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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  真田丸とホームズ

真田丸に見るシャーロックホームズ番外編 サントラ聴き比べ

以前より書いておりました聴き比べ、ごくざっとですがここで触れておきます。まずそれぞれの収録曲のご紹介です。尚『真田丸』の方は、都合により第一巻のみとなっています。

<真田丸>
真田丸メインテーマ           偉大な背中
作戦決行                                                    絆
出港!真田丸              時代を作った男たち  
後に日本一の兵と呼ばれる男       祈り
四面楚歌                家康という男 
忍                   戦国狂想曲
ふたりでひとつ             激戦
行軍                  静心なく
作戦成功                軍略
落城                  動乱
栄枯盛衰                謀反
陽はまた昇る              首桶
岐路                  六文銭 
あこがれ                真田の郷
小国がゆえ               真田丸紀行

<シャーロックホームズ>
友情のテーマ              モリアーティのテーマ
ビートン校迷宮のテーマ         すれ違い
シャーロック・ホームズのテーマ     犯人の言葉
ハドソン夫人のテーマ          アブドラのテーマ
えぇぇ!?               恋のワルツ
事件発生!               最後の対決
ジョン・H・ワトソンのテーマ      解決!
お困り相談               Talking Wave
アイリーン・アドラーのテーマ                    ひやひや!
Talking Blocks              心の窓辺   
ラングデール・パイクのテーマ      ワトソンの憂愁
悪意はそこへ・・・           アガサのテーマ
華麗なる思考              Scarlet Story ~Orchestra Version~
そっと寄り添う心

やはり一方は戦国大河、一方はシャーロック・ホームズベースの人形劇であり、脚本こそ同じ人物であるものの、音楽担当は全く違う方ですので、必ずしも一致するわけではありません。人形劇の方は、学園ものということもあり、華麗な雰囲気や軽い乗りの曲もあるのですが、大河だとやはりその手の曲は少なくなりますから。ただ雰囲気としては、結構西洋楽器でない物も使われていたり、バイオリンが多用されていたり、『真田丸』では合戦で、パペットホームズでは捜査で、手に汗握るような音楽が登場したりという共通点はあります。
雰囲気が似通っているという点では、『真田丸』の「落城」と、パペットホームズの「ビートン校迷宮のテーマ」、「あこがれ」と「そっと寄り添う心」、そしてテンポはまるで違うのですが、ぞれぞれのテーマになる人物を表現しているという意味で「家康という男」と「モリアーティのテーマ」など。この「モリアーティのテーマ」は、「まだらの紐の冒険」で、ロイロット先生が動物になりきって走り回っている時にも流れていましたね。
それから「戦国狂想曲」と「華麗なる思考」、こちらはテンポの速さという点で多少似通ってはいます。この「華麗なる思考」は、ホームズの脳内思考で流れる音楽です。またパペットホームズの「悪意はそこへ・・・」「犯人の言葉」「最後の対決」などの暗くて重い雰囲気の曲は、『真田丸』の合戦メインの劇伴とやはり共通したところがあります。

ちなみに、タイトルだけ見ても何の曲だったっけ…と思う方もいるかもしれませんが、『真田丸』の「ふたりでひとつ」「小国がゆえ」などは、耳にすればすぐに思い出す曲です。「陽はまた昇る」は、動画の冒頭の部分で一部が流れます。
パペットホームズの方も、「友情のテーマ」は第一話の最初で、ビートン校が登場する時に流れますし、「Talking Blocks」は「ワトソンメモ」のBGM、そして「解決!」は「愉快な四人組の冒険」で、ハドソン夫人とジョナサン・スモールが歌っていたあれです。

今後『真田丸』の続きの分、そして『おんな城主 直虎』のも聴いてみたいと思います。

飲み物-カクテル
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[ 2017/01/08 00:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 45

これも今回でおしまいかと思っていたのですが、まだサントラの聴き比べをやっていませんでした。『おんな城主 直虎』が始まるまでにはアップ予定です。

さて今回は共通点というよりは、人形劇の最終回との比較になります。前回の「真田丸に見るシャーロックホームズ」で、『新・三銃士』と比較してこのように書いていました。

そしてこのシリーズの最終回、死罪になるはずのミレディーは馬で逃げ、最後は皿に書かれた"fin"(終わり)の文字が映し出されます。あるいは『真田丸』も、こんな感じで終わるのでしょうか。

こういう感じで終わってほしかったなとも思います。また『シャーロックホームズ』では、ビートン校乗っ取りを目論むモリアーティ教頭が、オルムシュタイン校長追い落としを企るために、校長がイザドラに宛てたラブレターを利用します。
そして、その事件に絡んだマイクロフト・ホームズとウィルスン・ケンプも退学させようとしますが、マイクロフトは、事件の解決に絡んで、しかも謹慎を破った弟のシャーロックを代わりに退学させる、つまり教頭に弟を売るような真似をしたわけです。無論、マイクロフトも弟に迷惑かけられっぱなしではあったのですが。

他にも生活委員が絡むシーン、それからアドラー先生に結局会えなかったシーン、ミルヴァートン先生からアドバイスを貰うシーンなどなど、結構わくわく物の展開でした。どうせ創作するのなら、大坂の陣をこれくらいサスペンスタッチでという手もあったと思うのですが、映画やスペシャルドラマはまだしも、流石にそれだと大河でやる意味がなくなりますね。ならばやはり、もう少し正統派で展開した方がよかったかも。

しかし信繁(幸村)と茶々の関係は、このパペットホームズの、ホームズとアドラー先生的な関係を想像していたのですが、あまりそうではなかったようです。ちょっと残念。

ところで『おんな城主 直虎』ではどうするべきかと考えています。恐らく『JIN-仁-』と共通する部分があったら、その都度アップして行くかもしれません。
それから大河の脚本家といえば、『相棒』の年内最後の放送の脚本担当が、『花燃ゆ』の宮村優子さんでした。彼女も今後経験を積んで行ってほしいです。宮村・大島コンビの脚本は、『花燃ゆ』の脚本ではまだよかった方だと思いますので。

飲み物-シャンパン
[ 2016/12/25 01:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 44

まず、いよいよ最終回の『真田丸』の関連記事2本です。

「真田丸」三谷幸喜を直撃 構想変えたのは“あの人”
(Smartザテレビジョン Yahoo!ニュース)

【真田丸】内野聖陽「家康は幸村に恋していたんだと思う」
(ORICON STYLE)

三谷さん関連でコント大河と思われる云々とありますが、この方は割とくすぐりが入ることが多いので、そう見られがちなところはあるかと思われます。そして内野さんですが、私は上杉のお屋形様がそれに該当するかとは思っていたのですが、それぞれの感情を考えると、家康の方があるいはしっくり来るかもしれません。お屋形様の心理についてはまた後ほど。

さて、『真田丸』第49回とパペットホームズに共通するもの、今回はまず『新・三銃士』から行きます。前にも、大坂の陣と『新・三銃士』がダブると書いたことがありました。特に第30話から第40話(最終回)は殆どがラ・ロシェルの反乱軍との戦いになっていて、あるいは大坂入城から最終回まで正味10話という設定は、この『新・三銃士』がベースになっている感もあります。
この中では、まずダルタニアンが反乱軍に捕らえられ、自分たちの仲間になってくれと頼まれます。当然ダルタニアンは断りますが、これは徳川に下れという信繁(幸村)が重なります。また、砦の中にバッキンガム公がいることを知ったルイ13世が総攻めを言い出し、持久戦に持ち込むべきというリシュリュー枢機卿と対立しますが、この辺も徳川家康と秀忠のやり取りを思わせます。そしてこのシリーズの最終回、死罪になるはずのミレディーは馬で逃げ、最後は皿に書かれた"fin"(終わり)の文字が映し出されます。あるいは『真田丸』も、こんな感じで終わるのでしょうか。

そしてパペットホームズ関連。裏切ってばかりいる平野長泰に、ウィルスン・ケンプがだぶります。このケンプは、悪いことを悪いと思わず、ビートン校で唯一「心を病む」生徒で、マイクロフトの腰巾着的存在でもあります。平野長泰の場合、結局ああしないと世渡りできなかったのでしょう。しかし彼が「抜け作」呼ばわりする片桐さんの方が、愚直ながら一本筋を通した感はあります。
そして、そのケンプを利用してホームズを退学させようとしたモリアーティ教頭が、家康-正信コンビに重なりますが、これはどうして後者の方がしぶといです。古狸と古狐といったイメージがあります。あと、変にねちっこく突っかかってくるかと思ったら、一方で結構いいやつでもあったベインズと、伊達政宗の印象もどことなく似通っています。

それから今回は、これもどことなく重なります。最後の信繁ときりのシーン。

きり「遅い」
信繫「すまぬ」
きり「せめて10年前に。あのころが私、一番きれいだったんですから」

こちらはパペットホームズ「愉快な四人組の冒険」後編で、約束の時間に遅れたワトソンとメアリー・モースタンにホームズが一言。

ホームズ「遅い」
メアリー「ごめんなさい」
ワトソン「女性は、支度に時間がかかるんだよ」

しかしきりの「あのころが一番きれいだった」は、九度山の頃ですね。監視付とはいえ、世事に煩わされずにのんびり暮らしていて、春がいたとはいえ、毎日信繁の顔を見られた頃と考えれば納得です。メアリーの方は、寄宿学校の2年生であることを思えば、そこまでの「支度」は必要なさそうなのですが…。

飲み物-マティーニ2
[ 2016/12/18 01:45 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 43

さて、第48回「引鉄」とパペットホームズに共通するあれこれです。『真田丸』の馬上筒その他は、時代的に近いせいもあって、『新・三銃士』を思わせるシーンがあります。そしてホームズと共通するのは、まず大野兄弟です。かなりの確執があると思われれる2人ですが、『真田丸』では修理が主馬に殴られる設定になっており、にもかかわらず修理は、単なる兄弟喧嘩だと信繁(幸村)に取り繕います。
これで思い出すのが、パペットホームズ「愉快な四人組の冒険」で、ケガをしたのがジョナサン・スモールとトンガに襲われたせいであるにもかかわらず、兄弟喧嘩だと言い張るショルトー兄弟です。ホームズとワトソンが保健室に行くと、ロイロット先生が既に事情聴取をしており、兄弟喧嘩のはずがないだろうと言うワトソンを、ホームズが外に引っ張って行きます。ホームズもロイロット先生がどういう人物かは、流石によくわかっているようです。

この大野兄弟には、パペットホームズのマイクロフトとシャーロックの印象も漂います。物の考え方が正反対のようで、修理がマイクロフトよろしく、お前のせいでどれだけ苦労したか考えてみろと言いたくもなるレベルです。
さらに大蔵卿局、牢人たちが酒を酌み交わしているそばで、修理から蛸を食べさせてもらい、又兵衛から「薄気味悪い親子だ」と言われるシーンには苦笑です。この時の大蔵卿局の「あーん」も、アドラー先生の「はいホームズ君、あーん」を何となく連想します。大分両者の雰囲気が違いますが。

それから家康の影武者、「ホームズ二号」が頭にちらつきます。特に「最後の冒険」の、レストレード達の目を欺くために、人形と見せかけていたけれど、実は本物のホームズだったというあのシーンです。それと高木渉さん演じる小山田茂誠の「…いるからなあ」は、やはりワトソンの口ぶりを思わせます。来年は『シャーロックホームズ』第2シリーズ放送で、またワトソンとして戻って来ていただけるといいですね。そして『真田丸』出演者の方々に、声優として出演してほしいものです。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2016/12/11 01:30 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 42

あれこれでも少し触れていますが、今回は「望みを捨てない」です。とはいっても、『真田丸』とパペットホームズの間で、かなり持つ意味が異なってはいるのですが。

第47回「反撃」では、「最後まで望みを捨てない者にだけ道は開ける」と、信繫(幸村)が秀頼に言います。しかしその後和睦によって堀が埋められ、真田丸も取り壊され、しかも大蔵卿局がそのことを伝えていなかったこともあって、信繫はすっかり落胆し、家族に上田に戻るようにまで言うのですが、その時又兵衛をはじめ牢人たちが、策を立ててくれと押し掛けて来ます。
そして秀頼も現れ、信繫から言われた同じ言葉を今度は信繫に返すわけで、これで新たな望みをつなぐという設定なのですが、しかしこの場合の「望み」が、既に勝負あった後なだけに、いささか敗北フラグといった印象もあります。

パペットホームズにも「望みを捨てない」が登場します。アーチャー寮の生徒であるジェファーソン・ホープは、無理やり上級生、それも金持ちの子女が多いディーラー寮の生徒である、ドレッパーとスタンガスンの賭け事につき合わされ、父親の形見の懐中時計を奪われます。ホープは2人に腐ったゆで卵を食べさせ、時計を取り戻しますが、スタンガスンに投げられて壊れてしまいます。
一方生活委員であるレストレードは、このゆで卵の事件で、ドレッパーとスタンガスンの部屋へ自由に出入りできた唯一の人物として、ホームズ、ワトソンと共にホープの部屋へやって来ます。ホープは校則違反の賭け事を、すべて自分のせいにさせられたことをはじめ、一部始終を話し、3人は彼に同情します。退学が決まって落胆するホープに、ワトソンは君の名前はホープ、希望だと励まし、カバの石膏像の見事さを見て、彫刻家としてやり直すように提案することになります。
その後、ホームズはカバの像をある意図で壊しますが、ホープはさほど気にも留めていないようでした。そして221B。望みを捨てるなと他人には言えるんだなと、ホームズに指摘されたワトソン。彼も目的を見失っており、ホープを励ますことで自らも立ち直ったわけです。

パペホの場合は、これが『緋色の研究』をベースにした「最初の冒険」でもあり、「望みを捨てるな」は、今後に向けての弾みを感じさせるのですが、『真田丸』の場合は既に終盤、しかも堀も埋められて真田丸も壊された後で行き場を失い、追い詰められた中での一縷の望みに受け取れます。武田氏の滅亡の頃では、むしろパペホ同様に、今後に向けての弾みを感じさせたわけですから、どのエピソードで言わせるかで、同じセリフでもかなり違って聞こえるものです。

それと、同じ言葉をそれぞれが掛け合うシーンですが、これは牢人たちが押し寄せるより、もう少し重めの演出でよかったのではと以前書いています。というか、ここはパペホ風にアレンジしてもよかったのではと思います。信繁の「望みを捨てるな」の後、堀と真田丸の破壊を知った秀頼が、信繫と差し向かいのシーンで、「そなたが掛けてくれた言葉を、今ここで返したい。私はまだ望みを捨てておらぬ」とでも持ってくれば、それなりの雰囲気が生まれたと思うので。

飲み物-パブのビール3杯
[ 2016/12/04 01:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 41

第46回「砲撃」とパペットホームズの共通点、今回はやはりこれ
犬の鳴きまね
でしょう。
「名刺男」塙団衛門役の小手伸也さん、犬の声も結構様になっています。そして犬のみならず、動物の鳴き声とくれば山寺宏一さん。『新・三銃士』で猿のプランシェを含む複数のキャラ、そしてパペットホームズでは、ホームズ兄弟に加えて、
  • 犬(トビイとソフィ)
  • シャーマンの小屋の鶏と亀
  • 沼に来た白鳥
  • ネズミ(ベイカー寮遊撃隊)
  • 猿(ジョナサン・スモールのペットのトンガ)
以上の声をすべて担当でした。正に芸域の広い方です。

そして、妹の常高院が「本心を言う人ではない」と信繁(幸村)に伝えたように、本心がどこにあるのか読めない茶々。パペットホームズでは「嘘をつく必要のある方が嘘をついている」というセリフが出て来ますが、どうも彼女もその例に漏れないかと思われます。ただし秀頼が可愛いというのは、ある程度事実ではあるようですが。それと彼女が頻繁にカルタを、しかも相手なしのいわばソリテールでやっている件ですが、これも何やら意味ありげです。

その茶々に働きかけて、秀頼の和睦を阻止しようとする信繁-自分で、秀頼に断を下せと言ったはずなのですが。無論秀頼も有楽斎と大蔵卿局に押し切られた感はありますが、これはやり過ぎかと。これと前後して、牢人たちが夜討ちを掛けるわけで、信繫の言葉は、豊臣のためより牢人のためといった感もあります。
ストーリーそのものは異なりますが、やり過ぎという点で思い出すのが、イザドラ・クラインがワトソンにラブレターを贈ったのを揶揄するホームズです。イザドラが問題児であること、そしてワトソンに手紙を贈ったのは事実ですが、俺は正義だといわんばかりに、イザドラを窮地に陥れようとするホームズをワトソンは怒鳴りつけ、イザドラに謝ります。これもホームズは正義のためというより、何かと自分と対立するイザドラに仕返しをしようとして、いささか子供じみた行動を取った印象があります。

飲み物-カクテル
[ 2016/11/27 01:30 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 40

さて第45回とパペットホームズ、双方に相通ずるものですが、実は今回は『新・三銃士』とダブるところもありますので、それから行きたいと思います。この『新・三銃士』の最後の方で、国王軍がラ・ロシェルの砦に立てこもる反乱軍と戦うのですが、いくつか共通する点が出て来ます。一部前回でも触れていますが、以下の通りです。
  1. ダルタニアンが親衛隊長となるが、リシュリュー枢機卿による銃士隊の分裂狙いだった
  2. ダルタニアンがコンスタンスの居場所を突き止めるため、ミレディーに罠を掛ける
  3. 砦の中の反乱軍がめちゃくちゃに強い
  4. ダルタニアンが敵方からスカウトされる
  5. アトス「これからは銃と大砲の時代だ」

まず1、これは一枚岩でない豊臣方を連想させますし、2は、有楽斎にかまをかける信繁(幸村)を思い出します。3はいわずもがなですが、『新・三銃士』の場合はダルタニアンではなく相手の方ですね。そして4と5、これは恐らく次回で明らかになるでしょう。


それから、信繁が有楽斎にかまをかけるシーンでもう一つ。正典ホームズの場合は、相手へのかまかけはもちろんそう珍しくはありませんが、パペット版でも無論登場します。第17話「本当に困った校長先生の冒険」で、問題児ケンプを罠に嵌めて、本当のことを聞き出すシーンがありますが、ケンプを221Bに入れたホームズが、レストレードに呼び出されて221Bを出て行き、代わりにワトソンがケンプの相手をすることになります。

ワトソンは、この人形に向かって自分の気持ちを話すといいと言って、コアラの人形を置いて出て行き、ケンプが本音を喋ります。すると窓際のホームズ人形が、なぜか「ありがとう、ケンプ!」と叫び、レストレードとワトソンも入室して来ます。ホームズは部屋から出た途端、身代わりの人形と入れ替わっていたのでした。しかしこの時のワトソンの、ケンプに対して説得するような姿勢を見ると、如何にも医師の息子だなと思わされます。

しかし有楽斎と博労淵の件、自分がスパイだというのを晒しているようにしか見えません。尤も与左衛門との共犯説もありますが。


ところで三谷さん、以前人形劇で『カラマーゾフの兄弟』をやりたいと言っておられましたが、この小説を戦国風にアレンジしてみても面白いかと思います。この小説に登場する無神論を、戦国期の混乱に置き換えてみるというのもありでしょう。


飲み物-ビール2種類

[ 2016/11/20 01:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 39

まず、11月18日の歴史秘話ヒストリアは、最上義光と義姫の兄妹です。関ヶ原とほぼ同時期に、東国で戦闘を繰り広げる上杉、伊達、最上の三勢力、その最上がついにヒストリアに登場です。

歴史秘話ヒストリア「戦国一のワル? 山形・最上兄妹の素顔」
(NHK ONLINE)

いよいよ最上大河、あるいは最上を交えた東国勢力三つ巴のドラマ(含スピンオフ)の登場なるか。しかし「戦国一のワル」とはひどい-鮭様(最上義光)は、結構家族思いだったのですが。

さて『真田丸』第44回「築城」とパペットホームズに共通する点、今回はずばりこれです。

ペイント・イット・レッド

甲冑をあつらえるために、普通の甲冑に作兵衛が赤漆を2度塗りしたところ、まだ足りないと信繁にいわれて、3度塗りした結果出来上がったのが、武田の家臣、山形昌景の赤備えに倣った真田の赤備えでした。その結果赤の甲冑、赤い六連銭の旗が真田丸を埋め尽くすことになります。

真田レッド
(真田丸公式サイトより)

一方でパペットホームズ、第5回「赤毛クラブの冒険」では、ダンカン・ロスがジェイベズ・ウィルソンを赤毛クラブに誘います。「燃えるような赤毛」の持ち主のみが入部できる伝統あるクラブなのですが、なぜか部室はテニス部が使っていた倉庫。しかも活動はといえば、テニスボールや空瓶、石ころなどを赤く塗るという、何とも奇妙なものでした。
不思議がるウィルソンに、ロスは「赤毛クラブの使命は、世の中に赤い物を増やし続けることだ」と言い、果ては美術室のビーナス像までを赤く塗らせてしまいます。無論、あれこれ赤く塗らせるのにはロスの思惑が絡んでいたのですが。

Red-Headed Club
赤毛クラブ。向かって右がダンカン・ロス、左がジェイベズ・ウィルソン

それから『新・三銃士』と似通った点もあります。今後大坂の陣を通じて、何度か登場すると思われますが、今回は、徳川軍の中でも多少のばらつきがあるという点です。前回の放送でもあったように、真田信吉と小山田茂誠、そして上杉景勝は表情を硬くしています。景勝の隣の伊達政宗とは対照的といえます。
『新・三銃士』では、ラ・ロシェルの反乱軍と、ルイ13世の軍が戦うことになります。この時は、ルイ13世の親衛隊の隊長がロシュフォール、副隊長がダルタニアンでした。無論これは、銃士隊を分裂させるための、リシュリュー枢機卿の陰謀でした。
しかも、副隊長のダルタニアンに、常にリスクの大きな先陣を切らせることにしていました。つまり表向きは同じ国王軍でありながら、内部にはかなりの確執があったわけです。

それにしても、第44回で信繫が、秀頼を「殿」でなく「殿様」と呼んでいますが、あの当時にああ呼んでいたのでしょうか。「殿様」という呼び方は、もっと後の時代、それも武士ではなく、女性が使う呼称のように思えます。

飲み物-ワインボトル
[ 2016/11/13 02:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 38

『真田丸』第43回「味方」とパペットホームズ、今回の共通点はこの2つです。

あなたがどんなに悔しい思いをしたか

信繫(幸村)は、籠城を主張して譲らない後藤又兵衛にこう言います。
「わかるような気がします」
「死に場所を求めにやって来た」
又兵衛が黒田家を追われ、仕官口がなく、死に場所を求めて大坂城にやって来たのは事実でした。図星をさされた又兵衛はこう答えます。
「俺の死に場所はここしかねえ!」
最終的には又兵衛も籠城は時期尚早と理解するのですが、このシーンがパペホの「愉快な四人組の冒険 後編」のあるシーンを思い出させます。

ジョナサン・スモールとペットの猿のトンガが、ディーラー寮の屋根に逃げていたところを、ベイカー寮遊撃隊に追われて、ホームズに詰め寄られるところです。
ここでホームズは、スモールにこう言います。
「僕らは敵じゃない。あなたがどんなに悔しい思いをしたか、わかっているつもりです」
それを聞いたスモールは、それまでのいきさつを語り始めます。スモールは、自分もメンバーだったコーラスグループ、トレジャーズが、自分の作った曲の歌詞を勝手に変えたことを知ります。しかも他のメンバーは、自分との約束を破って、学校対抗のコンクールに出ようとしていました。これに怒ったスモールは、トレジャーズのメンバーの部屋に入って楽譜を盗み出し、これが事件に発展したわけです。
それを聞いたトレジャーズのメンバーであるアーサー・モースタン、そしてショルトー兄弟もスモールに謝罪し、万事解決しましたが、ワトソンにとっては、メアリーを巡る第一のライバル出現となりました。

無論この2つはプロットは違いますので、シーンが全くそっくりというわけには行きませんが
  • 心折れ、その解決策を探ろうとする人物
  • それを理解しつつ話を聞き、場合によっては解決策を与える人物
この両者の描写としては、いささか似通ったところがあるかと思います。これも三谷さんらしいと言うべきでしょうか。

決めるのはあなたではない

籠城か討って出るか、後者で五人衆がまとまったにもかかわらず、籠城を主張する有楽斎。それに対して大野修理がぶち切れます。
「決めるのは右大臣秀頼公でございます!あなたではござらん」
結局これは、秀頼が討って出ることを決断するものの、最終的に茶々の一言で覆ってしまいます。

そしてパペホの「まだらの紐の冒険」、ロイロット先生が221Bに来て、依頼人であるヘレン・ストーナー先生が、何を話したかをしつこく聞きます。ストーナー先生が話した内容は、実はロイロット先生自身の行動が関係していたためでした。ただでさえ探偵気取りのホームズをよく思わない先生ですが、それでも答えようとしないホームズに、こう言います。
「お前を学校にいられなくしてやる、私を甘く見るな」
その後ロイロット先生は火かき棒を曲げてホームズを脅し、さらにこうも言います。
「これ以上詮索はするな」
しかしホームズはこう答えます。
「決めるのは僕です、あなたではない」

しかし「真田丸紀行」で登場した後藤又兵衛の「蛇塚」、これもちょっと「まだらの紐」を連想させますね。
それからパペホでは、ホームズのセリフに「この学園には『奇妙な』ことがあふれている。『奇妙な』人間であふれている」とありますが、現時点での『真田丸』の大坂城もあるいは似たようなものかと。
そしてパペホ第2弾ができるのであれば、秀頼役の中川大志さんにナビゲーターをやってもらうのもいいかなと思っています。年齢的にも近いですから。しかし『真田丸』もパペホも、まだまだ観たいものですね。

(2016年11月6日一部修正)
飲み物-パブのビール3杯
[ 2016/11/06 02:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

ステラの真田丸関連記事

まず、再来年の『西郷どん』の主演が、鈴木亮平さんに決まりました。役作りには定評のある人なので、ちょっと楽しみです。ただし、あまり女性視線なんたらというのは、本当は避けてほしいのですが。

さて今回のステラですが、「豊臣方上層部の表と裏」というタイトルで、要は秀頼、織田有楽斎、大蔵卿局、大野修理、木村長門守のそれぞれの立場が説明されています。結構わかりやすいといえばわかりやすいのですが、ただしそれなら徳川の方の表と裏もやってほしいなあ。相対する2つの勢力の表と裏が見えてこそ、視聴者はそれぞれの思惑を探ることができるのです。
しかし有楽斎、「茶々がかわいくて仕方ない」「豊臣と徳川の対立を平和裡に収めたい」にしては、やっていることがかなりブラックなような…。大蔵卿局の「茶々を守りたい」は、とんだ形で秀頼に跳ね返って来ていますよね。何よりも豊臣の場合、徳川に対して、根回しができる人物がいないというのが響いたのは事実ですが。それこそ、大谷刑部が生き延びていればまた違ったのでしょう。

この号には松村邦洋さんによる『真田丸』関連コメントがあります。この冒頭に出て来るのが「型破り」という指摘で、確かに戦国大河のテンプレ、つまり本能寺があり清須会議があり、賤ヶ岳の戦いと小牧長久手の戦いがあって、秀吉亡き後関ヶ原があってという一連の流れが、かなり端折られているのは斬新といえます。
そもそも三英傑やその家臣を中心にしていないから、こういう、ある意味偏った描き方が可能なわけで、今後の地方を中心に描く大河に、一石を投じそうな展開です。無論全く三英傑無視とは行かないものの、中心人物との交流部分のみにとどめてはいます。かつて『独眼竜政宗』なども、これといくらか似た描かれ方をしていましたが、それがより徹底されたといえそうです。

ちなみにこの記事の最後の方に、松村さん自身も、そして三谷さんも北条泰時が好きということで、「いつか三谷版北条泰時が見られるのではと、ひとり期待しています」とあります。この北条泰時は北条義時の子で、承久の乱の時期に大きな役割を果たし、御成敗式目(貞永式目)を制定した人物でもあります。戦国や幕末の人物ほど馴染みはありませんが、ドラマとしての面白さを追求すれば、人気が出ると思います。
というか、もう定期的に三谷氏に脚本を依頼していいのではという気もします。三谷氏は脚本に一癖ありますが、それは制作陣と話し合って進めればいいのだし、歴史考証がある程度きちんとしていれば、そこそこの作品にはなるでしょう。
わけのわからないスイーツ大河を乱発するよりは、その方がよほどましです。『花燃ゆ』放送時にも書きましたが、大河を書く脚本家を一旦決めてしまうといいでしょう。今まで歴史物を書いたことのない人物に任せるのは、リスクが大きすぎます。

この記事の一番最後には「僕は豊臣が勝つと信じている」とあります。ま、流石にそれはないにせよ、どちらが勝ったともつかない展開になるかとも思います。大坂城炎上のシーンがどうなるのかはわかりませんが。
個人的には、やはり『シャーロックホームズ』の如く、まだ続きがあるぞと思わせる展開を希望です。あるいは、スピンオフ発表を紅白でやってしまうのもありかと思っています。昨年のみならず今年の紅白も、多分この大河は絡んで来るでしょうから。

飲み物-ビール2種類
[ 2016/11/03 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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