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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ミス・シャーロック第4回「武蔵ヶ丘のヴァンパイア」

シャーロックは和都の知人、若杉涼太の妻のさくらが起こした不審な行動の解決に乗り出します。そしてさくらが、娘の若菜を守るためにそれをやったことに気づきます。しかしそうなるように仕向けたのは、意外な人物でした。

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シャーロックの家主である波多野君枝は、友人と共にタレントの湊アンナの家に招待されていた。アンナがダイヤの指輪を見せびらかしたことで、皆一斉に写真を撮る。その後ジャグジーの浴室を見に行くが、君枝は周囲の物に気を取られて遅れてしまう。その後指輪が無くなり、君枝に疑いがかかる。しかし君枝のスマホ画像を見たシャーロックは、アンナが指輪を隠しているのを指摘する。しかもその画像からは、アンナが株を保有している会社が左前になり、盗難保険でお金を得るつもりでいたのが見て取れた。

一方和食レストランでウエイトレスの仕事をしていた和都は、店内で知人の若杉涼太と偶然に出会う。涼太は息子の大輝を連れて、若杉さくらという女性と結婚し、2人の間に若菜という娘も生まれていた。しかしそのさくらがある晩若菜に噛みついて、口の周囲に血を滴らせていたというのである。和都はこれをシャーロックに知らせ、2人は若杉家を訪ねる。若杉家では祈祷師が呼ばれて悪霊払いをしていた。かつて若杉家では蝙蝠を大量に駆除したことがあり、さくらの母の静枝は、蝙蝠の怨念でさくらが吸血鬼になったのだと洩らしていた。シャーロックはそれを一笑に付し、そもそも日本には吸血コウモリはいないと言う。

そしてさくらが寝ている部屋で、勝手に箪笥を開けたり写真を撮ったりして、和都に注意されても平気だった。その中には、オルファムというロゴが入った記念写真もあった。さくらはあの夜のことは覚えていないと言う。さらにシャーロックは、生まれつき心臓疾患のある若菜のベビーベッドに近づき、さくらに噛まれた腕の傷の跡を確認するが、その時勝手に触るなと大輝が声を張り上げる。シャーロックはそっちこそ触るなと言い、若月家を出て行ってしまう。和都は大輝に謝った後、シャーロックを追って外に出る。すると大輝が寺の方に向かい、小さな祠の前にしゃがむのが目に入る。

その後シャーロックは、ある線香を売っている寺に行くよう和都に頼む。その寺には、さくらがしばしば通っていて墓前に手を合わせていた。その墓は仮屋みすずという女性の墓で、みすずとさくらは高校の同級生で部活も同じだった。しかしさくらが起こした交通事故で、劇団の女優だったみすずは亡くなっていた。しかもみすずには結婚を約束した相手が劇団にいた。その劇団をシャーロックと和都は訪ねる。そして相手である結城カイトの靴の裏から、園芸用の土が落ち、園芸店でバイトをしていたのがわかる。こんな劇団じゃバイトしないと暮らせないねとシャーロックは言い、劇団主宰者を怒らせてしまう。

ミス・シャーロック第4回シャーロック
注射器の中身の成分を突き止めるシャーロック(竹内結子)
(Hulu Japan公式サイトより)

2人は再び若杉家に行き、さくらがまた和菜に近寄っていたことを知る。そしてシャーロックは、さくらのカーディガンのポケットに、注射器が入っているのを目にした。そして和都はカウンセリングに行き、そこで守屋透という写真家が、戦時下のイラクで撮影した写真の展覧会のパンフレットを手にする。その写真展で和都は守屋本人と会い、自分には救える人がいたのかと悩んだことを話す。守屋自身カウンセリングを受けたことがあり、今でもその時の爆撃音や悲鳴がよみがえると言う。221Bに戻った和都にシャーロックは、注射器の毒物がマダラコブシの物であると教える。これは毒矢などに使われており、誰かが若菜にその注射をしたため、さくらが反射的にそれを口で吸って吐き出したと言うのである。

さくらはその注射器を一旦は隠し、2度目に近寄った時にポケットに入れたのである。その注射をした犯人とは、実は大輝だった。大輝は抵抗するが、シャーロックは誰かに命令されてやっていたと断言し、妹を殺しかけた責任を取るため、特撮ヒーローであるオルファムに、あの薬をもう一度ほしい、今度は上手にできるという内容の手紙を書いてほしいと言う。シャーロックと和都が初めて若杉家に来た時、大輝はオルファムのフィギュアと若菜の人形両方で遊んでいた。それは妹の回復を望んでいるということだった。例の祠はオルファムへの手紙を入れ、その返事を入れて置いてもらうのが目的だった。その祠に注射器を入れるべくある男が現れたが、それは何と結城カイトだった。

カイトは捜査一課に身柄を拘束される。たまたまヒーローショーにやって来た若杉一家を見たカイトは、みすずを死なせた犯人であるさくらが、幸福そうにしているのにやり切れない思いを感じた。その後理由をつけて彼らの後をつけ、復讐として、園芸店勤務で毒物入手が可能なことから、若菜を殺そうとしたのである。そんなカイトに和都は、さくらが今もみすずの墓参りをしていること、今もカイトが劇団にいるのなら、さくらが苦しみを抱えたまま前に進もうとしている気持ちがわかるはずだと諭す。それから少し経って大輝にオルファムから手紙が来た。その手紙には、お母さんは命を懸けて君を守った、次は君がお母さんを守る番だと書かれており、大輝は母親のさくらを抱きしめる。

シャーロックと和都が戻ると、君枝はTVのニュースに夢中になっていた。結局アンナは逮捕され、君枝は証人として、顔面にモザイクをかけた形で出演していたのである。しかしシャーロックと和都はそのまま2階へ行った。するとそこに健人がいた。例によって20分しかないと言う健人だが、椎名姉妹の、特に妹の結麻に手を焼いているようだった。一方で、到来物のテリーヌショコラに目を輝かせた健人は、和都が紅茶を淹れようとするも緑茶を所望し、シャーロックも同意する。仕方なく和都は切らしていた緑茶を買いに行くが、店を出てしばらく歩いたところで爆音を聞いたような気がして、しゃがみ込んでしまう。しかし実際には爆音などなく、平穏そのものだった。

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相変わらず和都とは「友達じゃない」と言い、「ありえないことを排除すればおのずと真相は見えてくる」とも言うシャーロックですが、今度は大輝という子供が登場します。シャーロックはこの大輝に手を焼き、「子供が苦手でなく嫌いなだけ、論理的な思考が欠如している」と和都に言います。何やら『ガリレオ』を彷彿とさせるセリフです。しかしその一方で、大輝が誰かに命令されて、妹に注射をしたことに気づき、真犯人であるその相手に、手紙を書かせておびき出す作戦に出ます。一方和都の方ですが、写真家の守谷透が話していたフラッシュバックが、彼女自身の身にも降りかかることになります。

ところでこのマダラコブシですが、有毒植物でそのような名前の物は見当たりません。ただ毒矢に使われる毒としては、トリカブトをはじめいくつかの種類があります。あるいはこの「マダラ」は、「まだらのひも」(ヌマドクヘビと作品中で呼ばれる毒蛇)を意識してのことでしょうか。またコブシはつぼみは、鼻炎の薬になるといわれています。一方この回の原作で、正典の『吸血鬼』に登場する南アメリカの毒は、恐らくクラーレと呼ばれる物と思われます。これには2種類の植物が含まれますが、こちらもまた薬にもなる代物です。

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[ 2019/07/10 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ミス・シャーロック第3回「ヘッドハンターの素顔」

ある著名な科学者が、電気ショックを受けて廃人同様になります。何かのパスワードを聞き出すのが目的のようですが、一体何のパスワードなのでしょうか。そして、シャーロックに依頼に来た玲子をヘッドハンティングした亜里沙の真の目的とは?

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ある男が、前頭葉に電気ショックを与える拷問を受けていた。その男は科学者の綿貫弘だったが、度重なるショックで前頭葉が壊滅し、廃人同様となってしまっていた。

一方医療関係以外の仕事をやってみようと思った橘和都は、図書館でアルバイトとして働くことになる。面接の帰り道、シャーロックからパクチーラオを買って来てくれとメールで頼まれ、買って帰ったところ、それはパクチーでパクチーラオではない、取り替えるようにいわれる、シャーロックは護身用品の開発ついでにエッセンシャルオイルを作っていて、イランイランは媚薬だなどと説明していた。そこへ波多野君枝が、乗馬クラブの仲間の娘さんが依頼して来たと言ってその人物を通す。

その人物は灰谷玲子と言い、ヘッドハンティングを受けて支度金も振り込まれ、会社を辞めたにも関わらず返事が全く来ないと言う。そのヘッドハンターは椎名亜里沙といい、雑誌記事から東京タワーと増上寺の近くの、13階以上のマンションに住んでいることがわかる。早速そこに行くと、妹の由麻が応対に出た、華やかなイメージの姉と違い、由麻はひどく地味だった。何とか亜里沙と連絡が取れ、玲子は提出していた書類を返してもらう。シャーロックはその封筒に書かれた「832939202280611312376」という数字に目を留める。

その後シャーロックと和都は、玲子が以前勤めていた大手のモーソン製薬に向かった。綿貫の弟子である真田が応対に出た。特別研究員である真田のIDカードの紐は黄色だった。この色の紐の社員は7人いたが、玲子の退職で6人となっていた。どうやら亜里沙の目的は、IDカードを使って玲子になりすまし、自由に出入りするのが目的だったのではとシャーロックは睨む。そして和都は図書館で働きはじめ、作家志望という米山俊夫と親しくなる。しかしそこで和都は、床に綿貫の本を並べて座り込んでいるシャーロックを目にする。

綿貫の著書には「恐怖を消す薬」の記述があり、シャーロックはそれが気になっていた。そして和都と共に、真田が昼食を摂っている蕎麦屋へ向かい、この薬は強力すぎて、人間を冷酷な殺人マシンにしかねないこと、政府が絡んだ極秘プロジェクトであることを聞き出す。そして2人は健人に会うが、健人はシャーロックにこの件から手を引くように言う。健人はデータを開くには2段階のパスワードがあること、トラップが仕掛けられていること、そして公安部も動き出していることを伝えた。関わるかどうかは自分で決めるとシャーロック。綿貫の拷問はパスワードを聞き出すためのものであり、そして数字を封筒に書いたのは亜里沙だった。

ミス・シャーロック第3回シャーロックと和都
和都(貫地谷しほり、左)にイランイランのエッセンシャルオイルの瓶を見せるシャーロック(竹内結子)(Hulu Japan公式サイトより)

カウンセリングに行った和都は、図書館のことや米山のことを話し、カウンセラーの入山真理子は、そのミサンガは恋のお守りかと尋ねる、しかしそれはシリアでもらったものだった。男を虜にする薬が無いかと和都が話す一方で、シャーロックは和麻の勤務先である工場を訪れていた。和麻はこの間話して以来亜里沙からは何の連絡もないこと、子供の頃両親が離婚し、父に引き取られた姉は虐待を受け、父は傘の先が頭に刺さって死んだこと、姉は虐待を放置する社会を恨んでいるといったことを話す。

和都はシャーロックの、イランイランのエッセンシャルオイルの瓶を持ち出そうとするが、シャーロックに瓶を変えたことを聞かされ、シャーロックから、首の後ろにイランイランのパッチを貼ってもらう。そのシャーロックは由麻から電話をもらい、例のマンションへ行ってみる。すると窓の一部が割れていて、赤い文字でadamasとあった。シャーロックはそれからlily of the valley、つまりスズランであると読み解く。しかし部屋には盗聴器が仕掛けられ、すべて亜里沙に知られていた。シャーロックは米山と昼食中の和都に、すぐ来るように言い、米山の持ち物から単なるヘミングウェイに憧れるヒモ男と決めつける。

しかしこれで気分を害した和都は行こうとせず、シャーロックが1人で亜里沙のいるホテルに向かうことになった。そこでシャーロックは、玲子が自分に依頼したのを知って封筒に数字を書き、解かせるように仕向けたのである。2段階目のパスワードを解いてくれと頼む亜里沙を断るシャーロックだが、由麻が図書館から和都を連れ出し、自分のアジトで拷問にかける準備をしていた。パスワードの解読に失敗したら、和都が電気ショックの拷問を受けることになる。実は虐待を受けたのも父を殺したのも、社会を恨んでいるのも亜里沙ではなくこの由麻だった。

シャーロックは仕方なくパスワードを考え始める。スズランからあれこれ連想を飛ばして考えるが、なかなかパスワードが適合しない。その度に和都は電気ショックを受け、しかも最大電圧は1000ボルトにも達するようになっていた。結局3度続けてパスワードは成功せず、トラップによりデータが消去されてしまう。その時礼紋が入室して来た。シャーロックは、実はチョコレートの箱に見せかけたレコーダーを傍らにおき、パスワード関連のやり取りをライブ中継していたのである。またアジトの方でも篠田達也が電源を落とし、和都は救出された。

翌日和都とシャーロックは221Bで目を覚ました。そして和都は、シャーロックがわざとパスワードを間違えたことを知って驚く。そのせいで、自分はもう少しで廃人になるところだったのである。同時に和都は、なぜ自分の居場所がわかったのか不思議がっていた。実は首の裏のパッチはGPSだったのである。そこへ礼紋がやって来て、由麻のアジトにあったノートを見せる。それには「マリスステラ」という文字がびっしり書き込まれていた。マリスステラには北極星の意味があり、その北極星はこぐま座の恒星である。そして水野亜紀子のスマホケースにも、こぐま座の意匠があった。

このマリスステラというのは、何らかの組織なのか。シャーロックは考える。

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エッセンシャルオイル、スズランと植物に関連した描写が見られるエピソードですが、ヘッドハンターである椎名亜里沙が、灰谷玲子になりすましてモーソン製薬に出入りするのは、『株式仲買店員』が原作になっているようです。

そして和都は、図書館で知り合った米山という作家志望の青年に好感を持ちます。しかし彼と食事をしている場所に現れ、ヘミングウェイを真似たマリンボーダーのシャツにビーンのブーツ、ロレックスのバブルバックで、作家になった気分を味わっているだけとずけずけと言います。しかもキーボード主流の今の時代にパーカーの万年筆、なのにペンだこなし、さらに女と会話を合わせるための女性誌まで挙げ、元医師の和都に近づいて貢いでほしいだけのヒモ男と言ったことから、和都はなぜシャーロックに友達がいないのかわかると言い、彼女と行動を共にしないと言い出します。これが後で大変なことになるのですが…。しかしこの米山は、そそくさとその場を逃げ出してしまったことから、和都もこれ以上付き合わない方がよさそうです。

その和都、媚薬だと称して首の後ろにパッチを貼ってもらうのですが、実はこれはGPSでした。だからこそ、シャーロックも警察も居場所を突き止められたわけですが、それにしても米山が近くにいる時に、その媚薬を嗅がせてみようとする和都が何やらいじらしくもあります。しかし和都は、階段を下りてきてシャーロックの居間に入っているようですが、彼女はそのまた上(屋根裏?)にでも住んでいるのでしょうか。それからパクチーとパクチーラオの違いですが、パクチーラオはディルとも呼ばれていて、味がパクチーよりも濃いのが特徴だそうです。

あとシャーロックが真田から事情を聞くところで、食べかけの盛りそばに天かすをてんこ盛りにするシーンがあります。この辺りがシャーロックのシャーロックたる所以ではあります。

かてて加えて、昔習った元素記号を改めて思い出させられるエピソードでもありました。

[ 2019/06/19 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』新キャスト発表とNスペPの不祥事

『麒麟がくる』の新キャストが発表されました。

《2020年大河ドラマ》“戦国武将&戦国の華” 出演者発表
(NHK ONLINE)

如何にも大河といった顔ぶれが目立ちます。個人的に佐々木蔵之介さん、谷原章介さんにはまた出演してほしかったので、願ったりかなったりです。谷原さんと眞島秀和さんは、『軍師官兵衛』でそれぞれ竹中半兵衛、顕如の役で出演していましたね。これは、前川洋一さんが脚本に加わるということもあるのかもしれません。佐々木さんは『風林火山』以来ですが、秀吉とは意表を突いたキャスティングです。実は官兵衛つながりで、濱田岳さんが秀吉かとも思っていましたが、この人は今は金太郎のイメージですね。

それから、松永久秀があの俳優さんとは如何にも適役です。足利義輝を演じるのは誰になるのでしょう。今川義元役の愛之助さんとはあるいは『まんぷく』つながりでしょうか。こちらは未だに『真田丸』の大谷刑部の印象です。無論太原雪斎や寿桂尼などの配役も気になります。ところで明智光秀の妻熙子ですが、この名は割と最近広まったものといわれています。元々『国盗り物語』では、光秀の妻の名はお槇でしたし、他に伏屋という名でも知られています。

しかし、足利義昭が『ミス・シャーロック』の礼紋警部というのはやや意外ではあります。

それとこのページで気になる点があります。
振り仮名が多い
カタカナ語が多い
この2点です。愛妾とか梟雄などの振り仮名はまだわからなくもないのですが、海老蔵さんのコメントの「精一杯」などに振り仮名は必要なのでしょうか。

また落合プロデューサーのコメントに、トラディショナルだのエネルギッシュなどとありますが、これも日本語に置き換えられるのではないかと思います。たとえばトラディショナルは「外連味の無い」でもいいでしょうし、「エネルギッシュ」は「勢いのある」でもいいでしょう。同じカタカナ語を使うのであれば、トラディショナルよりも「オーソドックス」の方が一般受けするかもしれません。
この大河は制作発表時から「ビギニング」という言葉も使われていますが、これも「草創期」ではいけないのかなと思ってもいます。但し戦国の草創期といえば、恐らく武田信虎の世代で、光秀の時代は第二世代に入って来るでしょう。戦国初期ではなく前期と捉えた方がいいかもしれません。この辺がちょっと腑に落ちない点で、何度かNHKにも伝えてはいるのですが、一旦出した看板を引っ込めるわけに行かないのでしょうか。

それからこの投稿でこのニュースというのも何ですが、

路上で女性押し倒し体触る 容疑のNHKチーフプロデューサー逮捕
(産経ニュース)

Nスぺにも関わっていたようですが、NHKはちょっと不祥事が多くないでしょうか。来年の大河は期待するものの、こういう点は如何なものかと思います。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2019/06/17 23:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ミス・シャーロック第2回「ひげの幸子像の謎」

和都は221Bでシャーロックと同居を始めますが、常人とは違ったやり方に戸惑います。一方ゲイブルズ美術館の展覧会で、舞原鞠子所有の幸子像が悪戯書きの被害に遭います。この裏には額縁を巡る数名の思惑がありました。

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シャーロックとルームシェアを始めた和都は、波多野君枝に手伝ってもらい、張り切って朝食を作っていた。しかしチェロを弾いていたシャーロックは、にべもなく朝食は要らない、コーヒーだけでいいと言い、さらに221Bで生活するためのルールをプリントアウトして渡す。それには勝手に朝食を作らない、コーヒーは82度のお湯で淹れろ、片付けはするななどといったことが、何ページにもわたって書かれていた。そこへ君枝の友人、舞原鞠子がやって来る。かつて骨董品の売買に携わっていた亡き夫が、20年前の銀婚式に買ってくれた岸田実篤の「幸子像」を、美術展のため貸し出していたところ、いたずら書きをされたというのである。

そのゲイブルズ美術館で、幸子像にヒゲを描いた男は、逃げる途中トラックにはねられて意識不明だと言う。シャーロックは、その男が身分証明となる物を持たなかったことから、名作にいたずらをしたことをひけらかすのでなく、単なる実行犯であると睨む。また手に53と書かれていたが、それは幸子像の作品番号だった。鞠子は美術館警備の点で苦情を言い、同行したシャーロックと和都は、柳沢英介なる画商がその絵を買い取りたいと申し出たが、鞠子が断ったことを知る。幸子像は修復されることになり、その後シャーロックと和都は甘味処で会話をしていた。シャーロックは自分が頼んだ菓子には手も付けず、和都のあんみつを食べたがっていた。その後和都はカウンセリングで入川真理子を訪れ、生活環境が変わったことと、それによるストレスについて話す。

その後柳沢が飛び降り自殺をしたことがわかった。礼紋と篠田は柳沢の画廊を訪れるが、そこへシャーロックも現れる。目撃者によればその時不審者はおらず、また柳沢のデスクには睡眠導入剤があった。シャーロックは、犯人が柳沢のオフィスを密室のように装い、それを飲ませて殺した、つまり他殺と断定する。犯人は睡眠導入剤を飲ませた後、屋上の縁に寝かせて、柳沢が目を覚ました時点で落ちるようにしていたのである。そのため柳沢の遺体の背中には白の塗料が付着し、しかも屋上には、犯人が落としたものと思しき破片が落ちていた。さらに柳沢のデスクには、ストラディヴァリウスの本もあった。礼紋はこれから人間ドックに行くといい、シャーロックの要求を篠田にまかせる。

篠田はシャーロックに頼まれ、美術館付近でピアスを探す。実行犯の男の耳にはピアスの跡があった。やっと見つかったピアスはカスタムオーダーで、その男は美術関係の運搬のフリーター、来島であることがわかる。一方で柳沢が絵を買おうとしたのは、貴倉リゾートの社長森岡から依頼を受けたためだった。この会社は強引な開発をするので有名だった。犯行当時は創立記念パーティーに出ていたと言うその社長は美術品収集家でもあり、オフィスの踊り子の絵を見せる。和都は221Bで、あの幸子像は岸田実篤の最期の作品であり、それが如何にもロマンチックだと感じるが、シャーロックは愛人がいた罪滅ぼしとか他にも理由がある、あなたは本当に単純だと言い、和都の服装やメーク、メールチェックの習慣などから男っ気がないことを決めつける。

ミス・シャーロック第2回シャーロックと和都
歩きながら自分の推理を和都(貫地谷しほり、左)に話して聞かせるシャーロック(竹内結子)
(hulu公式サイトより)

シャーロックが屋上で見つけた破片は、植物樹脂のマニラコーパルであることがわかる。それは幸子像を修復している、桑原のアトリエにもあった。桑原は絵を売るため、好きでもない絵を描いており、個展の予定が立ち消えになったことを2人に話す。また犯行時はコンビニに行ったので、アリバイがあることを話した。シャーロックと和都は、221Bでピザやら中華、寿司を並べて食べながら、木島と桑畑と柳沢が、裏でつながっていると語り合う。そして、柳沢が殺された背景にはストラディヴァリウスの存在があったことも浮かび上がる。その時ゲイの大柄な男が現れた。この男は、贋作犯人探しでシャーロックと知り合った、ミッキーと呼ばれる鑑定家だった。贋作家の本職は修復家というミッキーの言葉に、和都の脳裏にあることが閃く。

翌日桑畑のアトリエを訪れた和都は、その幸子像は贋作だと言い、ミッキーに鑑定を頼む。しかしそれは本物だった。桑畑は腹を立てながら絵を梱包するが、シャーロックは別な視点から、この事件の本筋が何であるかを理解する。そして2人は鞠子を訪れ、売買記録を調べる。片や桑畑は梱包した幸子像を貴倉リゾートに持参し、自分のバックアップをしてもらうように念を押す。桑畑はかつて、柳沢から約束を反故にされた経験があった。しかしそこへシャーロックと和都が現れた。実は桑畑が持参したのは絵ではなく、額縁の方だったのである。その額縁はアントニオ・ストラディヴァリが作ったもので、貴倉リゾート所有の、バイオリンに合わせて踊る踊り子の絵につけられていた。しかし、歳月を経るうちに絵と額縁は離れ離れになって行った。

貴倉社長は幸子像にその額縁がつけられていたことを知り、幸子像にひげを描く役割を木島に命じて、本来は柳沢が桑畑に個展を開かせるのと引き換えに、額縁のみを踊り子像を保有する貴倉リゾートに戻す予定だった。要するに額縁のすり替え工作だったのだが、シャーロックは桑畑に、貴倉に頼んでも支援なんかしてくれないと言い、さらにこうも言う。
「売れる画家を夢見るのはいいけど、もう少し人を見る目を磨いた方がいいんじゃない」
貴倉と桑畑は警察に連行され、最終的に絵も額縁も鞠子の許に戻った。シャーロックは部屋で一人、チェロで『バッハ無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード』を演奏していると、君枝がやって来て、鞠子は絵の価値を共有するために再びそれを貸し出したと話す。今度は鞠子自身が自分が幸子像の監視員となった。そして和都はカウンセリングで、真理子にこの事件のことを話す。

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ゲイブルズ美術館という美術館名、そして依頼人が「舞原鞠子」でしかも裕福な未亡人という点などから、『三破風館』の影響が感じられます。2作目ということもあり、シャーロック・ホームズの聖典中に登場する
あなたは見るだけで観察してない
ある問題からありえないことを排除して行けば、残った物が真実
が、この中で登場します。
その他にも、自分と同居するためのルールとして、あれこれ細かい要求を押し付けて来るーしかも、和都が頑張って作った朝食まで無視するーシャーロックに、流石に和都もストレスが溜まってはいたようです。さらに岸田実篤(岸田劉生+武者小路実篤?)に関しても、とかくロマンチックな感情に浸りがちな和都に対して、ずけずけとこう言います。
「そういう感情的な物は冷静な理性の邪魔をする」
しかしストラディヴァリといえば、正典でもホームズがここのバイオリンを弾く場面があります。シャーロックのチェロもそれを踏まえてのことでしょう。

ところでこのエピソード、ちょっと『相棒』シーズン15の「ブルーピカソ」を連想させます。こちらの方はといえば、オークション会場である画家が自作を駄作呼ばわりし、オークションを拒否します。しかしその本人が転落死し、警視庁が捜査に乗り出しますが、この画家と、オークション会社の社長との間に確執があったことが判明します。さらに今度はピカソの「青の時代」の作品とされる絵画が、かつて贋作とすり替えられていたものだとわかります。これに関しては本物の可能性が高いと、オークション会社の社員は主張するのですが…。これも録画していたと思いますので、もう一度確認のために観てみようと思っています。

飲み物-ワインとワイングラス
[ 2019/05/27 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ミス・シャーロック第1回「最初の事件」

シリアにボランティアの医師として赴き、一時帰国した橘和都は空港で恩師水野に会うも、突如体内で爆発が起きて水野は亡くなります。警察署に刑事たちと同行した和都は、そこでシャーロックなる奇妙な女性と対面することになります。

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医師である橘和都は、飛行機の中で恩師水野隆之からの手紙を読み返していた。空港に飛行機が着陸し、和都は迎えに出た水野と出会う。しかしその時爆音が轟き、水野はその場に倒れた。その場に駆け付けた警視庁捜査一課の礼紋元太郎と柴田達也は、内臓を破壊されて即死状態の水野の画像を「ある人物」に送る。やがて水野の妻が警察署に到着し、和都も礼紋たちに同行する。しかし安置された遺体は、シャーロックと呼ばれる先客が調べていた。

そのシャーロックは、和都が外科医でシリアへボランティアに行っていたことを見抜き、呆然とする水野の妻亜紀子に矢継ぎ早に質問を浴びせかける。かなりきわどいことも訊くシャーロックに和都は驚く。水野の死因は遠隔操作による液体爆弾によるもので、和都が外科医でシリアから帰国したばかりというのは、スーツケースに縫合糸を巻く練習をしていたことと、腕時計の時差からわかったのだった。3日前に爆撃があり、ボランティアの医師団は一時帰国していたのである。さらにシャーロックは和都に近寄ってにおいを嗅ぎ、爆薬のRDXとアルミニウムの混合火力であると言い当てる。礼紋は和都に、自分は指の擦過傷と一部が太いことから、ボウリングが趣味だと彼女に見抜かれたと話す。

和都は宿泊先の部屋で、礼紋の名刺を見つめる。しかしその部屋のコンセントは外れかけていた。その後栗本隆一という若い男が、同じ手段で殺された。同じ頃和都は221Bを訪れ、大家の波多野君枝を通してシャーロックと会い、あまりの変人ぶりに驚く。彼女の本名は別にあるが、ある時期を境にシャーロックと呼ぶようになったと君枝は言う。シャーロックはその時液体爆弾による殺人のシミュレーションをしていたのだが、新たな事件で現場に行き、和都も同行する。被害者の栗本は薬物常用者で、薬箱と呼ばれるダンスクラブに出入りし、手の甲に再入場可能のスタンプが認められ、遺体からスモークマシンに使うフォグリキッドのにおいがしていた。2人はそのダンスクラブに乗り込み、栗本が桐崎空也と名乗る売人から、薬物と称して爆弾を受け、それを飲み込んだことがわかる。

ミス・シャーロック第1回シャーロックと健人と和都
シャーロック(竹内結子、左端)の兄、双葉健人(小澤征悦、右から2番目)に遭う橘和都(貫地谷しほり、左端)

和都は水野家を訪れていた。亜紀子は胃の辺りを押さえながら、夫が、橘さんは辛い立場の人を放っておけないから、立派な医者になるだろうと言っていたことを話す。しかし和都は自分の無力さに気づいており、医師を辞めようとしていた。亜紀子を慰めるはずで来たのが、逆に励まされるようなことになり、2人で外に出て歩いていた時、亜紀子が髪留めを落とした少女の髪を、うまく整えているのを目にする。その時スマホに連絡が入り、約束の場所に行ったところ、シャーロックが兄の双葉健人と一緒にいて、和都と健人は互いに自己紹介をする。健人は内閣情報調査室勤務で、頭の回転が速すぎて嫌われ者と話す妹に、お前に言われたくないと言いつつ、3人はとある企業を訪ねる。

そこはクラウドファンディングで資金を募り、高額出資者には開発商品のサンプルを贈ることになっていた。液体爆弾はそれを元に、誰かが改変していたのだった。シャーロックと和都は、出資者の中に桐崎空也の名前を見つける。しかも空也と同棲している女性から、空也が薬物使用後、精神錯乱状態で部屋を出て行ったと通報があり、シャーロックと和都は礼紋たちとその部屋に向かう。空也は品川の薬物更生施設へ向かっており、出かける間際にメールチェックをした後、タブレットで、10年前に6歳の少女が刺殺されたニュース記事を見ていた。空也は途中で隠してあった拳銃を手に入れ、更生施設へ向かって、やはり更生者の牧島洋介の足を撃つ。

その時シャーロック、和都と警察が施設に到着し、空也が爆薬を飲み込んでいると叫んで、その場にいた人物を下がらせる。その施設には、薬物更生施設のケアは傷のなめ合いという抗議文が届いていた。その切手を見たシャーロックはあることに気づき、礼紋に、10年前に刺殺された少女の親の名前を調べるように頼む。さらに水野夫妻には子供はいないが、亜紀子は少女の髪を直していたように、子供の扱いに慣れていることを和都から聞く。その後2人はまたも水野家を訪れ、シャーロックは亜紀子に犯人はあなただと言う。亜紀子はかつてシングルマザーで、一人娘を育てていたが、その娘が牧島によって殺害されたため、職場と住まいを東京に移し、水野隆之と結婚した。

その後亜紀子は空也名義で投資をし、手に入った薬を爆薬に改造した。しかしこのことが夫にばれてしまい、爆薬を飲ませて殺害した。栗本は言うことを聞かないので同じ方法で殺し、さらに空也に牧島を襲撃させたのである。抗議文の切手には、2年前に発売された20枚つづりの記念切手の1枚が使われていた。他の19枚は、水野が和都へのエアメールに使っていたのだった。切手についた指紋から、既に亜紀子の身元は割り出されていた。害虫は誰かが駆除するべきと言う亜紀子に、駆除するのはあなたではないとシャーロックは言う。亜紀子は胃の辺りを押さえていたが、気分が悪いのではなく、ペンダントを触っていたのだった。そのペンダントには、亡き娘の髪の毛が入っていた。

亜紀子はテーブルの上のスマホに近づく。何かを察したシャーロックは亜紀子に近づくが、彼女は遠隔操作で自殺した。シャーロックは裏に大掛かりな組織があると感じ取っていた。やがてその場に礼紋たちと健人がやってくる。和都は今後のことを聞かれて、ホテルに戻って考えると答え、さらになぜシャーロックがそう名乗っているのか尋ねるが、回答は得られなかった。健人はルームシェアをしてみたらどうかと提案する。ちょうどその時、大田区のホテルニュー蒲田が全焼したという知らせが入るが、それは和都が泊まっていたホテルだった。このようないきさつもあり、2人は同居することになるが、シャ-ロックはこう言う。
「私といることを必ず後悔させてあげる」

************************

まずこの第1回、ホームズ物の第1回によくある『緋色の研究』も原作ではありますが、実は大元の原作になっているのは『悪魔の足』です。そもそもこの爆薬の名前が「デビルズ・フット」になっています。和都が警察署で初めて会ったシャーロックなる女性に、どこか常軌を逸したところがあること、その割に彼女の推理が的中すること、さらに、恩師であった水野の妻亜紀子の過去などが登場し、それに薬物更生者の存在が絡んで行きます。何よりかにより、和都はこの人物がなぜシャーロックなどと呼ばれているのかを知りたがるのですが、ここではその回答は明かされません。しかし、そんなに知りたいのなら、今は家も仕事もないし同居してはどうだと和都は勧められ、実際コンセントがどこか怪しげだった彼女の宿泊先は全焼して、221Bの居候となることになります。

ところで爆薬のRDXですが、これはトリメチレントリニトロアミンという成分です。しかしこの液体爆弾、水野の妻の亜紀子がこれをそこまで改造できたというのも謎ですが、薬物更生者を探し当てるというのも、組織ぐるみでないと恐らくはできません。しかし亜紀子は、それに関しては黙秘を貫いたまま亡くなり、シャーロックが「言え!言うんだ!」と亜紀子に声を張り上げるシーンが出て来ます。いささかネタバレですが、亜紀子のスマホケースにその秘密が隠されていて、後の方のエピソードで組織の存在が徐々に明らかになります。それと亜紀子が、娘の髪を入れたペンダントを肌身離さずつけている件ですが、これはドラマ中ではモーニング・ジュエリー(mourning jewelry)と呼ばれていますが、センチメンタル・ジュエリーなどとも呼ばれ、19世紀ごろに盛んになったとされています。

飲み物-赤いカクテル
[ 2019/05/18 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『いだてん』コラムに思うこと-1

では、先日書いていた武者さんの『いだてん』記事についてです。ドラマは観ていないので、極力ドラマにつながる部分は外していますが、一部内容が関連している箇所もあります。

当時は、シャーロック・ホームズの時代でもあります。
まずこれがおかしい。1910年代でホームズが関わった事件は、第一次大戦開戦間近の『最後の挨拶』のみです。寧ろこの時期は、ホームズのライバルともされた怪盗アルセーヌ・ルパンが活躍した時代であり、エルキュール・ポアロが探偵を始める少し前になります。

庶民の食べるものは、ともかく屋台やら食堂が、いろいろ工夫して作られました。それをたどること。再現すること。とてつもなく難しいものです。終わったばかりの朝ドラ『まんぷく』は、この近代食文化の考証をぶち抜き、悲惨な結果となりました。
どのように再現されていたのかはともかく、結局は『まんぷく』を貶めたいのでしょう。しかし「悲惨な結果」になどなっていませんが、その理由は一体何なのでしょうか。また近代食文化の考証というのは、『まんぷく』コラムに頻繁に引用していたあれのことでしょうか。

ラザロ自身が息をひきとる姿すら、ない。これはなかなか、画期的なこと。すごいことだと思うのです。昨年の『西郷どん』が顕著でしたが、それまでの過程をすっ飛ばしておきながら、西郷の弟が死ぬ場面はこれ見よがしに入れてきたものです。
こちらは『西郷どん』をディスるためと思われます。ラザロ選手がどういう最期だったのかはわかりませんが、こういうのに利用されるとは考えてもいなかったでしょう。それに肉親が死ぬ場面を入れる大河など珍しくありません。「それまでの過程をすっ飛ばす」などは武者さんの個人的な見方であり、吉二郎が自ら志願したこと、負傷を知りつつも吉之助が前線を離れるわけには行かなかったことなど、まるで無視されていますね。あのシーンをちゃんと観ていたら、なぜ吉之助が長岡まで行ったのかがわかるはずです。

実は、私が大嫌いな言葉に「ナレ(なんとか)」があります。『真田丸』で使われていた頃は、まぁそんなものかと思っていました。それが一転したのは『半分、青い。』の「ナレ離婚」バッシングから。あの作品を叩く意見が全て悪いわけじゃない。理由があればよい。そうじゃないでしょ。この風潮が続いたら、ドラマは堕落します。
『真田丸』で普通に使われるのはいいけど、『半分、青い』でバッシングに使われるのはダメということでしょうか。どうもドラマの進行的に大事と思われる主人公の離婚シーンを、描かなかったことによるバッシングのようですが、これはまずなぜ描かれなかったのかを考察するべきでしょう。レビューに求められる客観性より、自分の好き嫌いを最優先する武者さんらしいですね。しかもいきなり「ドラマは堕落」というのもすごいものです。

「離婚は盛り上がるはずだよね! それを飛ばすなんて酷いよ」
そんなこと、作る側は知ったことではありません。何が重要であるか、その順位を決めるのは誰ですか?視聴者ではない。創作側です。
「何が重要であるか、その順位を決めるのは誰ですか?視聴者ではない。創作側です。」
おやおや、つい先日まで「本作スタッフがー」を『まんぷく』コラムで書きまくっていたのに、今度は創作する側に歩み寄りですか。ならば武者さんが『まんぷく』第142回で書いていた
「スタッフよ、あなた方は料理の基礎知識があまりにも欠けています」
に対しても、何が重要であるかを決めたのは創作側であり、視聴者たる武者氏の言うことなど「知ったことではない」はずなのですが。

本作における時系列シャッフルについてもそうです。先週の時点で、ペトレ家の場面がカットであるという叩きがありました。時系列がそのまま進まないフィクションなんて、よくあることです。
主人公が誰であるか。その人物にとって優先順位はどうなるのか。そこをきっちりと組み立てて、時系列やシーンのカットをすること。これは、創作の基本です。
ここで既に論理破綻していると思われます。
「主人公が誰であるか。その人物にとって優先順位はどうなるのか。そこをきっちりと組み立てて、時系列やシーンのカットをすること。」
であるのなら、前出『西郷どん』で、吉之助が瀕死の吉二郎に会いに行ったのもまた、主人公に取ってそれが最優先順位であると、制作サイドが考えたからにほかなりません。また時系列をカットしていいのであれば、『まんぷく』の萬平のアメリカ出張のシーンがカットされて、ナッツの容器だけを段ボールから見つけたとしても別におかしくはないし、まんぷくラーメン発売から11年が急に経過したとしても、もちろんおかしくはないでしょう。(いずれも批判されていましたが)

そして、創作の基本ができない作品はどうなるのかと前置きしたうえで、
・赤ちゃんや子役、動物に頼りきり、やたらと映しこむ
→『おんな城主 直虎』の場合は、よい例外です。井伊家と猫には縁がありますからね。『西郷どん』とは違うのです。
これも噴飯ものです。『直虎』だからよくて『西郷どん』だから悪いのですね、要は。そもそも井伊家が猫に縁があるといっても、それは井伊谷ではなく豪徳寺での話でしょう。それに『西郷どん』にそこまで動物が出て来たでしょうか。農作業の牛とかお由羅の犬、それからツンとゴジャなどは登場していましたが。

・セクシーシーンやエロスに頼った場面を入れてくる
→『西郷どん』は褌と初夜が大好きだったな……。
『まんぷく』で、幸がパジャマ姿で寝ているのをエロ認定した武者さんらしいですね。吉之助は3度結婚しているから、初夜が出てくるのは当然でしょう(須賀との結婚に関しては、あまりそういう雰囲気ではありませんでした)。そして褌、相撲を取ったり、川で鰻を探したりするのだから当然です。一方で、やたらに裸になるシーンが『いだてん』にはかなり出て来るようですが、その辺はどのように考えているのでしょうね。

・少女漫画の壁ドン、雑なBL描写を打ち込む
→『花燃ゆ』の壁ドンもどき、『西郷どん』の酔っ払いと主人公の水飲ませシーン……。
『花燃ゆ』の壁ドンもどき、いつの放送のことでしょうか。似たようなシーンがいくつかあるのですが。それと『西郷どん』の酔っ払い、名前をちゃんと書きましょう。川口雪篷ですね。しかしあれはあくまでも、人命救助のためでしょう。

・主人公にとって重要なイベントをすっ飛ばし、知名度が高いものを無理矢理ぶち込んでくる
→来年の明智光秀大河における「本能寺の変」クローズアップは適切です。ただし、『天地人』や『江 姫たちの戦国』は災厄でしかありませんでした。
えーと、「明智光秀大河」は『麒麟がくる』でいいのですね。しかしまだ放送されてもいない、どころか恐らくまだ収録されてもいないであろう大河のシーンで、なぜ適切か否かを言えるのでしょうか。それと『天地人』や『江』の「重要なイベント」とは、具体的に何なのでしょう。それとここの文章なのですが、災厄とは一体何ですか。これ「災い」の意味でしょう。
「ただし、『天地人』や『江 姫たちの戦国』における本能寺の変はあまり適切とは言えませんでした」
位書いておけばいいのに。まあ、他人ごとではありますが。

残りはまた後日投稿します。(2019年4月4日一部修正)

飲み物-ホットカフェオレ 
[ 2019/04/03 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『前田正名ー龍馬が託した男ー』続報&ホームズの語られざる物語

以前迫田孝也さん主演の、KTS鹿児島テレビ『前田正名ー龍馬が託した男ー』を投稿した際、放送が九州限定と書いていましたが、この前田正名がパルプの会社を建設した北海道でも放送されます。これに関しては、前に投稿した分も書き直しています。北海道では北海道文化放送で、2月16日13時58分から14時55分までの放送となります。それ以外にメイキング番組が、2月14日の25時50分から26時50分まで放送されます。鹿児島県では既に放送されていますが、それ以外の県の放送予定は下記の通りです。

サガテレビ 2月16日15時~15時55分
テレビ宮崎 2月16日15時~15時55分
テレビ西日本 2月17日14時~14時55分
テレビ長崎 2月23日15時~15時55分
テレビ大分 2月23日16時~16時55分
沖縄テレビ 2月23日16時~16時55分
テレビ熊本 2月24日15時~15時55分

そしてこちらも迫田さん関連ですが『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』に出演予定です。公式サイトはこちらです。
作・演出はかの三谷幸喜氏です。こちらは20代のホームズの「語られざる物語」で、パペットホームズのその後といった印象です。ちなみに迫田さんはレストレイド警部役で、ホームズ役は柿沢勇人さんです。9月に世田谷パブリックシアターで上演ですが、地方公演もあるとのこと。しかし、これをベースにした人形劇も作ってもらえないだろうかとついつい思ってしまいます。

[ 2019/02/07 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

人形劇と原作と大河ドラマ

『新・三銃士』をまた観てみたいなと思っていますーしかしその前に、『平清盛』と『太平記』関連のアップが延び延びになっていますので、それを済ませてからということになりそうです。この『新・三銃士』、人形劇の大河ドラマを意識した(シャーロックホームズ冒険ファンブック、P60)ということですが、寧ろこのホームズの方が、同じ三谷幸喜氏の大河『真田丸』に限って言えば、親和性が高かったのではないかと思っています。これに関しては「真田丸とホームズ」のタグでまとめています。

確かにこの『新・三銃士』、大河的な雰囲気は感じられました。やはり『三銃士』ベースの連続物で、合戦ありでしたし、三銃士+ダルタニアンの行動をメインに描かれていました。尤もキャラクターの造型とか、登場人物を動物にしてしまうといった部分に始まり、ミレディーが死罪にならない、ボナシューがやけに活躍する、ダルタニアンの父親は実は違っていたなどなど、如何にも三谷さんらしい改変も見られました。

この人形劇に関しては、平井堅さんのエンディングテーマ、『一人じゃない』の印象もかなり強かったと言っておきます。無論、冒頭のスパニッシュ・コネクションの音楽とタイトルバックもよかったのですが、あの「勇気を出して♪」のイメージが、この人形劇、とりわけダルタニアンの雰囲気によく似合っていたかと思います。尚5年ほど前に、BBCの『ザ・マスケティアーズ』をも観たのですが、私はこの人形劇の方が、正直言って好きであったとここに書いておきます。

『新・三銃士』の放送から5年後、今度は『シャーロックホームズ』(以下、パペットホームズ)が放送されます。それで行くと、そろそろまた人形劇が始まってもいいのではないでしょうか。もちろんパペットホームズ第2弾で。このパペットホームズはもちろん人形劇版大河ではなく、学園ドラマである分軽やかさが持ち味でもあり、それがセットの構成にも表れていました。建物などががっちりした構造ではなくドールハウス的で、誰がどの部屋にいて、誰が階段を上って来ているのかがわかる仕組みになっていました。

ところでパペットホームズ放送前に、三谷さんが
「この作品を楽しめないシャーロッキアンはシャーロッキアンじゃない」
と発言したことがあります。これは少し前に、『真田丸』とは何であったのかでもご紹介しています。ちょっと物議を醸しそうな発言ですが、つまりホームズがいくら改変されても、シャーロッキアンという、ホームズファンを自認する人々であれば、それを受け止める懐の深さを持ってほしいという意味だったのです。

この投稿では、『真田丸』のよくなかったと思われる部分にも触れています。そしてここからは私の推測ですが、同じ原作を様々な形で改変する方が、出来上がりの是非はともかく、視聴者や観客に取っては納得が行くのではないかということです。無論ホームズに限った話ではありません。たとえば横溝正史の『犬神家の一族』なども、何度も映像化され、かなり改変されまくっていることはありますが、根っこの部分は同じです。むしろ原作や他作品と照合することで、どこがどう改変されているのかを楽しむゆとりが生まれてくるということです。

その点大河ドラマというのは、同じ原作を何度も改変しているのではありません。時と場合によって原作があったりなかったりで、仮にあったにせよ違う作者であり、つまり同じ時代や同じ人物を扱っているにしても、根本となる物が違っているわけです。そのため違った作品同士を比較するのには無理があります-無論部分的になら比較は可能ですが。大河というTVシリーズの一番のネックは、やはりこの部分にあるのではないかと思う所以です。人形劇から随分話が飛びましたが、詳しくはまた後日書きたいと思います。

飲み物-ワインのデキャンタとグラス 
[ 2019/02/04 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

少女小説あれこれ 続きその2

少女小説について書いた分のそのまた続編で、『ジェーン・エア』と『小公女』に関してです。実は『ジェーン・エア』は高校時代に副読本か何かで読まされ、随分暗い小説だなと思ったことがあります。主人公のジェーンは孤児院から寄宿学校に入り、その学校で親友を病気で失います。その後住み込みの家庭教師となり、その家の主人ロチェスター氏に恋心を抱いて結婚までたどり着きますが、実はロチェスター氏には精神を病む妻がいました。このためジェーンはその家を出て、牧師のセント・ジョンとその妹たちの所へ身を寄せます。

実はその後でわかったのですが、彼らはジェーンのいとこでした。セント・ジョンはジェーンに求婚し、伝道のためインドへの同行を勧めますが、恋愛というよりは、牧師としての使命としての結婚であり、ジェーンはそれを断ります。その後ロチェスター氏の家が火事になって、妻は亡くなり、ロチェスター氏も片腕を失って、さらに片目を失明するという悲劇に見舞われます。しかしジェーンは、このロチェスター氏と共に生きて行くことを決意します。女性からの求婚など、発表当時としてはかなり画期的な要素が盛り込まれていました。

しかし北米での孤児物語(『赤毛のアン』、『あしながおじさん』)とは違い、孤児院を出たジェーンにバラ色の未来があるわけではなく、さらなる試練が待ち受けています。孤児ではありませんが、『小公女』のセーラも同じです。こちらも途中までは、何不自由ないお嬢様の話ですが、父親が亡くなってダイヤモンド鉱山の事業も失敗したことから、在学していた学校の使用人にさせられてしまいます。彼女は父親の要請もあって、1人部屋でしかも専属メイド付きという暮らしをしていたため、180度違う環境に置かれたのです。

その時苦労を共にしたのが、学校のメイドのベッキーでした。このベッキーはスカラリー・メイド、皿洗いなどをする年若いメイドでした。しかしその後、父親の親友に引き取られることになります。また父の事業も実は成功していたことがわかり、セーラを使用人にしたミンチン院長は、この期に及んで寄付金を当てにし、何とかしてセーラを復学させようとしますが、セーラはそれを拒否します。この2人にいえるのは、アンやジュディのような親友がいなかったということです。セーラの場合はベッキーがいるにはいましたが。

しかもこの『小公女』のミンチン院長は、何やら如何にも計算高そうな感じに描かれています。典型的悪役ともいえます。この作者であるフランシス・ホジソン・バーネットは、『秘密の花園』も手掛けていますが、この小説の主人公メアリーも、最初は孤独で身内を失った少女で、義理の伯父の家で荒れ果てた庭園を見つけ、その再生に取り掛かります。そしてここでも『ジェーン・エア』のロチェスター夫人同様、存在を隠されていた少年と出会います。このロチェスター夫人がジェーンのベールを引き裂く場面は、何とも恐ろしく感じられました。

こういう特定の人物の存在を隠すという発想は、シャーロック・ホームズの『ブナ屋敷』に通じるものがあります。さらにメアリーの伯父の家がムーア(湿原)にある点は、『バスカヴィル家の犬』の手紙で、この「ムーア」だけがインクで書かれていたのをを連想させます。また『小公女』のベッキーがスカラリー・メイドという点では、『ダウントン・アビー』のデイジーをちょっと思い出します(作品の設定はかなり違いますが)。その他にもセーラの学校での特別待遇、これで思い出すのが、パペットホームズでお金持ちの子が入るディーラー寮です。

イギリスを舞台にすると、主人公の有り様もかなり変わってくるものです。また特に『ジェーン・エア』は、大人向けの描写の比重がかなり大きく、この点では他の少女小説または家庭小説とはかなり趣が違っています。その他にもアメリカで『ケイティー』というシリーズがあるのですが、こちらは生憎読んだことはありません。それから『あしながおじさん』のスピンオフともいうべき『続・あしながおじさん』があります。主人公はジュディの親友サリーで、かつてジュディがいた孤児院に院長として赴任します。

ここでサリーは孤児院改革を行うことに決め、子供たちのこと、そして医師のロビンとのことに腐心しながら、最終的にはロビンと結ばれます。このロビンも実は妻帯者でしたが、そのことを表に出していませんでした。この作品の現代は"Dear Enemy"ですが、このEnemyとはロビンのことであり、こちらも書簡形式で綴られています。もちろんペンデルトン夫人となったジュディにも手紙を送っていて、『あしながおじさん』同様に、原作者ウェブスターのイラスト付きになっています。

飲み物-ワインのデキャンタとグラス
[ 2019/01/27 16:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ホームズの誕生日/Happy Birthday, Sherlock Holmes

1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日とされています。ということで、私の好きなシドニー・パジェットによる、ワトソンとの画像を貼っておきます。お誕生日おめでとう。(ウィキメディア・コモンズより)

Paget_holmes2.png 

The 6th of January is Epiphany and it is said to be the birthday of Sherlock Holmes also. Then I upload the image of him and Dr. Watson drawn by Sidney Paget. Happy Birthday, Mr. Holmes!
(The image is from Wikimedia Commons)

[ 2019/01/06 23:15 ] その他/others | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

実は『いだてん~東京オリムピック噺~』を観なくなったので、再び『西郷どん』復習の投稿をアップしています。関連文献もまた読もうかと考えていますし、BSで再放送中の『葵 徳川三代』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、いよいよ日本でのワールドカップの年です。今季は代表下部チームとの兼ね合いもあり、スーパーラグビーでは今一つでしたが、ワールドカップでのベスト8成るでしょうか。

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