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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  花燃ゆ

大河ドラマ雑考-38

まず『八重の桜』や『相棒』に出演した芦名星さんが亡くなられました。そして、かつて日テレ系の『西遊記』で、沙悟浄を演じた岸部シローさんが、8月末に亡くなられていたことが報道されています。お二人のご冥福をお祈りします。

それと先日から書いている『元禄太平記』総集編でもう一つ、最後の方に政権批判の落首が登場します。これが皆同じような筆跡であるというのもちょっと妙なものです。これなら『真田丸』の聚楽第の落書の方が、リアリティがあったと思います。

しかしこうして見ると、昔の大河にも多少はおかしな点があり、その当時の大人の視聴者は、いくらか違和感を覚えながらも観ていたとも言えるでしょう。無論『江~姫たちの戦国~』で、江が明智光秀に説教するとか、『花燃ゆ』で、杉文(楫取美和子)がおにぎりばかり作っているといった描写に比べれば、それでもかなりまともではあるのですが。

大河は一度リセットしてはどうかと、少し前に書きましたが、大河にせよ昔のドラマにせよ、言うなればTVしかない時代の産物ではあると思います。この当時視聴者は、地上波の番組を観るしかありませんでした-と言うか、「しかありませんでした」という表現は、この場合ちょっと正しくはないかも知れません。その当時はそれが当然であったからです。

何事もそうですが、今までなかった物が新たに登場することにより、それ以前の時代には最早戻れなくなるわけですが、TVも同様のことが言えます。視聴者が地上波以外のコンテンツを選べる時代になると、かつてのTVのシステムというのは、ある程度勢いを失わざるを得なくなります。その中で生き残ったいくつかの地上波コンテンツが、その後も継続して視聴されて行くわけで、TVそのものよりも、地上波が徐々に衰退しつつあるというのが正しいのかも知れません。

実際私もスカパー!に加入して初めて、チャンネルにお金を払うとはこのようなことかと実感したわけで、専門チャンネルを持たないNHKでは味わえない満足感がありました。NHKもBSを1局にしようとしていますが、当然その分コンテンツ数は減ります。それなら経費のかかる大河をしばらく見合わせるという方法もありますし、そもそも、公共放送に本当に1年間の連続ドラマが必要なのか、考えてみる必要はあるでしょう。

いっそのこと『半沢直樹』を時代劇化して、スペシャルとして放送してはどうかと思います。元々時代劇的で、今回は歌舞伎の要素も多分にあるドラマなので、下手な大河より面白い物が作れそうです。時代劇も最近は専門チャンネルやBSのコンテンツとなっていますが、そのような状況中で、地上波で1年間放送できる大河は実に贅沢なものです。民放の場合、スポンサーがついてこそのドラマ制作ですが、NHKはそれを考えずとも済むというのもその一因でしょう。

しかしスポンサーの存在を考慮に入れなくていいというのは、その反面、緊張感を欠いたものとなりがちです。NHK大河がどこか自己満足的または独善的に見えるのには、こういうNHKならではの理由が挙げられるわけですが、正直金食い虫のそしりも免れないのではないでしょうか。大河というのは別に神聖不可侵なものでもなく、なのに視聴者のコンセンサスを得ているかどうかも定かではない作品もある以上、廃止するか、あるいは休止するか否かの議論は、もっと柔軟に行われてしかるべきかとは思います。

飲み物-アイスコーヒー
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[ 2020/09/18 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-37

先日の大河ドラマ雑考で、架空の人物が主人公の『獅子の時代』について触れています。一方が会津、一方が薩摩の出身で、それぞれの異なる生き方を描いています。

その他にも、架空の人物を主人公として描いた作品としては『三姉妹』、『山河燃ゆ』、『いのち』そして『琉球の風』がありますが、このうち幕末や近現代を舞台にしていないのは、『琉球の風』のみです。幕末から近現代を描くに当たっては、創作をなかなか入れ難いこともあり、架空の人物をメインに持って来た方が、思い切った描き方ができるのが理由の一つでしょう。しかし架空の人物を主人公にしてまで、大河を作るべきなのでしょうか。

それなら大河にしなくても、BS時代劇か何かで十分ではないかと思われますし、実在の人物で大河化されていない人もかなりいるであろうことを思えば、やはりこの方法には多少の違和感があります。そのせいもあってか、ここ20年ほどは、架空の主人公の大河は作られていません。

その代わり、女性主人公に代表されるような、無名の主人公の作品が多くなっています。無名というと語弊があるでしょうが、ある時期までは殆どその経歴も身分も知られていないような人々のことです。無論最初は無名であっても、新島(山本)八重のように後半生は名を知られるようになり、さらに叙勲の対象となった人物のような場合は、前半を工夫すれば、主要な人物として描くことに異論はありません。一方で杉文(楫取美和子)も後半生は名を知られるようになりますが、ただ主役はやはり弱いかなとは思います。

それからこれは来年の大河への懸念でもあるのですが、幕末から近代にかけて偉業を成した人物ならば、せめてその人物の晩年までを描いてほしいものです。渋沢栄一は90代まで長命していますが、その晩年までを描くにしては、主演の吉沢亮さんはやはり若すぎるし、若い頃メインで終わらせようとすると、晩年が駆け足になってしまうように思えます。それでは如何にも中途半端で、朝ドラの男性主人公のようになってしまいそうです。

飲み物-カクテルオレンジ
[ 2020/09/13 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

歴史を背負わない女主人公

ニッコームックの『おんな城主 直虎』完全読本の、スタッフによるインタビューについて2日にわたり投稿していますが、『直虎』と似たような描写は、他の女性主人公大河にももちろん見られます。寧ろそれがない女性大河の方が少数派でしょう。

このうち、直虎や『花燃ゆ』の杉文(楫取美和子)の場合は知名度がそう高くなく、また歴史上に名を遺した機会も限られることから、創作でカバーしなければならなくなるわけですが、無理にそういう人物を主人公にする理由もないわけです。本来の歴史から違った次元に飛んでしまい、それがまた物議を醸すもとになりがちです。しかしその一方で、『江~姫たちの戦国~』(以下、江)などは、ある程度名の知られたヒロイン(姉妹も含めて)であるはずなのですが、なぜかどこにでも江が現れたり、その当時およそ言わないであろうことを言ってみたり、何とも納得しかねるところもまた多いものです。

この『江』に関しては、その2年前の『天地人』とどこか類似性を感じさせます。『天地人』も男性主人公の割には、雰囲気がどうにも朝ドラ的であり、戦国武将の物語といった雰囲気ではなかったことは確かで、千利休の養女が福島正則を投げ飛ばすシーンなどはやめてくれと思ったものです。しかもこの「愛」の兜に味を占めたのか、『江』で同じく千利休がこちらは切腹する際に、いくら上杉家絡みとはいえ、この兜をつけた直江兼続と思しき人物が出て来たりするシーンがあったりで、どうも受け狙いというか、およそ戦国大河らしからぬ軽さが目立ちました。『軍師官兵衛』で、やっと本来の戦国大河に戻って来た感があります。

今まで女性大河、特に2010年代に、女性主人公が隔年での制作になってからの5作品で、曲がりなりにもヒロインが歴史を背負う存在として描かれているのは、『篤姫』と『八重の桜』位ではないでしょうか。ただ『篤姫』も、小松帯刀が初恋の相手で、色違いのお守りを持っているとか、男装して藩校に通ったりするのは如何なものかと思いました。『八重の桜』では、兄の覚馬が主人公に見えるようなシーンもありましたが、寧ろそれがよかったのではないかと思います。ヒロインが、無関係なところにあれこれ首を突っ込むのを避けられたという意味では、この描写は評価すべきでしょう。

女性主人公大河は、その周辺の男性をしっかりと描き、ヒロインもまた歴史を背負う存在であると印象付けるべきなのですが、前出の3つの作品では、どうも当の男性をヒロインの側に引っ張り込んでいるように見えて仕方ありませんでした。
(2020年9月4日一部修正)

飲み物-アイスコーヒー2
[ 2020/09/04 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河と忠臣蔵 3(元禄太平記続き)

そろそろニッコームックの大河ガイドブック、『おんな城主 直虎』関連の投稿をしようかと考えています。ただこの大河に関しては、以前から書いているように、放送開始から3か月間ほどはそこそこ楽しめたものの、それ以後は創作の多さもあってそうでもなくなってしまいました。この点では『花燃ゆ』共々半年大河でよかったのではないかと思っています。

無論女性主人公のみならず、男性でも半年で十分、あるいは半年の方が中身が濃くなるという例はあるもので、今年のにもそれが言えますし、昨年も似たような感じです。1年物にするのであれば、群像劇にするとか、主人公を複数にするなどの方法が採られてしかるべきでしょう。昨年は複数の主人公でしたが、同じ時代を生きた2人ではありませんでした(時代が行きつ戻りつはしましたが)。先日投稿した『元禄太平記』なども、柳沢吉保の生涯だけを描くのであれば、半年大河にするか、通常の時代劇シリーズで十分だったかと思われます。『花神』の大村益次郎も同じことがいえます。ただ前者の場合は、元禄時代に付き物の赤穂義士とのセットであったため、1年物として制作できたとも言えますし、後者は、『国盗り物語』に続いて大野靖子氏が群像劇仕立てにしたため、これも1年物として放送できたと考えるべきでしょう。

ところでこの『元禄太平記』の中で、市井の人々が暴れていて、それを柳沢兵庫が止めるシーンがありますが、この時「元禄はまた退廃の時代でもある」というナレーションが流れます。この時代は、江戸前期の文化が花開いた時期でもあり、経済活動も盛んになったため、その副産物として風紀の乱れも生じるわけですが、「退廃」の伏線的な部分が示されず、いきなりこういうナレーションが出て来るのは唐突感があります。それからこの総集編第1巻を見る限り、制作サイドの考えも無論あるでしょうが、上方文化が東国に流れた時代であるにも関わらず、そういう部分の掘り下げがやや足りない嫌いがあります。この点は『峠の群像』の方が詳しく描かれていたようです。

この大河の脚本は小野田勇氏ですが、この人はどちらかといえば舞台の作品の方が多いようです。ちなみに大河はこの1本のみとなっています。それからこの大河のOPですが、尾形光琳の絵などが登場して如何にもそれらしくはあるものの、時代背景やドラマの舞台を反映してなのか、やや控えめで大人しい雰囲気です。同じ江戸時代でも、『八代将軍吉宗』の方はもう少し遊び心がありました。あれは確か「見返り美人」が登場していましたね。

それとこれは割と知られた話ですが、徳川綱吉は男色家でもあり、能役者との男色が有名であるようです。要は「おっさんずラブ」です。無論これは綱吉だけにはとどまりませんが、その辺りの描写はあまりないようです。やはりその当時、あまり大河でそういうのは描けなかったのでしょうか。それと綱吉・右衛門佐というと、やはりかの『男女逆転大奥』を思い出します。綱吉が菅野美穂さん、右衛門佐が堺雅人さんのあれです。この時の柳沢吉保を演じていたのは尾野真千子さんでしたが、最後の方で綱吉の化粧直しをした際、首を絞めようとしていていささか怖いものを感じました。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2020/09/01 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

昨年そして今年の大河がなぜ面白く感じられないのか

昨年と今年の大河については、事あるごとに書いてきたつもりですが、やはり演出が大仰すぎるうえに、今年は衣裳関連もあり、それが結局視聴を続ける意思をなくした一因となっています。好きな俳優さん(『いだてん』の役所広司さん、『麒麟がくる』の吉田鋼太郎さんと谷原章介さん)はいるのですが、如何せん好きだから視聴を続けるというわけにも行かないのです。役所さんは『陸王』がよかったし、今度も長距離選手関連だからと、その意味ではちょっと期待もしました。しかし、金栗四三の紹介という点では、『陸王』の方がよかったですね。こはぜ屋がランニングシューズを始めたのは、彼の存在も大きかったのですから。

しかし『江』『花燃ゆ』そして『直虎』と、ありえなさすぎな女性大河が一旦終わり、男性主人公が続くから今度はまだいいだろうと思っていた矢先に、2年連続でこのようになったのはやはりがっかりです。言っては何ですが、どことなく大河が「下卑た」印象になっている。別に奇を衒わず普通の物でも固定視聴者層はいるだろうに、敢えてそれを無視して、殊更にこねくり回してしまった結果、本来の大河とは似て非なる物が出来上がっているように見えます。先日の『麒麟がくる』のキャスト発表でも、有名どころに混じる形でよく知らない人がいると書いています。あれなら、『青天を衝け』のキャストの方が、まだ有名な人がいます。

今後大河がどのような形を取るにせよ、それを引っ張って行くのは今40代から60代位の俳優さんたちでしょう。そういう人たちに、それぞれ相応しい場が与えられているのかと正直思います。本当言って、大河より日曜劇場の方が、そこそこの俳優さんを目にするケースが多いのですが、NHKはこれをどのように考えているのでしょうね。それとこれはガイドブック比較(そろそろ始めます)でも書く予定ですが、今年の大河が王道だとスタッフも言っていて、また長谷川博己さんも公式サイトでそうコメントしています。しかし『軍師官兵衛』ならともかく、どうもこの大河は「王道」という印象ではないのですが…。

飲み物-ウイスキーストレート
[ 2020/08/17 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』雑考19-視聴を止めた理由と来年の大河

『麒麟がくる』の放送再開、8月30日からの予定です。
とは言っても、私は『麒麟がくる』の視聴を再開後は見送る(録画は一応続ける)と、少し前に書いています。つまり、もう「くる」のを待たなくてもよくなったわけです。昨年までは、今年は楽しいだろうけど、来年はさてどうかなと思っていました。その期待薄だった来年=『青天を衝け』を待つことになるのですから皮肉なものです。

この大河、男性主人公でしかも舞台は戦国時代で、その意味では題材としてかなり申し分ないはずなのですが、このようなことになってしまいました。やはり主人公の経歴がはっきりしない時期に、女性主人公の大河のように創作を入れまくり、様々な人物と絡ませるようにしたため、従来の戦国大河の男性主人公と違った印象を与えた点がまず挙げられます。

それも今回は男性主人公であるため、行動範囲も女性より広く、男性だから斬り合いやら鉄砲やら出て来ます。つまり女性よりもスケールが大きくなるわけです。そのうえで本人の記録の少なさを補うための創作が入ることになり、結果的にフィクションとしてのスケールも大きくなってしまいます。そのため創作部分が、女性主人公の大河のそれよりさらにエスカレートした感も否定できません。いくら何でも女性主人公なら、本能寺の前の斬り合いなどはないでしょう。

言うまでもないことですが、衣裳もまたマイナス要因でした。考えてみれば、今までは大河を楽しめるか否かは、物語の展開や演出によって決まることが多かったのです。無論今回の視聴見送りには、そういった部分も関係しています。しかしそれに加えて、従来であればマイナス要因にはならなかったはずの衣裳の色遣いが、『麒麟がくる』という大河への評価を決定づけた一因となってしまっています。

とどのつまりこの大河には蜜月がありませんでした。最終的に面白いと思わなかった大河でも、最初の何か月間は面白い時期があるものです。特に女性主人公の場合は、彼女に近い存在の男性が4月頃まで活躍するため、その期間中は曲がりなりにも大河らしさを感じられるものです。『花燃ゆ』の吉田松陰しかり、『おんな城主 直虎』の井伊家の男性しかりです。『天地人』でも、子役の時は楽しめたのです。しかし今回は衣裳のせいもあり、第1回からの違和感を引きずったまま来てしまった感があります。

今まで戦国と言えば鉄板でした。男性主人公の戦国大河の面白さは、やはり本人の経歴に裏付けられる描写と、その間に点在するフィクションでしょう。しかし生憎今回は、それらをさほどに観ることもなく、それどころか、主人公が恐らく行っていないであろう桶狭間に行くなどという超展開で、さらには衣装のことなどが積み重なって、昨年同様途中で観ないという決断に至りました。

無論来年もまだどうなるかはわかりません。これも少し前に書いていますが、待つ間が花ということで、始まってみれば面白くないということもあるし、その逆に、いい意味で期待を裏切られたということもであるでしょう。視聴率もリアタイがそうでなくても、総合視聴率でそう悪くないということもあるかもしれません。尤も来年は関東が地元なのですから、東京の数字がNHKとしては気になるだろうと思います。いくら何でも『いだてん』を下回ることはないかと思いますが。

これを機に、NHKは戦国大河の主人公をもう一度考え直してはどうかと思います。地元からの要請もあったのでしょう、しかしやはりこれだと信長が主人公の方がふさわしいです。無論、今後も大河を続けるのであればの話です。

飲み物-カクテルブルー
[ 2020/07/27 00:45 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

三浦春馬さん逝去と『功名が辻』の湘南

俳優の三浦春馬さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。三浦さんといえば、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の井伊直親役が有名です。直親(この人物は小野政次に比べると、ドラマの中でそこまで功績がある設定ではありませんでしたが)が登場していた頃は、他の男性陣の顔ぶれも豪華で、『直虎』もそれなりに面白かったとは思います。

しかし私は、『功名が辻』で三浦さんが演じた湘南が印象的です。山内一豊と千代が一人娘のよねを地震で失った後、山内家の前に捨てられており、「拾」(ひろい)と名付けられて一豊夫妻に育てられます。しかし氏素性がわからぬ子であり、最終的に山内家を継がせることはかなわず、一豊からそのことを知らされた拾は涙を流しつつも、寺へ入ることになります。

後に一豊が土佐を与えられた時、この湘南も土佐を訪れることになります。尚幼少時の拾を演じたのは、泉澤祐希さんです。こう書けば、ぴんと来る方もあるいはいるかも知れません。『西郷どん』で、川路利良を演じたあの俳優さんです。あと『花燃ゆ』で、吉田松陰と密航を企てる金子重輔も演じていたのですね。

飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/07/18 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』ここまでの感想5(構成)

一応これを持って、ここまでの感想を締めくくりたいと思います。ただ後で追記的な物を投稿するかも知れませんので、その際は悪しからずご了承ください、

今までにも書いて来ていますが、やはり
光秀が頻繁にあちこちに行きすぎ
女性キャラの描き方に疑問
に加えて、
描いてしかるべき部分が飛ばされていて、セリフで説明している感がある
というのも、この大河が楽しめない一因となってはいます。
やはり美濃編は最小限にとどめておいて、越前から本格的に始めた方がよかったかと思います。無論この越前編も、空白の10年といった感があり、朝倉家に仕えていたらしいこと、称念寺の門前で暮らしていたことがわかっている程度なので、思い切って医者説を持ってくるという方法もあったでしょう。ただ私としては、医者としての光秀は他の時代劇で観たいと思ってはいますが。

彼が斎藤道三に師事していたことは事実ですが、殊更に美濃編をあそこまで長くする必要もなかったと思います。言っちゃなんですが、これでは『国盗り物語』の二番煎じです。『国盗り物語』は道三と信長がリレー式に主役を入れ替わったからこそ、あれでよかったのです。光秀は脇役というか準主役的存在で、美濃では鉄砲の習得に励む青年として描かれていましたが、信長に比べるとそう目立つ存在ではなかったようです。
そして長良川の合戦後は諸国を放浪し、最終的に越前に落ち着いて道場を開くも、門人がなかなか来ず、しかも本人が病気になり、その後何とか好機を得て朝倉家の客分になっています。無論大部分は創作ですが、準主役とはいえここまで緻密に彼の辿った道が描かれていれば、それはそれで納得できるのです。その後大仕事とも言うべき、覚慶の脱出の手助けもやっています。
しかし今回は、越前に落ち着くまでの描写がかなり短めです。のみならず、最初からあちこちに行かされたり、京で将軍の前で斬り合いまがいのことをしたり、挙句の果ては、松平信康の裏切りを仕掛けて、桶狭間を見に行ったりしています。何もこんな『江~姫たちの戦国~』とか、『おんな城主 直虎』のようなことをやらせなくてもいいでしょう。なぜもっとそれらしい話で埋めて行かないのでしょうか。もっと言えば、そこまで本人の経歴がわからないのであれば、1年物の主役でなく脇役でよかったでしょう。半年物の主役であったのなら、そこそこ説得力はあったと思います。

そう言えば公式サイトの「麒麟、振り返る」なるページに、例の本能寺の前での斬り合いシーンについて、制作統括の藤並氏(『直虎』のディレクター)のコメントがあります。それによれば、
「光秀と本能寺の出会いをより”因縁”めいたシーンにできないだろうか」
という長谷川博己さんのリクエストがあったらしい。そこで光秀が本能寺という文字を見上げ、幕臣である細川藤孝と対峙するというシーンが作られたらしいのです。しかし思うのですが、この『麒麟がくる』は、本能寺から逆算しないという前提があったはずです。ならばなぜ、わざわざこういう形で本能寺を視聴者に見せるのか、ちょっとわかりかねるところもあるのですが…。因縁めいたシーンと言ってもその描写は様々で、そこが制作側の腕の見せどころでもあり、わざわざ門前に立たせることもないはずです。設定が如何にもベタな感じです。それにそもそもあんな鉄砲を担いだ、少なくともこの時点では、どこの馬の骨とも知れないような人物がいたりしては、怪しまれて当然でしょう。
尚このシーン、向井さんと谷原さんが台風の影響で当日現地(岩手)入りだったようですが、岩手と台風と言えば、あの釜石でのワールドカップの試合が中止になり、カナダ代表が後片付けのボランティアをした時でしょうか。

それとOPの音楽ですが、これも私に取っては今一つな感があります。大河はそもそもがそうですが、特に戦国時代のOPテーマといえば、ある程度の躍動感やメリハリがあった方が似つかわしいかと思います。しかしこの大河の場合、雰囲気として重く、しかもそこまでメリハリがある感じでもなく、有り体に言って、眠くなってしまいそうです。ジョン・グラム氏には悪いのですが、海外ドラマ、もしくは映画のOPのテーマならふさわしいでしょう。
それとタイトルバックも、血なまぐさい中にある躍動、軽やかさのようなものがありません。つまりすべてが重い印象があるのに加え、やはり最後の方のカメラ目線の人々が苦手です。さほど楽しめない大河ではありましたが、『花燃ゆ』のOPなどはよかったのですけどね。あと好きな大河でも、『軍師官兵衛』のOPはそうでもありませんでした。馬のCGは出さなくてよかったかと思います。

それと余談として。
公式サイトには、衣裳についてあれこれアップされています。これも正直どうかなと思うものがあるのですが、最新の物として、谷原さん演じる三淵藤英の卍繋ぎの直垂が紹介されています。ぱっと見は派手な衣装だが、谷原さんなら落ち着いて見えるなどとあるのですが、どうもこのきんきらきんな色遣いには抵抗がありますし、そもそも卍繋ぎは安土桃山時代以降の物だったと思います。
尚演出の大原ディレクターに関して
「演出の大原さんは大のサッカー好きで、イメージをサッカー選手や監督、代表チームなどで時々表現されるのですが、今回は「ドイツ代表みたいな落ち着き」というイメージから、緑と白という遊び心も少し入れています(笑)」
とのこと。
ラグビー好きの私にしてみれば、緑とゴールドと白は南アフリカ代表ですね。ちなみにこの同じページに青海波も紹介されていて、吉祥文様とあります。というか、これも昨年のワールドカップで、日本代表のジャージーに亀甲などと並んで使われていましたし、レフェリーのグリーンのジャージーの柄はこの青海波であったことを、ここで付け加えておきます。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2020/07/17 01:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

戦国大河考 5 半年大河と幕末大河考

現在大河枠で過去の戦国大河の特番が放送されています。この戦国大河は登場人物が馴染み深い、あるいは乱世で合戦があり、見所が多いといったこともあり、かなり大河化されています-ただ最近は、合戦が多いとは必ずしも言えません。以前も触れていますが、一口に戦国大河と言っても
三英傑を主人公とした織豊政権物
武田氏が主人公の物
地方の大名がメインの物
などがあり、このうち一番多いのが三英傑物です。無論織田信長が若い頃から、徳川家康の晩年に至るまでの何十年間の内から、どの時代を選ぶかによって、描く人物や出来事も異なっては来ます。

しかしそれでも多いには多い、戦国物だけが大河の中で肥大化しているようにも見えます。別の時代をもっと描いてはと思う所以ですが、あまりマイナーな時代だと視聴者離れが進むのを嫌がるのでしょう。しかしながらこの戦国大河に、NHKがいささか頼り過ぎている感も否定できません。特に今は観光業界とタイアップしており、大河ドラマ館を作るようになっているため、余計に、大河の舞台の知名度を重視しがちであるとも考えられます。しかしどうも観光優先というのは、いささか本末転倒な感もあります。

要は1年物だからこそ大河ドラマ館を作る、地元でイベントをやるというのが可能でもあるわけですが、一方で1年というのはやはり長いです。あまり楽しめない大河だと、終わるのが待ち遠しく感じられるほどです。以前大河廃止論を書いたことがありますが、そこまでしなくても、1年物を短縮するという方法があります。1年物は『鎌倉殿の13人』までにして、その後は以前から書いているように、1クールか2クールにしてしてはどうかと思います。逆に言えば、1年47回分でドラマを作れる人物というのは、どうしても限られます。

戦国だと三英傑、武田信玄や上杉謙信などはまず合格でしょう。幕末も所謂志士、最後の将軍徳川慶喜、さらには明治政府に貢献した人々になるでしょうか。ですからそういう主人公の場合は1年、他は半年にするという方法があります。来年の『青天を衝け』も、若い時期中心でなければ1年掛けてもいいのですが、生憎そうはならないようで、ならば半年にして、あとの半年で幕末大河名場面集をしてもいいかとさえ思います。実際徳川家康のような人物も1年、杉文や井伊直虎といった人物も1年というのも妙な話です。言っては何ですが悪平等とも取れます。個人的には今年の明智光秀も、越前編から本格的に始めて、半年でもよかったかと思うほどです。

それと繰り返すようですが、やはり戦国に頼り過ぎだと思います。これでは困った時の戦国状態です。2クール大河ならば他の時代、それこそ平安時代に始まって鎌倉南北朝、室町初期とか江戸中期を描くというやり方もあるわけで、1年にそこまで固執することもないでしょう。無論半年大河の場合は、PRやイベントもそれなりに工夫が必要ですが、たとえばある人物とその子孫の時代を、半年単位でつなげて描くことも可能かと思います。

それから幕末に関して少し。戦国もそうですが、その次に多い幕末も、最近また色々な新説が出ています。これらをベースにすれば、また違った大河が作れると思われます。
たとえば坂本龍馬ですが、この人は長らく薩長同盟の立役者的人物でした。しかし最近は、この薩長同盟は小松帯刀と桂小五郎が中心であり、しかも龍馬は薩摩藩お抱えであったという説も出ています。これは『西郷どん』でそれらしい部分が登場しますし、また西郷と中岡慎太郎は交流があったともされています。来年も幕末から明治ですが、こちらは幕府方であるため、次の薩長、特に薩摩絡みの大河では、「薩摩の坂本」が登場してもおかしくないかも知れません。

飲み物-エールビール
[ 2020/07/14 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第1弾キャスト発表

来年の大河『青天を衝け』のキャスト第1弾が発表です。

2021年大河ドラマ「青天を衝け」
出演者発表!<第1弾>
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24349
(NHK ONLINE)

コロナ禍のせいとはいえもう7月で、そろそろ今年の暮れから来年にかけての話題が出始める頃です。「やっと」発表と言った感もあります。

正直言って、そこまで豪華キャストといった感じではありませんが、大河でよく見かける中堅からベテランの俳優さんが多いイメージです。しかし南渓和尚と池禅尼が夫婦ですか。それと草彅さんが徳川慶喜とはなあ…『ブラタモリ』枠でしょうか。それを言うなら田辺誠一さんは、『ウルトラ重機』枠ということになるのかもしれませんが。さらに『秀吉』が烈公こと水戸斉昭、井伊直弼は誰になるのでしょう。木村佳乃さんは三谷さんのに出てほしかったと思います。阿野全成の妻(北条政子の妹)役か何かで。

しかし、このキャストだけで見る限り、幕末や近現代を舞台にした作品の出演者が多いようです。それぞれの、同時代を舞台にした過去の作品を見てみると
(敬称略)

高良健吾(花燃ゆ)
満島真之介(いだてん)
橋本愛(西郷どん、いだてん)
平泉成(春の波涛、いだてん)
渡辺いっけい(翔ぶが如く、龍馬伝)
津田寛治(花燃ゆ、西郷どん)
草彅剛(新選組!)
堤真一(翔ぶが如く)
平田満(翔ぶが如く、西郷どん)
玉木宏(篤姫)

しかし橋本愛さん、すっかり大河女優になりましたね。

あと音楽が佐藤直紀さんですが、この方は大河だとやはり『龍馬伝』ですね。しかしジョン・グラム氏には失礼ですが、やはり大河のOPテーマは、日本人作曲家の方が私は好きです。

ところで今年は「男性版直虎」みたいだと書いたことがありますが、来年は「男性版花燃ゆ」のイメージがやはりつきまとってしまいます。この予想は果たして裏切られるのでしょうか。と言いつつ、私は既に再来年の、北条義時関連本を読み始めています。

尚制作サイドのコメントについては、また改めて書く予定です。

飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/07/12 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいです。そのためには、国内のラグビーももっと変わってしかるべきでしょう。

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