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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ショルトー兄弟

前回のジョナサン・スモールに続いてショルト―兄弟です。このショルト―兄弟はディーラー寮の生徒で、やはり音楽活動をしていました。双子であるためハーモニーがとても美しく、それを聞いたアーサー・モースタンが一緒にやらないかと持ちかけ、そこにジョニーも加わってザ・トレジャーズが結成されます。このザ・トレジャーズはかなりの人気となりますが、学校対抗のコンクールのため、生徒でないジョニーが外れることになります。これを恨んだジョニーがアーサーを襲ったと考えられますが、ホームズは別に理由があるのではないかと疑います。そしてその夜、ショルト―兄弟もまた何者かに襲われます。引っかき傷を負った2人は、兄弟げんかをしたと言い張りますが、手当てをしたアドラー先生は、2人とも爪は伸びていなかったと言います。流石に「見るだけではだめ、観察しなきゃ」とホームズを諭すだけのことはあります。ディーラー寮は立ち入り禁止で、生活委員のレストレードに待ったをかけられますが、ホームズとワトソンは隙を見て中へ入り、ショルト―兄弟の部屋へ入ります。

Thady Sholto 
サディアス(サディ)・ショルトー

部屋には、ワトソンがサディにあげた薬が落ちていました。サディが体のあちこちが痒いというため、ワトソンがパイクから買った薬を1つ譲ったのです。しかもその薬には、アーサーが襲われた時に、アーチャー寮の屋根についていたのと同じ足跡がありました。そこでホームズはシャーマンから犬のトビィを借り、薬を嗅がせて犯人を見つけ出そうとしますが、これは結局失敗に終わります。またその部屋から、ザ・トレジャーズの曲のパート譜が一部だけ見つかったことから、どうやら犯人の目当ては楽譜であることがわかります。ホームズは今度は、「ベイカー寮遊撃隊」なるネズミたちに犯人探しを手伝わせます。トビィが犯人を追い詰められなかったことから、犯人は犬の来ない場所に隠れているようで、隊長のウィギンズをはじめとする遊撃隊は、ディーラー寮の屋根の上にいたスモールを見つけ出し、ネズミが苦手なスモールと「相棒」のサル、トンガは屋根の上から落ちてしまいます。

Bart Sholto
バーソロミュー(バート)・ショルトー 

「ゲームは終わりだ、ジョナサン・スモール」
ホームズはこう言って、スモールに近づきます。ワトソンが仲間を次々と襲ったのはあなたかと尋ね、スモールは、あいつらは仲間じゃねえと言います。そしてスモールは、なぜこのようなことになったのかを話し始めます。それは、元々彼が作った曲である『あなたは宝物』を、『アグラの宝物』というタイトルで歌詞を書き換えられたこと、そして、コンクールには出ないという約束をしたにも関わらず、それが破られたことが原因でした。

(画像は『シャーロックホームズ』メモリアルブックより)

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[ 2019/04/22 23:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ジョナサン・スモール

前回メアリー・モースタンをご紹介しましたので、今回は彼女とワトソンが出会うきっかけとなる『四つの署名』ベースの「愉快な四人組の冒険」です。とある早朝、ホームズは徹夜の末巨大なシャボン玉を作ることに成功します-というか、成功するかに見えます。しかしそこへハドソン夫人と郵便配達のジョナサン・スモールが歌いながら入って来ます。どなたかがブログに「突撃リサイタル」と書いていましたが、正にその通りです。ホームズとワトソンはこれに驚き、成功するかに見えたシャボン玉も壊れてしまいます。ハドソン夫人は歌うって気持ちのいいものね~と言いつつ、スモールを歌が大好きな郵便配達員のジョナサンと紹介し、2人は部屋を出て行きます。その後メアリーが221Bを訪れ、兄のアーサーが部屋に忍び込んだ不審者から暴行されてケガをしたことを話し、犯人捜査を依頼します。アーサーは、インドから来たアブドゥラというルームメイトがいましたが、アーサーは音楽をやっていて夜遅くまで練習することから、寝る時は耳栓とアイマスクをつけており、犯人に気づいていませんでした。

Jonny Small 
ジョナサン・スモール
(シャーロック・ホームズメモリアルブックより)

ホームズはそこで天窓に気づき、そこから屋根に出ます。屋根には足跡がついており、その足跡とこの事件は関係があるようですが、どう見ても人間の足跡には見えませんでした。メアリーも屋根に上がり、ワトソンも続きますが、屋根から落ちて頬をケガしてしまいます。このため情報屋のラングデール・パイクから奇妙なにおいの薬を買う代わりに、必要な情報を教えてもらうことになります。パイクが仕入れた情報によると、アーサーは双子のショルト―兄弟と一緒に音楽活動をやっていたということ、もう1人メンバーがいるが今は不明とのことでした。そこでホームズたちはショルト―兄弟に話を聞きます。流石ディーラー寮だけあり、2人の部屋にはグランドピアノがあります。双子の1人サディ(サディアス)が話をしているところへ、彼の兄であるバートが帰って来て、余計なことに首を突っ込むなとすごみ、ホームズたちを追い払ってしまいます。その後221Bにまたパイクがやって来て、もう1人のメンバーはジョニーで、外部の業者であることを伝えます。ジョニー、つまりあの郵便配達員のジョナサン・スモールだったのです。

[ 2019/04/15 00:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

バスカーヴィル君の事件の裏のもう1つの事件

何週間かにわたり、『バスカーヴィル君と犬の冒険』について書いてきました。しかしモンスタードッグ騒動、あるいはモンスターバナナ騒動以外に、もう1つの事件が起こっていて、ホームズはそれを任されていたのです。それは学校内に貼り巡らされた、奇妙な暗号の解読でした。ホームズがこれにかかりっきりになっていたため、ワトソンが事件解決に乗り出すはめになったのです。この暗号は人形(ひとがた)が使われていて、恐らくは特定の形が、特定のアルファベットを表すものと思われました。ある時点までは解決できたのですが、なかなか進みません。ヘンリーがモンスタードッグの正体追求を依頼した時の221Bには、解読を依頼したレストレードともう1人アガサがいました。アガサはすっかりアシスタント気取りです。

パペットホームズ踊る人形 
『バスカーヴィル君と犬の冒険』に登場する人形の暗号
(『シャーロックホームズ』メモリアルブックより)

その後ホームズが解読に頭をひねっていると、突如としてアガサが何か閃いたようで、すべての暗号を解読してしまいます。実はアガサはその前にも、ミルヴァートン先生に連れて行ってもらった大英博物館で、ロゼッタストーンを解読していました。こういう、どこか天才的な才能があるアガサですが、ホームズはそれが気に入りません。しかもその暗号の意味はこうでした。

”Even Holmes can never overwhelm Baynes”
(さすがのホームズもベインズにはかなわない)

さらにそこへ、勿体ぶった態度でベインズがやって来ます。これは所謂知恵比べでと言い、暗号解読のヒントを書いた紙をホームズに渡しますが、ホームズはそれを破ってしまいます。さらにアガサにも悪態をつき、そのためアシスタントであったはずのアガサは221Bに来なくなります。しかし結局は、ホームズが人形を使って謝ることで仲直りし、ヘンリーというライバルが現れたワトソンとメアリーは恋人同士となってミルクで乾杯します。そして、破ったはずの紙も元通りに修復されていました。

[ 2019/04/08 01:00 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

メアリー・モースタン

メアリー・モースタンといえば『四つの署名』の登場人物、ひいてはワトソン夫人となる人物です。しかしパペットホームズの世界では、『四つの署名』ベースの「愉快な四人組の冒険」に加え、「バスカーヴィル君と犬の冒険」にも登場します。どちらかといえば後者の方が面白いのですが、まず「愉快な四人組」の方から。アーチャー寮に何者かが忍び込んで、メアリーの兄であるアーサーが負傷します。メアリーはベイカー寮221Bを訪れてホームズに犯人捜査を依頼しますが、ワトソンは彼女に一目ぼれしてしまいます。捜査を進める内にアーサーが音楽活動をしていて、ザ・トレジャーズというバンドを作っていました。そのメンバーに話を聞いていたところ、とあるコンクールに出場するために、ビートン校の生徒でないメンバーを外していたことがわかります。そのメンバーはアーサーのみならず、やはりザ・トレジャーズのショルト―兄弟も狙っていました。

Mary Morstan 
ベイカー寮221Bでのメアリー・モースタン
(『シャーロック・ホームズ』公式サイトより)

彼らを狙ったのは、ビートン校に出入りしている郵便配達員のジョナサン・スモールでした。ジョナサンはトンガという猿を使って、かつての仲間を襲わせていたのです。しかもこれはメンバーを外された恨みではなく、自分が作った曲を勝手に改変され、コンクールで使うことへの腹いせでした。最終的に皆は和解しますが、そのジョナサンもメアリーを密かに思っていて、南の島の絵葉書をこっそり送っていたことがわかります。それでもワトソンはメアリーにぞっこんで、彼女を思うヘンリー・バスカーヴィルにもライバル意識を燃やし、さらにメアリーと仲良くする自分に嫌がらせをするステイプルトンが、底なし沼に落ちた時には自分の身を挺して彼を救います。メアリーはそんな彼の様子に気づいており、ついに2人は恋人となります。そしてホームズの方は、喧嘩したアガサに詫びを入れ、アシスタントにするのですが、夫婦気取りのアガサをよそに相変わらず捜査に夢中です。

[ 2019/04/01 00:15 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ジャック・ステイプルトン

ジャック・ステイプルトンも『バスカヴィル家の犬』の登場人物です。パペットホームズでは化石を掘るのが趣味の男子生徒で、メアリー・モースタンの幼馴染なのですが、実は密かにメアリーを思っています。また顔色がかなり悪く、しかも髪の毛が海藻を思わせます(少なくとも私はそういう印象を受けました)。そして必ず笑いながら喋るなど、どこか不思議な少年です。ホームズに会った時もいい頭蓋骨をしていますねなどと、普通とはかなり目の付け所が違ったことを言います。ちなみにこれは原作で、ステイプルトンではなくモーティマー医師がホームズに話したことです。何はともあれ、メアリーを他の男子生徒に取られるのが嫌なステイプルトンは、ヘンリー・バスカーヴィルが嫌いな物を聞き出し、それを使ってヘンリーを彼女から遠ざけようとします。それがヘンリーとメアリーが見た怪犬(モンスター・ドッグ)でした。さらにヘンリーの臭い靴下をメアリーのバッグに忍ばせ、メンツ丸つぶれのヘンリーはその場を走り去って行きます。これで一応は邪魔者がいなくなったわけですが、今度はワトソンの存在が気になります。

Stapleton2.jpg 
ジャック・ステイプルトン
(シャーロックホームズメモリアルブックより)

実はステイプルトンは、その前に化石を掘りながら、少し離れた場所にいたワトソンとメアリーの会話を聞いていました。そして今度はワトソンが嫌いなものを聞くことにしたのです。ワトソンは子供の頃バナナの倉庫に閉じ込められたことがあるので、バナナが苦手だと答えます。その次の日曜、ワトソンはホームズにいわれて、メアリーと怪犬が出た場所へと向かいます。そこで2人を待っていたものは「モンスター・バナナ」でした。どう見てもバナナの着ぐるみ風ですが、それはさておき。ワトソンはそのモンスターに勇敢に立ち向かいますが、後から来ていたホームズが、正体はステイプルトンであることを見破ります。その後ステイプルトンはバナナの皮で足を滑らせ、底なし沼に落ちてしまいます。ホームズがこの事態をどうすべきか思案するものの、いい考えが浮かびません。そこでワトソンが、自分の危険も顧みずステイプルトンに手を差し伸べ、何とか無事に助けることができました。これによりステイプルトンは、ワトソンとメアリーの交際を認めるようになります。

[ 2019/03/11 00:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ヘンリー・バスカーヴィル

ヘンリー・バスカーヴィル。正典の『バスカヴィル家の犬』の当主ですが、ここでは裕福な家庭の子女が入るディーラー寮の生徒です。彼は不思議な犬を見たということで、ホームズに相談しにベイカー寮の221Bにやって来ますが、ホームズはレストレードが持ち込んだ、不思議な暗号の解読に忙しくて相手にしてくれません。そこでワトソンが乗り出すことになります。ワトソンが出て来る辺りは原作通りです。ワトソンは彼についてディーラー寮の部屋へ行き、あまりの豪華さに驚きます。
「うん、僕の家はお金持ちだからね」
この辺はBBC版とちょっと似通っていますが、それはともかく、ワトソンはさらに別のことで驚きます。それは、ヘンリーがメアリー・モースタンを自分の彼女だと言っていることでした。その前の「愉快な四人組の冒険」(原作は『四つの署名』)でメアリーと知り合い、片思いを続けて来たワトソンにはショックな出来事でしたが、ヘンリーは自分の彼女だと主張し、2人でデート中に不思議な犬を見たのだと言います。ともかくワトソンは、ヘンリーが見た謎の犬を探すことになります。

Watson and Baskerville 
ヘンリー・バスカーヴィル(右)とワトソン
(シャーロックホームズ公式サイトより)

ヘンリーの父は犬を避けようとして木にぶつかり、亡くなります。息子のヘンリーも犬が大の苦手でした。ワトソンはメアリーから事情を聞こうとしますが、メアリーもどうやらヘンリーと親しそうなこと、さらに幼馴染のステイプルトンの存在や、思ったほど簡単に行かないことなどで悩みます。そしてホームズから助言をもらい、犬の言葉がわかるシャーマンにその謎の犬の通訳を頼みますが、謎の犬はその言葉を理解しませんでした。おまけにヘンリーは、気合を入れて犬と対峙するべく、再びメアリーと一緒にやって来たのですが、やはり犬を見て逃げ出してしまいます。これはメアリーを少なからず失望させました。しかもその前に、ヘンリーは靴下の片一方を失くしていました。この犬の事件に靴下、そしてメアリーとステイプルトンが絡み、いよいよ難解になってしまってワトソンは頭を抱えます。ところでこのヘンリーのパペットは、三谷さんがウィリアム王子に似せたということで、実際そっくりです。

[ 2019/03/03 01:00 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

アガサ・ライト

アガサ・ライトはベイカー寮1年生で、ツインテールの女子生徒です。ホームズとワトソンが、第9回「失礼な似顔絵の冒険」で、ミルヴァートン先生の部屋に忍び込んだ時に、最初に戻って来たのがこのアガサでした。アガサは引っ込み思案のため、授業になかなか出ることが出来ず、先生から補習を受けていたのです。ただし結構お喋りなところもあり、一風変わったところもあります。この時も先生に関することをあれこれ喋ってしまい、ホームズたちが先生にそれを問いただしたため、先生にこう言われてしまいます。
「アガサ、君にはもう何も話せないね」
アガサが謝っていたところへ、例の不良、ドレッバーとスタンガスンがやって来ることになります。

Agatha Wright 
アガサ・ライト(シャーロックホームズ完全メモリアルブックより)

ところでホームズたちが先生の部屋へ忍び込んだ件ですが、アガサはこれを生活委員に黙っている代わりに、221Bにやって来て食事を始めます。その前に、ハドソン夫人が朝食を221Bに運んで来るのですが、ホームズもワトソンも、部屋に持って来てもらうよう頼んだ覚えはありません。実はこれはアガサの朝食でした。アガサは前述の理由で、食事も部屋で摂っていたのです。しかしホームズは勝手に自分たちの部屋に来たアガサに腹を立て、椅子を手に取って投げつけようとします。しかしワトソンがそれを引き止めます。
「ホームズ、押さえて。それは投げちゃダメでしょ」
これがもとで、アガサはホームズの押し掛けアシスタントとなってしまいます。尚原作というか正典のアガサは、ミルヴァートン家の女中で、ホームズと懇意になります。

[ 2019/02/17 22:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン先生

ビートン校の先生たちはかなりキャラが立っていますが、このミルヴァートン先生もその例に洩れません。生徒たちからは鬼教師と恐れられており、特に校内での素行がよくない生徒には厳罰を与えます。ホームズたちがこの先生に初めて会うのは、ベッポが依頼に来たためでした。このベッポは、第1回である目的で石膏像を壊しまくり、それを目撃した転校生のワトソンに罪をなすりつけるものの、ホームズに見破られてしまいます。

今度は依頼人として221Bを訪れ、「その節はどうも」と低姿勢で、授業中に描いた似顔絵を取り返してくれと頼みます。ベッポは在学中にすべての先生の似顔絵を描くつもりで、こっそりミルヴァートン先生の絵を描いていたところを見つかり、その絵を取り上げられてしまいます。しかも情報屋のパイクによれば、その日先生はモリアーティ教頭と会うとのこと。怖い先生たちに会うため、2人は意を決して覆面姿で行動を起こします。

ところが先生の部屋にいたのは、ベイカー寮1年生のアガサ・ライトでした。引っ込み思案で授業に出られず、先生の補習を受けているアガサですが、一方でかなり観察眼の鋭いところもあり、2人にこう言います。
「みんなが思っているほど怖い先生じゃないよ」
そこでミルヴァートン先生が帰って来て、3人はカーテンの陰に隠れます。

しかし先生は、かつて罰を与えたドレッバーとスタンガスン、2人の不良に殴られてしまいます。ホームズたちは先生を気遣いますが、先生は構うなと言います。生徒とは同じ土俵に立たないというのが、先生の言い分でした。ここで2人は、怖いだけの先生と思っていたこの人物の、意外な一面を見ることになります。先生はベッポの似顔絵を取り出し、その巧みな描写をほめますが、結局破ってしまいます。これはホームズたちを驚かせます。先生は今まで悪意のある似顔絵しか描かれていないため、この絵を気に入っていたのですが、長年培われたイメージを壊したくないというのが破った理由でした。

その後ホームズたちはお咎めもなしに部屋を後にしますが、ここで生活委員のレストレードが追いかけ、2人を捕まえようとして転んでしまいます。「犯人は2人いた」と証言するレストレードの顔には絆創膏が貼られていました。ホームズたちは何くわぬ顔をしていましたが、レストレードが去った後、ホームズはこの事件を振り返り、人間とは複雑で奇妙なものだと口にします。その後でアガサが部屋にやって来て、この件をいわば恩に着せるのですが、これはアガサについて書いた時に触れることにしましょう。

Milverton.png
ベッポの似顔絵を手にするミルヴァートン先生

[ 2019/02/02 23:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ゴードン・レストレードと「生真面目な証人の冒険」

ここで原作(正典)ホームズにも、このパペットホームズにも不可欠な人物をご紹介しておきます。生活委員(原作の警察関係者)でもある、クーパー寮のゴードン・レストレードです。ホームズの捜査に協力したり、逆にホームズに助けを求めたりしています。このレストレードは元々ファーストネームが決まっておらず、Gで始まるとだけされて来ました。そのため作品によって名前は様々です。

このパペットホームズではゴードンという名であることを、第6回「生真面目な証人の冒険」(原作・ウィステリア荘)で初めて明かします。実はこの生真面目な証人というのはレストレードのことで、その生活委員らしい生真面目さを利用されてしまいます。ところで真面目なのはいいのですが、勉強は得意ではなさそうで、この第6回で、数学の試験で散々な成績であったことをベインズにバラされたり、ちょっとお人好しなところもあります。ワトソンが知っているホームズの秘密も、レストレードは知らないということも多いです。

この回では、「戦略ボードゲーム」を一人でやっていたところ、アーチャー寮のガルシアに声を掛けられ、一緒に部屋へ行ってガルシア、そしてルームメイトのヘンダーソンと、ゲームの話で大いに盛り上がります。この戦略ボードゲーム、駒のような物を盤の上で動かす仕組みになっている一種の戦争ゲームです。ちなみにレストレードは、ネルソン提督よりウエリントン将軍の方が好きなようです。

しかしその後眠り込んでしまい、翌朝目を覚ますと誰もいません。ここでホームズに助けを求めるわけですが、その時ベインズがやって来ることになります。尚ネタバレになりますが、ガルシアとヘンダーソンは、裏山の洞窟でこっそり飼っていた犬に餌をやろうとして部屋を抜け出し、そのまま穴に落ちてしまっていました。そのためレストレードを故意に眠らせて、自分たちが部屋に戻ってから目を覚ますようにしていたのですが、そううまくは行かないものです。

尚この時例のベインズが現れ、ガルシアたちが厨房からパンを盗んでいたことを伝え、実はレストレードも共犯でパンを売り捌き、報酬を巡って邪魔な2人を消したのだと断言します。しかしガルシアたちがパンを盗んだのは事実ですが、それはパンを犬にやるためでした。最終的に穴に落ちた2人は無事に救出されるものの、このガルシアとヘンダーソンは、また別の回でホームズに関わることになります。

Lestrade.jpg
ゴードン・レストレード(冒険ファンブックより)

[ 2019/01/10 23:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

オルムシュタイン校長

ビートン校のオルムシュタイン校長。自分のことを「校長先生」と呼び、人がよさそうで憎めない人物ですが、困った点がひとつあります。それは家族がいるにも関わらず、不倫に陥ってしまうことです。最初の相手はアドラー先生であり、もう一人は女子生徒のイザベラ・クラインです。そして窮地に陥る度に、ホームズに助けを求めて来ます。『ボヘミアの醜聞』を原作にした、アドラー先生との不倫の時(困った校長先生の冒険)-だからオルムシュタインという名前なのですが-は、アドラー先生が美術のノートン先生と付き合うようになったこと、切り札として持っていた写真も無事見つかったことで、大きなトラブルにはならずにすみました。しかしイザドラとの場合はそうも行きませんでした。校長先生は、よせばいいのにイザドラにラブレターを書きまくり、あきれ果てたイザドラは、それを生徒会長のマイクロフト・ホームズに渡してしまいます。ここから事件が始まります。ちなみにこちらの方の原作は『マザリンの宝石』です。

Holmes and Ormstein 
「校長先生を助けてくれ」(困った校長先生の冒険)

ラブレターのことを知った、マイクロフトの腰巾着ウィルスン・ケンプは、これを使ってオルムシュタイン校長をゆすろうとします。何せこのケンプは、悪事を働くことに良心の呵責を覚えない子です。ケンプは脅迫状で、返してほしければ2日以内に1万ポンド払えと要求し、さもなくばラブレターを校内に張り出すと脅します。この脅迫状に使われたのが、ディーラー寮の2年生が受けた試験の答案だったことから、犯人はケンプではないかと睨みます。しかしこの時ホームズは、門限を破って謹慎中。しかしレストレード、ワトソンと組んで一芝居打ち、無事にラブレターを取り返して校長先生は感激し、「これにて一件落着」と見得を切ります。実はこの校長先生の声は中村梅雀さんで、「これにて一件落着」はお父様の梅之助さんの決めのセリフでした。それはともかく、謹慎中のホームズが捜査に関わったことで、モリアーティ教頭はいい顔をしません。その後ホームズの立場は危うくなるのですが、ここで校長先生は思わぬ強力な助っ人になります。

Ormstein.png 
オルムシュタイン校長

このオルムシュタイン校長脅迫事件(本当に困った校長先生の冒険)はなかなか面白いので、今度投稿してみようかと考えています。

[ 2018/12/25 00:15 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。その前にスーパーラグビーの結果はどうなるでしょうか。

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