーム)

コカ・コーラ 27-27 三菱重工相模原
NTTドコモ 17-20 日野自動車
宗像サニックス 40-21 九州電力

これによりコカ・コーラと宗像サニックスはトップリーグ残留、そして来シーズンは日野自動車が新たにトップリーグでプレイすることになりました。ちなみに、引き分けの場合はトップリーグのチームが自動的に残留になります。

ところでご存知の方もいるでしょうが、サントリーサンゴリアスのジョージ・スミス選手の件について。

サントリー監督、元豪代表スミス選手の事件で謝罪  去就は明言せず
(産経ニュース)

事件が起こったのが昨年の12月30日深夜、元旦に日本ラグビーフットボール協会に連絡があったものの、本人とコンタクトが取れず、事実関係をはっきりさせるために、発表が遅れたものと察せられます。実はあるプロのライターによるネット記事があったのですが、この記事がちょっと読みづらいのでここにはリンクを貼っていません。興味のある方は「ジョージ・スミス 不祥事」などで検索してみてください。いずれ協会から発表があると思われます。一方で、そのサントリーの優勝に終わった、2017-18トップリーグの年間表彰式が行われました。

トップリーグ2017-2018年間表彰式
(ラグビー愛好日記)

[ 2018/01/25 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

Sego-don Episode 3 Kodomo wa Kuni no Takara (The Unforgettable Words of Nariakira) 2

That night Kichonouke and Kumakichi lodge at the house. The next morning Kichinosuke finds a group includes the boy who stole the potatoes. 

西郷どん3赤山邸
Kichinosuke (Ryōhei Suzuki, second from the right) asks Akayama Yukié to help Hanjirō's family

He speaks to them and learns that they originally belong to the samurai class. Because of the poverty, they cannot go on living and decided to leave Satsuma. But it's hard for them to be samurai again if they leave without permission. At last they are persuaded by Kichinosuke and return to home. Soon after he is blamed by his boss that he helped farmers decamp but Yukié arbitrates between them. It seems that Shōsuke jumped to the wrong conclusion about it. Kichinosuke asks Yukié to guarantee the fields of Hanjirō's family. Yukié tells Kichinosuke and Shōsuke that "he" receives their opinions.

西郷どん3調所広郷
Zusho Hirosato (Raita Ryū) at Edo Castle
 
"He" is Nariakira, needless to say. In Edo, his children die in succession and it's rumoured that O-Yura cursed them to death. In December 1848, ZUSHO Hirosato visits Edo Castle and is questioned about the document that Nariakira turned in by ABE Masahiro, who is rōjū shuza (head rōjū). Though the injustice of Narioki is disclosed in it, Hirosato insists that it's not Narioki but him who did it. But Masahiro intends to expel Narioki from his position and Nariakira who appears there tells him that both Satsuma and Japan should advance. After that, he invites Hirosato to a drinking party but he commits suicide by poisoning. Nariakira regrets his death.

西郷どん3久光とお由羅 
O-Yura (Rumiko Koyanagi, left) tells her son Hisamitsu (Munetaka Aoki) that she is abused and will be killed by the supporters of Nariakira

Narioki is furious with what Nariakira did. And O-Yura tells Hisamitsu that those who support Nariakira abuse her and she will be killed by them. It causes the purge of the supporters of Nariakira and Kichinosuke and his friends worry about such situation. While they discuss it, Kichibe-é comes home and drinks water to calm him down. Then he announces his family and Kichinosuke's friends that Akayama Yukié will be executed.

And I set up a link to the movie of the opening scenes of the series.
https://www.youtube.com/watch?v=_AZMvoDTTn8

The images are from the official website of "Segodon".

[ 2018/01/25 00:15 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-28 「1年物」の限度

『西郷どん』が始まって2週間が経過しました。エピソード関連で触れていますが、今のところまとまった展開になっています。以前『おんな城主 直虎』関連記事で、『翔ぶが如く』よりもややソフトで奔放になるかもと書いていますが、雰囲気としては確かにソフトで、人情路線かと思えるところもあります。また奔放というより手堅い印象があります。第1回はほぼすべてが創作でしたが、第2回と第3回は、主人公が困窮する子供たちに出会って共感し、その後彼らが大人になった時点で再会するというパターンが共通しています。

強烈なインパクトがほしい人には、今のような展開は物足りないかもしれません。もっとお由羅騒動の生臭さを観たい人もいるでしょう。無論第3回に調所広郷自殺があり、今後は斉彬が藩主になることで一波乱ありますし、さらに今後揉まれて行く西郷も描かれることになりそうです。江戸に行くわけですから、出会う人々も広範囲にわたることになるでしょう。ただ基本的に大河は、4月頃に主役メインとなり、その後は主役を追い続けて行くことになるため、現時点ではまだ助走の部分ととらえられなくもありません。4月頃に、どのような展開の仕方をするかにもよります。

この4月頃の展開というのは、昨年は直虎が城主になり、かつ瀬戸方久が訪ねて来て、綿栽培や種子島を教えた頃でした。また『真田丸』では、信繁が秀吉に仕えることになった時期です。この両者に共通しているのが、この時期ちょっと主人公を長々と描き過ぎた嫌いがあったことです。実際『真田丸』の大坂編は長すぎたという声もあり、主人公を前面に押し出したくはあるけれど、今度は肝心の歴史が動いて行かないともなりかねず、恐らく制作陣が頭を悩ます時期でもあるでしょう。

大河というのが1年単位である以上、4月頃から主人公メインとなり、ほどなくして壁にぶち当たり、それを克服しつつ、秋から冬にかけてまとめの時期に入るというのが、おおよその展開になっています。本当は大河の放送日程を変えてみれば、意外な時期に意外な展開となるのでしょうが、1990年代半ば以降、放送日程の変更は行われていません。視聴率が落ちたせいもあったのでしょうが、むしろこれは、琉球とか陸奥とかあるいは応仁の乱とか、それまで馴染みのなかった題材を取り上げたこともあったかと思います。

結局1年ですべてを消化しなければならず、展開方法が似て来るという点が、戦国と幕末のループ以外にも、大河のワンパターンさ、もっといえばマンネリ感を生み出しているようです。『真田丸』関連で述べてはいますが、2年で1つの作品を作るという方法にはならないものでしょうか。もちろん群像劇にして、無名の人物や女性を所々に入れるという手もあります。企画がよければ予算はそこそこ付くと思われますし、他のドラマを多少削って制作してもいいかと思います。問題はNHKのやる気かもしれません。

飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2018/01/24 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

Sego-don Episode 3 Kodomo wa Kuni no Takara (The Unforgettable Words of Nariakira) 1

Kichinosuke continues sending letters about not only the poverty of farmers but that of samurais also. In Satsuma domain, the proportion of samurai is high and they are forced to suffer from poverty.

西郷どん3猪を狙う吉之助
Kichinosuke (Ryohei Suzuki) shoots a boar

One day Kichinosuke and Kumakichi, servant of his family shoot a big boar used as food but each of them insists that it's him who shot it. Kumakichi finally lets Kichinosuke have the credit for it but he prances just as if he had shot it by himself. When they return, Shingo, one of younger brothers of Kichinosuke has a stomachache. But they have not enough money to make him get a medical examination because Ryūemon, Kichinosuke's grandfather consults a doctor. Kichinosuke plans to pawn his sword but is stopped by his mother Masa. Then he plans to sell the boar but is stopped by his father Kichibe-é.

西郷どん3小判を見る吉兵衛と吉之助
Kichinosuke (left) and Kichibe-é (Morio Kazama) check the money on the roadside

Kichibe-é says that he is going to borrow some money but Kichinosuke tells him to sell their house and make money. There come OKUBO Jiemon and his son Shōsuke. Jiemon tells Kichibe-é that there is nobody who lends him money. Then AKAYAMA Yukie who realises that he has no money introduces a village headman called Itagaki. They visit him and Kichibe-é asks him to lend him money but he seems to hesitate to do so. Kichinosuke decides to prostrate himself and explains the financial situation of his family without holding anything back. Kichibe-é prostrates himself also and they succeed in borrowing the money. But the debt carried over to later generations.

西郷どん百姓に立ち向かう半次郎
A boy called Hanjirō* (Rukito Nakamura) fights against farmers with his stick

At that moment Kichinosuke sees a young boy holding sweet potatoes and is chased by some farmers. The boy who is called Hanjirō insists that both the potatoes and the fields from which he stole them belong to his family. Kichinosuke is surprised at his swordplay though his arm is not a sword but a stick. He thinks he is from a samurai family but he is nothing less than a beggar because of the transportation of his father.

西郷どん3米とおイシ
Kichinosuke (left), Kumakichi (Muga Tsukaji, centre) gives O-Ishi (Sumie Sasaki) two bags of rice

Kichibe-é buys many bags of rice and calls a doctor for Shingo. He and his family eat rice with relish and Kumakichi asks him to bring some bags of rice to his retlative O-Ishi.  Kichinosuke and Kumakichi visit her with two bags loaded on a two-wheeled cart. O-Ishi is delighted to meet her againand pleases with the rice. They are the reward for her who often sent some food to the Saigō family in trouble.

(*) The boy became to help and serve Kichinosuke later.

The images are from the official website of "Segodon".

[ 2018/01/24 00:00 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

西郷どん第3回「子どもは国の宝」

窮乏にあえぐ西郷家が、いよいよ借金に踏み切ります。そして吉之助は、半次郎と名乗る少年と出会いますが、彼の家もそれ以上に困窮を極めていました。新しい藩主を望む吉之助ですが、調所広郷の自殺に激怒した斉興が粛清を始めてしまいます。

***********************

吉之助はその後も斉彬に文を送り、百姓のみならず侍の窮乏をも訴え続けた。薩摩は武士の人口が百姓に比べて高く、そのため多くの侍は貧しい暮らしを強いられていた。

そんなある日、吉之助は熊吉と猪狩りに出かけた。見事大きな猪を仕留めたが、熊吉は自分が仕留めたのだと言って聞かない。しかし、今度は若さぁが仕留めたことにしておきもんそと言い、2人で猪をぶら下げて上機嫌で帰宅した。しかし家では、弟の信吾が腹痛を起こしていた。ただでさえ龍右衛門の薬代がかかるうえに貧乏所帯で、とても医者に診せる余裕はなかった。吉之助は刀を質に入れようとしたが止められ、猪を売って足しにしようとするも、帰って来た吉兵衛に一喝される。

吉兵衛は借金をするつもりでいた。ならば家屋敷を売ると言う吉之助。この父子の口論に、そこへ訪ねて来た大久保次右衛門と正助も巻き込まれてしまう。次右衛門は、誰がおはんに金を貸すかと言うが、結局赤山靱負の取りなしにより、板垣という庄屋から金を借りることになった。板垣は当初渋るが、吉之助が土下座をし、家の内情を隠さず述べたため態度を軟化させる。ついには吉兵衛も土下座し、百両を都合してもらった。帰宅途中、ふくさに包まれた小判を覗く二人。吉兵衛は自分と吉之助の禄で返済すると言うが、維新後までこの借金は西郷家の重荷となる。

その時吉之助は、一人の子供が、芋泥棒だと他の百姓たちから追われているのを見た。しかしその少年は、芋も畑もおいのもんじゃと言う。子どもは国の宝だと止めに入る吉之助。半次郎と名乗るその少年は、刀代わりの棒のさばき方から侍の家柄と思われたが、父親が流罪となって困窮していた。

吉兵衛は早速この金で米を買い、信吾を医者に診せた。家族が久々の米の飯をおいしそうに食べる中、熊吉は、実家のおイシ婆にも米をあげたいと言う。実際西郷家は熊吉の実家から、米や芋を都合してもらったこともあった。車に米俵を2つ積み、吉之助と熊吉はおイシの家へ向かう。久々の対面を喜び、また米の詰まった俵に涙を流すおイシ。その夜はそこに泊まり、翌朝起き出した吉之助は、家族連れらしい数名を見かけた。その中にいる少年は、例の芋泥棒だった。吉之助は一行に声をかける。

彼らはもはやここにいられぬと言い、出て行くつもりだったが、侍は脱藩したら死罪で、しかもうまく行ってももう侍に戻れないと説得する。結局病気の娘を車に乗せ、一旦家に戻すことにした。しかしこれで吉之助は上役から呼び出され、夜逃げの手助けをしたと追及される。そんなことはないと吉之助。これも赤山が間に入ってくれて事なきを得たが、もとはといえば正助の早とちりだった。吉之助は半次郎の家の田畑を安堵してほしいと赤山に頼む。そんな吉之助や正助に赤山は、お前たちの思いは「あの方」に届いていると言う。

一方江戸ではその人物、斉彬の子供たちが次々と世を去っていた。これはお由羅の呪詛のせいだともいわれていた。そしてこの年、嘉永元(1848)年の12月、調所広郷は江戸へ呼び出される。斉彬が提出した告発書に記載されていた、斉興の密貿易の件を老中阿部正弘が問いただすものの、調所は自分の責任でやったと答える。しかしこれは斉興排除が目的だった。そこに斉彬が現れ、薩摩も日本国も前に進まなければならぬと言う。また久々に薩摩の様子を聞きたいからと、酒席に調所を誘う。しかし調所は遺書を残し、服毒自殺をする。死なせとうはなかったと斉彬。

この知らせを受けた斉興は怒り狂う。そしてお由羅は久光に、自分に呪詛の疑いがかかっている、あの者たちに斬られると嘆く。これにより、斉興による斉彬派の粛清が行われることになった。吉之助と郷中仲間も、うかつな口は利けんと談義し合う。そこへ吉兵衛が戻って来て水を飲み、気を落ち着けた後、家族と吉之助の仲間たちにおもむろに口を開く。赤山に切腹が申し付けられたのだった。

***********************

吉兵衛と吉之助が借金をしに行きますが、武士の威厳云々と言う吉兵衛に対し、吉之助は土間に降りて、平身低頭して金を貸してくれと頼みます。結局庄屋の板垣は、赤山の取りなしに加え、この姿勢を評価したようですが、しかしあの場合、無担保で100両借金できたのでしょうか。今の金額だと1000万から2000万くらいするのですが…。そして小判を噛んでみる辺り、まるで金メダルです。来年の大河の伏線のようでもあり。

熊吉が地味に目立つ回です。最初の猪狩りといい、おイシ婆さんの件といい。しかし西郷家は熊吉の家からも、米や芋を都合してもらっている辺り、どれだけ貧しいのだと思ってしまうのですが。恐らくこの場合、持ちつ持たれつで、今度は西郷家がお礼をする番ということなのでしょう。しかし随分羽振りがいいようですが、あの100両があっという間になくならないか気になります。信吾の薬代とささやかなぜいたく程度でよかったのでは。

そして半次郎。恐らく後年の人斬り半次郎こと中村半次郎(桐野利秋)と思われます。子供ながらかなり鋭い印象ではありますが、家族はかなり貧しい様子です。しかしここで逃げてしまうと、侍としての身分がもう保証されないことから、一家は一旦家へ戻ります。ところで昨年の大河にも登場した「逃散」ですが、これは百姓が逃げることを指していました。中村家は事実上百姓ながら、夜逃げは脱藩扱いとなるため、吉之助が諭したわけです。

さらにお由羅騒動の伏線が張られて行きます。この斉彬の子供たちが次々と死んで行くのは、『翔ぶが如く』でも描かれましたが、これを一番最初に知ったのは『南国太平記』でした。ただこれでは江戸屋敷ではなく、鶴丸城だった記憶があります。ともあれ調所が自殺したことで、斉興と斉彬の対立構図が今後さらにはっきりしてくることになり、期待できます。

このエピの時代設定は嘉永元年で、ペリーの来航までまだ5年あります。日本中が攘夷か開国かで大いに揺れるのはその後です。つまりこの時点では列強の脅威を感じつつも、まだ江戸時代的平和が保たれていた時代ではあります。今はそのせいもあって、まだこじんまりした描き方になっていますが、今後動乱の時代になって行くと、様変わりすることが予想されます。吉之助はどのように変わって行くのでしょうか。

[ 2018/01/23 00:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

風林火山第42回「軍師と軍神」

由布姫が亡くなり、喪失感にかられる勘助は高野山へ向かいます。しかしそこには、家臣たちの領地争いに嫌気がさした景虎の姿もありました。そしてリツは最終的に、勘助の養女として迎えられます。

*************************

木曽攻めの後、勘助は小坂観音院へ戻った。そこには既に晴信がいた。
「由布は手厚く弔った」
晴信はこう言い、さらに由布姫との「約束」について触れようとするが、勘助はそれを遮るように「天下をお取り頂くとのこと」と切り出し、晴信がそれを否定するも、さらに景虎の首級を上げて上洛とのお約束、今しばらくご勘弁をと晴信に話す。

晴信は、かつて三条夫人が由布姫にあげた笛を、形見として持ち帰った。これは、お前様がお持ちになるべきと三条夫人。さらに四郎のことを尋ねる三条夫人に、しかるべき城で諏訪家の跡取りとして育てると言う晴信。志摩は勘助が預かることになったが、あの者の心はなかなか晴れまいと晴信は思っていた。実際勘助は由布姫の墓前に行き、四郎を立派な武将に育て上げ、初陣を飾らせることを約束した。

また勘助は、それがかなった時には既に自らの命尽きる時で、さすればまた姫様の許へ行けると墓に話しかける。その後四郎と志摩は高島城へ移り、四郎は高遠城代の秋山信友に託されることになった。勘助は、島に自分の許に来るように言うが、志摩は終生四郎に仕えたいと言う。また、由布姫を大事にしてくれたことへの礼を言い、姫様との約束を、是非守るようにと勘助に念を押す。

一方越後では領主たちの領地争いが起こり、それぞれの後ろ盾となっている景虎の家臣たちの間で、派閥争いが起こっていた。特に大熊朝秀の怒りはすさまじかったが、宇佐美定満にたしなめられる。景虎はこの争いに嫌気がさし、自分が幼少時に寺へ入る時に、母が、まことに強ければ力など頼らずともよいと言っていたことを思い出していた。そしてその後、景虎は出奔してしまう。このことで姉の桃姫は、弟が信じることができるのは、唯一母のみであると、坂戸城を訪ねて来た宇佐美と直江実綱に告げる。

そして勘助の行方もわからなくなっていた。勘助は晴信に文を認めたうえで、牢人時代に訪れた高野山の無量光院に赴き、住職の清胤と話していた。その時宗心なる人物が来ているという知らせがあり、勘助はその場を去るが、その人物が景虎であることを知る。その夜屋外で読経をする景虎に近づく勘助。二人は斬り合いになるが、そこへ清胤が現れ、何が修行じゃと言い、二人に曼荼羅を見せて和の尊さを説く。勘助はそれに、主君と家臣の関係をだぶらせる。

翌日二人は朝食を共に摂った。勘助が、由布姫の死をきっかけに高野山を訪れたと言ったのがきっかけで、甲斐と越後の争いに話が発展する。しかし晴信を討てば、出家の意味がなくなると突っ込む勘助に、それで困っておると景虎は苦笑する。その後長尾政景と直江実綱が、家臣の起請文持参でやって来て、越後に戻るように懇願する。政景はこのまま遁世すれば逃げたことになると言い、直江は大熊朝秀が、恐らく甲斐の協力で謀反を起こして、宇佐美が対峙していることを伝える。勘助の気配に気づいた景虎は、その方向に太刀を投げて言う。
「そちの主に伝えよ、外なる敵をまた認めたと」

勘助も甲斐へ戻った。勘助はリツを妻としてではなく、養女としたいと言う。それには原虎胤も異存はなく、晴信は虚空へ呼びかける。
「由布、それで勘助を許してやれ」
その後伝兵衛や太吉、その家族にもリツが紹介された。そして勘助はリツに木箱を渡す。それは高野山で新たに授かった摩利支天だった。

***********************

いささか「姫様ロス」といった雰囲気が漂う勘助です。四郎の教育は秋山信友に託されることになり、志摩も四郎に付き従うことになりました。勘助は単身高野山へ向かいますが、そこで宿敵ともいえる景虎に会うことになります。しかし修行だと言いつつ、高野山で斬り合いというのは、流石にどうかと思われます。この意味では景虎もまた、俗世間を引きずり込んでいたといえるでしょう。

その越後では大熊朝秀が謀反を起こし、後にこの人は武田につくことになります。そして由布姫との約束で悩んだ勘助は、養女という方法を採りました。如何にも勘助らしい発想ですが、リツの相手と見込まれたのは、「あの」人物です。

[ 2018/01/22 01:00 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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