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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  龍馬伝

気づいたことあれこれ 8

『いだてん』の視聴率が関西で6パーセント台ということです。元々あまり高くないことを考えても、やはり低いです。無論色々理由は考えられますが、箱根駅伝メインの回というのもあるでしょう。以前にもちょっと触れましたが、箱根駅伝はいわば関東ローカルの大会であり、関西は関与していないというのも一因といえそうです。それと年配か否かに関わらず、クドカンファン以外の人にはどうもとっつきにくい部分もあるとは思います。実際そう年配でもないのに、観るのをやめた人もいます。

事実この時間には、他の大河を放送してはどうかという声もあります。『龍馬伝』の放送を望む声もあり、そうなれば8時に『龍馬伝』、9時に『集団左遷!!』と連続して、キャスト被りの作品を楽しめることになります。またアンコール大河をいつまでやるのかはわかりませんが、幕末をやってもいいのではないかと思います。『龍馬伝』は、高杉晋作の描かれ方も割と好きでした、田ノ浦の上陸のシーンなどは楽しめましたね。ちなみに、『まんぷく』の福田靖氏の脚本です。

それから『麒麟がくる』主演の長谷川博己さんが明智光秀の墓参に訪れています。

長谷川博己:明智光秀の菩提寺で墓参り 直筆の書状と対面「何か少し近づけた」
(まんたんウェブ)

「お墓参りでは『私が明智光秀をやらせていただきます、よろしいでしょうか』とお伝えしまして」とあります。何か既視感があるなと思っていたら、雰囲気は多少違えど、『風林火山』で真田幸隆を演じた佐々木蔵之介さんの、墓参の際の「こんな僕がやることになりました。すみません」(『風林火山』NHK大河ドラマ・ストーリー前編)という「謝罪」でした。本文中の「戦国大河のビギニング」なる表現には未だ馴染めない私ですが、この大河は今のところ楽しみにしています。しかし大津といえば、この間の『葵 徳川三代』の京極高次を思い出します。

飲み物-アイスコーヒー
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[ 2019/05/21 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 6

4月21日の投稿で、『相棒』の関連本をご紹介しています。『相棒』関連本はノベライゼーションも含めるとそこそこ出ていますが、こちらはトリビア本で、雑学知識や主要キャラ、要素別に読み解くエピソードなどもあります。ちなみに雑学知識の中には、シーズン9(2010-2011)の元日スペシャル「聖戦」に、『名探偵コナン』の作者、青山剛昌氏が出演したとか、2009年に実際に警視庁内に特命係が設置されたなどの情報も記載されています。テレ朝水9が人情路線から、ミステリー路線に舵を切ったのは184ページで言及されていますが、元々『相棒』は土曜ワイド劇場として始まっていて、それがシリーズ化されたものです。

ちなみに『相棒』の各エピには、やはりというかホームズやアガサ・クリスティ、場合によっては『刑事コロンボ』などのネタが使われていることが多いです。元ネタを辿って行けば、かなりの数になるだろうと思います。この原作、特にホームズ関連の物は、『相棒』カテゴリの投稿で何度か触れてもいます。杉下右京自身も和製シャーロック・ホームズの異名を取るわけですが、紅茶とミステリーのマニアである容疑者・毒島幸一からホームズ呼ばわりされたのが、シーズン12の「右京さんの友達」です。小説とドラマの展開が連動している回で、この時は右京-カイトコンビだったため、相棒の甲斐亨がワトソン呼ばわりされてもいます。

それから以前huluで観ていた『ミス・シャーロック』を、今はDVDで観返しています。これももちろん正典ネタあり、他の映像作品との関連ありです。監修が北原尚彦氏ということもあるでしょう。シリア帰りの橘和都が、空港での事件をきっかけにシャーロックと知り合い、泊まっていたホテルが火災になって、彼女と同居することになります。かなりの変人で、和都は当初は手を焼くのですが、次第に慣れてくるようになります。しかしこのシャーロック、10センチほどのヒールのパンプスを履いており、それでいて容疑者を追いかけたりもします。

そしてこれも先日書いた時代劇専門チャンネル、ここは実際『暴れん坊将軍』だの『必殺シリーズ』だのをやっていますし、大河の再放送もしていますので、往年の時代劇や大河を観たい人にはうってつけです。無論オリジナルも作っていますし、この手のジャンルの作品への取り組み方が、NHKよりも誠実な印象を受けるには受けます。今後時代劇が生き残って行くには、こことか日本映画チャンネルのような専門チャンネル頼みになるのでしょうか。NHKは大河以外にも時代劇を残したいのであれば、もう少し工夫できないかと思います-再放送が多いなという印象があります。

さてアンコール大河の『葵 徳川三代』ですが、面白く観ています。ジェームズ三木氏の三部作の一番最後の作品ですが、『独眼竜政宗』、『八代将軍吉宗』と共通するこの人らしさがここでも目につきます。ただこの当時はまだプログレッシブカメラではなく、画面そのものはかなりきれいなのですが、今に比べると明るすぎるような印象もいくらかあります。大河でプログレッシブカメラを初めて使ったのは『龍馬伝』といわれています。『風林火山』は違っていたのですね、ちょっとそれっぽい映像もあったので。

飲み物-アイスコーヒー 
[ 2019/04/24 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

アンコール大河絡みで考えたこと

『葵 徳川三代』のアンコール放送が始まりましたが、2016年から今まで、このアンコール放送はすべて戦国時代で、男性の主人公となっています。まず2016年に『武田信玄』、2017年に『風林火山』、2018年が『軍師官兵衛』で今年2019年がこの『葵 徳川三代』です。恐らくそういう設定の方がリクエストが多く、観る人ももちろん多いのでしょう。しかし幕末はやはり放送されないのでしょうか。個人的には『徳川慶喜』とか『龍馬伝』を観たいなとも思ってはいるのですが。

ところで坂本龍馬を主人公にした大河は、今まで2作品が制作されています。1つは『竜馬がゆく』、もう1つが『龍馬伝』です。それで思うのですが、この人物が主人公の大河というのは、幕末大河でもあるのですが、同時に坂本龍馬個人の人物伝という印象が強いです。彼の人生というのが、薩摩や長州の人物のように、藩ぐるみで倒幕に立ち向かったものではないせいもあるでしょう。同じことが『篤姫』についてもいえるかと思います。

『篤姫』は幕末大河の範疇には入りますが、どちらかといえば篤姫自身の物語であると同時に、大奥大河ということもできます。大奥関連では『八代将軍吉宗』なども、ある意味それに区分されるかと思います。『篤姫』の場合、この大奥の部分が強調して描かれたことが高視聴率に貢献したふしもあります。大奥的な題材を好む人も一定数いるかとは思いますが、『花燃ゆ』での奥女中編は、本来の大奥とは異なること、美和の守役就任を前倒ししたことなどで、やや無理がありました。

あれは一応は長州大河だったのですから、志士たちと美和をもっと描いた方がよかったかと思います。恐らく梃入れの目的もあったのでしょう。しかしどうもうまく行ったようには見えません。同じ意味で『江~姫たちの戦国~』(以下、『江』)も似たものがあります。こちらは歴史的事件や茶々の描写などはある程度受け入れられましたし、肯定している人もいましたが、戦国版『篤姫』を狙っていたような感もあり、実際一部のスタッフは『篤姫』と同じでした。

ただ江の場合戦国時代であったため、大奥という制度がまだ存在しておらず、複数の武将との縁組なども珍しくないため、『篤姫』と同じ手法で描くのは難しかったようです。江を伊賀越え等に登場させたのは、そうでないと主人公の存在感が出ないという側面もあったのでしょうが、飛躍しすぎでした。どうも好きでない作品ということもあり、点が辛くなるのかもしれませんが、この伊賀越えや千利休切腹の際に登場する設定はやはりおかしかったのです。

話がかなり逸れましたが、そしてこちらのキャストはまた違いますが、『葵 徳川三代』の浅井三姉妹は、それぞれがかなり存在感がある描かれ方です。徳川三代というタイトルではありますが、この三姉妹もドラマの本筋に絡んで来ています。加えて徳川体制が確立するまでの、それぞれの女としての苦労も描かれているわけですから、やはりある程度ベテランの女優さんが演じて、初めて様になる一面もありました。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2019/04/16 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『功名が辻』再び-2

再び『功名が辻』です。この大河では地震で子供を失ったり、捨て子を拾ったりといったシーンも描かれ、これがまた夫婦大河らしさを感じさせます。最初の子よねを失った後、捨て子を拾って拾と名付け、大事に育てるのですが、この拾は結局山内家の後継にはなれず出家し、後に土佐へ来ることになります。この若い僧湘南を演じたのは三浦春馬さんです。その代わりとして、弟康豊の子である忠義を自分の後継と定め、実際この人物は土佐藩の第二代藩主となります。

この土佐を貰ったのは関ヶ原の戦いでの働きが大きいのですが、しかしこの土佐入国には、前の領主である長曾我部の侍(正確には半農半兵)が激しく抵抗していました。彼らは一領具足と呼ばれ、いざとなれば主君のために馳せ参じる身分でした。このため彼らに武器を持たせず、しかも一か所に呼び集めるために種崎浜での相撲大会を思いつき、その場にやって来た者たちを射殺するという手段を取ります。

この中で千代の幼馴染で忍びの六平太も死に、また山内家の重臣である祖父江新右衛門の子新一郎も、一領具足から殺されます。新一郎を失ったことを新右衛門に詫びる千代ですが、新右衛門は逆に息子の死を、山内家の土佐統一のために逆手に取ることを提案します。この土佐入りはかなり血なまぐさいものでもありました。後にこの時の一領具足は郷士となり、山内家の侍は上士となります。この郷士と上士の関係は『龍馬伝』でもお馴染みですが、武市半平太は郷士より上の白札という身分でした。

ところでこの大河で、もう一人印象深い人がいます。それは、秀吉の母なかを演じた菅井きんさんです。これは菅井さんが亡くなられた時、あるいは真田丸関係などでにちょっと書いています。秀吉の妹旭が徳川家康の正室になり、家康のことを「婿殿」と呼ぶことになるわけですが、これがやはり如何にも様になります。確か最初は千代も誰だかわからず、百姓だろうと思っているわけですが、後で嫁を「うちの寧々さ」と呼んでいるのを聞いて、一豊夫妻は驚きます。

このなかは、息子(秀吉)のことも「日吉」と呼んでおり(秀吉は子供の頃日吉丸と呼ばれていた)、側女のことを寧々が気に病んでいると聞いて、あの者に側女などおるのかと呆れ、既に大名にまで出世した息子を叱りつけたりもしています。後に大政所と呼ばれるようになってからも、畑仕事が好きでたまらず、城の庭に植えたナスの出来具合を気にするなど、尾張の農家の女を地で行く人物でもありました。

飲み物-パブのビール2 
[ 2019/04/13 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

竹中-桂-小松-大久保

先日の投稿で、『西郷どん』で大久保利通を演じている瑛太さんに、再来年の『麒麟がくる』で、竹中半兵衛の役をやってほしいと書いています。無論これには理由があります。豊臣秀吉の軍師であった竹中半兵衛は、腺病質で沈着な人物と伝わっており、それがいくらか小松帯刀や大久保利通のイメージと重なるからといえます。『軍師官兵衛』で半兵衛を演じた谷原章介さんは、その前に『龍馬伝』で桂小五郎を演じていますが、この両者にも共通するものがあります。つまり、

竹中半兵衛
桂小五郎
小松帯刀
大久保利通

には、

策を用いることに比較的長けている
腺病質である(もしくは持病あり)
主君から信頼されている(大久保の場合は信頼されて「いた」)

という共通点が見られ、そのため同じ俳優さんが演じることに、さほど抵抗がないといえるでしょう。どちらかといえば、明智光秀もこのタイプといえます。しかし谷原さん、こういう役を演じる一方で、今川義元を演じたりもしていますからね。でもあの義元は好きでした。あの時は「今川トリオ」が好きだったと言うべきかもしれません。

では今回帯刀を演じた町田啓太さんはどの役がいいのか。実はこの人に演じてほしいのは、足利義輝です。彼が半兵衛でも悪くはないのですが、この人は剣道の有段者らしいので、刺客相手に、薙刀を振るって果てたといわれる義輝を演じれば様になるかと思います。そして塚原卜伝の教えを受けるシーンも登場してほしいです。そこで卜伝役が堺雅人さんという設定でもいいかと。なお、柴田勝家役に国父様の青木崇高さんを推薦したいところです。

再来年の分はまだ主役しか決まっていないせいもあり、あれこれ好き勝手に想像できる余地があります。無論決まれば決まったで、その人がどう演じるのか、イメージを膨らませて行けばいいわけです。では来年はと訊かれそうですが、来年はどのような人物なのかが、いささか掴みにくいこともあり、あまりそういうイメージが湧き出てこないと言っておきます。

やはり俳優さんによって演じる役というのは決まります。高橋一生さんも今までの出演作品から見る限り、歴戦の勇士というよりは文官といったところがありますし。それにしても谷原さん、また大河に出てほしいですね。

飲み物-キルシュビア
[ 2018/11/02 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『八重の桜』と幕末物そしてその他

先日『篤姫』のDVD、特に薩長同盟の関連エピを観たことはお伝えしました。そこで今度は某ポータルサイトではありませんが、『八重の桜』を観てみることにしました。この『八重の桜』は、『花燃ゆ』が今一つだった頃、その関連投稿で紹介したことがあります。女性主人公の生涯を描くという点から見れば、無論『八重の桜』の方が面白く感じられました。ただ今回は男性主人公、しかも会津と薩摩といういわば敵同士であるため、その時とはまた違った印象になるかとは思います。しかし考えてみれば、ここ10年ほどは『龍馬伝』を除けば、幕末大河は女性主人公中心でした。『龍馬伝』はそこそこ面白かったのですが、龍馬暗殺で終わるため、その後が描かれないのがややネックではありました。実は福山さんの龍馬よりは、上川隆也さんの中岡慎太郎の方が好きだったのですが。

幕末物というのは現代と比較的近いため、描きづらいということもあります。何せ大坂の陣の頃と幕末よりも、幕末と今の方が時代的には近いわけです-無論その間には様々なことが起こり、また人々の生活も大きく変わっているのは事実ですが。それに比べると、戦国時代の方がまだ自由度が高く、オリキャラも色々登場させられるため、ドラマとしてはかなり大胆に手を加えることはできるでしょう。また1世紀くらい続いていて、それぞれの土地の物語があるため、色々な視点から描きやすくなっています。個人的には戦国時代の薩摩も見てみたいと思います。また幕末は薩長土、それぞれの方言を使う設定になっていますが、戦国時代は武士はほぼ普通の言葉で喋っています。

これで思い出すのが、『真田丸』の時の言葉遣い、特にきりの言葉遣いです。全く今の言葉であるため、違和感を覚えた人も多いでしょうが、だからといってその当時の信州の言葉を使うと、まず字幕が必要になるのではないかと思われますので、勢い普通の武家言葉を使わせることにならざるをえず、それが、戦国物の方が視聴率が高いという一因になっているのかもしれません。無論これにも例外があり、百姓はその土地の言葉で喋らせるという設定が多くなっていますし、戦国大河で秀吉が家族と話す時は、尾張弁を使うこともあります。また『葵 徳川三代』の島津義弘でしたか、薩摩言葉を使っていたような記憶があります。そしてやはり幕末物は、関東は数字が低く出る確率が高いというジンクスもあります。

尤もこれは前も書きましたが、リアルタイムの視聴率は広告料に反映されるため、NHKがそれをどう思っているかについては何ともいえません。そもそもこれは、テレビ離れの影響もあると思われます。視聴率といえば、ビデオリサーチがまた新しい視聴率計画を導入するようですが、一体どうなるのでしょう。閑話休題。これから見るとやはり戦国時代の方が数字が高いとはいえますが、個人的にはやはり『天地人』や『江~戦国の姫たち~』の視聴率の数字は合点が行かないのです。これは俳優さんを見たいということもあったでしょうし、とにかく上杉景勝と直江兼続を見たいという理由から、観ていた人も多かったのかもしれません。しかしあの大河は、様々な意味で「型破り」すぎでした。

話が戻りますが、取りあえず『八重の桜』の、大政奉還を中心にした時期のを観てみようと思います。それと「ヴィンテージ」大河については何度も書いていますが、昔の作品をその当時のままで再現するのは不可能です。今後も大河を続けて行くのであれば、そういった作品を尊重しつつも、それを超える必要もまた出て来るわけです。無論これは、NHKの中の人たちがあるいは考えているでしょうが、それが必ずしもすべての視聴者を魅了するとはいえないでしょう。つまりどの作品にも好き嫌いは存在するわけですが、ただ、今までやって明らかに失敗だったと思われることは、やはり再検討するべきです。また視聴者サイドにもいえることですが、とにかく昔の大河を振り返ってばかりでは、下降史観に陥りやすくなるように思えます。

飲み物-ビール2種類
[ 2018/09/28 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

西郷どんの歴史的背景28-「ヒーロー」としての坂本龍馬の誕生

前回は龍馬暗殺のシーンが描かれました。幕末に、大いなる仕事をしたヒーローという印象が強いのですが、最近では薩長同盟は薩摩の要請も大きかったともいわれ、また船中八策も、彼がすべて仕上げたものではないといわれています。(構想はあったようです)また日本最初の新婚旅行も、小松帯刀の方が先ではないかという説もあります。これは大河関連で何度か書いていますが、幕末に於ける彼の一番の功績は、武器の調達であったのではないかと思われます。その龍馬はいつ「ヒーロー」になったのかというと、どうも坂崎紫瀾の影響が大きいようです。この人物は元々は土佐藩医の息子でした。

明治維新後は高知新聞の新聞記者となって、幕末の土佐を舞台にした小説『南の海血汐の曙』を執筆します。そういえば、『龍馬伝』で、岩崎弥太郎のそばにいる記者を見たという方も多いでしょう。あれが坂崎紫瀾で、浜田学さんが演じています。またこの人は自由民権運動にも関わっていましたが、その演説が不敬罪に抵触したことにより、後に収監されます。龍馬を主人公とした小説『汗血千里駒』はその保釈中に、土陽新聞に発表されたもので、上士と郷士の対立などにも触れられており、自由民権運動への思いを、この小説に託したともされています。ある意味政治的でもありますが、政治的ばかりとも言い切れないようです。

坂崎紫瀾は大正2(1913)年に世を去り、それから半世紀を経た昭和37(1962)年に、司馬遼太郎氏が産経新聞に、『竜馬がゆく』の連載を開始します。この2つの作品によって、日本人が一般に抱く坂本龍馬像、つまり自由で大胆で、懐が深いという人物像が出来上がったともいえます。幕末のヒーローとしての龍馬像は、坂崎、司馬両名が大きく貢献しており、2人の合作ともいえるでしょう。無論フィクションも入っていると思われ、これらの作品のみで本来の龍馬を捉えるのは難しいでしょうが、この人物に対して興味を持つ、そのとっかかりにはなりそうです。

飲み物-パブのビール1
[ 2018/09/23 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

幕末大河と薩長同盟と長州征伐

まず、台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

では前々回の『薩長同盟』関連です。『龍馬伝』や『篤姫』では、今回以上に龍馬が関わっていたかと思いますが、前回の『西郷どん』のあらすじと感想でも触れたように、龍馬の存在は、実はさほど大きくなかったといわれています。かの「船中八策」も、実は彼によるものではないという説も出ています。彼がどのくらい薩長に力を貸したかは、不明の点も多いようです。その一方で、小松帯刀の存在が大きくなっているようです。この同盟(最近は盟約という用語が主に使われる)が小松邸で結ばれたのがわかったのは、2年前のことでした。この年の秋に『西郷どん』の制作発表が行われたのですが、あるいはこのせいもあるのでしょうか。

しかしこういうことを考えて行くと、薩摩の存在感がかなり大きくなるかもしれません。まあ龍馬のイメージといえば、司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』、これに影響を受けた人もかなりいるでしょう。無論これも小説ですから、いくらか創作は入っていると思われます。逆に創作が全く入っていなければ、小説やドラマにはなりえないでしょう。司馬氏の場合、執筆が昭和の半ば頃ということもあり、その当時明治を知る方がまだ沢山おられて、そういう人々に直接話を聞いたということも、執筆活動にプラスになっています。これは『竜馬がゆく』に限らず、たとえば『坂の上の雲』などでも同じような取材が行われています。

ところで先ほど『篤姫』について触れました。この作品では、第一次長州征伐が確か描かれていなかったようです。そもそも長州征伐に関する描写の印象があまりないのですが、これは今度DVDで確かめてみることにします。どうしても『篤姫』の場合は大奥の描写が中心になりますね。それはそうと、90年代以降、西暦で6と7がつく年は、戦国大河が2年続くと書いたことがあります。一方で8がつく年は、幕末物となっています。近年は特に戦国と幕末のヘビーローテーションとなっていますし、今年は維新150年ということもあるにせよ、このパターンはやはり守られているようです。

1996 秀吉 1997 毛利元就 1998 徳川慶喜
2006 功名が辻 2007 風林火山 2008 篤姫
2016 真田丸 2017 おんな城主 直虎 2018 西郷どん

しかも徳川慶喜(徳川)→篤姫(徳川+薩摩)→西郷どん(薩摩)と移り変わっています。戦国物にはそれまでの関連性はなさそうですが。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2018/09/05 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

西郷どん第33回「糸の誓い」

懸念されていた薩長同盟もまとまり、坂本龍馬も一仕事終えて寺田屋へと戻ります。しかしそこで奉行所の捕り方たちに踏み込まれ、薩摩藩邸で匿われます。そして吉之助、お龍と共に薩摩へ向かうことになるのですが…。

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薩長同盟締結後、坂本龍馬は寺田屋へ戻り一杯やっていた。その頃、風呂に入っていた龍馬の妻お龍は、人の足音を聞いて袷を羽織り、外をのぞき見る。そこには伏見奉行所の捕り方たちが迫っていた。お龍は急いで龍馬の部屋へ行ってこのことを知らせ、自分は伏見の薩摩藩邸へと駆け込む。龍馬は捕り方たち相手にピストルを撃って急場をしのぐが、役人に両手を斬られてしまう。その後龍馬は材木問屋に潜んでいたところを助け出され、薩摩藩邸に匿われることになった。その後帰郷する吉之助と共に、龍馬とお龍も薩摩へ向かうことになる。

薩摩に戻り、お龍と共に家に入って来た吉之助を見て、家族は驚く。糸と結婚したはずの吉之助が、京で女を作ったのかと思ったのである。しかしそこに、熊吉に案内されて龍馬が入って来る。一同は2人をもてなすが、お龍のあけっぴろげな性格に糸は驚く。しかも糸はお龍とは違い、夫の側にもいられず、また子ができるかどうかもわからず、さらに吉之助の最初の妻と二度目の妻にお龍が突っ込んでくるため、1人外に出ていた。西郷家に来ていた満寿は糸を慰め、お龍をたしなめるが、お龍は諸藩の武士は京で女を囲っているとあっけらかんと言う。吉之助は自分はいないと否定するが、ついおゆうを思い出し、満寿の顔を見てしまう。満寿は何かを悟ったように見えた。

その夜、自分をなぜ連れて来たのかと問う龍馬に、吉之助は薩摩藩が、来訪する英国公使パークスをもてなす予定であることを打ち明ける。薩摩は幕府が長州に目を向けている間に、英国に接近し、幕府に対抗する力をつけるつもりでいた。糸はそのため、久々に夫に会えたのに話もできなかった。その後、龍馬がお龍と手の湯治に出ている間に、注文した宴会用の洋酒が届く。どれがどれがわからず迷っているところへ、龍馬と男装したお龍が戻って来た。お龍は女人禁制の高千穂に登るため、男装をしていたのだが、それはかつての糸を思わせた。そして吉之助と龍馬が洋酒の味見をしているところへ、小松帯刀がやって来る。

小松は幕府軍が長州再征に向けて動き出したことを知らせる。それを聞いた龍馬は、長崎へ帰る途中に長州へ立ち寄ることを決める。その長州再征で大久保一蔵は、老中板倉静勝に、薩摩は出兵しないと主張する。これは一橋慶喜を怒らせるが、一方で総大将である徳川家茂は、大阪城で病で伏せていた。翌朝龍馬は密かに発とうとして、またも糸に見つかってしまう。お龍を危険な目に遭わせたくないという龍馬だが、その後すぐにお龍は起き出して来る。糸は説得する物のお龍は聞かず、仕方なく自分の羽織を着せてお龍を送り出す。お龍は言う。
「難儀な男に惚れのだたから惚れ通すしかない」

この長州再征では旧式装備の幕府方と、最新式の装備の長州軍の戦いとなり、芸州口では5万の幕府軍を、井上聞多率いる1000人の兵が打ち破っていた。そんな折パークスが鹿児島に到着し、パークス夫妻と通訳のアーネスト・サトウを招いて食事会が行われるが、ナマコを出されたパークスは顔をしかめる。その後も祝宴は続くが、肝心の本題に話が移らないためパークスは激怒し、鹿児島を発つとまで言い出す。その頃吉之助が英国艦にさらわれたとの噂が広まり、家族を心配させるが、実は吉之助が自分からプリンセスロイヤル号のパークスに会いに行き、薩摩との交渉を成立させたのだった。パークスは帝と将軍の違いについて訊き、最後にやっと議論ができたと言って握手をする。

ナマコを持って家に戻った吉之助に、皆は安堵の色を浮かべる。その夜糸は吉之助と向き合って座り、愛加那について尋ねる。一度死んだ自分を生き返らせてくれたと話す吉之助に糸は、自分は彼女に嫉妬していたと話し、今後は吉之助がパークスに話したのと同様、腹を割って話すことを伝える。そしてこの慶応2(1866)年の秋、吉之助は再び京へ行くことになった。出立の際に、糸は自分が妊娠していることを打ち明ける、嬉しさに涙を流す吉之助。この子と2人で待っているという糸の言葉に勇気づけられ、吉之助は京へと旅立って行った。

***********************

龍馬とお龍のハネムーン、これが日本最初の新婚旅行だといわれていますが、実際は小松帯刀などはもっと早くこれを実践していたようです。この大河での龍馬は、かつての幕末の大物から幾分トーンダウンして、武器商人としての描き方が前面に出て来ています。実際薩長同盟に対しても、小松帯刀の方から言い出したという説もあり、今後龍馬の描かれ方にも、また変化が訪れることになりそうです。しかしお龍さん、元々過激な女性ともいわれていますが、あまり空気を読まない人のようですね。当時としては、かなり珍しい女性です。

そして小松帯刀が、幕府軍が動いたと知らせに来ます。ちょっと唐突な印象もありましたが、吉之助の驚いた様子と小松の抑えた口調とで、ただならない事態であることがそれとなくわかります。一方で龍馬は戦見物などというところに、薩摩人とは違う立場であることが見て取れます。実際この時龍馬は、亀山社中のユニオン号(乙丑丸)を長州に回して、小倉攻めに協力したといわれています。これは『龍馬伝』で詳しく描かれています。無論そういう場所にお龍を連れては行けませんが、あの後彼女は追いつくことができたのでしょうか。

この再征前に大久保一蔵は、長州再征には出兵できぬと幕府に薩摩側の意思を伝えます。これにより、さらに一橋慶喜と対立することになりそうです。尤も幕府方は、総大将の徳川家茂は病臥しており、長州相手に苦戦している有様でした。ちなみにこの時は大島口、芸州口、石州口、小倉口から幕府軍が攻め入り、このため長州では四境戦争と呼ばれています。大島口では世良修蔵が幕府軍を破っており、石見口では大村益次郎が采配を振るい、そして小倉には高杉晋作と山県狂介(有朋)が攻め入っています。

ところで西郷家では、いつも琴が手伝いに来ていて、園は赤ちゃんにかまけているようです。本当はこの人は、この翌年に再婚していて子供もいないわけですが、この大河では吉二郎と結婚して子供も大きくなっているので、そろそろ赤ちゃんを背負って糸の手伝いをしてもいいかと思うのですが。ところでその吉二郎、一番感情に流されにくそうなこの弟が、兄吉之助がお龍と入って来た時にはめずらしく激高します。それほどこの光景は衝撃的であったといえます。

そしてパークス一行と、藩主及び国父様の食事会ですが、いくら何でも西洋人にナマコは文字通りいただけないでしょう。恐らく生の海産物を食べないということは知っていて、火を通してはいたようですが…。交渉の最後にパークスがナマコに言及したのもうなずけます。そのためか、ナマコを手土産にして帰宅した吉之助ですが、糸のつっけんどんな態度に何か引っかかるものがあったようです。考えてみれば結婚式も挙げておらず、あの夜がいわば初夜のようなもので、これでやっと本物の夫婦になったといえるでしょう。吉之助も確かに「難儀な男」ですが、ただ龍馬とはその「難儀」の中身がかなり異なると思われます。

[ 2018/09/03 23:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

西郷どんの歴史的背景24-坂本龍馬と亀山社中と薩長同盟

まず、このようなニュースがあります。

坂本龍馬の花押原本、全国初公開 現存は唯一、福井県で9月展示
(福井新聞)

展示期間は9月22日から11月4日までとなっています。お近くにお住まいの方、龍馬の花押を見てみたいという方は是非。

第31回では坂本龍馬が、海軍操練所の閉鎖に伴い薩摩へ行くことになります。これは勝が阿部正外によく思われておらず、また不祥事もあったのが原因でした。勝が謹慎ということから、大体それが察せられます。さて龍馬は薩英戦争の損失を受けて自らのビジネスの話に乗り出し、彼の「カンパニー」亀山社中に、薩摩藩から出資させることになります。ここの長崎での拠点は、『龍馬伝』でお馴染みの、あの小曽根家に置かれていました。『仁ーJINー』では、長崎へ向かった仁が龍馬と会い、武器密輸をしているところを目撃します。長州は朝敵ゆえ、自分たちが武器買い付けを行っていること、亀山社中でペニシリンを扱えないかと仁に頼むところ、そして、仁から健康保険の話を聞いて、それに賛同するシーンなどがあの回で登場します。

長州はこの前年の暮れ、高杉晋作による功山寺決起があり、俗論党政権から再び討幕派が主導権を握るようになっていました。しかし一方でこの時期、薩摩と長州はまだ犬猿の仲でした。よくいわれる「薩奸會賊」、つまり禁門の変で敵対した薩摩と会津をののしる言葉はこの当時流行し、長州ではこの四文字を下駄の底に書いて踏みつけたそうです。そんな中、坂本龍馬と中岡慎太郎という2人の土佐人が、あるいはビジネスとの兼ね合いもあり、この両者を結び付けようとしていました。しかし西郷吉之助は下関に現れず、これで両者の結びつきは遠のいたかに見えました。また孝明天皇が勅許を出さず、長州征伐の危機もひとまずは遠のきます。またその後長州藩から、おおっぴらには購入できないため、薩摩藩名義での武器の発注があり、その代わりに薩摩へ長州から米が送られて、和解への第一歩が踏み出されるに至ります。

ところで薩長同盟は龍馬が斡旋したとなっていますが、薩長同盟を事実上根回ししたのは、大村藩士の渡邊昇とされています。その他にも、実際龍馬がどこまで歴史に関わったかには研究者により様々なようです。そしてこの年の9月には、大久保一蔵が「非義勅命は勅命にあらず」を記した書簡を長州へ送り、これで、長州が再度幕府に攻められても、薩摩は幕府軍を応援しないことが決定しています。そして話が前後しますが、薩長の同盟締結直後、寺田屋に宿泊していた龍馬はお龍から、伏見奉行所の捕り手が来ていると知らせを受け、手を斬られたために薩摩藩邸に助けを求めます。この傷が意外に深く、その年の3月にお龍を伴って再び薩摩を訪れ、霧島温泉で療養します。これが日本最初の新婚旅行といわれていますが、小松帯刀などのように、その前に新婚旅行と呼べる旅をした人もいます。

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[ 2018/08/26 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)
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実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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