FC2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  真田丸その他

視聴率とでんでん現象とツイッター

『いだてん』の関東でのリアルタイム視聴率が、5パーセント台になったという記事を目にしました。やはりかなり低いのだなと思います。主人公の知名度や舞台となった時代の影響、描き方など原因は様々でしょう。一方タイムシフト視聴率はどうなのかと思い、ビデオリサーチのサイトを調べてみたら、7月7日の放送でリアルタイム7.9、タイムシフト3.8で総合視聴率が11.8で第6位とありました。しかし最近では、ビデオリサーチのサイトでタイムシフト、総合の両視聴率がわかるのはこの回のみです。そして前に書いてはいますが、『いだてん』は主人公がそれぞれ熊本、静岡出身ではあるものの、彼らの活躍の場は東京で、東京オリンピックの招致も無論登場しています。その意味で関東は地元なのですが、それでもこれだけ低いわけです。

『真田丸』や『西郷どん』は地元で30パーセント台、『軍師官兵衛』は20パーセント超といった具合に、主人公の地元、あるいは地元の一部では比較的視聴率は高く出るわけなのですが、今年の場合は他地域よりは高いとしても、一桁が半年近く続いている状態です。11パーセントといえば、関東では低く出る傾向がある、幕末物のリアルタイム視聴率レベルでしょう。作品に殆ど登場しない関西のリアルタイム視聴率は、もっと低く出ています。東京で受ける物が、必ずしも他の地域で受けるとは限りませんが、特に関西はそれがはっきり出る傾向があります。無論リアルタイム以外に、タイムシフト視聴率と総合視聴率も発表するとか、各地域でどれだけの数字なのかを発表するという方法もあるでしょうが、それでも例年よりは低めであるかと思われます。

ツイッターではファンの声が飛び交っているともいわれていますが、それは一部のコミュニティの中での現象ではないのでしょうか。これも以前、近現代大河と新大型時代劇で「でんでん現象」を引き合いに出して書いています。本当に観ている人たちが面白いとツイートを流しているのは、それはそれでいいのですが、かなり限定的というか固定層なのではないかと思われます。またツイッターそのものも、一種エコーチェンバー的なものがあります。これについても昨年書いていますが、同じような意見しか返って来ず、またその意見に基づいた特定の考えのみが増幅する、ある種集団極性化しやすい空間のことをいいます。さらにツイッターは口頭でなく文章であることも、議論が過激化しやすい一因と考えられますし、一種の承認欲求であると指摘する人もいます。ツイッターに関しては、また機会があったら書きたいと思います。

飲み物-アイスコーヒーブラック
スポンサーサイト
[ 2019/08/16 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマと合戦

まず、豪雨の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

今年のような近現代物、あるいは女性主人公の大河などは、合戦がないからいいと言う人もいるようです。しかし私に言わせれば、やはり大河というのは合戦あり暗殺あり、陰謀ありの方が面白いと思います。男性が主人公の方が概して面白いと感じるのは、そのせいもあるでしょう。最近はそれも少なめになっています。これは予算の面で合戦シーンが難しいせいもあります、無論最低限は入れていますが。その意味でも、ドラマをいくつかリストラして、大河の予算を増やすべきかと考えてしまいます。やはり甲冑とか槍に鉄砲、大砲や幟などがあった方が、大河らしさを感じるのは事実です。今までの大河がそれに沿った形で作られており、それを変えてしまうのもまた難しいからです。

暗殺とか陰謀というのも似た物があります。そういうのが残酷に映る人も無論いるでしょう。しかし歴史の転換期には、そういう物もまた数多く存在したわけです。たとえば来年の『麒麟がくる』には、恐らく足利義輝暗殺も出て来るでしょう。無論本能寺の変も、その当時の天下人であった信長の暗殺です。むしろそれなしで描く方が難しいし、またその場合の登場人物も限られてしまいます。明治初期までの歴史の表舞台に立った人は、多かれ少なかれそういう経験をしていますから、それと無縁な人物といえば、表舞台に立たない、要は知名度のあまりない人物になりがちです。それで大河を1年やれるかどうかという問題にどうしてもなって来るわけです。

結局大河というのは著名な侍の生涯を描く物という前提があり、そのために1年間という時間がキープされているわけです。その侍基準を近現代の人物や女性に当てはめると、どこか余ってしまうことになります。だから創作の部分が多くなってしまう。しかし創作部分にあまり尺を割いてしまうと、普通の時代劇あるいは近現代劇とあまり変わらなくなってしまいます。わざわざ大河にした意味がなくなるでしょう。

合戦シーンは昔はやはり多かったのですが、ロケばかりはできないためスタジオ撮影もそこそこあり、それがやや迫力不足に感じられた作品もあります。局地戦とかゲリラ戦、本陣のシーンならスタジオでもまだ何とかなりますが、やはり野戦シーンはロケに勝るものはないでしょう。ただ『真田丸』の大坂の陣、天王寺口の戦いのシーンは、せっかくの屋外撮影なのだから、もう少し人数を使ってほしかったと思います。真田軍の騎馬武者が少なすぎた感があります。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2019/07/04 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

近現代大河と新大型時代劇 その2

昨日投稿した分の続きになります。近現代物であっても『山河燃ゆ』などはオーソドックスだったと書いていますが、今年のももう少しオーソドックスな、たとえば金栗四三と嘉納治五郎をメインに、彼らのみを追って行ったのであれば観続けたかもしれません。しかし落語を入れるなど、ドラマの構成そのものにやや癖があり、それに結局馴染めなかったわけです。仮に近現代でなく、戦国や幕末が舞台であっても、こういう構成の作品であったら観続けたかどうかはわかりません。やはりここでいえるのは、大河などのTVシリーズと映画や舞台は違うということです。『真田丸』も三谷ドラマではありましたが、流石に『清須会議』とは違った描き方になっていました。

私の場合、女性主人公の大河もこの点では同じです。今までの女性主人公大河は戦国または幕末が舞台で、それぞれの作品で評価が分かれますが、やはり男性の主人公の生き様を追って行くのとは描き方が異なります。またこの戦国や幕末がメインというのに、異を唱える人も多いとは思われますが、乱世である方が描きやすいし、1年持たせられるというのも大きいでしょう。鎌倉時代などでも、たとえば北条泰時などは若い頃承久の乱も経験していて、主人公になれる人物でもあるのですが、知名度の点でいくらか弱いでしょうか。

ところで新大型時代劇が作られた背景には、その当時はTVの時代劇の市場が大きかったこともあるでしょうし、最初から近現代大河を3年やるという企画であった以上、作りやすかったともいえます。今回は今年のみで、また来年からは時代劇に戻るため、代替の時代劇の要望がそこまで大きくなかったかとも思われますー無論、全くなかったわけではないと思いますが。もうNHKとしても、大河は今後続けるべきか続けないのか、もし続けるとしたら明治維新までに限定するのか、今後どのような人物を描きたいのかといったことを、明確にするべきでしょう。

飲み物-カクテル
[ 2019/06/23 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

葵徳川三代徒然-10

石田三成は子供たちや妻のおりんに別れを告げ、味方が誰であるかを言い聞かせて、「正義は必ず勝つ」と言って、小西行長や島津義弘らと共に出立します。一方で徳川家康は、豊臣子飼いの大名たちへの警戒心をまだ緩めていませんでした。そこでお江がやって来て、秀忠がいつまで小山にいるのかを尋ねます。お江は嫡男を産みたいと焦りを感じており、秀忠が宇都宮城修築に取り掛かると聞いて、自分を宇都宮へやってくれと家康に頼みます。家康は来年まで待てと言い、戦と子作りは別とも言いますが、お江は、家康が秀忠に側室を持つように言った件で大いにむくれます。その頃大坂では、千姫の姉に当たる完姫が淀殿の養女となります。そして大蔵卿の局は、配流の身となっていた子の治長が、浅野幸長の軍勢に加わった知らせを受け、淀殿にそのことを伝えます。

慶長5(1600)年8月10日、徳川方の東軍は浜名湖の辺りを進軍しており、三成の軍は美濃の大垣城に入ります。島津の兵は唐入りもあって、小西行長のそれより少ないものの義弘は強気に出ます。さらにこの時は九州でも戦があり、島津はそちらにも兵を出していました。同じ頃東軍は福島正則の清洲城に入ります。こちらは豊臣子飼いの大名が圧倒的多数でした。ここで織田秀信が三成に付き、小早川秀秋が内応したことがわかります。しかしなかなか腰を上げない家康に、正則は怒りを露わにします。17日になって江戸から村越直吉が使者として清洲に到着し、先陣の諸将は旗幟を鮮明にせよとの家康の言葉を伝えます。これによって正則は、直ちに手出しをと岐阜城を攻略する作戦に出ます。三成も佐和山に使者を遣り、小西と島津の兵を出すことにします。

しかしこの岐阜城攻めに際して、諸将の足並みに乱れが出ます。しかもいざ城攻めに当たって、池田輝政が正則よりも先に進軍してしまいます。この輝政は、七本槍を自慢したがる正則を嫌っていました。最終的に岐阜城と大垣城とに兵が二分され、23日に岐阜城が陥落します。先陣は輝政か正則かということになり、本多忠勝は両名が先陣と言いますが、正則は面白くありません。そして三成は岐阜城が落ちたという知らせを受け、攻めてくるであろう東軍に備えて、島津の兵と共に防戦に出ると同時に毛利に援軍を依頼します。慎重を期する三成ですが、義弘はそれが不満げです。そしてついに、宇都宮でくさっていた秀忠に援軍の要請が来て、中山道を西へ進みます。薙刀の稽古をしていて、これを知ったお江は不安げです。これにより、会津は結城秀康に委ねられることになります。

まず完姫(さだひめ、豊臣完子)です。千姫の姉ということですが、しかし千姫は長女のはずです。異父姉といえば、ぴんとくる人もいるでしょう。実は羽柴秀勝と江の娘で、淀殿の養女(実際は猶子とされる)となり、豊臣家滅亡後は秀忠の養女となっています。この回で淀殿のセリフにあるように、武家ではなく公家に嫁ぐことになり、関白九条幸家の北政所となっています。公家に嫁いだことから、武家との橋渡し役も務めています。完姫は幸家との間に7人の子を儲けており、その二男九条道房から数えて八代目の子孫が、大正天皇の后である貞明皇后です。豊臣家の宗家は大坂の陣で絶えたものの、秀勝の血は彼女を通じて、後に皇室にまで入ることになりました。

それから島津義弘が、九州での戦にも兵を出していると言うシーンがあります。『軍師官兵衛』の九州における関ヶ原を彷彿とさせます。しかし家康の、豊臣子飼いの大名への不信感は根強く、実際松平忠吉を病という口実で江戸に帰したりしています。さらに村越直吉が使者としてやって来て、家康が旗幟を鮮明にせよと言っていると愚直に伝えるのですが、当初は風邪で出立が遅れていると、見え見えな嘘を言って一同の不信を煽り、そのうえで本音を言わせる作戦にも取れます。ちなみにこの人物を演じた阿南健治さん、『真田丸』では長曾我部盛親役でしたね。さらに少し前に家康本人が言っていたように、配流されていた大野治長を許して従軍させています。

そして岐阜城陥落ですが、これに至るまでは軍議が紛糾してもいたようです。池田輝政の「おぬしらは戦を知らぬ」というのは、かの大村益次郎の「あなた方は戦を知らない」を思わせますが、それはともかく。この岐阜城主の織田秀信、ご存知の方も多いかと思いますが、かつて豊臣秀吉がまだ羽柴秀吉の頃、信長の後継者を巡って推し立てた三法師が成長した姿です。岐阜城陥落後は高野山に入り、慶長10(1605)年に亡くなっています。そしていよいよ、宇都宮で悶々とした日々を送っていた秀忠に、出陣の知らせが入ります。この中山道を西へ向かう途中、第二次上田合戦となり、しかも雨で足止めされてしまうのですが、この時点ではやっと出番が来たと、気合が入りまくっていたことでしょう。

飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2019/06/10 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

古畑、ガリレオそして相棒

最近また『古畑任三郎』をDVDで観ています。このシリーズは、『刑事コロンボ』を意識しているだけあって、OPもかなり海外ドラマ風です。今から見ると、流石にちょっと昔だなとは思いますが、有名人を、しかも本人役で登場させたり、『コロンボ』式に倒叙形式を採り入れたりしているのを見ると、その当時としては画期的なドラマであったとは思います。一方でホームズの影響も窺えますし、この時のネタは、かのパペットホームズにも使われています。第3シーズンの「追いつめられて」の一人二役のトリックは、パペホの「ダグラスさんのお屋敷の冒険」でも出て来るのみならず、『真田丸』でも使われていました。

90年代半ばからの20年間で、個人的に印象に残っている刑事ドラマといえば、『古畑任三郎』と『ガリレオ』、そして『相棒』位です。他の刑事ドラマもリアルタイム、あるいはDVDや動画で観た経験というのはありますが、自分が観る物となるとおのずと限られます。『ガリレオ』は警察官が主人公ではないので、刑事ドラマというより推理ドラマですが、第1シーズンと第2シーズンでかなりイメージが変わった感もあります。あと『古畑任三郎』は他の2作と異なり、スペシャルなどの特別編成の番組がある一方で、映画化は確かされていません。ただ『古畑任三郎』は、やはりTVで観るものというイメージは強いです。

この中で最も好きなのは『相棒』です。一番長く続いているせいもありますが、主人公が捜査一課でないというのが大きな理由です。主人公が捜査一課、あるいは刑事課の所属というのは如何にも王道の刑事ドラマなのですが、反面当たり前すぎな印象も受けます。特命係という部署で一見暇そうで、しかし過去の未解決事件を掘り起こしたり、ひょんなことから出くわした事件に関わったりというのもいいし、その反面時々存続の是非が蒸し返されたりもしますし、近年では青木年男がそれとなく監視したりしています。この当たり前すぎない設定、いくらか型破りな設定に好印象を持てるのだろうなと思いますが、だからといって殊更に奇を衒わないのがまたいい。

飲み物-パブのスタウト
[ 2019/05/27 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 11

とある方のツイートに、岡田准一さん主演の『白い巨塔』の視聴率が振るわないのは、ミスキャストのせいだと書いた記事を目にしました。その方は悪いのはプロデューサーと企画を通した担当者、そして監督(演出)と脚本だと言っていて、これはまさに同感です。それで思い出したのが、『いだてん』の視聴率関連で、放送総局長やドラマ番組部長が記者会見で答えていた件です。無論総局長やドラマ番組部長にも責任がないとは言いませんが、私の知る限り、制作総括やディレクター、そして宮藤官九郎氏がこういうことに答えたというのを、未だ見たことがありません。本来は制作統括も釈明するべきでしょう。

それから『きのう何食べた?』第7回で、史朗が小日向大策から、ディナーショーのチケットを取ってもらうシーンがあります。賢二がたまたま近くに置いてあったそれを見つけてしまうのですが、史朗がファンだった三谷(みつや)まみ、元アイドルのショーという設定です。史朗が若い頃だから、少なくとも20年以上前のアイドルと考えられます。しかもこの三谷まみは、大河ドラマ出演経験もあるということになっていて、それを史朗が観ています。これ、原作をすべて読んではいないので何とも言えないのですが、少なくとも元アイドルで大河出演経験があって、しかもディナーショーを開くほどの人物をモデルにしているといえそうです。

しかしながらこのドラマ自体も、大河主役or準主役級の俳優さんが何人も出ています。特に賢二と小日向大策のそれぞれの中の人は、『真田丸』の石田三成と徳川家康です。また史朗を演じている西島さんも大河経験者です。それと富永さん、史朗がよくおすそ分けをしてもらう富永佳代子の旦那さんですが、この人物を演じている矢柴俊博さんも、『真田丸』で細川忠興を演じていました。こちらでは奥さんが、野菜果物を無駄にしないよう安く買って分けましょうという役どころなのに、あちらの方では、石田三成が持参した干し柿を無下にしていましたね。しかもこの「忠興」と「三成」、テニス仲間でもあります。

飲み物-パブのビール
[ 2019/05/26 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

戦国大河と幕末大河の違い 続き

先日の続きになります。『新選組!』の場合は徳川幕府の終焉の時期でもあり、京都守護職であり松平容保のもとで活躍した新選組も、歳月と共に綻びが見え始めます。しかも鳥羽伏見の戦いをはじめ、様々な理由で隊士が次々といなくなり、最終的に近藤勇は捕らえられて処刑されます。沖田総司もその後を追うように亡くなりました。『真田丸』の場合も、関ヶ原後昌幸と信繁、その家族は九度山へ行かされますが、徳川に付いた信之は真田家の当主であり、少なくとも家が消滅することはありませんでした。

それぞれの作品への三谷さんの思いが異なって見えるのは、幕府方に取っての幕府終焉と、石田三成に加担した側に取っての江戸初期における豊臣滅亡の、背景の違いもあるように思えます。あと新選組は一組織であり、それが散り散りばらばらにならざるを得なくなったことにも、悲哀さが感じ取れます。さらに『新選組!』が初大河で、『真田丸』が2度目というのも関係しているでしょう。ちょっと本筋から逸れましたが、織豊政権が終わって徳川の天下になるのと、徳川幕府から明治維新、明治時代に至るのとでは、時代的に近いせいもあり、後者の方が重く感じられます。

元々幕末大河は、戦国大河に比べると視聴率は取れないとされています。この時代的に近いというのがその大きな原因と考えられますし、特に西国雄藩が活躍する作品は、関東での数字はよくないともいわれています。但し西日本ではそれより高めに出ることもあります。ただ先日も書きましたが、幕末はドラマの舞台となる土地が限られている上に、戦国大河ほどにはアレンジできないということもあり、フィクションとしての部分に制約が入るというのもまた否定できません。

無論アレンジされていることも結構あるのですが、しかしそれをしたらしたで、史実との比較を持ち出されるということもあるのでしょう。あと土佐や薩摩などは特に、方言がわからないという人もいます。結局ドラマの部分を膨らませられ、言葉も比較的馴染みやすい戦国大河で、数字を稼ごうとするのもわからなくはありません。しかし戦国だからといって、必ずしも著名な人物ばかりでもないし、同じ人物でも描き方によって変わって来るなど、主人公設定や描写によって数字が変動することもあります。

そのリスクを避けるための手段としては、やはり大河の大前提になっている「一年物」を再検討することでしょう。でなければPPVにする、このどちらかになるかと思います。この両方に共通するのは、視聴者目線であるということです。別にマイナーな人物でも女性主人公でも、その人物の知名度と功績に合わせて放送回数を決めるのであれば、視聴者はまだ納得します。PPVに至っては、観たくなければ解約して、視聴料を払わなければいいだけの話です。できれば一部を除いてNHKすべてをPPV化するのが理想ですが、NHKに取っては嫌な話ではあるでしょう。

話が戻りますが、大河がすべて一年物である必要はないのです。これも先日書いていますが、2クールでもいいですし、主人公によっては5回から6回程度でいい場合もあるはずです。無論この5回程度の放送であれば、最初から大河化する必要もないわけですが、ともかく初めに一年物ありきになるから、主人公によっては創作を増やす必要も出て来るわけです。この部分をまず見直し、さらに合戦シーンをどのくらい入れるかなども再検討する必要ありかと思います。とりわけ戦国大河の場合、やたらに合戦シーンを入れるのもどうかと思いますが、殆どないのも何だかわびしいものです。

この当時は合戦そのものが外交であり、領地の確保には欠かせなかったわけですから、それをショートカットしまくるのも考えものです。これは幕末でもそうでしょう。いずれの場合も、少なくとも主人公本人が参加した合戦は、わすかでも出すべきだろうなと思います。無論これも描き方によって違って来ますから、一概にどうということは言えませんが、その意味でも女性主人公の大河というのはやはり難しいのではないかと思います。

今時代劇専門チャンネルで、『国盗り物語』をやっています。但しこれは大河ではなく、テレビ東京の新春ワイド時代劇として制作された分です。斎藤道三を北大路欣也さん、織田信長を伊藤英明さん、明智光秀を渡部篤郎さんが演じています。実はこの作品は、放送時間が45分で全10回なのですが、実際のところこの位の放送回数でもいいのではとさえ思います。戦国大河と幕末大河の違いからいささか離れて申し訳ないのですが、大河の舞台や描写もさることながら、とにかくまず一年という枠を取り払ってみてはどうかと思うのですが。

飲み物-ランプと水とウイスキー 
[ 2019/04/30 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

戦国大河と幕末大河の違い

戦国と幕末といえば、大河ドラマの舞台の双璧といえます。最近これのルーティン(今年は違いますが)になってつまらないという意見もあるようですが、やはりこの2つの乱世を外すわけには行かないでしょう。ただやはり、戦国時代と幕末とでは時代そのものの長さが違います。また地域ごとの差も戦国時代の方がバリエーションがあり、400年以上前であるためアレンジもしやすく、それが戦国大河が増える一因とも取れます。実際大河そのものの割合としては、
戦国2に対して、
幕末1、その他1でいいかと思います。

その他というのは平安時代、鎌倉時代、南北朝時代に幕末を除く江戸時代となります。やはり大河とは侍が出て来ないと様になりにくい部分はあり、そのため平安時代中期以降から明治初年までという期限が設けられることになります。しかしながら合戦を描くとなれば、やはり戦国期に白羽の矢が立つのでしょう。ただ戦国物も、時代背景によっては他作品と似たイメージになるのが痛し痒しです。大河も2クール制にして、知名度の低い人物をメインにできれば、もう少し主人公の幅が広がる可能性はあるでしょう。

来年の『麒麟がくる』では、数年前に明智光秀の文書が発見されたこともあり、光秀の室町幕府再興に重点が置かれた描かれ方になると思います。また織田信長が染谷将太さんということから、所謂暴君的な人物、中世的権威を無視した独裁的人物にはなりにくいでしょう。ただし叡山焼き打ちがどのように描かれるのかと思われます。寺院の武装もさることながら、中世的な物への対抗意識が動機とされることが今までは多かったので。それと気になるのが、戦国時代といえどもあまり従来の視点から外れると、それだけ視聴者離れを呼び起こすことになりかねません。

大体時代が下るほど改変はしにくくなると思われます。その点戦国は比較的自由が利くのですが、特に信長と光秀と秀吉の三者は、これまでの作品で培われたイメージが強いだけに、そこを思い切って変えてしまうのはリスクが伴います。たとえば光秀は室町幕府再興を目指していた、信長もそれを理解していたなどという程度であればいいかとは思います。しかしたとえば信長がひたすら光秀を重用し、秀吉を顧みなかったなどという設定になってしまえば、違和感を覚える人は多いでしょう。

戦国大河といえば、女性の描かれ方もいくらか変化させていいと思います。織豊政権が舞台の大河では、お市の方や寧々(おね)、細川ガラシャなどが登場し、お市やガラシャは悲劇のヒロイン的な描かれ方で、寧々は秀吉を支え続ける糟糠の妻となっています。確かにそれは事実かもしれませんが、どうもワンパターンになりがちです。いくつかの例として、『軍師官兵衛』で荒木村重の妻だしをクローズアップしたこと、『真田丸』のガラシャが、何かに取りつかれたような存在であったことは新鮮でした。

『真田丸』は、大坂の陣関連エピではいくらか不満がありました。しかし上記のようなシーン、あるいは秀吉が老いて物忘れがひどくなり、周囲が戸惑うシーンなどはよかったと思います。寧ろ三谷さんの真骨頂はこういうところでしょう。しかしこれは前にも書きましたが、『真田丸』よりは『新選組!』の方に熱さというか、敗者への思いのようなものを感じたのも事実です。それぞれが置かれた状況の違いもあるでしょうし、それこそ戦国と幕末の違いもまたあるようです。(この稿続く)

飲み物-ワインとワイングラス
[ 2019/04/29 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 5

気づいたことというか、先日の投稿の補足のようなものです。まず朝ドラコラムのトップページ、タイトルも含め多少変わっていたのですが、何よりも驚いたのは、『まんぷく』のコラムのリンクがなかったことです。あのドラマだけはリンクしたくないということなのか、それともアクセスする人に見せたくないのかはわかりません。しかし直近の朝ドラであれば、そのまま置いておくべきではないかと思います。それにしても大河も含め、何かにつけて他の作品を引き合いに出す記事が多すぎです。

そして『真田太平記』、これは大河ドラマが近現代であった時に放送された「新大型時代劇」の2作目でした。時代劇を観たい視聴者のために、水曜日の夜に放送されていたのですが、近現代大河よりもこちらの方が視聴率が高いということで、1987年に大河が再び時代劇に戻っています。今年の大河も近現代物ですが、こういう企画はありませんね。尚この新大型時代劇は
宮本武蔵(1984-1985)
真田太平記(1985-1986)
武蔵坊弁慶(1986)
となっています。
なお宮本武蔵を演じたのは役所広司さん、真田信幸を演じたのが渡瀬恒彦さん、そして弁慶役は中村吉右衛門さんです。

さらに『葵 徳川三代』ですが、石田三成が捕らえられてからの処遇、つまり福島正則が光秀を罵倒し、黒田長政が陣羽織を着せかけるのは他の大河にもある通りです。無論この時はいい気になっている正則ですが、後に徳川家康から嵌められたことに気づくことになります。それと三成と上杉景勝ですが、『真田丸』では真田昌幸が上杉から密書を受け取る描写があります。ただ実質上杉と密通していたのは三成の方のようです。その上杉も時を同じくして最上と戦い、伊達から国境を脅かされていたわけです。

飲み物-ブラウンエール 
[ 2019/04/15 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

朝ドラ2題

まず先週『なつぞら』のコラムについて触れていますが、その中で「真田丸に寄せすぎ」と書いています。試しにもう一度その後1週間のを見たところ、やはり何かにつけてこれを引き合いに出していました。キャストは共通していても別の作品、しかもこちらは朝ドラなのですが、今後もこの路線で行くのでしょう。そして当の草刈さんも、かつて『真田太平記』で幸村を演じており、『真田丸』に出演した時に、それを引き合いに出されたことも書いています。この『真田太平記』は、忍びについてもかなり尺を割いていて、真田家の様々な忍びの生き様が綴られています。またこのドラマ(新大型時代劇)では、幸村は安居神社で自刃し、西尾宗次に首を差し出したことになっています。幸村の最期はこちらの方が好きです。

それから『まんぷく』が、満足度でも直近3年間の朝ドラで最高でした。

高視聴率マークした『まんぷく』、満足度も直近3年の朝ドラで最高【ドラマバリュー調査】
(ORICON)

尤もこの満足度、視聴熱や視聴質などというのは、いささかわかりづらいふしはあります。要するにアンケートやSNSの反応、あるいは特別な装置などを基にして、視聴率とはまた別に、その番組への共感や関心を探るためのものです。元々視聴率はスポンサーの広告料のバロメーターではあったのですが、それがいつしか人気を測るものとなってしまい、さらに視聴率が昔ほど取れなくなることによって、テレビ業界が新たな指標を探ったその結果とも取れます。

しかしドラマはともかく、報道関連ではあまりに放送されていないものが多いと思われます。所謂報道しない自由と呼ばれるものです。この部分を多少変えることによって、いくらか数字が戻ってくる可能性はあるかと思うのですが。

飲み物-チョコ掛けソフトクリーム 
[ 2019/04/14 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud