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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  映画

炎のランナー描写関連

この作品ですが、一種の群像劇であり、主な登場人物として
ユダヤ系の大学生エイブラムス
スコットランドの牧師リデル
イングランドの貴族で大学生のリンゼイ
この3人が挙げられます。
エイブラムスの、ユダヤの血を引くがゆえにイギリス人になりきり、祖国と家族のために走ろうとする精神が描かれる一方で、リデルの伝道師であるがゆえに、勝負と信仰を秤にかけざるをえず葛藤する姿、はたまた自分は楽しむためだけに走るというリンゼイなど、その走ることに対する姿勢は様々です。エイブラムスは言うまでもありませんが、リデルは後に王太子と話をした際に、ラグビーでは敵だが、今度は味方でよかったという言葉をかけられます。いうまでもなくラグビーはイングランドとスコットランドで別々ですが、オリンピックはイギリス代表で同じチームというわけです。

そしてケンブリッジブルー。淡いブルーに少しばかり緑を落としたような微妙な色合いです。エイブラムスたちはこのブルーで縁取りされたウエアを着て、濃紺の縁取りのオックスフォード勢を打ち負かします。なおブルーはスポーツ選手への称号でもあり、ラグビーやボート、クリケットなどのいくつかの種目で、オックスフォードとの対抗戦に出た場合は、このブルーの称号が与えられます。ちなみに日本人では、現在七人制強化に関わっている岩渕健輔氏がケンブリッジブルーです。ところで1980年代から90年代にイングランド代表で活躍したロブ・アンドリュー氏によると、このブルーのブレザーやタイを、すべて自腹で揃えなければならない由。

それからこの新入生勧誘で、フェビアン協会も登場します。そういえば昔習ったという人もいるでしょう。ウェッブ夫妻によるイギリス型社会主義で、ここのメンバーはケンブリッジブルーでなく赤のタイをしています。

パリ五輪のアメリカ代表団は、プロコーチの指導のもとトレーニングに励んでいます。彼らが着て居るのはスウェットの上下で、胸には流石というべきか、星条旗があしらわれています。

また王太子の来訪をヘンリー5世と関連付けていますが、このヘンリー5世はフランスに対して巧妙な外交を行い、最終的に百年戦争を再開した人物です。この場合の「外交」は、リデルの日曜日の予選出場をどうするかということですが。ただし実際のリデルは、かなり前にこのことを知っていたといわれています。確かに、船に乗る前にいきなり新聞記者から知らされるのは、いくら何でもフィクションでしょう。

そのリデル、酒も煙草もやらない、プロテスタントの典型的な牧師です。日曜日のスポーツも厳禁です。服装とか礼拝の様子などから、質素を旨とする長老派のようにも見えます。礼拝中『神はわがちから』と言う讃美歌を歌っていますが、この讃美歌は著名な讃美歌作者のアイザック・ウォッツによって作られたものです。彼は非国教徒であり、『もろびとこぞりて』(Joy to the World)の歌詞もこの人物によるものとされています。この非国教徒というのも、リデルと通じるものがあり、彼の礼拝の雰囲気は冒頭に登場する聖公会の聖堂での礼拝とはかなり異なります。一方でこのリデルは「フライング・スコッツマン」というニックネームがあり、作品中では同じ名前の列車でロンドン入りするシーンがあります。

パリのスコットランド教会(というべきでしょうか)で、このリデルが礼拝をするシーンもありますが、この時はイザヤ書第40章が登場します。苦しむイスラエルを慰める章です。何か暗示的なものを感じます。

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[ 2019/03/01 01:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

ラジオ・デイズ

『ラジオ・デイズ』という映画があります。1980年代後半のウディ・アレン監督の作品で、第二次大戦頃の、ニューヨークに住むジョーというユダヤ人の少年と、その家庭が舞台となっています。恐らくこれはアレン自身が、自らの少年時代をダブらせたものでしょう。この時代、ラジオは一般の人々の娯楽であり、それによって様々なシーンが描かれています。いささかうろ覚えですがこんな感じです。

  • 泥棒がジョーの近所の家に入り、電話に出てしまう。その電話はラジオでヒットしている曲のタイトルを答えるもので、泥棒は全問正解し、後でその家に景品が送り届けられて住人が驚く
  • ジョーはラジオの『覆面の騎士』がお気に入りである。その頃学校で、パレスチナに新しい国家(多分イスラエル)を作るため募金をするようにいわれる。しかしジョーはその募金をくすねて、「覆面の騎士指輪」を買ってしまい、両親共々校長先生に叱られる
  • 有名な天才少年が、ジョーと両親が行った動物園に現れ、ラジオ局のインタビューを受ける
  • ジョーは両親だけでなく祖父母、母の姉のシールとその夫エイブ、娘のルーシー、母の妹のビーと同居している。ビー叔母さんは帳簿係として勤めているが、ラジオで音楽を聴くのが大好きである
  • そのビー叔母さんは理想の男性との結婚を夢見ていて、美人なのになぜか男運がない。一度デートに出かけた時に、カーラジオで宇宙人が来たというニュースが流れ、その相手は叔母さんを放って逃げてしまう
  • 家族全員ユダヤ教徒で、安息日には断食を行う。しかし近所の家が、安息日なのに音楽を聴いているためエイブ伯父さんが抗議に行く。その家は共産主義支持の家庭で、伯父さんは断食にもかかわらず食事をして戻って来る。おまけに神を「想像上の産物」と言い、皆を驚かせる
  • ビー叔母さんが他の男性とデートをする時に、ジョーも連れて行ってもらったことがある。その時ラジオの魚の名前当てクイズで、全問正解し、賞金をもらって、3人でちょっとした贅沢を楽しむ。ジョーはほしがっていた化学実験セットを買ってもらう。実はエイブ伯父さんがいつも河岸の友達から魚をもらっており、ジョーの家族は魚に関してはひとかどの知識があった
  • 家庭のラジオでももちろんニュースが流れる時がある。ある日音楽を楽しんでいた一家は、臨時ニュースで井戸に子供が落ちたことを知る。子供は助け出されたが息絶えており、その場は重い沈黙に包まれる
  • 一方でサリーという女性が、レストランの店長の殺害現場を見てしまう。サリーも殺されそうになるが運よく助かり、その後歌手を経て、有名人のゴシップ関連のラジオ番組を担当する
  • ラジオが壊れ、修理に出したのをジョーが受け取りに行く。タクシーに乗るようにいわれたが、ジョーはタクシー代を浮かそうとラジオを抱えて歩き出す。しかし無理だと悟てタクシーを呼び止めるが、その運転手は彼の父親だった

その他にラジオ絡みではないものの

  • ルーシーは隣近所の話を盗聴することがある(その当時の電話機はそうなっていた)
  • ニューヨークの近くに日本兵が出没するという噂が流れる(当時は太平洋戦争中)

如何にもその時代を反映した流れとなっています。そして作品中で流れる音楽も、それらしい雰囲気のものが選ばれています。その中の一曲を、近いうちにまたアップしようと考えています。

飲み物-カクテル
[ 2018/11/23 01:00 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

海賊とよばれた男

年明け直後に観た映画ですが、今年に入って大河関係の投稿が多くなり、なかなかアップできずにいました。出光佐三の生涯をモデルにした作品ですが、観客数はかなり多かったようです。また、『永遠の0』とワンセットと見ることもできます。

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1912(大正元)年、地元の資産家木田章太郎からの援助を受けて、北九州門司で石油商の國岡商店を始めた27歳の鐡造は、新参者ということでなかなか取引ができず、資金不足に陥っていた。そんな時、関門海峡を行き来するポンポン船を見ていた鐡造は、店員たちを連れて伝馬船を海峡に漕ぎ出すと、対岸下関に在庫のある日邦石油の軽油を、ポンポン船相手に売るようになった。これに怒った下関の石油商は、國岡商店の船の妨害をしようとするが、鐡造は意にも介さなかった。彼らは國岡商店のことを、ある種の畏敬を込めてこう呼んだ。

「こん、海賊どもが…」

やがて東雲、長谷部が入店し、國岡商店は石油商としての地位を確立する。そして1917(大正6)年、鐡造は兄の万亀男から結婚を勧められ、ユキと夫婦になる。しかし仕事を優先する鐡造にとって、ユキとの夫婦生活はすれちがいが多かった。そして1917(大正6)年、鐡造は満州へ出向いて、当時の満鉄の車軸油の契約を取り付けようとする。しかし満鉄には、既に石油メジャーが入り込んでいた。鐡造は、メジャーの石油がすぐ凍結してしまうことを知り、満州の寒さでも持ちこたえられる車軸油を開発したが、その様子を、メジャーの関係者が苦々しく見つめていて、満鉄に圧力をかける。その後、帰宅した鐡造を万亀男が待っていた。ユキは実家に帰したという。

やがて日本は戦争に突入した。石油は石統(石油配給統制会社)と呼ばれる国策企業に加入していないと、扱うことができなくなっていた。この戦争の最大要因ともいえる石油を求め、軍部は南方への進路を開拓し、石統を避けて、國岡商店に石油確保を一任する。悔しがる石統の鳥川卓巳を尻目に、長谷部がフィリピンに向かったが、搭乗機が撃墜され、長谷部は戦死してしまう。日本は石油が足りない中で奮戦するが、既に太平洋方面をアメリカに潰され、本土空襲が始まっていた。そして終戦となり、焼け野原となった東京に、かつての店員たちが復員して来た。東京の國岡商店の本部は、奇跡的に焼け残っていたのである。しかし店員たちは、敗戦により、國岡商店が解散するのではないかと、一抹の不安があった。しかし國岡の口から飛び出したのは、次のような言葉だった。

「心配ばすな。一人も首にはせん」

戦後、還暦を迎えた鐡造の元に、かつて海軍大佐だった藤本がやって来て、ラジオの修理を持ちかける。しかし資金がなく、銀行に話を持ちかけ、何度も融資を断られた挙句、やっと一社が引き受けてくれた。このラジオ修理と、石統から、国内の基地の石油タンクの石油をさらい尽くし、それを売れという仕事を引き受ける鐡造。このタンクの仕事は困難を極めたが、東雲をはじめ店員たちが奮闘し、2年かけてこの仕事をやり終えた。その頃、GHQで通訳をしていた武知という男が、國岡商店への入店を希望して来た。

石統(石油統制配給会社)は石油配給公団と名を変えていたが、彼らは巧妙に國岡商店を排除しようとしていた。そのことを武知から知らされ、GHQに掛け合う鐡造。GHQは、國岡商店がタンクの石油をさらったという実績を知り、そのおかげで國岡商店は排除を免れた。その後石油配給公団の指定する石油販売店となった國岡商店は、石油メジャーから提携を持ちかけられるが、実質的にはすべて買収だった。それをよしとしない鐡造は、タンカー日承丸を作り、これで石油を買い付けようとする。1951年のことだった。しかしメジャーは國岡商店に反発しており、鐡造は何とか輸入ルートを確保すべく、メジャーの影響下にないイランに目を付けた。

この当時イランは英米と対立していて、なかんずくイギリスに拿捕される可能性もあったが、戦争経験のある乗組員を乗せた日承丸はイランのアーバーダーンに向かった。イランでは大歓迎を受け、帰りは慎重に、イギリスが拠点にしているマラッカ海峡を迂回したものの、イギリスのフリゲート艦であるバンカーベイに発見されてしまう。日承丸は停戦を命じられ、船中に緊張が走ったが、船長は停戦を受け入れることなく、ゆっくりその場を通過した。フリゲート艦は、そのまま追ってこなかった。

日承丸は無事に帰国した。この時こそが、正に鐡造の戦争が終わったその時だった。

その後鐡造は96歳まで生き、晩年には、かつての妻であるユキの遺族が、鐡造を訪ねて来た。その後別の男性と結婚したユキのことを知らされ、鐡造は昔を振り返るのだった。

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なぜ『永遠の0』とセットかといいますと、この感想でも触れていますが、日米開戦の一因として、石油を調達できなかったことが挙げられます。その石油を、かつての敵国である相手と堂々対峙して、母国に持ち帰ったということにより、これこそが戦争の終結という描かれ方になっています。実際この映画は、焼け残った國岡商店のビルのシーンから始まるだけに、かなり象徴的です。また、本来は鐡造の回想が折々で入る展開になっていますが、ここでは時系列順に並べています。
それにしても、綾瀬はるかさん演じるユキのその後を、最後に鐡造が知らされるシーンですが、綾瀬さんということもあり、あの『JIN-仁-』の、完結編の最後の方を思い出してしまいます。


[ 2017/03/17 23:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

映画『関ヶ原』キャストその2

キャスト第2弾が発表されました。

岡田准一主演映画『関ヶ原』、東出昌大、中越典子、伊藤歩、滝藤賢一ら追加キャスト発表
(リアルサウンド映画部)

公式サイトにもアップされていますね。

第二弾キャスト発表!
(映画「関ヶ原公式サイト」)

リストアップしてみます。(敬称略)

  • 平岳大(島左近)
  • 東出昌大(小早川秀秋)
  • 中越典子(島左近の妻・花野)
  • 北村有起哉(井伊直政)
  • 伊藤歩(忍者・蛇白)
  • 音尾琢真(福島正則)
  • 和田正人(黒田長政)
  • 遠藤賢一(豊臣秀吉)
  • キムラ緑子(北政所)
  • 西岡徳馬(前田利家)


しかし東出さんが金吾中納言ですか、今まで浅利陽介さんのイメージが強かったから、これはかなり違った雰囲気ですね。そして北村さんの井伊直政、『おんな城主 直虎』の菅田さんとかぶりそうです。まだまだ他にも、今後発表されるキャストがいるようです。しかし直江兼続と本多正信、それから本多忠勝を誰が演じるのか、それを早く知りたいものです。西軍であと10人ほどいるということは、当然大谷刑部や毛利輝元、宇喜多秀家も登場するのでしょう。


[ 2017/01/22 23:00 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

映画『関ヶ原』キャスト

来秋公開予定の『関ヶ原』について時折書いていますが、この作品に関してはこのサイトに詳しくアップされています。管理人の方の許可を得ましたので、リンクを貼っておきます。

関ヶ原観光実用マップ~関ヶ原の戦い観光史跡めぐり観光スポット情報

これによると、井伊直政役が北村有起哉さんです。他にも平岳大さん、伊藤歩さん、東出昌大さん、堀部圭亮さん、大場泰正さん出演となっています。平さんは『真田丸』で、武田勝頼を演じていますが、こちらでは誰の役なのでしょう。東出さんは昨年の久坂玄瑞のイメージがまだあります。個人的な予想としては、平さんが大谷刑部、東出さんが福島正則か加藤清正でしょうか。しかし、本多正信と直江兼続を誰が演じるのか、早く知りたいものです。
またこちらのサイトは。映画以外にも関ヶ原に関するコンテンツが色々あり、かなり楽しめるサイトとなっています。

なお、北村さんに関してはこういう記事もあります。

北村有起哉、直政“なりきり”武将姿でパレード「アイドルになった気分」
(サンスポ)

そういえば『おんな城主 直虎』は、前半が直虎中心、後半は直政中心で描かれるようです。まさに、「井伊家の物語」です。

飲み物-エスプレッソ
[ 2016/11/16 01:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

超高速!参勤交代 リターンズ

前作が参勤=往路、そして今回は交代=復路を描いていますが、この復路が前回以上にハプニング続きで、はらはらどきどきの連続でした。キャストは前回のメンバーに加え、柳生家や湯長谷藩関係で何名かプラスされています。湯長谷藩については、前作の感想記事で触れています。しかし松平信祝、懲りませんねこの人は。

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江戸を発って帰路についた内藤政醇一行、今度は牛久の宿で身請けをしたお咲も一緒だった。しかし、江戸で家臣たちが小金を稼いでいたとはいえ、予算が足りないことに気付いた一行は、またしても走ることになる。その後牛久に到着し、政醇とお咲の祝言が挙げられたが、そこへ国許で一揆が起こったという知らせが入る。実はこれは、蟄居を解かれた信祝の陰謀だった。

しかも幕府の目付が二日後に着くことになっており、家老の相馬兼嗣の案で、政醇と側近は飲まず食わずで走り抜ける方法を選ぶ。一方お咲は早駕籠を使うことにした。政醇一行は、底に穴の開いた舟で苦心惨憺しながら那珂川を渡るが、その時相馬が溺れてしまう。泳げない相馬を助けようと鈴木吉之亟が飛びこむが、今度は鈴木が丸太に当たって流されてしまう。しかし、それでもなお一行は湯長谷を目指して走り出す。

大沼宿で何とか大名行列の体裁を整えようとするものの、中間の数も少なく、人間に見せかけた案山子に頼らなければならない有様だった。何とか役人の目をごまかして切り抜けるが、次の高萩宿の先の関所では、一行の人相書まで出回っていた。八方塞がりの政醇たちだったが、目の前を棺桶を積んだ車が通りかかり、政醇らは死体に化けて棺桶の中に潜り込み、苦心の末、その場を切り抜けるのに成功した。

さらに一行の行く手に困難が立ちはだかる。山中で尾張柳生家の刺客に出くわしたのだった。しかもそこには、かつて政醇が担当を与えた段蔵もいた。段蔵は家族を人質に取られ、彼らに加担していたのだった。しかも、この一行を邪魔し続けていたのも松平信祝だった。政醇のおかげで蟄居をさせられた信祝は、柳生家を抱き込み、さらに湯長谷で一揆まで起こさせるという、用意周到な策を練っていたのだった。

その頃江戸では、その信祝を怪しいとにらむ秋山平吾が、思いを寄せる政醇の妹琴姫に脱藩届を出し、大岡忠相と組んで信祝を追い詰めることを決意する。2人が追い詰めたのは、柳生家の当主幻道の手下の森極蔵だった。さらに秋山は、柳生の忍びが持っていた書状から、信祝は日光社参をしていた将軍吉宗をも、暗殺しようとしていたことがわかる。大岡は秋山同席のもと、森の裁きを始め、誘導尋問で森、ひいては信祝の悪だくみを暴き出す。

柳生の刺客をかわし、湯長谷にたどり着いた一行が目にしたものは、跡形もなく荒らされた田畑と、既に柳生家の幟が翻っている湯長谷城だった。そこへ留守居役の次席家老、福田弥之助が現れ、共に信祝と戦うために立ち上がる。しかし家臣の妻子たちも人質に取られており、果てはお咲も村人たちの身代わりになって拉致される。しかも柳生家のみならず、江戸から信祝も軍勢を率いて湯長谷を目指していた。

政醇たちは総勢7名、片や大軍を従えた信祝の軍は1,000名で、その差は歴然としていた。当初政醇は一人で出向こうとするが、家臣たちが次々につき従い、信祝たちを出迎えることになる。しかしいざ対決というその時、政醇たちの味方に戻った段蔵が煙幕を張り、その隙に政醇をはじめ、剣に自信のある荒木源八郎や増田弘忠、槍の名手の今村清右衛門や、何とか湯長谷に戻った鈴木吉之丞らが攻め込む。

しかもそこに信祝の叔父の輝貞、そして日光社参をしていた徳川吉宗がやって来る。また信祝の兵たちも見切りをつけて去って行き、今度は信祝が窮地に陥る。さらにその後、柳生家の諸坂三太夫はこの様を見て、あっさり湯長谷藩を政醇に戻してしまう。こうしてやっと元に戻った湯長谷藩に、再び村人たちの笑顔が戻って来た。お咲の村の女性たちと共に働き、政醇は満足そうに田畑の様子に目をやるのだった。

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この作品、実は様々な過去の作品へのオマージュで彩られています。まず、松平信祝の軍勢に7人で立ち向かうところは、もちろん『七人の侍』がベースになっているといえるでしょう。猿の「菊千代」もそれにちなんだものかと。また『水戸黄門』や『大岡越前』など、かつてのテレビ時代劇を感じさせる部分もあります。そのうちDVDが出たら、どれだけの仕掛けが隠されているのか、チェックできたらと思います。

今回は柳生に占領された城に、藩士の家族が人質となっているわけですが、家老の相馬の娘が、眼鏡っ娘という設定なのが面白い。奥さんは簪で喉を突こうとし、荒木源八郎の妻の富江に止められます。また段蔵も妻子と会うなど、家族の描写も結構丁寧になされています。しかし相馬さん、どうも室賀さんのイメージがつきまとって仕方ありません。流石にこちらでは「黙れ小童」はありませんでしたが…しかしエンタメ性や家族を描くことなどなど、今の大河とも共通するものもあるようで。
(画像はアマゾンより)

超高速参勤交代リターンズ
[ 2016/10/15 02:00 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

アルゼンチンよ泣かないで(Don'r cry for me, Argentina)

先日の「真田丸あれこれ」の付記に書いていた『アルゼンチンよ泣かないで』、マドンナのバージョンを置いておきます。実は彼女が主演した『エビータ』、映画館で観て、サントラも持っていたはずなのですが…いい加減CDを整理しないといけません。

ちなみにマドンナがエバ・ペロンを演じると決まった時、本国のアルゼンチンから猛反対の声があったようです。実際フラッパーのような恰好で、ロザリオをアクセサリー代わりにウエストの辺りにぶら下げていたことを考えると、それもやむなしとは思いますが、結構好演でした。尤も一番印象に残ったのは、アントニオ・バンデラス演じるチェだったのですが。



[ 2016/09/12 21:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

エヴェレスト 神々の山嶺

遅くなりましたが、『エヴェレスト 神々の山嶺』を観た感想です-ちなみに今まで「山麓」と書いていたようなので、すべて修正しています。まずあらすじから。

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写真家の深町誠は、カトマンズの街を歩いていた。元々は登山家だが、今は山岳写真家として仕事をしていた深町は、出版社に写真集の出版を頼み、借金をしてまでしてネパールに来ていた。これは、付きあっていた彼女ともうまく行かず、40を間近にした深町に取っては、ある意味起死回生ともいえるものだった。

しかし出版の条件は、登頂が成功しない事には実現できないものであり、この登頂も結局は失敗に終わって、メンバーは帰国して行った。そんな深町は、路地の奥にある店(質屋?)にふらりと立ち寄った。そこは登山関係の品物も扱っていたが、店の主人は何やらやる気なさげだった。そんな主人を尻目に深町は、店の中で古いコダックのカメラを発見した。

深町はなぜこのようなものがあるのか、不審に思うものの、同時に何か予感するものがあった。それは、1924年に人類初のエヴェレスト制覇を目指し、遭難したジョージ・マロリーのものだったのである。何かの歴史的な手掛かりになるかもしれない、そう思った深町はそれを購入するが、盗難に遭ってしまう。そのカメラを探し歩いていた深町は、ある背の高い男と出会う。

その男は地元ではピカール・サン(毒蛇)と呼ばれていたが、実は著名な登山家である羽生丈二だった。羽生もそのカメラを購入したものの、盗難に遭って探していたのである。羽生は多くの実績を残していたが、一匹狼的なところがあり、思ったことをずけずけと口にし、かつてのザイルパートナーの岸文太郎を死なせてもいた。

羽生は第一陣のエヴェレスト登頂隊には結局選ばれず、スポンサーがついていて、しかも対人関係でそつのない印象の長谷渉が選ばれた。その後羽生も冬山を制覇し、その実力が認められて登頂隊に選ばれたが、1985年の登頂で第一アタック隊に選ばれず、しかもノーマルルートということで一人山を下りてしまう。今は車椅子生活となっている長谷からその話を聞く深町。しかもそんな羽生に会いたいという女性がいた。彼に兄を「殺された」岸涼子だった。

羽生はその後何度か単独での、エヴェレスト南西壁の冬季無酸素登頂を目指しては失敗していた。その後姿を暗ませ、ネパールで不法滞在をした後、シェルパのアン・ツェリンの娘と結婚して家庭を持っていた。恐らくもう年齢的にも無理だろうから、南西壁の無酸素単独を目指すという羽生。それを追いかけたいという深町。羽生は、互いに干渉しないという条件でそれを許す。

しかし冬場の、単独無酸素の南西壁登頂は過酷なものだった。気温がマイナス30度を下回る中、吹雪や落石と常に向き合う世界である。追う側の深町は遭難しかけ、羽生に命を救ってもらうことになる。結局羽生は力尽きて下山し、日本に帰って、写真集のためにと撮影した分をすべて燃やしてしまう。その後、岸の妹涼子を伴って、三度ネパールに赴いた深町。生きて帰ってくれと頼む涼子をベースキャンプに残し、単独で羽生の行方を追う。

しかし羽生は、変わり果てた姿になっていた。そこにはマロリーと思しき白人男性の遺体もあった。深町は、彼の荷物の中にフィルムがあるという羽生の幻を見るものの、最早それには目もくれず、涼子が以前、羽生に返そうとしたエメラルドのペンダントを彼の腕にかけ、喘ぎながら一人、涼子の待つベースキャンプを目指して行った。

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まず、山のダイナミックさが感じられる映画です。そして羽生の狂気にも似た南西壁征服の思い、そしてその狂気の男を追い続けるカメラマンの深町。どちらも好演です。また、尾野真千子さんの涼子、風間俊介さんの岸文太郎、佐々木蔵之介さんの長谷渉もいいキャスティングでした。ただ強いていえば、山のシーン以外をもうちょっと詳しく描いてほしかったようにも思えます。ある意味ヒューマンドラマでもあるのですが、山のシーンが所々に入るため、キャラ設定とかドラマとしての展開が、多少わかりづからかった感があります。それと登山が趣味でない私にとっては、耳慣れない専門用語にいくらか違和感もありました。

それと、これは観た方の多くが感じているのかもしれませんが、『永遠の0』にちょっと似た物を感じます。たとえば居酒屋で、若者たちが「山で死にたくないよなー」などと話している時に、深町がブチ切れてつかみかかるシーンがありますが、『永遠の0』で、宮部久蔵の孫に当たる大石健太郎が、友人から特攻はテロだといわれて、やはり激昂するシーンを思い起こさせます。また、最後の方で涼子が「生きて帰って来て」というのもそうでしょう。これは『軍師官兵衛』でも見たような記憶があります。

そして岸文太郎が、登山服としてラガーシャツを着ていますが、実はラガーシャツやラガーパンツは、頑丈で吸湿性があるので、アウトドアにぴったりなのです。以前ラグビー関係の記事で書いていますが、ラグビーライターの大友信彦氏が、登山の際にジャージーを登山服として愛用していたというのを思い出します。

[ 2016/05/18 00:45 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』を観ました。この作品は引退して養蜂業にいそしむ93歳のホームズが、ある事件を回想する形で綴られて行き、日本も登場します。回想がメインということもあり、結構伏線の多い映画で、構成も複雑です。まだ観ていない方のために、ネタバレをやや抑えておきます。

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1947年、93歳のシャーロック・ホームズは、日本から戻って来たばかりだった。広島を訪問したホームズは、山椒の入った風呂敷包みを手にしていた。自分の脳を衰えさせないため、それまでのローヤルゼリーに代わり、この山椒をペースト状にして食べることにしたのである。しかし日本に行った真の目的は、ウメザキに会うためだった。

ウメザキによれば、かつて英国に赴任していた父は自分と自分の母を捨て、シャーロック・ホームズと仕事をすると言ってそのまま日本に戻らなかったということだが、ホームズは身に覚えが無かった。ウメザキは、父親から『緋色の研究』をもらっており。また2人は、原爆投下後の傷が残る広島で、山椒を見つけ出す。

その30年前、第一次大戦が終わった後、ホームズはケルモットという男から妻の様子を探ってほしいと頼まれた。妻のアンは子供を2人流産し、ケルモットは傷心のアンにアルモニカを習うことを許したものの、徐々にアンの様子がおかしくなって行った。ホームズがアンを尾行したところ、彼女は夫のサインを真似て、銀行で夫名義の預金をおろし(これは夫のケルモットから禁じられていた)、更に薬品店で毒薬を購入し、また駅で列車の時刻を尋ねていた。

夫を殺して財産を奪いかねないと取られる行動だが、ホームズは彼女の流産した子2人と、彼女自身の墓があるのを突き止め、アンが自分で服毒自殺をする予定だったことを暴く。彼女は毒薬をその場で捨てた。ホームズはアンに家に帰るように勧めるが、結局列車に身を投げて自殺し、それがもとでホームズは引退する。

そして1947年、ホームズはサセックスの自宅で、家政婦のムンロ夫人と、その息子のロジャーと一緒に暮らしていた。既に高齢で、無理ができなくなっているホームズをロジャーが助け、ホームズはロジャーに養蜂を教え、彼の非凡な才能を見抜く。しかし母親のムンロ夫人は、ホテルに職を得て、ロジャーと共にホームズ宅を去る予定でいた。

その頃ホームズは、記憶に不安があるものの、ワトソンが書いていた作品〝The Adventure of the Dove Grey Glove″の続きを手がけようとして、最終的にあることに気付く。しかしそんな時、ロジャーがスズメバチに刺されて重態となる…。

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様々なヒントが隠された作品です。ざっと見ただけでもこれだけあげられます。
  • 広島、山椒と来たら、やはり山椒魚→井伏鱒二→黒い雨つながりでしょうか。
  • アルモニカ(グラスハーモニカ)にはセラピムと称されたことがありますが。これは熾天使の意味です。『イザヤ書』や『ヨハネの黙示録』に登場します。火を象徴する天使が、繊細な音が売り物、しかも演奏に水を必要とするアルモニカに冠せられているわけですね。
  • ところでケルモットの妻のアン、子供を2人流産していますが、子供を何人も身ごもりながら流産を繰り返したアン女王が何となくだぶります。アン女王は子を亡くした悲しみを、ブランデーで紛らわせたと伝えられますが、そういえばブランデーのグラスは、アルモニカに近縁のグラス・ハープを連想させます。
  • そのアンが、ウィンドーショッピングと見せかけて、自分を尾行しているホームズを待ち受けていたのは剝製店の前です。これは『四つの署名』の、シャーマンの店を連想させます。
  • 作中にホームズ映画が上映されるシーンがありますが、そのホームズを演じているのは、『ヤング・シャーロック』主演のニコラス・ロウです。
  • 風景が『バスカヴィル家の犬』を模しているのかな?と思うようなところがありますね。
またホームズとウメザキが、とある料理店で山椒を使った料理を口にするところがありますが、あの料理は何だったのでしょう。しかしその店、和食の店とも中華料理店ともつかない雰囲気でした。イギリス人から見れば如何にも東洋風なのでしょう。またホームズがアンを公園まで尾行して近づき、植物の話を始めるところは、『相棒』の「ベラドンナの赤い罠」を思わせます。

ちなみに公式サイトで、「アナ雪さん」こと榎木孝明さんが感想を寄せています。ホームズお好きなのでしょうか。

[ 2016/04/06 23:45 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

残穢-住んではいけない部屋-

『残穢-住んではいけない部屋-』を観に行きました。既に前評判でかなり怖いとか、ホラーとかといわれていた作品ですが、実際に観ていてやはり怖かったです。単に怖いというより、怨念のようなものを感じるといった方が正しいかもしれません。

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主人公の「私」は小説家で、雑誌に読者の実体験である怪談も執筆している。かつてMさんという人が、子供の頃泊まった遠い親戚の家の、河童のミイラの話を題材にしたこともあった。今回は都内の学生「久保さん」から、写真が同封された手紙をもらった。大学でミステリー系サークルに所属している久保さんは、寮を出て憧れの一人暮らしを始めたが、その部屋で何か物音がすると書いていて、同封されていた写真は、物音がする部屋のものだった。

久保さんと何度か会って、彼女が住むマンションの土地について、近所の人にも協力を得て調べたところ、そこにはかつてかなり大きな家があったことがわかった。しかも久保さんの部屋のみならず、隣室や上の階の方でも物音がしていた。物音は何か台がひっくり返るような音、そして布が地面を引きずるような音だった。調べて行くうちに、かつてその敷地にあった家で、和服を着た女性が自殺をしていたことがわかる。

台が引っくり返るような音はその時のものだった。また布が地面を引きずる音も、ほどけた帯が畳の上を引きずる音だった。しかも上の階の住人の子供が、いわゆる「見える」子で、首吊りの死体を目撃していた。調べて行くうちに、前に住んでいたいくつかの家族には問題があったこと、そしていたずら電話をしまくる子供がいたこともわかり、久保さんの隣室の人は、その正体不明のいたずら電話に悩まされていた。また久保さんの前に住んでいた人は、近所にはいないはずの赤ん坊の声に悩まされていた。

その人は、その後引っ越した後に自殺していた。その自殺した部屋には、今は別の人物が住んでいた。その物件の大家さんに話を聞くと、その人は自殺する前に大家さんにあいさつに来たが、深夜ということもあり、翌朝にしてくれと大家さんは言って、そのまま眠ってしまったらしい。夢だと思っていたのが、自殺していたことがわかってかなり驚いたようだった。

私はその後、やはり作家の夫と新居に移った。結局久保さんの隣室の家族は転居し、久保さんも別の部屋に引っ越した。そこは音もなく快適だと久保さんは言っていた。また作家仲間の協力を得て調べて行くうちに、かつてその家に住んでいた家族のこと、その家には精神を病む息子がいたことなど、一連の怪奇現象とのつながりが色々わかって来た。

中でも、その家に嫁入りした女性は、九州で炭鉱を営む家の出身だったが、その女性が嫁入りの際に持参した掛軸が、何らかの災厄をもたらしたようだった。福岡県出身でこの手の話題に詳しい会社員に話を聞くことになり、その人は話をするだけでも祟られる怖い話だと前置きしたうえで、話を進めた。

かつてその炭鉱で火事があり、何人かの炭鉱労働者が犠牲になっていた。実はMさんがかつて泊まった家は、その家の後に建てられたものであり、河童のミイラの正体はその労働者たちだった。結局私は、持病の肩こりが悪化していていたものの、作家仲間、そして久保さんと今はミステリースポットとなったその家に忍び込み、そこですべてのことを知った。その家の中は神棚や祭壇が多く見られ、またお札なども沢山貼られていて、また主人はいわくつきの怖いもの、持つ人が不幸になるといった物のコレクターでもあった。あるいはそれで、自分に起こる犠牲となった労働者の怨念を防ごうとしていたのかもしれない。

しかしこの、事故物件のマンションを探す旅はいつまでも終わりそうになかった。そんな折久保さんが、事故物件でないはずの自分の部屋でまた物音がするようになったこと、そして、そろそろこれを止めないかと提案して来た。そしてその後、かつて久保さんの隣に住んでいた家族が、無理心中したとテレビのニュースで報じられ、私や久保さんを始め、この話に関わった人たちにも、様々な異変が見られるようになって行った…。

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ごくざっとしたあらすじですが、グロテスクな物があまりない代わりに、何か精神的に訴えかけてくるものがあり、かなり日本的なホラーともいえますし、いささかの後味の悪さも感じられます。また「私」が仲間とミステリースポットに出かけるシーンには、多少ミステリー的な雰囲気もあります。

「私」を演じたのは竹内結子さんですが、ご本人は撮影中かなり怖かったと語っています。また「久保さん」が橋本愛さんで、作家仲間の平岡夢明(平岡芳明氏がモデル)が佐々木蔵之介さんですが、この平岡の嵌りっぷりが妙にインパクトがあります。女性がメインの割には女性らしい絶叫系の怖がり方がなく、この手のことに興味を持ち、冷静に物事を進めて行く中で怖さが見えて行く展開になっています。

[ 2016/03/15 21:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)
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実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。その前にスーパーラグビーの結果はどうなるでしょうか。

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